ワイ「ふぁ!?」
整体師「特に首の骨が左右に捻じれてますね。こんなの見た事ないです」
ワイ「......」
という事で身体壊しました(白目)。
絵の勉強に小説の勉強、オリ小説の構想とプロット、ギターに趣味小説執筆(当作品、BLEACH R18、ブルアカ)。
毎日これらを行った末路であります。
これからは少し、セーブして書いて行こうと思いますので更新ペースが遅くなります。より、具体的には一週間に一度くらい。
それに伴い、一話一話の間が広くなり、「R18なのにエチエチがねぇじゃねぇか!!」現象が発生すると予見し、ストーリーを見直し切り詰めれる所は切り詰めエチエチ回の密度を高くしたいと考えています(ニ~三話に一回くらい?)
ご心配おかけしてすみません。
あ、感想は何時でも見ますので、書いてくれたら返信させていただきます。
それでは、また来週。
誤字脱字はご愛敬。
「♪~」
昼。
肌を撫でる太陽の陽、時よりそよ風、ここ最近の中では抜群に天気の良い日の中。
何時もは静かな森沢邸に木霊する子供達の声と小さな歌声が聞こえた。
今日は四人で誕生日パーティーの日。
我が家に住まうダメ人間こときくりは追い出した。......のではなく誘ったのだが、「ごめん。今日ライブあるから無理」と拝み手で頭を下げ、出て行ってしまった。
他に、星歌とPAさんはスターリーで仕事があると言う理由で辞退。
だから、今回は子供水入らずなのだ。
「ちゃんと飾り付けてよリョウ!」
自宅から持ってきたと言う飾りの入った段ボールを持ちながら部屋を右に左に忙しなく動く虹夏。
「遊里と遊んでるから無理」
「むり~」
テレビの前のソファに二人肩を並べ座り、右へ左へ身体を傾けながら言うリョウとそれに続く遊里。
合って数時間だと言うのに、既に仲良く買ったばかりのゲームを楽しむ姿を見るとリョウのコミュ力の高さがうかがえる。
「え~! これじゃあ飾り付け終わらないじゃん!」
不満げな顔の虹夏はドタドタ動き回るからか、頭に国旗の連なった飾りが引っかかってしまっている。
そんな、恰好を一瞥し「ふっ」と鼻で笑ったリョウに対し。
「もーッ!」
声を荒げた。
「♪~」
「明日香君。そっち出来てる?」
キッチンまで来ると、手に持ったモノをドスンと置き手を払いながらそう言う。
「うん、もう終わった」
手拭で手を拭きながらエプロンを外す。
何とか終わった。
「焼きそばよし、唐揚げよし、ポテトサラダ、後は......あ」
唐揚げ摘まんだ。
「――ん、ん......んーッ! 美味しい!」
「ありがとう」
モグモグと美味しそうに食べ称賛を露わにする虹夏に咎める気がそがれてしまい、代わりに口端が緩んだ。
「これなら何時でもお嫁にいけちゃうよ~」
「え?」
屈託のない笑顔。
「ねぇ明日香君?」
「? 何?」
あれ? 笑顔がぶっちょう面に?
「ねぇ明日香君?」
「な、何かな?」
何か不服なのか、ワザとらしく頬を膨らませながら可愛らしく睨みつけて来た。
本気で怒ってる訳でもなさそう。何か欲しいのかな? ......あ。
少しの間、脳の中の倉庫を探し周っていると突然昨日の事を思い出した。
「あの......」
「あーすーかーくーん?」
恥ずかしくなり顔を下に向けると、逃がさないとばかりに腰に手を曲げ下から覗き込んだ。
普段こんな話しないから、耐性がッ。顔が熱いぃ。
「虹夏......ちゃん」
「えぇ? 何て言ってるか聞こえませーん」
嘘だ絶対に聞こえてる。
顔を上げ、他に誰もいないか確認し。
「虹夏ちゃん」
目を右往左往させながら、顔を真っ赤にしながら言う。
すると、虹夏は満足したのかいつも以上の笑顔を見せた。
「じゃ! そっち終わったら飾り手伝ってねー!」
言い残し、いつの間にか右手に握られていたスマホを操作しながら遊里たちの居るリビングへ戻っていった。
「――あ、ケーキ」
取りに行かないと。
「ありがとうございました!」
店員の声を背に、外に出る。
「あ」
「ん?」
ちょうど目の前を通り過ぎようとするPAさんが、僕の声に反応し此方に身体を向けた。
「こんにちわ」
「こんにちわ。誕生日ケーキですか?」
「はい、PAさんは......」
「仕事まで時間あるので、軽く昼にしようかと」
軽く持ち上げたコンビニのレジ袋の中身は弁当とジュースの缶。
お弁当お肉ばっかりでバランスが悪い。それに、これは......エナジードリンク?
「何時もこんな感じなんですか?」
「え? まぁ、そうですね。一人分作るのも億劫ですから」
まじまじとレジ袋の中身を覗き込むと言うやや礼を欠く行為。
何時もは絶対にしない行動をとったのは、心の何処かにお母さん根性が存在しているからだろう。
「野菜も取らないと......」
余計な一言を呟く。
この後、言わなければ良かったと思う事になるそれは、しっかりとPAさんの耳に届いており、「え?」と小首を傾げた。
「すみません! つい、何時もの癖で......じゃ、じゃあ僕はこれで」
「店長さんにも、同じこと言ったんですか?」
ビクリ。
「な、な、何の......ことですか?」
言葉で縛られた四肢は動かず、緊張のあまり分かっているにも関わらず、見苦しくも下手な言い訳を並べ茶を濁す。
「明日香君。もしかして言い逃れ出来ると思ってます?」
近付いてくる彼女の姿に、身体の芯がトクリと跳ねた。
「そんなこと」
通行人の居る中で、身体を合わさる程近づき僕を見下ろす。
「あんな匂いさせて」
「ッ」
「こんなチョーカーまで付けられて」
無表情ながらも蠱惑的な色香でチョーカーの上を人指し指でなぞる。
「ひぅ」
「店長さんの膝に乗せられて、言い逃れ出来ると?」
「......確かに.......」
「ん?」
「確かに、星歌さんと......しました。で、でも、PAさんに関係ない筈です」
そうだ。僕は、もうあの時の僕とは違う。
言われるばかりで狼狽えて何も出来なかったあの時は......。
「......」
何も言わず、平坦な表情で僕を見下ろす。
「それに前にも言いましたがあれは特別。もう、ああ言う事はしません」
何時もより、強い口調でしっかりと目を合わせながら言う。
言い終わる頃には、僕達の間には距離が生まれ、硬直した身体は再び弾力を帯びた。
そして、流れに乗る形で「それでは」と一方的にその場を去る。
ちょっと、言い方強かったかな?
でも、こうでも言わないとまたなぁなぁで流されてまた......。
うん、これで良い。
僕はもう――
「分かりました」
「......分かったのなら、その手離して下さい」
背を向けこの場を離れようとするが、PAさんの手が僕の手首を掴んで離さない。
「――後一回だけしませんか?」
遂に、怒りを表面に出す。
眉の間に皺を作りながら、ケーキの袋の揺れを気にすることなく彼女を見る。
「だから! ――ッ!?」
言葉が出ない。出せない。
瞬く間に怒りの炎が鎮火し、絶対零度の恐怖が心を支配する。
僕の裸の写真がそこに合った。
「後一回だけ、ね?」
スマホの画面を此方に向けながら、再度口にする。
あえて写真を見せた意図を話さず、微笑みを浮べるPAさん。
「卑怯です」
「......」
何も言わない。
言い訳もしない。
胸の奥底から湧く不快感をグッと抑え、顔を背けながら「一度だけなら」と言うと。
「ん......っちゅ」
「ッ!? こんな所れぇ やめッ! んんん!!」
掴んだ手首をグッと自身の方に引き寄せ、身構えていなかった僕の唇に吸い付いた。
勿論、真昼間の天下の往来。
ぎょっとする通行人達の数人は、突然目に入った強烈な光景により足が止まってしまう。
「――じゃ、また今度。パーティー楽しんでください」
「ッ」
最悪。
赤面しつつ、顰蹙を露にする僕の顔を楽しみつつ上機嫌に踵を返し帰って行った。
扉を開くと、虹夏が立っていた。
「ただいまー」
「遅いよ明日香君」
「ごめんなさい」
「何かあったかと思って心配したんだから」
腰に手を宛て、「め」と母親が子供にするような優しい叱責。
ワザとらしいそれに、毒気が抜かれて思わず微笑してしまう。
「ごめん」
「何もなかったんなら良しとしましょう。で、ケーキは?」
「ちゃんと貰って来たよ」
袋を虹夏に渡し、靴を脱いでいるとドタドタと鳴らしながら玄関に向けて走って来る影。
「明日香!」
「ッ!?」
興奮したリョウに僕の肩を持ち、名前を呼ばれる。
突然の聞き慣れないそれに、固まっていると「こっちきて!」と手を掴まれリビングに連れて行かれた。
『私だってまだ手つないだことないのに』
小さな虹夏の言葉は僕達の耳には届いていない。
「これ! 明日香の!?」
これ? ......あ、きくりさんのベース。
タイミング良く震える携帯に、驚きつつも電話に出る。
「もしもし」
『あ、もしもーし明日香くーん? そっちに私のウルトラ酒呑童子exある?』
「ウルトラ......あ、はいありますけど」
「早く切って」
そんな無茶な。
『良かった。もしかして酔っぱらってどっかに落として来たんじゃないかと思ったよ~』
こんなデカいもの落とすのか。
「あれ? きくりさんライブに行くって」
『忘れたら忘れたで何とかなるか大丈夫。知らない居酒屋に置いて帰ってたら探す方が大変だから、一応明日香君に聞いておこうかと思って、じゃそう言う事だから! あ! 今日は家で飲むから料理置いておいてね~』
「ちょ......切れちゃった」
相変わらず買って何だから。
思いつつ携帯を眺めていると、辛抱出来ないリョウは両手で僕の顔を挟み、強制的に自身の方へと向けた。
「あの! な、なにかな?」
「あれ誰の?」
クイっと壁の向けさせられる。
そこにはきくりのベースがかけられており、リョウが聞きたい事がどれだか分かった。
「今居候してる人のだけど......あの、手離して」
「弾いても良いかな!?」
何だこのテンションは。
出会って今まで初めてなのでは?
「人のですから」
「そんな殺生な!」
「何々? そんな凄いモノなの?」
無邪気な笑顔と共に遊里の口から放たれた質問。
それに反応し、シュバッと駆け寄り過剰な回答を頭上から浴びせかけた。
「これはYMMAHATRB1004って言うベースで今生産中止になって今となってはどの楽器店にも置いていないレア中のレア。私も欲しくて色んな所探してるんだけど中々なくてうんぬんかんぬんうんぬんかんぬん――」
「ちょーっと。遊里ちゃんにシュバッとしない」
「......ごめん。兎に角凄いベース。だから、弾いてみたい」
何時ものリョウに戻ると、ベースを構えつつそう言う。
「ダメだよ。それ、人のなんだから」
「弾きたい」
「ダメだって」
「......ひき、たい」
「ダメ」
膝から崩れ落ちるリョウ。
床に突っ伏し、手探りでシールドを手繰り寄せ流れる動作でアンプに挿す。
「我慢できない」
「ちょ!」
「リョウ!!」
手を伸ばした時には、もう遅く。
構え、低音の旋律を鳴らし始め――。
パチンッ!
「「「......」」」
切れた二弦を見下ろしながら、顰蹙を顔に表し。
「......メンテナンスがなってない」
と一言。
何食わぬ顔で元の場所に戻し、ゲームをしていた場所に座り直す。
「続きやろう」
「え? あ......お兄ちゃん」
これにはさすがの遊里でもマズいと思ったのか、絞り出した声でベースを指さした。
「わぁぁぁぁあ! こ、こ、こここここれど、どどどどうすれば!?!?!?」
半ばパニック状態で、ベースに駆け寄ると涙目で切れた弦の両端を掴む。
「リョウ!!! ――弦が切れただけだから、替えれば大丈夫だよ。壊れてないから」
「ウルトラ酒呑童子exゥゥゥゥゥゥッ!!」
虹夏の声は届いていない。
次回『#11 JOVE JOVE』見てくだはい!
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