皆さん熱中症にはくれぐれも注意して、オナヌーして下さいね。
さて、話しは変わってこれからの事なのですが、これで一応やさぐれ信号機全員終わりましたので......誰にしましょうかね? もうちょっとしたらぼっちちゃん達登場だとして、次はPAさんともう一回。その後は虹夏かリョウのどちらか? それともまた三人衆の誰かか? ......楽しみに待っていて下さい。
誤字脱字はご愛敬。
何時も誤字脱字報告ニキありがとう!
頭いっぱいに広がる『ヤバい』の三文字。
遊里の声に気を取られたきくりを思いっきり突き飛ばし、開こうとする扉を慌てて押さえる。
勿論、服を着ている暇なんてないから全裸で、だ。
「お兄ちゃん?」
「ご、ごめん! 今着替えている最中なんだ」
バレた瞬間、兄妹の絆が終わる。
その事実が未だ身体に居座る酔いを追い出し、立ち上がった僕のモノは危機的状況を感じてかなりを潜めた。
僅かに扉を押す力を掌に感じながら、考える。
「あ、うん。そうなんだ......」
「......」
「......」
「......え? 着替えてるんだけど」
「え? うん、分かってるよ。だから待ってるの」
「ま、待たなくていいよ。片付けやっとくからもう寝な」
交わっている時の倍は汗を流している。
身体中から噴き出した汗は雫となり、足を伝い床へ落ちていく。
次第に足裏の摩擦が減って行き、少しずつ足の支えがおぼつかなくなっていく中。
そんな事も露知らず、遊里は僕が言った言葉を不服と感じてか抗議の声を上げた。
「え~いいじゃん明日休み何だし。一緒にゲームして夜更かししようよ~」
可愛い。
じゃない! ごめん今はダメなんだ!
「ダメ。夜更かしは身体寝るの遅くなったら明日遊ぶ時間無くなっちゃうでしょ?」
「何時もは良いって言ってくれる癖に。――ちょっとまだ着替え終わらないの?」
ドアノブをガチャガチャ回す音。
その音から断固反抗の姿勢を感じる。
長年一緒に過ごしてきたから分かるのだ。間違いない、これはお願い攻撃をする時の前兆!
仕方ない、何とかこのまま納得させてから――。
意を決し口を開くと突然。
「ひぁ!」
「何今の声?」
「ゴホ! ゴホンッ!! 何でもないよ、少しせき込んだだけだから」
後ろを向き睨みつけると、予想通りダメ人間が後ろから抱き着き両手で僕の乳首を指先で遊んでいた。
状況見えてるのかこいつは。
「......声出したらバレちゃうぞ」
口元を耳に当て、囁く。
「あんたッ」
生温かな空気が耳全体を震わせ、顔を離す際に舌で舐められた衝撃は直に股間に伝わり響く。
最悪な状況をまるで分かっていない、頭のネジが飛んでいるどころではない、頭自体が飛んでしまっている人間が此処に居る。
そうなってくるとこのアル中は最早人間ではない、何時爆発するか分からない爆弾だ。
それもタダの爆弾ではなく、核爆弾な所が始末に負えない。
それが、更に僕を不安にさせた。
「お兄ちゃん?」
明らかに疑いの声だ。
「な、何もない、何もッ! ......にゃいから」
何でこんな状況なのに!
親指と人指し指でこねくられ、鼻で掻き分けうなじを舐める。
危険と快楽が身体の中で同時に存在し、交じり合う。
暫く両者攻防を続けた後、快楽が勝ったのか徐々に肉棒が立ち上がって行くのを感じた。
絶えず吹き出す汗が身体を濡らし、身体から水蒸気が出ていると錯覚させるくらい体温が上がってゆく。
「大丈夫? 何か様子おかしいよ」
「だ、大丈夫......だよ」
離れろダメ人間ッ。
片手できくりの頭を押し、引き離そうとするが両手でガッシリ僕の身体を掴んでいるため頑として動かない。
断続的に走る快楽の電流に、身体を跳ねる。
「お兄ちゃん何時まで着替えてるの?」
「あ、え――......ゆー夜更かししていいよ」
「え? 何で急に?」
「ほら! よく考えれば今日は誕生日だし! そ、それにぃ! .......それに、久しぶりにゆーと遊びたいしね!」
突然、勃起したモノを掴まれ、片手は乳首を弄りながらもう片手でしごかれる二重攻撃が開始。
それにはたまらず、声に出てしまい咄嗟に口を塞ぎきくりを睨む。
「ほんと! じゃあ、あそぼ!!」
ちょろくて良かった。
ありがとう神様! ごめん、ゆー!
奇跡的に気付かれなかった。
「その前に、お風呂入って来な。まだ入ってないでしょ?」
ついさっき、ふと風呂の予約をしていたことを思い出した時に、閃いた作戦。
本当は夜更かしは身体に悪いのだが、今はそんなことは言ってられなかった。
「そう言えば。うん分かった! 入って来るからリビングで待ってて!」
「ゆっくり入ってよ!」
遠のく妹の声を聴いた瞬間、心の中で嘘を付いたことに対して謝りながら、全身雫塗れの身体で安堵の息を吐く。
遊里は長風呂だからどれだけ急いでいても三十分はかかる。
その間にこっちを――
「あっつぅ~! 私もお風呂入りたいな」
「......次こんな事したら乱暴されたっておじさんに言い付けますから」
「え!? 何で!?」
「何でじゃないでしょ! ばかちん! ゆーが出るまでに着替えておかないと。......その前に汗拭かないとだよね......」
あんなことをしておいて心の底から「何で」と言える性根。
口で言うだけ無駄だ。
早々に怒るのを諦め、視界から彼女を外し腰を下ろすと箪笥に手をかける。
「もうやらないの?」
「いい加減にしてください。こんな状況で出来る訳ないでしょ」
「こんな状況じゃなかったらやってくれるんだ......」
「ッ!」
「うっさい!」棘のある言葉と共にタオルをきくりに投げつける。
そして、自分も身体を拭こうとして再び箪笥に視線を落とした時。
身体がずっしりと重くなる。
背中全体に何か乗ったような感じ。
「......」
何かは分かってる。
分かってるから、振り向く事もせずに口を開いた。
「本気で怒りますよ」
「良いじゃん。ゆーちゃんがお風呂入ってる間に~ちょっとだけ~、ね? 直ぐ終わらせるからさ」
「ダメに決まってるでしょ。アホな事言ってないで早く汗拭いて下さ――キャッ!」
「誘った責任取ってよ」
真剣な表情で、顔を赤くさせながら、僕を押し倒し言う。
その言葉に何も言う事が出来ずに固まっていると、了承と受け取り、行為が始まってしまった。
背中の汗がフローリングの床を湿らせ、ヌルヌルとした不快な感覚が背中に伝わって来る。
しかし、そんな事も言ってられない状況。
「ん、ちゅ......」
「れろ......挿れるよ?」
この状況で何を言っても聞かないのは、今までの事で良く分かった。
だが、避妊具なしでの行為は嫌だ......と言うか絶対にダメだ、子供出来ちゃうし。
でも、ここでまた拒否してうだうだときくりがゴネる。となると、また遊里と扉一枚挟んだ攻防をしなければいけない。
奇跡を二度起こす自信がない僕は、今度こそアウト。
絶対にやってはいけないが、やらないと終わらない。
目を閉じ、きくりの顔を見ないようにし表面上は拒否の態度を取る。
「ほんとに早く終わらせて」
「一瞬で終わらせるって――んん! あ!」
「ッ!?」
温かい何かが肉棒を根本まで覆い。
それと同時に強烈な感覚が僕の頭を一瞬で桃色に。
さっきもしたけどやっぱりゴムなしだと全然違う! 声が抑えられないッ。
「あ! うっ! くぅっ! ――ッ!!」
腰を打ちつけていたきくりが、僕の胸の上に手を置き身体を不自然に震わせている。
連動するように、肉壺が狭くなり僕のモノを絞り上げた。
「にゃ! ッ!!」
出した事のない喘ぎ声に、思わず口を紡ぐ。
「イくってこんなに気持ちいんだね。一人でするのと全然違う」
「はぁ......はぁ。イッたならもう終わりに「ダメ~」あぁ!」
再び開始される上下運動。
「一回だけって言ったのに!」
「おぉ! あ! ――いいじゃんまだ始まったばっかりなんだから」
「嘘つき!! ん! う、嘘つき!!」
今のきくりにとって僕の罵倒は劣情を高める為のスパイスに過ぎない。
膝を付き根本まで自身の肉壺に覆い隠すと、今度は腰を左右にグラインドさせ僕を見下ろす。
「こういうのって名器って言うんでしょ? 可愛いし、エロいし......やっぱり彼氏になってよ。お金一杯あげるから」
「んん! ふじゃ、ふじゃけんにゃぁ」
最悪、最悪、最悪!!
絶えず訪れる快楽の高波によって、上手く呂律が回らなくなり。
完全にスイッチが入った彼女を置いて逃げる訳にも、助けを呼ぶ訳にも行かないから、ただ貪られるのをじっと耐えるしかなかった。
性奴隷と何も変わらない。
屈辱だ。
イキそう。
そんな時に。
「ぐぅ! あぁ! 首絞めていい?」
疑問の声が外に出せない。
喉元で空気がせき止められ、発せられた振動が自身の肉によって防がれてしまった。
「あぁ゛! がぁ!」
ずんと頭の中が重くなるのを感じる。
そこで、初めて自分の首にきくりに細腕が伸びていたのが分かった。
「おぉ、あん! くっ! めっちゃ固くなった!」
「ゴホ!」
パニックになり、空気を吸おうと両手で掴み彼女手首を掴み、引き離そうとする。
動かない! 力強すぎ......っ。
欲求と言うのは、人をケモノにすると言う。
日は浅いが、彼女と共にしてこんなことをする人じゃないと知っている。
酒癖が悪く、しょっちゅう人をイラつかせるが、人を傷つけるようなことをする人じゃない。
こうしたのは僕......なのかな?
手の力がなくなり、意識が朦朧としてくるのに比例して込み上げる何か。
それは、あと少しで暗闇の中の所で爆発的な快感と共に放出された。
「ゲホ! うぇ!」
「――ッ!!!!」
息が出来る。
目の前が確かになり、意識が急激に引き上げられた。
気付いた時には、胸の中に絶頂中のきくりがふるえ、僕達の周りには汗の水たまりが出来ている。
怒りや、怖いだとかの感情は不思議と湧いてこず、最初に頭の中に降って来たのは『何があった』と言う漠然とした思考。
それから、しばらく身体の上で気持ちよさに震えるきくり。
数十秒経った後。
「............ごめん」
今の想い、全てが籠った一言。
その言葉が鼓膜を震わせた次の瞬間、じんわりと今まで感じた喜怒哀楽がダムが決壊したかのように溢れ出し、ぐちゃぐちゃに混ざり合い、相殺し合った結果。
「次は本当に許さないから」
......もういいや。
許す事にした。
「......はい」
「警察呼ぶから」
「......はい」
「おじさんにも電話するから」
「......はい」
酔いが覚めたきくりの声は蚊よりも小さく、気は米粒よりもちんまい。
まるで悪い事をした子供が反省しているようで......ちょっとだけかわいかった。
人の親になったら、同じように思うのかな?
息を吐き「降りて下さい」と言うとぐったりときくりは「......はい」と小さく呟き、横にズレる。
汗で濡れてるものだから、ぬるりと滑って行く様は何処か滑稽で微笑が起こった。
まだ、フワフワする頭で立ち上がり、手早く自身の身体を拭き着替えると。
「汗拭いて着替えて下さい。早くしないとゆー来ますから。――ほら、ふいてあげますから」
申し訳なさを全身から溢れ出しながら、未だに座り下を向くきくりの身体にタオルをかけ、上から順に身体を優しく汗を拭って上げた。
身体を重ねた関係になった今、別に前がだとか下がだとか配慮する必要はない。
上半身を拭き、立ち上がらせ下半身を拭く。
胸も下も全部素早く、丁寧にぬぐい取ると今度はきくりが着ていたワンピースを拾い上げる。
「うっ」
仄かに汗で湿っており、体臭と合わさって何だか良く分からない匂いが、鼻をつく。
他に着る物もないし......仕方ない。
「取り敢えずこれ着て、ゆーが出たらそのまま流れで入っちゃってください。後できくりさんに合う服持って行きますから」
顔を顰めながら、服をきくりに渡す。
親の服を処分してないから探せば合う服くらいあるだろう。
「明日香君。ほんとうにごめんね」
「もういいですから。早く着てください」
しおらしい態度で服に袖を通すと、また「明日香君」と呼ぶ。
「何ですか?」
子供みたいな人。
僕がいないと何も出来ないんじゃないか?
「お風呂に入る前に......お酒、いいかな?」
「......」
マジでこいつ一発ぶん殴ってやろうか。
次回『#14 迷い犬と雨のビート』見て下さい!
感想、評価貰えれば執筆速度UPします。