※この作品はR-18です。

ばいしゅん・ざ・ろっく!!   作:清姫

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 誤字脱字はご愛敬。
 報告ニキネキありがとう!!


閑話 明日香の逆襲 後編

 そうだった。

 僕は―――

 

「......うぁ」

 

 心の底から漏れ出た声。

 

 これ僕がやったのか?

 

 目の前に広がっているのは股を開きながら、ピクピクと痙攣じみた震えを起こしているPAさんの姿。

 口にはボールギャグ、目にはアイマスクが装着されており、五感の大半を封印されている状態。

 

 確かにしている途中、「ちょっとやり過ぎかな?」とは思った。

 でも、日ごろの鬱憤と彼女の身勝手な発言でたがが外れていたようで、「もう嫌だ」と言っている人を尻目にプレイを続けてしまった。

 その結果が目の前の惨状。

 

 いや、待てよ?

 目の前でPAさん伸びてるし、もうこれは終わりと言っていいのでは?

 まだ1時、今から帰ればまだ少しだけ一人の時間がある!

 これはもう勝ちでしょ!

 

 後から訪れた勝利の余韻を一心に浴びながら、立場が逆転し今の権威が失墜する前に逃走を図ろうと幸せそうにのびている彼女に背を向け、着替えようと自身の服の方へと歩き出した。

 その時の自分は『勝利』の二文字を確信しており、自身のことながら僅かに誇らしさすら感じる程。

 

 ふ、勝った。

 

「じゃ、もう僕は帰るんで後は好きに「何勝手に帰ろうとしてるんですか?―――へ? ッ!?」

 

 突然訪れた浮遊感。

 自分がPAさんに抱きかかえられたと知ったのは、ベッドに放り投げられた後の事。

 PAさんから出た『水』で日本地図が描かれているシーツは湿っており、素肌が触れると濡れている事がハッキリと分かった。 

 

 いや、そんな事今はどうでもいい!

 

「えーと......」

 

 何故なら目の前に立っているのは何時になく目が座っているPAさん。

 汗が反射しているその裸体はPAと言う仕事に従事しているとは思えない程均等に整っており、モデルの様な身体付きをしていた。

 世の男共がこれを見たら、どんな奥手の人でも狼に早変わり。

 ......そんな事言ってる場合じゃないんだって。

 

「まだ終わってませんよ?」

 

「ははは、ほら、PAさん気を失ってたし......も、もう終わりで良いんじゃないか、なって」

 

「ふふふ」

 

「ははは」

 

「ふふふ」

 

 形容しがたい部屋中に漂う空気。

 少しでも動けば、直ぐに飲み込まれる。

 そんな錯覚に襲われた僕は、何を考える訳でもなく彼女の笑いに吊られる形で作り笑いをする。

 

「ははは、じゃ、じゃあ―――」

 

 ―――イイワケナイジャナイデスカ

 

「ひぃう!」

 

 危ない。 

 そう、僕の本能が訴えかけて来る。

 頭で考える前に、身体が動いていた。

 

「ぼ、僕はこれで!」

 

 身体を翻し、外に続く扉に足を向けた。

 自身と扉の間には丁度、僕の荷物が入ったバッグがある。

 この際だ、服はこのままでいいだろうPAさんが落ち着いた頃にまた取りに行けばいい。

 今は、財布さえあればこの際――

 

 そんな事を考えながら、三歩程進んだくらいだろうか。

 突然右足に何かが絡まってしまった。

 

「いっだ!」

 

 不意に動かなくなった足のおかげで上手くバランスを取れず前に倒れてしまう僕。

 僅かな鈍痛により反射的に動きを止めてしまい、起き上がるのに数秒のロスが発生してしまう。

 そんな僅かな隙間を見逃す訳もなく。

 

「どこにいくんです?」

 

「ッ!」

 

 全裸で右足クビを掴みながら満面の笑みを浮かべるPAさん。

 その非現実的な状景、部屋中を漂う空気感も相まって「ひう!」と情けない悲鳴に似た声を上げてしまう始末。

 

「力つよ!」

 

「女の子にそんな事いっちゃダメですよ。―――そんな悪い事を言う子は」

 

 ジリジリと自身の方へと引き寄せる。

 その光景はさながら蜘蛛の巣に捕まった蝶を引き寄せ捕食しようとする蜘蛛のよう。

 

 力も身体も勝っているPAさんに僕が勝てるわけもなく、上に覆いかぶさる形で拘束されてしまった。

 

「もうお願いですから今日は止めにしましょう! PAさんなんかおかしいですよ!!」

 

「失礼な。おかしくしたのは明日香君じゃないですか.......」

 

「ちょ! そんな所触らないで下さい! お、大声上げますよ!! 良いんで―――んん!!」

 

「ん」

 

 両手を床に押し付けられ、馬乗りにされている状態で突然彼女の顔が近づいて来た。

 咄嗟に口を塞ぎ、侵入を拒む事に成功し身体を捩りながらこの状況を打破しようと試みる。

 

 やばい。

 この状況は本当にヤバい。

 初めてPAさんに買われた時と同じ雰囲気を感じる。

 『マジな状態』だ。

 こんな状況で身体を許したら夕方までに帰れない所か、気絶するまで監禁されちゃう!

 何とかしてここから逃げ出さないと。

 

「んん、ちょ、PAさん。やめ! やめてくだ、んん」

 

「んちゅ、口、開けてくだひゃいよ、れろ」

 

「もう嫌だ! って!!」

 

「.......ッ」

 

 顔をブンブン振り回しながら抵抗していくと、しまいにPAさんから笑みが消えそれに伴い雰囲気が何やら感じた事のない方向へと。

 誰が見ても分かる。

 彼女から漏れ出ているのは紛れもない『怒り』の感情。

 それに気づいた時にはもう遅く、僕の右手を拘束する手を解いた瞬間、首に強い圧迫感を感じた。

 

「あ! がぁ!」

 

 い、息が出来ない!

 PAさんの右手は僕の喉元をガッチリと掴んでおり、気道が絞められたことにより閉ざした口は開き、少しでも空気を吸おうと全開に。

 そこに、待ってましたと言ったように、先割れた舌を限界まで伸ばし、口蓋へとツッコんで行く。

 

「れろ、ちゅ、ぺろ」

 

 喉奥まで突っ込まれた舌は今まで許した事のない場所まで進んでおり、文字通り貪ると言う言葉が相応しい動きで暴力的な接吻を開始した。

 普段なら何としても拒む僕も、今は命の危機という名の脳からの警鐘により、彼女を全面的に受け入れ自身の意思とは関係なく、身体をジタバタと動かしながら何とか首に巻き付いた手を解こうと必死だ。

 

「んおえ!」

 

「れろん! れちゅ、ぺろ」

 

 傍から見れば全裸の女性が、少女を犯していると思うだろう。

 いや、犯すと言うのは生ぬるい表現だ。

 穢すと言うのが正しい。

 正に、その表現が的を射ていると言っていい程今の二人の姿は異常だった。

 

 どれ程時間が経っただろうか。

 抵抗する力が徐々に弱くなり、遂には動かなくなった僕。

 気を失ったわけではない、首は絞められているがPAさんは窒息しないように時折緩める。

 その絶妙な塩梅で、抵抗する意思だけを削いでいく経験者のやり方だ。

 

「カワイイ。んちゅ、もう抵抗しないんですか?」

 

「ひゅーひゅー。もう、やめて」

 

「嫌がらないって事はしてもいいって事ですよね」

 

「違う、もう、かえりゅ」

 

 かみ合わない二人の会話。

 都合のいい言葉だけを聴いている彼女の顔には再び笑みを浮かべており、「いただきまーす」という声と共に、ショートパンツのジッパーを下ろしそこから引きずり出す様に僕の肉棒を外気に露出させる。

 生存本能により意思に反して固さを帯びたそれをPAさんが待ってましたと言わんばかりに喉奥深くに迎え入れた。

 

「んん!!」

 

 瞬間、訪れる快楽。

 肉棒の周りをネットリとした舌が這いまわり、喉奥の食道近くの狭くなっている箇所に達した時にはキュウキュウと締め付けて来る。

 それは、蜜壺に差し込んだ時とは似ているようで全く別物の快楽だった。

 そんな未経験の体験に溺れた僕は一瞬で果ててしまう。

 

「んく......んく.......れー」

 

 見せつけるように少しずつ少しずつ飲み込み、大きな口を開けて僕に見せつけて来るPAさん。

 まだ始まったばかりだと言うのに性も根も尽き果てた僕は「はぁ、はぁ」と肩を動かしながら息をするしかなかった。

 そんな中で彼女は「今度は明日香君に日本地図を描いてもらう番ですからね」と僕を抱き上げ、ベッドに放り投げると何処から取り出したのか拘束具をテンポよく僕の手足に装着する。

 無論、動けない僕は「嫌だ」とか細い声で拒否するしか方法はなく、またPAさんはそれを聞こえないふりをするので全く意味をなさなかった。

 そして、あっという間にベッドの上に拘束された僕は足を開いた状態でふくらはぎとフトモモを合わせるように紐で括り付けられ、更にその状態から足を強制的に広げる為にベッドの両脇から伸びる紐に括り付けられる。

 更には両腕も頭の上で手錠を施されている為、本当に身動ぎ一つ出来ないように拘束されてしまった。

 

「カワイイ、可愛いですよ明日香君」

 

「ね、ねぇ。本当にもう辞めませんか? もう怒ってないから、ね?」

 

「この状況でもう一回イきましょうね」

 

 ダメだ、人の話を聞いてない。

 何度も「辞めて」と訴えるが、そんな事お構いなしに、先ほどと同じく僕の肉棒を舐めしゃぶった。

 

「ん、い、やだ。あん!」

 

「じゅぼ、じゅるる、れろ」

 

 首を上下に振り、時には深く、時には緩急をつけながら射精を促す。

 勿論、そんな口撃に堪えれる訳もなく、さっき出したのに間を空けずに果ててしまう。

 

 

 

 

 

 目を覚ます。

 干からびた自分とは正反対に肌艶煌めくPAさん。

 水分でベトベトになったシーツにうつ伏せで力なく倒れる僕の臀部を揉み解しながら電話をしていた。

 

「―――はい。少し仕事に遅れそうで......え? 何でか? 少々運動していたら部屋が散らかってしまって、その拍子に水を零してしまいまして」

 

 じゅる、れろ。

 スマホを耳に充てながら、先が割れた舌が僕の口内に突き入れ、貪る。

 スピーカーからチラリと聞こえる声からしてきっと店長だろう。

 もう夕方か。

 早く帰らないと。

 

「れろじゅ―――はい、そう時間はかからない筈ですので十分くらい遅れると思います」

 

 ピ。

 水分を多く含んだ舌を取り出し、スマホをベッドに置く。

 見下ろすその目線は以前艶めかしさを孕んでおり、まるで飢えた獣のよう。

 

「これで後少し、余裕があります」

 

「も、もう帰ります」

 

「ダメですよ」

 

「い、いやだ」

 

 片手で頬を掴まる。

 徐々に近づいてくるPAさんの顔を見ながら、僕は怯える。

 その表情は、おそらく加虐心を煽るような怯えた表情をしているに違いない。

 彼女はそういう顔をする僕が好きだ。

 一度、エンジンがかかってしまうともう彼女を止められない。

 

 身体中に証を刻まれ、秘所を暴かれ、あらゆる恥辱を受ける。

 拘束されている僕は逃げる事は愚か、抵抗する事すら出来ないだろう。

 

 この後、僕は窓を揺らす程の色声を上げてしまった。

 

 明日香はもう二度と、彼女の上に立とうと思うまいと、心に誓ったとさ。

 

 

 

 

 

 

 




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