※この作品はR-18です。

ばいしゅん・ざ・ろっく!!   作:清姫

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 自分の頭の中にあるキス音のレパートリー少なくて、単調になってしまう。

 何か普通の小説も書きたくなってきたので「もし明日香の両親が死んでいなかったら」のばいしゅん・ざ・ろっく!!をR15で書こうかなと思っています。
 良ければそっちも見て下されば感謝感謝。

 誤字脱字はご愛敬で。
 どぞ。


#3 ヨルノケモノ

 繁華街から離れ、人通りが少なくなってきた辺りにPAさんの家があった。

 

「ちょっと待っててくださいね」

 

 エントランスに続く二重の自動ドア。

 間にあるキーパッドの付いた端末に近づくと、数字を入力しドアのロックを開ける。

 その間、左手は常に僕の手を握っていた。

 

 距離が、距離が近い......。

 話かたが変わったり、馴れ馴れしく接してくる訳ではないのに、何か近い感じがする、

 

 何で手握りっぱなし何だろう。そう言えば、おぶられてる時お尻に手が当たってた気が......。

 でも、そんなこと聞いたら空気悪くなるし、それに、まだアルバイトのこと何も聞いてない。

 

「――さ、行きましょ」

 

「あ」

 

 急にPAさんが怖くなってしまい、足が竦む。

 何だか、変な感じがする。

 嫌な予感とは言わないまでも、この先を進んだら何かあるような、そんな気がするのだ。

 

「どうしたんですか?」

 

 空気が変わった。

 ピンと張り詰めた緊張感の高まる。

 唾を飲み込むのも憚られる中でアルバイトと逃亡。一瞬の内に取捨選択をした結果。

 

「あ、え......お、お酒抜けたんで、家に帰り......ま、す」

 

「ん?」

 

 逃亡が(まさ)った。

 今日じゃなくても、明日も夕方からバイトが入っているからそこで聞けばいい。

 そうだ、ここで聞く必要はない。

 

 帰ろう。

 

 視線が目の前の彼女に釘付けになりながらも、優しく手を振り解きながら後ろ歩きで下がっていく。

 

「えぇ」

 

 が、以前口端を緩ませ僕を見下ろすPAさんの手が離れない。

 それどころか、少しずつ手首から上に掴む手が移動していき、長い袖に飲み込まれていく。

 

「あの......あの......」

 

「――あ、そうでしたね」

 

 何かを思い出したかのように手を離す。

 

 離してくれた、これで逃げられる。

 ほっと、安堵の吐息を吐きながら踵を返し、大きな一歩を踏み出し外に出ようとするが。

 

「はいこれ」

 

 PAさんの手にある数枚の札によって再び動けなくなる。

 

「え? こ、これって」

 

「アルバイトの給料です」

 

 三枚の諭吉をはためかせながら僕の後ろへ。

 肩の上からするりと手を通し、胸の中心で交差する。

 「ひぃ」っと息を引き込むように小さな悲鳴が漏れ出る。 

 無意識に身体が強張っていきそして、PAさんの髪が、はらりと僕の肩にかかる。

 

 匂いが、PAさんの匂いがッ。

 

 これまでの人生で経験した事のない状況で、どうすればいいか分からず頭がパンク。

 

 そんな中、吐息のような声が鼓膜を震わせた。

 

 

 

 ――いう事聞いてくれれば、ご褒美上げますよ?

 

 

 

 目の前で札をちらつかせる。

 

 瞬間ご褒美とは何なのか、彼女の言う「いう事」とはなんなのか何故だか直ぐに分かった。

 

 分かったのに逃げられなかった。

 

「......」

 

 声が出ない。

 身体が動かない。

 

 恐怖によるものではない。

 「いう事を聞くべき」だと言う自身の心と「幾ら、お金の為とは言え。これは良くない」と言う理性の矛盾によるモノだ。

 

「このお金があれば、誕生日お祝い出来るんじゃないですか?」

 

「何でそれを」

 

「腎臓がーって虹夏さんと話しているの聞こえまして。......それで、どうします? 一晩アルバイトをして妹さんとお誕生日パーティーをするか。それとも、我慢させるか......」

 

 札を摘まむ手とは逆の手で、ヘソの辺りを撫で回しながら唇が耳に当たるくらい更に近づけ甘言を流し込んでくる。

 

 た、確かに、ここで僕が我慢すればお金が手に入る。

 三万円もあれば、あれやこれも出来るし誕生日プレゼントだって......。

 でも、付き合ってもないのにこんなこと。お金もらってするなんてまるで――

 

 

 売春。

 

 

 葛藤する僕。

 少しずつ中の方へと押され始める事に気付いていながら、抵抗できなかった。いや、しなかった。

 

 音なく閉じる自動ドア。

 

 

 ――行きましょうか。

 

 

 ヨルの帳が落ちた頃。

 僕は後ろにいるケモノに、優しくお金を握らせながらマンションの中へと誘われていく。

 

 

 

 

 

 合意が得られた時から、PAさんは積極的になった。

 

 エレベーターで昇っている最中は僕の身体を弄りながらうなじに顔を埋め、鼻息がハッキリと聞こえる程深く吸い込む。

 「先にお風呂を」と離れようとするが、「気にしませんよー」の一言で封殺。 

 

 心臓が高鳴る。

 息が荒くなっていき、身体中から汗が出て来る。

 何度も距離を取ろうとするが、その都度優しく抱きしめられ、部屋に付いた頃には受け取った札は手汗でグシャグシャだ。

 

「どうぞ」

 

「お、おじゃまします」

 

 緊張で震える手で靴を脱ぎ、揃えると中へ。

 

 玄関を抜け、リビングが見えた瞬間。

 

「ん......っちゅ」

 

「んん!?」

 

 前を歩いていたPAさんが踵を返し、僕の肩を掴むと壁に押しやると同時にキスをしてきた。

 

「かわい」

 

「ひゃ」

 

 唇同士を合わせるだけのキス。

 しかし、それすら彼女の出来たことのない、ましてや女子と交流のない僕にとっては脳を破壊するには十分すぎる程の威力だ。

 

 酔いとは違う。

 ホワホワする。

 腰が抜けて、上手く立ってられない。

 

 壁に背を預け、ズルズル腰を落とす。

 それに合わせてPAさんもキスをしながら、僕を床に寝かせ馬乗りに。

 

「これで逃げれませんね」

 

 上気した顔で肩を揺らしながら、ゆっくりと見せつける様に脱力した僕の両手をそれぞれ掴み拘束し、再び顔を近づけて来た。

 

「はぁ......はぁ。ちょっと、ちょっとま――んん!」

 

 数度、唇を落とす。

 啄み、唇を舐め、固く閉じた僕の唇をこじ開けようとしてくる。

 断続的に襲う快感、これ以上は耐えれないと脳内で警鐘が鳴り響き、入れまいと固く口を閉じ続けた。

 そんな中、しばらくキスを繰り返すが一向に開かない僕に痺れを切らし、一旦身体を起こし見下ろした。

 

「お口開けてくれませんか?」

 

「ちょっと、ちょっと待って。これ以上はダメ」

 

「困りましたね。もうちょっと頑張って頂かないと」

 

 枝垂(しだ)れかかり、胸元に顔を埋める。

 息を吐き、そして深く吸い込む。

 上に、上に、鎖骨の所まで来たところでヌルっとする感触が。

 

「ん、ちゅ、れろ......」

 

「っ!!」

 

 鎖骨を噛み、しゃぶり、暴れる僕を抑え込みながら喉仏に吸い付き、更にそこから耳に大きく口を開けて。

 

 ジュルルルルルルッ♡!!!

 

 大きな水音が右耳から脳内に。

 耳たぶを吸い、縁を舐め伝って、穴に舌を突き刺し貪る。

 

 問答無用で与えられる快楽に、次第に閉じていた口が開き、そこから自分とは関係なく吐息が漏れた。

 

 それを見のがすPAさんではない。

 拘束していた右手を解くと同時に、その手を僕の頬に。

 

「ん、あぁ.......あ゛ぁ!?」 

 

 閉じれない!。

 

「頂きまーす」

 

 僅かに空いた所に、舌を滑り込ませる。

 

「――ッ! んん! っちゅ......れろ」

 

「んん。じゅる。べろ」

 

 口内を縦横無尽に暴れ回る舌は、まるで蛇のように歯茎に沿うように丁寧に、順番に、執拗に味わう。

  

 舌に付いたピアスが歯に当たり響く振動でさえ、今の僕には刺激になりえた。

 

「んぁ! んっ、ぺろ......じゅる」

 

 頭がピリピリする。

 身体の力が抜けていく。

 

 捩っていた身体は動きを止め、拘束されている両手は抵抗を止めた。

 

「いい子ですね」

 

 恍惚とした眼差しで唾液を送り込んでくるPAさん。

 キスをしつつ、今度はシャツを捲り上げ、ズボンをずり下ろす。

 

 下着が見え、乳首が外気にさらされた。

 

 すーすーする。

 乳首くりくりされて変な感じ。 

 パンツ脱がそうと――

 

「だ、ダメ!」

 

 PAさんの次の行動が頭を過ぎった瞬間、惑乱した意識が覚醒。

 弛緩した身体に鞭うち、真っ赤な口蓋を覗かせる彼女の肩を押し返す。

 

「れろ。――何がダメなんですか?」

 

「それはダメです! ぜ、ぜったい」

 

「だから――」

 

 PAさんは僕と口同士を結ぶ銀の糸を舐め切ると、制止を聞く事なく下着に右手を差し込む。

 

「ダメ、ダメだからぁ」

 

 両手で彼女の腕を握り引き抜こうとするが、未だ乳首からもたらされる刺激と大人と子供と言う身体的な差もあって、叶わない。

 

「何がダメなんですか?」

 

 玉を揉みほぐし、肉棒をしごき上げる。

 

「ああ!」

 

 人生の中で感じたことのない強烈な快感に、大きな声が漏れ、ブルリと身体を震わせる。

 

「このおちんちんで今から私が何をするか、その口で言ってくれれば考えて上げますよ?」

 

「っ! ......」

 

 何を考えてくれるのか。などとは言わない。

 

「ん、あ」

 

 しごく速度が速まっていく。

 徐々に下半身にズレていくと共に、下着が下がりPAさんの望んだ回答を出す間に下半身は一糸まとわぬ姿へと変貌を遂げた。

 

 迷っている暇などない。

 

「え、エッチすると赤ちゃん出来ちゃいます、から。やめて下さい」

 

 この年で子供(・・)が出来るなんて。

 妹と二人暮していくだけでも精一杯なのに。

 

 凡そ、考えられる最悪な結末が脳裏を過ぎり、涙目になりながら必死に懇願した。

 

 それを見たPAさんは、今まで見たことの無い程の笑顔で。

 

「どうやったら、赤ちゃんは出来るんでしたっけ?」

 

「ひぃぅ! シコシコしないでぇ......」

 

「早く言わないと、子供出来ちゃいますよ? そうなったら、パパになれますね」

 

「ぱ、パパはやー!」

 

「なら答えないと。――何が何に入るってどうすると赤ちゃんは出来るんですか?」

 

 今までにない羞恥に火が噴き出すかと思う程、肌を紅潮させ、涙声で呟くように言う。

 

「お、おちんちん」

 

「もっと大きな声で」

 

 しごく速度を速める。

 

「おちんちん!!」

 

 リビングに淫猥な単語が木霊すると同時に速度が落ちた。

 

「おちんちんが?」

 

「後は分かりません......」

 

 また、速度が上がる。

 

「本当に分かりません! あん! ほ、本当です本当ですお願いだから止めて、とめてぇ......」

 

 完全に泣いてしまい。

 ぐちゃぐちゃな顔になりながら、最後の抵抗か添い寝するような態勢でいるPAさんにぽかぽかと殴り付けた。

 しかし、その力は赤子のようで、成し遂げたことと言ったらPAさんの劣情を更に加速しただけだった。

  

「おにぇがい、おねがい、やめてよー............」

 

 今にも決壊しそうな欲望を理性で必死にせき止め、壊れたラジオのように同じ言葉を繰り返していくと、PAさんの頭に疑問符が浮かび上がっていき、右手の動きを止めた。

 

「......え? 本当に知らないんですか?」

 

「うぅ......ほんとうにしらないもん」

 

 情けなさに涙を流し、子供のような語調を構うことなく両手で顔から垂れる水滴を拭いた。

 

「なら、少し勉強しましょうか」

 

「すん......勉強? っ」

 

 いきなり身体が浮く。

 

 PAさんが僕を抱え上げ、寝室まで連れて行くと優しくベッドに下ろす。

 

「明日香君についてるのは何ですか?」

 

 そう言いながら、身に纏った衣服を脱ぎ捨て、下着姿に。

 形の良い胸、適度に引き締まった腹部、スカートに隠れていた足。

 雪のような肌、そのヘソには口と同じ銀色のピアス。

 

 素直に綺麗だと思った。

 

 胸の奥がムズムズしている僕を尻目に、更にバイオレットのブラジャーとショーツをゆっくりと見せつける様に外し、傍に放り投げると同じくベッドに上がった。

 

「お、おちんちん」

 

「じゃあ、ここ(・・)は何て言うかは分かりますか?」

 

 フルフルと首を振ると、クスっと笑い上半身に着ていた服を脱がされ、そして僕の身体を跨るように立ち上がるとぴっちりち閉じた桜色のそれを指差し、こう言う。

 

「おまんこって言うんですよ? 言ってみてください」

 

「おまんこ......」

 

 「良く言えました」と僕の腹に跨ると頭を撫でる。

 

「明日香君のおちんちんが、私のおまんこに入ってぴゅっぴゅすると赤ちゃんが出来ます。そうならない為に――」

 

 ベッド脇の机、その引き出しから取り出した箱を僕に見せつける。

 

「コンドームを使います」

 

 

 ――使って欲しいですか?

 

 

 身体に電流走る。

 PAさんは付けないでするつもりでもあったらしい。

 

「......つけて下さい」

 

「ダメですねーそんな言い方じゃ。ちゃんとおねだり(・・・・)して下さい?」

 

「ひ、お願いします。コンドーム使ってください」

 

「赤ちゃんはダメだから、僕のおちんちんにゴム付けて下さい」

 

「そんな恥ずかしい事」

 

 そう言うと柔らかな顔が一変。 

 

「なら、ゴムはなしでやりましょうか」

 

 無表情で箱をベッド脇に放ると、強い力で僕の肉棒を掴み自身の蜜壺へ宛がった。

 

「ああ! ごめんなさい! 言います! 赤ちゃんはダメだから僕のおちんちんにゴム付けて下さい! お願いします!!」

 

「今日だけは貴方の性奴隷になるのでお願いします」

 

「きょ、きょう、今日だけは貴方のせ、性奴隷になるのでお願いします!!」

 

「合格です」何時もの笑顔に戻ると、箱の封を切り、正方形の袋を一枚取り出すと、片手と口で起用に封を切り中から取り出した円状のモノをO型になるように口にくわえ、そのまま僕の下半身に顔を埋める。

 

「ッ!!」

 

 にゅるりとした感触。

 肉棒全体が、温かいモノに包まれたと思ったら、PAさんが顔を上げ天井までそそり立つそれを手で掴みながら、自身の肉壺にあてがい。 

 

「んん」

 

「......ッ!!??」

 

 艶めかしい声が上がり、僕の剛直を飲み込んだ。

 

 気持ち良い! 気持ち良い! 気持ち良い!

 

 入れただけでこれだけこれなら、僕は一体どうなってしまうのか。

 

 考えるだけで恐ろしい。

 

「明日香君の童貞貰っちゃいましたね」

 

 抜けるギリギリまで腰を浮かし、全体重を使って一息に根本まで膣内に打ち込む。

 き、キツイ! 暖かいッ 気持ちいい! 

 ワンストローク毎に二人の喘ぐ声が大きくなる。

 

「うぅっ。もっとゆっくりぃ......」

 

 肉と肉が当たる音により掻き消された、その声はPAさんの耳に届いていない。

 いいや、届いているにも関わらず聞こえないふりをしていると言う事もある。

 どっちにしろ、腰の奥からせり上がって来るものを抑えるのに精いっぱいだった僕は、弱弱しい声を上げる事しか出来ない。

 

 もう無理。

 

「何か来そうです!」

 

「う、あん。それが射精です。明日香君の子供の元が出たがってるんですよ」

 

 頬を汗で濡らしながらそう言う。

 

 理性のダムにヒビが入る。

 もう出る。そう、思った時――。

 

「明日香君明日香君」

 

「ん、あ。?」

 

「実はさっきのゴムに穴開けたの気付いてましたか?」

 

 血の気が引いた。

 

「あ、あなって」

 

「ゴムに穴開いちゃうと、んんッ。付けてセックスしないのと同じなんですって。つまり、明日香君がこのまま出したら。あん! 私妊娠しちゃうかもしれないんです」

 

 声よりも先に身体が動く。

 半身を起こし、PAさんを押しのけようと両手を前に突き出す。

 しかし、それを予期していたのかPAさんも前のめりになりながら僕の両手を掴み、そのまま再びベッドに寝かせた。

 指と指の間に指を入れ手を繋ぐ、所謂恋人つなぎで僕の顔の隣で拘束する。

 

 快感に打ち震えながら、喉は裂ける程の声で「やめて」と繰り返した。

 傍から見れば、女児がレイプされているように見えなくもない光景だ。

 

「お願い! お願いします! 子供はイヤだ!」

 

 精子が上がって来る。

 

「良いじゃないですか。一緒に子供育てましょ」

 

「い、あ! ん! イヤだ。誰か、助けて、誰か! たす――んむ!」

 

 首を振り、拒絶する僕をまるで弄ぶかのように上気した顔でそう言い放ち。叫び声を上げようとする口に唇を合わせ、舌を入れる。

 

 その姿はまるで猛獣に捕食されているよう。

 

 イク、イク、イク!!

 

「ンンンンン゛」

 

「――ッ!!」

 

 目の前がチカチカし、肉棒から勢いよく精子が飛び出しPAさんの膣内を白に染め上げた。

 

 終わった......。

 最悪の結末が近づいてくる。

 あ、涙が......。

 

 恥も外聞も最早気にする余裕はなく、大きな声で泣いてしまった。

 子供のように泣く僕の上で、余韻を楽しんでいるPAさんが申し訳なさそうに顔を上げる。

 

「うぇぇぇん!!!!」

 

「......あの、明日香君」

 

ごどもでぎじゃ(子供出来ちゃ)っだ(った)!! ごどもでぎじゃ(子供出来ちゃ)っだ(った)よーッ!!」

 

「そ、それ、嘘ですから」

 

「え゛?」

 

 腰を上げ、肉棒に付いたゴムを優しく外すと僕の目の前に。

 

 見ると、中身が入ったゴムに漏れなどは確認できず、ちゃんと機能を果たしていた。

 

「ほら、ね?」

 

 罪悪感が滲み出た顔のまま笑顔のPAさん。

 

 良かったと言う安堵。

 感情の乱高下に身体はおかしくなり、更に涙が溢れ出す。

 

「ううッ、ううううッ! よがっだ(よかった)!! うぇぇぇんッ!!!!」

 

 どうすればいいか分からず両手を握ったり開いたりしながら近づいてくると、僕の頭を撫でた。

 

 泣き止むまで、それは続き。次にピロートークかと思いきや、泣き腫らした顔に欲情したPAさんがまた僕を押し倒し、日が昇るまであらゆる性技を味わう事に。

 

 

 

 

 

 

「ふぅ......今日はありがとうございました。リピートさせて頂きますね」

 

 抱き枕の要領で僕に抱き着きながらそう言った。

 

「――」

 

 それを無視しベッドで生気を失い、天井を眺める僕。

 身体中に赤い痣のようなモノが刻み込まれており、ベッドの上に散らばる口の部分が縛られた無数のコンドームを見るとどれだけ長い間、セックスが行われていたのかが分かる。

 

 お、終わった。

 頑張った僕、耐え抜いた僕。

 

 息も絶え絶えで自身に称賛を送る。

 

「次は私と同じインナーカラー入れましょう」

 

「か、......勘弁して下さい」

 

 心からの本音が出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 次回『#4 危機を越えて』見て下さーい。

 

 

 

  




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