彼女と別れたら小さいお姉ちゃんに慰めてもらったお話 作:ギンギン卵
Hシーンはありません。
行為が終わった後、俺と姉さんはベッドで並んで寝ていた。
「はぁ……疲れた~」
「……ね。お姉ちゃんが動いていたわけじゃないのに」
「緊張してたからかな?」
「でも君が優しくしてくれたお陰で、安心してエッチできたよ」
「まあ、途中痛くしてきたけどね……うふふっ」
姉さんと向かい合う。
視線が合うと姉さんはにっこりと笑った。
「え……」
「ちょっと、いきなりそういうこと言わないでよ、もう」
「……」
「お、お姉ちゃんも好きだよ……」
「えへへ……」
そっと姉さんの手を握った。
「……え」
「お姉ちゃんが、君と?」
「でも、その、彼女のことはもういいの?」
「そりゃあ今更かもしれないけど……」
「……そっかぁ」
「お姉ちゃんがいいんだ。ふ~ん……」
「どうしよっかな~」
「エッチが原因で彼女と別れて、お隣の女の子に性処理をお願いしちゃうような彼氏か~」
「付き合ったら毎日エッチさせられるんだろうな~」
「……そんなことない?」
「ちゃんとデートにも連れていってくれるんだ」
「欲しい物も買ってくれるの? それは嬉しいなぁ~」
「じゃあ高級レストランにも週一で連れていって欲しいな~」
「……うふふっ、冗談冗談!」
「流石に年下の彼氏にそこまで要求しないよ」
「毎日会えるだけで、お姉ちゃんは満足かな」
「君が変態さんなのも受け入れてあげるし」
「うん……じゃあ……」
姉さんが手を優しく握り返す。
「不束者ですが、よろしくお願いいたします」
「……えへへ」
「付き合っちゃた、ね」
「……」
「なんか喋ってよ……気まずいじゃん」
ジトッとした視線を送られる。
慌てて目に入ったものを話題にした。
「……え、ゴム?」
「いつ買ったのか気になるの?」
「もしかしてだけど、付き合ってそうそう浮気を疑ってるの?」
「……違うのならいいけど」
「んーと、あれはねぇ~……」
「……答えなきゃダメ?」
「まあ余計に怪しんじゃうよね、それだと」
姉さんは顔の半分を枕に埋めながら、もごもごと話し始めた。
「初めて手でしてあげた日のこと、覚えてる?」
「うん。……あの後すぐに買ったの」
「もしも、君が襲ってきた時に準備ができるように、ね」
「そうだよ。実はずっとポケットに1個入ってたの」
「気付かなかった?」
「まあ、気付くわけないよね……」
「……ん?」
「ち、違うよ! いつでもセックスするつもりでいたわけじゃないよ!」
「あくまで、『もしも』の話!」
「それだとお姉ちゃんが軽い女みたいじゃん」
「むしろ、重い方だし……」
「だってぇ、初恋こじらせて、この年になっても処女だったんだよ」
「それなのに思い人は勝手になんか彼女作ってるし、性処理させてくるし……」
「……え、今更!?」
姉さんが上半身を起こした。
そしてぺチンとデコピンをしてきた。
「信じられない! あんだけアピールしてきたのに……」
「そうだよ! お姉ちゃんの初恋を奪ったのは君だよ、もう!」
「それは重いわ、って……ふん! 重くて結構です」
「もう後悔しても遅いから。これからフツーに彼女面しちゃうもんね」
「友達に彼氏のこと自慢しまくるし、ベタベタ甘えちゃうんだから」
「……別にいいでしょ?」
再び枕に顔を埋める。
その頭を撫でてやった。
「……」
「君ってホント鈍感だよね」
「まあ、そういうところも好きなんだけどさ」
「……これからは鈍感な君でもわかるように、大胆にアピールするから」
「今よりもっとメロメロにしちゃうもんね~」
「……」
「ん、もう一回だけキス……」
手を広げ、口付けのおねだりをする姉さん。
身体を寄せ、それに答えた。
「んちゅ……ん……ちゅぱ……」
「……」
「ありがと……」
「それで、その……」
「これから、よろしくね……えへへっ」