高貴なるTS転生大和撫子清楚系美少女JK退魔師巫女が強者足る雄に惨めにも全裸土下座にて屈服した果てに孕んだ挙句、その子供も交尾を懇願するまでに無様にも雌落ちした屈辱隷属花嫁に至るまでの恥辱を晒す軌跡 作:ユキリス
日が中天を示した時分から聖域を発ち、それから既に建物群の陰へと、陽が落ちた頃合いの出来事である。
奇しくも、些か治安が悪く見て取れる界隈へと赴く羽目と相成ったアイは、依然として自らの姉に連れ添い娼館街を歩んでいた。
そんな同所へと未だ身を留めさせている彼等彼女を側から眺めている者達が、息を顰めている。
まるで人目を憚る様にして薄暗く、人気も皆無な裏路地へと身を隠すその存在は、今し方通りを歩むアイ等面々を見据えていた。
その様にして陰に潜む者等の妙齢の貴婦人然とした、淑やかな立ち振る舞いが際立って窺える女性が声を挙げる。
「あらぁ、どうやら聖女の娘以外にも他に、隠し球が居たようねぇ。相手方も随分と私たちを甘く見てくれている様だけれど、その点がとても不満だわぁ。先方は本格的に此方を討ちに来ているみたいだし、そろそろ何か対策を打つ必要があるかしらねぇ。あなたはどう思うかしらぁ?エメルちゃぁん」
続いてそれに伴い自身の頬に、艶かしい身振りにて掌など充てて見せる所作は、殊更に強烈な色香すら漂わせて見受けられる。
対して、そんな彼女の視線の見遣る先に語る所を聞き取るに応じるエメルと呼ばれた少女はといえば、酷く気怠げな声色での返答。
「そうね‥。正直に言えば、あの女の子の二人の間に挟まれた子が、なんだか違和感があるわ。明確に言い表すことはできないのだけれど、見ていて凄く不自然な感じがするのよ」
そうして応じて見せた一見して麗らかな少女の容貌を誇る彼女であるがしかし、今し方に述べられたアイ等を見る瞳からは、鮮明な悪意が感じ取れる。
「そう‥。見た所普通の男の子に見えるけれど、貴方がそこまで言うからには何かしらあるのでしょうねぇ。全く、本当にどうしようかしらねぇ。此方としてはこのまま事を進めたいものだけれど、こうも嗅ぎ回られてしまっては、あからさまに動くこともできないし‥。いっそのこと今ここで捕らえてしまおうかしらぁ」
一方、これを耳とした先程に発言した妙齢の女は、何処か焦れている様子を露わとして、自らの紅い唇へと舌を伝わせる。
しかしながら、場を共にするその言葉を与えられたエメルは、これに対して有無を言わせぬ物言いにて口を開く。
「レメラ、貴方の力はあの姉妹と相性が悪いわ。今はまだその段階ではないから、我慢しなさい。それに‥」
自ずと、言い含める様にして嗜める彼女は、実に流麗に淀みない口調でもってして言葉を紡ぐ。
「いずれにせよあの子達では到底、私たちの擬態を見破るには及ばないわ。確かに聖女ユキリスの娘の力は厄介だけれど、それも正体を掴ませなければその限りではないもの」
次いで浮かべられた微笑みからは、同所から見て取れる娼婦達よりも遥かに艶然とした魅力が放たれて窺える。
故に、これを目の当たりにしたこの場へと居合わせているレメラと呼ばれた女は、殊更に勢いを削がれた表情を呈した。
「えぇ‥でもぉ、エメルちゃんならぁ、あの子達二人を相手にするくらい、どうってことはないと思うのだけれどぉ?」
どうやら今し方にエメルから語られた脅威に関して少なからず不平を抱いたレメラは、これに対して異議申し立てがある模様。
「それは流石に私を買い被り過ぎていると思うわ。あのリリーという子の魔力はそれ程でもないけれど、姉の方はその限りではない様ね。遠目にも酷く純度の高い力が感じられるわ。きっと真正面から相見えたら、此方が不利なことには違いないわね。それは恐らくレメラ、例えあなたであっても同様だと思うわよ」
だがしかし、これに答えるに際した側わと言えば、酷く粛々とした物言いにて、自らの感じられる所を語って見せる。
その言い草からは、つい今し方に交わされた会話を鑑みるに、彼女自身の年齢に反した不遜すらも窺える。
それ故に、人目見ただけでは、彼女よりもレメラと呼ばれた女性の方が年上に思えるものの先程のやり取りは、明確にこれを否定する振る舞いに他ならない。
であるからして都合、その様に自身の予期しない語り草を受けては、それを咀嚼したレメラの面持ちが強張る羽目となる。
その理由は偏に、自身が本気を出せば自らの力量が例によって、件の因縁の相手である姉妹二人に対し、少なからず及ぶだろうと、そんなたかを括っていたが所以である。
そんな始末の彼女であるからして、依然として自らの視線の先に見える、些か緊張した面持ちのエメルへと問いを投げかける。
「‥でも、例えそうであったとしても、私と貴方の二人で先手を取れば、流石のあの子達でも危ういと思うのだけれど?」
その様にして一瞬の暇を置いたレメラの声色は自ずと、先程まで窺えた余裕は消失して思われる。
その様子からは、依然として柔和な雰囲気が滲み出て感じられるものの、先にエメルにより語られた口上も相まって、酷く萎縮した面持ちが見受けられた。
つまるところ、自身の実力に関しては少なからず矜持を抱いていた彼女であるがしかし、新たなる衝撃の事実を耳としたことにより及び腰な姿勢となっていた。
お陰で、自らが身を潜ませた建物越しに見て取れる姉妹二人の姿など眺めたレメラは先程とは一転打って変わって、欠片も隙が窺えない立ち振る舞いでこれに臨む。
一方、予期しない自らが敵対する相手方の脅威を知る羽目となり、怯える彼女とは対称的に、その傍らに佇むエメルはといえば、依然として淡々と。
「無論、此方が先方のやり方に合わせる必要は無いわ。そうね、彼女達二人のやり口は既に此方にも及んでいるから、あまり警戒には値しないわね。あの姉妹の手腕はそれなりに脅威ではあるけれど、少なくとも対抗する手段は存在しているもの。彼方方を上空からの狙撃で完封すれば、例えあの聖女の娘でもひとたまりも無いはずよ」
どうやら、自らの仲間の心中を、自然と理解したエメルはこれを訂正するべくして、ここぞとばかりに語り見せる。
都合、これでもかと意気揚々といった塩梅にて、口上を述べる自身の相方を前としたレメラはこれに対し、心底から安堵した面持ちとなっての受け答え。
「そうよねぇ、だって人間は空を飛べないものぉ。もぅ‥エメルちゃんったらぁ、あまり私を揶揄わないで欲しいわねぇ」
その様にして、見目美しい容姿とは相反し、極めて現金な言葉を連ねる彼女は、自らの調子を取り戻した様子で緊張を解いた。
他方依然として、娼館街と比較しては人通りの少ない同所にて密談を交わす彼女等二人を他所に、今し方に語られた話題に挙げられる当の本人たる姉妹二人は、未だ間に挟んだアイを状態にて界隈を歩んで見受けられる。
そんなアイを筆頭とした彼等彼女等一行は、何事かを言葉を交わした後に、何処か様子を異として雰囲気を変えた。
都合すぐさまその異変の機微を悟るエメルは、形相を険しくすると共に、自らの瞳を知らず知らずの内に見開いた。
「ッ」
「どうしたの?エメルちゃん」
対して、先程の淡々とした様子とは一変させたエメルの調子を目の当たりとしては、疑問も一入といった所のレメラだろうか。
その妙齢の美貌を訝しげな面持ちへと変じた彼女は、何処か気圧されているエメルの向けられた視線の先へと自ずと自身の意識も定められる。
すると其処には、自らの傍らへと呆然と佇むエメルと視線を交錯させているアイの姿が見受けられた。
都合それに伴い、この場へと身を潜ませている彼女等両名へと注がれる眼差しはアイの他に、これに倣う様にして彼の姉妹二人の視線も集う羽目と相なった。
奇しくもどの様な因果か、視線を互いに交じり合わせる形となった次第の両陣営であるからして、予期せずしての邂逅を果たす展開となった面々であった。