高貴なるTS転生大和撫子清楚系美少女JK退魔師巫女が強者足る雄に惨めにも全裸土下座にて屈服した果てに孕んだ挙句、その子供も交尾を懇願するまでに無様にも雌落ちした屈辱隷属花嫁に至るまでの恥辱を晒す軌跡 作:ユキリス
未だ娼館の建物が余す所なく建ち並ぶ、凡そ高貴なる身分に位置ずく者が足を運ぶ界隈とは到底見合わない、寧ろ薄汚いと称してしまってもなんら差し支えのない街の往来にて。
時分は最早日中帯をとうに過ぎ去り、夕暮れ時を経ての、僅かばかりに夜闇が辺りを支配する兆しが見受けられる時分での出来事。
今し方に同所にて死闘を繰り広げている者達からすれば、遂に相手方との勝敗が、漸く決しようかという頃合いの事。
その様にして事態もことここに至っては、佳境を極めている現状において、自ずと口を開いたリリーの声色が、殊更に響いては聞こえた。
「ホントにさぁ、魔物如きにしては存外のこと善戦した方だと思うよぉ。お陰で、すっご〜く手間取らせてくれたよねぇ。だから、そろそろ其方から投降してくれると、リリーとしてもこれ以上無駄な労力を払わなくて済むのになぁ。あとあとぉ、幾ら魔物とはいえ、流石に心臓を貫かれたらもう致命的だと思うなぁ。それに例えその限りではなくても、リリー的には諦めも肝心だと思うよぉ。だってだってぇ、良い加減リリーも飽きてきちゃったからぁ、そろそろ終わりにするよぉ。ん〜とっ、確か魔物って頭部を破壊すれば再生もできなくなるだろうし、完全に殺せた筈だよねぇ」
そうして言い放られたのは、凡そ可憐な美貌を誇る少女が口とするとは到底思えない様な、残酷極まる語り草。
しかしながら今し方にそれをなんの躊躇いもなく述べて見せた彼女自身の嗜虐的な微笑みを鑑みれば、自ずと本心からの口上である事実が窺える。
その様にして至極物騒な物言いにて口上を語るリリーの姿を目の当たりとしては、流石に気圧される他にないエメルである。
しかしながらそれでも、どうやら魔眼自体の効力の程は依然として顕著ではないものの、少なからずリリーに対して影響を与えている模様。
それを証明するかの様に、未だ余力を残しているかの如き、巫山戯た立ち振る舞いが窺える彼女であるが、平素からのそれとは幾分か真剣な素振りが目立って見受けられる次第。
「それに、お仲間さんを見殺しにしていいのかなぁ?曲がりなりにも心臓を破壊したからぁ、すぐに手当てしないと少なからず死んじゃうと思うけどなぁ?それとも彼女のことは助けたくはないのかなぁ?もし本当に彼女を助けたいなら、やっぱり改めて投降する事をおすすめするよぉ。あ、でもでもぉ、キミがその限りではないっていうのならぁ、リリー的にもぜんぜぇん一向に構わないよぉ。だってだってぇ、いずれにせよこのリリー様にキミが勝利を納めることなんて、万が一にもあり得ないもん。ねぇねぇ、賢しいキミ等悪徳なら、リリーが言う事にも及びがつくよねぇ?だからぁ、自らを弁えたのであれば、これ以上わたしの手を煩わせないで欲しいんだよぉ。それくらいキミ等下等な魔物でもぉ、よくよく理解してほしいんだよねぇ。どうかなぁ?これはリリー的にもキミ等にとっても、すっご〜く良い話だと思うなぁ」
都合上、そんな調子の彼女であるから、先方に対するそれも、平素からの性悪もなりを潜めて、多少なりとも譲歩を示す様子が窺える。
つまるところ、先程の魔眼での術に抗う為に自身の指先の生爪を剥がした先の件の痛手が、漸く今になって災いしてきた様子が見て取れる。
であるからして、よくよく見て取ると例によって少なくとも自身の肉体の不調を感じ取っているリリーを目の当たりとして、如何にかこれに対して一縷の希望を抱くこととなるエメルの心中だろうか。
「ぐっ‥それはどうかしらね‥。わたしとしてはもう少しだけ戯れに興じてあげることも吝かではないけれど‥。でもそうね‥貴方がどうしてもと言うのであれば、少なからず此方側としても譲歩を見せてあげてもいいわよ。例えば‥」
何故ならば、彼女の視界へと納められたこれまた隅の方に、先程に倒れ伏した筈のレメラが立ち上がる素振りを見せたが故。
そうしてその様子を鑑みるに、どうやら不意を突かれてしまった衝撃から漸く立ち直ったレメラが、ようやっと自らの術の行使を試みた模様。
それ故に、依然として微弱ながらも、これまで共に過ごしたエメルにしか判別が付かないまでにごく僅かな、力の本流を顕現させた様子が窺える。
であるからして、これに多少たりとも自らの勝機を見出したエメルの側はといえば、ここぞとばかりに時間稼ぎに打って出る運びと相成った。
「今ここで貴方が、この場で跪いて頭を垂れるのであれば、此方としてもその申し出を飲むことを考えないでもないわ」
それだから先程の気圧されていた様子とは一転、途端に様子が打って変わって途饒舌となるエメルはこれでもかと語り見せる。
これに対して一方、先の晒していた姿とは突如として異と窺えるそれに、疑問も一入といった塩梅のリリーだろうか。
しかしながら、自身の脳裏に過る疑問を自ら一蹴して見せたリリーは、己の上体を前方へと傾けるに伴い、真正面へとレイピアを構える様子が見て取れる。
「まさかそんな要求が通るわけがないよぉ。これだから下等な魔物は好きじゃないんだよぉ。此方が下手に出てれば随分と一方的の語ってくれるよねぇ。本当に嫌になっちゃうよぉ。リリー的にはもう面倒だから、早く終わらせたい気分なんだよねぇ。だってだってぇ、早く弟くんとも遊びたいしぃ、キミ等みたいなのに拘っている暇は毛頭ないんだからぁ。それなのに、こんなに抵抗してくれたからぁ、無駄に時間を浪費したよぉ。こんなことなら、生捕りなんかじゃなくてぇ、即刻殺すべきだったのかもしれないねぇ、でもでもぉ、リリー的にはそろそろ終わりにしたいからぁ」
そう一息に捲し立てた彼女は、何事かの宣言を終えたかの如く自らの口上を語ると同時に、突き出した細剣の先端を対峙するエメルに定めて見受けられる。
「今ここでぇ」
どうやらこの戦闘体勢に入った姿勢の、先までの雰囲気とは様子を一変させて、異とした姿から鑑みるに、自らが興じる死闘へと終止符を打つ事と決めた模様。
それ故に、これに続けられた台詞は自ずとそれこそこれまた先程の戯けた調子とは対称的な程に窺える、研ぎ澄まされて鋭利に響いては聞こえるまでに危険な声色を帯びた言葉が言い放たれることとなる。
「死んじゃえ」
そうしてリリーが自らの立ち振る舞いを一転させた瞬間、辺りに帯びていた緊張感が途端に増した様な錯覚にさえ陥る羽目となるエメルだろうか。
否、最早それは同所における圧迫感と称する他にないリリーから放たれる威圧に対して、まるで質量さえも加わってしまったかの如き異様な程の雰囲気を漂わせて窺える。
その様にしてそれに伴い、突如としてこれと呼応するかの如く、唐突に静寂の帳が辺り一体を支配する様子さえまでも見て取れる。
都合、この場に居合わせた面々の間に自ずと訪れる羽目となる痛い程の沈黙が、重くのしかかる他にない。
お陰で、この凄まじいまでの威圧感を前としたエメルであるがしかし、これに対して特段反応を示すこともなく平然とした振る舞いが見て取れる。
それこそ致命傷は痛手ではあるものの、何処か超然とした堂々たる立ち姿は、これを目の当たりとしたリリーに対して疑念を抱かせる程。
「‥ん〜?どうしたのかなぁ?キミはこれからリリーに殺されるわけだけどぉ、何か最後に言い残すこととか無いのかなぁ?例えば自らの無能に悔やんで朽ち果てることこそあれ、今キミが晒している様な余裕は皆無だと思うんだけどなぁ?もしかしてまだ奥の手を隠していたりとかするのかなぁ?それだったらリリー的にも油断はできないよぉ」
それ故に、これを如何しても見咎めてしまうリリーは、臨戦体制のままに自ずと訝しげな面持ちを呈する他にない。
そんな始末の有様の彼女であるがしかし、その姿を目の当たりとするに際しては、特段意に介する素振りを見せることなく淡々と受け答えるエメルだ。
「さてどうかしらね?」
そうしてそんなリリーの探りに応じたエメルの側といえばこれに対して、何処吹く風といった具合の塩梅にて、一蹴する限りであった。