高貴なるTS転生大和撫子清楚系美少女JK退魔師巫女が強者足る雄に惨めにも全裸土下座にて屈服した果てに孕んだ挙句、その子供も交尾を懇願するまでに無様にも雌落ちした屈辱隷属花嫁に至るまでの恥辱を晒す軌跡 作:ユキリス
「アイリスさん、貴方はわたしの家の食客としてもてなす事になっているの」
時分も大半の授業が終えられた、最早残す所終業の会となりました頃合いに御座います。
そしてその段階になると、わたしの極めて脆弱なる精神性では、殊更に疲弊も甚だしい限りなのです。
そうです。
つまる所、今現在までに至るわたしの受けた、留まる所を知らない青天井に際限なく高まる羞恥の程は、遂にはとうとう限界を迎えたのでした。
しかしながら、果たしてそれはわたしが軟弱である証左と言えるのでしょうか。
いいえ、そうであってはあまりの不条理に異議申し立ても辞さない所存に御座いますれば、どうかこのよるべのないわたしくしをお助け下さいませ。
偉大なるレアノスティア様。
そうなのです。
季節外れの転校生とあってか、好奇の視線に捉われた挙句、お会いしたこともありません龍鬼様と仰せられる殿方の名声も相まって、自惚れでなければ注目を受けていた次第です。
それ故同所においては何処にいても居場所が無いわたしは、この一日中極めて居心地の悪い生活を送る羽目となりました。
正に針の筵と称して差し支えなくも思われます。
ですからその様に、まるでわたしの身体を値踏みするかの如き視線を向けてくるのです。
加えてそれが異性からでしたらまだしも、殿方からの粘りつく眼差しなのですから思わず辟易としてしまいます。
確かに場を共にする殿方と比較してはあまりにわたしの身体は脆弱に過ぎる代物でしょう。
言葉通り無様でいてだらしのない柔らかな脂肪と称しても過言ではありませんが、仮に同性であったとしても、あれ程注視するのは流石に不敬にあたると思います。
きっとお母様であれば迷いなく不敬罪の元に処していたに相違ありません。
ですのでわたしはその方々にもキッと下から睨み付ける様にして、まるで挑む様にして臨んでいた所、アナスタシア様から御言葉を頂戴致しました次第で御座います。
「はい。ご迷惑をお掛け致しますが、どうかよろしくお願いします」
そうしてわたしは与えられた促しに対して、極めて謙った立ち振る舞いで受け答えを致します。
何故ならこれからお世話になるお家の人に対して礼儀を払うのは、当然の行いであるからに他なりません。
ですがそんなわたしの畏まった態度を受けるに応じたアナスタシア様はといえば、自身の漆黒の長髪を翻すに伴い不服を露わとします。
「アイリスさん、そこまで慇懃にしなくても構わないわよ。流石にそれが過剰だとわたしとしても困ってしまうもの」
そうして返された返答を咀嚼しては、どうやらわたしの振る舞いは、あまりに大仰に過ぎました所への理解へと及びます。
「わかりました、アナスタシア様」
そして無論二つ返事で頷きを返しましたわたしの姿を受けたアナスタシア様は、颯爽と踵を返して再び自身の席へと腰を落ち着ける様子が見て取れます。
そんな一連の流れを鑑みるに、恐らく今に交わしたやり取りで満足されたと思しきアナスタシア様は、共に帰る約束を交わしたという認識でよろしいのでしょうか。
ところがそう邪推をしているわたしの思考を断ち切る様にして同所へと与えられる第三者からの言葉がありました。
「今日の授業はこれで終わりだ。皆気をつけて帰る様に。では、解散」
そうしてこの場へと響き渡る野太い声を挙げたのはどうやら担当教師であるソウメイ様の様で、あまりの簡潔な御言葉に些か面食らってしまうわたしです。
ですがそんなわたしの調子など知る由もありません場を共にする皆様方は、特段意に介した素振りもなく動き出す姿が窺えます。
そしてそれの最中に居るアナスタシア様も例外ではなく、先程に腰を掛けましたばかりの椅子を後ろへと引いて立ち上がる姿が確認できました次第です。
どうやらそれ等の光景から鑑みるに、聖域に身を置いていた時分から度々聞き及んでいた噂の、教師からいただけます有難いお話というのは眉唾物であったみたいです。
ですから少なからず楽しみにしていましたわたしとしては、なんだか肩透かしを食らったみたいな心地となる他にありません。
ですので否が応にも呆気に取られてしまったままに身動きが取れないわたしはというと、再び周囲を人々に取り囲まれてしまいます。
その大半はどうやら一時限の折にアナスタシア様と対峙していたミコさんを筆頭とした生徒達で御座います。
それ故与えられる言葉は凡そ全てが余す所なく、わたしへ質問ばかりに限られました。
しかしながら例え、そこまでの大勢の人々から問いを投げかけられたとしても、わたしは一向にそれに対して受け応える事ができません。
何故ならば彼等彼女等の人数があまりに多勢であるのに対して、返答する側のわたしの身柄はといえば、たった一人であるからに他なりません。
「ねーねー、アイリスちゃんって名前凄く素敵だよね」
ですからわたしはその中で一人だけ質問に答える対象を定めるに際しては、自ずと場を共にする代表者であるミコさんを視線にて捉えます。
「はい、どうやらわたしがしっかりと愛を与えられるよう名付けられたそうです」
そしてわたしはこの人々に囲まれた窮地を脱するべくして、思考を巡らせます。
「愛される様に?」
次いでこれを受けたミコさんはといえば、意味をする所を脳裏で咀嚼する様にしてわたしの言葉を反芻する姿が窺えます。
「ええ、わたしは幼少の頃より一度もお父様にお会いしたことがなく、名付けを行う時もお母様一人であったのです」
そうです。
この様にしてこれを耳としたミコさんが、続ける言葉に躊躇する返答を紡ぎました次第です。
それは何処か、特段何か面白い様な代物でもないわたしなどに、関心を示してくださいました彼女に申し訳なく思う心苦しいお話です。
心底からあまりに傲慢に過ぎる振る舞いではあるとは思いますが、どうか大勢に囲まれる様な事態は避けたいのです。
その理由は偏に、わたし自身が大勢の他者から注目されてしまう事に対して忌避感を覚えているが為に他なりません。
それ故この様に意図して憂いを露わとする、一見して小賢しい振る舞いを披露した次第で御座います。
ですからわたしは傍目に眺めても大仰に思われる程にしおらしい態度で、すぐさま俯くべくして面を下げる姿を見せ付けます。
そうです。
この同情を買う振る舞いというのは、場を共にする人々からでも理解に及ぶ様に、過剰な程身振りを見せる必要性があるのです。
ですので僅かながらに瞼を伏せると共に、まるでお母様の様な曖昧な笑みを浮かべます。
というのも、他者に対する場合の態度に関して特段わたしに教えて下さいましたお母様が、とりわけ熱を入れていたのが、殿方に対しての振る舞いで御座います。
その為わたしはどの様にして自らが素振りを見せれば殿方の意識を惹きつける事が出来るのかを、お母様の次に深く理解しているつもりです。
それ故わたし自身が一番綺麗だと思う、完璧な微笑を浮かべて周囲の人々へと視線を巡らせます。
するとあたかも嘘の様にして、わたしを取り囲む人々の表情へと浮かべられていた喜色が、たちまちに沈んだ面持ちになるのが見て取れます。
なんだかその様に先程の溌剌とした印象から一転、少なからず俯いた姿となるのを見ていると、若干心が痛むかの如き心地がします。
ですからそんな風に同所へと訪れた、耐え難い沈黙に対して根を上げたのは、皮肉にもこれを作り出したわたし自身でした。
ですので自ずと束の間の静寂に支配されたこの場の雰囲気を打ち破ってしまったのも、愚かしいにも程がある、気が付けが自ら繰り出していた言葉でした。
「それでも、もう慣れました。だってその分お母様から沢山愛情を注いで頂けましたから」
そして自分でも予期しない若干震えた声色で、思いがけずして殊勝な心意気を露わとしています。
加えて今し方にわたしの唇からこぼれたその言葉は、この静まり返っている教室内へと存外の事響いては聞こえたのでした。
そうして既に言い放ってしまった言葉は撤回できはしませんが、今更ながらにこの様な事柄に本気になってしまったわたしは羞恥を覚えます。
「そう‥なんだ‥」
ですがこの様にして続く台詞を紡いだわたしとは対称的に、ミコさんの顔色は一向に優れない様子を見せています。
ですからその心中において一体どの様な感慨が称えられているのかを、無粋にも気になってしまったわたしはといえば、これに対して歯止めが効きません。
それ故今現在も浮かない面持ちを晒す彼女の思う所を知りたくて知りたくて堪らないわたしは、平素通り相手の顔色を伺います。
「あのね‥アイリスちゃん‥わたしの、わたしのママもね─」
ところが、そうして些か質の悪いわたしの眼差しに対しても意を介する素振りが見られないミコさんの側は、どうやら彼女自身が内心を自ら打ち明けてくれる様子でした。
「アイリスさん、何をしているのかしら?いい加減待ちくたびれたわ。早く行きましょう」
しかしながらあと一息といった所の具合でこれを妨げたのは、自らの腰元に両手を当てたアナスタシア様から言い放たれた一声に御座います。
「‥アカツキさん‥」
その為、これに自らの口上へと横槍を入れられたミコさんの可憐な面持ちは、恐ろしい程の形相に歪みます。
ですがその凡そ可憐な少女らしくない敵意に満ち満ちた表情が浮かべられたのも束の間の事、瞬時に平素からのにこやかな笑みに戻ります。
「‥どうしたの‥アカツキさん‥アイリスさんとは今わたしが話してるんだけど‥。用があるなら後にしてくれないかな?」
そうして先程までの、まるで何処か内に秘めたる何事かをいう寸前と言わんばかりの姿とは打って変わって、豹変して見て取れます。
「それは此方の台詞なのだけれど?何故わたしがアイリスさんと話をするのに、貴方の承諾が必要なのかしら?差し支えなければ教えて欲しいわね」
ですがそれにも増して、今に発言を呈しましたミコさんに相対するアナスタシア様はというと、辛辣極まる受け答えを返す、にべもない姿が見受けられます。
そうして対峙する御二方はといえば、特段嫌悪を示す前者が、冷然とした振る舞いの後者に対して殊更に食ってかかる様子が見て取れます。
その為これを一蹴するばかりのアナスタシア様は、至極粛々とした態度で応じる限りで御座います。
「そう‥反論もできないの‥。ふんっ、呆れたわね‥。これ以上相手にしていられないわ。行きましょう、アイリスさん」
するとその様にして颯爽と踵を返しましたアナスタシア様は、それに伴い自らの長髪を翻すと共に、この場を後にします。
「あ‥まってください、アナスタシア様」
ですので自ずとこれに追従する他にないわたしですから、否が応にもミコさんとのお話の途中ですが、席から立ち上がらなくてはなりません。
しかしながら、そうして一連の冷然とした素振りを見せつけたアナスタシア様でしたが、わたしがその背の後を追うまで待ち受けてくださいました。
それ故少なからず急足となります。
「あのっ‥アイリスちゃん」
ですがそんなわたしの背に対して、先程に腹の探り合いをしていましたミコさんから言葉が与えられます。
その声色は僅かながらにアナスタシア様の敵愾心を示しながらも、何処か消沈して思われる響きとなっていました。
その為思わず振り返ってしまうわたしの両側頭部に結えられている長髪に若干重みを感じてしまい、それに対して不服を覚えます。
この様にリリーお姉様が平素からしている装いは、如何にもわたしからすればあまりの媚びた髪型としか思えません。
到底立派に胸を張って人々の手本となる様な振る舞いとは思えないのです。
「あのね‥わたしのママも一人なの。だからねっ‥」
しかしながらそんな感慨を抱いているわたしに対してミコさんから続けられたのは、当初予想していた反応と比較しては、至極異なる口上に御座います。
そしてその様にして自らの心中を露わとして語る内容からは、それの意味する所の了見が未だ判然としません。
「行くわよ、アイリス」
ところがそんな切実な面持ちを露呈させていますミコさんに対して冷然と一瞥にて見遣るアナスタシア様は、有無を言わせぬ物言いでわたしの手を掴みます。
その様子はこれまでの見てきました御姿とは異なり、アナスタシア様も何処か鬼気迫る美貌を曝け出しています。
「あっ、待って‥アイリスちゃんっ」
ですからその様にして必死な声色のミコさんから与えられた追い縋る様な響きが含まれる言葉には、到底受け応える事が叶いません。
そうです。
途端に五指を絡められてしまい、されるがままとなるわたしは、アナスタシア様に引きずられてこの場を後とする他にありませんでした。