※この作品はR-18です。

高貴なるTS転生大和撫子清楚系美少女JK退魔師巫女が強者足る雄に惨めにも全裸土下座にて屈服した果てに孕んだ挙句、その子供も交尾を懇願するまでに無様にも雌落ちした屈辱隷属花嫁に至るまでの恥辱を晒す軌跡   作:ユキリス

139 / 163
油断

 その様にしてあまりに大きな体格を誇るフウガお兄様に対して只々ひたすらに御奉仕を致しますわたしで御座います。

 

 

 今に身を置いていますわたしの眼前に広がる同所はというと、殊更に趣が感じられます浴場となっています。

 

 

 以前にわたしが生活を営んでいました所とは、やはり風情を異として思われます。

 

 

 聖域においてはこの場における様な華美な装飾を施すことはないが為に、心底から新鮮な心地に御座います。

 

 

 ですからわたしが故郷に身を置いていた時分は、白一色に統一された浴槽に浸かるだけでしたので、これだけはとても感嘆致しますばかりです。

 

 

 それ故今にこの場にフウガお兄様と共に居合わせているわたしは、それだけがやはり緊張の要因に他なりません。

 

 

 ですので圧巻に過ぎる同所の景観に対して意識を向けるべくしているのですが、自ずとフウガお兄様の逞しい肉体へと視線が引き寄せられてしまうのです。

 

 

 奇しくも予めから浴槽に貼られていますお湯から暖かい蒸気が挙げられています為、少なからず現実感に乏しいのだけが救いに御座います。

 

 

 その為それらの事柄へと意識を逸らすに伴い、自らの晒す無様から逃避します。

 

 

 

 本来であればこの段階でフウガお兄様へと探りを入れさせてもらう筈でした。

 

 

 しかしながら、当初は容易だと愚考していましたご奉仕の程が、今此処に至っては、存外の事これが難しくあるのです。

 

 

 やはりわたしと異なり幅の広い背筋を誇りますフウガお兄様の肉体を御流しするのは、特段骨が折れてしまう事柄なのです。

 

 

 そしてそれと共に肩幅もわたしの倍以上はある為、その全体に対して満遍なく手を行き届かせることには一苦労です。

 

 

 この様にどの機会に言葉を繰り出して良いかも判然としないので、到底声を掛けさせて頂きますのも憚られました次第に御座います。

 

 

 そうしてチャンスを掴めないままに、わたしはひたすらに自らの手を動かします。

 

 

 ゴシゴシと先程に与えられました手拭いでもってして、フウガお兄様の肉体の余す所なく清めていくのです。

 

 

 ですからこの様にして隆起しています、まるで鋼の如き強靭なるゴツゴツとした肌へと指を這わせます。

 

 

 よくよく見て取れば、痛々しい無数の傷跡が、ありましたので、気がつけば触れていた次第に御座います。

 

 

 それはまるで火傷をしてしまいそうな程に熱く、何かしらをわたしへと訴え掛けてくるかの様な感慨を受けます。

 

 

 それから覚えます情動は、凡そわたしでは形状した難い代物に御座います。

 

 

 しかしながら次第にその逞しい肉体へと身を侍らせている内に、なんだかふわふわとした心地へと陥ります。

 

 

 

「あの‥フウガお兄様‥わたし、その‥少しのぼせてしまったみたいなので‥」

 

 

 

「そうか、わかった。ならば少しばかり夜風にでも当たってくるといい。あまり長く居ては身体に障るが、少なからず熱は冷めるだろう」

 

 

 するとそうして声を挙げましたわたしの弱音を耳としましたフウガお兄様は、至極落ち着き払った声色にて応じてくださいました。

 

 

 

 そして彼が言う所の意味を悟るわたしは、どうやら外湯にまで続いている様です扉へと足を運ばせます。

 

 

 

 そうしてその様に歩みを進ませたわたしは、木造に誂えられているにも関わらず、一切の重さを感じさせない扉を開け放ちます。

 

 

 

 次いで一歩外へと足を踏み出しましたわたしの肌へと触れた外気が、極めて心地良く感じられます。

 

 

 それ故少なからずこの場から去ることへの未練を感じたわたしは、眼前に見て取れるこじんまりとした長椅子へと腰を落ち着けます。

 

 

「ひゃうっ」

 

 

 すると石造りの表面に対してぺたんとお尻を落としたわたしは、そこから感じましたひんやりとした感触に背筋が震えます。

 

 

 ですので思わず自らが腰掛けていますお尻の下へと自身の両手を差し込む様な体勢となります。

 

 

 そうして漸く人心地が付けましたわたしが現在赴いている同所はといえば、先程身を置いていた浴場とは比較にならない程に絶景として見て取れる所に御座います。

 

 

 

 今のわたしの眼前に広がる光景は、煌々と輝いています月明かりに照らされた湯面が、眩いばかりの煌めきを呈している圧巻です。

 

 

 

 それ程までに大自然の息吹に包まれている辺りから隔絶されている同所は、色彩豊かな草花などに囲まれて、これまた趣がある景観を呈しています。

 

 

 それ故、そんな風に絶景を極まるこの場へと身を置いていたのなら、自ずと気圧されてしまうのです。

 

 

 そしてその様に同所における今まで見たこともない景色に圧倒されているばかりのわたしです。

 

 

 しかしながら不意にこの様にして同所を眺めていると、先程までは気配も感じられなかったにも関わらず、人の姿が視界の隅へと見られます。

 

 

 おかしいです。

 

 

 先に確認致しました限りにおいては、特段わたし以外にこの場を共にする様なお方は居なかった様に思われます。

 

 

 

 それもこの浴場は殿方専用であり、これに加えて今はフウガお兄様の貸切となっていた筈で御座います。

 

 

 

 そしてそれに無理を言って共にこの場へと赴きました所存に御座いますから、思わず小首を傾げてしまいます。

 

 

 

 何故にこの様な時間帯それも今になって女性の方が、同所へと居合わせているのでしょうか。

 

 

 ですが依然としてそこまでに考えたと所でわたしの様な者になど到底お呼びがつくはずもありません。

 

 

 只々平素からあまりに深く思考を巡らせることもないわたしは、堂々巡りを繰り返すばかりです。

 

 

 更にはこれに加えて依然として今の段階において、判然としない要素が自身の脳裏へと沢山湧いてくるのです。

 

 

 

 しかしながらその中でもより顕著な違和感をわたしへともたらしてきた事柄はといえば、今に遠目に窺える女性の姿があまりに不自然に思えることでしょう。

 

 

 無論既に陽は落ち沈み、同所における夜闇の帳も舞い降りている次第ではあるのですが、その御顔が拝見できません。

 

 

 やはりそれなりの距離があるせいなのか、ある程度近寄らないと、暗闇の陰になって見て取れる事は叶わないのです。

 

 

 石造に誂えられた床畳みへと只々ひたすらに俯いて此方へと身体を向けてきます姿は、極めて不気味とも感じられます。

 

 

 ですからそのあまりの異質として見て取れました存在に対しての恐怖へと不意に陥ったわたしは、自ずと向けていた視線を背けてしまいます。

 

 

 そうしてその様に先程まで注いでいました眼差しを逸らした途端の事です。

 

 

 突如としてわたしの背筋を寒気の様な形状し難い代物が襲い、思わず身を震わせてしまいます。

 

 

 そうです。

 

 

 一度違和感を抱きました光景から意識を逃避させたが為に、余計に恐れ慄いてしまった所存にございます。

 

 

 そして更には今し方に発見致しましたのは、あまりに不自然な存在であった為、自ずとその正体を気にしてしまうのです。

 

 

 それは本当に其処に居合わせていた女性であるのか。

 

 

 それとも或いはただのわたしの見間違いとしての代物であるのか。

 

 

 ですがそれは十中八九において現実は、後者である事への半ば確信へと及んでいるわたしは、それ程恐怖を抱くには至りません。

 

 

 

 何故ならその理由は偏に、同所は既に湯面から立ち篭める蒸気により視界は妨げられてしまっているが所以に他なりません。

 

 

 ですから先程わたしが目撃致しました女性の陰も、その湯気が作り出した幻影に過ぎない相違ありません。

 

 

 いいえ。

 

 きっとそうに違いないのです。

 

 

 そうでなくては困ってしまいます。

 

 

 だってわたしはその様な除霊に関しての知識には疎く、仮に遭遇した場合には只々ひたすらに祝詞を捧げる他にないのですから。

 

 

 しかしながらそんな風に思考を巡らせている間にわたしは、この様な振る舞いがあまりに愚かに思えた為、改めて思い直します。

 

 

 今に自らが目の当たりとしたのは、わたし自身が見間違えて己の中で作り出した幻影に他なりません、と。

 

 

 その為其処までに至った考えの証左として、わたしは果たして本当に自らの及んだ認識が正しのかを、見極めなくてはならないのです。

 

 

 それ故未だ判然としない疑問を抱えながらも、此処は勇気を出して声を掛けてみようと試みた次第にございます。

 

 

 そしてこれに対して応じる返答が無ければこの場へと居合わせている存在は最初から見間違いであったという証明に他なりません。

 

 

 

 しかしながらそうして再びその人影へと視線で見遣りました時には、既にその存在はわたしの眼前へと姿を露わとしていました。

 

 

 

「ご機嫌よう。確か貴方は、あの聖女様の子供であったかしらぁ?」

 

 

 そうしてあまりに唐突でありました為、その突如としてこの場へと顕現致しました女性から与えられた言葉に応じることがままなりません。

 

 

 思わず喉元まで出かかりました悲鳴を挙げそうになった所を如何にか耐え忍ぶ限りに御座います。

 

 

 加えてその様に口を噤みました為、わたしはその長身の女性を仰ぎ見るがままに、恐れ慄く他にありません。

 

 

 

 ですからこの様にして予期しない出来事に圧倒されるばかりのわたしを他所に、目の前の女性は言葉を続けます。

 

 

 

「えっと‥女の子‥じゃなくて、これは

 ‥あらぁ‥もしかして本当に男の子なのかしら?‥ふふ‥これは存外に面白くなってきたものねぇ」

 

 

 ですのでこの様に誰に語るでもなく呟かれました眼前にて佇む女性は、妖しく双眸を輝かせて仰られます。

 

 

 その色鮮やかなまでに眩い程の輝きを称えた瞳を目の当たりとしては、自ずとそれに魅入られてしまう心地へと陥る他にありません。

 

 

 まるでその宝石の如く透き通る真紅の双眸へと虜とされてしまったかの様な錯覚を抱くまでに及びます。

 

 

 そしてそれに伴い見惚れてしまうしまうわたしは自ずと、この妖しい光へと視線を釘付けとされてしまいます。

 

 

「いいかしら?わたしの名前はレメラ・アルバシア・リディスティラ・エステル・フォン・デルーシア。レメラで構わないわよ?」

 

 

 そして特段わたしが問い掛けたわけでもありませんが、自ら大上段にも名乗りを挙げる女性です。

 

 

「それでは、貴方のお名前を聞かせて頂けるかしらぁ?」

 

 

 次いでこれに続けて言い放たれたのは、わたしの出自に対しての質問に他なりません。

 

 

 

 その為これに応じるに際しては、些か自らの本名を告げるのは憚られました所存に御座います。

 

 

 

 ですが相手が此方に礼を払いました以上、自ずとこれに倣うのがわたしの流儀である為、気が付けば反射の域同然に、自らもその名を口と致します。

 

 

 

「‥わ、わたしはレアノスティア聖王国が聖女、ユキリス・スノーホワイト・フォン・レアノスティアの子息が一人、アイリス・スノーホワイト・フォン・レアノスティアに御座います」

 

 

 

 そして少なからず今し方に一方的に語られた手間も相まって、少しばかり勢い付いた名乗りを挙げてしまいます。

 

 

 

 この様に平静とは到底及ばずとも、特段言い淀むこともなく、形式ばった名を羅列した所存に御座います。

 

 

 

 するとこれを耳としたわたしを見下ろしてきます自らをレメラと名乗る女性は、その口元に何処か艶やかな三日月形の笑みを浮かべます。

 

 

 

 その一見して理解出来る程に邪悪に口の端を歪ませました姿は、まるで聖書に登場致します悪魔そのものです。

 

 

 そしてこれに対してまるで呼応するかの如く次の瞬間には、耐え難いまでの異変を感じます。

 

 

 

「んんっ❤️‥これはっ❤️ああっ❤️んんっ❤️あんっ❤️」

 

 

 その様にして突如としてすぐさま自らの身に感じましたのは、自らの意識では到底抗い難い情動です。

 

 

 まるで身を焦がす様にして襲いくる強烈なまでのそれは、わたしの理性を焼き切る様な衝動に御座いました。

 

 

 

 そうして漸く事ここに至ったわたしは自ずと、自身の油断からこの身が術中へと嵌まってしまった事実へと及んだのでした。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。