高貴なるTS転生大和撫子清楚系美少女JK退魔師巫女が強者足る雄に惨めにも全裸土下座にて屈服した果てに孕んだ挙句、その子供も交尾を懇願するまでに無様にも雌落ちした屈辱隷属花嫁に至るまでの恥辱を晒す軌跡 作:ユキリス
「お早くあらせられますね、お父様❤️」
昨夜は激しく身体を貪られてしまいました事実に、思わず羞恥を覚えたわたしは、自らの頬が蒸気してしまっていることを自覚致しました。
「ああ‥今日は大会だからな。俺はそろそろ出なくてはならん。ユキはどうする?」
早朝からの土下座の体勢での御挨拶を致しましたわたしを見下ろして、なんの緊張も感じさせない威風堂々とした立ち振る舞いで、お父様は仰せになられました。
「はい、お父様に同行したく思うのですが、大会での応援登録が未だなされていませんので、それを済ませてからお供致しますね」
頭を深々と下げて、不敬に当たらぬ様に視線だけを上向けたままに、自らの考えをお伝え致します。
「そうか‥ならば俺は先に行く」
慈愛さえ感じさせる程に父性さえをも満ち溢れた穏やかな面持ちを見せるお父様は、わたしの頭部を優しく撫でてくださいました。
「ではな‥」
それを最後にして、これから死闘を繰り広げるにも関わらず、なんら気負う様子もなく力強い足取りで会場へと向かいましたお父様。
「はい❤️いってらっしゃいまし❤️お父様❤️」
わたしは恭しくも謙り、地に頭を伏せたままの土下座の体勢で、お父様の勇猛果敢で大きな背中を御見送り致しました。
「ふぅ‥」
お父様の姿が完全に視界の中から消えてしまうのを見つめ続けて暫く、次いで朝の日課をこなす事と致しました。
「天上へと座するわたくしの主様、どうかこの下賤の身であるユキに貴方様の御寵愛を賜りくださいませ」
不敬に当たらぬ様に細心の注意を払い、丁寧に三つ指を真正面について、恭しくも頭を地に伏せて、普段通りの口上を述べました。
「あ‥」
するとその時、何故だか身体の奥底が火傷をしてしてしまいそうな程に熱せられて、抗い難いまでの強烈な情動が湧き上がるのを自覚致しました。
「んんっ❤️」
それと同時に甘く切ない疼きを覚えて、思わず指先で優しく労わる様に自らの下腹部を撫で摩りました。
昨夜は幾度なくお父様の濃厚で強い遺伝子を注いでもらうために、惨めながらも無様に懇願致しました。
慈悲深き聖人の如きお方であるお父様は、数え切れぬ程にわたしの赤ちゃんのお部屋へと子種をお恵みくださいました。
ドロドロに煮立っているかの様な熱い程の精液を、びゅるびゅる〜❤️と、子宮口へと亀頭を押し付けて逞しく吐精を果たされる御姿はやはり男らしくて、雄としての魅力に満ち溢れていらっしゃいました。
雄々しくも天を衝くかの如く屹立した、逞しく巨大な男根で、幾度もお腹の中を勢いよく抉られてその度にはしたなくも嘆願の嬌声をあげてしまっていたのですから、今になり改めて思い出すと、身を焦がすかの様な羞恥に襲われます。
「こんなのダメです‥❤️ん‥❤️」
思わず口から溢れてしまう多分に媚びが入り混じる甘い声を脳裏に刻み込み、自らの卑しくも淫乱な身体を自覚して、わたし自身も予定を果たすべく立ち上がりました。
そして、未だ赤ちゃんのお部屋にドロリとした白濁液の感触を覚えて、反射的に再度下腹部を撫でていました。
たっぷりと注がれてしまいましたお父様の優秀な御子種に対しては、母性の様な多幸感と同時に溢れ出る多幸感と強烈な慈愛の様な感情。
その情動に身を任せて気が付けば、幾度も自らの下腹部を肌の上から、まるで慈しむかの様に撫でてしまいました。
「いけません‥。この様なことではお父様の応援に遅れてしまいます‥」
わたしは自らを叱咤するかの様な言葉を呟いて、己の愚かな行動を自戒し、再度目的を果たすべく、身支度を整えに掛かりました。
去年も大会に参加致しましたわたしは、自らの御洋服の箪笥の中へと納められた、応援用の正装を身に纏います。
「んっ❤️」
殿方の雄の本能を殊更に煽る、扇状的であり派手な黒色の下着がお乳とお尻を締め付けて、甘い吐息をこぼしてしまいました。
「すこし、大きくなった‥かな‥?」
お乳を包む下着の締め付けがあまりにも窮屈に感じられて、再度側部からはみ出てしまいましたお乳を押し込みます。
「んんっ❤️」
暫く自らの身体と格闘していましたわたしですが、幾度も押し込もうとも、ぶるんっ❤️と元の位置にはみ出し、一向に下着に納まることはありません。
「もういいです‥」
幾度も試行錯誤を繰り返したのにも関わらず、徒労に終わってしまったわたしは、辟易とした声音で呟くと同時に、遂には下着を身につけることは放棄致しました。
現在見に纏うのは、下半身のおまんこの割れ目だけを包み込む派手で扇状的であり、蠱惑的な殿方に媚びた、卑猥である紐下着だけで御座います。
「んしょ❤️」
御着物の袖に順に腕を通していき、最後は毎日の様に見ている姿見に映る自分自身の美貌に、思わず頬が緩みます。
「今日も頑張りますっ❤️」
着替えに手間取り、少しばかり引き攣らせていた頬をそのまま殿方に対する媚びた微笑に変えて、自らを勇気付けました。
典型的であると同時に完璧な愛想の良い笑顔を形作り、わたしは自らの唇に指を当てて、艶やかな仕草を反復致します。
そして、その表情の感覚を脳裏に刻み込み、大会の会場を目指すべく、踵を返したわたしは、お家を後に致しました。
*
ユキが武闘会の会場へと向かう中、未だ屋敷へと入り浸り、酒池肉林の情欲に塗れた怠惰極まる生活を送っていた氷華は、フウガの逞しい肉体にしなだれかかり、多分に媚びを含んだ甘い声で囁いた。
「フウガ様❤️わたし❤️武闘会に出場する貴方様を応援したいですっ❤️」
逞しい鋼の如き筋肉に覆われた肉体へと艶かしい動作で指先を這わせる氷華は、あからさまに雄へと謙る媚びた上目遣いでフウガを見上げていた。
「そうか、氷華がそう言ってくれて嬉しいよ」
彼女の豊満な肢体が、筋肉に覆われた逞しい鋼の如き肉体に押し付けられ、その柔らかな媚肉を淫らに歪ませる。
「えへへぇ❤️じゃあ❤️これでしっかりと精力を付けてくださぁい❤️あ〜ん❤️」
ゴツゴツとした無骨で男らしい手のひらで、頭を優しく撫でられた氷華は、口元へと艶やかな微笑を浮かべ、薄桃色の唇を開いた。
そして、自らの手元にあったまるで宝石の如く輝くみずみずしい果物を咥え、フウガへと口付けると同時に、口腔内へと内容物と共に舌も侵入させる。
「んっ❤️んん❤️」
一度果物を噛み砕き、甘い果汁とねっとりとした唾液が口腔内へと満ち溢れ、卑猥な水音を立てて二人は舌を絡ませた。
「‥ははは、全く‥氷華は甘えん坊だな‥。本当にあの、負けん気の強いテツだったのかい?今の姿からは全く想像がつかないよ」
ねっとりと濃厚に絡ませていた舌肉を、ツウっと唾液の橋をかけると共に、ゆっくりと離していく。
「もう‥それは言わないでくださいっ❤️わたしはそんな弱弱な男の人なんて知らないですっ❤️」
まるで幼児の様に、可愛らしく頬を膨らませて、子猫の如く眦を不満げに吊り上げる姿は、正に自らの美貌を自覚している者の振る舞いである。
雄に対してあからさまな媚びた立ち振る舞いを見せる現在の氷華の所作からは、以前までの一匹狼でいて高潔な矜持は失われているのが見て取れる。
「ふむ‥だが、以前まで打ち込んでいた鍛錬はもういいのかい?あれ程真剣に取り組んでいたのに─」
近頃までは、鬼気迫る様子で自己鍛錬に勤しんでいた氷華の姿を時折校舎内で見掛けることがあったフウガである。
鬼人族という種においては、瞠目に値する程に矮躯であり、尚且つ色白であると共に少女の様な身体付き。
現在ではそれに磨きが掛かり、殊更に蠱惑的で、淫猥な肉体を誇り、更には変異を果たしたことにより、豊満な乳肉と尻肉を誇る氷華。
常人では即座に根を上げてしまう程の尋常ならざる自己研鑽を重ねてまで、幼馴染の少女を振り向かせる。
そんな氷華の崇高と称してなんら差し支えない志は、自らの天賦の才に胡座をかいていたフウガに強烈でいて抗い難い屈辱を抱かせた。
それは、鬼人族において随一の名家を誇る次期当主の完全無欠の男であるフウガであっても、狂わしい程に高潔な精神への情景。
「大丈夫ですっ❤️たくさんフウガ様に御奉仕しているので、ぜんぜんお肉なんてついていないはずですぅ❤️」
しかしながら、過去を想起するフウガの口元へと艶かしい動作で指を押し当てた氷華は、花が咲いた様な可憐な微笑を浮かべて見せる。
「そうか‥氷華がそれでいいのなら、俺から口を出すべきことでもない。だが‥」
興奮により頬を紅潮させて、何処か陶酔した面持ちを見せる氷華に対して、フウガは厳かな声音で応じた。
「少し筋力が落ちたな」
精悍な面持ちに真剣な表情を形作られての、次いで繋げられた彼の言葉に対して氷華は、気落ちするでもなく寧ろ、歓喜の感情を露わにした。
「え〜❤️そうですかぁ❤️もしかしてフウガ様は、筋肉質でゴツゴツした、硬いゴリラみたいな女の子が好きなんですかぁ?」
精緻に誂えられた人形の如き、可憐な美貌に蠱惑的であると同時に何処か揶揄うかの様な面持ちを浮かべて、上目遣いでフウガを見上げる氷華。
「いや‥そんなことはない。寧ろ女子共は今の氷華の様にあるべきさ。俺はただ君がそんな風に変わっていくのがたまらなく嬉しいのさ」
羞恥を覚えることさえなく、心底からの本心を何の躊躇いもなく吐き出すフウガは、氷華の癖一つない絹の様に滑らかな、美しい漆黒の髪を、その無骨な指先で愛おしげ梳いた。
「えへへぇ❤️ですよねっ❤️氷華もとても嬉しいですぅ❤️」
無遠慮にも乙女の命とも称してなんら差し支えない髪へと指を這わせるフウガに対して、陶酔したかの様に眦を垂れさせて、再度しなだれかかる氷華。
「フウガさまぁ❤️氷華は口付けがしたいですっ❤️」
圧倒的な強者足る雄の精を幾度となく胎に受け続けた彼女の肉体は、既に根本からの更なる変異を遂げていた。
「ああ、構わないとも。ほらこっちを見るんだ」
多分に媚びを含む甘い囁きでの嘆願に、なんら動じることなく、鷹揚に頷き応じてみせるフウガの立ち振る舞いからは、この様に淫乱極まる一連の氷華の振る舞いが、日々の日常的に行われている事柄であることが窺える。
言葉と同時に、手慣れた動作で顎を持ち上げられた氷華は、フウガの男らしい立ち振る舞いに、なんら抵抗を示さない。
「ん❤️ちゅ❤️ちゅる❤️じゅる❤️れろ❤️」
何方からともなく、ぬらぬらと唾液に濡れた互いの舌を絡ませて、ねっとりと濃厚な口付けを交わす二人の瞳は淫欲に塗れ、その姿は酷く隠微な光景であった。
「すごい‥❤️んんっ❤️」
そんな彼等の姿を、気配を潜めながらも眼前に広がる痴態に食い入る様に瞳を見開いて、障子の隙間から覗き見る一つの影があった。
「ん❤️ちゅる❤️れぇ❤️れりょ❤️ちゅる❤️ちゅぱっ❤️コハルちゃんっ❤️わたしと一緒に御奉仕しようよぉ❤️」
そして不意に揺れた影の存在を、自らの瞳で確かに捉えた氷華は卑猥な水音を立てながらも口付けを終えて、不届き者の彼女を見咎めた。
「え‥ぁ‥どうして‥」
己の気配を遮断していた術を容易く突破されたことに関して、驚愕も露わに瞠目し、密かに身を揺らがせるコハル。
自らよりも遥かに年下である氷華から、まるで幼子に向けて付ける様な敬称で呼ばれて尚、驚愕にも酷似した強烈なまでの動揺は、見下される屈辱をも霧散させる。
「大丈夫だよぉ❤️フウガ様はとってもお優しいお方だからぁ❤️きっとコハルちゃんも沢山愛してもらえるよぉ❤️」
動揺を示した彼女の存在を完全に捉えるまでに至る氷華は、フウガから身を離し、障子を勢いよく開け放つ。
「きゃっ」
唐突に行われた蛮行に対して普段の楚々とした立ち振る舞いとは似ても似つかない、可愛らしい悲鳴をあげるコハル。
「わぁ❤️もうこんなになっちゃってるぅ❤️やっぱりコハルちゃんもフウガ様のおちんぽにたくさんいじめられたいんだぁ❤️」
崩れた肢体を、氷華のしなやかな四肢に絡め取られ、着物の襟から覗ける白磁の如き、艶やかでいて、きめ細やかな肌は仄かに紅潮し、彼女が興奮していることが見て取れる。
着崩れた着物からまろび出た豊満な二つの双丘が、柔らかに氷華の手中に納められ、弄ばれると共に薄桃色の先端が露わとなった。
「ふふ❤️ここ❤️とってもコリコリしてる❤️」
与えられる刺激により硬くなる乳首を指の腹に挟み込み、なんの躊躇いもなく手慣れた動作で扱きを繰り返す氷華。
「あんっ❤️ダメですっ❤️そこはぁっ❤️氷華様っ❤️おやめになってくださいましっ❤️」
執拗なまでの氷華からの愛撫に耐え兼ねたコハルの艶かしい鮮やかな深紅色の唇から、悩ましげな嬌声が溢れでた。
「ふーん❤️コハルちゃんってば本当はもっとしてほしいんでしょ❤️いいんだよ❤️わたしがもっと気持ちよくしてあげるから❤️」
拒絶の意を示す態度とは裏腹に、彼女の秘部の割れ目はしとどに濡れそぼち、下女としては、あまりに扇状的にすぎる淫猥な黒色の下着にシミを作ったのだった。
*
先程のお家の自室とは場所を異なり、村の中心に位置している、荘厳な石造りで誂えられた、武闘会の会場へと足を運ばせていました。
周囲には名家の御方々に限らずに、それに仕える奉公人である、下男や下女の方々が謙り、心底から敬愛した立ち振る舞いで服従し、身の回りのお世話をされています。
上記を護衛する、俗に言う冒険者様(ハンター)に加えて、まさかの傭兵様の姿さえも窺うことができます。
そんな屈強な彼等を従わせる当主の方々の傍らにはべる、見目麗しく一挙手一投足から、自然と滲み出る気品溢れる貴婦人の方々は、優雅な所作で口元へと手を当てて談笑に興じてられています。
わたし同様にこの村出身であることが窺える平民の方々は御当主様であらせられる方々へと恭しい態度で平伏しております。
唯一の例外として、無数の強者が集うこの場でも、周りの方々に比べて遥かに逞しく大柄なお父様は、毅然とした立ち振る舞いで、佇まれています。
更には驚くべきことに旅人の方々も、露店を出す叔父様方や未だ年若い見習いの青年の方々に混じり、手伝いや、雑談をしている姿が見受けられます。
青年、女性、は勿論で御座いますが、其処には女児男児などの未だ幼い方々すらも、老若男女分け隔てない人々が、辺り一帯を埋め尽くしています。
更には驚愕すべきことに、鬼人族と受け入れを行った移民の方々だけでなく、遠路はるばる御いでになられている、エルフの王族の方々まで姿を見せていました。
そして恐らくでは御座いますが、王族や貴族の御方々に限らずに、全ての氏族の方々を従えての御来賓であることが、会場を埋める大所帯である様子から窺うことができます。
そして、何より瞠目に値する事柄の要素として、今回開催される大会には様々な異種族の人々が入り乱れています。
見渡す限りを人々が埋め尽くし、混雑極まる雑踏の中を一生懸命に縫う様に、足早に歩きます。
騒々しい程の人々の喧騒から無事に脱出を果たしましたわたしは、目的の場所へと辿り着くことができました。
「‥氷華さん」
既に女性の方々の幾人かが、可愛らしいながらも蠱惑的であり、扇状的な正装を見に纏っていました。
所謂生前の記憶から言い表しますと、完全にチアガール然とした、ふりふりの多いスカートと、肩と胸部の側面が剥き出しになった、はしたない御洋服で御座います。
その中にはわたしと同様に背丈が低く、可愛らしい見覚えのある少女の姿が視界の中へと納まりました。
「うん?あー!ユキねえっ❤️来てくれたんだぁ❤️わたしとっても嬉しいなぁ❤️」
この場にいる女性の方々のすべからずが、初雪の如き真っ白で艶かしい肌を露出させた卑猥な御洋服を身につけています。
「ええ、わたしはお父様の応援に来ました。着替えをしたいのですが、更衣室に空きはあるでしょうか?」
しかしながら、氷華さんだけは恐らくは、わたしもフウガ様のお屋敷で身につけたことのある華美な装飾を施されている着物と同様の、お召し物を着ています。
派手でいて露出している面積の多い衣服を身に纏っている集団の中では、未だ着物を身につけているわたし達は異質な存在でしょう。
「うんっ❤️大丈夫だよっ❤️わたしもいまから着替える所だったから❤️だからユキねえも一緒に着替えようよっ!」
わたしの問いかけに対して、その可憐なかんばせをほころばせて、何処か興奮した面持ちを見せる氷華さんで御座います。
「はい、わかりました」
特段断る必要性を見出せない氷華さんからの提案に対して、わたしは二つ返事で了承の意を示します。
初雪の如き純白の頬を、僅かながらに紅潮させる彼女は、わたしの手に、すべすべとした白魚の様な繊細な五指を絡ませました。
「やったぁ❤️えへへぇ❤️それじゃあ早く着替えちゃおうよ。開催はまだだけど、フウガ様に見てもらいたいしぃ❤️そ、れ、に、ユキねえだって龍鬼様にお披露目したいでしょ?」
艶やかな笑みを口元へと称えた氷華さんは、お耳が蕩けてしまいそうな程に、甘く可憐な声音で囁きます。
「そうですね。わたしもお父様が御喜びになられるのでしたら‥」
身を襲う羞恥から、自らに向けられた彼女の揶揄うかの様な瞳から顔を逸らし、人々の喧騒の中央で愛想を振り撒いているチアガールの少女達へと視線を移しました。
「えーっ❤️絶対龍鬼様は喜ぶよぉ❤️というよりここにいる男の人達全員ユキねえにメロメロになっちゃうと思う。だってこんなに可愛いんだからぁ❤️」
しかしながら氷華さんは、わたしが彼女達へと向けている視線を遮るかの様に佇み、艶やかな瞳で此方を見つめてきます。
「それじゃあ❤️一緒に着替えようね❤️ほらほらっ❤️ユキねえもこっちきて❤️」
まるで心底からの歓喜を表すかの如く、花が咲くような可憐な微笑を、その美貌に称えた氷華さんは、両手でわたしの腕を引いて会場へと設けられた更衣室へと歩を進めます。
白磁の如き真っ白でいて、シミひとつないすべすべとした肌に触れる感触に、僅かながらの寂寥を覚え、しかしながら、わたしにその資格がない事実を改めて自覚します。
「よし‥」
自己嫌悪に陥りながらも、小声で自らを叱咤して、まるで平静である立ち振る舞いを演じることで、愚かなわたし自身を自戒します。
「どうしたのユキねえ?」
そんな卑しくも浅ましい自らを顧みるわたしの姿を振り返り、可愛らしくも小首を傾げた氷華さんは、純粋な瞳で此方を射抜きます。
「いえ、そのお着物とてもお似合いで御座いますよ」
訝しげな視線で見据えられたわたしは、愚かしくも零してしまいました動揺を悟られぬ様に、自然と反射的に嘘を吐き出していました。
「えー❤️ほんとうっ❤️ユキねえにそう言ってもらえてうれしい❤️これはねコハルさんに選んでもらったの❤️フウガ様もたくさん褒めてくれたんだ〜❤️」
虚飾に塗れた自らの言葉にはあまりに眩しい純粋無垢にすぎる氷華さんの、美しい微笑を受けて、自身の心臓の鼓動が早鐘の如く脈打つのを自覚します。
「ええ、とても可愛らしいです」
今度こそは醜態を晒すことのない様に、意識を切り替え、氷華さんの姿を受け入れると共に、自らを戒めます。
「ありがとう❤️でも、ユキねえの方が凄く綺麗だから、ちょっと嫉妬しちゃうかも❤️」
彼女は自らの真髄である可憐な美貌を、まるで卑下するかの如く、眦を垂れさせて、此方を見つめてきます。
「そんなことはありませんよ。とてもお綺麗で、素敵です」
見目麗しい絶世のお母様の容姿を受け継いだが故の、殿方からの寵愛を賜ることができるこの美貌と豊満な肢体。
幾ら外面だけは美しくとも、それとは相反するかの様に、内面だけが自らの欲望に汚されて侵食されていく。
わたしの眼前に佇む現在に至り、以前までの男性であった姿は見る影もなく皆無であり、可憐でいて、殿方を惹きつける蠱惑的な容姿を誇る自らの幼馴染であるテツさん。
いいえ、氷華さんをこの様な姿へと変えてしまったのは、この卑しくも浅ましい、愚かなわたし自身の浅慮が招いたが故の不徳の末路。
「ええ〜❤️ふふっ❤️やった〜❤️」
以前の彼であれば、この様な称賛など、鬼人族の男としての矜持を傷つけるだけの、侮辱の言葉に捉えられた筈で御座います。
ですが、、変異とも称するべき肉体の劇的な変貌を遂げた眼前に佇む幼馴染は、その精神さえをも変質させています。
現にこの様に、その絶世の麗しい容姿を褒められて、可憐なかんばせをほころばせる氷華さん。
「‥ふふ。大袈裟ですね」
如何にもな女児の様な無邪気な立ち振る舞いに、思わず見惚れてしまいましたわたしは、耐えきれずに微笑を零してしまいます。
「だって昔からわたしはいつも子供みたいなお洋服着せられるから、こうやってユキねえみたいに、大人の女の人の服を着れてとっても嬉しい❤️」
曲がりなりにも鬼人族の女性であるのであれば、自らが畏怖の念を払うべき相手である殿方に対しての、最低限度の淑女としての立ち振る舞いは日々研鑽する義務が御座います。
しかしながら、女性へと変異を果たしたばかりの氷華さんでは、その様な暗黙の了解と称してなんら差し支えが御座いませんしきたりなど、知る筈がありません。
そして、それらのことを理解しながらも、未だ淑女の立ち振る舞いを会得するに至らない氷華さんの姿を見て取れて、思わず眉を顰めてしまいます。
「ですが、氷華さんには、昔一緒に着て頂きました服の方がとてもお似合いで可愛らしいですのに」
そんな我ながら身勝手な苛立ちと共に、氷華さんの殿方の庇護欲を誘う様な可憐でいて、蠱惑的な容姿に視線が釘付けになり、意識が惹きつけらてしまいます。
「え〜、あれは流石にわたしにはきれないよ〜。だって、あんなにフリフリが付いて、お人形みたいな絵柄が描かれているのなんて、恥ずかしいもん」
自らの戸惑いを振り払うかの如く、まるで、揶揄うかの様に、口元に微笑を浮かべて、眼前の氷華さんを見据えます。
「あ、でも、ユキねえと一緒になら着てもいいかなぁ❤️‥なんて❤️」
羞恥に頬を紅潮させたかと思いきや、次の瞬間には、表情を一転させて、嬉々としたお面持ちで、百面相を形作ります。
「‥ふふっ‥ええ、わたしも以前の様に氷華さんと一緒に子供たちと遊びたいです」
まるで遊びたい盛りの幼児の如く、無邪気な姿を垣間見せている氷華さんの様子は、酷く可憐であり、蠱惑的に思えます。
「うんっ、えへへぇ、またユキねえと一緒に遊べるなんて、本当に嬉しいなぁ」
普遍的に老若男女、誰の目から見ても魅力的に映る彼女の花が咲いた様な笑顔は、同性であるわたしをも魅了します。
「わたしもです。それでは、お早く着替えてしまいましょう」
そのあまりに邪気のない眩しく輝かしい、魔性と称しても差し支えない程に、惹きつけられてしまう美しい笑顔から意識を逸らします。
「うんっ、あ、でも‥わたしは応援するのはじめてだから、少し‥緊張しちゃうかも‥」
何故か開放的にも開け放たれている更衣室へと視線を移し、入室を促すわたしの言葉に対して、僅かながらに可憐なかんばせを曇らせる氷華さんです。
「え、あの‥もしかして氷華さんも大会を応援されるのですか?」
自らの予想と外れた御言葉を不意に投げ掛けられて、即座に理解に至らずに、間抜けにも問いを返してしまいます。
「うん、フウガ様のお屋敷で一生懸命練習してきたから、一応の形にはなってると思う」
間髪を挟んで、ようやく我に帰りましたわたしは、自らの考えが至らない浅慮極まる愚考に対しての、心底からの嘆きを覚えました。
「‥わたしはてっきり、氷華さんはお姿だけをお披露目すること意外には、興味がないものだと思っていました」
しかしながら、応援と一口に称しましても、女性の身では中々に激しく過酷な動作を含む踊りで御座いますので、氷華さんには少々荷が重いのではないのでしょうか‥。
「え〜、そんなことないよ〜。わたしだって頑張ってる人を応援するのは大好きだし、カッコよくて強い男の人の活躍が見れるなんて、わたしすごくワクワクする❤️」
その様なわたしの懸念も功を奏することもなく、寧ろ杞憂でさえあることが、彼女の語る言葉の内容から窺うことができます。
恐らく‥いいえ、確信を持って先程までの氷華さんを侮る、浅慮極まるわたしの愚考は、断言できるまでに確実に、否であることへの理解へと至ることが出来ました。
最早、考えるまでもなく彼女はわたしが思う様な常人の鍛錬などとは比較にならない程に肉体の研鑽を積んでいるでしょう。
故に、それと同じ要領で今回の動きに対しても練習を重ねたのであれば、瞠目すべき事柄であることには変わりありませんが、もしかしたら、万が一にも会得し得ることも可能なのかもしれません。
「フウガ様はわたしの応援で喜んでくれるかなぁ❤️えへへぇ❤️」
うっとりとした眼差しで瞳を蕩けさせる氷華さんの言葉通り、わたしの様な卑しくも浅ましい雌の本懐は、お父様の様な、圧倒的な強者たる殿方に対して媚びを売り、癒しを与えるところにあると言えるでしょう。
「そうですか‥。流石は氷華さんですね。お互いに頑張りましょう」
それは些か、いいえ、最早あまりに極論に過ぎる男尊女卑の価値観かもしれませんが、生前では認められることのない論も、この世界、或いはこの鬼人族の村においては、当然の様にまかり通るのです。
「うん。ユキねえと一緒に踊れるなんてやっぱりすごく嬉しいな❤️」
通常であれば幼い時分からある程度の経験を重ねて身につける動きの全てを、驚愕に値する程の短期間でありながら、覚えて見せたことへの称賛の言葉を送ります。
心底からの賛辞を述べるわたしの言葉を、何の嫌味も感じさせない、無邪気で可憐な笑顔を浮かべて、受け取る氷華さん。
「はい、あ‥どうやらフウガ様が到着なされた様ですよ。お早く着替えてしまいましょう」
正に純白と称してなんら過言ではない氷華さんの、以前よりも遥かに穏やかとなった、その精神性に心打たれていると、視界の隅に豪奢な造りの馬車の姿が見受けれました。
「え、ほんとだ〜。‥そっか、それならお待たせするのも悪いし早くお着替えしちゃおっか❤️」
再度に渡るわたしの催促に対して、花が咲いた様な先程の童女の如き、眩く可憐な笑顔から一転、フウガ様を視界に納めました氷華さんの面持ちは何処か妖艶な微笑を称えておりました。
「はい」
その様に、未だ若輩者であり、愚かしい未熟なわたしにとっては、大変に学ぶ事柄が多かった談笑を経て、今度こそは、更衣室の中へと入室を果たします。
武闘会の為だけに誂えられた更衣室の中は、年に幾度か使うだけである場所にも関わらず、とても豪奢な造りをしています。
大会の会場である闘技場の隣へと設けられているためか、外界とを遮る重厚な石造りで誂えられた分厚い壁さえをも突き抜けて、大勢の人々の賑やかな喧騒が聞こえます。
「それじゃ、ユキねえはわたしの隣の籠でいいかな?」
例年の様に武闘会が開催されるため、必然的に毎年この場所へと足を運ぶことになるわたしですが、やはり何処か落ち着かない浮ついた気分を覚えます。
「はい。ありがとうございます」
わたしは眼前に差し出された、丁寧に編み込まれた分厚い樹脂で誂えられている籠を、頭を下げて感謝を示すと共に受け取ります。
恐らくですが、生前の記憶の影響を受けて、これからわたし自身が、殿方に対しての媚びを売るための、踊り子やチアガール紛いのはしたない振る舞いをすることへの羞恥を覚えているのでしょう。
しかしながら、わたしはどうしても、お慕いしておりますお父様を応援することを、命以外の何を犠牲にしたとしても止めるつもりはありません。
例え、それがわたし自身の尊厳を自ら貶める様な最低な行いであれ、それがお父様の役に立てる事柄なのでしたら、なんの躊躇いもなく即座に実行へと移すでしょう。
「ふーんふふふーん」
隣では、可愛らしくも鼻歌混じりで、可憐な微笑みを浮かべている氷華さんが、上機嫌な面持ちで、身につけているお着物をはだけさせている様子を伺うことができます。
「ふふっ、御機嫌ですね」
遅ればせながら彼女に倣い、自らも身につけていた衣服の腰帯へと、手を伸ばし、幾度となく繰り返した動作で、僅かな淀みもなく、お着物を脱ぎさりました。