高貴なるTS転生大和撫子清楚系美少女JK退魔師巫女が強者足る雄に惨めにも全裸土下座にて屈服した果てに孕んだ挙句、その子供も交尾を懇願するまでに無様にも雌落ちした屈辱隷属花嫁に至るまでの恥辱を晒す軌跡 作:ユキリス
龍鬼と獣の如く熱い夜を過ごし、より深くまで肉体を重ね合わせ、その胎へと情けを受けた翌日の事である。
真夏から秋へと移り変わり始めの、些か肌寒い時分の早朝に目を覚ましたユキは、自らが抱きしめていた龍鬼の姿が視界にて見受けられないことへと思い至る。
「起こしてしまったか」
しかしながら、彼女の起床を迎えた姿を視界へと納めた龍鬼の、穏やかな落ち着いた声色が、無事に聞き届けられたことにより、ユキの不安は杞憂であると、判明するところと相なった次第である。
「‥いえ、その様なことは‥。お父様はいつもお早くあらせられますね」
自らへと暖かい気遣いを見せる龍鬼の言葉に対し、緩やかにかぶりを左右に振るユキは、彼の習慣を褒め唱える。
「ああ、少しばかりな」
己の寝覚めの良い性分に対し、称賛の言葉を送られた龍鬼は、些か曖昧な態度でかぶりを縦に振って応じて見せた。
「‥お父様。わたしは村の方々に認められずとも構いません。ですので、婚礼を挙げるなど、あまりに分不相応なことに思えます。わたしはただ、お父様と共に居られるのであれば、このまま静かに暮らして行きたいと願います」
龍鬼が今し方、僅かばかりに見せた言い淀んだ部分の、意味するところへの内容の理解へと至るユキが、健気にも精一杯の言葉を並べ立てる。
「そうか、確かにユキであればその様に望むだろうな。だが、俺は武闘会にて己の力を示した。その事実の意味するところを村の奴等は正確に理解しているだろう。今更前言を覆し、己の誓いを撤回することはできん。すまないとは思っているが、これは俺が心底から望んだことなのだ。どうか許してくれ」
現在二人が交わしている事柄は、龍鬼が名実ともに鬼人族の、実質的な頂点であることを認められたが故に、彼が望んだ婚儀に対しての懸念である。
そのことに対し、苦言を呈するユキの様子を受けて、至極実直な想いを心底から語ってみせた龍鬼は、真剣な面持ちで宣言した。
強い意志の込められた、尊いまでに感じられる誠実な言葉を与えられたユキは、反論する余地もなく、二の句を告げることが出来なかった。
続く言葉を失い、口を噤む彼女の姿を真正面から見据える龍鬼は、己の心底からの想いを口としていた。
「お父様がそう仰られるのでしたら、わたしはその御意志に従うまでで御座います」
予め、先日開かれた会談にて、決定されていた婚儀が予定通りに行われる運びと相なって、幾分か緊張した面持ちとなるユキである。
些かの焦燥すら露わとする彼女の、強張らせた美貌を見て取った龍鬼は、幼児を宥めるかの様にして、柔らかな声色で囁いた。
「これからの事に関して慮り、不安を感じているのであれば、それはただの杞憂に過ぎん。婚儀での儀式は何も考えず、俺に身を委ねているだけでいい。その後は宴会をするだけだ。故に、なんら案ずることはない」
男らしくも、精悍な顔付きで宣言して見せる龍鬼からは、思わず気圧されてしまう程に、圧倒的なまでの圧迫感が発せられていた。
彼の言うところの内容は、愚かなる雌は、強者たる雄である己の言葉に従っていればいい。
その様な解釈として、龍鬼の語る言葉を受け取り、その意味を悟るに至るユキは、自らの下腹部が甘く疼いたのを自覚する。
最早、龍鬼へと向けるユキの畏敬の念は、元より抱いていた、強烈な程の懸想と相まって、より崇拝に酷似した感情にまで昇華されている。
あまりに身勝手な男側としての言い分に対し、従順にもされるがままに従ってしまうのは、ユキという少女が如何に、無様にも龍鬼の雌として成り果てたのかが窺える。
実の父の雌として惨めにも成り下がった彼女は卑しくも、昨夜に自らの胎へと注がれた龍鬼の白濁液の、暖かな感触に対し、強烈な多幸感を覚えていた。
「はい、流石はお父様で御座います。貴方様の御言葉通りに、従わせて頂きます」
己の子宮を満たす、圧倒的なまでに強靭なる精液に対し、最早母性と称して差し支えない感情を抱いている。
体内に留められた、この世にあまなく、ありとあらゆる生物における頂点にして、鬼人族最強の名を冠するまでに至った龍鬼の、圧倒的なまでの生命力を誇る遺伝子。
他の雄の追随を許さぬ程に、圧倒的なまでに優秀な生命の熱の奔流を、その穢れなき純白の肌越しにて甘受していた。
今までに感じたことのない、強烈なまでの多幸感を脳髄へと刻まれて、幾分か陶酔した面持ちとなっているユキである。
今し方起床を迎えた、寝起きの状態にであるにも関わらず、本来であるならば、低下していて差し支えない体温も、少しばかり汗ばむんでしまう程に上昇している。
その証左に、シミひとつなく眩いばかりの、美しき純白の肌は、幾分か蒸気して、可憐にも赤く染められている。
絶世の麗しき美貌を蕩けさせ、平素であれば怜悧な印象を受ける白金色の瞳にさえ、眼前の雄に媚びるための、確かな感情の色が見受けられる。
だらしなく垂れた眦からは、普段の凛とした面立ちを窺うことは出来ず、まるで屈服したかの様にして、龍鬼を仰見ていた。
そんな彼女を遥か高みから見下ろす彼は、健気にも己に対し媚びた立ち振る舞いを見せているユキの艶かしい唇を、なんの躊躇いもなく唐突に奪い去る。
「んんっ❤️」
突然な、思いがけぬ龍鬼の不躾な行動を受けたのにも関わらず、乱暴に交わされる口付けへと応じて見せるユキ。
「ん❤️ちゅ❤️」
多分に熱の篭められた上目遣いで、龍鬼と視線を交差させるユキは、自らの口腔へと侵入する分厚い舌を、なんら抵抗を示すことなく迎え入れた。
開かれた艶かしい唇から覗ける、鮮やかな紅色のユキの口腔内へと、容赦なく己の獣臭い唾液を流し込む龍鬼。
仄かに甘い香りが漂うユキの口腔内を、強烈な雄臭い粘液が蹂躙し、犯し尽くしていく。
しかしながら、それすらも心地よく感じるいる彼女は、自らの舌を絡め取られて、弄ばれることへの充足感すら覚えていた。
卑しくも自ら龍鬼の分厚い舌へと吸い付いた、平素とは異なり下品な立ち振る舞いを見せているユキの姿は、酷く退廃的な光景に見受けられる。
艶かしい薄桃色の唇を窄める、惨めな様子からは、品性の欠片すらも見て取ることができないまでに、強烈な程の色香を漂わせている。
まるで自らの格を貶めるかの様な立ち振る舞いでいて、平素から毅然とした態度を心掛けている彼女として、酷くあらぬ行いであった。
凛とした、怜悧な印象が見受けられる、眼光鋭き切長の瞳すらも、無様にも唇を、されるがままに貪られる現在は、恍惚として蕩けている。
従順な態度で、まるで奴隷の如き振る舞いを見せているユキの、安産型に育った大きな臀部を龍鬼の無骨な五指が、無造作にも鷲掴む。
「ちゅ❤️れろぉ❤️じゅる❤️んんっ❤️」
不躾にも自らの柔らかな尻たぶを、龍鬼の手中にて弄ばれるユキは、口付けを交わしながらも、甘く切ない嬌声を零した。
濃厚に舌肉を絡ませる二人は、湯水の如く溢れ出る己の唾液を、互いの口腔内へと流し込む。
「んんっ❤️」
龍鬼の強烈なまでに獣臭漂う唾液を飲み下したユキは、自らの喉奥を伝う熱い感触に、その絶世なまでの美貌を、身を襲いくる喜悦により歪ませる。
他者とは隔絶した、類い稀なる美しき容貌を、恍惚と蕩けさせたユキは、乱暴な龍鬼の振る舞いに対し、強烈なまでの快感を覚えていた。
無骨な五指でもってして、ユキの尻たぶを弄ぶ龍鬼は、己の手中にて、張りが良く歪む柔肉の感触を堪能する。
「んっ❤️‥お父様っ❤️あんっ❤️お辞めになってくださいまし❤️こよいのじゅんびをしなくてはなりませんのでっ❤️ああっ❤️ダメですぅっ❤️おとうさまぁ❤️んんっ❤️」
これから開かれる婚礼の儀に対し、少女であるからして、相応の準備をしなくてはならないユキであったが、龍鬼から与えられる快楽に、翻弄されていた。
しかしながら、村の者たちが集う儀式にて、自らの衣装を披露目ることとなるのは自明の理。
故に彼女は、龍鬼からの寵愛を拒絶してでも、この場は切り抜けられるだけの、強靭なる意志が求められている。
「あ、あの‥お父様。んんっ❤️お口で受け止めますから、どうか今だけはお許しくださいませ」
だからこそ、この様にして、自らの情欲に対し、最大限の譲歩を見せることができたのは、元来欲望に忠実な彼女からすれば、著しく殊更な成長と称して何ら差し支えない。
「ん‥❤️」
宣言した彼女は、即座にその場に腰を落ち着けると、楚々とした上品な動作で脚を揃え、龍鬼の衣服の中から、雄々しく屹立している男根を取り出した。
「あんっ❤️」
しかしながら、今にも暴発してしまいそうな程に張り詰めていた剛直、窮屈な衣服から解き放たれたと同時、その勢いのままユキの美しい純白の頬を叩いてしまった次第である。
だが、避ける間もなく無様にも男根を、その美貌へと打ち付けられてしまったユキであったが、なんら意に解することがなく、寧ろ恍惚とした微笑を称えている。
「んんっ❤️すごく御立派です❤️」
まるで天を衝くかの如く雄々しくも屹立を見せている、男根を頭上へと仰ぎ見るユキは、その畏怖すら覚えてしまう程の光景に、思わず称賛の言葉を口としていた。
彼女の呟きを、常人を遥かに超越した人外の聴力でもってして聞き届けた龍鬼は、殊更なまでに己の獣欲を昂らせる。
彼の強烈なまでの興奮に応じて、醜悪な赤黒い男根が更なる躍動を見せつける。
元より皮が剥けて露出していた巨大なる亀頭が、殊更にその大きさを増して見受けられる。
異常なまでに増大したそれを蕩けた眼差しで見つめているユキは、なんの躊躇いもなく口に含む。
「ちゅ❤️」
多分に獣臭が漂う剥き出しになった男根の先端へと口付けた彼女の美貌は、気圧されてしまう程に美しい。
思わず息を呑んでしまう程の色香が見受けられるユキの姿を目の当たりとして、龍鬼の男根が大きく脈動する。
「ちゅる❤️」
自らの肌を伝い、男根の震えを与えられたユキは、更なる愛撫を続けるべくして、唇から舌を出す。
「れぇ❤️」
根本から先端までを丹念に舌で這わせた彼女は、頂点の亀頭を再度口腔へと含む。
まるで、亀頭に付着した垢をこそぎ落とすかの如く、無様にも唇を窄めて舌を伝わせる。
「じゅる❤️」
次第に口腔へと分泌されていく唾液すら入り混じり、殊更に卑猥な水音を響かせていた。
「くッ」
這い回る舌の感触に強烈なまでの昂りを覚えた龍鬼は、与えられた快感に獣如き声をあげずにはいられなかった。
その圧倒的なまでの快楽に耐え兼ねたかの様に、ユキの頭部へと己の無骨な手のひらを乗せて、無造作に撫でる龍鬼。
しかしながら、不躾にも乱雑に自らの髪を弄ばれる感触さえ心地よく思えるユキは、より一層口淫での奉仕に熱を入れた。
舌を這わせる事に没頭する彼女だが、それ意外を疎かにすることなく、次の瞬間には男根の先端の全てを口腔内へと迎え入れていた。
鮮やかな紅色の粘膜が覗ける口腔内へと修められた男根に対し、執拗なまでに舌を伝わせるユキ。
湯水の如く溢れ出る唾液を、男根へと纏わせた事を確認した彼女は、窄めた唇を上下に伝わせる。
激しく前後するユキの頭部を慈しむ様にして撫でる龍鬼は、激しい口淫から与えられる快感に、早くも限界を迎えていた。
「じゅる❤️ちゅる❤️れりょ❤️じゅる❤️」
間髪さえ入れることがない、幾度となく繰り返される奉仕に、再度に渡り男根が大きく脈動する。
「じゅる❤️ちゅる❤️れぇ❤️」
何とか吐精を免れた龍鬼であったが、既に理性の崩壊は、近しいところまで迫っている。
「じゅる❤️れりょ❤️れろぉ❤️」
そんな彼の限界を見て取ったユキは、より一層追い討ちを仕掛けるが如く、激しい口淫を続ける。
媚びた上目遣いで龍鬼を仰ぎ見る彼女は、自らの愛欲が昂るままに、縦横無尽に舌を伝わせた。
丹念に這い回る舌の感触に対し、遂には己の限界を悟る龍鬼は、再三に渡り屹立している男根を脈動させる。
「んんっ❤️じゅる❤️れりょ❤️れりょ❤️」
自らの口腔内にて、大きくその身を震わせた、今にも暴発してしまいそうな程に張り詰めている男根の感触に対し、殊更に喜悦を露わとするユキ。
絶世の麗しき美貌に称えられた艶やかな微笑は、それを視界に納めた龍鬼へと、著しい興奮を与えた。
「おおッ」
限界まで高められた獣欲が、龍鬼の強靭なる理性を崩壊させ、堰き止められていた欲望への、強烈なまでの吐精を促した。
「んんっ❤️」
彼の獣の如き野太い咆哮と共に、解き放たれた白濁液が、濁流となってユキの口腔内へと迸る。
「ん‥❤️」
しかしながらそれを予め予期していた彼女は、何の苦も感じることすらなく、与えられた子種を、喉奥へと甘受する。
何の躊躇いもなく口腔内へと迎え入れた、強烈なまでに雄臭い白濁液の熱量に、自らの秘部を濡らすユキである。
彼女は、強烈な粘性を伴う子種から感じ取ることができる、圧倒的なまでに強靭なる生命力に対し、下腹部に甘い疼きを覚えていた。
「れぇ❤️」
龍鬼の濃厚な白濁液の全てを、口腔内にて受け止めることができたユキは、それを見せつける様にして唇を開く。
彼女の鮮やかな紅色の口腔粘膜へとへばり付いた、強力な粘性が見受けられる白濁液が、姿を現した。
その強烈なまでに獣欲を昂らせる、圧倒的な程に退廃的な光景を目の当たりとした龍鬼は、思わずユキの口腔内へと指を突き入れていた。
彼女の唇の奥へと不躾にも侵入させた指先を、口腔内へと溜められている子種へと絡ませる。
己が吐精した子種が付着した指先を、ユキの口腔粘膜へと擦り付けて、獣欲が昂るままに弄ぶ。
不躾にも無慈悲に、口腔内へと溜められている白濁液をかき回す龍鬼に対し、与えられた被虐に、その類稀なる美貌を歪ませるユキ。
「ん‥❤️んんっ❤️」
一頻り龍鬼が楽しんだ様子を見て取ったユキは、自らの口腔内へと溜められていた濃厚な子種を、何の躊躇いもなく一息に嚥下する。
飲み下した白濁液が喉奥を通り過ぎる、火傷してしまいそうな程に熱い感触に、身体を震わせるユキ。
「んんっ❤️」
彼女は、自らの喉奥を通過する子種の確かなる存在の感触を与えられて、喜悦すらその身に覚えていたのだ。
歓喜に打ち震える自らの卑しくもはしたない自己の肉体に対し、強烈なまでの自責の念にいらまれた彼女は、それすらも悦びに感じてしまう程の存在へと成り果てていた。
その様に惨めにも、雄の子種を飲み下したことに対して、喜悦を感じるまでに無様な雌と成り下がった彼女は、自らの父を恍惚とした表情で仰ぎ見る。
媚びた上目遣いで龍鬼を見上げたユキは、全ての子種を余すことなく飲み下した証左として、唇を開く。
「れぇ〜❤️」
何の躊躇いもなく、流れる様に洗練された動作で一連の立ち振る舞いを見せた彼女からは、平素より見て取れる清廉な雰囲気は、失って見受けられた。
普段の彼女から見受けられる淑やかな立ち振る舞いは見る影もなく失われ、そこにあるのは最早、自らの父に対し、屈服するただの惨めな雌である。
「ふふ❤️」
卑しくも無様に龍鬼に対し媚びを売るしか能のないユキは、己が雌としての責務を果たしたことに喜色を称えた笑みを浮かべていた。
その類稀なる程の絶世の美貌へと浮かべられている鮮やかな微笑からは、強烈なまでの色香が見受けられた。
「偉大なるお父様のお情けを、この卑しい雌に与えて下さり、ありがとうございました❤️」
美しい微笑みから見て取れるのは、強烈なまでの雄の庇護欲を誘う可憐さと、圧倒的なまでに醜悪な獣欲を昂らせる強力な色香を放つ程の魔性。
その圧倒的なまでに男を惹きつけて止まない魅力的な美しい微笑は、これを視界に納める龍鬼の獣欲へと再度火を付けた。
自らがはしたなくも無様に、下品な姿を晒している事実に後ろめたさを感じているユキは、卑しくもその背徳的な感情に対し、喜悦さえ覚えている。
それを自覚しているユキは、だからこそ殊更に自らの度し難い許されざる、卑しい雌の性質に対し、嫌悪を抱えていた。
自分自身の尊厳を貶める様な行為から与えられる、強烈なまでの快感に耽溺する彼女は、自らを見下ろす龍鬼を蕩然とした眼差しで見上げていた。
自らの身を襲いくる圧倒的なまでの快楽に対し、屈してしまった彼女は、龍鬼の振る舞いに意を唱えることすらままならず、従順にもされるがままに、その身を穢されるしかなかった。
その淫らな自らの、雌の本能と称するべき衝動をその身に感じてすら、彼女は確かなる喜悦を覚えていたのだ。
その性質は余りに惨めで無様に過ぎ、彼女の情動は、最早取り返しが付かないまでに、手遅れに見受けられた。
身を襲いくる強烈な快感に身を委ね、その圧倒的なまでの快楽を享受していた彼女であった。
しかしながら、その退廃的なまでの淫猥のこの場に対して、水を差す存在が現れる。
「‥う‥」
不意に自身の耳へと聞き届けられた、動揺を示すかの如く上擦った声色の方向へと眼差しを向けるユキ。
声の主は、先日ユキの暗殺、或いは誘拐を企てた張本人である、件の刺客の少女であった。
「‥あら‥」
真っ赤に純白の頬を染める彼女は、内腿を擦り合わせ、羞恥を覚えた様子で、ユキへと断続的にチラチラと眼差しを向けている。
恥辱に打ち震えて見て取れる少女の手中に納められて見受けられるのは、一握りの小さな暗器である。
しかしながら戦意を喪失して見受けられる彼女に対し、何ら怯む様子もないユキは、平素の淑やかな立ち振る舞いを取り戻して、声をかけて見せた。
「そんなところにいないで、此方へ来てください、今まで辛かったでしょう」
口元に付着した子種を、艶かしい舌先で拭い去るユキは、再度自らの口腔内へとそれを納めた。
「大丈夫、怖くありませんよ。貴方を傷つける様な人はここにはいません。大丈夫、大丈夫です」
艶かしくてらてらと妖しい輝きを放つ唇に微笑を称え、聖母の如き慈悲深き笑みを浮かべて、眼前の少女へと訴えかけるユキである。
これまでの一連の卑猥な出来事を目撃された事実など、まるで無かった事の様に、何ら意に解する様子すら見受けられない程に洗練された、流れる様に完成された動作でもってしてユキは、微笑みかけて見せたのだ。
「‥うぅ‥」
彼女の無慈悲なまでに、気品の見て取れる上品な立ち振る舞いを受けた刺客の少女は、劇的なまでに気圧されて見受けられる。
絶世なる、他者とは隔絶した美貌を誇るユキと対峙して、先程までは僅かながらに保っていた威勢も、現在に至っては失われて見て取れる。
彼女は、ユキから滲み出る強烈なまでの母性に対し、圧倒的なまでの恐怖と共に、確かなる羨望を感じずにはいられなかった。
「‥いやぁッ」
思わず気圧されてしまう程に、美麗なる美しき乙女から慈悲を受けた少女は、これまで自信が身を置いてきた過酷なる環境を思い出す。
その逆境と称してさえ余りある、過酷な環境にて、自らが受けた残酷なる仕打ちが脳裏に去来して、取り乱す少女。
意図せず想起してしまった、思い出すことすら憚られる辛い過去に、幾度となく自らのかぶりを振り乱す。
逆境と称して、何ら差し支えのないまでに劣悪な環境である、しかして、自らの唯一無二の居場所。
そんな彼女の尋常ならざる様子を目の当たりとしたユキであったが、何ら怯むことなく、当然の様に揺らがない。
凛とした眼差しで、眼前の少女を見据える輝かしい純白の瞳からは、一片たりとも動揺は見受けられない。
そんなユキの神々しいまでに美しい瞳に射抜かれた少女は、その場に縫い止められたかの如く身動きすらままならない。
「ふふっ。大丈夫です」
尊大にすら見受けられるユキの立ち振る舞いだが、それすら帳消しにしてみせる程に圧倒的なまでに他者を超越し、隔絶された美貌。
「大丈夫」
彼女から放たれるは、否が応にも他者を惹きつける圧倒的なまでの、濃密な程に純度が高い魔力。
「わたしは貴方の味方です」
その身が纏う輝かしい純白は、現在に至るまでの生において、決死の覚悟の元、孤独な日陰の逆境にて、その命を繋いできた少女の瞳を眩ませる。
網膜の裏へと焼き付けるかの如く佇む、圧倒的な存在であるユキに対し、少女は萎縮した様子を露わとしていた。
唇を戦慄かせ、怯んだ様に見受けられる少女は、自身を圧迫する存在から逃れる様にして、逃走を図ろうとしている。
流れる様にして自重を前へと傾け、体勢を低くした彼女は、洗練された動作で一歩足を後退させた。
少女が、生き延びるために訓練された、幾度となく繰り返してきた動きを見せようとしていることを悟るユキ。
「今まで辛かったでしょう。大丈夫。これからは、わたしが側にいます。ですから安心してください」
少女の感情の機微を正確に悟ると共に理解へと至るユキは、幼児を宥めるかの様に、母性が滲み出る聖母の如き微笑を称えてみせる。
「いいのですよ。わたしに身を任せて。あなたは充分に辛い思いをしてきたのでしょう。ですから、あなたは何も考えることなく、ただわたしに身を委ねればいいのです」
まるで抱擁を交わす様にして両手を広げたユキは、自ら少女の元へと歩み寄り、その身を近づける。
彼女の手中にて納められている刃物など、何ら意に解することなく、少女の肉体へと自らの身体を触れさせた。
「ほら、見てください。貴方のように歳幼く、可愛らしい少女には似つかわしくないこの様な無粋な物など、捨ててしまっても構わないのですよ。いいえ。わたしが見ててあげますから、今ここで捨ててしまいなさい」
少女の手により硬く握られている暗器を、繊細な純白の五指でもってして、解きほぐしていくユキ。
「‥ぁ」
その肌が白むほどに力強く掴まれていたそれも、ユキの暖かな人肌に触れて、次第に緩んでいく。
そして遂には虚しい金属が擦れる音を立てて、地に落ちる短剣と共に、それを聞き届けた油断なく構えられていた少女の肉体も、力なく項垂れることと相なった。
「良い子ですね。よくできました」
力強く地に足をつけていた少女の肉体も、間髪入れることなくその場に崩れて落ち、緊張の糸が切れて見受けられる。
両の脚へと込められていた力も失われて見受けられ、床へと膝を折る少女を抱擁するユキ。
「わたしは貴方の味方です」
自身の身体が示した反応に対し、呆然とした面持ちを浮かべている少女の背中へと両腕を回し、強く抱きすくめる。
彼女を目の当たりとした時点で、少女はその輝かしい純白の、眩いばかりの神々しい魔力に当てられていた。
脆弱な常人には、否、最早人外でもってしても抗うことのできぬ、その圧倒的なまでに他者を惹きつけて止まない慈悲深き光と対峙した者は、この様にして平伏して然るべきだろう。
決して抗えぬ存在の誘惑に対し、甘言すら与えられては、最早戦意を喪失し、あまつさえその身を屈服させてしまうのも自明の理。
本来であるならば、その様な芸当は常人には不可能であれど、今代の巫女たる龍神からの加護を賜ったユキであれば、それを可能として見せても、また道理であろう。
「わたしは、貴方の、味方です」
まるで少女の脳髄へと流し込むが如く、ゆったりとした緩慢な口調で、言い聞かせる様にして、言葉を紡ぐユキ。
本来であればこの様にして繰り返す手口など、相手に不信感を抱かせ、疑念を向けられても致し方ない所業である。
その様な愚を冒しているユキであるが、そんな悪手すら、その神秘的なまでの圧倒的な程に輝かしい美貌でもってして、最善の選択へと昇華させている。
結果的に最上の手管を用いているユキの抱擁は、少女の戦意を喪失させた上に、暗殺者としての、その強靭なる精神性をも容易く崩壊させた。
心底からの純粋な慈悲を与えられた少女は、これまでの人生に至るまで、硬く閉ざされていた心の奥底を無理矢理にこじ開けられ露出させてしまった弱みを、的確にユキに突かれてしまったのだ。
「あなたのお名前を、わたしに教えてください」
故に少女はユキから与えられた問いかけに対しても、素直にされるがまま、従順にも応じる以外の選択を見出さなかった。
否、己の行動するべき選択を実行することができなかった。
答える以外の選択の必要性を見出すことすら出来なかったのである。
現在ユキの腕の中へと身を委ねている彼女は、平常心を失い、真面な判断力すらも、著しく欠如している様に見受けられる。
平素の平常心を欠いている現在の状態の少女において、ユキの言葉はそれ程までに強烈な強制力を秘めていた。
思考する力を次第に奪い去られていることすら気付けない少女は、既に自身の行動に対して、自らの意志を介在させることすらままならない。
己の身に降りかかるのは最早、洗脳にも通ず手腕であることすら理解へと至れない現在の少女は、何の躊躇いもなく自らの名を名乗る。
「サーリャ」
無意識の内にユキへと屈服を示し、存在の差を悟る少女は、抗うことすらままならず、本来であれば秘匿すべきその名を口とした。
元より自身が慈悲により命を救われた身である事実を悟った少女は、明確なる殺意をユキに対して抱くことは出来なかった。
未だ少女の精神性は邪悪に染まり切っているということはなく、それ程まで暗殺者としても成熟していなかった証左であろう。
それが幸いして少女の籠絡を容易としたユキは、彼女の名乗りを受けてその艶かしい口元を綻ばせた。
「ふふ、サーリャ様は良い子ですね。貴方は本当に良い子です」
美しい薄桃色の唇へと、眩いばかりの花が咲いたかの様な微笑を称えたユキは、より一層強く、自らの腕の中の少女を掻き抱いた。
幼児をあやすかの如く、宥める様にして落ち着かせるユキの甘い声が、少女の脳髄を侵食する。
脳裏に反響するその甘い言葉を、幾度となく自身の脳内にて反芻するサーリャと名乗った刺客の少女は、僅かながらに潤ませていた瞳でユキを見つめた。
サーリャの宝石の如く透き通る碧眼を覗き込むようにして見返して見せるユキは、再度唇を開く。
「わたしはあなたと一緒に居ます。それをわたし自らが望んでいます。お父様もその様に思われている筈です」
不意に眦へと涙を溜めたサーリャの頭部を、慈しむ様にして、自らの手で撫でると共に、そう言い聞かせるユキ。
自らの後ろで佇む龍鬼へと振り向き、無邪気な穢れなき花が咲いた様な笑顔を向けたユキは、何の迷いもなく問いかけて見せた。
自らの父をに対し、心底からの信を置いている様に見受けられる彼女にとって、それは、何ら躊躇いを見せるに値しない行為である。
「ああ」
だからこそサーリャに不信感を与えることなく、龍鬼からの最上の返答を得ることができたのだ。
「サーリャ様、貴方はもう苦しむ必要は御座いません。確かにあなたは今まで辛い人生を歩んできたのでしょう。それではあまりに悲しい。わたしは何があっても貴方の味方です。ですからどうかわたしと家族になってくださいませんか?」
故にユキは自らの直感が赴く本能のままに、思考を巡らせるまでもなく、無意識ながらに語ってみせる。
自らの思慮から取捨選択を下したことにより得られた、研ぎ澄まされた言葉ではなく、心底からの素直な言葉を紡ぐ。
純粋なまでの穢れなき純白の言葉を受けたサーリャは、与えれた慈悲に対し、瞳を見開いて瞠目する。
今更ながらに動揺を示す彼女であるが、最早時既に遅し。
サーリャに対し、自らの豊満でいて柔らかな肢体を密着させるユキは、殊更なまでに耳触りの良い言葉を並べ立てる。
「大丈夫です。もしかしたらこれまであなたのいたところと違って、最初は馴染むことができないやもしれません。ですがわたしがついていますから安心してくださいね」
自らの心から生まれる想いが赴くままに、甘言を用いて、四肢をサーリャへと絡ませたユキは、明確な決定打となる言葉を遂には選び取る。
「貴方は一人ではありません。わたしとお父様がいます。ですからもう大丈夫。怖くありませんよ」
正確無慈悲な程に、相手が望んでいる言葉を、無意識ながら与え得ることを可能とするユキは、傍目にも見て、まるでその本質を悟らせることはない。
傍目にもまるで慈悲深き聖母の様な少女に見受けられるのだから、全くの自然体で他者の心を陥落させる手腕は見事と称する他にない。
彼女はその末恐ろしいまでの自身の性質を、自覚ていないのだから、余程のことたちが悪かろう。
無差別に他者を惹きつけてしまう圧倒的なまでの、正に魔性と称してさえ余りあり、未だ表現するには劣っている程の魅力。
それは、人々聡明なる人智でもってしても、未だ及ばない所となっていた。
それ程までに完成された、絶世の類稀なる美貌を誇る、しかしてそれだけではない存在がユキである。
そんな彼女からの、脳髄を蕩けさせてしまう程の甘い声色での、殊更に意識が惹かれてしまう程に、魅力的な提案を受けたサーリャは、僅かながらに逡巡を見せた。
しかしながら、次の瞬間には言葉を繋げた彼女は、間髪さえ入れずに首を縦に振り、了承の意思を示す。
「‥うん‥かぞくに‥なる‥」
遂には完全に屈して見て取れるサーリャを、両腕で強く抱きしめたユキは、自らの腕の中へと身を置いている少女へと微笑み掛けた。
「良かった‥。わたしの言葉をサーリャ様に信じて頂けて、本当に嬉しいです」
心底安堵した面持ちで、その美貌へと気色の色を浮かべ、感謝の言葉を述べるユキ。
思いがけずしてサーリャを説得するまでに至り、彼女自身の口からのその言葉を吐き出させるまでに導くことができたユキは静かに自らの胸を撫で下ろす。
「サーリャ」
その様にホッと一息ついた彼女に対し、間髪入れずに、可愛らしい少女の声が与えられた。
「どうしたのですか?」
一言だけ自分自身の名前を呟くだけに留められている、了見が曖昧な言葉に対し、改めて問い返すユキである。
「‥なまえ、サーリャでいい。‥さまはいらない‥」
不器用ながらも片言に、精一杯の誠意を見せて、健気にもユキへと伝えるその姿からは、元来の懸命な性質が見受けられる。
「ふふっ、ええ、恐れながらも、そう呼ばせて頂きます」
サーリャからの恐る恐るといった具合の声色にて与えれた返答を受けたユキは、その言葉の内容を咀嚼して微笑を返す。
その言葉の意味するところの内容に正確に理解へと至るユキは、心底から穏やかに心掛けて眼前の少女の名前を呼んだ。
「サーリャ、貴方にはわたしがついていますからね」
静かな声音で紡がれた自らの名前の呟きを与えれたサーリャは、遂に眦から流れ落ちた大粒の涙を伝わせながらも、満面の笑顔を浮かべて見せた。
それは少しばかり歪ながらも、暗殺者として過酷な環境に身を置き、そのか弱き生命を必死に繋いできたこれまでの生に置いて、初めて浮かべられた微笑みだった。
懸命にも百戦錬磨の逆境を歩み、未だ幼き身でありながら、一流の腕前を誇ったサーリャという名の暗殺者の少女は、無常にも残酷に、ここに陥落することと相なった次第である。
「貴方は決して一人ではありません。わたしはサーリャの味方です。これからはわたしが、貴方の側に居てあげられます」
再三に渡りユキから与えられた穏やかな言葉に対し、コクリと一度だけ静かにかぶりを縦に振るサーリャ。
自らの言葉に対し、朗らかに笑みを称えたサーリャの姿を見て取ったユキは、その改めて視界へと納めたかんばせの美しい容貌に感嘆する。
先程まではユキの豊満で柔らかな胸へと押しつけられていたサーリャの美貌は、涙が髪の毛に付着して頬に張り付いて見受けられる。
しかしながらそれでも尚美しい、その金糸の如き長髪と、宝石の様に透き通る碧眼は、眩いばかりの輝きを発していた。
これ程までの存在に対して、今まで気を留めていなかった自らの意識へと疑念が生じるユキであったが、はたと思い至る。
浮かんだ疑問をサーリャ自身に問うまでもなく、それは明らかであった。
何らかの隠密の術を使っていたことへの予想を立てたユキは、自らのその無意味なる詮索へと気付き、無為な思考を放棄する。
「良い子‥良い子、良い子‥」
打ち切った考えをおくびにも出さずに、まるで絡め取る様にして、再度サーリャの背中へと両腕を回すユキ。
最早少女の心に抱えられた闇は完全に払拭されたと見て取ったユキは、サーリャの頭を心底から慈しむ様に撫でる。
「良い子、良い子」
再び自らに与えれた頭部から伝えられる、ユキの繊細な指先の柔らかな感触に対し、快感を覚えたサーリャは、まるで子猫の様に目を細めた。
「‥良い子」
ユキの白磁の如き純白の手のひらに対し、自らの初雪の如き頬を必至に擦り付ける様からは、余程他者との触れ合いに飢えていた様に見受けられた。
完全に相手の戦意を喪失させた挙句、あまつさえ強靭なる刺客の少女の精神さえ籠絡せしめたユキ。
再三に渡り、幾度となく彼女に対し、甘い言葉を囁き、それを脳髄へと侵食させたのだからこそ、出来うる芸当であった。
凡そ常人には及びがつかないまでに慈悲深き、その穢れなき純白の精神性でもってして、可能とさせたのである。
しかしながら、その要素に加えて必須条件である、圧倒的なまでに隔絶した絶世なる美貌が相まっての事柄であったのは自明の理。
ユキは自らの類稀なる純白に輝く美しき容姿を、確かに利用することにより、サーリャという少女を籠絡したのだから。
だが、その様にして手練手管を用いることは当然の手段であり、何ら卑怯と見て取ることすらままならず、寧ろ称賛に値する事柄だろう。
未だ歳幼いとは言え、曲がりなりにも一流。
所謂プロの刺客の少女を懐柔して見せたのだから、それを成した本人であるユキの成長した未来は、末恐ろしい限りである。
その偉業を成し遂げたことに対しては、特段自覚することはできないユキであるが、眼前には確かな信頼を自らへと置いて見受けられるサーリャが居た。
その事実に対し、心底から安堵した面持ちとなったユキは、サーリャを眼前に眺めながらに、その美貌へと僅かながらの翳りを落とす。
ユキは、これから控えている婚礼の儀へと嘆きを覚えながらも、それと同時に、確かなる期待に胸を膨らませ、待ち受ける龍鬼との儀式に対して想いを馳せる。
彼女の絶世なる、他者とは隔絶した類稀なる魅力的な容貌は、その面立ちに憂いを浮かばせて、曇らせていながらも、圧倒的なまでの魔性の美貌を誇っていた。