※この作品はR-18です。

高貴なるTS転生大和撫子清楚系美少女JK退魔師巫女が強者足る雄に惨めにも全裸土下座にて屈服した果てに孕んだ挙句、その子供も交尾を懇願するまでに無様にも雌落ちした屈辱隷属花嫁に至るまでの恥辱を晒す軌跡   作:ユキリス

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胎動

 ユキが龍鬼との間にもうけられたやや子を出産している一方、黒いローブを身に纏う集団が、村を囲い込む様にして佇んでいる姿が見受けられた。

 

 

 

 否、既に村内に侵入を果たしているその集団は、現在村人達が集う神殿の周囲にまで到達して見受けられる。

 

 

 

 囲い込む集団を更に取り囲む、夜闇に溶け込む様にして紛れるローブの人々の姿が窺える。

 

 

 

 ユキと村人達の凡そ全てが現在身を置いている神殿すらも取り囲んでいる姿が見て取れる。

 

 

 

 神殿を起点として、輪を形成して見受けられる大勢の集団が、まるで層状となる様にして、村を取り囲んでいる。

 

 

 

 老若男女の例外なく含まれて見て取れるその集団は自らの掌を神殿へと向けて翳すがしかし、次の瞬間に与えられた野太い声に動きを止めた。

 

 

 

「何者だ」

 

 

 

 自ずと黒ローブの集団の人々の視線が、声が発せられた方向へと向けられる。

 

 

 

「貴様等‥魔術師だな?」

 

 

 

 彼等彼女等の向けた眼差しの先に佇むのは誰であろう、龍鬼と肩を並べる程の実力者とも謳われる男、豪鬼である。

 

 

 

 しかしながら、彼が言い放つ問いかけに対し受け答える様子が見受けられない魔術師の集団は、皆一様にして手を翳す。

 

 

 

 当然向けられた先は堂々とした立ち振る舞いで佇む豪鬼。

 

 

 すると途端に翳された掌の真正面の虚空から現れたるは、轟々と燃え盛る爆炎。

 

 

 そして、それが顕現した次の瞬間には空気を迸る、眩いばかりの赤色の軌跡が夜闇を駆け抜ける。

 

 

 

「ははッ、その様な脆弱な魔術、造作もないッ」

 

 

 なんら容赦なく、己へと迫り来る煌めきを放つ火球に対し、剛腕を振り抜く豪鬼。

 

 

 圧倒的な威力が伴うそれを受けた火炎は、爆風と共に霧散して見て取れる。

 

 

「ふッ」

 

 

 それと同時に駆け抜ける豪鬼は、視界へと定めた獲物へと殴打を繰り出した。

 

 

 

 自身に迫り来る拳を避ける動作すら見せない魔術師は、そのまま狙われた頭部を爆散させた。

 

 

 

 弾け飛んだ脳漿が当たり一体に四散しては、血の雨を降らせた。

 

 

 

 しかしながら、自身の仲間が今し方屠られた事実に対し、同所へと居合わせている集団は一切の動揺を示さない。

 

 

 

 寧ろ、殺されてしまった仲間を囮として、神殿への侵入を試みる輩すらも見受けられる。

 

 

 

「聖王国の刺客か‥。だが‥幾らかの大国とて、無断で足を踏み入れるこの様な狼藉、許されるとは思うまいな?」

 

 

 

 彼等の無機質な、凡そ人間味が窺えない様子を見て取って、厳かな声色で言い放つ豪鬼。

 

 

 

「‥」

 

 

 

 だがやはり、言葉を与えられた魔術師の集団には、返答を試みる様子すら見受けられない。

 

 

 

「そうか‥ならば」

 

 

 静寂を保つ愚かしい彼等の姿の様子を受けて、不意に豪鬼が上体を傾ける。

 

 

 これを目の当たりとした魔術師の集団は、依然として翳した掌の正面へと火球を顕現させた。

 

 

 

「ここで朽ち果てるが良い」

 

 

 

 力強く宣言すると同時、突風さえ伴う豪鬼の神速が、魔術師の集団との間合いを殺す。

 

 

 

 刹那の瞬間に距離を詰めた豪鬼は、自重を乗せた拳を空間へと叩き付ける。

 

 

 

 虚空を穿つ巨大な拳から生じた余波は、波紋となりて周囲へと伝えられた。

 

 

 

 その瞬間、空気を震撼させる程の衝撃波が魔術師の集団へと迫り来る。

 

 

 

 都合、同所へと居合わせていた大半の人々が傷を負う羽目となる。

 

 

 

 中には例外も存在するものの、いずれも豪鬼に敵う程の傑物でないのは明白だ。

 

 

 

 そして、今し方肌身で感じ取った相手との戦力差に対応する魔術師の集団は、二手に分たれる様子が見受けられる。

 

 

 

「はッ、神殿には奴がいる。貴様等如きが敵う相手ではあるまいて。愚か者が」

 

 

 

 そして豪鬼の今し方言い放った口上の通り、分断した魔術師の一部は、神殿へと侵入を果たして見て取れる。

 

 

 

「だが‥まあ良い」

 

 

 再度片足を地面へと擦らせて、後方へと移動させる。

 

 

 上体を真正面へと深く落とした豪鬼は、眼前に窺える魔術師達へと標的を定める。

 

 

「精々俺を愉しませてくれ。聖王国の犬共」

 

 

 口腔の牙も剥き出しに、壮絶な迫力の伴う残虐な笑みを浮かべて見せると同時に疾駆する。

 

 

 二手に分たれて幾分か人数を減らして見て取れる魔術師へと接敵する。

 

 

 即座に間合いを詰めた豪鬼は、距離をものともせずに肉薄。

 

 

 極めて至近距離からの殴打で魔術師の肉体を爆散させる。

 

 

 あっけない程に容易く消し飛んだと思われた肉の破片が、血の雨となりて周囲へと降り注ぐ。

 

 

 上半身が失われて見受けられる魔術師の肉体からは、夥しい程の血飛沫が噴出する。

 

 

 それを浴びた豪鬼は、まるで酔いしれるかの様にして口端を吊り上げる。

 

 

 多勢に無勢であり、本来の生物学的な知見に基づけば圧倒的に不利な状況。

 

 

 しかしながらそれを理解して尚、なんら意に介することがない豪鬼は、心底からの喜悦を露わとしたのであった。

 

 

 

 *

 

 

 所変わって此方は、ユキが現在身を置いている神殿内部においてのことである。

 

 

 

 彼女が三人目のやや子の出産を果たし、ようやく人心地ついた時分のこと。

 

 

 

 最初の二人目までは女子であったが、最後の三人目は黒髪の男児である。

 

 

 

 龍鬼の腕に抱かれている前者の泣き喚く女児と比べ、ユキの腕であやされている男児は、依然として静寂を保っている。

 

 

 

 宥める必要性が皆無である程に、沈黙を貫く我が子を心配するユキが、男児の頭部を撫でようとしたその瞬間─

 

 

 突如として神殿内へと踏み込んできた魔術師達の集団が、ユキを起点とするかの様にして、当たり一体を包囲した。

 

 

 

「‥お父様」

 

 

 

 酷く洗練されている、極めて熟れた動きで、ユキを含めた同所へと居合わせている人々を取り囲む魔術師の集団。

 

 

 

「‥貴様等‥聖王国の手先か。鬼人族は魔領との戦争には不干渉の意を示した筈。にも関わらず、この地へと無断で足を踏れるとは一体どう様な了見あってのことかッ!」

 

 

 

 尋常ではない重苦しい雰囲気に気圧されたユキの様子を見て取った龍鬼は、この場を代表する様にして声を張り上げる。

 

 

 

「‥」

 

 

 

 しかしながら、迫力が伴う龍鬼の怒号の様な声色での問いかけに対する返答はない。

 

 

 

 依然として応じる様子がない魔術師の集団は、自らの掌を、赤ん坊を抱き締めているユキへと翳す。

 

 

 

 途端、構えられた掌の真正面へと漆黒の魔力が渦巻いていく。

 

 

 

 都合村人達を遥かに超えた数の魔術師の集団の翳した掌から、闇色の波動が溢れ出る。

 

 

 

「貴様等‥容赦はせんぞ」

 

 

 不穏な動きが見受けられる彼等に対峙する龍鬼は、切長の瞳に称えられた鋭い眼光を研ぎ澄ませる。

 

 

 

「頼む」

 

 

 

 上体を前方へと傾けるた龍鬼は、傍らに佇むサーリャとユキに対し、抱えていた赤子を手渡した。

 

 

 

「お父様‥」

 

 

「‥ん‥わかった‥」

 

 

 これに答えるユキは呆然と身を硬直させたままであったがしかし、その傍に控えるサーリャはその限りではない。

 

 

 小柄な体躯で背伸びをして、龍鬼から受け渡された二人の女児の赤ん坊を腕の中へと抱き止めた。

 

 

 

「案ずるな、一瞬で終わらせる」

 

 

 依然として表情を曇らせたままに、不安を露わとしているユキへと宣言してみせる龍鬼。

 

 

「お父様‥、どうか御無事で」

 

 

 力強い彼からの言葉を聞き取ったユキは、未だ晴れない表情なれど、確かな頷きを返す。

 

 

 

 しかしながら、そんな悠長なやり取りを交わしている間にも、魔術師等は依然として漆黒の魔術を練り上げている。

 

 

 

「‥禁術」

 

 

 己の眼前に顕現している膨大な魔力の奔流を見て取った龍鬼は、蔑む様にして言い捨てる。

 

 

 それと同時─

 

「させぬ」

 

 言い放つと同時に即座、一息に駆け抜けた龍鬼は、己の勢いを殺さぬままに、拳を薙ぎ払う。

 

 

 水平に寝かされた手刀でもってして衝撃波を生み出した彼から放たれる斬撃に対し、なすすべもなく倒れ伏す魔術師達。

 

 

「‥」

 

 

 

 だが幾ら脆いとはいえ多勢に無勢、数を減らしたとはいえ未だ健在な魔術師の集団は依然として漆黒の魔力を放出している。

 

 

 

 そしてあろうことか、今し方龍鬼により屠られた仲間の亡骸をも触媒として魔術を展開させて窺える。

 

 

 

「外道が」

 

 

 吐き捨てると同時、再度に渡り掲げた手刀を振り下ろすべくして力を込めた瞬間─

 

 

「‥おっ、お父様っ!」

 

 

 祭壇へと身を置いていたユキから悲鳴じみた声が挙がる。

 

 

「ッ」

 

 

 声が響き渡ると同時、反射的に後方へと振り返った龍鬼は、己が瞳を疑った。

 

 

 

 視線の向けた先にあるのは、祭壇全体を取り囲む様にして展開された漆黒の魔術。

 

 

「うそ‥転移魔術‥それも長距離転移の‥」

 

 

 しかしながらこれに声を挙げたのは龍鬼ではなく、先程まで場を共にしていたユメ。

 

 

「ユキッ祭壇から離れるのだッ」

 

 

 呆然とした面持ちで言葉を零す彼女の声を耳とした龍鬼であるがしかし、時既に遅し。

 

 

 

 最早完膚なきまでに展開を果たした魔術は、定められた標的の転移を確定した。

 

 

 

 次第に眩い光を帯びていくそれに応じて、魔術師等の肉体がその場へと頽れてゆく。

 

 

 そして倒れ伏した魔術師の肉体からは依然として放出される魔力が、展開された幾何学模様の術式へと集う。

 

 

 そしてあろうことか、龍鬼の行手を阻むかの様にして、魔術師等の肉体から溢れ出る魔力が暴発する。

 

 

 その謀に応じて刹那、辺り一体は火の海に包まれる。

 

 

 瞬時に燃え盛る魔術師等の肉体は、まるで連鎖するかの様にして爆炎をあげる。

 

 

「くッ」

 

 

 肉体に傷を負うことはないものの、視界を奪われたことにより、身動すらままならない龍鬼。

 

 だが、再度に渡り今後こそ掲げられた手形が振り下ろされると同時─

 

「シッ」

 

 

 この場を支配する様にして燃え盛っていた爆炎が穿たれる。

 

 

 そしてユキが現在身を置いている祭壇への道筋を視界へと納めた龍鬼だがしかし、遂に条件を満たした魔術が作動する。

 

 

 展開されていた幾何学模様からは、眩いばかりに輝きが発せらている。

 

 

 次第に規模を増していくそれは、遂には神殿内を覆い尽くし─

 

「‥ユキっ」

 

 

 ユキ自身の視界が明滅されて、ホワイトアウトを果たすのと同時、視界へと納められたのは、二人の女児を抱えたサーリャの姿。

 

 

 魔術が展開された祭壇へと懸命に駆ける彼女が、ユキを突き飛ばすべくして手を伸ばす。

 

 

 そして、ようやっと届き得た指先がユキの肉体へと触れた瞬間にそれは起こった。

 

 

 祭壇の周囲を捉えた魔術の奔流は、ユキを起点として迸り、淡い白金の魔力を顕現させる。

 

 

 渦を巻く可視化されている程の高密度の魔力が荒れ狂う。

 

 

 依然として神殿内を満たしていた光が一点に収束し、神秘的なまでの空間を形作る。

 

 

 

 そして─

 

「お父様─」

 

 

 一際眩い閃光の如き輝きが、当たり一体を眩ませると同時、ユキとサーリャ二人の少女の姿は露と消えた。

 

 

 

 既に其所から姿を消失させた己の娘の姿を見て取った龍鬼は、心底からの絶望の咆哮を上げる。

 

 

「─」

 

 

 声にならない壮絶な憤怒の猛りが空間を震撼させた。

 

 

 そして跡に残されたのは、魔術師等の骸が重ねられた死屍累々の光景と、その傍で佇む龍鬼の姿であった。

 

 

 *

 

 

 

 

 

 そして、幾度となく季節は巡り、無常にも月日は流れ行く─

 

 

 

 

 

 *

 

 

 

 

 世界が誇る宗教国家、レアノスティア聖王国の聖殿足る居室にて。

 

 

 漆黒の艶かしい長髪を腰元まで伸ばす少年が声を挙げた。

 

 

 

「ユキリスお母様っ」

 

 

 声の発した主である少年は、甘える様にして見目麗しい少女の胸へと顔を埋めた。

 

 

 

「はい、どうされましたか?」

 

 

 ユキリスと呼ばれた少女は、酷く穏やかな面持ちとなりて、少年を抱き止める。

 

 

「アイねっ、早く学園に通いたいっ」

 

 

 アイと自身の名を名乗る少年は、眼前にある豊満な乳房へと、自らの顔を押し付ける。

 

 

 ぐにぐにと自らの母親の乳肉を揉みしだき、心底からの甘えた態度で自身の欲望を満たす。

 

 

 

「んっ‥だめ‥ですよ。わたくしはこれから礼拝堂へと赴かなくてはなりません。そのお話しは後でゆっくりと致しましょう」

 

 

 だらしなくも、ユキリスの肉体に自重を預けるアイに対し、窘めの言葉が与えられる。

 

 

「え〜、やだよ〜そんなの。僕はママと一緒に居る〜」

 

 

 しかしながら、一向に離れる様子が見受けるれないアイは、そのまま柔らかな乳肉へと顔を埋める。

 

 

「‥あんっ‥わかりました‥ですが、アイ。貴方も共に祝詞を捧げるのですよ」

 

 

 そんな自らの息子の仕方のない姿を見て取ったユキリスは、そのままアイの背中を撫でる。

 

 

「はぁ?嫌だよそんなの退屈だし」

 

 

 だがしかし、穏やか声色での言葉を与えられたアイは、殊更に面持ちを顰めた。

 

 

 そして、今し方まで顔を埋めていた豊満な乳肉を包む修道服をはだけさせるアイ。

 

 

「あんっ‥授乳の時間はまだ‥」

 

 

「いいの〜。僕は今が良かったの」

 

 

 ユキリスの豊満な双丘を露わとしたアイは、その先端の乳首へと口付ける。

 

 

 

 薄桃色のそれからは、揉みしだかれるだけでも溢れ出る乳白色の液体が流れ出て見受けられる。

 

 

 

 柔らかな乳肉を無造作に鷲掴んだアイの唇が、ユキリスの乳首に吸い付いた。

 

 

「んんっ❤️アイっ❤️どうですか?わたくしのお乳はっ❤️んんっ❤️ああんっ❤️」

 

 

 

 途端に甘い嬌声を奏でるユキリスの艶かしい唇を見て取って、母乳を口腔に含むアイが返答する。

 

 

「ん〜?いつもの味がする」

 

 

 酷く淡々ととした受け答えをする彼は、ゴクゴクと喉を鳴らして、母乳を飲み下す。

 

 

「そうですかっ❤️んっ❤️良かったですっ❤️んんっ❤️あっ❤️ん❤️」

 

 

 依然として押し殺す様にして上擦った喘ぎ声を零すユキリスは、喜悦を露わとする。

 

 

「んんっ❤️シスター達を呼びます。身を清めなくてはなりませんから」

 

 

 

 母性を滲ませた微笑を称えるユキリスは、アイの頭部を撫でながら言葉を続ける。

 

 

「ん」

 

 

 

 彼女の言葉を耳としたアイは、それに対する返答もおざなりに、依然として豊満な乳肉へと吸い付いている。

 

 

「どうなされましたか?聖女様」

 

 

 ユキリスが手中へと納めていた鈴を鳴らした途端、居室へと足を踏み入れたのは複数の修道服の少女達。

 

 

 

 その中の代表としての殊更に見目美しいシスターの少女の声が問いを投げ掛ける。

 

 

 

「湯浴みの用意を」

 

 

 対して自らが乳房を晒している事実に何ら気を払う素振りさえ見せないユキリスは、アイに授乳をさせたままに受け応える。

 

 

「はい。暫しのお待ちを、即座に支度を致します」

 

 

 これに応じるシスターの少女も淡々とした口調で、殊更に畏まった様子が見受けられる。

 

 

「貴方達、この子は、自分で清めるのを酷く嫌います。ですからよろしくお願い致しますね」

 

 

「承知致しました」

 

 

 淀みなく下されるユキの細かい言に対し、恭しく礼をとるシスター等は、洗練された立ち振る舞いでアイの傍へと歩みを進めた。

 

 

「御子様、どうぞ此方へ」

 

 

 依然としてユキリスの乳房に吸い付いていたアイへと声を掛けるシスター。

 

 

 しかしながら与えられた言葉を耳として憮然とした面持ちでかぶりを左右に振るアイ。

 

 

「え〜。まだママと一緒にいたい」

 

 

 心底から拒絶の意を示したアイは、再度渡りユキリスの乳肉を揉みしだく。

 

 

「ですが‥」

 

 

 これを受けた年若いシスターの少女は、二の句を告げることもままならずに口を噤む。

 

 

 

「んんっ❤️アイ、何故湯浴みをしたくないのですか?あんっ❤️貴方とて、それがどれほどの贅沢であるのかを理解しているでしょう?」

 

 

 淡々とした無表情ながらも、僅かばかりの困惑を露わとしているシスターを気遣うユキリス。

 

 

 彼女は未だ自身の乳首を舌で転がしている自らの息子へと、諭す様にして言葉を言い放つ。

 

 

「だって‥つまらないんだもん」

 

 

 しかしながら、窘めるべくして与えた言葉への返答は、殊更に幼稚な受け答え。

 

 

「御子様、どうかわたくし共に、湯浴みの御手伝いをさせて頂きたく思います」

 

 

 だがしかし、聖殿に務めるシスターとしての責務を果たすべくして、更に言葉を重ねる少女。

 

 

 しかしながら謙る少女から与えられた言葉を咀嚼したアイは、辟易とした面持ちで返答した。

 

 

 

「でもセラって僕の言うこと聞いてくれないじゃん。昨日だって嫌だって言ってるのに無理矢理食べさせたし」

 

 

 その様に心無い言葉を受けたセラと呼ばれたシスターの少女は、依然として無表情で受け答え。

 

 

「それは‥決まった御時間に食べませんと、御食事が冷めてしまいますから‥」

 

 

 一向に状況が纏まらない二人の交わす言葉は、極めて一方的な様子を呈して見受けられる。

 

 

「‥わかったよ。今から行くから先に行ってて。後からママと一緒に行くから」

 

 

「畏まりました」

 

 

 アイの仏頂面を真正面での了承の言葉を与えられたセラは、深々と頭を下げて返答する。

 

 

 そうして一連のやり取りを交わしたシスターは、極めて上品な立ち振る舞いが見受けられる足取りでこの場を後とする。

 

 

「アイ‥あの様な態度‥其方から影響を受けたのですか?わたくしに教えてください」

 

 

 居室の扉の先へと姿を消したセラの背中を見送ったユキリスは、それと同時に自らの息子を問い詰める。

 

 

「誰って、別に‥。それよりもっ」

 

 

「んんっ❤️ですからっ❤️湯浴みにっ❤️あんっ❤️」

 

 

 しかしながらそれに対して素直に受け答える筈もないアイは、再びユキリスの乳房へと顔を落とす。

 

 

「んんっ❤️シスター達が待っています❤️お早く済ませてしまいましょうね❤️あっ❤️あんっ❤️」

 

 

「うん。わかってるって」

 

 

 

 豊満な柔乳肉の先端の薄桃色の乳頭へと吸い付くアイは、悪戯な笑みを浮かべてユキリスを見上げている。

 

 

 

 そんな自身の息子に対し、慈愛の滲む眼差しを注ぐユキリスは、幾度もアイの背中を撫でさすっている姿が窺える。

 

 

 殊更に優しげな手つきでもってして、幼児を宥めるかの様な、面持ちが見受けられるユキリス。

 

 

「いいですか。貴方は龍鬼様の血を受け継いでいるのですから、立派に育たなくてはいけませんよ」

 

 

 続いてアイに対し与えられた穏やかな声色には、何処か狂気的なまでの深い愛情が窺える。

 

 

「‥そんなこと言われたって、会ったこともないじゃん。わからないよ」

 

 

 これに対し辟易とした面差しを晒しては、うんざりとした声色での返答を呈するアイ。

 

 

 抗議する様な上目遣いでユキリスを見上げた彼は、勢いよく眼前の乳首に吸い付いた。

 

「あんっ❤️‥ふふ‥ええ‥今はまだわからなくても構いません。んんっ❤️どうぞ御好きなだけお乳を飲みなさい❤️んっ❤️」

 

 

 その様にして母子は互いの情動を満たしていく。

 

 

 ユキリスとアイの二人が現在身を置くレアノスティア聖王国へと転移を果たして、早幾年もの年月が流れた。

 

 

 しかしながら未だにユキは以前と変わらぬ美しい容姿を誇って見受けられる。

 

 

 ユキリスとの改名を余儀なくされたのは、その間幽閉されていた聖殿での祝詞を捧げる際に、神から神託を受けたが所以に他ならない。

 

 

 そう、彼女は自らが産み落とした子供と共に、このレアノスティア聖王国の最奥たる聖殿の居室にて、幽閉されているのであった。

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