※この作品はR-18です。

お風呂上がりの妹   作:霧里

8 / 9
おまけ:独りでする妹(Hシーン

「けほっ、こほっ…ぅぅぅぅっ」

 

頭が痛い、体が重い、関節の節々が軋んでる

 

昨日まではなんとも無かったのに

何ていうのも何時もの事で、朝になって目覚めてみれば私の身体は悲鳴を上げていた

 

「じゃあ、俺は学校行くから。ちゃんと薬飲んで寝てるんだぞ?」

「分かってる。良いから、早く行きなって…」

「なるべく、早く帰ってくるからな」

「…うん」

 

兄の大きな手が私の頭を撫でると、気遣わしそうに離れていく

子供扱いしないでと、頬を膨らませたい所だが、あいにくとそんな元気もなく

私はただ、それをされるがままに受け入れていた

 

やっぱ、お風呂場なんかで えっちするもんじゃないなって

 

一人になって部屋の中。重たい身体をベッドに横たえながら、気怠い吐息を吐きだした

 

とは言っても、それももう数日も前の話だ

これを理由に兄を責めるのは、いささか可愛そうにも思うし、元々の身体の弱さが今になって祟ったと思えば、何時もの事ではあった

 

のっし、のっしと足音が遠ざかり、玄関が開いた後、ガシャリと鍵が落ちる

一人になった部屋の中。家の中でだって誰もいない

 

「おにぃ…」

 

心細さが私に弱音を口にさせていた

いつもは暑苦しいくらいの存在感も、居なくなってみれば寂しいもので

返ってこない返事が、余計に一人ぼっちなのを際立たせた

 

ていうか、病気の妹ほうったらかして学校行くとかさ…

 

そりゃ行くだろう。私だってもう子供じゃないんだ、いつも自分で公言しておきながら、こんな時ばっかり甘えたがるのは卑怯というもんだ

 

だけど…

 

私は何時も間違える

 

張らなくて良い所で意地を張って、必要な時には何も言えない

今日だって、一緒にいてって、そういえば兄はきっとそうしてくれたろうに

 

♪♪♪

 

枕元に放っておいたスマホが、小気味よく音を鳴らして震えだす

ともすれば、聞き流す程に聞き慣れた音ではあったけど、風邪を引いた頭には、それはもう喧しかった

 

顔を顰め、億劫になりなりながらも、私は何とかそれを捕まえて黙らせる

眩しさに目を細めながら、画面に目をやると兄からのメッセージが届いていた

 

-何かあったらすぐ連絡するんだぞ-

 

「はぁ…」

 

大丈夫だし、平気だもん、もう寝るから

 

さて、いつもの私ならきっとそのどれかを選んでいただろうけど

 

寂しいよぉ、早く帰ってきて…お兄ちゃん

 

「はーとまーく…って、アホか私は…」

 

風邪っ引きなのを良いことに調子に乗ってしまった

本来はそれを止めるべき理性も、熱っぽい頭には残っておらず、思いついた手癖のままに、私の親指は送信ボタンに触れてしまっていた

 

♪♪♪

 

少しして、枕元に放り投げたスマホがまたピコピコと騒ぎ立てるが、その頃にはもう、私は眠りの淵に立っていて、兄からの返信に後ろ髪を惹かれる思いこそあったけれど、眠い誘惑に負けた身体はそのまま足を踏み外してしまっていた

 

ー

 

「…ん? あ、あぁぁ…んぅぅぅっ」

 

寝てたのか、眠ちゃったのか

体を伸ばし、息を吐きだして、今朝に比べると身体は随分楽になっているのに気づく

 

「おにぃ…」

 

そういえばと、思い出して手に取ったスマホには、ほぼほぼ一時間ごと、休み時間のタイミングで兄からの着信履歴が残っていた

 

「心配しすぎじゃん…。どんだけだよ」

 

そうは呟いてみても、口元は自然と綻んで、熱心に向けられた兄の気遣いが、私の心を軽くしていた

 

「はぁ…。汗、キモチワル」

 

心も身体も軽くなり、いつもの調子を取り戻してくると、肌に張り付く寝間着の感触が気になりだす

風呂場を目指して下に降り、脱衣所のカゴに寝巻きを放り込んで、シャワーを流す

 

流石に、湯船を溜めるまでは面倒くさかった

程々にシャワーを浴びた後、着替えもそこそこにバスタオルを頭から被ると、いつもの調子でリビングへの扉を開く

 

「おにぃ…って、ああ、そっか…」

 

誰もいない、伽藍堂のリビング

 

ソファがあって、テレビがあって、でもそれだけで、食卓にはただぽつんと、食べられるなら食べておけと、兄のメッセージと共に、簡単なサンドウィッチが残されていた

 

カチ、カチ、カチ…

 

聞こえてくる秒針の音につられて目を向けると、時間は昼前といった感じだった

 

「…はむ」

 

時間のせいか、お風呂上がりで落ち着いたせいか、気になればお腹は空いてくるもので、ラップを破き、小さく口を開けてサンドウィッチに齧りつく

卵と、ツナと、柔らかいパンの触感が口に広がり小腹を満たされる

グラスに牛乳を注ぎ、口の中を洗い流すと、病み上がりの食欲はそれで満たされてしまっていた

 

「…どうしよ」

 

誰もいないリビングで一人っきり

食べきれずに持て余したサンドウィッチみたいに、私は退屈を持て余していた

普段みない時間帯に付けたテレビは、当然 お昼に学校を休む子供に、向けられた番組なんてのなく、そうそうに飽きてしまった私は、さっさと電源ボタンを押し直してしまっていた

 

時計を見ても、兄が帰ってくるまではまだかかりそうだし

リビングで待っていてもしょうがなく、スマホでも弄っていようかと、自分の部屋に戻ることにした

 

どっこいしょと階段を上がりきり、廊下を歩くその途中、兄の部屋の前で足が止まってしまった

 

魔が差した

 

決して寂しかったわけじゃない

 

自分の足音だけが響く家の中が、急に怖くなったなんて思うはずがない

 

「おじゃましまーす」

 

誰もいない部屋に、言い訳をしながら忍び込む

 

男臭い…

 

いや、決して汗臭いとか、そんな不衛生な匂いではないんだけど

隅に置かれたダンベルのせいか、ひらっきぱなしのクローゼットに引っかかったジャージも手伝ってか、なんとなく、膨れ上がった筋肉を思わせるような匂いのする部屋だった

 

ぽふっと、ベッドに飛び込み、兄の布団を抱きしめ、枕に顔を埋める

 

強く残る兄の匂い。私のよりも一回りも大きいベッドに包まれると、なんとなく、くすぐったくなってくる

 

なんというか、ジェネリックお兄ちゃん?

 

一人っきりの家の中で、一番強く誰かの存在を、兄の残り香を感じられる場所は、つきまとう心細さから、私を慰めてくれるのには十分な場所だった

 

「おにぃ…」

 

口にして胸が踊りだす。意識した身体がむずがりだすと、それを誤魔化すように太ももを擦り合わせてしまう

 

胸がどきどきして、下腹部がムズムズと疼き出す

 

感じていたのは間違いなく性感で、寂しさを誤魔化すようにして、私は自分の体に手を伸ばしてしまう

 

「あ、やば…だめだって、これ…こんな」

 

兄の布団を抱きしめ、緩くかぶっただけのTシャツの中に手を忍ばせた

兄の手とは似ても似つかない、繊細で小さな手ではあったけれど、兄のことを想像しながら触れた胸の膨らみは、ゾクリとした快感を私に訴えてくる

 

忍び込んだ兄の部屋で、ベッドの上で、布団を抱きかかえながらオナニーをしてしまっている

そんな背徳感に心が痺れると、より強くなった期待に全身が震え上がった

 

だんだんと大きくなってくる下腹部の疼きに、自然と太ももが擦り寄っていく

太ももと太もも。押し付けあった肌に、割れ目がこすられ身悶える

ゆっくりと、ゆっくりと、鈍い性感が広がり、大きくなっていくと、寄せ合った太ももとの間に濡れぼったい感触が混ざりだす

 

「う、あ…やだ、もう、ぬれて…」

 

残っていた理性が、抱えていた布団から手を引き剥がす

汚しちゃいけない、バレたら困る。そこまで気がついているのに、太ももの動きは止まらず、下着から滲み出した愛液が、肌に広がり、シーツに流れていくのにまでは気が回っていなかった

 

「はぁっ、やっ、おにぃ…おにぃ…きもち、いいっ、これ、ああっ…!」

 

家の中に一人っきり。その意識が私をより大胆にさせているみたいだった

いつも独りでする時だって、抑えていた声は次第に大きくなっていき、それがまた私の興奮を煽ってくる

 

「おっぱい、強くって、あぁ、お股…擦れて、ああ、やだぁ、これ、これ…」

 

言葉が崩れていく。何を言ってるのかもあやふやなまま、喘ぎ声と一緒に何かを漏らす

 

ただ、兄の手の平の感触を思い返して、触れられた時の事を想像しながら、自分の体を慰める。あれで優しいつもりだったんだろう。精一杯の兄の愛撫は、それでも私には強いくらいで、乱暴に力をいれた指先は、私の白い肌に赤い手垢を付けていく

 

「乳首、つぶしちゃ、おにぃっ、んあっ、それ…やぁぁぁっ!」

 

固くなり始めた乳首を指で潰し、その刺激に背筋が反り返る

沸き立った性感が肌の上を這い回ると、シーツに肌が擦れただけで、甘い痺れを感じるようになっていた

 

身体が熱い。下腹部に抱え込んだ熱が脹らみだし、それはもっとと、より直接的な刺激を求めてくる

 

「はぁっ…はぁっ、おにぃ、おにぃ、あ、んっ、はぁぁ…っ!」

 

枕に向かって吐き出した息が跳ね返り、自分の熱と、兄の匂いをつれてくる

もう我慢なんか出来なかった。もとからしてもいなかったけれど、自分を焦らすのにも限界がきていた

 

擦り合わせていた太ももの間に指を滑らせ、一本、二本と、兄の指の大きさに合わせて、下着の上から、割れ目の筋に指を充てがっていく

 

やっと…

 

触れただけで大きく息が漏れ、続く期待に心臓が跳ね上がると、ゆるゆると重なっていた太ももの隙間が大きくなっていった

 

擦れる、反り返り、口から嬌声が漏れる

 

ビクッ、ビクッと、強い性感に身体は強く反応を返し、下着から滲み出した愛液が触れる指先を濡らしていく

 

くちゅり…くちゅり…

 

いやらしい水音が指先に纏わりついてくる

 

兄の枕に頬を寄せながら、おっぱいを揉みしだき、乳首を弄りながら、手淫に耽る。まるで変態みたいな行為に興奮が冷めやらず、抑えるどころか、もっともっとと、自分への愛撫は激しさを増していった

 

指だけじゃ足りない、おちんちんが欲しい…

あの大きな手に包まれて、乱暴なくらいにおっぱいを揉みしだかれたい

 

まだ数える程もしてないのに、私はすっかり兄の身体の虜になっていた

自分とはぜんぜん違う男の人の身体に抱かれて、求められて、愛される

抵抗もできず、強すぎる刺激に、なんもかんもが遠のいていく感覚が忘れられなかった

 

「おにぃっ! はげしっ、もっと、もっとしてぇ、気持ちいいっ、気持ちいいのっ。しゅり、だめっ、だめになって…あぁっ」

 

乳首をつねり、クリトリスを擦り上げる

 

足りない。それでも足りない

 

自分で触っていても、確かに気持ちは良いけれど、私の指はどこまでも女の子の指でしか無かった。弱い所を、敏感な所を、抓ってみたり、擦ってみたりしても、それはどこか、力強さに欠けていて、心の奥の方で不満は貯まっていく

 

より強い刺激を求めて、私はおっぱいをベッドの上へと押し付ける

うつ伏せになった体の下に腕を押し込むと、そのまま手の平を股の間へと充てがった

 

もぞり…

 

身体を動かすと、シーツの上で乳首が擦れて肌が色めき立つ

自分の体重におっぱいが潰されて、股の間に押し付けた手の平が、ベッドの反発で割れ目に深く食い込んでいく

 

「んはっ、あ、これっ、乱暴に、されてるみたいで…おにぃに、わた、あぁぁ、やだやだ、きもちいいっ、おにぃの匂い、が、すごっ…んんっ!?」

 

息を吸い込む度に、枕の残った兄の匂いが胸を満たす

そのまま大きなベッドの上に身体を擦り付けると、兄の身体に擦り寄っていくような気分にさせられる

 

快感で身体が震える度に、肌がシーツに強く擦り付けられる

それがまた快感を生み、身体が震え、不規則な刺激の連なりは、私の手を離れて勝手に暴走していくみたいだった

 

「あっ、あっ! やだっ、身体、とまんなっ。気持ちいいの、ずっと、じんじんしてて、あたま、とけちゃっ、い、んんっ、はぁっ、はぁっ、や、んっ!!」

 

荒い呼吸を繰り返し、頭がだんだんとぼぅっとしてくる

強くなる刺激に、抱えていた不満が掻き出されると、真新しい快感に全身が満たされた

 

兄のベッドの上で、兄の枕に顔を埋めながら、自慰に耽る

ブカブカのTシャツは捲れあがり、履いていたパンツは膝の上まで転げ落ちていた

さらけ出された おっぱいをシーツの上に直接擦り付け、うつ伏せのまま、股の間に挟み込んで指先に体重を掛けると、より深くに指先が沈んでいくのが分かる

 

はたから見ればイモムシみたいだったかもしれない

 

ベッドの上でもぞもぞと、自分でもなにやってんだろうって、病み上がりのくせに、性欲だけはいっちょ前に溜め込んでてさ

 

「でも、でもぉぉ…んぅぅ、やっ…はぁっ、んんっ!!」

 

兄の事を考えなら、自分の体を乱暴に刺激するのは最高に気持ちが良かった

 

甘い痺れが全身に纏わりつき、鼻にかかるような吐息を繰り返す

息を飲み、猫なで声みたいな嬌声を上げて身悶える度に、大きな快感に襲われた

 

イッちゃいそう…

 

絶頂を期待した途端に、全身が震え上がり、指先を伝って流れ込んできた愛液が手の平に水たまりを作る

乳首は更に固く凝り、潰れたおっぱいから甘い小波のような刺激が肌を沸き立たせる

 

「はぁぁっ、ぁぁぁぁっっんっ、んっ、やっ、あふっ、んあっ!!」

 

もう声も出なかった。言葉が消えて、意味もない嬌声だけが快感を形作る

 

強い刺激に息がつまり、一瞬遅れて声が上がる

 

ゾクゾクっと、這うような刺激が背筋を伝い頭を揺らす

 

身体が縮こまり、下腹部で渦を巻いていた熱っぽさが急激に脹らみだした

 

「あ…」

 

じわりと、目尻に涙が浮かび視界が滲む

一瞬だけ、身体が軽くなったような気がした途端に、私は声を上げ、一気に快感の絶頂に包まれていた

 

「あ、あ、ひゃぁぁぁぁっ! やっ、んっ、はぁっ、ぁ、あ、ぁぁぁっ!?」

 

下腹部から快感が爆発して全身が甘い痺れに満たされる

身体から力が抜けて、ベッドの上に突っ伏しながらも、快感だけは欲しくって、性感帯をベッドに押し付けてしまう

 

ビリビリと乳首の先が痺れてしまう

ジンジンとお股が疼いて仕方がない

 

絶頂の後、ささくれだった性感は、その刺激を強く受け止めて、身体の奥から跳ね返ってくる。ビリビリ、ジンジンと、繰り返して、重なって、それがまた快感を大きく育てると

 

「あ、やっ、とまんなっ、いくの、だめっ…んっ、あ、やぁぁぁっ!?」

 

ゾクゾクと身体が震え上がり身悶える

そのまま二度目の絶頂に達した私は、甘い悲鳴を上げながら、ベッドの上で快感に弄ばれ続けていた

 

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