やっちまった
「はぁ…はぁ…」と、繰り返す吐息が熱い
絶頂の後の気だるさ。放心しっぱなし身体は動く気配もなく、賢者タイムに入るまで、まだまだ時間がかかりそうだった
ガチャリ…
その扉の音に、私は目を丸くさせられた
振り返った扉に、見上げた兄の姿。遅れてきた賢者タイムはしかし、思考は追いつかず「おかえり…おにぃ」と、場違いな日常を口にするのが精一杯だった
「これは…その、違うんだよ? いや、何も違わないんだけど…。言い訳を、言い訳をさせて欲しい。病み上がりでさ、家に独りで、寂しくなって、おにぃの部屋で紛らわそうとしてたら、急にムラムラしちゃって…ね? そういうのあるじゃん?」
言い訳を続ける間にも、兄は淡々と、カバンを置き、上着を脱ぎ捨て
ベッドがギィと、二人分の体重に耐えかね悲鳴を上げるのも意に返さず、私の上に覆いかぶさってくる
「なぁ、しゅり。俺にも我慢の限界ってあるんだよな。体調崩した妹が気になって早引きしてきたらよ。自分の部屋でオナニーしてんの。「おにぃ、おにぃ」ってさ。そんな、何度も呼ばれてな。しかたねーなって、最初は脅かしてやろうって様子見てたんだけどな。何か、だんだんとな…」
兄のデカい手が、私のお尻を掴まえる
逃げ出そうとして身体を揺すってもそれだけで、慌てて賢者タイムに入った頭と違って、絶頂の衝撃が抜けきらない身体は上手く動かず、剥き出しのお尻を兄に向けさせられてしまう
「ま、まっておにぃ。怒ってんのは分かるけど、心配かけといてゴメンだけど。お、お尻叩くのはちょっと…違うのではないかなぁって」
「お尻? ああ、そうだな、それもいいかっ」
完全にやぶ蛇だった。それじゃあ何をするつもりかなんて、分かり切った事でもあったが、絶頂の直後、賢者タイム中だった私の頭は、むしろ子供っぽいくらいに純粋だった
「え、ちょっ、まっ…ひゃんっ!!」
ぱしっと、乾いた音が部屋に響く
軽い痛みと、しかしそれ以上の衝撃が私の心を揺さぶった
剥き出しのお尻を平手で叩かれる。いい年こいてのその扱いは余りに恥ずかしく、性的なものとはまた別の羞恥心に肌が焦げ付きそうだった
「ごめっ、ごめんってばっ…あっ、んんぅ!!」
「ゴメンって、何に謝ってるんだ?」
「だって、んっ…だって。おにぃ、心配掛けてたのに、こんな、あっ、やっ。お部屋に勝手に、ベッドで…んひっ、お、オナニーしちゃって、汚しちゃっ…あぁっ、だから、だからぁ…叩くの、だめって」
謝罪を重ねながらも、兄にお尻を叩かれ続ける
ぱしん、ぱしんと繰り返される衝撃は、軽い痛みに紛れて僅かな性感も伝えていた
絶頂の後、敏感になって私の身体。デカい兄の手の平と、お尻を揺さぶる刺激は、どうしても抱かれた時の衝撃に重なってしまう
欲しいと、ぼんやりとでも考えてしまうともう歯止めもなく
ぱしんと、お尻を叩かれる衝撃に、絶頂したばかりのオマンコから、愛液が滲み出してくる
「ダメって言う割には、お前のココは喜んでるみたいだな?」
「んっ、ひっ…。だって、しょうがないじゃん…。おにぃにして欲しくて、ずっと考えながら、さっきまでイジってたんだよ…」
兄の太い指に割れ目をなぞられる
太くて、ゴツくて、ちょっと荒っぽい兄の指先に、筋が開かれると、抱え込んでいた愛液がつぅっと流れ出していった
「今もして欲しいのか?」
「それは…えっと、だって…」
お尻を抱えられたまま、肩越しに兄の顔を盗み見る
怒ってる風でもないけれど、オナニーを見つかってしまった気まずさか、何となく直視も出来ずに、視線を逸してしまう
「だってか…。自分が不利になるとそうやって、言い淀むのは悪い癖だな」
「え、おにぃ…なにって、いや、私…病み上がり、なんですけど」
カチャカチャとベルドが緩む音が聞こえてくる
腰を抱えられ、膝を起こされ、上半身を投げ出したまま、無理矢理に四つん這いにさせられた私の身体に、兄の身体がのしかかってきた
「ほら、どうした? だって、何なんだ?」
「だって、それは…ん…くっ」
そそり立った兄のおちんちんが私の下腹部を撫で上げる
割れ目を押し上げ、クリトリスに引っ掛かり、素股をするみたいにして、何度も私の股間に擦り付けられていく
正直たまらなかった
絶頂の波にさらわれて、何処かにいったと思っていた快感はすぐにも引き返してくる
おちんちん、おちんちん。兄のおちんちんが欲しい
わなわなと唇が震え、ついには溢れ出そうになった言葉を何とか飲み込む
その間にも兄のおちんちんは、私が口を滑らせるのを促すように股間を擦り上げてくる
「心配掛けといて悪かったけど、さ? 病み上がりの妹を襲う兄ってのも、大概じゃない?」
それで手打ち。お互い様ってことで、ここで仕切り直したかった
だけど兄は黙ったまま素股を続け、その手はゆっくりと持ち上がっていくと
「あ、ひっ…!? な、やめっ、なんで…お尻、叩かないでって、あぁっ!?」
ぱしっと響く乾いた音に押し出され、喉奥から変な声が飛び出してしまう
お尻を叩かれた衝撃に身体が震える。叩かれる度に軽い痛みと幼い羞恥心に心が揺れる
割れ目を擦り上げられ、反り立つおちんちんがクリトリスの上を撫でていく
ズルズル、ズリズリ、一回と、二回と、数が増える度に快感は膨れ上がり、お尻を叩かれると同時に弾け、痛みと快感がゴチャゴチャに掻き回される
「あっ、やっ、だめっ、それほんとに…分かんなくなるからっ。痛いのが、気持ちよくなちゃって、わた、わたし…変態みたいに…ひぅっ!!」
涙が溢れ、涎が口の端から溢れて落ちると、ゾクッと身体が震え上がった
「ごめんなさい」と言ってしまえば、快感は更に強くなる
征服されて、支配される。無理矢理に四つん這いにされて、お尻を叩かれながら言うことを聞かされる
「ごめ、ごめんなさいっ、いうから、ちゃんと正直に言うから、叩くのは、やぁっ!?」
変態みたいなんかじゃない。被虐的な快感に私は間違いなく興奮していた
「おちんちん、欲しかったのっ。おにぃのおちんちんで、オマンコ一杯にして、ぐちゃぐちゃにされたかったんだよぉ。だから、我慢できなくって、寂しいの、独りでしちゃって、今だって…ずっと、ずっと、意地悪しないでぇっ。もう、無理だからぁ…」
おちんちんの先っぽが、割れ目の筋をなぞりながら後ろへと下がっていく
「あ…」と声が出てしまう。嬉しくってドキドキが止まらない
「挿れて良いから、欲しいの、だからぁ。おにぃのおちんちんっ、私に…んっ!?」
ズルリ…
流石に数をこなしたこともあってか、最初に比べればすんなりと私の中に入り込んでくる
それでも、割れ目を無理矢理に開かれる感触はまだまだ生々しいし、お腹の奥が焼け付くような違和感は、どうしようもなく兄の存在を意識させてくる
「えへへ。結構…すんなりいくじゃん。おにぃの…形、覚えちゃったかな?」
「馬鹿言うな。声、震えてるぞ」
「無理やりしててさ、止める気だって無いくせに…。こっちだって強がりなんだよ、言わせんな恥ずかしい…」
「ああ、そうだな。もう少しで、お前が口を割る前にこうしてるとこだった」
「何? だからずっと黙ってたわけ? めちゃめちゃ我慢してたんじゃん」
「強がる時ばっかり饒舌になるのも、お前の悪くせだ…なっ」
ぱしっと、乾いた音が響く
兄の腰が私のお尻を叩き、おちんちんの先っぽに膣奥を強く突き上げられる
「んっ!! そ、そんなさ、ダメ出しばっかしてないで…。エッチの時くらい、おだててくれてもいいじゃんさ? 可愛いよ、しゅり…くらい言えんのかい?」
「ぐうたらで、ずぼらで、すぐ楽しようとする面倒くさがりで、見てないと明日には死んでるじゃないかってくらい貧弱で、ついには人のベッドでオナりだす妹をか?」
返す言葉もねぇ。全部事実だし、自分でも分かっちゃいるが
流石に、情事の最中にそれを言われると、悲しいというか、情けないというか、兄のモノを受け入れながらされるダメ出しに、感情を何処に置いていいか分からなくはなる
「まあ、でも、手のかかる子ほど可愛いというか。そんな奴を他の男に任せられんとは思っている。調子崩したのだって、俺の為に頑張ってくれた反動なんだろう」
「え、なに? それってつまり…。あ、んんぅ、おにぃ、きゅうに…やっ」
「好き」って言って欲しくて、期待して
だけど、返事の代わりに返ってきたのは、勃起した おちんちんが私の中を掻き回す衝撃だった
広がった雁首が、膣内の襞を捲りあげていく
一枚一枚と、その感触が分かるほどに拡げられた膣肉は、乱暴なおちんちんの動きを受け止めきれず、ゴチャ混ぜになった快感と痛みが、私の神経を逆撫でしていった
「あっ、はっ、やぁぁ…おにぃ、はげしっ、ちょっ、ほんと…力はいんなっ」
ガクガクと、太ももが震えだす
頑張って兄の身体を支えようとはしてみたものの、そもそもが絶頂直後、気の抜けた身体に追い打ちを掛けているような状態で、上半身を起こすことだってままならない
お尻を抱えていた兄が、私を支えるよりも、犯すことを優先してしまえば それまでで、膝から崩れ落ちた私は、兄のベッドと、兄の巨体に板挟みにされてしまった
あ、これ…ダメな奴だ
被虐的な快感に私はとことん弱いみたいだった
だって、そんな想像をしながらオナってて、実際そうされると、苦しい以上に快感が上回ってしまう
いつも優しい兄に、乱暴なくらい求められる
パンパンと腰にぶつかる衝撃も、グチャグチャとオマンコに張り付く水音も、ハァハァと獣みたいに降り注ぐ兄の吐息でさえ、私の興奮を煽り立てた
腰を抑えられ、うつ伏せのままベッドの上に押さえつけられる
身悶える度に、勃起した乳首とクリトリスがシーツに擦られ、頭の中でパチパチと白い火花が飛び跳ねた
「あ、ひっ、んんぅ、んはっ、ああぁ、やぁぁぁ、んっ、んぁぁぁぁっ…」
ヌルリと、ズルリと、ゆっくり、のったり、私の中でおちんちんが動きを変える
叩きつけるような激しさがなくなった代わりに、纏わりつくような快感に身体が絞り上げられていくみたいだった
「な、なに? 急に…ゆっくり。どした? もう、出そうだったり? 私より先にイッちゃうとか、おにぃも案外、せっかちなんだ…」
やられっぱなしもつまらない。少しは兄の悔しがる顔も見たいだけの煽り文句。だけど降ってきたのは、期待していた乱暴な買い言葉なんかじゃなくて、ただ優しいだけの告白だった
「しゅり、好きだ。愛している」
「へ、なに…きゅうに、んんぅ…」
その瞬間に心臓が強く脈打つと同時に、下腹部が痛いほどに疼きだした
そわそわ、ぞわぞわ、ざらざらと、震えだしたかと思えば、入り込んでくる おちんちんに、とぐろを巻くみたいに締め上げる
好きだ、愛してる…
とっくに出来上がっていた身体
普段なら聞き流していた お手軽な愛の告白を成立させていたのは、紛れもない快感だった
兄の部屋でオナニーをして、そのまま兄に押し倒される
絶頂の後、快楽の残る身体を犯す おちんちんの気持ちいいこと、そんなの普通に耐えられる訳がない
「好きとか…いま、いうなぁぁっ。私がっ、ん、ちょろいみたいじゃんかぁ…」
「さっきは言って欲しそうだったのにな」
「じゃあ、さっき言えよぅ。どうして、いま…そんな、あぁぁぁっ、優しくしながらいうんだよぉ。やめ、ほんと、頭、変になるの、身体、ゾクゾクって、うれしくなっちゃって…んあぁっ!」
「そうか」と頷かれて「やっと」と、気を抜いて
「可愛いな しゅりは。好きだ、愛してるぞ」
「んんっ!! ば、かぁぁ…もう、もうもうっ、むりぃぃぃ…っ!!」
ふわっと身体が軽くなる。眼の前が真っ白になった気がして、そのまま全身が震え上がった
きゅぅっと、下腹部に溜った熱が渦を巻く。咥えこんでいた おちんちんに膣肉が纏わりつくと、ビクビクと震え上がり、まるで何かを欲しがるように奥へ奥へと波打たせる
「あぁぁ、ぁぁぁぁぁ…んっ。はぁ、はぁ…いっちゃ、わた…し、また」
身体から力が抜け、ベッドの上に沈み込む
倒れ込んだシーツから、抱え込んだ枕から、ふわりと兄の匂いが立ち上り、それがまた私の胸を一杯にしてしまう
「どうしたしゅり? もうイッたのか? 何回目だ?」
「くっ、この…仕返しかよ、大人げ、んはっ、あぁぁぁ、やめ、やめほんとっ」
何とか言い返そうとして、しかし私にそんな余裕は残ってなかった
さっき、兄がイきそうだったのは事実だったんだろう。だけど、それ以上に私の方が持たなかった
絶頂の後、今度は一息つくまもなく、次の快感を送られる
それが激しくもあれば、まだ、意識を手放せたのに。ゆっくりと、舐るように動く おちんちんの刺激は、私に理性を残したまま、それが余計にハッキリと自分が絶頂に追い込まれる瞬間を意識させてくる
「んっあっ、あ、また、またまた、ひぅっ、あぁぁぁぁ…はぁ、はぁ、やぁ…」
ベッドに押さえつけられて、ロクに身動きも出来ない手足を跳ねさせる
ゾクリと身体が震え上がり、下腹部から広がった快感の熱に全身を焦がされた
何より酷いのが、緩慢な刺激から快感を逃がそうとした身体が、中途半端に絶頂を繰り返すのが辛い。甘い絶頂を繰り返し、自分が何処を彷徨ってるのかも分からなくなっていく
「おにぃ、おにぃちゃ…もうっ、ゆるしっ、むりぃぃ。ごめんなさい、ごめんって、もうっ勝手に…オナニーとか、あはっ、んぁぁぁ、しないからぁ…。もう、そんな我慢させないからぁぁ、手とかでも、ほら、頑張れるから、今日は…もう、やめ…ん、んぅぅぅぅっ!」
もう何度目か、甘い絶頂に誘われて、弛緩した身体の奥へに向かって、勃起した兄のおちんちんが深くに入り込んでくる
力が入らない身体は、完全に快感に負けちゃってるのに。割れ目の奥、くわえ込んだ おちんちんから精を絞り出そうとするみたいに、オマンコだけは絶頂の度に元気になっていく
「ああ、大丈夫…だ。俺もっそろそろっ」
「大丈夫なんかじゃぁ…もう、ぜんぜん、おかしく私、あ、はぁぁぁぁっ、激し、おにぃ、おにぃってばぁ、今、出しちゃったら…」
絶対に壊れちゃうのに、だけど、出さないでとも言えなかった
それが欲しくて堪らない。兄の精液がお腹を満たす感覚を思い出せばそれまでで、もうどうなってでも、その快感に溺れたくなる
「あっ、んっ、ぉっ、はぁ、やっ、あぁぁっ、イクッ、いっちゃ、わた…私」
兄の腰の動きが激しさを取り戻す。絶頂に向けて おちんちんが膨らむと、私の意思とは無関係に動いた膣肉が一斉に吸い付き出す
うつ伏せに、ベッドの上に抑え込まれ、腰が折れそうなほどに力を込められる
ベッドと兄の巨体に挟まれて、押しつぶされたお腹の中は、いつもより窮屈さをまして、余計なまでに おちんちんの動きを伝えてくる
わかる、全部わかっちゃう
雁首の太さも、捲りあげられる膣襞の一枚一枚までも。浮き上がった血管の凹凸に、ビクビクと今にも精液出したそうに震えながら、更に大きく膨らんでいくのが、見なくたって伝わってくる
「出して、出してよ、おにぃっ。全部、全部おにぃのだから、私のオマンコも、おっぱいも、お口だって、手だって、全部上げるからぁ、おにぃが、好きだから、好きなの…だからぁぁ」
好き、やっぱりこうされるのが好き
いつも、誰にも優しい兄が、私にだけ乱暴してくれる、特別に求められて愛されるのを感じると、それだけで何をされても許してしまえる
「分かってる。お前の全部もらってやるっ…」
「うんっ、うんっ。いこっ、一緒にいこっ、おにぃ…おにぃちゃっ…んっ」
「だすぞ」その一言だけで、今までの我慢が報われた気がした
腰が引き寄せられ、ベッドに強く押し付けられる
押し込まれた肉棒が、奥に、深くに入り込み、その先端が、一番大事な子宮の入り口にまで届いてしまう
「あ、あっ…。ふぁぁ、あぁぁぁっぁあ、やっ、やっ、あっぅ、あぁぁっ!!」
子宮口まで突き上げられた瞬間に、頭が真っ白にされてしまう
ビクビクと下腹部が波打ち、感極まった腟内が固く勃起したおちんちんを締め付ける
熱くって、太くって、纏わりつく膣肉の襞も振り払うほどに膨らんだ おちんちん
ドクンっと、それが一際強く波打った瞬間。私のお腹中に、白濁とした熱が一気に広がってきた
ぐい、ぐいっと…
精液を吐き出しながら、おちんちんの先端が子宮口に押し当てられる
腰を抱かれ、引き寄せられて、兄の身体に潰されそうになりながらも、快感の熱はより強く、私の身体を焦がしていく
「あ、あぁぁ…出て、おにぃの…一杯、熱いの、すご…んっ、はぁぁっ」
出されてる。私の中に兄の精液が沢山吐き出されて、それが酷く幸せだった
ドクンっ、ドクンっと震える度に、お腹を熱くさせられて、膣内どころか、子宮の中にまで直接届きそうな勢いに心酔させられる
「はぁ、はぁ…なんだよ、すっごい、だすじゃん…おにぃの、えっち…んく」
びくっと震えたおちんちんから、最後の残り汁が吐き出され
ついには私の中に入り切らなくなると、おちんちんと割れ目の隙間から滲み出してくる
「えっちか…そうだな。ありがとう、しゅり、すっごく気持ちよかったぞ」
「そっか、気持ちよかったんだ…そっか、よかった。えへへ…」
「大丈夫か、しゅり?」
「大丈夫じゃない。だから、少し…休ませて、もう、ね?」
「ああ。お休み、しゅり」
兄の大きな手に頭を撫でられながら、私はそのまま、心地よい疲労の中に微睡んでいった
ー
「けっっほ…こほっ…はぁ、おにぃのせいだかんな」
「ああ、分かってる。それは、本当にすまない」
その、翌日。私は見事に風邪をぶり返していた
病み上がりの後のオナニーに、続いての兄との情事
貧弱な私の身体が根を上げるのは、当然とも言えただろう
「今日はもう学校休むから、な?」
「良いから。もう行って、おにぃ遅刻すんじゃん。私も薬飲んで寝るからさ」
「いや、でもな」
「寝込み襲われたら敵わないって言ってんのっ、ぐほっ、あぁ…あったまいた」
「おいおい、あんまり騒ぐもんじゃ。わかったから、何かあったらすぐに呼ぶんだぞ?」
不承不承か。これ以上言い争うよりはと、部屋から出ていこうとする兄の背中を呼び止める
「どうした? やっぱり家にいようか?」
「ちが、そうじゃない。そうじゃないけど…。でも、その、なるべく早く帰ってきて…寂しいから」
「…」
「なんだよ…」
「いや。行ってきます、しゅり」
「うん、行ってらっしゃい」
一瞬驚いたような兄の顔。それもすぐにいつもの優しい笑顔をとりもどすと、のっし、のっしと、出ていく大きな背中を見送った
最後までご覧いただきありがとうございました
無条件の愛情が欲しかった
自分より全然デカい男の人に愛されたかった
最後くらい兄から視点に変えても良かったかなとは思う