※この作品はR-18です。

無表情格闘家が海外デビューして敗北する話   作:黒糖バス

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後編

 1万人が詰め掛けているドール・アリーナは異様な空気に包まれていた。試合を応援しに来た筈の観客は誰も声を上げず、静かにリングの上を見つめている。既に少なくない数の観客が会場を後にしていた。

 

 最高で7万人が視聴していたネットの配信も現在は2万人にまで減っており、多くの人がこの試合を既に終わったものと認識している事が分かる。

 

 そしてその認識はリングの上で相対する2人も同じだろう。

 

 左脚に致命的なダメージを受けたヒサナは、もうまともに動く事も出来ない。唯一優っていたフットワークを失った以上、どう足掻いても勝ち目はなかった。ギブアップのないこの試合は、レフェリーが継戦不能だと判断しない限り終わらない。ヒサナの状況は処刑を待つ死刑囚の様なものかもしれない。

 

「何をしているの? 早く立ってくれないかしら」

「……性格悪すぎ」

 

 ヒサナは足払いを受け、今日何度目かの転倒を喫していた。それをやったエイヴァの方はニヤニヤと笑いながらヒサナが立ち上がるのを待っている。そして、ヒサナが身体を起こした所に今度は前蹴りを喰らわし、再び床に転がすのだった。それを先程から繰り返している。

 

 転がされるだけのヒサナにダメージはないが、精神的な苦痛は蓄積していく。隙を見てパンチを打ち込んだりもするのだが、体重の乗っていない攻撃は簡単に防がれてしまっていた。

 

 間近に迫った初めての敗北はとても痛くて悔しいものだった。心の折れ掛けているヒサナは、ここから逆転出来るとは自分でも思っていない。ただ、日本の女王として力尽きるまで耐え続ける。それだけだ。

 

「アンタ1週間前になんて言ってたっけ? 私が負けて泣く、だったかしら。ふふっ、今泣いてるのはどっち?」

「……別に、泣いてない」

「あらそう? 確かに涙は出てないけど私には泣き顔に見えるわよ。──それにしても、この程度の実力で良く私に勝とうと思ったわよね。アンタもアンタの国もやっぱり雑魚じゃないの」

「……うるさい。勝つのは、私」

「ふーん。思ってもないくせに」

 

 エイヴァは構えすら取らずに言葉を重ねる。それは言外に"お前はもう敵じゃない"とヒサナに伝えている様だった。これ以上ないくらいの侮辱だが、ヒサナには状況を変える力はもうない。

 

 エイヴァの試合を見慣れているファンはいつもの事だと溜息を吐く。彼女は勝負の決した試合でいつもこの"舐めプ"を行うのだ。構えを取らず、余所見を繰り返し、欠伸すらしながら相手を痛ぶる。その姿はまるで子供を適当にいなす大人の様に見えた。ここから逆転して勝利した者はこれまでいない。

 

 ヒサナは屈辱を感じながらも、そこに微かに勝機を見出し攻撃しようとする。しかし、またしても簡単に防がれ、床に転がされてしまった。

 

コメント:もう見てられん

コメント:姫すら子供扱いか。海外やべぇな

コメント:姫路のこんな姿見たくなかったわ

コメント:槌田の二の舞

 

 コメント欄はお通夜状態になり、更に視聴者数が減少していった。

 

 それから更に2回ヒサナが転倒させられた頃、会場内からヤジが飛び始める。いつまでも続くエイヴァの"お遊び"に飽きてきた者達が、いい加減トドメを刺せと怒りの声を発したのだ。

 

 結果の分かり切った試合を続けたところで退屈なだけだ。それはエイヴァも理解しており、いつもならばそろそろ決めに行っている頃だ。しかし、生意気な態度を取り、自分の顔を傷付けたヒサナをこの程度で解放してやるつもりは更々なかった。

 

「ねえ、お客さん達が退屈してるみたいだから、ちょっとサービスしてあげなさいよ」

「……何を言ってるのか分からない」

「その貧相なおっぱいでも見せてあげなさいって言ってんの」

 

 そう言うとエイヴァはヒサナの背後に回り込んでウェアを掴む。慌ててその手を払おうとするヒサナだったが、体格差のせいで碌に抵抗も出来ず、されるがままになってしまった。

 

「ほら公開よ」

「やめッ──」

 

 ヒサナの制止を無視してウェアを一気に上方にズラしたエイヴァは、露出した胸を観客に見せるように身体を固定する。その瞬間、これまでとは種類の異なる歓声が響き渡った。

 

 丸見えになったヒサナの乳房は年相応に幼く、手のひらに収まるサイズだ。その先端の桜色の部分もまた小さく、中心の突起は米粒くらいの大きさしかない。そんな成長途中の胸を大多数に見られた彼女は、羞恥で耳を赤くした。

 

 ジェンダーレスの広まった欧州では、女性の胸を絶対に隠さなくてはならないという認識はなくなりつつある。その為、格闘技でもウェアの有無はそれほど重要視されない。つまり、相手の胸を露出させるエイヴァの行為もまたルール上何の問題もなかった。

 

 エイヴァはあっという間にウェアを脱がすと、それをリングの外に放り投げる。上半身裸にされたヒサナは信じられないといった表情でその行く先を見送る事しか出来なかった。常に余裕のある澄まし顔を浮かべ、日本では"人形姫"と評される事もあった彼女だが、今の姿は見た目通りの小娘にしか見えない。

 

 しかし、エイヴァの嫌がらせはこれで終わりではなかった。

 

 胸を隠そうとするヒサナだが、その手を掴まれてリングの端に移動させられる。そこでリングロープの方に突き飛ばされると堪らずロープに手を着いた。敵に背を向ける形になった訳だが、最早それを気にする意味もないだろう。

 

 観客の目が近くなり、咄嗟に身体を反転させようとするが、それを背後からエイヴァが抑える。ヒサナの細い腰を掴み無理やり前を向かせた彼女は、自分の腰を振ってヒサナに打ち付ける様なパフォーマンスを始めた。

 

 観客にはまるでエイヴァがバックからヒサナを犯している様にも見える。分かりやすい挑発だが、ほとんど勝負の着いた状況でそれをするのは気分の悪い侮辱行為でしかない。

 

コメント:マジでもう止めてくれ……

コメント:その子15歳やぞ!? 

コメント:地上波じゃもう放送出来ないな

 

 がっしりと身体を掴まれ、激しく揺さぶられるヒサナは逃れる事も出来ずにその行為に耐えるしかなかった。両手を着いて足を肩幅に広げた彼女は、お尻に打ち付けられるエイヴァの腰の感触に表情を歪める。

 

 背後には恥ずかしい体勢を取らせる対戦相手が、前方には邪な目を向ける観客達がいる。ヒサナに逃れる場所はなかった。挫折らしい挫折を経験した事のない彼女は、この屈辱的な状況に耐えられず遂にその目に涙を浮かべてしまう。

 

「……なんで、こんな事する」

 

 力ではどうにもならないと悟ったヒサナは、エイヴァに言葉を投げかける。

 

「さっき言ったじゃない? アンタの生意気な態度と膝蹴りのお返しだって」

「……それは謝る。だから真面目に闘って欲しい」

「だ〜め♪ アンタには二度とリングに上がれなくなるくらいのトラウマを植え付けるんだって決めたんだもの」

 

 ヒサナの頼みもエイヴァは嗜虐的な笑みを浮かべたまま切って捨てる。会話の間も彼女の腰の動きは止まっておらず、振動が加えられる度にヒサナの胸が揺れ、観客の視線がそこに集まっていた。

 

 試合は最早見せ物と化している。ふざけた行為を続けるエイヴァにブーイングする者もいたが、一部の観客はこの程度の拘束も解けずにいるヒサナを冷ややかな目で見つめていた。リングに上がった以上、弱い者もまた悪である。その為、レフェリーを含めて試合を止めようとする者は皆無だった。

 

「ねぇ。アンタって処女? それとも顔に似合わずヤリマンだったりするのかしら」

「……なんでそんな事を聞く」

「良いから答えなさい」

「…………処女」

「ふーん。なら悪い事しちゃうわね」

「……?」

 

 エイヴァの意味深な発言に疑問符を浮かべるヒサナ。だがマイクが拾ったその会話を聞いた観客は、何かを察した様に小さく響めいた。エイヴァの試合を見た事のある日本の視聴者の中には「姫路逃げろ」とコメントする者も少なくなかった。

 

 会場の空気の変化を感じ取ったヒサナは嫌な予感がして一か八か、力を振り絞ってエイヴァから逃れようとする。会話の直後で動きの止まっていたエイヴァに対し、身体を捻って踵による蹴りを繰り出す。そうして転がる様にしてその場から離れるのだった。

 

 大して力の乗っていない攻撃は今更エイヴァに通用する事はなかったが、彼女は何故か手を離し、ヒサナの離脱を許してしまった。それがまた不気味に思えて、ヒサナは警戒を強くする。

 

 久しぶりに試合が動いた事で観客は盛り上がりを見せる。その様子を愉しげに見回したエイヴァは、ヒサナの方に顔を向け、右手の中指を立てて見せた。

 

 ──"the finger"

 男性器の形を表した侮辱行為。それをエイヴァは由来通りの意味で使う事で知られている。

 

「まずは1本ね」

 

 そう言って距離を詰めた彼女は、左手でヒサナの動きを制すと、右手を下半身に向けて打ち込んだ。

 

「──あ、うッ」

「ふふっ。命中♪ 思った通り小さいわね」

 

 遠目からではヒサナの股の間を殴っただけに見えるエイヴァの攻撃。しかし、そうではない事を観客の全員が理解していた。

 

 ヒサナは身体の内側から発生する鈍い痛みに顔を歪め、自らの下半身を見下ろす。すると、ボクシングパンツの裾口から中に侵入するエイヴァの手が目に入った。それを見て、自分の大切な場所に指を挿入されたのだとようやく理解する。彼女は誰にも許した事のなかった女性器の穴を衆人環視の中で犯されたのだ。

 

コメント:出た!エイヴァの処女破り

コメント:慣らしてもない女性器に指を入れるとか最早拷問だろ

コメント:やばい。ちょっと興奮してる自分がいる

コメント:まあ、美少女が指マンされてる訳だからしゃーない

 

 股を串刺しにされる様な痛みがヒサナを襲う。味わった事のない恐怖と恥辱の感情で身体を固まらせる彼女は、ゆっくりと引き抜かれる指を唖然と眺めていた。しかし、エイヴァが中指に加えて人差し指も立てる光景を目にして、サッと顔を青ざめさせる。

 

「──次は2本ね」

 

 その言葉を聞いた瞬間、慌てて距離を取ろうとするが手遅れだった。再びエイヴァの手が股の間を貫いた直後、ヒサナの短い悲鳴がリングの上に響くのだった。

 

 

 ★

 

 

「──うああァッッ」

 

 ヒサナの悲痛な叫び声が響き渡る。あれから更に5回も彼女の大切な場所を犯したエイヴァは、遂には薬指まで立て、3本の指を幼い少女の体内に挿入してしまった。その痛みのせいでヒサナは自力で立つ事もままならず、ロープを支えにした状態で膝をガクガクと震えさせていた。

 

 とてもではないがもう闘える状態ではない。彼女がそのまま倒れてしまえばレフェリーも即座にストップを掛けただろう。だが、日本最強という立場がそれを許さなかった。例え勝ち目がなくても、本当に立てなくなるその瞬間まで諦めない。それがヒサナの最後の意地だった。

 

「アンタのファンはビックリしてるでしょうね。欧州デビューした筈のアンタがオマンコをズボズボされてるんだもの。間違ってHENTAIビデオにデビューしたんじゃないかって心配してるんじゃない?」

「……ありえる。貴女、男みたいな顔してるから」

「ッ、まだそんな減らず口を叩く余裕があったのね」

「そんなつもりはない。事実を言っただけ」

 

 ヒサナはそう言って挑発するように笑みを作る。明らかな強がりだが、エイヴァをイラつかせるには十分だった。エイヴァは舌打ちをすると顔をヒサナに近付けた。

 

「可哀想だから3本で終わりにしてあげようと思ってたんだけど、そんな元気があるなら気遣いは無用よね? ────4本いってみましょうか」

「ッ──」

「穴がガバガバになるかもだけど、自業自得よね?」

 

 エイヴァは動く事のできないヒサナの右脚を掴むと、大きく開かせる。ヒサナはされるがままにその行為を受け入れていた。エイヴァはボクシングパンツの中に手を入れるとヒサナの割れ目に指を添え、そして一気に挿入した。

 

「〜〜〜〜〜!!」

 

 声にならない悲鳴を上げ、ヒサナが悶える。今日まで自分の指さえ入れた事のなかった女性器をエイヴァの4本の指が侵し、メリメリと中から押し広げていく。誰も見る事が出来ないパンツの中では、小さな割れ目が大きな口を広げていた。

 

 体内に杭を打ち込まれたと錯覚する程の痛みと異物感。その大き過ぎる圧迫感で、ヒサナの呼吸も荒くなる。彼女は今、自分がエイヴァにレイプされているのだと改めて認識していた。

 

 放心状態になったヒサナは、まるで走馬灯のように過去の記憶を思い出す。これまで自分に敗れてきた日本の選手達もこんな風に屈辱を感じていたのだろうか。そして、そんな屈辱を与えた私がこんな無様な試合をしているのを見てどう感じるのだろうか、と。

 

 それを考えた時、諦めかけていたヒサナの心に小さな火が灯った。

 

 この試合の敗北はヒサナだけの敗北とはならない。彼女に敗れてきた全ての選手、支えてくれたコーチやトレーナー、そして応援してくれた全ての日本人の敗北となってしまうのだ。ならば、負けるにしても一矢報いてやらなければ合わせる顔がない。

 

「──はあぁっ!」

 

 ヒサナは今何が出来るかを考え、ほぼ無意識に脚を閉じた。完全に油断していたエイヴァはすぐには動く事が出来ない。その一瞬を見逃さずにエイヴァの腕を脚の間に挟むと、身体を捻りながらその場に倒れ込んだ。

 

 ただ倒れただけ。

 それだけで効果は絶大だった。

 

「ああああぁァァァァァァアッッ!!!」

 

 エイヴァが悲鳴を上げてその場に蹲る。何事かと身を乗り出した観客は彼女が右手首を押さえる姿を見て理解する。ヒサナの転倒に巻き込まれた彼女の手首が少なくないダメージを負ったのだろうと。

 

 滅多に聞く事のできない悪役の悲鳴に会場は盛り上がりを見せた。

 

 転倒時に受け身を取れなかったヒサナは、もう立ち上がる力も残っていない。その為、目の前で隙を晒すエイヴァに追撃を仕掛ける事は出来なかった。

 

 これで本当に力尽きた状態だ。後はレフェリーのストップを待つだけ。言い訳のしようのない完敗だが、ヒサナは満足気に笑い、口だけを動かしてエイヴァに「ざまあみろ」と告げた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「────は?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それが間違いだった。

 

 ヒサナはエイヴァの気質を理解していた筈だ。プライドが高くて煽りに耐性がなく、そして残虐な女だと。しかし、ルールには従うに違いないとそう思い込んでしまった。

 

 ──プロである以上、継戦能力のない相手に攻撃する筈がない、と。

 

 彼女が何度も出場停止処分を受けているという事実を忘れてしまっていたのだ。

 

 エイヴァは倒れ伏すヒサナに覆い被さると、背後から首に腕を回して絞め技の体勢に入った。そうする事でヒサナがもう立てないという事をレフェリーに隠したのである。

 

「やめッ──」

 

 声を上げようとしたヒサナだったが、喉を圧迫されて発声を禁じられる。その間にもエイヴァは型を確実な物としていき、ヒサナの動きを完全に封じてしまった。

 

 絞め技を決められたヒサナは、仰向けにされその姿を観客に晒される。遂に訪れた決着の瞬間に観客は大いに湧き始めた。

 

「ねぇ、簡単に終われると思った?──甘いわよクソガキ。最高の恥辱を味わって日本に帰りな」

「ッ──」

 

 ヒサナの耳元でそう告げたエイヴァは、背後から両脚を回し、ヒサナの脚の動きを制するような体勢を取る。そんな事をしなくても一切抵抗出来ていないのだが、何のつもりかとヒサナは違和感を覚える。

 

 その直後だった。ヒサナは穿いているボックスパンツの感触が消え、それが膝の辺りまで下ろされてしまった事に気付いた。

 

「なッ──?!」

 

 顔を動かす事は出来ないが、下半身に感じる外気の感触で、自分の状態を理解した彼女はエイヴァの腕の中で暴れる。しかし、拘束が弛むことはない。

 

 観客の目には露わになったヒサナの下半身が見えていた。薄っすらと茂った黒い陰毛と、その下にある小さな割れ目。何度も指で荒らされた小陰唇は赤くなり僅かに左右に広がっていたがそれでも十分綺麗な形をしていた。

 

 完全な全裸を晒した美しい少女の姿に、男達は盛り上がる。レフェリーはパンツが脱げたのは寝技の際の事故であると判断し、試合を止める事なく続行した。

 

コメント:はあ?今、足でワザと脱がしただろ!レフェリー止めろや! 

コメント:故意だと断定出来んし、そうじゃなくてもこんな決定的な場面で試合止めたらレフェリー叩かれるからな

コメント:姫って下の毛生えてたんだな

コメント:ボコられた挙句に変態に下の毛見られるとか踏んだり蹴ったりだな、姫路

 

 エイヴァはしばらくヒサナの姿を晒し者にした後、左手をそっと陰部に伸ばした。そうして割れ目を数度撫でてから剥き出しの膣穴へと指を挿入し始めた。

 

 仰向けになっているせいで割れ目の中に飲み込まれていく指の様子が観客に見えてしまっている。エイヴァは先程とは異なり優しい手付きで膣内を掻き混ぜると2本3本と挿入する指を増やし、愛撫していった。

 

 首を絞められる苦しみと下半身に与えられる快感にヒサナの頭の中はぐちゃぐちゃになっていた。痛み、苦しみ、羞恥、快感。齎される様々な刺激に感情が爆発した彼女は、遂に嗚咽を漏らし始める。

 

 愛撫を受けた女性器はあっという間に愛液を流し、エイヴァの4本の指を挿入されクチュクチュと水音を発していた。時々親指で撫でられた陰核も、胸の先の乳首もそう時間を空けずに膨らみ、ヒサナの感じている快感を見る者に伝えてしまっていた。

 

 美しい少女が涙を流しながら股を濡らす姿は背徳的な光景であり、誰もがその様子を食い入る様に見つめる。今この瞬間は会場全体がヒサナにとってアウェイと化していた。

 

「やめてッ……いや……」

「嫌ってことはないでしょ? こんなに濡らしてるんだもの。首絞めアクメって気持ちいいらしいものね。私は経験した事ないけど」

「……もっ、ゆるして……ッ」

「安心しなさい。もうそろそろだから」

 

 ヒサナは恐怖の感情を顔に貼り付けながらエイヴァに懇願する。涙と鼻水で汚れた顔はそれでも可憐なままだったが、それが一国の女王の成れの果てだとすると哀れだ。それから更に1分近くエイヴァによる辱めは続く。

 

 そしてようやくヒサナの女性器が脈打ち始めた事を確認した彼女は、掻き混ぜていた指を更に激しく動かし、一気にヒサナの身体を昂めていった。

 

 そして遂に──

 

 

「ぁ……ァァァァァア、ァッ、ァァ……ああァッ」

 

 

 ──ヒサナは低い声を漏らしながら絶頂を迎えた。

 

 

 彼女は生まれて初めて経験する強烈な快感に放心状態となり、何度も下半身を跳ねさせる。しかしその直後、エイヴァの腕で気管を圧迫され、あっという間に絞め落とされてしまった。

 

 その瞬間、彼女は身体を弓なりに反らしながら潮を吹き、リングを汚しながら意識を失う。弛緩した下半身はそれから別の液体も漏らしてしまい、年頃の少女にとっては致命的な姿をカメラに写されてしまった。

 

コメント:姫路ヒサナ、失神アクメでK.O

コメント:槌田より悲惨じゃねぇか

コメント:美少女の潮吹き最高やん。これなんてAV? 

コメント:あーあー、メディアが人形姫とか呼んで煽るからこうなるんや

コメント:目を見開いて失神してるの、なんか哀れすぎる

 

 エイヴァは立ち上がって腕を突き上げる。

 それに呼応するように歓声が上がり、長い試合はようやく終わったのだった。

 

 

 

 

 ★

 

 

 

 エイヴァはその日の夜にSNSを更新した。

 アカウントのアイコンは目を開けたまま意識を失うヒサナの顔に変わっており、その屈辱的な姿を晒し者にしていた。

 

 投稿には『この子は日本からヨーロッパまで小便をしに来たみたい。日本にはトイレがないのかも知れないわね』と書かれており、失禁するヒサナの写真が添付されていた。




少し続きます
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