「──ぁっ、あんっ、あ、んっ、んっ♡♡」
パチュパチュと、寝室のベッドの上でいやらしい音が鳴る。明らかに十数人は乗れるほど大きなベッド。その中心で腰を振る人間は、当然直刃だ。
だが、ピストンのペースはいつもの様に過激ではない。紫羽を抱いてから数日。今の直刃のマイブームは、体を密着させながら、愛する眷属に愛を囁くことである。ゆっくりと、着実に彼女達を愛でるのだ。
それは直刃だけでなく、彼に仕える死神達にとっても、至福の一時であった。
「氷室さん、大好き」
「んっ、んんっ……♡♡ ああ、マスター。わたくしもですわ♡」
背後からのし掛かるようにして直刃は氷室にペニスを突き立てている。直刃に押しつぶされているような体制だが、直刃自身が細身で軽量なため、氷室が苦しむことはなかった。
以前はこの体制だと奉仕が出来ないと嘆いていた氷室だが、愛する直刃がこういった体位を好むこと知ると積極的に下敷きになった。基本的に、マスターの言葉には死神達は逆らわない。その上直刃は意中の男性でもある。女としても、甘えられるのは非常に嬉しかった。
それが例え、もう一人女性が乗っていたとしても。
「マスター……次は私ですよ?」
「わかってるよ、心配しないで」
苦笑交じりの声が聞こえた。
氷室が首を後ろに向ければ、赤い毛髪が目に入る。朱雀が直刃の背に覆いかぶさっているのだ。
つまり直刃は、女体サンドイッチの、具に当たる部分に存在していた。柔らかな肉体に挟まれながら、腰を振っているのだ。
直刃の背中に、むっちりとした柔らかな球体が潰れている。その感触を楽しむように背中を動かすと、意図を理解したのか朱雀が直刃の体をギュッと抱きしめ、急かすように乳房を押し付けた。
「朱雀……主に催促するなんて、無礼にもほどがありますよ」
「まぁまぁ紫羽さん、怒らないで──はむ、ちゅ……」
「ですが、主……あんっ♡」
目を釣り上げて朱雀を注意する紫羽。
直刃は、そんな彼女を抑えるように、目の前に浮かぶ肉球のピンクの突起を舐めた。
乳頭に刺激が走って、紫羽の大きな乳房が身体ごとたぷんと揺れた。
ほんのり甘く感じるのは決して気のせいなどではなく、直刃が喜ぶように甘い体液を紫羽が分泌させているらしい。
「美味しいよ、紫羽さん……じゅるっ、ちゅぅっ」
「んっ……お気に召して頂いてなによりです♡」
紫羽が直刃の舐めやすいように乳房を移動させる。そしてその頭を抱きかかえると、うっとりした顔でその様子を眺めていた。
「マスター……♡」
氷室は羨ましくなった。確かに今ペニスを独り占めしているのは氷室だが、直刃に胸を愛撫されるのもまた格別なのだ。
必死に乳首に吸いつく直刃を見て死神達は母性本能をくすぐられ、また愛する男性が自分の体に夢中になっているという喜びに身を震わせる。直刃の肉房の愛撫には、激しく責め立てるペニス同様、とてつもない魅力を持っているのだ。
なら何もされていない朱雀はどうなんだと思うが、彼女は先程、大胆にもこの状況下で直刃の独占作戦を試み、阻止しようとした二人の上半身への愛撫と下半身への直刃の愛撫で、一時間ほど戦闘不能に追い込まれた大馬鹿者だ。氷室は同情する気にはなれなかった。
「氷室さん、そろそろ出すよ」
「はいっ、っ、んっ、ま、マスターのおちんちんっ、気持ち良くなってくださいっ──♡♡」
「ふ、ぁぁ……で、でるっ……」
どびゅっ、びゅっ、びゅっびゅ。
ぼーっとしていると、不意にピストンが強まった。そしてあっさりと精が亀頭から吐き出される。
びゅくびゅくと普段よりも勢いの弱い静な射精で、氷室の膣内が白く染まっていく。
どうやらそれなりに限界が近かったようだ。
氷室もそれに合わせて絶頂する。今まで散々レイプ紛いの荒々しいピストンでイキ癖をつけられている氷室からすれば、そんなもの苦でも何でも無かった。
そしてなによりも、愛する主と共に達するという行為は氷室を大きな幸福感を与えるのだ。そんなチャンスをみすみす逃す訳にはいかなかった。
「はぁんっ、マスター……愛していますわ、マスター……♡♡」
「ふふ、僕も好きだよ、氷室さん」
出しきったとばかりに肉棒が膣内でブルリと震える。そのまま膣から抜き出されると、なんとも言えない寂寥感が氷室を襲った。追いすがるようにペニスに顔を近づけると、ペロペロと竿の部分を舐めだした。
「マスター、お掃除させていただきますわ──はむ、ちゅ、れろれろ……♡♡」
ペニスに奉仕したものがお掃除フェラをするという、死神達の暗黙の掟である。
「主、紫羽めもご奉仕させていただきます──♡♡」
「え!? ずるいよ!! じゃあマスター私も!!!」
我先にと朱雀は亀頭にかぶりつき、紫羽は淫らな笑みを浮かべて陰嚢を舐め始めた。
競い合うようにして美女が股間に顔を埋めている。直刃はそんな現実に鼻息が荒くなった。興奮のあまり、カクカクと腰が動いてしまう。
「マスター、我慢しないですぐピュッピュッして良いですよ♡ んちゅ、ちゅちゅ、れおれおれお──♡♡」
「す、朱雀さんっ、そこダメぇっ」
それを聞いた氷室と紫羽が、対抗心を燃やしてじゅるじゅると激しく男根を扱き始めた。微笑ましい気分になった直刃は、氷室と紫羽の頭をそれぞれ撫でた。
「マスター、わたくし撫でられるのなんて初めてですわ♡」
「ああっ、紫羽はこれだけで天にも登る気持ちでございます♡」
とろけた顔の二人に、直刃も満足気に頷いた。みんな可愛らしい乙女の表情をしていて、もっと可愛がってあげたい欲求がむくむくと湧き上がる。
「んむっ、ちゅる、ちゅっ……♡♡」
「ぁっ、あぁっ……」
ペロペロと、三つの舌がペニスをまんべんなく襲う。塵ひとつ残さないような丹念な口婬に、直刃はすぐに射精感が高まった。
「皆、気持ちいいよ……」
しばしその快楽に直刃は身を委ねていたが、やがてある閃きが訪れ、彼女達にそれを提案した。
愛する主の望みを断るはずもない三人は、直刃を仰向けに寝かせた。彼に見やすいように体の位置を変え、やがてペニスを中心として巨大な六つの柔球が寄せ合う。
「どうですか、マスター?♡」
「おっぱいでぎゅーってすると、おちんちんビクビク跳ねてる……ふふ、可愛いマスター♡♡」
「主、紫羽の乳房もよく味わってください……♡♡」
「す、すごい……」
凄まじい光景だった。直刃はこの光景だけで、射精しそうになった。
トリプルパイズリと称するのが適切か。
直刃の肉棒を中心に据えて、まるで崇めるようにしてピンクの乳首が並んでいた。それはすぐに柔肉の中に埋没し、おっぱいがむぎゅむぎゅと押し付けられてペニス全体に驚くような安心感と快楽を与える。
「主、如何でしょうか?♡♡」
「最高だよ、紫羽さん……」
乳肉の海をさまよう肉棒。加えて先端には三人の熱心な舌での愛撫が行われており、トリプルパイズリフェラと化していた。
「れろ、ちゅ──んふふ、マスター、随分と良さそうですわ♡ ちゅむ、ん……♡♡」
「いつでもしてあげるからね、マスター♡♡ おちんちん勃ったら遠慮しないでくださいね?♡♡ ぢゅる、れろ……♡♡」
「主、おちんぽがおっぱいの中を跳ね回って、カウパーがたっぷり出ていますよ……我慢なさらず、いつでもびゅーびゅーとお射精ください……れろ、れろれろ。ちゅ……♡♡♡」
「う、うあぁ……」
思わず呻く。これほどのモノとは、直刃自身思いもしなかった。
現実ではありえないような美女たちが、巨乳を押し合いながら密着させ、端正な顔を寄せあってただ一つの肉棒を取り合う。
視界からも、肉体からも、地獄のような快楽が直刃に伝わる。いや、これほどの快楽が地獄であるわけもない。ここにあるのは、紛れも無い天国であった。
「うっ、ぅ……皆っ、出るよ!!」
どびゅぅぅ、びゅっ、びゅるるるるっ。
そんな状態を長時間耐え切れる筈もなかった。
刹那、ペニスが膨張したかと思うと、鈴口から砲弾でも発射されるかの如く精子が飛び上がる。それらは飛沫になって氷室たちの顔や乳肌に降りかかる。嬉しそうに精子を舐める彼女らを見て、益々ペニスは固くなった。
とても一回の脈動で出し切れなかった精液が、後を追ってびゅくびゅくて飛び散る。三方向からとんでもない乳圧で押し潰されて、精巣の中の全ての精子がびゅるびゅると押し出される。
「はぁっ、だ、だめぇ、おっぱいで出るぅ……!」
「もっと出してくださいませ、マスター♡ れろ、ぴちゃ──♡」
三人は一通り舐め終わると、再び乳房を集結させた。たっぷりとした質量を誇る豊乳が絡みついてくる感触は、圧倒的にペニスを蹂躙する。一度の射精でコツを掴んだのか、三者三様のパイズリはただ上下するだけで言葉にならない快楽を送り込んでくる。
「マスター、可愛いですよ♡」
朱雀の言葉に返答する余裕もない。浅い呼吸を繰り返して、絶景を眺める。未来永劫この空間で暮らしたくなるほど、至高の奉仕。どんどん自分が彼女達無しでは生きていけなくなっているのを感じながら、それでもいいかと思わせるようなパイズリだった。
「またでるぅ……」
「ふふ、主、もう何回目ですか──♡♡ あんっ、んっ、ま、また、おちんぽから熱々のザーメンが──♡ はむ、ちゅぅ……♡♡」
びゅぐっ、びゅっ、びゅるるるっ。
あれよあれよと射精して、気がつけば四度も射精していた。流石にされるばかりで反撃したくなった直刃は、発情した瞳の朱雀に襲いかかった。
「やんっ、ま、マスター……?♡♡」
「はぁ、はぁっ……!」
「おっぱい、揉みたくなっちゃったんですか──?♡ うふふ、そんなに目を血走らせなくても、はい、マスター専用のおっぱいですよ──って、あぁぁぁぁっん♡♡ おちんちんおまんこに来たぁっ♡♡」
カウパーまみれでテカる乳房を揉み潰しながら、股の間に怒張を挿入する。洪水レベルの愛液を下腹部に感じながら、お返しとばかりに気合いの入ったピストンを披露した。
「おっ、ぉ゛っ、ぉ゛お゛っ──♡♡ おまんこの奥にっ、刺さるっ、刺さってるぅっ──♡♡」
嬌声を上げるだけの楽器と化した朱雀。汗だくになった美貌に舌を這わせる。特に耳の辺りを執拗に責めると、締りがギュッと増す。手応えを感じて、しつこく耳をペッティングする。
「れろ、ちゅ、はむ……!」
「ひぁぁぁんっ、だめぇっ、マスターに舐められて、だめになるのぉっ──♡♡」
頃合いを見計らって顔を上げると、待ってましたと四つの大きな膨らみが出迎えた。二人の細い腰に手を回し、端から順に乳首に吸い付いていく。
「ああっ、主ぃっ♡♡」
「マスター、好きなだけお吸いになってください♡♡」
顔いっぱいにデカパイが当たる。直刃は自らの呼吸すらうっとおしく感じるほど、しゃにむに乳輪に食らいついた。
「「あんっ♡」」
氷室と紫羽の乳房を交互に舐めまわし、仕舞いには二人の乳首を中央に寄せてその両方を口に含んだ。巨峰同士が潰れ合う。至近距離でそれを目の当たりにした興奮を、朱雀に叩きつける。
彼女達の瑞々しい体はどこもかしこも究極だ。見ても触れても飽きることはない。直刃の肉棒は硬くなる一方だった。
その興奮を全て、朱雀のエロまんこに叩きつける。激しいピストンにマン汁が結合部から飛び散った。
「マスタぁ、私をもっと突いてぇ♡」
膣肉が精子を求めて貪欲に男根を締め付ける。氷室のそれが優しく包み込む名器なら、朱雀は締め付けることで快楽を促す名器なのだ。締め付けという点で氷室に勝る朱雀の膣が、直刃を徐々に絶頂へと近づけた。
腰には朱雀の肉感的な足が巻き付いてくる。より股間部が近づいて、その分亀頭が深く子宮口を押す。朱雀はだらしない笑みを浮かべてに息苦しそうにした。
心配ではあったが、腰の動きを止めるのは不可能だ。ここに来て中止できるような強靭な精神は持ち合わせていなかった。
故に、朱雀の為に直刃が出来る事と言えば――
「朱雀さん、激しくするよっ!!」
「ひゃ、ひゃいぃっっ♡♡♡♡♡♡」
今までも随分と激しかったが、その言葉を皮切りにあっさりと次の段階へ直刃は進んだ。
腰を限界まで反らし、亀頭が外に晒されるほどのピストン。無論速度も変わらず、絶望的なまでの快楽を朱雀に与える。それに併せて秘部から愛液がじゅぷじゅぷと溢れ出る。寝室に広がる淫音は更に激化した。
氷室と紫羽は、揃って羨むようなため息を漏らした。今、目の前で行われている物こそ死神達が影で「地獄ピストン」と名付けた、愛する主との最上位のセックスだ。
言うまでもなく直刃との交わりはどんなものでも彼女達を大いに満たしてくれる。それは僅かに接触するようなキスでも下着を濡らす死神達なら改めて検証するまでもない。
だが、「地獄ピストン」は格が違った。
もはや暴力に等しいピストン。絶え間なく降り注ぐ肉棒の雨あられは、たやすく三人を魅了した。
死神達が待ち望んだ荒々しいセックスの完成形が、そこにはあったのだ。
「あっ、あぅっ、ああっ♡♡」
子宮口を連続して突かれ、朱雀は切羽詰まったような顔をしていた。
汗にまみれた美人が、こちらから目を離さず喘ぎ続けている。彼女の頬に張り付いた真紅の髪が、一層退廃的なムードを漂わせていた。
「マスタぁっ、私イクっ、イキますぅっっ♡♡♡♡」
「朱雀さんっ、僕もっっ!!」
どびゅぅぅぅぅぅぅっ、びゅっっ、びゅびゅぅぅぅっ。
肉棒が爆ぜるように大きく膨らんだ。
それから濁流のように白濁液が流し込まれる。
びゅくびゅくとペニスが脈打ち、朱雀の子供部屋に恐ろしい数の精子が押し寄せた。
朱雀は主人の大きすぎる愛に身震いした。
「いくぅゔぅぅぅぅぅぅぅっ──♡♡」
この世界にいるのは直刃と朱雀だけ。
そんなおかしな妄想にとらわれてしまうほど、絶頂の最中の結び付きは壮絶だった。
二人の絶頂は、長い間続いた。
そんな二人の様子を、氷室と紫羽は羨ましそうに見守っていた。
当然それに気がつかない直刃ではない。
「ふぅ……それじゃ、続きと行こうか」
「流石は主でございます♡」
「マスター、わたくしにもお情けを……♡」
「もちろんだよ」
「──あへ、あへ……♡♡ ま、ましゅたー……♡♡」
ひっくり返ったカエルのような朱雀を放置して、直刃は二人の柔らかい肉体を貪る。
直刃の夜はまだ、終わる気配を見せない。