※この作品はR-18です。

僕と死神と王の証   作:はつのとうこ

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遅くなりました!


二十五話

 

 

 

 

 教室から追い出されて数分後、何かを必死に探す雷歌に直刃は首をかしげながら付き添っていた。

 

「ねぇ雷歌、このみに謝りにいかないと……」

 

「あれは私たちを二人っきりにさせてくれるという合図です。事前に決めておきましたから」

 

 そんな訳ない。久しぶりに見たが、あれはこのみの怒りのゲージが最高まで溜まった状態だった。あと一つでも何か事件が起こったら、このみは爆発していたに違いない。そもそも合図なんて何時決めたんだ。

 この二人は別にそこまで仲良くないことを直刃は知っていた。知り合ってまだ数週間というところだ。

 ただでさえ今は女装をさせられるかどうかという瀬戸際だ。このみの機嫌を損ねるのは悪手以外の何物でもなく、直刃としても早めに謝りに行きたかった。

 ――勿論、学校でのセックスに興味がある事も否定できなかったが。

 

「……よし、ここなら人がいません♪」

 

「へ?」

 

「さ、直刃様、笹谷さんのお許しも出たことです。エッチしましょう♡」

 

 ぼーっとしていると、グイとその空き教室に連れ込まれ、そのまま窓際まで連行される。

 

「ら、雷歌、多分このみは別に僕たちを二人っきりにさせようとした訳じゃないんじゃ……あう」

 

 必死に雷歌――発情した死神を抑えようとするが、ズボンの上からペニスを撫で上げられ、妙な声が口をついて出てしまう。

 そのまま体中を撫でまわされて、直刃はの股間はあっという間に臨戦態勢になった。

 

「ですが直刃様、このままだと歩くのも一苦労のはずですよ♡」

 

「そ、それは雷歌が僕にセクハラするから……」

 

 窓枠に押し付けられながら必死に言い訳すると、雷歌はズボンから手をどけて直刃の手を取った。

 すっかり完治した人差し指をぺろりと舐め、レロレロと誘惑するかのように舌を絡みつかせる。

 

「れぉ、ちゅ、れろぉ……♡♡♡」

 

 ぽたぽたと床に唾液をこぼして、雷歌は愛おしそうに直刃の指を舐める。まるでさっきの再現だが、一つ違う事はこれが治療ではなく直刃を興奮させるためだけに行われているということだ。

 頬を赤く染めて、直刃はその光景に思わず見入る。何度もディープキスした雷歌の唇だが、こうして見るとやっぱり素敵だ。

 顔のバランスとマッチした可愛らしい口から、これまた何度も舌を絡めあったキュートなベロがこれ見よがしに人差し指を舐める。じゅぽじゅぽと下品な音を鳴らしながら、まるでフェラチオするように直刃の指を攻め立てた。

 

「はむ、ん、ちゅ、ぅぅ──♡」

 

 体温を感じる舌が、人差し指を唾液まみれにしていく。雷歌の口から漏れる淫靡な息を目の当たりにして、直刃は股間を熱くさせた。

 

「だ、だめだって……」

 

 抵抗はもはや形だけのものになっていて、直刃はセックスする気満々だった。その証拠に股間のペニスはもうかなり膨らんでいて、早くもズボンが窮屈だった。

 雷歌はそんな直刃の表情から何か察したのか、ちゅぱちゅぱと指を舐めながら直刃のズボンに手をかけて慣れた手つきで肉棒を取り出した。

 

「はぅ、おっきい……♡♡♡」

 

 とろんと目じりを下げた美少女が、自身のペニスに見惚れていた。つんつんと優しく亀頭を刺激されるたびに、ぴくぴくと痙攣を起こす。挿入したくてたまらなそうに腰を震わせる。

 雷歌は目線を上げて直刃をものほしそうな目で見つめると、ちろりと舌なめずりをした。

 

「直刃様、私とおまんこしましょう?♡♡♡♡♡」

 

 ――我慢の限界だった。

 

「らいかぁっ……!!」

 

「ああんっ、すぐはさまっ♡♡♡」

 

 直刃は雷歌に抱き着くと、手の平にはとても収まらない二つの巨乳をたぷんと揉んだ。

 そのままお互いの顔を近づけて舌を絡ませると、自らの制服を脱ぎだす。

 

「はむっ、ちゅっ、ちゅ、ん、ああっ、んっ……♡♡♡」

 

 最優先はお互いの下半身だった。互いにズボンとスカート、それに下着を脱ぎ取り、せっつくように性器同士をこすり付ける。

 どろどろと溢れる膣分泌液を過剰に肉竿に塗り付けながら、言葉も交わさずただキスを貪る。舌を絡ませ、唾液を飲み合い、息も苦しくなるほどずっと唇を接触させる。

 すぐに脱ぎ捨てられない上着をもどかしく感じながら、それでも唇を離す事はしなかった。

 

「あふんっ、れろぉ、あっ、はぅっ……♡♡♡」

 

 結局二人の上着が脱げるまで十分もかかったが、彼らにとってみればそんな事どうでもよかった。興奮は時が過ぎるごとに増していき、二人のボルテージは上がり続ける一方だ。

 

「直刃様、直刃様っ♡♡♡♡♡」

 

「雷歌、好きだよ……雷歌……!!」

 

 顔中なめ合いながら、とにかく体全体をこすり合わせる。直刃は惚れ惚れするほど綺麗にくびれた雷歌の腰に手を回し、雷歌は直刃の頭を左右から抱きしめるとひたすらに顔を舐めまわす。

 くすぐったいような、それでいて気持ちいいような、形容し難い幸福感が顔いっぱいに広がる。負けじと舐め返すが、直刃はすっかり雷歌に骨抜きにされていて、反撃よりも抱きしめるだけで精一杯だった。

 むにりと肉感的な美尻を掴み。更に雷歌を引き寄せる。これ以上ないほど、二人が密着する。

 

「ああっ、直刃様のおっきなおちんちんが入りたがってますぅっ♡♡♡♡」

 

「そうだよ、雷歌のとろとろおまんこで早くズボズボしたいんだっ……」

 

 欲求をそのまま声に出し、雷歌の体に劣情をぶつける。

 雷歌も鼻息を荒くして、直刃に体を押し付けてくる。乳首と乳首がぶつかり合い、直刃の胸板にみっちりと乳肉のつまった球体が押し付けられた。

 肉竿を膣口に押し付け、へこへこと腰を前後させる。もはやピストンと変わりないその動きは、パンパンと腰がぶつかる音を誘発させていた。

 

「うぅ、おまんこヌルヌルだよ雷歌ぁ……」

 

「直刃様のおちんちんもカチカチですっ♡♡ 早くおまんこぉっ♡♡♡」

 

「う、うん、今いれるよっ……!!」

 

 直刃は自らの肉剣を掴むと、直刃はためらいもなく膣に挿し込んだ。

 汗だか愛液だかわからない液体を玉袋に垂らしながら、肉ビラの海にペニスをぐっぐっと押し込んでいく。

 

「あっ♡ ああっ♡♡ ああんっ♡♡♡♡」

 

 その度に雷歌は切なそうに喘ぎ、直刃の精巣がグツグツと煮えたぎった。子宮が破裂するほど射精してやりたかった。

 締りの良い膣に苦しめられながら、それでも腰を前進させる。毎日毎日休む間もなく犯しているが膣の形が緩くなるなんてことは一切なく、今日も元気に精子を絞り取ろうと締め付けてくる。

 射精しそうになるのをなんとか堪えながら、直刃は雷歌に反撃する。

 

「ひぃぃんっっ♡♡♡ すぐは、さまぁっ♡♡♡♡♡」

 

「気持ちいい……?」

 

 爪先でつまむようにして雷歌の育ちすぎた豊乳を揺らすと、よだれを垂れ流しながら目を見開く。

 

「ちぃ、ちぃくびとれますぅっ♡♡♡ わたひのエッチなおっぱいからちくびとれちゃいますぅっ♡♡♡♡」

 

「すごいよ、ほんとにエッチなおっぱいだ……」

 

 乳首を操縦桿として左右に動かすと、一拍遅れてぶるんと重たげに乳房が揺れる。それが二つも悩ましげに揺れるのだ。その映像は芸術的と言う他なく、直刃のまぶたにしっかりと焼き付いた。

 あまりの卑猥さに鈴口からビュッと先走り汁が飛び出たが、そんなことは目の前のエロティックなおっぱいのせいで意識することもなかった。 

 

「きゃぁっ♡♡♡」

 

 子宮に勢い良くぶち当たった先走り汁が、雷歌の体を揺らす。さらに追撃をかけるようにゴツンと子宮口に亀頭がめり込んだ。

 

「い、っ、ぎぃっぁ……♡♡♡♡♡♡♡」

 

 呼吸困難に陥り、雷火が白目をむきながら酸素を求めて喘ぐ。肺から飛び出た酸素をかき集めようとするが、それは愛する人のキスで中断される。

 ここで休ませるような直刃であれば、誰もここまで惚れ込んだりはしなかったのかもしれない。

 

「ひぎぃっっぁ!!!♡♡♡♡」

 

 準備運動は終わりだと乱暴に乳房を掴み、ついに直刃のピストンが始まった。デカチチに五指が食い込み、いやらしく形が潰れた。

 

「ひぁんっ、おっぱいだめぇっ──♡♡」

 

 未だ満足に呼吸も出来ていない雷歌の唇に吸い付き、情熱的なディープキスをする。すっかり条件付けされてしまった雷歌の口は、直刃の――愛する主の舌を例え意識が朦朧としていたとしても歓迎するようになってしまっていた。

 

「あふっ、はんっ、じゅる、じゅるる、んむっ、ちゅぅ……♡♡♡」

 

 唾液をたっぷり含んだ舌を絡ませ合い、互いの体を弄り合う。乳首をいじり、いじられ。お尻をいじり、いじられ。そして再び両者の乳首をいじりあう。同時進行で口内を過激に舌が行ったり来たりする。

 乙女の唾液を嚥下すると、体に火がついたように自らを抑えられない。膣に叩きつける肉棒が、より苛烈に力強くなる。

 

「おちんちん、は、はげしぃっ♡♡♡♡」

 

「もっとおまんこいじめてあげるよっ」

 

 ずぞぞと雷歌の舌を吸引しながら、巨乳をむんずと掴む。円を描くようにその手を動かすと、中身のたっぷり詰まった肉球をゆっさりと動く。

 やっぱりどんなに触っても飽きない乳房の感触。もう何度目かわからない感動を覚えながら、ずんずんと腰を振りたたせる。

 さながらピストンマシーンのように腰を振る。肉欲に溺れた少年は、驚くような速度で腰を前後させる。

 

「んはぁっ、し、しきゅうぅっ♡♡ ごりごりしきゅういじめられてぇ、つぶれひゃうぅぅっっっ♡♡♡♡♡」

 

「潰れても中出ししてあげるから安心してっ!」

 

「ほ、ほんとにダメになっひゃうぅぅぅっっ♡♡♡」

 

 顎が馬鹿になったのかと思うほど口を開いて、あんあんとよがり狂う雷歌。その姿に興奮を覚える直刃は、情け容赦なくピストンを加速させる。

 ゴツンゴツンとリズムよく子宮を叩き、むっちりした肉体をあますところなく揉み尽くす。結局乳房に戻ってきてしまうのだが、それでも彼女の女体は男性にとっては理想過ぎてとてもじゃないが触らずにはいられなかった。

 指が乳肉に沈む。直刃はその感触ににやけながら、ラストスパートとばかりに腰を動かした。肉棒を突き刺すたびにぴたんぴたんと陰嚢が雷歌の股間に接触する。

 

「うっ、そろそろ出そうだっ……!」

 

「わらひもぃきそうですっ♡♡♡ ──んぶっ、んんっ、れろ、ちゅ、ちゅぅっ、んっ、──すきっ、好き、好きっ、好きっ、大好きぃっ♡♡♡」

 

 だらしない顔の雷歌にむしゃぶりつくと、本気モードで膣を突きまくる。ずっぷずっぷとおまんこを突かれ、雷歌は喘ぐ余裕すらなく目を見開く。

 視界に収まる女体が、いやらしく総身を揺らす。エロスの塊である巨乳が弾み、惚れ惚れするほど引き締まった尻が波打ち、見事なツインテールが乱れ舞う。

 視界と肉体から送られてくる快楽の量は凄まじく、腰を振り立てている直刃までよだれを垂らす始末だった。

 

「ひっ、ひぐぅっ、あぅ、ぃ、ぃぅっ、ぃっ♡♡♡♡」

 

「イっていいよ雷歌っ、僕ももう限界……!!」

 

 二人の動きがここにきてさらに加速する。体をめり込ませるほどきつく抱きしめあうと、股の間から尋常じゃない量の液体をまき散らして二人のピストンは激化した。

 

「うぅぁんっ♡♡♡ あああああっ♡♡♡」

 

「ううっ、い、いく……!!」

 

「ぃ、ぃぅっ!♡♡ しゅぐはさまぁわらひぃきますぅっ♡♡♡♡♡♡」

 

「出るっ、中に出すよ雷歌ぁっ!」

 

 どびゅるるるるるるるっ、びゅるるるるっ。

 

 肉棒が膣内で大きく震え、歓喜の雄叫びをあげる。鈴口を飛び出し活火山のような勢いで精子が噴射される。

 

「ああああああああああああっっっっっっ!!!♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡」

 

 子宮口に大量の精子が押し寄せる。雷歌はチカチカと視界を暗転させながら、機械的にその快楽を処理しようと試みる。そうしなければ精神が焼き切れんばかりの快楽の勢いだった。

 だが、そんなことできるはずもないし――加えて言うならばさせては貰えなかった。

 

「ああっ、雷歌、ごめん収まんないよっ」

 

「あひっ♡♡♡♡♡」

 

 グリンと膣内でペニスを回転させられると、近くの机にうつ伏せに組み伏せられる。 同時にぺったんと音を出して質量のある乳房が机に叩きつけられた。

 言うまでもなく硬いままの肉棒は、精子を吐き出しながら尚も膣内で雄々しく硬くなっていた。

 

「ま、まだまだいっぱい出すよっ」

 

「お、おまんこおぼれるぅっ♡♡♡」

 

 直刃はくびれに手をあてがうと、射精も満足に終わっていないのにピストンを再開した。

 噴水みたく精子を吐き出しながらゴリゴリと膣を動き回る肉棒に、雷歌は早々に理性を手放した。

 

「雷歌っ、雷歌っぁ!」

 

「しゅ、しゅぐはしゃまぁっぁ♡♡♡♡♡」

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーー

 

 

 

 

 

 二人とも汗だくだった。

 それでも雷歌は今朝のように体温を下げるなどという事はせず、静かに直刃の男根を可愛がっていた。

 

「直刃様、私のおっぱい気持ちいいですかぁ♡♡♡」

 

 ぬるりぬるりと汗にまみれた両乳の境に、萎えることのない直刃の生殖器がヒクヒクと震えていた。

 

「うん、雷歌のおっぱいまんこ気持ちいいよ……」

 

「ふふ、もっと気持ちよくなってくださいね♡」

 

 自らの乳房を持ち上げ、その柔らかな肉の塊で直刃のペニスをぎゅうと抱きしめる。肌触りの良い巨乳に包まれ、情けない声が口から漏れる。

 心底嬉しそうに雷歌が目を細め、くふふと声を上げて優しくマスターに奉仕する。

 たぷ、たぷ、たぷ。三時間も射精しっぱなしだった肉棒を労わるように、とにかく丹念にペニスを愛でる。

 

「あぁ、気持ちいいよ……」

 

 心の底から溢れる言葉を発しながら、雷歌の頭を撫でる。すっかり精子と汗まみれのツインテールだが、ここまで汚しても笑顔でパイズリしてくれる美少女には感謝の念しかなかった。

 

「はぅ、直刃様に撫でられると気持ちいいです……♡」

 

「お安い御用だよ」

 

 窓の外を見ると、とっくに日暮れだった。そろそろ校舎から出ないと出られなくなりそうだ。

 雷歌が居るのでいざとなれば魔術で脱出出来るだろうが、そこまでするほどの事でもないだろう。

 

「雷歌、そろそろ帰ろうか」

 

「は、はい。じゃあ最後にもう一度だけ♡♡」

 

 分かったと頷くと、雷歌は自身の巨乳から頭を出して居る亀頭にカプリと噛み付いた。

 ちゅうちゅうと先端を吸引しながら、大きな乳房を上下させて肉竿に快楽を与える。

 たぷたぷ。ちゅるちゅる。たぱったぱっ。

 癖になるほど触り心地のいい乳房から送られてくる快楽。手慣れた様子のパイズリフェラにペニスを震わせながら、やがて直刃はスペルマを吐き出した。

 

「うっ……!」

 

 先読みしていた雷歌は、タイミングよく亀頭に吸い付くと、ずぞぞと吸引を始めた。尿道に溜まった精液を根こそぎ吸い込まれて、直刃は情けなく声を上げる。

 

「ら、雷歌っ……」

 

「んんっ♡ ……凄い、まだこんなに出るんですね♡♡」

 

「……そうだよ、まだまだ全然雷歌とエッチしたりない。だって雷歌の体すごく気持ちいいんだもん」

 

「そんな事ないですよぉ……♡♡♡」

 

 そう返すと雷歌はいやんいやんと体をくねらせてだらしなく笑った。

 そんな彼女の顔にぐったりとした肉棒をぺちぺちと押し当て、「ほら、帰るよ」と告げる。雷歌は頷くと、あたりに散らばった制服をかき集め始めた。

 長い間裸同士で抱き合っていたからか羞恥心なんてとっくに消え失せていて、互いに裸体を触れ合わせながら着替えを始める。

 

「そういえば質問なんだけど、皆はなんでその……下着、っていうか、その、ブラジャー? しないの?」

 

 どうしても触るとニヤけてしまう乳房。その下乳をもにゅんと持ち上げながら、雷歌に問うてみた。

 この場合、皆というのは言わずもがな直刃の配下――死神達のことである。

 外出先でも、家の中でも、とにかく死神達はブラジャーをつけていない。そもそも洗い物の中にもパンティは混じっていてもブラジャーは見たことがなかった。

 ずっしりとくる重さの乳房をたぷたぷと弄びながら、「垂れちゃうよ?」と冗談まじりにいうと、

 

「直刃様にはいつでも百パーセントの柔らかさのおっぱいを味わって欲しいんです」

 

 と、真剣に返された。

 

「そっか……」

 

「直刃様……もしかして、ブラジャーつけてたほうが興奮したりします?」

 

「え、いや、それは分かんないけど。前にこのみがブラジャーつけてないとその内干しぶどうみたいに垂れるんだー、って言ってたの思い出してさ。でも僕のためにつけてないなら無理につけさせるのもどうなのかな、って……」

 

 雷歌はくすりと笑うと直刃を抱きしめた。むぎゅと顔に幸せ弾力が押し寄せる。

 

「直刃様はどっちがいいんですか? ちなみに死神の体は老いませんから、クーパー靭帯は切れたりしませんよ♡」

 

「え、そうなの……」

 

 クーパー靭帯とは。単語の意味がわからず内心では疑問符でいっぱいだった。

 しかし話の流れからして乳が垂れることは無いと言っているのは理解できた。

 

「はい♪ それで直刃様、やっぱりブラジャーつけてたほうが興奮するんですか?♡」

 

「いや、垂れないんだったら、その……ブラジャーは、つけなくても、いい、かも……?」

 

 すっかり彼女達の乳房の虜になっている直刃からしてみれば、いつでも揉める乳とは別れ難かった。この先生きていけるのか不安になるレベルでおっぱい星人になってしまっていた。

 再びくすりと雷歌が笑うと、今度は直刃も笑い返した。

 そんな他愛もない会話をしながら制服を着込み、空き教室を後にする。多少急ぎ足で、廊下を進んでいく。今頃になってこのみとの一件を思い出したのだ。

 だが、このみ達がいた教室は既に人気がなく、直刃は謝るタイミングを逃した事を悟った。

 

 ――女装か……嫌だなぁ。

 

「……帰ろっか」

 

「はい、早く帰ってお風呂に入りましょう♡」

 

「そう、だね……」

 

 半分涙目になりながら、校舎から二人揃って出る。

 帰り道は当然一緒なので、直刃と雷歌は手を繋いで歩道を歩く。

 日が暮れて、街頭にも明かりが灯っていた。そんな街中を二人は仲睦まじく進む。

 

「雷歌のおっぱいはハリがあって揉んでるだけで気持ちいいんだよね」

 

「もう直刃様、それセクハラですよ♡」

 

「……雷歌に言われたくない、かな?」

 

「えぇ、私セクハラなんて数える程しかしてないですよぉ♡」

 

「嘘つきじゃん。毎朝股間まさぐられてるんだけど」

 

「たまたまですよ?」

 

「金玉だけにとかいう寒い事は言わないよね」

 

「え、なんで分かったんですか!?」

 

「……いや、なんとなく」

 

 

 

 

 

 

 これから先に悲劇を知らず、直刃は帰り道を雷歌と歩きながらのんきに談笑していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「よう、弟。元気そうだな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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