これ以上話す事は出来ないのだろう。特に当人達にとっては全く実益のない会話となった訳だが、ネクロには何か考えがあるのだろうか。
ともかく、今日は日を改めよう。
「……話終わった?」
そう思って玄関に向かうと、廊下に面した扉がきいと音を立てて開いた。声からして、玄関で出迎えてくれた女性だろう。
そして予想通り、中から顔を出したのは彼女だった。
「あ、はい、多分」
思わず素で返事をする直刃。突然の事で思考を挟む暇もなかった。
「じゃあ、少し時間もらえる?」
「わ、分かりました……」
可愛らしく首を傾げられ、直刃は頬を赤くしながら彼女の部屋に足を踏み入れた。
あんな風に可愛さをさり気なくアピールしてくる死神を、直刃は知らない。直刃に仕える大半の女が乳でも揉ませとけば男は喜ぶだろという考えだし、実際のところ直刃もそれに魅了されている。
別段彼女が何を考えているわけでもないのだろう。本当に自然に、けれどそれを死神である彼女がやるだけでとんでもない破壊力だった。
ある意味ここに来るよりドキドキしながら、初対面の女性の部屋を見回す。
「ちょっと狭いけど……気にしないで、ベッドに座って」
「は、はい」
言葉通り本当に狭い部屋だった。白と緑を基調としたシングルベッドが大半を占めていて、後はパソコンを乗せたデスクがあるだけだった。
直刃は上擦った声で言われた通りにベッドに腰掛ける。ぽよんとしたスプリングに軽く乗ると、彼女もまたその隣に「よいしょ」と座った。
「私、ナナ。君は?」
「柊直刃です」
「……ん、よろしく♡」
「は、はい、よろしくお願いします……」
にこやかに笑う美女につられて、自然とにやけた顔になる。
直刃はその時になって初めて彼女の全体を視界に収めた。顔でも洗ったのか、寝起きの先ほどと違いスッキリした顔立ちで、もう意識を完全に覚醒したのが見て取れた。
ミントの澄んだ香りのする美女は、はっきり言って宝石のように美しかった。
死神特有の整った顔形は美しく、艶やかなリップにぱっちりとした目つき。そして白いダボついたパーカーの上からでもわかるハッキリした胸の膨らみ。丈をギリギリまで持ち上げるその胸のせいで、ヘソが見えそうになるのがまた股間に悪かった。
おまけにシンプルな黒のスカートから覗く美脚は、むっちりと光沢のある漆黒のレギンスを穿いていて、もし隣にいるのが眷属達であればいの一番に男根を擦り付けながら撫で続けたに違いない。それほど魅力的な御御足だった。
「えと、どこ見てるの?」
「わっ……!?」
じっと太腿を見つめていると、視線を遮るように美女が顔を差し出してきた。
突然の美貌に面食らいつつ、もはや初対面だろうとお構いなく股間を膨らませ始めていた自分にショックを覚える直刃だった。
「最低だ……僕、こんなに変態になってたなんて……」
穴があったら入りたいと顔を伏せて震える直刃。こんなに下半身で物を考えるような人間だっただろうかと、困惑と恐怖を入り混じらせた感情で、ただただ絶望が胸の内に湧いた。
ナナはよく分かっていないらしく、困り顔で少年を見守る。
「もしかして、私、何かしちゃった? それとも、気分悪いのかな? トイレ行く? しんどかったら、お家まで送るよ?」
良い香りのする女の人が、献身的に耳元で優しく訪ねてくる。
その度に直刃の中の雄が反応し、ムズムズとパンツの中で息子が準備運動を始めた。
危険だ、危険過ぎる。
何処かふんわりとした彼女の声の耳障りは、直刃に新たな境地を開かせようとしていた。今の直刃の感情は、「こんな美人のお姉さんがお隣さんだったら僕はもう──」というような感じであり、津波のような性欲と必死に格闘していた。
「お熱でもあるのかな」
「あっ……」
とはいえ、それがとどめだった。
「ごめんね?」と優しい声色で顔を隠す手をどかされると、ぴと、と額同士を重ね合わせてくる。
目の前で真剣に直刃の体温を図ろうとしてくれるお姉さんに、直刃は完全にノックアウトされた。
「うーん、お熱はないかなー……?」
「いや、違うんです……」
直刃は何もかも諦めて、ゆっくりと彼女の肩を押し戻した。
未だに不安そうにしているナナを安心──なのかは分からないが──させるために、直刃は視線を自ら股間に誘導した。
そこには、奮闘むなしく元気なテントを張った股間部があった。
「え、嘘……」
流石に一言二言会話しただけでこんなに興奮されるとは考えもしなかったのだろう。当然である。直刃自身も考えもしなかった。
しかしナナのこの健康的なエロス──と表現すれば良いのかは不明だが──少なくとも氷室達にはない慎ましやかなエロスに直刃は雰囲気からあてられていた。僅か数秒でメロメロだった。
「……」
「ご、ごめんなさい、気持ち悪いですよね……」
直刃はもう死にたいとすら思いながら、帰ろうと強く思った。
幾ら相手は死神といえど、彼女はまだ自分の配下ではない。言うなれば初対面の女性の勃起を見せつける変態である。もう最悪だ、いっそ殺してくれ。
そんな相手に、誰がまともに相手をするだろうか。例え向こうがこちらに用があったとしても、逆の立場なら即座に用件を諦めてしまうだろう。それくらいの常識はまだ持ち合わせているつもりだった。
「あの、帰りますね……」
足早に立ち去ろうとする。当然だ、一刻も早くこの場から脱出したかった。
「待って」
それを止めたのはナナだった。
彼女は俊敏な動きで直刃の手を引くと、再び隣に座らせた。
固まる直刃に、ナナは申し訳なさそうにぎゅっと手を握った。
「ごめんね、なるべく普通の格好をしているつもりだったんだけど、やっぱり死神だとエッチに見えるよね……」
「いえ、そんな、僕が悪いんです。ナナさんはとってもお綺麗なだけで、なんの罪もないんです」
そこまで言って、また立ち上がろうとすると、今度身体を動かす前に動きを抑えられた。
「ううん、私も悪いの……♡」
その時、ナナはごく自然に直刃の股間に手を伸ばした。ズボンの上からでも分かる熱気に触れながら、少し恥ずかしがるように頬を染めた。
「直刃くん、王様だよね?♡♡」
「い、一応、そうです……」
直刃は気が気じゃなかった。
こんなに綺麗なお姉さんに、ちんぽを触られている意味がわからなかった。
これ以上不快な目にあわせたくない、それが心の底からの願いだった。
「ごめんね、私、理由があってまだ君の元には行けないの……でもこれくらいは私だって構わないから……♡♡」
彼女は直刃の手を取ると、自分の胸に触れさせた。パーカーの布地の奥に、明らかな巨大サイズのおっぱいを感じる。
それだけで、もはや完全にズボンの中は臨戦態勢になってしまっていた。
「な、ナナさん……!」
視線は彼女の美脚に向かっていた。自然と吸い寄せられていた。レギンスの臭いを感じるように顔を伸ばしながら、同時にこのチャンスを逃すまいと少しずつ彼女の許容を計るように乳房を触る手に力を込める。おっぱいもまた魅力的なのだ。
「こっちが良かった?♡♡」
だが、直刃の視線を感じ取ったのか、ナナはおっぱいに触れる手を誘導すると、魅惑の太ももの上に置いてくれた。悲しむべきか喜ぶべきか瞬間的に迷うものの、すぐにエッチな太ももの感触のせいでどうでもよくなった。
「さ、触っても、良いですか……」
すっかり鼻息の荒くなった直刃に、ナナはコクリと頷いた。
直刃は極上のデザートを味わうように、ゆっくりと太ももの肉を揉んだ。黒く、ピッタリとしたレギンスの奥に感じる美女の肉感的な膨らみを手に感じ、「おほ」と思わず気持ち悪い声が漏れるほどだった。
ほんのちょっぴりの硬い筋肉の感触を残しながらも、後は男をダメにする弾力に満ちたエロ脚。死神の王のために作り出された、究極の太もも。
何度もいやらしく触ってしまう。もう事ここに来ては彼女への遠慮など微塵も考えていなかった。
じっとりとムレた内側をさわりと撫で回す。
同時に、ちんぽへの刺激がもっと欲しくなる。
「ナナさん、もっと撫でてっ……!」
もう色々と限界な直刃だった。
やんわりとフェザータッチでちんぽを撫でられ、どうにかしてそれだけで射精出来ないかとみっともなく身をよじる。恥も外聞もなく、ナナの手に股間を押し付けてはグイグイとペニスを握らせようとする。
それでもズボン越しに伝わってくる快楽には限界があり、直刃は馬鹿みたいに腰を振っていた。
「直刃くん……凄い、こんなにおっきいのね……♡♡」
ナナは手の平に感じるずっしりとした重さにうっとりしながら、同時に無遠慮に弄られる太ももにモジモジしていた。
こちらを見て切なげに腰を振る少年に子宮を疼かせながら、呼吸を浅くさせていく。なんだか無性に直刃が愛らしく感じられた。
「直刃くんっ……!」
気がつくとお互いに抱き合っていた。二人は流れるようにベッドの上でシックスナインの形となると、股の間に仲良く顔を埋めた。
「凄い男の子の臭い……♡♡」
片や窮屈なズボンの中で必死に肥大化を抑えようとするちんぽ臭に恍惚の表情を浮かべ、
「すー、すんすんっ……むふ……蒸れた汗と、エッチなおまんこの臭い……!」
片やむっちり太腿に頬ずりしながら、今にも舌を伸ばして舐め回しそうになっていた。
幸せ過ぎた。
天国のような、場所だった。
けれど、これ以上はいけない。初対面なのに何をしているんだ。ましてや相手はまだ配下にならないと言っているのだ。
そうは思いつつも、二人はとっくに止まれなくなった事に気がついていた。それでもなんとか抑えようと最大限目の前のもので耐えようと努力した。
「直刃くん、とっても苦しそうだよ……♡♡」
だが、先に我慢できなくなったのはナナの方だった。布地の上からなんとかちんぽ臭を嗅ごうと玉袋を鼻先で押しつぶすようにしてクンクンしていたが、性欲に押し負けてついにズボンのジッパーを下げてしまう。
途端に抑圧された雄臭が周りと発生した。ナナはまるで好物の香りでも味わうように顔をジッパーの中に突っ込むと、肩を大きく上下させて深呼吸を繰り返した。顎や鼻先が、何度も肉棒に押し付けられる。
「あ、ああっ……!」
直刃は目の前の天国を一時忘れ、早く全部解放してくれと命じるように腰を捻った。ナナという美女がちんぽに鼻を押し付けて嗅ぐ姿を想像しつつ、早く楽にしてくれともっと押し付けていた。
「いま、出してあげるね……♡♡♡」
ナナはうっとりした表情で、パンツからぼろんと巨大な男根を取り出した。
「す、すごい、バキバキでおっきい……♡♡♡♡」
そびえ立つ巨根に即座に飛びつくと、愛おしそうに頬ずりしながら、ちゅっ、ちゅっ、と絶え間なくキスを降り注がせる。
「ああっ、いい、ナナさん、良いよっ……!」
直刃は鼻の頭で盛り上がったマン筋を突きながら、べろべろと薄いシルク越しにモリマンを唾液まみれにしていく。時折響く「あん♡」という甘い声を背景に、ムレムレのスパッツを堪能する。
「直刃くんのおちんぽ、すごく良い臭いだよ……♡♡」
ナナはわざわざパンツの中から金玉を引っ張り出すと、犬のように鼻を押し付けて鼻を鳴らす。いつのまにか手淫が加わり、まるでフェラの代わりにと言わんばかりに人差し指と親指で輪を作ると、しゅこしゅこと上下にシゴいていた。
もう興奮でおかしくなりそうな直刃は、両脇から足の付け根を抱え込んで尻肉をバッチリ捕まえると、おまんこに噛み付いた。土手肉を左右から閉じるように歯をぶつけながら、ジュワッとレギンスから溢れる雌汁を浴びるように飲み干す。
「ダメっ、もうダメぇ♡♡ 直刃くん、おまんこもっと吸ってぇっ♡♡♡」
「な、ナナさんもっ、ちんぽもっと……もっと強くシゴいてくださいっ……!」
二人は猿のようにお互いの性器にむしゃぶりつくと、そのまま己の欲望を満たすためだけにまんことちんぽを舐め回した。
その一切の手加減ない愛撫にあっという間に追いやられた二人は、仲良く絶頂を迎えた。
「いぐぅぅぅぅっ……!♡♡♡」
「でるぅぅっ……!!」
びゅぐぅっ、びゅっ、びゅっびゅぅっ。
ナナの顔をコーティングするように、とんでもない量の白濁液が飛び散った。
同時に彼女の股座から溢れるイキ汁を口に含みながら、直刃は満足そうに美尻を揉みしだいた。
「やぁんっ……♡♡♡」
ーーーーーーー
「……」
「……」
そして沈黙が訪れた。
気まずい沈黙だった。
ナナがどんな目的で声を掛けてきたのかは不明だが、少なくとも直刃は挨拶のつもりだった。
もちろん直刃としては新たに見つかった新戦力であり、彼女もまたはぐれであるならば共に戦って欲しいと告げる予定ではあった。
が、直刃は彼女のことを何も知らない。ネクロと共に住んでいるという情報だけがあり、逆にそれが直刃を悩ませていた。
最初から敵対的だったアリアやネクロと違い、ナナにこちらを害するような雰囲気は感じられない。では単純に直刃と会えなかっただけではぐれではないかとも考えたが、簡単に結論づけて良いものか分からない。
難しい相手だった。
つい先ほどまでは。
「……」
今はそれに加えて単純に気まずい。
直刃は頭を抱え、長い沈黙をひたすら耐えるという罰ゲームを受ける羽目になった。
「……さっきも言ったけど、私はまだやる事があるから、君の仲間にはなれないの。ごめんね?」
「あ、はい、分かりました……!」
沈黙を破ったのはナナの方だった。
そして直刃は、つい今しがた起こった痴態のせいか、罪悪感に似た何かを感じてその理由を問い詰める事など出来なかった。
死神であれば、王に従うのは当然。紫羽はそう言っていたはずだが、なんだかなし崩し的にペニスを舐めさせて、しかもおまんこを舐めた女性にそれを言うのは気が引けた。
「……でも、こういう事だったら喜んで協力するから、また遊びにきてね♡」
ナナはニタリといやらしい笑みを浮かべ、さわりとズボンの上から直刃の股間を撫でた。
せっかく落ち着かせてパンツの中に仕舞い込んだのに、そんな小悪魔的な振る舞いでそういう事をされると、直刃としてはたまったものじゃなかった。
「エッチしにおいで。直刃くん、可愛いから私いつでも歓迎♡♡ なんなら泊まっていってもいいよ♡♡♡」
「それなら朝まで楽しめるね♡」とナナは笑い、ピラとスカートをめくって濡れ濡れになった股座を見せてきた。
「直刃くんのちんぽ、今度はこっちでズッポリ味わいたいな……♡♡♡」
耳元で囁かれ、直刃はだらしない顔で頷く。
「ま、また来ます……!」
直刃は鼻の下を伸ばしながら、ゆっくりと部屋から出ていった。もはや思考回路は完全に色気にやられて馬鹿になっていた。
「お、お邪魔しました……!」
その後、結局当初の目的を何一つ果たせていない事に気がついた直刃は、電車の中で一人項垂れるのだった。
ーーーーーーー
「……やっぱり今すぐ殺した方がいいんじゃないの、あの猿」
直刃が去った直後、ナナの元にネクロが訪れる。
その様子は不満げで、部屋の中に漂う栗の花の臭いに眉を顰めていた。
「んふ、もうネクロには無理なんじゃないの? かなりキテるでしょ?」
「関係ないわ。いざとなれば死神の縛りなんて無理に破れるもの」
強がるネクロに、ナナは苦笑する。
「でも時間が経てば更にキツくなってくよ? 早く直刃くんにメロメロになっちゃいなよ」
「……」
やれやれとオーバーに首を振ると、ネクロは立ったまま腕を組んだ。肩を立て掛けるようにして入り口の壁にもたれる。豊かな乳房をニットごと揺らし、魅惑の谷間を歪ませた。
「ねぇ……いい加減諦めてくれないかしら。今更私が──」
「無理」
ネクロの言葉の途中でナナはプイとそっぽを向くと、濡れて冷たくなってきた下着を取り替え始めた。一切言い訳は聞きたくないと耳を塞ぎ、その華奢な身体を露わにした。
白い肌のお尻がまんまると晒される。
「――まぁいいわ。時期に貴方にもあいつが王に相応しくないと分かるでしょう」
ネクロはそこで一度区切ると、「それで、何か分かったんでしょうね」と改めてナナを見つめる。
「うーん、まぁね……」
「そもそも、あんな事をする必要があったのかしら。貴方の能力なら触るだけで良かったんでしょう?」
「いいじゃない。それですんなり情報手に入ったんだから。直刃くん、全く疑ってなかったもん」
「……お尻丸出しで可愛い子ぶらないでくれる?」
「あーもう、いちいちうるさいなぁ」
聞く耳持たず、ナナは小さなタンスから下着類を取り出しながら、ぽいぽいとその場に広げていく。
その様子を子供を眺めるような視線で見つめながら、ネクロは嘆息した。
あからさまに機嫌の悪くなった相棒に、降参だった。
「確かに、あの魔術特有の感覚に気がつかれないようにするためには得策だったわ……ほら、これでいいでしょ。早く教えなさい」
「なにそれ。余計教えたくなくなったんですけど」
「もう、いつまでも子供っぽいんだから。お願いよ……ナナ」
ようやく探し物が終わったのか、ナナは新しい下着にはき替えるとくるりとネクロに向き直った。
「……」
そして、深呼吸を一つ。
口を開いて、声にならない声を出す。
言うべきか言わないべきか、その事を最後まで悩んでいるように目線を揺らし、
「──亡くしたお母さんの事が、今でも忘れられないみたい……直刃くん、その時は相当堪えたんだろうね」
結局、素直に告白した。
ナナは直刃の胸中を思いやるように、そっと目を伏せた。まるで本人が味わった苦痛を追体験するように、肩を震わせて悲しい表情を浮かべる。
とても、他人の事とは思えない、悲壮感が漂っていた。
ネクロは鼻で笑った。
「死んだ母親、ね。分かりやすくて助かるわ、ありがとナナ」
微笑むネクロに、ナナの目元が険しくなる。その様子は明らかにあの少年に対して敵意を見せていた。
「ちょっと、約束通りにしてよね?」
「……」
「ちょっとネクロ、何処行くのよ!?」
ネクロはそれに答えず、静かに部屋を後にした。
ナナは唇を尖らせながら、勢いよくベッドに倒れこんだ。
「そっちがその気なら、こっちだって考えがあるんだから……」
天井を睨みつけ、一人覚悟を決める。
彼が探していた王だと信じて。