「ここは……」
目が覚めると、真っ白な空間にいた。
人の気配もなく、建物も何もない。本当にまっさらで真っ白な空間。地平線まで白く塗りつぶされている。
音もなければ匂いもない。更には色もない。
目がおかしくなりそうな不思議な空間に、直刃は居た。
なぜに自分は全裸でこんな場所に。
直刃は股間のブラブラ揺れる感覚からそんな事を思いながら、とてとてと適当に歩き回ってみる。
当然何もないし、誰も居なかった。
なんだここは。
「……夢?」
とりあえず出た結論はそれだった。
何をしていたのか思い出そうにも、霧がかかっているかのように思い出せない。
いっそ夢らしく荒唐無稽で意味不明だったら疑問符をつけずに済んだのだが、何もないこの空間は非現実的な空気でありながらも、何処となく今ここに自分がいることを実感させてくる。
何故だろう。
その理由は直刃には分からなかった。
「──やっとここまで引っ張れたわね」
暫くすると、誰かの話し声が聞こえた。直刃がキョロキョロ辺りを見回すと、見覚えのある二人組がいた。
「直刃くんっ、良かった……!」
ネクロとナナだった。
直刃は全く現状を飲み込めないまま、とりあえず二人の元へ駆け寄る。
何故か二人も全裸だった。
「うわ、すご……」
直刃は思わず二人の肉体を見て口からそんな言葉が出た。
美女が二人、大きな乳房を晒してそこに立っていたからだ。
美しい顔立ちに、細っこい肩幅。そして大きすぎる乳房は雫型の綺麗な乳房だ。大きく、丸々としていて、そしてそれに見合う乳輪とエッチな乳首も非常にいやらしい。
目を引くのはそれだけではない。そんな豊乳から下はえげつないほど腰がくびれていて、それからむっちりと揉み応え抜群の尻肉、太ももが伸びていた。
直刃は思わず脳内で二人にイチモツを擦り付けそうになって、慌てて頭を振った。
「……何勃たせてる訳?」
「え、あ、ごめん……」
ネクロに冷めた目で股間を睨まれ、直刃は目に見えて落ち込んだ。
──やっぱり僕、ヤバいやつになってる。普通に女の人見ただけでこれはヤバい……!
今更ながらセクハラが当たり前な空間で暮らしすぎた弊害を感じる直刃だった。
「もう、それどころじゃないでしょネクロ! 直刃くんも、今がどういう状況か分かってる!?」
「いや、分かってないです、ごめんなさい……ナナさん、良かったらここが何処なのか教えてもらっても良いですか」
「え、あ、そ、そうね……えっと、驚かないで聞いて欲しいんだけど、直刃くん、君死んじゃったの」
「へ?」と情けない声が出た。
直刃は自分の耳を疑うより先に、ナナ自身を疑った。
死んじゃったの。
彼女は確かにそう言った。
訳も分からず、直刃は頭の上に疑問符を浮かべる。あまりにも突然すぎる死の宣告だった。
流石にナナも言葉を端折りすぎたと思ったのか、慌てて追加の説明をしようとするが、しかしその内容はお世辞にも纏まりきっていなかった。
「うーん、なんて言えばいいのかしら……簡単に言い表すなら、ここは直刃君の精神世界って感じかな? 今直刃君の肉体は死んじゃってて、慌てて私達が魂の輪廻に行っちゃう前に精神だけ捕まえに来たんだ」
「なる、ほ、ど……?」
「……伝わってない?」
可愛らしく小首を傾げるナナ。
豊乳がゆさゆさ揺れて、乳首がプルプルしている。異常にエッチなおっぱいで、今すぐ舐めたかった。
直刃は思わずそんな様子を目で追いながら、彼女の説明を頭の中で噛み砕く。
「いや、えっと、言ってる意味はなんとなく分かったんですけど、ちょっと僕が死んだってのがピンと来てなくて……後、もしそうなら精神だけ捕まえてどうするんだろう、とも思いました、はい……」
直刃はおっぱいを眺めながら、真剣なナナの表情から冗談ではない事は理解していた。
けれど直刃は今何故だか数時間前の記憶はなく、更に言うと自分の名前すらあやふやな状態だった。
だからこその当事者意識の欠如。大変な事だと言われても、飲み込むのには時間が掛かった。
ネクロが首を左右に振った。
「ナナ、ここじゃどんな魂も痴呆老人みたいなものよ。説明するだけ無駄だわ」
「でもでも、起きた時に、『な、なんじゃこりゃぁぁっ』ってなるのは直刃くん本人なんだよ? 一応魂にだけでも承諾を得ておかないと……」
「はぁ、もう、アンタも大概ふざけて……まあ良いわ。それじゃあ簡単に言うわ。坊やは死んだの。そして、初代死神の魔力を使い過ぎた坊やの身体は、もう耐えれそうにない──だから、私達が代わりの身体を作るわ」
「代わり……?」
二人は頷いた。
「代わりの身体だよ。魔力で作る人の形をした……人だけど、決して人間とは呼べないモノ……」
ナナが言いづらそうに言葉を区切る。
ネクロはそんな彼女の様子を横目で見ると、説明を引き継いだ。
「そう、坊やはこれから人外になる。人とも死神とも悪魔とも呼べない、ただ人ではない何かに変質するの……」
直刃は二人の面持ちから、それが只事でないことを察する。
だからついつい尋ねた。
「そんなことして、大丈夫なの……?」
「大丈夫ではないと思うわよ」
ネクロは髪をかき上げると、それからプイと目を逸らす。
「坊やは、人間じゃなくなる。けれど同時に死神の王として、人としての性質は残す必要がある。だから、生と死という事象を併せ持ちながら、魔力の精神汚染に永遠に耐え続けて、生き続ける者になるの」
「えーっと……つまり?」
ネクロはひと呼吸置いた。
「──生き返れば永遠に苦しむことになる。終わりなんてないわ、坊やの精神が擦り切れても擦り切れても擦り切れても……生きて、生きて、苦しみ続けなければならない。だから、私達は最後の確認をしに来たの──直刃、貴方、生き返りたい?」
言いたいことは全部言ったとばかりに、彼女は直刃を見下ろした。
直刃は、言葉に詰まった。
簡単にイエスと言っていい問いではない事は理解できた。
「問題はそれだけじゃないわ。坊やの大切な人はいずれ死ぬ。お友達も、恋人も、人間の友達はみんな、坊やを置いて行くわ。それでも坊やは正気を保っていられるの?」
そう言われて、友人である、友華とこのみの顔が頭をよぎる。
一緒に歳を取り、一緒に笑い合い、そして一緒に死んで行く。
そんな人間としての当たり前のサイクルから、直刃は外れてしまう。そして居なくなった二人のことを永遠に悲しむ。
母を失った時と同じように。
そしてそれが終わることはないのだと、ネクロは告げた。
「地獄よ、はっきり言って」
「それは……確かに……辛いね」
直刃は正直に言った。
想像しただけでも心がキュッとなる。
それが終わることはないのだと言われれば、確かに筆舌にし難い地獄なのかもしれない。
けれど、と直刃は思った。
「ネクロは、そんな地獄をずっと生きてきたんでしょ?」
「──」
「それにネクロもナナさんも、僕が頷くと思ってここに来たんだよね?」
「うん、お姉さん直刃くんと全然エッチしたりないし♡」
「……居なくならないなんて言った瞬間にこれだもの、許せる訳ないでしょ」
ナナはともかく、直刃はネクロの拗ねたような声音に思わず笑ってしまう。
確かに、幾らなんでも約束を反故にするのが早過ぎた。
当初の予定では、シロの能力を使って、わずかでも良いから普通の人間より長生きするつもりだった。あんな大見得を切っても、直刃に出来るのはそれくらいだった。
けれど、辛くても苦しくても、本当に直刃が望む選択肢は、恐らく目の前にあるの物が最上だった。
だから、直刃はゆっくりと頷いた。
「うん、大丈夫。僕はみんなと一緒に生きて行くよ」
「軽く考えないほうがいいわよ。辛いから途中でやめるなんてことも出来ないんだから」
「その時はみんなに相談して一緒に悩んでもらおう。ネクロも知ってるでしょ、辛いことだって、みんなで分かち合って生きていくものなんだよ」
直刃の覚悟はとうに決まっていた。
いや、望むところだった。
そんな直刃を見て、ネクロを顔を顰めた。
「坊やに人生の先輩面されるの果てしなくムカつくのだけれど……まぁ今回だけは多めに見てあげるわ」
「あはは……それで、僕はどうすればいいの?」
そう聞くと、二人は揃って顔を見合わせた。
それからおずおずとナナが切り出す。
「実はね、もうその代替の身体自体は出来てるんだ……」
「あ、そうなんだ……じゃあ僕がその身体?にはいるだけ?」
「そうなんだけど、そのためにはこう、私の力と、直刃くんの精神パワー的なものが必要でね……」
「なるほど、なるほど」
「それで?」とナナに続きを促す。
彼女は言葉を選びながら、言いずらそうに続けた。
「えーと、ちょっと話は変わるんだけど、生物が一番『生きる!』っていうエネルギーが高まる時って、その、エッチしてる時なんだよね。生存本能が高まって、子孫を残そうと──ああっ、だから私言いたくなかったのに! 直刃くんが『こんな時に冗談言ってる場合じゃないでしょ』って目で見つめてくる!!」
「い、いや、そこまでは思ってないけど……本当?」
「──そうよ」
ネクロが頷くと、直刃はようやく彼女達が来た本当の理由を知った。
「まぁいいや。だから直刃くん──お姉ちゃん達と、今からエッチな事しよ?♡」
ーーーーーーー
「──ちゅ、れろぉ……♡♡」
真っ白な空間で、直刃は女体に身体を呑み込まれていた。
ナナとネクロのメリハリのついた肉体に、前後から挟み込まれる。
弾力と柔らかさの塊が、直刃の小さな身体を覆い隠してしまう。バキバキに反り返ったペニスをナナの股間に押し付けながら、直刃は息を荒くした。
幸せな空間だった。女体の柔らかさに揉みくちゃにされて、直刃はニマニマと口元を緩めた。
大きすぎる乳房に挟み込まれる頭。直刃はなんとか顔を上に向けて息をする。
「可愛い、直刃くん……ちゅむ、ぇぉ……ちゅ……♡♡」
そこにナナが、まるで雛鳥に餌を与えるかの如く、キスの雨を降らせてくる。甘ったるい唾液を口の中でくちゅくちゅとかき混ぜながら、へこへこと腰を前後させて裏筋を押し付ける。
「んちゅ、ちゅ……直刃くん、またお姉ちゃんって呼んで……♡♡」
「お姉ちゃん……お姉ちゃん……お、お願い……おちんちん触って……」
「──ッッッッ♡♡♡ 可愛すぎっ……!!♡♡」
直刃の懇願にナナは全身を身震いさせると、彼女はその場にしゃがみ込んで直刃の男根を顔で持ち上げた。
ナナの美顔を軽々縦断する太くて長いペニス。ナナはうっとりしながらその雄の臭気漂うデカチンに頬擦りすると、ぴちゃぴちゃと先端から舐め出した。
「れろ、ちゅ、ぷ……んん、直刃くんのデカチンポ……好き……ちゅ、れろぉ……ちゅぼっ、ん……♡♡」
「は、ぁぁ、っ、ぅ……お姉ちゃんの舌……う、気持ちいいよ……」
「んふっ♡ れる、じゅぷ、ちゅ、ん、……ぁぉ、れろれろ……ぢゅぅぅぅ……♡♡」
直刃が情けない声を上げる。ざらついた舌が亀頭を這い回るたびに快楽が襲い、腰が跳ねる。
「──全く、こんな事するのは今回だけよ……んちゅ、ぁむ、んっ……♡」
「んぐ、ぁ、れぉ……!?」
ナナの舌技に苦しめられていると、ふと背後から細い指が直刃の顎を捕まえた。容赦なく口を開かせると、ぬるりと暖かい舌が潜り込んでくる。
蛇のように目を細めたネクロが、背中に質量たっぷりの爆乳を押し付けながら、恋人のようにレロレロと舌を絡ませてくる。
直刃は興奮でどうにかなりそうだった。
「んふー、んふー……!」
「──ちゅむ、ぉ、れろ、ちゅ、んんっ、ぁんっ……♡♡」
あのネクロが、顔をくっつけながら直刃とキスをしていた。お互いの鼻息をかけ合って、唾液を交換しながら、辛抱出来ないと言った具合に舌を吸引してくる。
瞳を見合わせて、恋人みたく舌を絡め合わせる。唾液に包まれた空気が潰れて、口の中でにちゅにちゅと小さな破裂音が響く。
直刃の精嚢が、ぐつぐつと煮え滾った。
「んぐぅっ──!?♡♡」
直刃は興奮のままちんぽにしゃぶりついていたナナの頭を両手で固定すると、下腹部を美女の顔面に叩きつけた。
太すぎる肉棒が喉奥を突き、そして入り切らなかった根元まで無理やり押し込むと、ゴリゴリと喉の奥を無理やり押し潰しながら亀頭が食道に足を踏み入れる。
嗚咽混じりにナナが叫んだ。直刃はそんな叫び声をかき消すようにズッポリと奥まで陰茎をねじ込む。
「んふー──ッッッッ♡♡♡」
完全に気道を潰されて呼吸できなくなったナナが、股の間からびしゃびしゃと愛液を零しながら絶頂する。
直刃はそんな彼女に遠慮せず、二度三度と腰を前後させて巨根を沈み込ませた。
「んぶっ、ぐっ──ぉぇっ、ぉっ、げぼぉっ──ッ♡♡」
美しい顔が鼻水と唾液と先走り汁でベタベタになる。口元に粘ついた白い泡をつけながら、ナナは自らの手でおまんこを弄り出す。
「んん、ぅ、んっ、んぐっ──ぁぁんっ──♡♡」
直刃はそんな新しい配下の痴女を見て、精巣が我慢の限界を迎えた。
「れろぉ、ちゅ、ちゅぅ……ん……ちゅ……♡♡」
つい先程まで敵対していた
ナナはえずきながらも粘ついた舌で肉棒を抱き締めると、腰の前後に合わせて亀頭を舐め上げてくる。
頬を窄ませて吸引しながら、じゅぼっ、じゅぼっ、とスケベすぎる音を鳴らしてちんぽ奉仕。気持ちいいイラマチオに、直刃は尻穴をきゅっと締めた。
もう、限界が近かった。
直刃は顔を真っ赤にしたナナの喉の奥まで、ガッツリと肉棒をねじ込んだ。
「んんっ──出るっ……!」
「んぐぅ、ぅぅぅっ、んっ──♡♡♡」
びゅぐっ、びゅっ、びゅぶるるるるっ。
頭が真っ白になるような絶頂が、直刃を襲った。
チンポが抜けるようなバキュームを味わいながら、根元までぐっぽりと口を開かせてねじ込み、びゅるびゅると精液を流し込む。
粘性の高い白濁液を食道に直接ぶち込みながら、ペニスを震わせて、二度、三度と脈打たせる。その度にザーメンが発射されて、ナナは目線を脳天に向けながら、アヘアヘとマン汁を垂れ流した。
「じゅるる、ん、んちゅ──ぷはぁ……♡♡♡」
最後に尿道に残った精液まで吸い取ると、ナナはようやく直刃の肉棒を手放した。
「はぁっ、はぁっ、直刃くんに無理やり犯されるの最高……♡ ──じゃなかった……アレ、直刃くんまだ全然元気?」
何故だかナナの姿を見ていると直刃の脳裏に配下の真っ赤な女性が浮かんだ。
いやいやどっちにも失礼だろうと変な考えをかき消しながら、頷く代わりに肉棒をヒクンと持ち上げてみせる。まだまだ硬度を保った男根が涎を垂らすかのようにカウパーをどくどく溢れさせていた。
「──やっぱり、人間本来の生殖行動が一番なのかな……♡」
そう言ってニタリとナナが笑った。