※この作品はR-18です。

セックスは最高の異文化交流   作:かしわもち@ハーメルン

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女性視点 “Carol Stanley” ①

「夏休み中なの」

 

 という嘘を、一体何度ついてきたことだろう。

 実際、ハイスクールは夏休み中だ。でも夏休み期間であろうがなかろうが、私は何かと理由をつけて学校に行かなくていい口実をでっち上げる。

 

 要するに、私は不登校なのだ。

 

 理由は簡単。クラスの子たちとそりが合わないから。

 

 元より自分が引っ込み思案であることは自覚している。

 人と話すより、牛や馬と会話した方が楽しい。むしろ、人と話すのは苦手な方だ。できれば身内以外の人間とは、話さずに生活できればいいと思っている。

 

 でもそんなシャイな性格と、私の不登校は直接的には関係ない。

 何故なら私が学校に行かない直接の原因は、私自身が持つ、特殊な体質によるものだからだ。

 

「キャロルってなんか、色っぽいよな」

 

 そんなようなことを学校の男子に言われたのは、十歳くらいのときだった。

 思春期に入って、私も少しずつ胸が膨らみ始めたし、お尻も成長してくびれができ始めた頃である。

 自分が女であることを少しずつ意識し始める年頃だから、デリカシーの問題はさておき、それを学校の男子に言われることもおかしくはないことだった。

 

 しかし周りの女子たちに聞くと、そんなことを言われたことは一度もないという。

 

 おかしな話だと思った。

 私より胸の大きな子なら学校にもごまんといるし、服装だって過激な子は沢山いる。

 スタイルで言えば私はまだまだ子供っぽい方だったのに、気付けば同学年の四分の一近い男子から、似たようなことを言われるようになっていた。

 

 さすがにそんなことを言われて気分のいい女の子はいない。

 Sexy程度ならまだしも、bustを揉みたいとか、hipに触りたいとか、そんなことを直接言われるのは最早セクハラだ。

 

 私は学校の先生に告げ口し、男子たちのセクハラを辞めさせた。

 本音を言えば報復行為が怖かったが、心配したような逆恨みや嫌がらせは起きなかった。

 

 私の小学生生活に、束の間の平和が訪れた。

 でもそれは、ほんの数ヶ月のことに過ぎなかった。

 

「SEXするなら絶対にキャロルだよな。あの胸とかお尻とかたまんねー」

「わかるわかる。あいつだけ周りの女に比べてなぜかエロいんだよ」

 

 それは同学年の男の子たちの何気ない会話だった。

 廊下の角で立ち止まった私は、その不穏な会話を意図せず立ち聞きしてしまったのだ。

 

 本来なら、すぐに立ち去るべきだった。

 嫌なことからは耳を背ければいいと、母からも散々教わってきた。

 

 でもそれはできなかった。

 私の隣を歩いているのは親友のアリス。

 

 そして廊下の向こうで私の身体について雄弁に語っているのは、そのアリスが密かに想いを寄せる、マイクだったからだ。

 

「それにあいつ引っ込み思案じゃん? 頼めばフェラぐらいしてくれると思うんだよ。あー、キャロルの顔にスペルマぶっかけてぇー」

 

 マイクの言葉の意味を、全て理解できるわけではなかったが、それが私に対する淫猥な欲望であることは理解できた。

 そして私の隣で顔を赤くして涙を流すアリスの姿を、私は生涯忘れない。

 

「待って、アリス!」

 

 たまらず廊下を駆け出したアリスを、私は必死に引き止めた。

 でもアリスは涙を流すばかりで、私の言葉に何一つ答えてはくれなかった。

 

 自分の想い人が、自分の親友に良からぬ感情を抱いていたのだ。どうすればいいかわからないのは仕方ないし、私もまた、アリスにどんな言葉を掛ければいいかわからなかった。

 

 でも私とアリスは一年生以来の親友だ。

 どんな問題があろうとも、友情の絆は揺るぎないものと思っていた。

 

 でも、そうではなかった。

 

 次の日、学校では私がマイクを誘惑したという噂が流れていた。

 

 放課後に彼を呼び出して、教室で彼のpenisを扱いていたところを、他の女子に目撃されたことになっていた。

 

 わけがわからなかった。

 そんな嘘を一体誰が?と思ったが、昨日の会話を聞いていたのは私とアリス、そしてマイクとその友人だけだ。

 

 私は我先に、マイクのことを疑った。

 変な噂を流して、また私に嫌がらせをするつもりなのかと、柄にもなく彼に詰め寄ってみせた。

 

「し、知らないよそんなこと! 俺がそんな嘘ついてどうするんだよっ! お前の身体になんて興味ねぇよっ!」

 

 昨日あんなことを言っておいて何を今更と思うが、マイクは本当に知らないという。

 では誰が、と教室を見渡した瞬間、私は教室中の女子生徒から、冷たい目線を向けられていることに気付いた。

 

 アリスがマイクのことが好きなのは、女子の間では有名だった。

 噂を信じるなら、私はそんなアリスからマイクを奪ったことになる。

 自分の身体で誘惑して、一番の親友であるアリスを、あろうことか出し抜いたことになるのだ。

 

 でもそれが嘘であると、アリスなら知っている。昨日アリスとは一緒に家に帰ったのだ。

 結局道中、彼女は一度も口を聞いてくれなかったけど、私の無実は、アリス本当が一番知っている。

 

「アリス……?」

 

 しかしアリスは、私を助けようとはしてくれなかった。

 むしろ泣きはらした目で私を睨みつけているような気がした。

 

 否、気のせいではなく、本当に私を睨んでいた。

 

 その瞬間、私は気付いた。

 

 噂を流したのは、アリスなのだ。

 

 想い人の興味が私に向けられていることを知り、私に関するあられもない噂をでっち上げた。

 

 全ては、私を学校から排斥するため。

 

 恋敵である私を、マイクのいる学校から追い出すためだ。

 

 私は、足元から全てが崩れ去っていく感覚を覚えた。

 

 あれだけ仲の良かった親友なのに。

 私がマイクに言い寄るはずがないと、あの子も知っているはずなのに。

 

 私は許されなかったのだ。

 

 自分には非はなくても、結果的にアリスのことを傷付けた。

 

 それが全てで、真実だ。

 

 その日の放課後、私は当然ながら先生に呼び出された。

 男の子たちからの嫌がらせの際に相談に乗ってくれた、ウィリアムズ先生だった。

 ウィリアムズ先生は五十歳くらいのおじさんだ。温厚で、物腰が柔らかいので、引っ込み思案の私でも気軽に相談することができた。いわゆる恩師の一人である。

 

「困るよキャロル。学校でそんなことをされちゃ」

 

 しかしウィリアムズ先生は、噂が真実であると信じ込んでいた。

 普段なら絶対に真偽確認をしてくれるのに。私がそんなことをするわけないって、一番に理解してくれるはずなのに。

 

「先生! 私そんなことしてません」

 

 私が必死に無実を訴えても、先生は首を横に振るばかりだった。

 まるで私が罪人のように、悪いことをした生徒を指導する狭い部屋に押し込んで、むしろ高圧的な雰囲気を醸している。まるで、いつものウィリアムズ先生じゃないみたいに。

 

「アリスがこの目で見たって言うんだよ。身体が段々大人になってきて、そういうことに興味を持つのはわかる。でも場所はわきまえなきゃならない。学校というのは勉強をする場所で、決してエッチなことをする場所じゃないんだから」

 

 先生の中では、私がマイクを誘惑したことが絶対的な真実になっているようだ。

 一体アリスがどんなことを言ったのかはわからないけど、一方的に決めつけるなんてあんまりだ。

 

「実は男子たちからも、常日頃から相談を受けていたんだ。キャロルがいやらしい格好や言葉で誘惑してくるって。ふとした瞬間に胸の谷間を見せつけたり、男子に胸を押し付けたりして」

 

 その言葉に、私は絶句していた。

 どうして私が男の子たちを誘惑したことになるのだろう。

 私は服装や姿勢にも気を付けてる。

 私がふと屈み込んだ拍子や、しゃがんだときに、ここぞとばかりにいやらしい視線を向けてくるのは男の子たちの方なのに、私は、完全な被害者なのに。

 

「エッチなことに興味があるから私が相談に乗ろう。今回みたいに噂が立つと、君だって困るだろう?」

 

 そう言いながら、やおら先生は立ち上がった。

 そして何を思ったのか、私の前でズボンとパンツを下ろした。

 

 露わになった先生の股間は、硬い棒のように、天高くそそり立っていた。

 

「penisが咥えたいなら私のを咥えなさい。私は誰にも噂を流したりしない。思う存分咥えなさい」

 

 あまりに予想外の出来事に、私は自分の目を疑った。

 お父さんが病気で亡くなってから、男の人のpenisを見ることなどなかった。

 子供の頃に見たお父さんのpenisは柔らかそうで、股間の下にぶら下がっている感じだった。

 しかし先生のそれは完全にいきり立っていて、形もとてもグロテスクだ。

 まるでとんでもなく首の長い亀の頭か、不自然な形に成長したキノコのように、生き物ように脈打っている。

 

「さあ早く。これも先生の仕事なんだよ」

 

 有無を言わせぬ態度で私の思考を奪いながら、先生がpenisを近づけてくる。

 前に女子の誰が言っていた。

 男の子のpenisは興奮すると硬くなるって。硬くなるとSEXができるって。

 

 でも先生は大人だ。

 大人の先生が、小学生の私を見て興奮するなんて、ありえないことだった。

 

「せっかくだからキャロルも脱ぎなさい。先生だけ恥ずかしい部分を晒して、君だけ服を着てるなんて不公平じゃないか」

「そ、そんな……」

 

 penisをそそり立たせたまま要求してくる先生に、私はただただ戸惑うしかなかった。

 

 ここで先生のpenisを咥えたらどうなるのだろう。

 SEXという言葉は知っていても、それが具体的にどのような行為を指すのか、私にはわからない。

 そして逆に、私が先生のpenisを咥えなかったとしても、良い結果にならないことをわかっていた。

 

 先生は私に興奮しているのだ。

 まだ小学生である、私の身体に――。

 

「わ、私は……」

 

 意を決して、私は先生のpenisを咥えようかと逡巡した。

 そうしないと何をされるかわからない。それに私が咥えれば、先生は満足してまたいつもの優しいウィリアムズ先生に戻ってくれるのではないかとも思った。

 

 しかしその折、部屋のドアがノックされた。

 別の先生が入って来ようとしているのだ。

 

 その瞬間、ウィリアムズ先生は慌ててズボンを履き、何事もなかったように椅子に座った。

 

 数学の先生がウィリアムズ先生に話があると言ったので、私は部屋から解放された。

 

 その日を境に、私は学校を変えた。

 この国は転校に寛容だけれど、まさか自分がするとは思わなかった。

 

 ウィリアムズ先生のことは言っていない。ママに心配を掛けたくなかったからだ。

 

 しかし転校した別の学校でも、似たようなことは起きた。

 

 私は学校の男子たちから異様にモテたし、そのたびに女子たちからは嫌われた。

 実際は、私はモテているのではなく、性的な対象に選ばれているだけだった。

 その証拠に、過去十数回男の子から告白されたけれど、その全てが、泊まりの旅行に行こうとか、男友達だけでやるパーティに来ないかとか、そういう誘いばかりだった。

 

 挙げ句の果てに、私は複数の男子たちからレイプされそうになり、そのことを相談した先生から、ウィリアムズ先生と似たようなことをされかけた。

 

 彼ら曰く、私にはそういう魅力があるのだという。

 

 初対面でも、ほとんどの男子が私のことを抱きたくなるらしい。

 もはや生まれ持った体質とか、才能の領域だが、同性から嫌われ、唯一無二の親友を失う原因になったこの体質を、私は心底憎んだ。

 

 そして一つの結論に達した。

 

 私は外に出てはいけないのだ。

 

 教室にいるだけで男の子たちを興奮させてしまうし、その結果集団の輪を乱す。

 挙げ句の果てに優しかった教師にまでレイプまがいのことをさせ、その人生を破綻させかけた。

 

 全部私が悪い。

 

 全ての原因を自分自身の中に落とし込むことで、私は平穏な世界を得た。

 

 幸い、家にはママしかいないし、その他は動物だけだ。

 たまに来るお手伝いさんはお爺さんばかりだし、私が身に危険を感じるような相手を、ママも決して雇わない。

 

 スタンレー農場の創始者、つまりママのお父さんは地主で、正直この農場も趣味の延長線上にある。

 

 資産的にもあと三代くらいは働かずに生活できる余裕があるし、ならばいっそ私は、ずっとこの農場で暮らしていこうと思った。

 

 結婚もせず、

 恋人も作らず、

 外に出て働くこともなく、

 静かにこの農場で一生を終える。

 

 それが一番平和だと思った。

 

 私のこの体質が害悪なら、家から出ることは許されない。

 この家にいる限り、無意識のうちに男の子を誘惑することもないのだから。

 

「え?」

 

 しかし、恐れていた事態は起きた。

 

 ママが連れてきた期間限定の労働者。

 それはアジア人の若い旅行者だった。

 

 大柄な男の人で、おそらく二十歳くらい。

 まさかママが若い男の人を連れて来るとは思わなかったので驚いたが、会ってみて納得した。

 

 その旅行者――ダイスケからは学校の男の子たちが持っていたような粗雑さや乱暴さはまるで感じられなかった。

 動物で言えば草食動物。

 人間で言えば、むしろ私と同族だ。

 

 彼なら邪なことを考えることはまずない。

 

 そんな私の確信は、あっけなく裏切られた。

 

 牛の乳搾りの最中、ダイスケの方を振り返ると、彼はズボンの股間をはち切れそうなばかりに膨らませていた。

 

 どうやら私が屈みこんで乳搾りをしている姿を見て興奮してしまったらしい。

 ダイスケがあまりに紳士的なので油断していた。

 多分タンクトップで屈み込んだ私の裾や脇からは、私のboobsが丸見えだったのだろう。

 

「――!」

 

 気付かない振りをして視線を逸らそうとすると、あろうことかダイスケは私の手を取って、その膨らんだ股間に添えてしまった。

 

 生まれて初めて触る男の人の股間に、私は身体がびくんと震えるのがわかった。

 

 硬い。

 ウィリアムズ先生のもこんなに硬かったの?

 

 それに凄い圧力だ。

 ズボンの上からでも、その膨らみは圧倒的な存在感を放っている。

 

 ダイスケが異国の言葉で何かを言った。

 手を動かしてくれと言っているのはアメリカ人の私にも理解できた。

 このシチュエーションで男が女に求めることは、多分一つしかないだろうから。

 

「わ、わかったわ……」

 

 その圧倒的な逞しさにあてられ、私はダイスケの股間を摩り始めていた。

 ウィリアムズ先生のときもそうだったように、断るも何をされるかわからないからだ。

 

「こ、このやり方であってるの……?」

 

 ズボンの上からpenisを摩りながら、私はダイスケの形を確認する。

 あの日見たウィリアムズ先生のpenisは、亀の頭のような形をしていた。

 ダイスケのも同じような形なのだろうか。それともアジア人と白人では、penisそのものの形が違うのだろうか。

 

 手で触った形状としては、似ていると思った。

 まず太い棒があり、先端に亀の頭のような突起物、引っ掛かりがある。

 しかしダイスケのそれは、ウィリアムズ先生のより明らかに大きかった。

 太さは多分二倍近くあるし、長さに関しては、比べ物にならないくらい凄かった。

 

 再びダイスケが何かを言って、今度はズボンのジッパーを下ろした。

 その瞬間、ズボンの中から、とんでもないものが顔を出す。

 

「なに……これ……?」

 

 露出したダイスケのpenisは、ウィリアムズ先生のより遥かに逞しかった。

 

 丸太の如く太い棒が、天高くそそり立ち、反り返っている。

 例の張り出しは私の拳くらいの大きさで、penis全体がいやらしくテカっていた。

 

 やがてダイスケがパンツも脱ぎ、その全容――袋までも露出すると、私はただただ視線を奪われるしかなかった。

 

 毛むくじゃらの袋や根元はグリズリーのように荒々しく、ずっしりとした袋はパンパンに膨れ上がっていた。

 

「大きくて、逞しい……」

 

 ダイスケの逞しいpenisに、私自身見惚れていることに気付いた。

 

 それはある意味、私と同じなのだろう。

 

 私の身体が周囲の男の子たちを性的に魅力するように、ダイスケのpenisは、その逞しさで女の視線を釘付けにするのだ。

 私はウィリアムズ先生とお父さんのpenis以外見たことがないけれど、ダイスケのpenisが特別な力を備えていることを、同族だからこそ理解できた。

 

 このpenisは異次元だ。

 でなきゃ私が、こんなに心を奪われるはずがない。

 

 “Please blow job.”

「ブ、ブロウジョブ?」

 

 blow jobと言われても、それが何なのかまったくわからなかった。

 おそらく何かしらの性行為を指すのだろうが、何の経験も知識もない私にはわからない。

 

 “Please milking this.”

 

 するとダイスケは、私がわかりやすいように言い直してくれた。

 

 これを搾乳して。

 

 もちろん搾乳は牛にするものだけど、彼が言わんとしていることは理解できる。

 ダイスケはあの日、ウィリアムズ先生が私にさせようとしていたことを頼んでいたのだ。

 でもウィリアムズ先生のときは恐怖と嫌悪しかなかったのに、不思議とダイスケの要求は抵抗なく受け入れられた。

 

 多分、ダイスケのpenisを目の前にするとき、彼を気持ちよくするのは女の義務なのだろう。

 こんないやらしいものを出されたら、そうするのが当たり前のように思えてくる。

 

「や、やってみるわ」

 

 私は恐る恐る、ダイスケの凶悪なpenisを握り込んだ。

 握るといっても、私ではとても指が回らない。両手で握り込んで、かろうじて一周できる太さなのだ。

 

(硬い……それになんて逞しい匂いなの……?)

 

 ダイスケの棒を扱いていると、先端から男らしい香りが漂ってきた。

 具体的に何の匂いかはわからないけど、これがオスの匂いであることは本能的に理解できた。

 この匂いを嗅ぐと、不思議とボーッとした気分になってくる。

 頭の中がお酒で酔ったみたいに(お酒は飲んだことないけど)、思考力が低下してくる。

 

 ダイスケはミルキングなんて言うけれど、こんなに太くて逞しい乳首はこの世にはない。

 でも私は、ダイスケの根元から何かを搾り出すように、懸命に彼のpenisを扱いた。

 

 ママに初めて乳搾りを教わったときのことを思い出して、ダイスケが気持ちよくミルクを出せるように、全身全霊をかけてミルキングする。

 

「気持ちいい?」

 

 全身を使ってミルキングしながら、ダイスケに向かって問いかける。

 ダイスケに、気持ち良くなって欲しい。

 それが私の本心だった。

 このpenisを気持ち良くすることが女の義務だと、何の疑いもなく理解できたからだ。

 

 やがて、

 

 “Ahh! Carol!!!”

 

 色っぽい呻きと共に、ダイスケが何かを叫んだ。

 その瞬間、その逞しいpenisの先端から、大量の白い液体が飛び出てきた。

 

「な、何……?」

 

 無尽蔵に飛び出てきた液体は、あっという間に私の全身を真っ白に染め上げた。

 粘り気があって、顔や身体中にまとわりついてきて、強烈なオスの匂いがする。

 なおも飛び出てくるそれは私の顔を直撃し、強烈な臭気が直接鼻腔に飛び込んできた。

 

「この白いのは何……?」

 

 私は呆然としたまま問いかけた。

 こんなものを掛けられたら、頭がおかしくなってしまう。

 ダイスケの白いものを全身に浴びる快感が、忘れられないものになってしまう。

 

 “I'm sorry! Very very sorry!!!”

 

 しかし次の瞬間、ダイスケは地面に膝をついて平謝りしていた。

 いわゆる、ジャパニーズ土下座。

 おそらくあの白いものを出したことで、我に返ったのだろう。

 私には、男の子を魅了する特殊な体質がある。おそらくダイスケも、私のミルキング姿を見て我を忘れてしまったのだろう。

 そして我に返ってみて、自分がとんでもないことをしでかしたのだと自覚する。

 おそらくあの日、私がウィリアムズ先生に同じことをしていても、同様の結果になっていただろう。

 

「大丈夫。元はと言えば私が悪いから」

 

 それはまぎれもない事実だった。

 私の特殊体質がダイスケを誘惑した。彼はただの被害者だ。

 そして逆に、私の方もダイスケの体質にあてられた。

 彼のpenisから出る白いものを浴びて、骨抜きにされてしまったのだ。

 いわば、おあいこ。

 これは私の特殊体質とダイスケの特殊体質が生んだ、単なる必然でしかない。

 私の身体でダイスケが興奮して、ダイスケのpenisを見て私も心を奪われる。

 むしろこの場でダイスケが謝ってきたのは、彼に理性がある証拠だろう。

 普通の男の子なら、多分あのままSEXというものに発展させていただろうから。

 

 私はダイスケのことをママに報告しなかった。

 ほとんど私から行った行為なのだ。伝えたところで何の意味があるのだろう。

 ダイスケは謝っていたけれど、私自身、ダイスケにああいう行為をされて不快になった瞬間は一度もなかった。

 

 むしろ、あの白いものを浴びて、もう一度浴びたいと思ってしまったほどなのだから。

 

 しかしそれ以降、ダイスケは私を避けるようになってしまった。

 一緒に仕事をしていても目を合わせてくれないし、私が彼の股間を盗み見ても、気付かない。

 

 私は嫌ではなかったのに。

 ダイスケの白いものならまた浴びてもいいと思ったのに、彼が再び、あの逞しいものを私の前に晒すことはなかった。

 

 そして翌日、私は目撃する。

 ダイスケとママが、“SEX”する瞬間を――。

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