「さて、コイツをどうしようかしら」
アジトの前に逃げ込んで来た旅行者を、私は背後から殴り倒した。
冴えない感じのアジア人の男。
身体だけは大きかったので地下に運ぶのに苦労したが、私はその男をアジトの椅子に縛り付け、身動きが取れないようにした。
「さすがにこれとはセックスしたくないわね」
中国人なのか韓国人なのかは知らないが、さすがに異人種を犯す気にはならなかった。
見るからに冴えないし、セックスだって大したことはないだろう。
黒髪で、肌の色が黄色く、熊のような軀をした、朴念仁にしか見えない。
「幸い、金だけは持ってるようだし」
僥倖というか、縛り上げる前にズボンのポケットに、アメリカドルの札束が入っていた。
ここをどこだと思っているのか。不用心にも程があるが、ほとんど無一文に近い私にはありがたかった。この金があれば、少なくとも海外へ渡航するぐらいはできる。
その先でどうやって暮らすかはまだ未定だが、父と母の血の匂いが染み付いたこの街からは逃れられると思った。
このまま男を縛ったまま消えるか、ある程度痛ぶって愉しむか。
そうは見えないが、もしコイツが金持ちの坊ちゃんなら、相応の身代金を引き出すことができるかもしれない。
しかしそれができたのも昨日までの話。
もはやソシアスでない私に、この男の家族を脅して安全に金を得るルートは存在しない。
だったら黙って立ち去るのが普通だが、このアジア人の男、妙に気になるのだ。
この男とは断じてセックスする気にはなれない。
でもこの朴訥した顔と大柄な軀は、なぜか妙に私の嗜虐心を刺激した。
コイツが泣いて許しを乞うところを見てみたい。
この男はディランとは似ても似つかないけど、せめてこの国を発つ前に、男を痛めつけるのも悪くないと思った。
「さっさと起きろ!」
私は未だ眠りこけるアジア人に、バケツで水を被せた。
私がこの手で痛ぶってやるんだ。呑気に寝ていることなど許さない。
“Kokowa...”
聞いたことのない言葉を呟きながら、男は目覚めた。
ずぶ濡れになっていい気味だ。シャツもパンツも濡れ鼠で、まさにアジア人といった見すぼらしさだった。
“Kaese!!”
私が持った札束を見て、男が血相変えた。しかし可哀想に、まだ自分が置かれた状況を理解していないらしい。縛られているのも知らず必死に私に食ってかかろうとしている。
「動くな」
そんな坊やの立場を分からせるために、私はショットガンの銃口を突きつけた。
弾は一発しかないが、こんな男、弾無しのハッタリでも奴隷にできる。
“――‼︎”
案の定、男の顔が青ざめるのがわかった。どんなに軀か大きかろうが、全身を縛られて銃を突きつけられたらこうなる。
「中国人?」
私は男に中国人かどうか尋ねた。この手のアジア人旅行者は大半が中国人で、あとはまれに日本人や韓国人を見かける。
「中国人かって聞いてるでしょ!」
吃って答えようとしない男を、私は怒鳴りつけた。
私ははっきりしない男が嫌いだ。
見ているだけでイライラするし、本当にペネが付いているのかと問い詰めたくなる。
“Ja, Japanese!!!”
私が凄むと、男が慌てて答えた。
こんな冴えない日本人でも、自分が殺されるのは嫌らしい。
私にとっては、殺したところでどうとでもない人間だけど。
「いいこと思いついた」
私はこんな冴えない日本人とセックスしたくない。
でも男はいたぶりたい。
私が手を汚さなくても、この日本人を性的にいたぶる方法が存在する。
「ここでオナニーしなさい」
それは男にとってはひどく屈辱的らしい命令だった。
事実私は、敵対組織の男に目の前でオナニーさせたことが多々ある。
そのときの相手の屈辱的な顔は、今でも忘れられない。
相手もいないのに自分のペネをおっ立て、屈辱的に塗れた表情で男が射精に至る様は、何度見ても笑えるものだ。
「途中まで手伝ってあげるわ」
腕を縛ったロープだけをナイフで切った後、私はその冴えない日本人のトランクスを脱がせた。
日本人らしく冴えないペネが飛び出すと思いきや、
「あら」
予想に反して、なんとも立派なものが飛び出してきた。
これまで見た中でもトップクラスの大きさのペネだ。
けむくじゃらで、皮もしっかり剥けていて、重量感のある玉をぶら下げている。
「案外立派なのね」
晒された男性器を嘲笑うように、私は男に笑いかけた。
正直大きさに関しては予想外だが、それでも私が全てを握るシチュエーションには変わりない。
男の方も私の命令の意味を理解しているようで、恐る恐る、抵抗はありながらも、自らの陰茎に手を伸ばした。
「はは!」
男が自らのナニを扱き始める様を見て、私は自然と高笑いしていた。
何度見ても滑稽だ。男が自らのペネを慰める様は。
願はくは、ディランにも同じことをしてやりたかった。
思えば、ディランのナニもこの男と同じくらい逞しかった。
その大きさに怯えた私だが、散々男を弄んだ今なら恐るるに足らず。
所詮ペネはペネ。何度か射精させてやれば後は泣いて許しを乞うようになる。
しかしながら、
「どういうつもり」
私の思惑に反して、男はまったく勃たなかった。射精しなければ殺されるという状況なのに、いや、殺されるという状況だからこそなのか、一向に陰茎を肥大させようとしない。
そして私が苛立つのが伝わったのか、男も忙しなくナニを扱いている。
しかし一向にペネの大きさは変わらず、私が再び銃口を突きつけようとしたとき、
“What's your name!!”
何故だか男が、英語で私の名前を尋ねてきた。
そんなものを知ってどうするのかと思ったが、再び同じ質問をしてくるので、
「…………ディアナよ」
仕方なく名前を答えると、徐々に状況に変化が生じ始める。
“Diana...”
男が私の名前を呟きながら、女っぽい声を出し始める。
正直かなり気色悪かったが、その意味不明な行為が功を奏したのか、
「すご……」
男のナニが、徐々に膨らみ始めた。
男のイチモツは、予想以上の肥大率を持って、その逞しさを増していった。
その大きさに、私は思わず圧倒される。
勃つ前はディランくらいだろうと思っていたペネは、あの大きさを優に超え、見たことのないサイズに向かいつつある。
反り返り、天高く突き上げられた男性器は、とても冴えないアジア人のものとは思えないくらい、逞しくそそり立っていた。
“Diana!! Diana…!!”
その逞しいペネを扱きながら、男がまた甘えたような声を出す。
その光景に、私は完全に圧倒されていた。
こんな逞しいペネは見たことがない。
女のような声を出しながらオナニーしてる情けない男のはずなのに、あまりにペネが逞しくて目が離せない。
“Diana!!!”
次の瞬間、ありえないことが起きた。
恍惚な表情を浮かべ、天を仰いだアジアのペネから、物凄い勢いでスペルマが飛び出して来たのだ。
当たり前だが、射精に備えて私は十分な距離を取っていた。
しかしそんな私の備えを優に飛び越えて、ショットガンのごときザーメンが、私の身体に降り注ぐ。
「殺してやる……」
大量の精液をぶっかけられ、私は確実な殺意を抱いていた。
私の髪も、顔も、胸の谷間も服も、アジア人の臭いザーメンまみれになっている。
鼻をつく臭いの何と不快なことか。
粘り気のある濃厚なザーメンが、私の口元にびったりと貼り付いている。
「覚悟しな……」
もう弾丸が一発だろうが何だろうが関係ない。確実にコイツを地獄に落としてやる。
私はショットガンの引き金を指を掛け、決して外れることがないよう至近距離で、男に向かって指を引いた。
しかし、
「なんで……」
自分自身でも、信じられないようなことが起きた。
これまで人を撃ったことがない私だが、さすがに外すことはありえない距離だった。
銃口は上に向かって逸れ、散弾は一欠片も男をかすることもなく、壁と天井に無数の穴を開けた。
見ると、私の指に男のスペルマがこびりついている。こいつのせいで手元が狂ったのだ。
「ふざけんな!」
弾が一発しかないことも忘れ、私は次弾を装填しようとする。
まさかこんな奴のザーメンに邪魔されるなんて。男たちは一体、何度私をコケにすれば気がすむのか。
でも当然ながら、男を撃ち殺すための弾はもうない。ナイフで滅多刺しにするという殺し方もあるが、精液まみれにされた服をさらに血だらけにするのも気が引ける。
「……馬鹿馬鹿しい」
私は徐々に冷静さを取り戻していった。
思えばこんなところで男を殺して捕まったら、何年も豚箱から出てこれなくなる。
私にはもっと効果的な、拷問方法があるじゃないか。
「あんたを地獄に突き落とすわ」
半勃ちになったそれを持ち上げ、私は男のナニを口に含んだ。
いつも通り、男を性的に屈服させてやる。
限界を超えるまで射精させて、こいつに命乞いをさせるのだ。
“Diana...!”
男が再び甘えた声を上げる。そりゃそうだ。私は男を効果的に射精させるためのテクニックを身につけている。
男をいかに性的に痛めつけるか。そのことだけを考えて、この十二年間生きてきたのだから。
男の裏筋や亀頭を舐め回すと、あっという間に硬さと大きさが復活する。
思わず餌付きそうになる大きさと硬さだが、コイツを鳴かせるために背に腹はかえられない。
「どう? 気持ちいいでしょう?」
男の見事な竿を扱きながら、私は妖艶に微笑みかける。最初は優しく、男を天国へと導く。そして最終的には地獄に突き落とすのが私の“やり方”だ。
(そろそろね……)
脈打つ男根から、男の射精が近づいていることがわかる。
私は手で小刻みに男のイチモツを扱きながら、確実に男を射精へと導いた。
“Ahh!!”
尿道から飛び出た精液は、今度は私の顔を白濁まみれにした。
しかしそんなことはもう関係ない。コイツを静かに地獄へと導くのが、私の唯一の目的だ。
「二射目」
私は男を射精させながら、その回数を冷酷に数える。大抵の男は三射目以降に弱音を吐く。どんな絶倫でも五回射精させれば血の気を失う。
この行為は全て私のペースだ。
射精した直後だろうと何だろうと、私の性行為は終わらない。
“Di, Diana…!!”
続けざまには、私は喉奥のフェラを開始する。
ジュポジュポとワザと音を立て、男の官能を刺激する。
“Ah!!”
喉奥フェラと手コキを続けながら、男のアヌスに指を差し込む。こうして前立腺を刺激すれば、男はあっという間に射精する。
“Ah, Ahh!!”
ほら、私の喉奥が精液まみれだ。男の興奮を表すように、どひゅどひゅと私の奥を叩いてくる。
「三射目」
男の濃厚なザーメンを飲み込んで、私は間髪入れず喉奥フェラを開始する。
“Ah...”
今度は先程よりも激しく。唇で極太のペネをマッサージしながら、カリ首に舌を這わせる。金玉と尻穴をそれぞれ揉み上げて、男の最後の一滴を搾り出す。
(なんてペネしてるのよ……)
ペネをしゃぶりながら、私はその逞しさに圧倒される。普通は三度射精すれば硬さも大きさも和らぐはずなのに、男のそれは最初の逞しさをキープしたままだ。
“Ahhh!!”
四射目。大抵はこの辺りで精液は空っけつになる。
でも男の射精は衰えることを知らず、再度逞しい勢いで私の喉を犯した。
量も濃さも、ほとんど変わらない。むしろ勢いは最初よりも増しているように思えた。
「なんて金玉してるのよ」
この男は絶倫の域を超えている。
この逞しい玉袋に、いったいどれだけの精液を溜め込んでいるというのか。
でもどんなことにも限界はある。どうせこの容姿だ。抱かせてくれる女もおらず、何ヶ月分ものザーメンを溜め込んでいるんだろう。
「仕方ないわね」
さすがに顎が疲れてきたので、私はタンクトップのシャツを脱ぎ捨て、自分のバストを晒した。
男が私の胸に見惚れているのがわかる。
かつての母と、寸分違わぬ巨乳だと自負している。
男を誘惑するには、尻と同等の効力を発揮する代物だ。
“Diana……”
私は自分と胸で男のものを挟んで、男根のマッサージを始めた。
「どれだけ逞しいのよ」
こうして胸で挟んでみると、男の逞しさがありありとわかる。
硬さも大きさも申し分ないし、胸越しに確かな熱が伝わってくる。
私の巨乳ペネを挟むと、大抵はほとんどが肉の中に埋もれる。
しかし男のそれには確かな余裕があった。私の谷間をはみ出て、なおも亀頭が丸見えだし、剛直という言葉がぴったりな生殖器が、私の目の前を出たり入ったりしている。
「どう? これならあっという間にイクでしょ?」
男があまりにも気持ちよさそうなので、私は優しく微笑みかける。
私はさらに速度を上げ、自らの胸で男を五度目の射精へと導く。
“AHHH!!”
ある程度勢いが減退すると思っていた射精は、しかしまったくの衰えを見せず、今度は私の鼻に直撃する。
鼻梁を中心に拡散したザーメンは、私のおでこや髪、口元やバストまでを、さらに白濁まみれにしてしまう。
「キリがないわね……」
さすがの私も呆れていた。これまで数百人近くもの男を犯してきて、ここまでの性豪は初めてだ。
私は仕方なく立ち上がり、履いていたズボンと下着を脱ぎ捨てた。
女性器とボリュームのある尻をさらけ出し、私は男の上に跨る。
「あんたを地獄に導いてあげるわ」
死刑宣告を済ませ、私はゆっくりと男の剛直を呑み込んだ。
(なに、これ……)
なんてデカさだろうと思った。五回も射精したのに逞しく反り返っていて、硬さも治る気配がない。
ぴっちりと私の膣内を押し広げた男根は、的確に私の性感帯を捉え、動いてもいないのに私を絶頂へと導こうとする。
「反則ね、これ――っ」
私は自らの乳首を弄りながら、男のナニを締め付けた。そうでもしないと、形勢が一気に逆転されてしまう。
「かわいいじゃないの……」
そう余裕を示してみせるが、私もすぐにイキそうだった。
このままだとまずい。
そう思った私は、少しずつ男の上で腰を振り始めた。
「日本人……!」
腰をこねくり回すように振りながら、私は名も知らぬ日本人を誘惑する。
セックスには絶対の自信がある。こんな冴えない男に負けるはずない。
しかし未経験の逞しい巨根が、私をすぐに絶頂へと誘おうとする。
「ああっ! なんて逞しいペネなのっ!?」
たまらず私は歓喜の声を上げた。どうせスペイン語が通じないのだから関係ない。できるだけ淫らに振る舞うことでこの男を誘惑しないと、あっという間にイかされる。
「ああっ! すごいっ! なんて日本人なのっ!!」
自分の胸と髪を振り乱しながら、私はラストスパートを開始した。
多分、この男の射精と同時に、私はイク。
でも同時なら相打ちだ。負けたことにはならない。
「ああっ!! イキそうっ!!」
私は相手が六度目の射精であることを棚に上げて、一心不乱に男の男根を貪った。
「気持ち良すぎるこのペネッ!! なんて逞しさなのッ!!」
逞しいカリ首が膣壁を引っ掻くたび、私は少女のような声を出す。
もしあのときディランに抱かれていたら、私もこんな声を上げたのだろうか。
まるでかつての母のように、思うがままに男の物を堪能し、その快楽に身を委ねる。
私が最も嫌悪する母の艶姿に、今の自分の姿を重ねながら、
「ああああっ!!!」
私は見知らぬ日本人の上で、激しく絶頂したのだった。
駆け抜ける電撃のような快楽。
やや遅れて、寸分も勢いを失わない精液が、私の中に何度も叩きつけられる。
「あっ♡ あっ♡」
子宮に精液が叩きつけられるたび、私は男の身体にしがみつき、甘えた生娘のような声で喘いだ。
「なんて日本人なの……」
これまでの私の中の日本人像とはかけ離れた、逞しすぎるセックス。
動いていたのは私だけだ。向こうは下半身を縛られた状態なのに、私はいともたやすくイかされてしまった。
しかもその絶頂は、間違いなく人生で最高クラス。
ペネの逞しさも、吐き出される精液の量も、中南米の男たちとは桁違いだ。
そもそも六回目の射精でまったく衰えないなんて、規格外にもほどがある。
もしかして、これが日本人の標準なのだろうか。
これまでアジア人など眼中になかったからわからなかった。
こんな性豪たちに囲まれたら、まず間違いなく敵わない。
もしこれがアジアの標準的なセックスなら、絶対に向こうには渡航しない。
朦朧とする意識で男の身体にもたれ掛かりながら、私はそう心に決めたのだった。