「ほんと、なんて男なの」
朦朧とする意識で立ち上がりながら、私は自分の股ぐらから日本人の男性器を抜いた。
当然ながら、中からは大量の白濁液が零れ落ちてくる。これが六回目の射精だとは信じられないくらいの量で、濃厚さだった。
ここで私が逃げるなんて――。
そんなことはありえないけど、臆してる私がいるのも事実だった。
相手を縛り付けていて、これだ。
もし向こうが自由だったらと考えると、恐ろしくて仕方がない。
あんな剛直で思うがままに突き上げられたら、悔しいけど私は勝てない。
セックスで私に勝てる男などいないと思っていた。
蹂躙するのはいつも私の方で、最終的に泣いて許しを請うのはオス共。
その構図が成立するからこそ続けていた蹂躙だ。
それが成立しないなら、私が男を犯す理由などどこにもない。
でも、こいつは何回射精したら――。
射精したばかりのペネでも、不死鳥のごとくすぐに蘇る。
その逞しさは圧倒的で、思わずこの私が見とれてしまうくらいに、その男のペネは強烈な存在感を放っている。
このまま逃げる?
それとも、こいつが限界を迎えるまでイかせ続ける?
その選択肢の狭間で、私は思い悩んでいた。
手コキやフェラならば、何時間だって耐久できる。
何度こいつの精液を浴びようが、私自身の体力が削られるわけじゃない。
でも、こいつの精液を浴びると、自分が自分でなくなる感覚があった。
あの強烈な臭いを嗅ぐと、なんだか頭がぼーっとして、素直にこいつに跨がろうとしてしまうのだ。
欲情している?
この私が?
そんなことはありえない。
私は男を蹂躙する側だ。
私の身体で男が発情することはあっても、私はただの趣味で男を犯している。
私自らが男のそれを望むなんて、たとえ死んでもありえない。
あの日のディランのペネだって、私は――。
(……本当は、見とれてたのかな)
あの運命の日、私はディランの剛直に圧倒され、見動きが取れなかった。
あれは当時処女だった私が、生まれて初めて見る男性器に戸惑っただけだと思ってた。
でももしかして、本当はディランのそれに見とれていただけだったとしたら。
憎き男の逞しいそれを見て、女として圧倒されていただけだとしたら、私はただのメスだ。
もしお母様がディランを殺さなかったら、私はディランにイかされまくっていたかもしれない。
そんなことはありえない。
ありえないけど、
この男に犯されていると、そうなんじゃないかと思えてくる。
私はただ男に犯されたかっただけ?
あの日も本当は、ディランに犯されたかったの?
(……バカバカしい)
その荒唐無稽な仮定を、私は頭を振って打ち消した。規格外の男に出くわしたからそんなことを思うのだ。こんな男、さっさと路上に放り出して、私は金を持って外国に移住する。
そこにはソシアスも何もない。
ただ自由な生活が待っているんだ。
「なに!?」
しかしその瞬間、ありえないことが起こった。
確かに縛られていたはずのあの日本人が、私の背後に覆いかぶさってきたのだ。
「ふざけんな」
とっさに床の上のショットガンに手を伸ばし、私は男を追い払おうとした。弾がないことは、こんな平和ボケした日本人になどわかるはずがない。
“Diana...!!”
しかしながら、男は持ち前の馬鹿力で私をあっという間に壁際まで押しやった。さすがに私も生身では、こんな大男には敵わない。
そして、
「あんた、こんなことしてただで済むと思ってるの?」
このまま出口まで逃げ出せばいいのに、日本人は私を犯すことしか考えていなかった。まだ晒されたままの秘部に自慢の剛直を押し当て、思うがままに挿入しようとしている。
“Diana...Sex!!”
ここまで来るとただの獣だ。
生殖欲求に支配された野生動物が、私というメスに自らの子孫を着床させようとしている。
やがて、
「あっ――ああっ――!!」
再びあの剛直が、私の中に入り込んできた。
思わず背中が反り返る。さっきまでは自分が上だから挿入はセーブできたけど、この姿勢だとまったく抵抗ができない。
奥の奥まで逞しい剛直をぶちこまれた私は、完全に身の自由を奪われる。
「なんなのよ、これ……」
こうして後ろから挿入れられると、この男のものがいかに逞しいか思い知らされる。
太い男根が私の膣内を押し広げ、反り返った長い棒が、私の最奥を楽に捉える。そして脈打つ裏筋と男根を熱さが、私の理性を奪い去る。
「ああっ――♡」
亀頭で子宮口を小突かれ、私は甘い嬌声を上げていた。
ダメだこれ。
こんな逞しい男に犯されたら、蹂躙なんてとても無理だ。
「あっ♡ ダメぇっ♡♡」
男がピストンを開始すると、私の理性が消し飛ぶ。
とんでもない気持ちよさだ。男のカリ首が私の膣壁をひっかくたび、頭の中が真っ白になる。
「あんたなんてペネしてるの? そんなとこ何度も突かれたら、いくら私だって――ああっ!!」
なんて激しいピストン。
なんて激しいセックス。
私は男のゴツゴツした手で腰を掴まれて、ピストンの衝撃で尻肉を激しく揺らしながら、この男によってもたらされる凄まじい快楽に、ただただ身を預けるしかなかった。
「あんた、このセックスが終わったら覚えておきなさいよ!」
後ろから子宮口を突かれながら、私は日本人に凄みを利かせる。
このすごいセックスが終わったら、絶対にそのペネを切り落としてやる。
私を言いなりにさせたその剛直を切り落として、二度と私に逆らえないようにさせてやる。
「あっ! そこだめっ!」
私を後ろから犯しながら、男が私の胸を鷲掴みにする。
胸の揉み方も絶妙な力加減で、指の腹で乳首を撫でられただけでイキそうになる。
(この男……なんでこんなに凄いの?)
もういい。今だけは私のことを犯させてやる。
ペネを切り落とすことは確定だけど、今夜は思う存分、私のことを犯しなさいよ。
「なんなのあんた! どうしてこんなにすごいの!?」
思わず質問する私がいた。
セックスの素養など生まれ持ってのものだ。
ただこの男が生まれ持ってとてつもない才能を持っていた。それだけなのだろう。
「ああっ! すごいっ! 日本人ってなんなの!? こんな風に突かれたら、いいなりになるに決まってるじゃないっ!!」
しかし私は、その原因を日本人そのものに求めた。
日本人の男は全員こうなのだ。
あの男たちは誰しもこんなペネを持って、セックスの才能に恵まれてる。
そうでもなきゃ、私がこんな女らしい声を上げるはずがない。
“Ah, Diana!! DIANA!!”
日本人が私の名前を連呼する。こんな冴えないアジア人なのに、どうして名前を呼ばれることがこんなに心地よいのだろう。
こんな風に逞しいペネで突かれることが、どうしてこんなに幸せなのだろう。
「ああっ! 絶対殺してやるっ! このままあと十回以上中出しさせて、金玉の中を空っぽにしてから殺してやるっ!!」
私にこんなことを思わせたこの日本人を、私は絶対に殺してやると心に決めた。
だからせめて今だけは、この男の奴隷でいたい。
この逞しいペネに手懐けられて、おまんこ使われるだけの性奴隷でいたい。
「ああっ! 子宮突かれてるっ! ハポネセスの逞しいペネに、無防備な子宮犯されてるっ!」
日本人のピストンには遠慮がなく、私の一番大事な部分を執拗に攻め立てた。
でもそれが本当に凄い。
今までのが本当にセックスだったのか疑わしくなるくらいに、この男のセックスは別次元だ。
「ああっ! 凄いっ!! ハポネセスのチンポ凄いっ♡♡♡」
もういい。
全部認めてやる。
私はあの日、ディランのペネに見惚れていた。
ディランに犯されるお母様を見て、私もこんな風にされたいと思っていた。
私もあの母親の娘だ。遺伝子的にあの男の奴隷であることを、心の奥底では望んでいた。
だからディランが死んで、私を犯してくれる男がいなくなって、その心の穴を男の蹂躙することで埋めていたんだ。
女は所詮、セックスで男に使われるだけの道具。
それを認めたくなくて、ずっと男を跪かせてきた。
でもいい。
もう奴隷でいい。
私は奴隷でいたいんだ。
人の上に立つんじゃなくて、一番下で跪いていたい。
差し出されたペネを全部咥え込んで、ただ射精されるだけの女でいたいんだ。
「もういいっ! もういいからっ! このままあんたのまんこ奴隷でいさせてっ! このまま死ぬまでずっと、私のまんこ使い続けてっ!!!」
これが本音なのかどうか、私にもわからない。
でもこの男に犯されると、素直にそう思える。
このハポネセスチンポは、そういう力を持っている。
「ああっ! イクっ! ハポネセスのデカチンポでいっちゃうっ!!」
あられもない。
まさにその言葉がぴったりくる。
私は無防備におまんこを差し出して、尻と胸を好きなだけ揉みしだかれて、それでもなお、この逞しいペネに忠誠を誓っている。
お母様ごめんね。
私もディランの奴隷になってたら、あんなことにはならずに済んだね。
お母様も良かったんだよね?
逞しいペネに犯されて、ファミリーのリーダーじゃなく、女であることを選んだんだよね?
本当はディランに犯されたかった。
でももういい。
それよりも凄い人を見つけたから。
本当はお母様も、この男に犯して欲しかったけど、今は天国で、きっとディランとセックスしてるよね?
「あああ凄いっ!!! このまま子宮に中出ししてぇぇっ!!」
私は自分から男への種付けを願った。
女としての尊厳を、このペネにすべて奪い去って欲しい。
そうじゃないと、私はお母様の呪縛から解き放たれない。
ディランに犯されたいという欲望から解放されない。
このままこのハポネセスに種付けされて、妊娠して、どこか平和な国で子供のと一緒に暮らしたいと、私には似合わない願いが脳裏をよぎった。
そんな夢物語、ありえない。
でもこの男に犯されているときだけは、一人の十代の娘としてそんな願望を抱ける。
だから私は、この男に種付けして欲しかった。
「ああっ♡♡ イクぅぅぅ――っ♡♡♡」
胸を鷲掴みにされながら、私は絶頂した。
そして再び大量の精液が、私の子宮を満たしていく。
これが本当のセックスなのだと、私は薄れゆく意識の中で何度も反芻していた。