※この作品はR-18です。

セックスは最高の異文化交流   作:かしわもち@ハーメルン

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エピソード2「フランスの地下通路」

 イギリスからフランスへの移動となると、当然海を挟んでいるので、飛行機か連絡船しか手段がないように思える。僕も最初はそう思ったのだが、実際はユーロトンネルと呼ばれる海底トンネルが存在し、鉄道での移動もできるようになっている。

 

 スタントン家で色々な意味でお世話になった僕は、セント・パンクラスと呼ばれるロンドン市内の駅を出発し、フランスはパリ北駅への列車に乗り込んだ。ユーロスターと呼ばれる鉄道会社の列車は、車内に食堂や簡易バーも備えたれっきとした国際列車だ。国境を越える手段が飛行機ではなく列車というのはヨーロッパの人々にはひどく当たり前のことなのだろうけど、島国出身の僕にはかなり新鮮な感覚だ。僕ら日本人が思う以上に、世界というものは開かれている。

 

「ヨーロッパかぁ……」

 

 フランスへの入国審査と数時間の長旅を終え、パリ北駅に降り立つと、自分がヨーロッパを訪れたのだと実感する。さすがに国際列車の停車駅なだけあって、パリ北駅の駅舎は広大だった。それこそ、日本の国際空港に趣きが似ている。

 ロンドンとことさら空気が違うというわけではない。そもそもロンドンだってヨーロッパなわけで、僕のこの感慨はそもそもが場違いだが、ユーラシア大陸と繋がるヨーロッパ大陸に足を踏み入れたという実感は湧いてくる。

 

 この大陸をずーっと西に行くと、ユーラシア大陸の果てがあって、すぐそこに日本がある。地球規模の感覚ではあるが、アメリカや中米よりは故郷に近い場所に僕は立っている。

 

「なんとなく、おしゃれな気がする」

 

 それこそ日本人の先入観なのかもそれないが、パリという街はやはり瀟洒だ。白人たちが闊歩する街であることはイギリスともアメリカとも変わらないが、服装も化粧も独特の雰囲気があり、花の都パリという言葉が自然に浮かんできた。

 ヨーロッパを如実に思わせる建物の造りとか、広場に設置されたよくわからないオブジェとか、街全体から高貴さのようなものが滲み出ている。それこそ、日本を出てたらずっと同じジーンズを穿いている自分が歩くにはひどく場違いであるような雰囲気さえする。実際問題、道を歩くパリ市民たちから怪訝な目を向けられていることは伝わってきた。

 

 単に、僕がアジア人だからなのか。

 それとも決して身ぎれいではない格好のせいなのか。

 はたまた、日本ですら非モテ代表を体現していた、僕の朴訥さのせいなのか。

 

 まあ、何にせよ野暮ったい田舎者がやってきたと思われていることは間違いないだろう。差別や区別以前に、僕は圧倒的にこの街が似合ってない。それこそアメリカで出会ったリズやアマンダさんだったら何の気後れもなくこの街を歩けるんだろうけど、僕のような心が田舎臭い人間には、この華美な空気すら体の毒だ。

 

「どうしようかな……」

 

 パリと言えばルーヴル博物館やバスティーユ広場など、観光地には事欠かないが、僕のこの姿ではどこに入るのも憚られて、すべてにおいて気後れしてしまう。仮にストリートの服屋でそれなりの服を買おうにも、その店に入ること自体が僕にはとんでもないハードルだ。

 

 そもそも、もはや日も暮れかけている。観光より何より、早く今夜の寝床を探さないといけない。

 

 “C'est complet.”

 

「え?」

 

 しかしどこのホテルを訪ねても、返ってくる答えはセコンプレ――察するに意味は「満室」ばかりだった。

 みすぼらしい格好はしているが、お金はある。駅の両替所でポンドとドルを合わせて700ユーロ分両替しているし、よほどの三ツ星ホテルでなければ悠々一泊できる現金は持ち合わせている。

 だがどこのホテルを訪ねてもセコンプレと断られた。あまり勘ぐりたくはないが、アジア人への差別なのか、僕のこの格好がいけないのか。フランス人への名誉のために言うが街あちらこちらで祭りのようなものが開催されていて、そのせいで宿がいっぱいなのもあるだろう。折り悪く歴史上の人物の生誕祭のようなものにバッティングしてしまったのか、確かに街はどこもかしこも賑わっていた。

 

 それでも、

 

「結局、二十軒回ってもダメだったな……」

 

 とある街外れの広場で、僕は途方に暮れていた。お金はあるのに、泊まる場所がない。アメリカでも野宿はしたけどここは花の都だ。都会であることは間違いなく、治安だって決して良くはないだろうから、野宿をするのにはあまりにリスクがある。

 

 日本人という身分で、見知らぬ土地で一人。

 

 これまで、日本への想いを意識したことはなかったけれど、こんな瞬間はふと日本のことが恋しくなる。しばらく味噌汁だって食べてないし、寝床だってベッドばかり落ち着かない。

 季節はまだ九月。まだまだ肌寒くはないけれど、心細さは押し寄せた。こんな場所で一人で過ごすなんて、どうして僕は世界一周なんて馬鹿なことを考えたのだろう。

 

「お腹減ったな……」

 

 考えてみれば、ユーロスターの簡易バーでチーズサンドイッチを食べたのが最後の食事だった。それもう六時間近く前。イギリスに居た頃が遠い昔のようだ。

 ステイシーさんとシルビアの家に帰りたい――そんな図々しいことを考えながら、僕はベンチに座りながらパリの夕暮れ空を見上げた。

 

 “Bonsoir.”

 

 見上げた先に、見知らぬ少女の顔があった。

 ショートソバージュの、金髪の白人少女だった。

 

「ボ、ボンソワール」

 

 それが挨拶を意味する言葉なのか半信半疑のまま、僕は同じ言葉を返した。

 白人少女は興味津々の目で僕のことを観察していた。

 スカイブルーの瞳に、人形細工のように整った顔立ち。個人的に西ヨーロッパ、ひいてはパリジェンヌを象徴したような美少女だった。

 

 年の頃は、高校生くらいかな。キャロルやリズと相違ない。

 二人よりはやや細身だが、多分それはキャロルとリズの主張の激しい胸元から来る印象の違いだって、スタイルそのものに大きな違いはないだろう。顔が小さく、腰高も信じられないほど高くて、背があと10センチ高ければ今すぐにパリコレのステージに立てそうな出で立ちだった。

 

 “Are you hungry?”

 

 僕にわかるようにゆっくりとした英語で、少女は天使のような笑みを向けてきた。今の僕は、そんなにお腹が減っているように見えるのだろうか。まあ空腹なのは事実だが、あるいは少女は僕をホームレスか何かだと勘違いしているのかもしれない。格好を見ればそう思われても不思議じゃないけれど。

 

「ア、リトル……」

 

 否定する理由もないので、僕が正直に空腹を訴えると、彼女はポケットからアルミホイルに包まれた何かを取り出した。差し出されたそれを受け取り、

 

「これ、食べていいの?」

 

 中に入っていたレタスとハムのサンドイッチを見て、僕は思わず日本語で尋ねていた。

 

 “Bon appétit !”

 

 僕の言葉をなんとなく察したのか、少女がどうぞというジェスチャーをしてきた。僕もそのフランス語がなんとなくそういった意味であることを感じ取り、ふと現れた神様の使いに感謝を述べて、僕は手作りのサンドイッチを噛み締めて咀嚼した。

 

 “C'est délicieux ?”

 

「で、でりしゃす!!」

 

 僕はアメリカ風にサムアップしてみせて、サンドイッチの美味しさを表現した。実際はどこにでもあるサンドイッチだったのかもしれないけど、心も胃も寂しいタイミングで美少女に貰ったサンドイッチは、お昼にユーロスターで食べたチーズサンドの百倍美味しかった。

 

「メ、メルシー」

 

 慣れないフランス語でお礼を言うと、少女が少し怪訝な顔をした。発音があまりに悪すぎて伝わらなかったのかもしれない。それでも少女は半拍置いて天使の笑顔を作り直し、僕の心を再びほんわかさせた。

 

 “Do you have no place to stay tonight?”

 

 またゆっくりとした英語で、少女が「今夜泊まる場所がないの?」と尋ねてくる。サンドイッチはともかく、宿泊場所まで厄介になるつもりは毛頭ないけれど、少女の親切さはそういった気後れや遠慮というものを不思議と吹き飛ばしてしまう。

 

「い、いえす」

 

 恥を忍んで、僕は正直に答えた。このままだとパリで野宿だ。アメリカの農村ならともかく、ある意味で世界の中心でもあるパリ。鞄には結構な大金が入っているし、できれば広場に素泊まりは避けたい。

 

 “Follow me.”

 

 付いてきて――と少女は優しい表情を作る。こんな子供が一人暮らしをしているとは思えないので、このまま実家まで案内されるのか。その場合、さすがに固辞しようと思っていたが、案内されたのは思いも寄らない場所だった。

 

 “Here it is.”

 

 少女は「ここよ」と言った場所。

 それは広場にあるマンホールだった。

 

「マ、マンホール……?」

 

 さすがに何かの冗談かと思ったが、少女は澄ました笑みを湛えたまま揺るがない。どうやら本当にここが、今夜の宿泊施設のようだ。

 

 “Just a minute.”

 

 すると少女は傍にあったベンチの下からマンホールオープナーのようなものを取り出して、器用にもマンホールの蓋を開けてしまった。蓋の中には梯子が伸びていて、奥には漆黒の闇が続いている。

 

 Is this your house?と聞くのはさすがに憚られた。彼女がホームレスのようにはとても見えないが、万が一ということもあるし、他人の複雑な家庭事情に首を突っ込めるほど、僕は肝が据わっているわけではなかった。

 

 “Follow me again.”

 

 すると少女は身軽な体で、するすると梯子を降りていってしまった。ここまま一人地上に残るわけにもいかないので、僕は彼女の二倍くらいある体をなんとかすぼめて、地下の世界へと足を踏み入れた。

 

 “Be careful because it's dark.”

 

 どこからか取り出した懐中電灯で、少女が足元を照らしている。地下通路は意外と広くて、日本でイメージする下水道とは趣きが違った。ヨーロッパの地下と言えば地下墓地とか、秘密結社の基地とか、そういうアンダーグラウンドの印象があるが、さすがにこんな都会の地下に怪しげな施設があるわけはなく、ゲームの地下ダンジョンのような通路が延々と続いていた。

 

 “Do you want to take a shower?”

 

 シャワー浴びたくない?

 こんな地下通路で突然何を言い出すのかと思いきや、少女の指差す先に、赤いバルブの付いたパイプが存在した。まさかこの場所で、

 

 “Here you are.”

 

 案の定、彼女はバルブを捻って水を出した。ちょうどパイプの上部に無数の穴が空いていて、シャワー状に水が出てくる仕組みになっている。

 

 お湯、というわけではもちろんないだろう。出ているのは間違いなく水だ。ただスタントン家でシャワーを浴びて以降、長旅で体がベタベタするのを感じていた僕は、素直にその行為を受け入れることにした。正確に言えば水道泥棒かもしれないが、それはパリのどこかで募金箱を見つけて寄付することで大目に見てもらうことにする。

 

 “Wow!!”

 

 突然シャツを脱ぎ出した僕を見て、少女は叫び声を上げていた。この旅行で白人女性とセックスしまくり、完全に忘れていたが、女性の前で男が裸になるのは一歩間違えば犯罪になることを今さら僕は思い出した。

 

「ソ、ソーリー……」

 

 少女に頼んで懐中電灯を消してもらい、僕はゆっくりと下半身裸になった。とめどなく流れる水を全身に浴びると、多少冷たいが生き返った気分になる。まさかフランスまで来てホームレスのような真似をすることになるとは思わなかったが、親切なパリ少女に感謝しなくては。

 

「ワットユアネーム? アイアムダイスケ」

 

 そう言えばまだ少女の名前を聞いていなかったことに気付き、僕は英語で自己紹介した。

 

 “E, Emily...”

 

 暗闇の奥で、少女がエミリーという名前を答える。さっきまでの快活な受け答えはなぜだか失われ、延々と重い沈黙が流れている。

 

 “Are you Chinese...?”

 

「ノー、ジャパニーズ。アーユーパリジェンヌ?」

 

 言ってから、パリジェンヌという言葉がただの和製英語である可能性を危惧し、僕は後悔した。しかしエミリーは言葉の意味を汲み取ったようで、力ない声で“Yes... I'm from Paris...”と呟いている。

 

 “Are you seeing anyone?”

 

 その問いに、僕は思わず口に含んでいたシャワーを噴き出した。

 なぜならその英会話は僕が日本出国前に勉強した「付き合っている人はいますか?」という意味の口説き文句だったからだ。

 

 どうして突然そんなことを聞かれるのか。

 僕がこんな白人の美少女に口説かれることなんて、天地がひっくり返ったってあるわけがないのに。

 

「ノ、ノー!」

 

 これまで旅先でセックスした白人女性たちの顔を思い浮かべながら、それでも僕は全力で否定した。なぜなら彼女たちは仕事やフリーセックスの文化で僕とセックスしただけで、決して恋人関係にあったわけではないからだ。

 

 “C'est compris.”

 

 暗闇の奥で、少女が何かをつぶやいた。その後聞こえた衣擦れの音を、僕は決して聞き逃したわけじゃない。しかし現実に頭が追いつかなくて、聞こえないふりをした。今、暗闇の奥でエミリーがどういう格好なのか、わからないわけでもないだろうに。

 

 “Daisuke.”

 

 水で濡れた地面を、少女が歩く音が聞こえる。しかしそれが彼女が穿いていたはずのスニーカーの音ではなく、ぺたぺたという裸足の足音だった。

 この旅で夜目は利くようになったが、暗闇の中で少女の姿ははっきりとは捉えられない。しかし先程よりも明らかに「白」の成分が多いことは感じ取れた。エミリーが向こう側の壁に手をついたことも、もう片方の手を伸ばして剥き出しの僕の股間を掴んだことも、この距離では視認できた。

 

 “Baise moi.”

 

 それが誘いであることは、言葉がわからなくても理解できる。

 何より僕のペニスを扱く彼女の行為がセックスの誘いでなくてなんだというのだ。

 先程まで天使だったエミリーが、どうして豹変したのかはわからない。

 

 ふと思い至ったのは、彼女がフッカーであるということ。

 

 こうして旅行で訪れた外国人を地下に誘い出し、体を売る。

 認めなくないが、世界的な不況で路上生活者は増えており、こうして年端のいかない少女が身を売って生活していることは、決して否定できない事実だった。

 

「エ、エミリー……」

 

 とはいえ、あんな美少女にチンポを扱かれて、体なんて売っちゃダメだ。お金なら僕があげるから、などと偽善めいたことが言えるほど僕も冷静じゃない。お金は取られてもいいからこの子とセックスしたいというのが健全な男の思考である。

 

 “Fuck me, Daisuke.”

 

 ゆっくりと、艶やかな英語。少女の入り口にすでに勃起した男根を導かれ、僕は躊躇いなくゆっくりと、彼女の大事な場所にイチモツを沈めていく。

 

 “Ah...Ahhh!!”

 

 未成年とは思えない、妖艶な少女の喘ぎ声。

 予想より遥かにきつい少女の秘部は、彼女がフッカーであることを如実に否定する。しかしそれが真実であれ嘘であれ、エミリーと生で繋がれた事実に、僕の中のオスは感動を禁じえない。

 

「いくよエミリー」

 

 “AHHH!! DAISUKE!!”

 

 エミリーの色っぽい嬌声が、地下空間に反響する。パイプからは未だシャワーが流れていて、まるで日本のアダルトビデオにあるシャワーエッチシーンのようだった。

 

 “AHH!! WHAT A JAPANESE!!”

 

 姿は見えないけど、エミリーの肉襞の感触はありありとわかる。暗闇の中に手を伸ばすと、彼女の想定よりだいぶふくよかな乳房が、手のひらを押し返してきた。

 僕は小刻みに腰を振ってエミリーの華奢な体を犯し、振動で震える乳房を後ろから鷲掴みにした。

 

 “AHH!! FUCKIN' JAP!! FUCKIN' JAAAP!!”

 

 エミリーとは思えないスラングが地下空間に響き渡る。白人の女の子はあえて汚い言葉を使うことで興奮を引き出すことがあるという。エミリーもまた汚い言葉を叫ぶことで、セックスの快楽を高めているのかもしれない。

 

 “Aaah ! Cette bite japonaise est trop bonne !”

 

 僕がピストンのギアを上げると、その喘ぎ声も意味がわからないものになる。おそらくフランスの言葉で、エミリーは何か激しいことを叫んでいるのかもしれない。

 

 “Foutu japonais ! T’es rien qu’un singe qui devrait dégager d’Europe et pourtant… pourquoi c’est aussi bon ?!”

 

 僕に立ちバックで突かれながら、エミリーが激しく叫んでいる。まるで悪態のような言葉を叫ぶごとに、エミリーのpussyは僕のイチモツをきつく締め付ける。

 

「ああっ! エミリーっ!」

 

 “Aah ! Cette bite est juste incroyable ! J’arrive pas à croire qu’une bite japonaise puisse être aussi bonne !”

 

 互いに気持ちが昂ぶるのを感じ、僕はエミリーのおっぱいを乳首ごと揉みながら腰の打ち付けを強くする。もうセックスが佳境に迫っているのは明らかだった。僕の睾丸も、この白人の天使に遺伝子を注ぎ込む準備を整えている。

 

 “Aaaah !! Je vais jouir ! Je vais jouir de tout mon corps en me faisant défoncer par une bite de japonais !!”

 

 ピストンの過程で膣壁の締め付けが強くなる。その反応でエミリーが“イった”のがわかった。僕もこのセックスに区切りをつけるため、ピストンを倍加したラストスパートを開始する。

 

「エミリー、僕もイクよ!!」

 

 “Aah ! Encore ! Je viens de jouir y’a 3 secondes mais je vais encore jouir d’une bite nippone !”

 

「ああっ! 出るっ!」

 

 エミリーの再絶頂に合わせて、僕も睾丸から精液を発射する。彼女が避妊具の類を用いなかったのは明らかだし、ピルなどを服用しているかどうかはわからないけど、服用していなければ確実に妊娠しているだろうという量だった。

 僕は何射かに分けて、エミリーのpussyにザーメンを注ぎ込む。精液を射出するたび彼女の華奢な体がびくんと痙攣して、僕はオスとして承認欲求を十二分に満たされた。

 

 “Aah...c’était une baise incroyable... J’aurai jamais imaginé que les japonais avaient tant de potentiel...”

 

 息も絶え絶えになったエミリーは、地下通路の床にへたり込む。彼女が激しくイったことは傍目にもわかった。体も華奢だし、そろそろ限界が来ているのかもしれないが、

 

 “C’est une blague ou quoi... ?”

 

 まだ射精し足りないイチモツを彼女の顔に軽く押し付けると、エミリーは暗闇の向こうで目を見開くような声を出した。僕がやる気満々なことに、戸惑いを覚えているのかもしれない。しかし、

 

 “Bon on ne peut rien y faire, disons que jusqu’à ce que tu sois totalement satisfait, ma chatte t’appartient.”

 

 なんとか気力を持ち直したのか、少女はフランス語で何かをつぶやいて、今度は僕のペニスをその可憐な口で咥え始めた。

 

 決して洗練されたフェラではない。

 しかしあの天使のようなフランス人美少女が、僕のチンポというグロテスクなものを咥えているという事実に、再び僕のイチモツは鎌首をもたげ始める。

 

 “Mais est-ce que tous les japonais sont aussi incroyables que toi ?”

 

「あっ」

 

 そのフランス語の問いには答えず、僕はエミリーのフェラで二回目の射精を終えた。

 暗闇の奥で、エミリーがその精液を飲み干したかどうかはわからない。

 ただ精液を浴びたあとの少女が、再び僕にお尻を突き出したのは、間違いなく男冥利に尽きる体験だった。

 

 僕のヨーロッパ大陸での旅は、地下室のセックスから始まったのだった。




35〜36日目 ロンドン市内〜セント・パンクラス駅〜パリ北駅

【移動距離】467km(ヨーロッパ通算485km)
【手段】徒歩、ユーロスター(国際列車)

【所持金】£458(+$5,690)
【支出】
ロンドン市内で食べたあまり美味しくないブランチ&チップ -£10
ユーロスター(ロンドン→パリ)の乗車券 -£198
ユーロスター車内の簡易バーで食べたチーズサンドイッチとホットコーヒー -£6
両替 £244 → €292
   $500 → €462
街で見つけた募金箱に入れたお金 -€10
パリで掛けた国際電話代 -€8
【残金】
€736(+$5,190)

――――――――――――

ダイスケがヨーロッパで抱いた白人女性

イギリス
Jessica Heathrow(24)
Silvia Stanton(12)
Stacy Stanton(30)

フランス
Emily Claudel(18)

合計4人

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フランス語訳監修:パラド氏
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