年に一度、私はパパとシベリア鉄道に乗る。
最初は、ウラジオストク・ハバロフスク間の一泊二日。この区間を走るオケアン号には特一等車があり、仕切りもない車両ですし詰めになって眠る三等車に比べれば、天国のような列車である。
でも年を追うごとに、パパとの列車旅行の期間は長くなる。
最終的にはモスクワ・ウラジオストク間というとんでもない距離を旅することになり、その頃になると私はパパとの旅行に辟易するようになっていた。
パパがシベリア鉄道で旅に出るのは、それがお母さんとの思い出の列車だからだ。
パパとお母さんは若い頃、シベリア鉄道での旅行中に出会い、結ばれた。
シベリア鉄道なんて、今も昔も決してロマンスの溢れる空間ではない気がするけど、二人にとっては思い出の列車だから、私もあれこれ不満を言うことはなかった。
しかし五年前から、お母さんはこの旅に参加しなくなった。
亡くなったんじゃない。中国人の若い実業家に取られたのだ。
以来、パパはアジア人を敵視するようになった。
いや、元々成金的な中国人の悪口はよく言っていたし、貴族の家柄で育った父にとって、パッと出の富裕層である中国人は気に食わなかったに違いない。
でも実際問題、お母さんは奪われた。
若く、力も金もある男に、お母さんを寝取られたのだ。
普通に考えてみて、旧貴族とはいえそこそこの名家でしかない我が家と、一日に億単位を稼ぐ新興国の実業家とじゃ、財力が根本的に異なる。
だってそうでしょ?
本当のお金持ちなら、シベリア鉄道になんて乗らない。特一等や一等車に乗ることで、それ以外の乗客に優越感こそ抱いているけど、そもそもシベリア鉄道の特一等はそんなに高くないし、本当のお金持ちはオリエント急行に乗っている。
財力からしてまず違う。
それにお母さんを寝取ったのは三十代前半の男で、はしたないようだけど夜の営みに関しても、五十歳を超えたパパとは桁違いだった。
私の勝手な想像?
ううん、現実。
だって私見たし。お母さんが彼とSEXするところ。
「ああんっ♡♡ これ凄いっ♡♡」
パパの留守中に、頻繁に中国人の男が出入りしていたのは知っていた。
私も女。それが何を意味するのかは薄々わかっていたけど、いざ実際にその行為を目にして、私は圧倒されていた。
「またイクわっ――なんて逞しいペニスなのっ♡」
筋骨隆々のアジア人が、お母さんを組みして激しく腰を振っている。
お母さんの中を出入りするペニスは、とんでもなく太く、長大で、記憶にあるパパのモノとは、何もかも違っていた。
「ああ凄いっ!! もうあなた無しでは生きられないっ!!」
お金持ちというのは、所詮は飾り。
お母さんはあの男のセックス、あの男のペニスに惹かれたのだ。
だから私も父も捨てて出て行った。
今頃は本当の富豪にしか乗れない豪華列車で、あの男と心ゆくままにセックスしてるのかもしれない。
でもまあ私にとっては過去のこと。
お母さんが出て行ったのはショックだったけど、元々母というより女の側面が強い人だったし、若いお金持ちの巨根男に惹かれても、少なからず納得できる人だった。
でもパパにとっては本当にショックだったようだ。
これまで脅威には感じつつも表面上では見下していたアジア人に、愛しの伴侶を奪われたのだから。
「さっき、二等車の付近でアジア人の男を見かけた。エミリヤは絶対に近寄るんじゃないぞ」
「……わかったわ」
以前にも増して、パパはアジア人を敵視するようになった。
私もまあ、結婚するなら白人がいいとは思うけれど、あからさまな差別意識は持っていない。
でもパパの手前、アジアの人と関わりを持つことは控えていた。
ロシアには中央アジア系のロシア人も多いけれど、そういう人たちとも極力距離を置いた。
パパのことは、正直可哀想だと思う。
いくらお金持ちで若くても、神様の前で永遠の愛を誓い合った相手をモノのように捨てるなんて、淑女のすることじゃない。
お母さんにはパパの血は流れていないけど、私にはパパの血、貴族の血が流れているので、少なからず気品を持った人生を歩みたいと思っている。
パパの貴族主義には迎合したくないけれど、少なくとも私は結婚相手を見つけて家を出るまでは、パパを側で支えていたいと思う。
なんだかんだ、私はこのシベリア鉄道での旅も嫌いじゃないし、好きではないけど、終わらせないとなんとなく落ち着かない、夏休みの宿題のような存在になっている。
「私はシャワーを浴びてくる。私がノックするまでは必ず鍵を閉めておくんだぞ」
「はーい」
一等車の二人部屋を出て行くパパに生返事をする。わざわざ鍵なんて閉めなくても誰も入って来ないし、私たち旧貴族のことなんて誰も気にしてない。
この部屋を使っているのが成金の中国人なら、金目の物を求めて忍び込む輩がいるかもしれないけど、シベリア鉄道しか利用できないほとんど一般人の私たちに、一体誰が興味を抱いてくれよう。
「ホント……退屈」
シベリア鉄道旅行の一番の苦痛は、やることがないことだ。
持ってきた本は読んじゃったし、そもそも読書という行為自体に飽きてくる。
唯一の楽しみと言えば三、四十分の停車中に途中下車することだけど、次の駅に停まるまで、確か一時間以上ある。
「私も、中国人のお金持ちと豪華旅行したいなー」
パパの前では絶対に言えないことを独りごちる。せっかくなら、私も湯水のようにルーブルを使う豪華な旅行がしたい。
仮に中国人の彼氏が一緒でも、まあセックスはしないけど、白人の可愛い子ちゃんと旅行できたっていう、満足感くらいは与えられると思う。
「まあ、そんな日は来ないけどね」
結婚して家を出るまで、私はパパの籠の鳥。
さながらシベリア鉄道は私を閉じ込める檻で、途中下車というたまの息抜きと引き換えに、9,000kmの退屈な時間へと私を誘う。
八日間かけてウラジオストクまで行って、その日のうちに飛行機でとんぼ返りするという滑稽な行為にも、私はすっかり慣れてしまっていた。
「パパ?」
ふと、部屋のドアノブを弄るガチャガチャという音が聞こえた。最初はパパが忘れ物でもして戻ってきたのかと思ったけど、ドアを開けて部屋の中に入ってきた人物に、私は唖然としていた。
私たちの部屋に入ってきたのは、黒いアイマスクをした男の人だった。
短髪の黒髪、黄色い肌から、アジア人であることが一目でわかる。
大柄な男の人で、私の持つ「背が低い」というアジア人のイメージからは少し離れる。
スマートというよりガタイが良く、ボロボロのジーンズや着古したシャツも相まって、野性的という言葉がぴったりだった。
「どちらさま?」
彼がアイマスクを外すと同時に名前を尋ねる。彼が私たちの言葉を理解できるかどうか以前に、この場合は大声で叫ぶが正しい選択なのかもしれないけど、私はなぜかそうしなかった。
アイマスクの、汚い格好をしたアジア人。
それが無言で部屋に入ってきた時点で、私にとっては緊急事態のはずなのに、どうしてだかこの人は私に何も危害を加えないという、無根拠な確信だけが私の胸の中にあった。
“e, a...”
案の定、彼には私の言葉が理解できていないようだった。
こんなに体が大きいのに、小動物みたいにおどおどして、キョロキョロと辺りを見回している。
よく見ると、アイマスクの下の瞳はつぶらで、可愛いと思えるくらいだった。
身なりはすごく野性的なのに、髭だって生えているのに、真っ黒な瞳だけは可愛らしい。
だから私は、そのまま彼を観察することを選んだ。
どうせ退屈な旅なんだ。部屋を間違えたアジア人と遭遇しても、気楽に受け流せるようじゃないと優雅じゃない。
没落貴族の末裔とはいえ、私だって源流は上流階級の人間なんだから。
(ほんと、落ち着かない人ね……)
侵入者の男の人は、狼狽るばかりで何も言わず、あちこちに視線をやるだけだった。
しかしやがて、その視線が一点で固定されたことに気付く。
それは紛れもなく、私の胸だった。
ロシア人としては普通。まあ十八歳にして大きい方かな。今まで男の人に触らせたことはほとんどないけど、触った人はすごくキュートで魅惑的な胸だと言ってくれる。
そんな私の胸を、アジア人の侵入者さんはがっつり凝視していた。
乙女として、淑女として、ここは恥らう場面なのかもしれないけど、今さら服越しに胸を見られたくらいでは何も思わない。
パパには内緒だけどバージンではないんだし、私もまたこの人をジロジロと観察しているんだから、私だけ拒否するのは不公平だ。
だったらまあ、べつに見たくはないけど、お返しに彼の一番大事な部分を凝視してやろうと思った。
アジア人のソレなんて見たことないけど、彼らのは小さいともっぱらの噂だし、その粗末な膨らみを見て鼻で笑う権利ぐらい私にはあると思った。
でも、
「……あの、勃ってません?」
予想外の膨らみに、私は唖然としていた。
明らかに勃ってる。勃起してる。
私の胸を見て興奮したの?
ブラどころか服も脱いでないのに?
そんな疑問がぐるぐる巡る間にも、彼のズボンのテントは存在感を増していく。
デニムのジーンズが弾けそうなくらいに、股間のそれを強大化させていく。
(いや、これ絶対超絶巨根じゃん……)
アジア人のペニスが粗末だなんて誰が言ったのか。
明らかに、私がこれまでSEXしてきた男よりも大きい。いや、大きいとかいう次元じゃない。明らかに別物レベルで肥大化してる。
彼のジーンズとパンツの中には、いったいどれだけのモノが収められてるの?
「ジッパー……下げますよ?」
彼の股間があまりに苦しそうだったので、私はおそるおそる彼のジッパーを下ろした。
今になって思えば、まずありえない行動だけど、その時の私はそれがごく自然なことのように思えていた。
つらそうな男性を解放させてあげたいというボランティア心。
ううん、どちらかと言えば、この中がどうなっているかという好奇心の方が強かったのかもしれない。
パパが絶対に近づくなと言ったアジア人のペニスがどんななのか、私は遠巻きにお母さんのSEXを覗き見ることでしか調べられていない。
「うそ……でしょ?」
ジーンズの窓から文字通り飛び出してきた彼のペニスは、おおよそ私の知るペニスとは違っていた。
下手をすると、私の顔よりも長いペニスに、反り返った長大な竿。かと言って細い長いわけでなく太さも十分すぎるほどで、剥き出しになったエラも段差の存在感が桁違いだった。
ロシア人のソレとは、もはや別物。
男性の生殖器官を美しいと思ったのは、生まれて初めてのことだった。
男らしく、逞しい。
およそすべての褒め言葉が当てはまりそうなペニスに、私は見惚れていた。
お母さんが選んだ彼も、こんなに凄いペニスしてたの?
だったら奪われて当然だ。アジア人の男性がみんなこんなに凄いのなら、全ての白人女性がアジアの人に寝取られても不思議じゃない。
人種が違うだけで、こんなに?
逞しくそそり立った彼の生殖器の前で、私は神にも遭遇したような気分になる。
(これ……射精させないとおさまらないよね?)
男性にとって、至極当然なことを自問する。
このまでさせたのは私の身体なのだから、この人を射精させるのは私の義務だ。
(でも、どうやって?)
ここまで大きいペニスに、私は未だかつて出会したことがない。
これまでは手で扱いたり、適当にニギニギしてると射精してくれたけど、この人はそんなことで射精してくれるの?
様々な疑問が私の頭の中を駆け巡る。
セックスの家庭教師なんて付けたことないし、同世代の女の子がどんなSEXをしてるかも知らない。
でも少なくとも言えるのは、これまでと同じことをしても無駄だということ。
性に関して明らかに格上の相手に出会したとき、弱者にできるのは全身全霊の体当たりしかない。
「咥え……ますね」
私の取った選択肢は、彼の逞しいペニスを咥えるということだった。
咥えるとはすなわち、口に含むこと。
生まれてこの方、物を食べることにしか使ったことのない場所を、生殖器という淫猥ものを頬張るのに使う。
抵抗がなかったわけじゃない。
でも私は覚えていた。お母さんが中国人の彼に同じようにしていたことを。
彼の逞しいペニスを咥える彼女が、とんでもなく幸せそうな顔をしていたことを。
だから私は、目の前の彼の長大なペニスを、
(大きいっ――)
餌付くことを覚悟で、目一杯奥まで頬張っていた。
顎を全開に開いて、それでもなお苦しい太さ。
口の中に一気に広がる逞しいオスの臭いが、私の頭の奥をボーッとさせる。
とっさに舌を這わせた彼の裏側は、もはや大理石と思えるくらいに固かった。
(これ、本当にペニスなのっ――?)
彼の長大なモノに合わせて頭を前後させながら、私が無理からぬ感想を抱く。
私がこれまで見てきたペニスは、申し訳程度のペニス。
でも彼のコレは咥えている私が申し訳なく思えるレベルの逞しさだ。
このペニスに私は見合った行為ができているのか。見合ったものを捧げられるのか。
そんな自信のなさが私の口腔奉仕に表れていたのか、彼が異国の言葉に何かを言っている。
OPPAI
それが何なのか私にはわからない。
わからないけど、彼が上から私の胸をあまりに見てくるので、
「挟めば……いいの……?」
直感的にそう理解して、彼の前で構わずワンピースとブラを脱ぎ捨てた。
男の前で無闇に肌を露出してはいけない。
子供の頃からパパに口を酸っぱくして言われ続けてきた言葉だ。
でも私は彼の前で、名前も出身国も知らないアジア人の前で、自分でも形の良いと思うバストを躊躇うことなく晒していた。
薄いピンク色の乳輪も乳首も全部見られて、私は高揚すらしてしまっていた。
見られたでなく、見てもらえた。
私の自慢の胸を、目の前の逞しいアジア人に。
(熱い――)
その胸を使い、見様見真似で彼のペニスを挟むと、触れた谷間に強い熱が伝播する。
燃え滾るように熱いペニスは、彼が私の胸に興奮した証のようで、自らの肉体がとたんに誇らしくなる。
彼の逞しいペニスに見合う女になりたい。
そのためなら何でもしたい。
そんな感情が、私の頭の中から手足の指先までをも支配していた。
男は胸で挟むと喜ぶ。
友達からそう聞いていて、その時は下らないと思ったけど、彼が喜んでくれるなら私はいくらでも挟んでいいと思った。
自分の胸の谷間から彼の逞しい先端が出入りするのを目の前で見ていると、とんでもない多幸感に包まれる。
「あっ……」
胸でご奉仕しながら、彼に乳首を摘まれたとき、私は心の底から生まれてきてよかったと思った。
こんな逞しい人に乳首を触って貰えるなんて、身に余る至上の光栄だった。
(んっ……あっ――)
ペニスが逞しいだけじゃなく、この人は乳首の触り方まで完璧だった。
バストを周りを揉みながら時折思い出したように乳頭の先に触れて、私への刺激を絶妙に高めていく。
「ああっ!」
そしてついに、私は指だけでイカされてしまった。
これまでは、SEXでもイかせてもらえないときもあったのに、この人は自由自在に、私を女の高みへの昇らせることができる。
もう、拒否するなんて選択肢はない。
この人のペニスを、精液を、私は子宮に迎え入れるために生まれてきたんだ。
「セックス……してくれますよね?」
彼の前ではしたなく股を開いて、私はぐしょ濡れになったвагинаを差し出す。
一等車とはいえロシア号のベッドは大きくないけど、彼と密着するには丁度いい広さだと思った。
アジア人の彼は躊躇いつつも、その逞しいペニスを私に向ける。
ああ、なんて逞しいペニスだろう。
こんな逞しいモノを挿れられたらどうなってしまうのか、好奇心よりも恐怖が優った。
しかし、
「んぁあっ!!」
彼の長大なソレが私の奥を貫いた瞬間、そんな恐怖は一瞬にして吹き飛んでいた。
逞し過ぎる彼の生ペニスが私の膣内をいっぱいに満たして、拡げる。
これまでの恋人が到底到達できなかった場所に楽々と到達し、繰り返し繰り返し、ペニスでキスをしてくる。
「んんぁあっ!! ぁあんっ!!」
挿れられるときも信じられないくらい気持ちいいけど、抜かれるときは桁違いだ。
彼の剥き出しのエラが私の襞を根こそぎ刮ぎ取って、引っ掻いていく。
ひと抜きひと抜きがまさに失神クラスの気持ち良さで、彼が二、三度ペニスを出し入れするたび、私は間違いなく意識を飛ばしていた。
「ああっ!! これ凄いっ!!」
今まで男の人とSEXをしていて、凄いなんて叫んだことは一度もない。
でも彼とのSEXでは自然とその言葉が溢れていた。
野性的な彼が一心不乱に腰を打ち付けるたび、私は至高の瞬間、至高の快楽を迎える。
どんなにはしたなく胸を揺らしても、私の頰を唾液が伝っても、もはやこの人に抗うなんて選択肢はありはしない。
この人に中出しされたい。
それだけが私に残る唯一の思考だった。
「ああイクっ!! アジア人のおちんぽでイクっ!!」
イクなんて言葉、おちんぽなんてはしたない言葉、これまで一度も使ったことない。
でも彼のSEXの前ではそんな貞操観念無意味になる。この逞しいペニスに突かれたら、貴族なんて立場は全部無意味になる。
SEXする側と、SEXしてもらう側。
この世には、その二つの立場しかないんだ。
「あぁぁあんッ♡♡♡」
何の抵抗もなく、私は彼に中出しされる。
これが妊娠の可能性のある行為だとわかっていても、止められない。
彼の精液が私の子宮を叩く感情が待ち遠しくて待ち遠しくて、子宮が下まで降りて来てたのがわかったから。
「あぁッ♡♡ あぁッ♡♡」
一回の射精で、彼は何度も何度も私の子宮に弾丸みたいな精液を叩きつけた。
その度に私は顎を限界まで上げ、絶頂し、外の車両に聞こえるくらいの大声で、大人の女の声を叫んだ。
彼のペニスが、私の中でどくんと脈打っている。
私のвагинаは、彼を気持ちよくできただろうか。
彼の逞しいペニスに見合うようなSEXが、私にはできただろうか。
「ああっ――」
長い長い射精が終わり、вагинаからペニスを引き抜かれる。その瞬間も硬いエラが気持ちいい場所を引っ掻いて、小絶頂する。
時間差で私のвагинаから彼の濃厚な精液が溢れていく。
勿体ない――と思いつつも、彼のSEXがあまりに激しすぎて、もたらされる快楽が凄すぎて、私はしばらく起き上がることすらできなかった。
しかし、
「後ろからも……してくれますよね?」
生まれたての小鹿のような手足で起き上がった私は、後背位でのSEXを求めて彼にвагинаを突き出した。パパが帰ってくるまで時間がない。だったらそれまでの時間でできる限り彼のペニスを愉しまないと、人生における多大な喪失になってしまう。
あれだけ射精しても、彼のペニスはまだ衰えない。
だったらまだ射精して貰える。そんな私の期待に、アジア人の彼はいとも容易く応えてくれる。
「ああっ、また来てるっ――♡」
今度は後ろ向きで、彼のペニスが私に侵入する。反り返りの向きが逆になったことで、今度は背中側の膣壁が彼のペニスに先端に摩擦される。
転瞬、脳髄を凄まじい快楽が駆け抜け、私の頭を支配した。
その瞬間、私は絶対に今夜もこの人にSEXしてもらおうと心に決めた。
何が何でも部屋番号を聞き出して、それがたとえパーテーションなしの三等車であっても、構わず全裸になって彼に中出ししてもらうと決めた。
「ああっ!! 後ろからも凄いっ!!」
後背位という格好は、これまでプライドに邪魔されてできなかった。
だって男の子にвагинаどころかお尻の穴まで見られるのよ?
そんな屈辱に耐えられると思う?
「ああっ! 動物みたいな格好でアジア人に犯されるの、気持ちいいっ♡♡」
でも、私が全部間違ってた。
男に全てを捧げてこそのSEXだ。
恥じらいやプライドが何になる。本当は逞しいペニスに屈服させられることを望んでるのに、つまらないプライドや人種差別でこの瞬間を見送るなんて、正真正銘の機会損失だ。
アジア人のSEX、凄い。
アジア人のチンポ、信じられないほど気持ちいい。
お母さんが彼に寝取られた理由がわかった。
こんな凄いペニスで犯されたら、女は誰だってついて行く。
財力なんて関係ない。パパは中国の金に靡いた女だなんて批判してるけど、お母さんはただアジア人の逞しいペニスに身を捧げただけだ。
彼らに犯されたら、人種差別がいかに下らないことかわかる。
彼らがみんなこんな素晴らしいペニスを持っているとしたら、差別されるのは白人の方だ。見下されるべきは粗末なペニスの方だ。
それを本能的にわかっているからこそ、パパはアジア人を恐れるのかもしれない。
だってそうでしょ?
実際に今も、娘がアジア人のペニスの虜になってる。
もしパパが誰かと再婚しても、アジア人の出会えばまたお母さんみたいに寝取られるのだ。
「ああっ!! あなたのペニスやっぱり凄いっ♡♡」
その日の夜、私は思惑通り彼に抱かれていた。予想外に一等車だった彼の部屋で、私は遠慮なく一晩中、彼の逞し過ぎるペニスに犯され続けた。
翌朝車掌さんに聞くと、あの部屋は彼がSEXでロシア人の女から勝ち取ったものらしい。
本当はウラジオストクまで行く予定だったけど、彼のSEXが凄すぎてチケットごと差し出したのだと。
その気持ちは、今ならわかる。
私も言葉が通じない中必死に彼の連絡先を聞き出した立場だ。彼女が同じことをしてても何ら不思議ではない。
彼・ダイスケの元へ行くために、彼女は一度列車を降りたのだろう。
これまでの人生を全て清算するために。
全ての憂いを絶って、彼の住う国、日本に移住するために。
「パパに何て言おう」
実は私はもう、明日出発の日本行きの航空券を予約していた。
好きな人ができたから。
そう言っても許してはもらえないだろうから、駆け落ち同然の出発になると思う。
でもまあ、私はお母さんみたいに寝取られたわけじゃないから。
ただ単に、日本人の男の人のところへお嫁に行くだけだから。
いつか和解して、黒髪の孫の姿を見せられたらいいと思う。
いっそのこと、パパも日本人の女性と再婚すればいい。
そうすればきっと、アジア人への下らない差別は消えると思うから。
今の私の心が、こんなにも晴れて澄み渡っているように。
パパの心も晴れて、幸せになることを切に願う。
だって私たちは、家族だからね。