文学部の類人猿。
その男は周りからそんな風に呼ばれていた。
大柄で、それそこ類人猿のような出立ち。
顔つきは朴訥で、いわゆるイケメンとは対極に位置している。
黒髪の短髪と言えばマシに聞こえるが、その実は家で自分で切ってるんじゃないの?と思えるほどのボサボサ頭。髭も剃らずに登校する日も多い。
これでもしボロボロの服装で歩いていたら、まずホームレスと間違われる。というか普通の格好でも私がお巡りさんなら間違いなく職質をかけるだろう。
それが文学部3年、坂上大介という男。
べつに名前なんて覚えたかったわけじゃない。でもこれほど悪い意味での存在感が高ければ嫌でも覚えるし、何より今から半年前、寒気もするような出来事が私の身に降りかかった。
『お願いですっ! 僕と付き合って下さいっ!!』
今でもある意味語り草である、講堂前での公開告白。
あの坂上大介が、ミスコン覇者でもあるこの私に。
無謀を通り越して、もはや異常行為。
これまで数々の男子たちに告白されてきた私だけど、そのときばかりは心の底から怖気が立った。
まさか、こんなホームレスみたいな男に告白されるなんて。
しかもこの男は、童貞であるがゆえに誰彼構わず告白して回っているという専らの噂だった。
つまり、セックスするために女に告白しているのである。
もちろん、健康な大学生男子、性欲が全面に押し出されることは何も珍しくない。
どんなにスマートに告白してくる男子でも、その瞳の奥には「この女にハメたい」という下心が見え隠れしている。
でもこの男は、その下心をまったく隠さない。
むしろ全面に押し出してる分上心だ。面と向かってセックスして下さいと言われて、首を縦に振る女がどこにいるというのだろう。
噂によると、私はこの男を振った九十九人目の女子らしい。
それだけの女にセックスを申し込んで来た実績は見上げたものだけど、多分百人目でもこの男の願いが叶うことはないだろう。
おそらく世界中を見回しても、この男とセックスしていいだなんて存在しない。
美醜の価値観が逆転して、この男こそがイケメンという国があれば話は別だけど、そんな都合のいいことは起こり得ない。
万国共通、この男はモテない。
この男とのセックスを受け入れる女は、この世界のどこにも存在しない。
てか、こんな類人猿とどうやってセックスするのよ。そもそも生物種が違うし、想像しただけで鳥肌が立つ。
絶対にありえない。
そう思うからこそ、これまでこの男を避けてきた。講座が文学部棟の同じ階にあって、エンカウントする確率は高かったけど、警戒心を剥き出しにして避け続けて来たのだ。
しかし、油断した。
夏休みが終わってからは学内で見かけることもなかったから、ついに女子生徒をレイプしようとして退学になったんじゃないかと思っていた。
だからなのか、私は卒論を書くために一人残っていた夜の文学部棟で、何の警戒もなくあの男に出くわしていた。
しかもよりによって、エレベーターという密室で。
(なんでこの男がここにいるのよ……)
類人猿の朴訥な顔を確認して、すぐさま私は二階のボタンを押した。
私たちの目的地は多分同じ六階だけど、数秒だろうとこの男と同じ空間にいたくない。
その咄嗟の判断が間違っていたとは思わない。
間違っていたとすれば、エレベーターのメンテナンスをおざなりに済ませたメンテナンス業者だ。
なぜなら次の瞬間、エレベーターは停止してしまったからである。
「え? 何!? どうなってなるのよ!?」
柄にもなく、私は取り乱していた。
夜のエレベーターが故障し、暗がりの中に閉じ込められる。
普通取り乱していい場面だけど、普段の私なら冷静だった。この類人猿、坂上大介と一緒でなければ。
「ちょっと、なんで呼び出しボタンに誰も出ないのよ!」
緊急時の呼び出しボタンを連打しても、何の反応もない。一刻も早くこのエレベーターを修理して、この空間から解放されたいのに。
「ちょっと! 聞いてる! 早くこのエレベーターを開けて!」
「お、落ち着いて西園さん」
「これが落ち着いていられるわけないでしょ!」
気安く私に触ろうとした手を振り払って、私は大男を押し返した。
そして大声で叫びそうになった言葉を、すんでのところで飲み込む。
――このままだとあんたにレイプされるかもしれないじゃない!
人として失礼とか、そういう意味ではなく、私は自分自身のためのその言葉を飲み込んだ。
落ち着くのよ楓。こんないつ解放されるかわからない密室空間でそんなこと叫んだら、類人猿が逆上して本当にレイプされるかもしれないじゃない。
今はとにかく、この性欲魔人を刺激しないこと。
無難な行動、無難な言葉を使って、この男も、私自身も落ち着かせる。
さながら私は猛獣使いだ。一瞬でも気を抜いたら食われる。
しかも食われるの意味がよりにもよってそっちの方だなんて、考えただけで怖気が走る。
「大丈夫だよ、きっとすぐに助けが来るし、何だったらここに今買って来た食糧も水もあるしさ」
意外なことに、男はすごく落ち着いていた。
そりゃ、私は女で向こうは男なんだから落ち着いて貰わないと困るけど、予想外に紳士的な対応に、私の方が拍子抜けしてしまう。
「……べつにいいわよ。こんな時間に何か食べたら太るから」
納得がいかないけど、男の言葉で私は落ち着きを取り戻した。そもそも私が取り乱したのはあんたのせいなんだけど、その意味ちゃんとわかってるのかしら。
結局私たちは、助けが来るのをひたすら待つことにした。
考えてみれば明日だって授業はあるんだから、最悪でも翌朝になれば誰かしらが気付いてくれる。
水はこの男が持ってるし、私がこの男にレイプさえされなければ事態は丸く収まるのだ。
「あなた、久しぶりよね。近頃全然見なかったけど」
明日の朝まで終始無言というわけにもいかないので、私は自分から話を振った。この言葉の中に「あなたを見て逃げ回らずに済んだから楽だった」という皮肉が込められていることに、多分この男は気付かないだろう。
「ちょっと、世界を一周してまして……」
「は?」
なんかバツが悪そうに言ってるけど、さりげなく凄いことしてない?
本来卒論やら就活やらで忙しい時期に、世界一周旅行?
「意外ね。あなたが英語話せたなんて」
「いや、それが全然……」
呆れるのを通り越して、呆れ果てる。英語もできないのに世界一周の旅。しかも人生において大事な時期に。まあ、そもそも卒業も就活も諦めてるのかもしれないけど。それなら卒業式が一緒にならなくて助かる。
「それで、念願の童貞は卒業できたのかしら?」
私は暗がりの中で、目一杯の皮肉を言ってみた。日本で全くモテなかった男の行き着く先などたかが知れている。風俗か海外だ。自分とセックスしてくれる人が国外にはいるんじゃないかと信じて、儚い想いを海外に託す。
でも現実は甘くない。アジア人差別が色濃く残る欧米圏で、日本でも見向きもされなかった男がモテるはずがない。
「お、お陰様で……」
「え、嘘!?」
私は思わず身を乗り出して叫んでしまった。
まさかこの男とのセックスを受け入れる人間がいるなんて。
「い、いや、僕はそんなつもりなかったんだけど、フリーセックスっていうのかな、向こうの人たちは僕みたいな人間にも優しくて」
「フリーセックスって……」
いくら向こうが性におおらかでも、さすがに相手は選ぶだろう。しかもこの口ぶりだと相手は一人じゃない。欧米圏の人間は、私が思うよりずっとCrazyらしい。
「てもよかったじゃない。これで鬱屈したものを抱えずに済んだでしょ?」
鬱屈したもの。
あえて言葉をぼかしたが、要するに童貞男子がヤリたくてもヤれないジレンマ。
その感情をかつて私に向けようとしたことは許し難いけど、べつに赤の他人の本懐達成を祝えないほど私は子供じゃない。
この男がもはや童貞じゃないなら、私がこの場で犯されるリスクもだいぶ減ったというものだ。
「鬱屈というか、今でも毎日大変だけど……」
「は?」
毎日大変って、それでも性欲が収まらなくてオナニー三昧って意味かしら。
てかそもそも、私なんでこの男にセックスの話なんて振ってるの?
私の目的は、この意識をできるだけ「それ」から逸らせることなのに。
「喉が渇いたわ。さっきの水一口くれる?」
話題を逸らせる意味も含めて、私は男にペットボトルの水を催促した。
エレベーターが止まってるせいか、冬だというのに室内が暑い気がする。なんだか身体が火照ってきて、コートはいらない気分だ。
「ど、どうぞ」
すると男はおそるおそる、キャップを開けたばかりのペットボトルを差し出してきた。
「いいわよ。あなたの水なんだから、あなたが先に飲みなさい」
この男、変なところで大胆なくせに、基本的には卑屈だ。そういうところがモテない理由だって教えてあげたいけど、そんなことをしてあげる義理はないので差し控える。西洋かぶれのレディーファーストかなんだか知らないけど、この男にエスコートされること自体が気に食わないし、ムカつく。
「う、うん……」
そう言われて、当然ながら男はペットボトルに口をつけて水を飲む。それを私が飲むということはいわゆる間接キスになるけれど、そんなことをいちいち気にするほど私も純粋じゃない。
「いただくわ」
男が口をつけたばかりのペットボトルを口につけ、一口だけ水を飲む。
べつにただのミネラルウォーターだ。変な味はしないし、匂いもない。強いて言えば、心なしか身体が熱くなったような気がするけれど、そんなことは気のせいだ。私がこんな男相手に緊張してたまるか。
「どうぞ」
当然ながら、一口飲めば持ち主に返す。あの公開告白で受けた精神的被害を代償に丸ごと貰ってもよかったけど、さすがに私もそこまで鬼じゃない。
「……う、うん」
ペットボトルを受け取った男は、その飲み口をまじまじと見つめていた。わかるわよ。あんたにとって私みたいな女との間接キスの機会は僥倖以外の何物でもないって。
きっと、このペットボトルは家に持ち帰って永久保存するのよね。この間接キスで私とのキスを想像しながら、何度も何度もオナニーするのよね。
わかり切ってるわ。あなたはそういう男。そういう野生児なんだから。
「ん――」
躊躇いながらも、男がペットボトルに口をつける。大柄な体躯に対して飲んだ量がわずかなのは、できるだけ多く私との間接キスを味わいたいのか、それとも長ければ半日この密室で過ごさなければならないことへの備えなのか。
わからないけど、男が飲み口に口をつけた瞬間、私がこの男とキスをしてる姿が浮かんで来て怖気が走った。
やっぱり間接キスなんて避ければよかったと思うけれど、今更やり直しは効かない。私の体内にも、この男の体内にも、ほんの0.001%は互いの唾液が取り込まれたのだ。
「それで、海外ではどんなセックスしてきたのよ?」
自分でも、いったい何を聞いているのかと思う。
そんなこと聞いて何になるのか。
そもそも聞きたい内容なのか。
それを聞いたことで男がどういう反応をするのか。わからない私ではないはずなのに、聞かずにはいられなかった。
多分、会話に間がもたなかっただけ。
この男と間接キスしたという事実を、何とかしてかき消したかっただけなのだ。
「さ、最初はロサンゼルスのゴミ捨て場で、娼婦だと思ってたブロンドヘアの白人さんと。本当は娼婦じゃなかったみたいなんだけど、いつのまにか流れでそういうことになって」
意味不明。
そもそも支離滅裂だし、どうしてこの男と流れでセックスすることになるの?
場所がゴミ捨て場って時点で意味わかんないし、途端にこの男の言うことが全て嘘に思えて来た。
なるほど。自分を振った女に見栄を張りたくて、海外でセックスしてきたなんて嘘をついたのね。しかもブロンドヘアーの白人とだなんて、盛りすぎにも程がある。
仮に本当だったとしても、向こうでも相当ブスな部類の女なんだわ。それこそこの男の女バージョンみたいな。
「うそ……?」
しかしスマホの写真を見せられて、私は驚愕していた。この男とツーショットで自撮りしていたのは、ブスどころが超が百回つくレベルの白人美女。
悔しいけど無名大学のミスコン覇者ごときでは到底敵わない、芸能人レベルの美女だった。
「てかこれ」
キャサリン・マクブライドじゃない?
私でも知ってるレベルのハリウッド女優。最近に来日したことで話題になってたけど、この男と一緒に写ってるのは紛れもなくそのキャサリン・マクブライドだ。
なるほど、と私は思った。
近頃ではディープフェイクなる合成アダルトビデオも存在するネット社会。この男は自分の嘘に真実味を持たせるために、合成写真まで使ってハリウッド女優とのツーショットを実現したのだ。
呆れるというか、哀れというか。
ここで「合成でしょ」と言うこと自体が野暮に思えるほど、この男の行動は情けなかった。
「で、次は?」
全てが嘘だと知りながらも、私は男の世界でお相手して来たという人物への追及を進めた。
どうせ助けを待つ間やることもないし、暇潰しにはちょうどいい。この男がどこまで嘘を塗り固められるか見届けてやるわ。
てかこのスマホを使えばもっと手早く助けを呼べる気がするけど、もはやそんなことすらどうでもよくなった。
むしろ友達に電話したら「この男」と密室で二人きりだった事実がバレるわけだし、それなら朝一で出勤した用務員さんに助けてもらって、秘密裏にこのエレベーターを脱出した方が無難だ。
「この子は、レストランのウェイトレスだった子。財布落としたのに気付かないで無銭飲食になって、厨房の片付けを手伝わされてたらいつのまにかそういうことになって」
次の写真に写っていたのも、白人らしい超絶美人の女の子だった。最初にこの写真を見せられてたら「本当にこの子が!?」と驚いてあげられたかもしれないけど、さっきのキャサリン・マクブライドの合成写真で全てが水の泡だ。たとえこの中に本物が混ざっていたとしても、今となっては全てがフェイク写真にしか感じられない。
「誰としたかはもういいから、その子とどんなセックスをしたかを教えなさいよ。童貞のあなたが、こんな美人相手に何秒もったの?」
野暮だとは思いつつも、私の嗜虐心が鎌首をもたげる。どうせこのセックス経験談からして嘘なのだ。詳しい説明を求められて、この男がまともに答えられるわけがない。
「ええ? さ、最初はちょっとした事故でズボン洗うことになって、トランクス一枚でズボンが乾くのを待ってたんだけど、いつのまにかリズが、ええっとこの女の子の名前なんだけど、僕のペニスを咥えてて」
ペニスとか。なんでそんな用語までアメリカかぶれしてんのよ。そもそもいつの間にか咥えられてたって、中学生の妄想じゃないんだから。
「そしたら、僕堪えきれなくてこの子に精子ぶっかけちゃって……気付いたらこの子に跨られて、騎乗位でセックスを……」
こんな男に精液ぶっかけられたら、私だったら卒倒するわね。
てかなんで何でもかんでも受け身なのよ。あなたが女の子とセックスしようと思ったら無理やり咥えさせるか無理やり突っ込むかでしょ?
なんで女の方からあんた誘いに行ってんのよ。
「で、何回ぐらい射精したの?」
「十五回、くらいだと思う。全部中出しで、それから三日続けてずっと……」
十五回とか作り話でもどんだけ獣なのよ。私だって元カレとの四回が新記録よ。
「それで、女の子の方は気持ちよくなってたの?」
「な、なってたと思うけど、アイムカミングって何度も言ってたし……」
この男に犯されてイキまくる白人美女の姿が想像できない。あったとしても、せいぜい手コキでイかされまくってごめんなさいもう許してが関の山だと思うけど、この男が言うフリーセックスの文化が本当なら、案外ありえるのかもしれない。
考えてもみればこんなに身体が大きいんだから、股間にだって立派なものがついていておかしくはない。
身体付きだってがっしりしてるし、腰の振り方だってきっと尋常じゃない。
こんな男に本能の赴くままに犯されたら、きっと壊れるぐらいイかされるだろう。
それこそ、人生で経験したことないくらい激しく。
回数も二桁どころか三桁ぐらい。
この男が十五回射精するまでに、何度も、何度も。
「西園さん?」
「え、何?」
自分が妄想の世界に入り込んでいることに気付いて、私は唖然とする。
私いま、頭の中でコイツに犯されてた?
コイツの勃起チンポ、無条件で受け入れてなかった?
まさか。
ありえないありえないありえない。
私がこんな男とセックスするなんて、絶対にあるわけない。
「もういいでしょ。あんたのセックスの話なんて、聞きたくない」
「え?」
自分から聞き出しておいて、と自分でも思う。
そもそもなんでこの男にセックスの話なんて聞いたのか。この男の話が嘘であろうと本当であろうと、私にはまるで関係ない出来事のはずなのに。
しかし頭には、この男とセックスする妄想が張り付いている。
私、どうなっちゃったの?
実はこういう男の方が好みとか、そんなどんでん返しないわよね?
落ち着かない心を、必死になって落ち着かせる。
この男と間接キスをしてから、もっと言えばエレベーターで二人きりになってから、自分を制御できてない私がいる。
だいたい、なんでこの男の隣に座ってスマホの画面なんて見てるのよ。私はこの男を、ずっと警戒してたんじゃなかったの?
気付けば、私たちの距離感。
少し動けば肌が触れ合う近さだし、後ろからスマホを覗き込んだ私は、何度この男の頬に吐息を吹きかけただろう。
そもそも、この男は私のことが好きだったのよ?
こんな至近距離で話して、相手を焚き付けたらどうするのよ。
(もう……遅いか)
受け入れたくない現実から目を逸らそうとして、逸らせない。
存在感があまりに強すぎて、男の股間から目を逸らすことができない。
(これ……絶対勃ってるわよね……)
薄暗闇でもわかる。この男の股間がテントを張っているのが。てかこれデニム生地のジーンズでしょ? なんでこんなあからさまに膨らんでるのよ。意味わかんないわよ。
ある意味、想像通りの股間だ。
話の中で白人の女をイかせまくった、野生児のペニス。
それが今、現実に目の前にある。
日本人の平均を遥かに超えたペニス。
いや、これだと海外でも大きい方なんじゃないの?
私はよく知らないけど、黒人ポルノ俳優のペニスってこれぐらいの大きさしてない?
それに、大きさだけじゃない。
デニムの生地を難なく押し返すってことは、硬さも凄いということ。
こんなに逞しく膨らんだものが、射精もなしにおさまるわけない。
つまりこのままでは、私は犯されることになる。
それだけは絶対に避けないといけない。
こんな男に朝までイかせ続けられるなんて。
「に、西園さん……?」
「動いたら殺すわよ。いいから黙ってファスナー下ろして」
肉を切らせて骨を断つ。
断腸の思いで、私は目の前の男を射精させることにした。
全ては、自分自身を守るため。
白人だって簡単にイかせてしまうペニスから、私の子宮を守るためよ。
(硬い……それになんて大きさなの……?)
私は男の股間の膨らみに手を添え、丁寧にさすり出した。デニム生地を押し返す確かな膨らみを感じ、その奥の輪郭を掴み取る。
硬さもそうだけど、形も大きさも桁違い。
私がこれまで付き合ってきた男子たちとは、何もかもが違っている。
(これが、類人猿のペニスなのね……)
男の逞しさに、不思議と納得している自分がいる。
相手が野蛮人なら、当然生殖器だって野蛮。
女を孕ませるために作られた器官が、女を圧倒しないわけがない。
(これ、カリ首よね……こんなに張り出してるものなの?)
服越しに先端を揉んで確認する。
男の出っ張りは正直人生でも未体験の大きさだった。ジーンズ越しに触っても、はっきりと形がわかる。それだけこの男のペニスが硬くて、カリがはっきりしているということ。
人並みな感想だけど、こんなものに膣内を引っ掻かれたら、いったいどうなってしまうんだろうと思った。
そもそもこの太さや大きさは何?
こんな逞しい男性器、同じ日本人とは思えないんだけど。
「あっ……」
私の手の動きに、男が甘ったるい声を漏らす。男のくせに気持ち悪い声出してるんじゃないわよ。股間のものはこんなに立派なくせに。
(なんで私、ドキドキしてるの……)
男が言われた通りジッパーを下げると、内心ドキドキしてる自分がいた。
このズボンの中に収められている長竿は、いったいどんな姿をしているのか、無意識に期待してしまっている自分がいる。
(ホントに、こんなところでペニス出しちゃうの……?)
ズボンの上から触れただけで、凄いってわかる。
この男が海外でヤリまくってたって話、今でも嘘だと思いたいけど、手のひらの中の感触があながち嘘じゃないって囁いてくる。
だってそうでしょ?
こんな逞しいので貫かれたら、勝ち目なんかないって一目でわかる。
セックスにおける上下関係。
男が上で、女が下。
そんな自然の摂理を、この男のペニスはこれでもかというくらいわからせてくる。
お前が触れているものは、お前を天国に連れて行くためのものだと、未来予知ができなくったって、わかる。
「に、西園さん――」
社会の窓を開けたくらいでは、この男のモノは解放できない。そう判断した私は、男のボタンを外して、ズボンごと半脱ぎにさせた。
(なに……この臭い……)
布一枚を取り払っただけで、エレベーターの密室に物凄い臭いが充満する。カウパーの臭い? 男根そのものの臭い?
そんな判断もつかないくらい強烈な臭気に、私は意識が朦朧とする。
頭がクラクラする。
お腹の奥が熱い。
この匂いを嗅ぐことで、全身敏感になってる私がいた。今私、乳首勃ってる……?
「もう、後戻りできないわよ――」
それが男に対して言ったことなのか、私自身に言ったことなのか、今となってはわからない。
自分の意志とは裏腹に、男の股間に顔を埋めた私は、その場で思い切り深呼吸する。
当然ながら、男の股間の臭いが鼻腔中に拡がる。あの強烈な臭気が、頭をボーッとさせる感覚が、足のつま先まで拡がっていく。
「あっ――」
今声を出したのは男の方だ。
女みたいに情けない声。大の男がそんな声を出す理由はすなわち、
「あっ、あっ――」
私がパンツの上から、男のモノを舐めていたから。
薄い布切れを羽織っただけのペニスを、私は何度も繰り返し舐めていた。
これをフェラチオと言っていいのかはわからないけど、舌先に男の匂いと熱と、酸味の効いた味が拡がる。
私が舐めているのはペニス? それともカウパー?
その正体もわからぬまま、私は男のペニスに夢中になる。
パンツの上からフェラチオなんて、生まれて初めての行為だ。
でも、我ながら正解だったと思える。
だっていきなり直接なんて無理だから。
こんなモノに渡り合える経験、私にないから。
だから少しずつでも慣れさせる。
私の舌を、視覚を、男の信じられないほど逞しいものに。
男の股間に顔を埋め、深呼吸して、逞しい棒を頬に感じ、布越しにずっしりした玉袋を持ち上げて、その重量の途方のなさを知る。
(こんなの、生で見せられたら……)
そう思いつつも、お店のパンツにゆっくり手をかける私がいた。
大きさや形は、予想できる。
でも実際に生で見るというのは話が別だ。
おそらくもう、完全に勃起した坂上大介のペニス。
高鳴る鼓動を抑えながら、私はゆっくり、男を隠す最後の布切れを下ろした。
その瞬間、鞭のようにしなりのある男根が飛び出してきた。
わかっていたけど、異次元。
およそ全ての女を平伏させて余りあるようなペニスが、私の目の前に現れた。
(これ……いきなり見てたら死んでたわね)
男が自ら解き放った股間のモノに、私は身じろぎひとつできなかった。
暗がりの中にそそり立つ、巨大なペニス。
これまで私が見てきたペニスとは、何もかもが違っている。
大きさは言わずもがな。バナナみたいに反り返ってるし、カリの張り出しがえげつない、
袋も圧倒的に逞しくて、思わず見惚れてしまうほどだった。
大きい以上に美しいんだ、このペニス。
だからいくらでも鑑賞していられる。
類人猿と蔑んだ、底辺大学生の生殖器なのに、ミケランジェロの彫刻に出会ったような感覚。
(多分、咥えるのは無理ね)
冷静に判断して、これをフェラチオなんてできない。咥えても亀頭までが精一杯だし、下手をすると顎が外れる。
だから私は、自分にできることをするしかない。
手や口を使わない方法。
私自身が、彼をご奉仕するための道具になるという選択肢。
「照明が壊れてて良かったわね」
暗がりの中で、私はコートと上着を脱ぎ捨てた。薄暗闇の中でも、私が何をしてるかはわかると思う。
シャツのボタンを外して、それすらも横に落として、お気に入りの黒いブラのホックに手を伸ばす。
そして、
「こんなこと、彼氏相手にもしないわよ?」
私は露わになった自分の胸を男の巨根に押しつけて、上半身全部を使ったご奉仕を開始した。
挟む?
冗談じゃないわ。私のEカップじゃとても足りない。せいぜい男のモノの半分を包むくらい。
だったら何で補うか。
全身だ。
私は上半身の全部を使って、男の長大なモノをさすり始めた。
(熱い……それになんて硬さなの……?)
上半身で男根を擦りながら、私はその熱と硬さを肌で感じる。
もはやこんなものは凶器だ。
女を狂わせるための兵器。
だって肌で触れてるだけなのに、こんなにも私の身体が熱くなってる。
「んっ、あっ――」
今度は正真正銘、私の声だ。
Eカップで男の感触を味わって、時折乳首にカリを擦らせる。
何より目の前で上下する亀頭があまりに凶悪。
鈴口から発せられる強烈な匂いが、私を更なる行為に走らせる。
「んっ、んんっ――」
ついに私は、男の亀頭を口に含み始めた。
なんて味、なんて匂いなの。
およそ男らしさの全てが詰まった味と匂い。
女を狂わせる形と硬さ。
触れただけで火傷してしまいそうな熱。
類人猿、坂上大介のペニスを、私は生で咥えているのだ。
「ああっ、西園さんっ、出るよっ!」
「え、こんなとこで――?」
ここで止めたところで、男の射精がおさまるわけない。あとはもう飲み込むか、全身に浴びるだけ。
彼の話に出てきたウェイトレスはどうしたんだっけ?
全身で、全部受け止めたんだっけ?
「ああっ!! 出るっ!!」
選択肢を選ぶ間もなく、私は男の精液を全身に浴びることになる。
暗がりの鈴口から解き放たれた、白濁液。
色味なんてわからないけど、信じられない量だってことはわかった。
だって私の髪も顔も胸も、一瞬にして精液まみれになったから。
それでいて、なおも射精が続いているから。
(なんて勢いなの……それにこの臭い……)
この男にマーキングされているという事実を、もはや否定しない。
私がそれを心地よく感じているという事実も、客観的に見れば明らかだろう。
だって私は避けもせず、男の逞しい射精を浴びているから。
最後に発射された精液の弾丸を、自ら進んで口で受け止めていたから。
「ほんと、なんて匂いしてるのよ」
ひと嗅ぎしただけで、女を蕩けさせる匂いだってわかる。媚薬精液なんてものがあるかどうかはわからないけど、この男のものがまさにそうだ。これだけ一杯精液を浴びたばかりなのに、まだ浴びたいと思っている私がいる。
もはや、受け止めるしかない。
私がこの男のペニスに、どうしようもなく興奮しているという事実を。
だって上半身裸で、全身精液まみれなのよ?
しかも口にはまだ男の精液が残ってるし、その香りや味をいまだ愉しんでいたりする。
今ここで下着を下ろされたら、私が興奮してるってわかるでしょ?
でもこの男には、それを察する能力がない。
鈍感。デリカシーがない。女心がわからない。
だから私は、自らショーツを下ろしてこう言った。
この鈍感男でもわかるように。
類人猿でもわかるような、簡単な日本語で、
「あなたのペニス、挿れて。助けが来るまで好きなだけ犯して」
ここまで言えば、さすがにこの男だって察する。
私がこの男とセックスしたいって事実を。
友達には絶対見せられない。
元カレにも絶対無理。
ミスコン以来ファンになった取り巻きの男たちにだってそう。
私が自分からお尻を突き出して、ペニスを催促するなんて、たとえ天地がひっくり返っても、ありはしない出来事だったんだから。
「あっ、あっ――♡」
エレベーターの壁に手をついてお尻を突き出した私に、男が亀頭の先を押し付けてくる。
こんな大きいの、絶対無理。
そう思っていても、男は少しずつ私の入り口をこじ開けて、少しずつ中に入り込んで来る。
亀頭だけで中が裂ける。そう思っても、私の中は私が思う以上に拡がって、男の大きさを受け入れ始めている。
「いま、どれくらいっ――?」
「まだ、先っぽが半分入っただけだけど」
余裕のない声で男に進捗を聞くと、絶望的な答えが返ってくる。
これでまだ亀頭が半分だけだなんて。こっちはもうこれまでの彼氏全員分のペニスを中に挿れた気分よ。
「や、やめようか?」
「いいわよっ! このまま一番奥まで突き込んで! あなたの逞しい亀頭と、私の子宮口キスさせてっ!!」
もはややけっぱちの嘆願。
こんな男にセックスで気遣われてたまるもんですか。男なら男らしく、一気に奥までチンポ挿れなさいよ!
「じゃあ、行くからね!」
「あっ、あああっ――♡」
男は容赦なく、その太すぎるモノを奥まで差し込んで来た。私の膣壁の奥が一気に拡がる。こんな奥までこんな逞しいモノを挿れた経験はない。その証拠に私の身体が、これは異常事態だって訴えてる。
でもそれとは逆に、人生で一番濡れてるのがわかる。
この男のモノを少しでも奥まで受け入れられるように、本能が私の発情を促してる。
発情。
そうこれは発情だ。
坂上大介の逞しいペニスを見て、メスとしての西園楓が完全に発情している。
校内一の非モテ男と、校内一のクールビューティー。
そんな枠組みは呆気なく取っ払って、男のペニスが私の子宮手前まで侵入してくる。
「ああっ、奥、入って来てるっ――♡」
これがセックスだと、否定する材料はどこにもない。
私はあの坂上大介と、コンドームなしの生ハメセックスを実践している。
ガチガチのフックみたいなペニスが、私の身体を固定して、離さない。
自然と上半身がそり返り、少しでも彼のモノを受け入れやすい体勢を探している。
もはや、言い逃れできない。
私は今、あの坂上大介とセックスしてるんだ。
「ああっ――♡」
男の亀頭が、ようやく私の子宮口に到達したとき、私は紛れもなく絶頂していた。
亀頭と子宮口の接触点から、痺れのような感覚が生まれ、それがやがて全身まで伝播していく。
これまで私が知らなかった、イキ方。
彼氏のラストスパートの腰振りでしかイけなかった私が、たったキス一回で、潮吹きするレベルでイかされてる。
もはや、この男は異次元だ。
こんな男に絡め取られたら、もう元の生活には戻れないだろう。
いや、そもそも戻りたくなんてない。
このセックスを知らない人生になんて、もう二度と――。
「あっ♡ あっ♡」
やがて、男のピストンが始まる。
まだ前段階。軽く腰を動かしているだけなのに、もうイかされそうになってる。
カリが、ありえないほどエグい。
反り返ったペニスが天井を擦り、逞しいカリが膣壁を全部引っ掻いてる。
まさに究極のセックスだと思った。
逞しい男と逞しいペニスに、ただ蹂躙されるだけのセックス。
でもこれこそが本当のセックスだと思った。
だって私たち女は、こんな風に逞しい男に犯されるために、この世に生まれて来たんだから。
「あっ、またイクっ♡」
男が少しギアを上げるだけで、あっという間にイかされる。
まさに自由自在。
彼にとって私は、単なるおまんこ奉仕穴に過ぎない。
でもそれでいい。それがいい。
私は大介の、おまんこセックス奴隷として生きたいんだから。
「あっ♡ 大介っ! もっと激しく来てっ!」
緩やかなストロークでも呆気なくイかされながら、さらなる激しさを求める。
この男の本気はきっとこんなもんじゃない。
この世界の女全てを天国に連れて行けるだけのものを、この男は持っているんだから。
「い、いいの?」
「いいからっ! それと私のこと呼ぶときは楓って言って!」
もはやこの男には、ちゃんと名前で呼ばれたい。半年前は苗字を呼ばれるだけで嫌だったのに、今は楓と呼んでもらうことを想像するだけで、おまんこの奥が熱くなる私がいる。
「じゃあ行くよ楓」
案の定、その言葉に全身がキュンとする。一番キュンとしたのはおまんこだけど、それと同じくらい胸の奥がキュンとした。
そして、
「ああっ、大介のチンポいいっ♡」
ついに始まった激しいピストンに、私は歓喜していた。
なんなのこれ、なんてセックスなの。
逞しすぎるペニスが私の気持ちいいところに全部当たって、一瞬でイキそうになる。
キスからノックに格上げされた子宮口への突き上げが、私をあっという間に奴隷に変える。
「あっ♡ イクっ♡ またイクっ♡」
私が何度絶頂しても、大介は一向に射精の気配を見せない。この男が一晩で十五回射精したって話。それが本当なら、私はこの男をあと十四回射精させなきゃいけなくなる。
私がセックスでイかされまくる中、この男は一回も射精してないのに。
この男らしくペニスは、いったい私を何度絶頂させれば気が済むの?
「ああっ、楓っ、そろそろギア上げるからねっ!」
「え、ちょっとまだあるのっ!? ああんっ!!」
これまでのセックスが序章に思えるほど、激しいピストン。
男らしいペニスが私を奥の奥まで突き上げ、お尻に肉を叩き上げる。激しい音がエレベーター内に鳴り響く。信じられないほど激しいピストンの最中にも大介は私のEカップを後ろから揉み上げ、乳首を摘み上げる数回の動きで難なく私を絶頂させた。
そして、
「ああっ♡ 何なのこれっ♡ 凄すぎっ♡」
もはや意識が飛びそうなくらいの快楽。
実際突かれるたびに飛んでると思う。それぐらい激しい快楽が、私の脳天目掛けて叩きつけられる。
もはや私の膣は、この男のサイズまで拡げられている。
こんな太くて逞しいペニスを受け入れているのだ。中の形がどうなってるか想像もつかない。
でも、いい。
こんな気持ちいいセックス知れるなら、それでいい。
こんな気持ちいいチンポに出会えるなら、カバマンになっても構わない。
だって私は、この男とセックスするために生まれて来たんだから。
この男に中出しされるために、種付けされるために、女としてこの世に生を受けたんだから。
「あっ、イクよ楓っ!」
「ああっ! 出してっ! 大介の特濃ザーメン、楓のおまんこに直出ししてぇっ!!」
もはや自分が何を言ってるか、わからない。
ただ、立ちバックで男に突かれるだけの動物。
セックスという崇高な行為に身を捧げた、本能に忠実な家畜。
でもそれでいい。
大介に中出ししてもらえるなら。
大介の女になれるなら。
私はもう、自分以外の全てを捨てていいんだ。
「ああっ! イクっ!!」
「あああっ!! あああっ♡♡♡」
声なき声。
絶頂なき絶頂。
勢いよく叩きつけられた大介の精子は、私の意識を飛ばすのに十分だった。
中出しで、イク。
そんな人生初の経験に、私は自分自身がわからなくなるほど絶頂する。
頭の上から足の指先までが全部クリトリスになったみたいに、全ての感覚が研ぎ澄まされている。
私、中出しされてイッたんだ。
あの坂上大介に。
類人猿に。
逞しいチンポで後ろから激しく突かれて、これまでのセックスでイッた回数の百倍、一度にイかされたんだ。
今さら、取り繕う理由はない。
だって私は、この男に、この男のチンポに、どうしようもなく、恋をしてしまっているんだから。
『大丈夫ですか!? 今遠隔操作でドア開けますから!!』
一回目のセックスが終わったのを見計らったみたいに、修理業者との通話が復活する。
程なく私たちは故障したエレベーターから解放されて、密室から外に出ることに至ったんだけど、
「まさか、このまま私を帰す気じゃないわよね?」
「え?」
「今ならいいわよ。あんたの女になってあげても。フリーだし、セックスも気持ちよかったし」
私の強気な態度が何を意味するのか、この男が理解したかどうかは知らない。
知らないけれど、
「あっ♡ 研究室でのセックスも気持ちいいっ♡♡」
結局、繋がってしまえば同じこと。
私は大介を自分の研究室に誘い込んで、夜が明けるまでセックスを愉しんでいた。
普段勉強してる机の上で彼に跨って、今度は騎乗位で犯される。
だってそもそも朝まで犯される覚悟だったんだもの。それをエレベーターが直ったから終わりだなんて、一人の女として納得できるわけないでしょ?
「あっ、楓のおまんこ気持ちいいっ――」
「ああっ♡ 私も大介のチンポすっごく気持ちいい♡ このまま私のこと、専属おまんこ奴隷にしてくれるわよねっ♡」
私のお願いに、大介の答えは少しだけ間があった。その間の理由を私が知るのは、それこら少し経ってからのことだけど、
「ああっ♡ 大介のセックス気持ちいいっ♡♡」
今はただ、本物のオスのペニスに身を任せよう。
この男との出会いが、運命であると証明するように。
私はただ、おまんこに逞しいペニスを咥えて、形の良いEカップのバストを激しく揺らしながら、男の逞しい形を、自らの肉襞に刻みつけるだけなのだ。
この男の、セックス奴隷になるために、
「ああっ♡ 大介のデカチンポでまたイクッ♡♡♡」
今日も私はまた、彼の上で腰を振り続けている。