“Hey Daisuke. I got a new job for you.”
あなたに仕事を持ってきたわダイスケ。
そんな風に突然言ってきたのは二十代後半の
女上司でも壮年のハローワーク職員でもなく、サラだった。
サラはトレードマークのブロンドポニーテールを揺らしながら、したり顔で僕を街へと連れ出した。
「え、ちょっとサラ!」
これまでにもサラは、僕に色々な仕事を斡旋してきた。
そのほとんどがいわゆる如何わしい内容のもので、例えば日本在住のセックスレス白人人妻とセックスする仕事だったり、十数人の白人女性が集う乱交パーティーに唯一の男として僕一人がゲスト参加する仕事だったり、要するに僕を白人美女とのセックスに駆り出す仕事ばかりだった。
性を売りにする、ということに抵抗はあったけど、サラの選んでくる女性は巨乳美女の白人ばかりだったし、そもそもサラが有無を言わさず僕がセックスする状況を作り出すから、断るに断れなかった。
僕は新しい白人女性たちとセックスできる。
しかも実入りはかなり良く、サラの仲介料を差し引いても毎回かなりの金額を貰っていた。
そして何より、僕とセックスした白人女性たちが全員「あなたとSEXできて本当に良かった」と言って、かなりの確率でリピーターになってくれたから、男として僕の方も悪い気はしなかったのである。
しかし今回の“仕事”は、これまでとかなり毛色が違った。
「ほ、本当なのね? この人とセックスすれば、私にも子供ができるのよね?」
都内のホテルでサラが僕と引き合わせたのは、まぎれもなく日本人の若い女性だった。
年齢は、二十代後半くらいだろうか。あるいはそれよりも若く見える。
ゆるふわの長い髪が似合う、清楚な雰囲気で、顔立ちは日本人とは思えないほど整っている。強いて言えば、ロシアで出会ったソフィアさんに似た雰囲気の女性だった。
僕がそんな風に印象を抱くのは、比較的ゆったりとした感じの服装なのに、胸元のそれが隠しきれない自己主張をしていたからだ。
おっとり清楚の巨乳女性。彼女を端的に一言で表すとしたら、そうなる。
“Yes. He has a proven track record in.”
もちろん。彼には確かな実績があるわ。
自信満々でサラが取り出したのは、
「すごい……」
僕とのセックスで不妊の女性が妊娠したという数々の資料だった。
事前に相手にも送られていたという資料。
僕も少しだけ目を通したが、そこには僕が不妊に悩む数々の女性たちを妊娠させたという、本当かどうか定かでないデータが並んでいた。
どうやらサラが僕とのセックスを斡旋した白人女性たちに、数多くの不妊治療中の女性がいたらしく、僕はその女性のほとんどを妊娠させてしまったという。
文章のデータだけでなく、僕がどの女性とどんなセックスをしたかの具体的な映像資料、妊娠後のエコー写真等も添付され、僕が不妊に悩む数多くの白人女性たちを妊娠させたという“実績”が、これでもかというくらい示されている。
僕自身、このデータには半信半疑だ。
そもそも彼女たちか不妊治療中であることも僕は知らなかったし、その後妊娠したという話は聞いたけれど、それが僕とのセックスで宿った子供なのかは定かでない。
その旨をサラに問い詰めてみたのだけれど、
“It's true.”
だそうだ。
現代医学が妊娠させられなかった女性たちを、僕は純粋なセックス一本で妊娠させたらしい。
彼女の弁がどこまで本当かは定かでないけれど、少なくともサラ自身は僕の「能力」について確信を抱いているようで、その想いをそのまま今回の依頼人女性に伝えていた。
だからこそ、僕らのような素性の知れない人間の言葉も、彼女は信じてしまったのである。
もちろんそれ以上に、彼女の不妊に対する悩みが本物だったこともあるだろう。
色々な治療を試してるみたけどダメだった。
最後は藁にもすがる気持ち。
そんな最中で出会ったのが、サラ・アンダーソンという不思議な少女なのだ。
「わ、わかりました……この人とセックスします。この人の血液型は、B型で間違いないんですよね?」
なんで急に血液型?と思ったが、これから行う行為に思案を巡らせて合点がいく。
この人はおそらく、人妻だ。
まだ若く、美しいが、不妊の悩みがあり、様々な治療を試した結果、サラというか僕のもとにたどり着いた。
僕とセックスすれば妊娠できるという嘘か本当かわからない話。
それをまだ半信半疑かもしれないが結果的には信じて、僕と「子作りセックス」をしようとしている。
血液型を確認するのは、旦那さんの血液型と相違がないか確かめるためだ。
中学校の理科の時間に習ったけど、子供の血液型は両親の血液型で決定する。
AOとかAAとかの違いはあるけれど、例えばB型同士の夫婦ではB型あるいはO型の子供しか生まれないという一般論。
これでもし旦那とでは生まれ得ない血液型の子供が生まれたら、一発で不貞を疑われてしまう。それを避けるための手段だ。
でもどうして、
どうしてそこまでして、彼女は自分の子供を作りたいのだろう。
そりゃ、生物種として自らの子孫を残したいというのは避けられない本能だ。
女は子供を産んで一人前、などという古い考えが未だ上の世代では跋扈する日本にあって、子供を産んだ方が生きるのが楽、という考え方もあるかもしれない。
でもそれで生まれて来るのは、彼女の子供であっても、彼女の旦那さんとの子供ではない。
僕ははなから、自分に不妊に悩む女性を妊娠させる力があるだなんて思ってないけど、もしこの子作りセックスが成功したら、生まれて来るのは彼女と僕の子供だ。
世の中の夫婦が不妊治療をするのは、ちゃんとお互いの遺伝子を継承した子供が欲しいから、というのが一般的だ。
血のつながりを求めないのなら、養子縁組という手段も存在する。
でもこの方法では、遺伝子は半分しか継承されない。あるいはこの夫婦の関係が破綻していて、いわゆる仮面夫婦で、彼女がただ単に「自分の」子供が欲しいというだけならかろうじて納得いく。
でも目の前の女性は、破綻した夫婦関係の中で生きているようにはとても見えない。
子供以外のことについては満たされた、穏やかな風情をしているのに、どうして今更、何処の馬の骨かもわからない僕との子供なんて作ろうと言うのだろう。
しかも、本来は旦那さんとしか許されない、生ハメ中出しセックスをしてまで。
“She watched your video.”
僕の疑問が顔に出ていたのか、サラがそっと耳打ちしてくる。
ビデオを見せたって。僕が他の女性とセックスする動画を見せたからって、いったい何だと言うのだろう。
性に飢えた男ならともかく、一般的な既婚女性が他のカップルのセックスを見せられて抱く感情は、単なる嫌悪じゃないのか。
なおも納得しない僕の態度に、サラは最後に一言だけ付言した。
“Women is the creature that likes to justify herself.”
女は自分の都合の良いように言い訳する生き物。
いったい何のことだかさっぱりわからないが、その言葉を告げるサラの表情がとても妖艶で、僕は思わず息を呑んでしまう。
まるで僕とSEXをしているときのような、大人の表情。
女の子が大人であるかどうかに年齢は関係ないんだなと、僕は改めて思ったのだった。
“Let's start.”
サラの始めましょうという一声に、互いに無言になる僕ら。
見ず知らずの他人とのセックス。
しかも僕は彼女の名前すら知らない。
そんな相手と突然セックスしろと言われても、何をどうすればいいかわからない。
「あの……電気、消さないんですか?」
ごく普通のシティホテルで、彼女が不安気に尋ねる。おそらく普段旦那さんとセックスするときは暗がりの中でしているのだろう。
ここはラブホテルではないが、カーテンを閉め切って照明を全て消せばそれなりに暗くなる。
でも始めましょうと言ったサラが一向にカーテンを閉めようとしないので、かなり戸惑っている様子だ。
しかし、
“It looks clearly because it is bright.”
サラのその一言に、若い人妻が押し黙った。
よく見えるからなんだというのか。そんな風に思ったが、なぜか彼女は自分自身の中で覚悟を決めてしまったようだった。
その証拠に、
「あまりよく、見ないで下さいね……」
消え入るような声で言いながら、身に付けている衣服を一枚一枚脱ぎ始めた。
フリルのついた可愛らしいシャツ。
その下の薄手のキャミソール。
当然ながら、その下にあるのはブラジャーだ。
白人女性を想起させる巨乳。
たわわという言葉がぴったりの双丘を支える布は、意外なほどあっさりと、重力に従って床に落ちた。
この大きさで、なおも形を保っている豊乳。
乳輪は透き通る薄ピンクで、人妻だというのに使い込まれた感じのない初々しい乳房だった。
やがて彼女は自らのワイドパンツにも手をかけ、覚悟を決めた表情でショーツすらも脱ぎ捨てた。
とたんに露わになる秘密の花園は、やはり人妻とは思えないくらい綺麗な見た目をしていた。
見ないでと言われても、こんな綺麗な裸身は当然のようにガン見してしまう。
彼女が人のものだろうとなかろうと、美しい身体をした女性には眼福が必然的に宿る。
「あの……」
女性が目くばせした相手は、サラだった。
いったいそれがどういう意味だったのかはわからないけど、サラの方は一も二もなく彼女の要望を理解したようで、
“Put out your cock, Daisuke.”
いつかどこかで聞いたような英語で、僕にズボンを脱ぐよう指示した。
(脱げって言われても……)
さすがに抵抗がある。とはいえ相手の女性はすでに生まれたままの姿のわけで、ここで僕だけが脱がないのは男としての沽券に関わる問題だ。だから、
(は、恥ずかしいな……)
恐る恐る、僕は女性の前でズボンとパンツを脱いで股間を晒した。
途端に、女性が無言になるのがわかる。
僕のペニスはそんなにおかしいだろうか。おかしいかどうか確かめようにも、他の男の股間なんてほとんど見たことないから、自分のが他人とどう違うのかなんてわからない。
“Only for you now.”
今は貴女だけのよ。
そんなサラの言葉に、女性がどう刺激されたかはわからないけど、
「咥え……ますね」
「え?」
こんな美人が、おずおずと僕のペニスを手の持ち、まさかお口で咥えてしまうなんて――。
「ああ――」
突然のフェラに、否応にも興奮が昂まる。
今日会ったばかりの美女、しかも巨乳人妻が、僕の剥き出しのチンポを咥え込んでいるのだ。
(舌が、裏筋に当たる……)
人妻なだけあって、今日が初めてのフェラという感じではない。でもどこか動きはぎこちなくて、いっぱいいっぱいで咥えている感じがする。
でもそれが逆に絶妙に気持ち良くて、僕は更なる興奮を積み上げていった。
「サラ、この人の名前は? ワットイズハーネイム?」
自分でもよくわからないけど、僕は無性にこの人の名前を知りたくなった。
セックスするなら、名前くらい知っておくのが礼儀。そんな気持ちのあるのかもしれないけど、名前を知ることで本人にお願いがしやすくなるという意図もあるのかもしれない。
“She is Asuka Watanabe. 26 years old. Another man's wife.”
人妻であることをことさら強調して、サラはしたり顔で報告する。いつの間にかホームビデオを取り出して様子を撮影しているのは、次のビジネス相手への宣伝材料にするからだろうか。
でも今さら僕に、そんなことは関係ない。
今はただ、彼女の気持ちいいフェラを堪能したい。
もっと言えば、それ以上のことも。
「あ、あすかさん、あなたのモノで挟んでくれませんか?」
「は、挟むって、おっぱいでですか?」
僕の勃起ペニスに舌を這わせながら、あすかさんが戸惑っているのがわかる。
ここまでたわわなモノを持っていて、旦那さんにはパイズリしたことがないのだろうか。
旦那さんにもしたことないことを、僕なんかが先にして貰っていいのだろうか。
そんなことを思ったのだけれど、
「わ、わかりました……」
彼女は意外なほど従順に、その豊満な乳房で僕の男根を挟み込んだ。
途端に、イチモツが柔らかすぎる感触に包まれる。
なんて温かくて柔らかい乳房だ。これだから豊乳女性のパイズリは最高なんだ。
「き、気持ちいい、ですか……?」
控えめにおっぱいを揺らしながら、あすかさんが上目遣いで尋ねてくる。
控えめと言っても胸そのものが大きいので、その豊満な膨らみはゆさゆさと大きく揺れている。
「き、気持ちいいです……このまま口の中で出していいですか?」
調子に乗って、人妻にとんでもないことをお願いする。
でも彼女なら、割と従順に口内射精を受け入れてくれると思ったのだが、
「ダメです。あなたの精液は全部、私の子宮に注いで下さい。そういう契約になっています」
意外なほどハッキリと、彼女は僕の要望を断った。あくまであなたとは子作りセックスをしにきた。それ以外の目的の行為に励むつもりはない。
そんな人妻としての矜持で冷たく突っぱねられた気がしたのだけれど、
「――早く、私のおまんこにザーメン中出しして下さい」
ベッドの上で仰向けになり、中出しを催促してくる人妻を見ていると、なんだか何が正しくて何が間違っているのか、わからなくなる。
そんな中にあって、僕の中で唯一確かなことは、据え膳食わぬは男の恥という、師匠の教えだけだった。
「挿れますよ、あすかさん」
その言葉に、人妻がこくんと控えめに頷く。
いつの間にかぱっくりと開かれた、人妻の綺麗な入り口。
濡れ具合は既に十分で、触ってもいないのに彼女は既に挿入の準備を整えていたことがわかる。
そんな人妻のおまんこに、僕は、
「あああっ――」
無我夢中で、怒張したペニスを突き立てたのだった。