※この作品はR-18です。

ロリコンのいない世界   作:かしわもち@ハーメルン

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第15話 大事なのは身長比、絶対値じゃない

「あっ、あっ、先生っ♡」

 

 それから僕は案の定、一週間も経たないうちに霧島花音ちゃんとセックスするようになっていた。

 ブラどころかぱんつまで脱がせた元ナンバーワンU-12アイドルを、立ちバックで激しく突きまくる。

 この身長差なのにたいして屈まなくて済むのは、花音ちゃんの腰高が日本人離れして高いからだ。

 セックス覚えたての小学生おまんこに、生のチンポを包まれる。生暖かくいやらしい感触のそれは、僕が奥を突くたびにきゅうきゅうと棒を締め付けてくる。

 リズミカルに腰を打ち付けるたび、肉付きのいい尻がパンパンと揺れる。果たしてこれが小学生の尻なのか。雪乃ちゃんと同い年のおまんこなのか。自問自答しながらするセックスは、最高に気持ちが良い。

 もちろんそれだけでなく、僕が子宮口に亀頭を叩きつけるたび、花音ちゃんの確定Eカップが激しく揺れる。薄ピンク色の見事な乳首は、彼女の興奮を象徴するように勃起し、小学五年生のおっぱいとは思えないほど淫靡に尖っている。

 

 あの、霧島花音ちゃんとセックスをしている。

 しかも生ハメ中出し。Eカップのおっぱいだって揉み放題だし、乳首だって吸い放題だ。

 

 仮に三ヶ月前の自分に言ったところで絶対に信じないだろう。一ヶ月前だって信じない。

 全てのロリ巨乳好きが憧れた霧島花音ちゃんと、セックスしてるだなんて。

 

 最初は、僕が買ってきたブラを着けてもらっていただけだった。

 登校したらまず目の前でシャツを脱いでもらい、肩凝り防止のおっぱいマッサージをする。それが終わったら僕が買ってきたブラジャーを目の前で着けてもらい、放課後になったら同じく目の前で回収する。

 

 僕が帰って洗濯すると言ってあるが、これまでのブラは全て洗濯せずに家でコレクションしてある。

 あの霧島花音の脱ぎたて未洗濯ブラ。

 そんな謳い文句を付ければ、下手をするとネットオークションで100万円を超えそうなシロモノである。

 そのおかげで僕は毎朝新品のブラジャーを持っていくというとんでもない出費を強いられているが、自分の好みのブラをあの霧島花音に着せているというだけで安い出費だと思えてしまう。

 しかも目の前で生脱ぎ、生着用。毎回のおっぱいマッサージ付き。

 

 そんなことを繰り返すうちに、行為は段々と激しくなり、チン揉みや手コキ、パイズリ、フェラと発展する中で、最終的には明日香ちゃんのようにセックスする関係に至った。

 

 当初僕の勃起チンポを見たとき花音ちゃんは「どうして私みたいな子供に触れておちんちん硬くなってるの?」という顔をしていたが、おっぱいマッサージで散々焦らした甲斐があってか、最終的には自ら僕に身を任せていた。

 

 もちろん、処女喪失の様子はホームビデオで撮影済みであるが、それが僕以外の目に触れることはないだろう。

 

「霧島さんっ、そろそろイクよっ」

「あっ、先生っ、お願いしますっ、先生の精液、花音のおまんこにぶちまけてっ!」

 

 少女の熱狂的なファンが聞いたら卒倒しそうな台詞であるが、彼女はこの言葉を本心から言っている。

 出会った当初は純真少女であったことは間違いないが、僕とセックスを繰り返すうちにその快楽から抜け出せなくなった様子だ。

 

 この世界の小学生たちは、性的な意味で不当に抑圧されて、無意識下に小学生らしからぬ欲望を抱えている。

 まあ元々小学生の女子はみんなこうだったのかもしれないけど、あの霧島花音でさえセックスに飢えているという事実に僕は驚きを隠せない。

 確かにめちゃくちゃ気持ちいいけれど、この状況に一番戸惑っているのは僕なのかもしれない。

 

「ああっ! おまんこイクっ!!」

 

 まさか霧島花音の生声で、おまんこやイクなんて台詞を聞く日が来るとは思わなかった。

 しかも勃起チンポはぬるぬるのおまんこに締め付けられて、手のひらに収まらないくらいの生乳は揉み放題で、現在進行形でおまんこにザーメンを射精している。

 

 まさに、夢のような世界。

 奇跡のロリ巨乳美少女と言われたあの霧島花音と、朝夕二回ずつセックスしているのだ。

 しかも生ハメ中出し。

 DVDでしこたま鑑賞してきたエロボディを、男の欲望のままに満喫できるだなんて。

 

「あぁ……先生っ――」

 

 最後の一滴を出し終わるまで、僕は絶対に霧島花音のおまんこからペニスを抜かない。意地でも抜いてなるものかと、その肉襞や子宮口の感触を堪能している。

 

「あっ――」

 

 中出し後のおまんこからペニスを引き抜いた後も、そのぱっくり割れたピンク色のおまんこを鑑賞する。

 そこから僕の精液がこぼれ落ちてくる様も、これでもかというくらい観察する。

 

 僕がこうまでして花音ちゃんとのセックスにこだわるのは、結局のところ、彼女を超える女子小学生など存在しないからだ。

 

 容姿ひとつ取ってみても、彼女の可憐さ、純真さに勝てる生徒は一人もいない。

 スタイルの良さもずば抜けていて、確定Eカップのおっぱいは他の追随を許さない。

 おまけにおまんこの感触まで最高なのだ。霧島花音を超える小学生がどこにいるというのだ。

 

 そういった意味で、僕は最初に花音ちゃんに手を出してしまったことを後悔していた。

 だって一人目からこの学園で一番、下手をするとこの日本で一番の小学生とセックスしてしまったのだ。

 今後どこで誰を抱いたとしても、花音ちゃんの劣化版にしか思えない。劣化版とまでは言わなくても、絶えずどこかでU-12トップアイドルと比較してしまうだろう。

 

 もうちょっと胸にボリュームがあればとか、乳首がもっと綺麗だったらとか、おまんこの許容量がもうちょっと奥まであったらとか。

 

 僕は夢にまで見た楽園にいるはずなのに、霧島花音とのセックスがそれを色褪せたものに変えてしまう。

 僕が真に満足できるのは、霧島花音ちゃんの身体だけ。

 本気でそんなことまで思い始めていた。

 

 そんな僕の慢心、ロリコンとしての驕りを覚まさせてくれたのは、意外なことに三年生の女の子だった。

 

 小学三年生。

 

 年齢で言うと8歳か9歳だ。

 流石にペドフィリアではない僕が、この年頃の少女に興奮することはないと思った。

 四年生ならまだわからないが、三年生なんて100パーセントつるぺたで、尻の肉付きも全員男子児童と変わらないと思っていた。

 

 でも僕は忘れていたのだ。

 この学園の児童には、ハーフやクォーターと呼ばれる人種が多分に含まれているということを。

 

「ま、じで……?」

 

 その子を見たとき、僕は衝撃に打たれていた。青天の霹靂とはまさにこのことで、摩訶不思議な改変世界に身を置きながらも、こんなことがあっていいのかと、リアルに頬っぺたのお肉をつねったほどだ。

 

 身長は140に満たないくらい。しかし同世代の生徒と比べると7、8センチほど高く、突出している感がある。

 

 花音ちゃんと同じようなサラサラのショートヘアーだが、髪の色は少しだけ明るい。

 肌の色も日本人の中ではかなり白い方で、小三にして美人という印象を抱かせる顔立ちは、ハーフとまでは言わなくても、クォーター程度には確実に向こうの血が入っていることを思わせる。

 

 すらりと伸びた脚に、高い腰高。薄紫色のスカートの下の膨らみは見てわかるくらいのボリュームがあり、何より、何より、

 

 おっぱいが、膨らんでいるのである。

 

 サイズとしてはAカップくらいだろう。

 でも僕の中の常識において、小三の女の子のおっぱいが膨らんでいるというのはありえないことだった。

 いくら今の子の発育が早いとはいえ、いくら海外、とくに白人系の血が入っているとはいえ、まだ年齢が二桁にも満たない子供なのだ。

 

 周りの他の子を見渡してしても、おっぱいの膨らんでいる子など一人もいない。お尻だってぺったんこで、僕のような非ペドフィリアはチンコがぴくりとも反応しないような女の子ばかりだ。

 

 しかし、件のこの子だけは違う。

 外聞もヘッタクレもなく言ってしまえば、多分僕はこの子とセックスができるだろう。

 たった8歳か9歳の女の子なのに、そうする姿を想像できるのである。

 

 三倉(みくら)サラという名のその子は、クラスの他の子とも変わらず無邪気に遊んでいた。

 走り回ったり、飛び跳ねたり、はしゃいだり、その姿は紛れもなく小学三年生の子供である。

 でもゆさゆさとはいかないまでも、おっぱいであるからにはある程度は揺れる。僕は教室後ろで授業の支援をする傍ら、ほとんどサラちゃんから目が離せなかった。

 

 美しい、少女。

 美しいだけでなく、小三にして艶やか。

 

 どうにかして、彼女から相談を持ちかけられないかと思ったが、待てど暮らせど向こうから相談はない。

 クォーターだからこそ仲間はずれにあったり、そういった心の問題を抱えているかと思ったが、考えてみればこの学園にはそういう生徒が沢山いるので、混血だからといって仲間はずれというのも考えにくい。

 それに日本語がぺらぺらなところを見るとに日本生まれの日本育ちのようで、彼女の中のアイデンティティは100パーセント日本人なのである。

 

 身体つきは、日本人の小学生離れしていても。

 

 心に問題を抱えない少女が、僕に相談してくることはない。

 もちろん教師として中休みや昼休みに一緒に遊ぶことはあったけれど、それ以上の発展はない。

 せいぜい至近距離から膨らみかけの胸を観察したり、昔ながらの花一匁をする過程で手を繋いだ程度である。

 その際、サラちゃんの予想外にすべすべの手に年甲斐もなくドキドキしてしまったことは内緒である。もちろんその手で手コキされることを妄想してオナニーしたことも。

 

 そんな憧れのサラちゃんと、教師と教え子以上の関係になれないまま、ただ時間だけが過ぎて行った。

 

 小三ということは、明日香ちゃんたちに使ったようなチンポを見せて興味を惹かせるという手段も使えないだろう。

 なぜならこの歳の女の子はチンポそのものに興味を持っていないだろうから。

 

 というかこのサラちゃん、年齢だけで言えば改変前の世界でも男湯に入れそうである。

 もちろんこの子が男湯に入ってきたら多少のどよめきはあるだろうが、あくまでこの子は三年生。友達とただ無邪気に遊ぶだけの、純粋な子供なのである。

 

 そんな女の子とお近づきになるために、多少、というかかなりグレーな手段に手を染める必要があるかもしれない。

 

 

 

 

 

   ★  ☆  ★  ☆  ★

 

 

 

 教師という職業の凄いところは、教え子の住所や家の電話番号、場合によっては身体測定の数値に至るまで、ありとあらゆる個人情報を把握できることである。

 

 もちろん、担任の先生の補佐の補佐である僕にそんな権限は与えられないが、ふと目の前にあった資料を盗み見て、暗記することなど造作のないことである。

 

 要するに、僕は三倉サラちゃんの住所を突き止め、実際に足を運んでみたのだ。

 

 世が世ならストーカー。

 この世界においても許されることかどうかはわからないが、僕を裁く人間は今のところいない。

 現状僕はたまたまこの付近に散歩に来ただけなので、僕を捕らえるような罪状は今のところない。

 

「ここ、ひょっとして……」

 

 住所を盗み見た段階でなんとなく把握していたが、三倉サラちゃんの自宅は、例の銭湯の近くにあった。

 例の銭湯とはつまり、僕が楓ちゃんや夢乃ちゃん、明日香ちゃんたちといかがわしいことをしている銭湯である。

 

 今でも僕は定期的に、楓ちゃんたちと銭湯で待ち合わせし、いたいけな小学六年生たちの性的欲求を満たしている。

 ちなみに最近は楓ちゃんと夢乃ちゃんだけで、明日香ちゃんは参加していない。表向きは自営業である家の手伝いがあるからということになっているが、実際は僕の家に通い妻しているからである。

 楓ちゃんと夢乃ちゃんは素股止まりだが、明日香ちゃんとは毎週バリバリのセックスをしているので、わざわざ銭湯で会う必要がないのである。

 

「使うとしたら、ここしかないか」

 

 現状、僕がサラちゃんといかがわしいことをする糸口はない。このまま教員を続けていたらプールの着替えとか、修学旅行とかで少女の身体を見る機会はあるかもしれないが、僕が見たいのはあくまで今のサラちゃんの身体だ。

 この年頃の子供は成長が著しく、ついこの間までつるぺただった子がAAカップに、AAカップだった子がAカップになんてことはザラである。

 今のサラちゃんの成長なら、半年後には夢乃ちゃんぐらいのおっぱいになってるかもしれない。

 それもまた見ものではあるが、僕はできる限り、全てのシーンにおけるサラちゃんを見たかった。

 要するに、そのおっぱいやお尻が成長する過程を見守りたいのである。

 

 光源氏を遥かに超えたど変態であるのはわかっている。

 でも小三であの身体を持つ奇跡の少女に出会えたのだ。あの子がAカップの頃も、Bカップの頃も、Cカップの頃も堪能したいと思うのがロリコンのサガだろう。

 

 それを成し遂げるために必要なのが、この銭湯。

 

 知っての通り銭湯は誰もが裸になる場所だ。

 しかもこの世界では小学校六年生以下の子供は無条件で男湯に入浴できる。

 言ってみれば最も不自然なことなく、三倉サラちゃんの身体を見ることのできる場所なのである。

 

 とはいえ、女の子は普通女湯に入るものだ。

 最初に出会ったのが生粋のエロ小学生である楓ちゃんたちだったため勘違いしがちだが、この世界においても大人のチンポを見るためにわざわざ男湯に入る小学生は稀である。

 その証拠に、興味本位で入ったレジャープールの男子更衣室には、誰一人として年頃の女の子はいなかった。地方の温泉旅館に泊まったときは一人おっぱいの膨らんだ女の子もいたが、それもただ単にお父さんと一緒にお風呂に入りたかっただけのように思う。

 

 とくにサラちゃんはまだ小学三年生。

 大人のチンポやセックスについて興味を持ち始めるにはまだ早く、いくら本人の身体が妖艶だと言っても、それを期待するのはあまりにも神頼みが過ぎている。

 

 まず、どうやってサラちゃんを銭湯まで誘導するか。

 そして本来ならばまず選ぶはずのない男湯をどう選ばせるかである。

 

 普通ならここで手詰まり。これまで通り校内でのラッキースケベを待つしかない受動的な身の上。

 

 しかしあれだけのスタイルを持つ小学三年生の身体がどんな風であるか、僕は是が非でも確かめたかった。

 

 ときに男は、エロのためならどんな危険な橋でも渡る。

 この世界においては危険な橋そのものの数が少ないが、多少なりとも元の世界の価値観に引きずられることで大胆な手法が取れないこともある。

 

 この世界は、そもそも女子小学生の裸が見放題な世界なんだ。

 考えろ孝太郎。これだけのスタイルを持つ小学三年生の美少女に出会う機会なんてもうないぞ。

 

「銭湯はいいよ。お風呂の中で足広げられるし、気持ちいいし、他に人がいなければこっそり泳いでもいい」

 

 僕が取った方法は、サラちゃんの所属する3年A組で銭湯を流行らせるというものだった。

 こんな安易な方法で、思われるかもしれないが、小学校三年生というのはまあ至極単純で、大人が大袈裟に良さを伝えれば伝えるほど、興味を持ってもらえるのである。

 

「泳いでもいいの?」

 

 わんぱくそうな男子児童が食いついてくる。

 

「人がいなければね。水曜の夜なんかは比較的空いてる日が多い気がするよ」

 

 説明している相手は、僕の中では名もなき純朴な男子児童(もちろん名前はあるけど)。しかし実際にメッセージを送っているのは他でもなくサラちゃんだ。

 

 サラちゃんとは普通に遊ぶようになったが、突出して仲がいいわけではなく、どちらかと言えば今のように男子児童との方が距離が近い状況にある。

 元々邪な意味ではなく子供は好きだし、だからこそかつては先生を目指していたのだけれど、やはり女の子は女の先生に懐くというのが相場だ。

 

「試しに今日お父さんお母さんにお願いして、家族で銭湯に行ってみなよ。絶対楽しいし、親御さんたちの疲れも取れるんじゃないかな?」

 

 親孝行したい時に親は無しというが、この歳の子供たちは結構進んで親孝行をする。

 その中には親に褒められたいという純粋な願望もあるのかもしれないが、後に迎える反抗期のことを考えれば、信じられないほど素直である。

 

 あとはもう、サラちゃんが僕のメッセージをどう捉えるか。

 この子が親孝行をしたがるいい子で、かつ意外と行動力のある子だとしたら、今日の夜にでも例の銭湯に出没するかもしれない。

 

 あとはもう運任せであるが、運に頼らなければロリコンの本懐は成らない。

 そもそも僕がこの改変世界に身を置けたのも運なわけだし、海外のインタビューではないけど、「どうなるか見てみよう(Let's see how it goes.)」である。

 

「吉野先生?」

 

 例の銭湯の入り口で待っていると、後ろから声をかけられた。

 どう聞いても、子供。だがわずかにアルトにかかった声に、僕はすぐにピンと来た。

 件の三倉サラちゃんである。

 

「サラちゃん? 君も銭湯に来たの?」

 

 さも偶然を装い、目を丸くしてみる。最近性欲のためなら平気で嘘をつけるようになって来て、自らの邪さを恥じるばかりだが、そんな心を浄化するには、純粋な小学生の裸を見るしかないと思う。

 

「……はい」

 

 学校の外で先生に会ったせいもあるのか、サラちゃんは少し緊張しているように見えた。

 まあ当たり前だが、少女からしてみれば僕は二十歳以上も歳上の大人。教師と生徒という括りで会っている学校とは違い、外では少し遠い存在に見えるのかもしれない。

 

 ゆったりとした白の長袖にベージュのハーフパンツ。学校ではいつもお洒落なスカートスタイルだが、まさに近所のコンビニに出かけるようなラフな服装だ。それでも胸元の小さな膨らみははっきりと見て取れた。

 

 何度も言うようだがこの子はまだ子供だ。

 クラスメイトたちの中にいると少し大人びた女の子ではあるが、街に出ればまだまだ小学三年生のお子様なのである。

 

「聖ローレンスの先生ですか? いつもうちのサラがお世話になっております」

 

 サラちゃんの隣にいるのは、ハーフ系というより、ほとんど白人色が強いブロンドヘアーのお母さんだった。

 背は170センチ近くと高く、娘以上に脚が長い。サラちゃん似の美人であることは言うまでもなく、何より迫力ある胸の膨らみが、彼女の中に流れる海外の血を思わせる。

 

 サラちゃんのスタイルは十中八九このお母さん譲りだろう。お母さんからしてこれなのだ。娘の胸が小三の段階で膨らんでいたとしてもなんら不思議ではない。

 

「サラちゃんのお母様ですか? 吉野孝太郎です。こちらこそいつもお世話になっております」

 

 腰の低さはサラリーマン時代に培った技術だ。低姿勢は営業においては役に立つが、見た目がほとんど外国人のこの人にそれがよく映るかどうかは不明である。

 

「こんにちは」

「こ、こんにちは」

 

 そんなお母さんの後ろから顔を出した少女に、僕は少しギョッとする。

 身長は155センチくらいだろうか。小学校の高学年なのか中学生なのかはわからないが、顔立ちは幼い。

 サラちゃんのお母さんと同じくブロンドヘアーで、艶やかなツインテールを赤いリボンで結んでいる。これまた白人色が強い少女だ。

 スタイルはずば抜けて良く、腰高も高い。ゆったりとした長袖シャツの胸元には、これはまあ良く育ちましたねと言いたくなるようなものが実っている。推定ではあるが最低Cカップはあった。

 

 単純に考えて、サラちゃんのお姉ちゃんなのだろう。サラちゃんも美人さんだが、この子もずば抜けて容姿が整っている。

 サラちゃんは外国人の血が入った女の子という感じだが、お母さんとお姉ちゃんの二人はほぼ白人といった出立ちだった。その証拠にサラちゃんの瞳が茶色なのに対し、お母さんとお姉ちゃんのそれはスカイブルーだ。

 

「サラの姉のキャサリンだよ。気軽にキャシーって呼んでね」

「こら、先生に対して失礼でしょう」

 

 お母さんに嗜められるキャシーちゃんを見ていると、妹のサラちゃんとは全然性格が違うんだなと思った。キャサリンお姉ちゃんは陽気な、国籍はわからないけどアメリカっ娘で、サラちゃんは少しシャイというか、むしろ大和撫子然としたものを感じる。

 サラは日本でも外国でも通用する名前だが、キャサリンは日本ではまず通用しない名前である。

 父親か母親が違うのか、何か複雑な理由があるのか。色々と考えてしまうが、詮索するのも失礼なので聞きあぐねてしまう。

 しかしそんな思考が顔に出ていたのか。

 

「この子は私の父親の血を強く受け継いでるのか、家族の中でも一番日本人寄りなんです。性格もこの中で一番シャイですし。ねえサラ」

 

 お母さんに先んじて説明されてしまった。

 聞くとサラちゃんは日本人とアメリカ人のクォーターであるが、四分の一なのはなんと日本人の方なのだそうだ。つまり四分の三は白人だ。

 お母さんが白人と日本人のハーフで、お父さんは純粋な日本人ではなく、純粋な白人。

 お姉ちゃんはご両親の血を色濃く受け継いで見た目がほぼ白人。サラちゃんはお母さんのお父さん、つまり母方のお祖父さんの血を強く受け継いで、日本人的な容姿を持っているのだという。

 日本人的な容姿といっても、外国の血が少し入るだけで一気に容姿が整うのは世間一般でも知られていることであるが。

 

 ちなみにこの容姿の違いに対して、家族間の劣等感とか逆に優越感のようなものは微塵も感じない。

 人種が混合するというのは海外ではスタンダードのようで、僕の感覚の方が逆に村社会的な日本人らしい考えなのだろう。

 

 そんな家族が日本在住で、言語もバリバリの日本語だというのは、日本の国際化が家族している証拠かもしれないけど。

 

「これからもサラのことよろしくお願いしますね」

 

 サラちゃんのお母さんは恭しく礼をして、女湯の暖簾をくぐろうとした。もちろん娘二人を連れてだ。

 

 このままだと僕の計画は実現不可能になってしまうが、仕方ない。元々サラちゃんがお父さんとお母さんの三人で銭湯に来て、入り口で先生である僕と遭遇。せっかくだからパパと一緒に先生のいる男湯に入ろう、という非常に都合の良い展開を期待したのだが、そう上手くはいかなかったようだ。

 今日はただ、サラちゃんの家族と出会えただけでも良しとしよう。

 

「え? ダメよ。あなたもう中学生でしょ!」

「えー、いいじゃん。半年前まで小学生だったんだからバレないよ。それにサラにとっても、学校の先生と仲良くなれた方がいいでしょ?」

 

 何やら女湯の入り口でお母さんとキャシーちゃんが揉めている。どうやらキャシーちゃんは男湯の方に入りたいようだ。聞こえてきた会話によるとお姉ちゃんは中学生とのことだが、まだ一年生なのでバレないと本人は思っているらしい。

 

 とはいえそんなこと、お母さんが許すはずがない。無碍に却下されると思っていたのだかれど、

 

「ごめんなさい吉野先生、よかったらうちのキャサリンとサラも男湯に入れてもらっていいですか?」

「え、それはどういう」

 

 まさかの展開に僕は混乱した。心なしかお母さんの顔が赤いのは気のせいだろうか。自分の娘がすごく恥ずかしいお願いをしているような、そんな気まずそうな表情だ。

 

「ね、先生もいいでしょ? 私たち姉妹と一緒にお風呂入ろうよ」

 

 どう見ても巨乳のJCに一緒の入浴をせがまれる。しかも目の前で母親の了解を得てだ。

 本来の目的であったサラちゃんも付いてくるし、僕には願ったり叶ったりの展開だが、それを許したお母さんの意図が僕には理解できない。

 

「僕はべつに、構いませんけど」

「やったー! 私先生の背中流してあげるね!」

 

 平静を装いつつも、心臓はバクバクだ。まさかこんなロリ巨乳JCとお風呂に入れるのか? 中学生以上の女の子は男湯に入れないというこの世界のルールを犯してまで。

 

「キャシー、くれぐれも先生に失礼のないようにね」

「わかってるよー! 先生がダメって言うことはしないから!」

 

 お母さんの言う「失礼」の中身、そして悪戯っぽく笑うキャサリンちゃんの意図を、僕は本当の意味では理解していなかった。

 

 だがともかく、念願のサラちゃんとの入浴にはたどり着いた。

 ロリ巨乳のお姉ちゃん付きというのはまったくの予定外だが、それがまさかあんなことになるなんて、そのときの僕は思いもしなかったのである。

 

 まあ、本当に何もないと思っていたというのは嘘だけど。

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