娘の交換留学相手(11)がぐうシコ過ぎる件 作:かしわもち@ハーメルン
小学五年生の娘のオナニーを偶然目撃する。
まあなくはない話だろう。スマホやら何やらで情報の入手はしやすくなっているし、俺が子供の頃であれば親に隠れてアダルトビデオやエロ本を見るしかなかったが、今はネットを少し検索するだけで(いいことなのか悪いことなのかはわからないが)ズバリ無修正の映像まで簡単に出てくる時代だ。
そういうことに興味を持った小学生が、自慰行為という存在を聞きつけて自分も試してみるというのは、今の日本ではそう珍しくないのかもしれない。
ただそのオナニーが、父親と自分の親友とのセックスを見ながらだとすると、話が少し変わってくる。
百歩譲って、同い年の親友が“セックス”している姿に興奮する。それはあるだろう。
凛花はまだ十一歳の五年生であるが、自分と同い年の女の子がおまんこを使ってセックスしている姿は、ある意味で自分が同じようにセックスしている姿に変換しやすい。アダルト動画に出てくる大人ではなく、自分と同い年の小学生のセックスなんだから。しかも自分とって身近な友達のセックスだ。
でもその相手が父親となると、少し話が違う。
そもそも娘の親友(しかも小学生)とセックスする親が社会的に見て“終わっている”とは思うが、そんな杓子定規の批判はどうでもいい。俺は小学生とのセックスを悪いことだとは思ってない。もっと奨励されるべきだとすら思う。
でもその“正しい社会意識”は置いておいて、仮に自分の親友のセックスであっても、相手が自分の父親であれば色々抵抗があるのではないだろうか。
こんな喩えにデリカシーがないのはわかっているが、自分の母親に欲情できるか?
無理だろう。絶対無理だ。この世で一番ありえない相手だ。
性別は違えど、凛花にとっては同じはず。父親とは一緒にお風呂に入るのも嫌だし、洗濯物だって一緒にされたくないはずだ。でも昨夜の凛花は……。
『んっ……はぁっ……』
明らかに父親と親友のセックスを見て、オナニーしていた。
突然始まった父親と親友のセックスに混乱したというのもあるかもしれない。でも薄暗闇の中でしっかりとその行為を観察していたし、みずからの股ぐらと、膨らみかけのおっぱいを揉んでいるようにも見えた。
それにさらに需要なこと。そんな娘の艶姿を見て、頭によぎった疑問。それを解消するために父親である俺がしたこと。
ジゼルちゃんとは少し離れた位置で、わざと見えるように射精してみせた。
その結果、凛花は親友の艶姿ではなく、俺のチンポ“だけ”を目で追っていた。
そしてそんな父親のチンポを見ながら、その後もオナニーを続けていた。
つまり凛花は、親友であるジゼルちゃんと俺のセックスを見てオナニーをしていたのではなく、
父親である俺のチンポでオナニーしていたのだ。
勃起した大人の男性器。当然(少なくともリアルでは)初めて見るものだろう。それを見てやんごとなき気持ちになるのはわかる。
でも凛花は、「これは父親のものだ」とは思わなかったのだろうか。
本来働くはずの忌避というか、有り体に言えば「気持ち悪い」と思うはずの自然の摂理。
その摂理を押しのけてしまうほど、凛花は性欲の強い女の子なのか?
じゃあ性欲が強ければ、遺伝子的にごく近しい存在である父親に欲情するのか?
そういう疑問は尽きない。
でも父親である以上、考え抜く必要がある。
望月凛花は、父親である俺のことを“性の対象”として見ているのか。そういう究極的な疑問である。
凛花と最後に一緒にお風呂に入ったのは、一年以上前だったか。そのとき凛花はまあ少しおっぱいは膨らんでいたが、今のような大人っぽさは欠片もなかった。そんな娘のおまんこに何かを思うということも当たり前だがなかった。
そのときに娘の凛花が父親のチンポを見て何かを感じていたかと聞かれたら、さすがにそれはなかったと思う。不自然にガン見されることもなかったし、ふざけて触られたこともない。ある日突一緒にお風呂に入るのを拒否するようになったのは、娘が精神的に大人になったからだ。
そんな素振りはどこにもなかった。
強いて言えば、小三の終わり、あるいは小四の初めまでは「パパと結婚する」と言っているファザコン気質の子ではあったが、それはどこの家庭でもよくあることだ。
もともと娘との距離は近かった。
ただ小五に上がってからはそれが適切な距離感に是正された。実の娘としての凛花の“本能”が働いた結果だと思っていてた。
でもその説は、昨日の凛花の“視線”によって反証されてしまう。
少なくとも昨夜の凛花は、父親のチンポを性の対象として見ていた。チンポだけを見て父親の姿だけを器用に切り離していたのかもしれないが、父親のペニスを見ながらオナニーしていたのは事実だ。
そして何より、重要なこと。
あれだけ父親のことを危険視して、ジゼルちゃんの“貞操”を守ることに躍起になっていた凛花が、いざそのジゼルちゃんと俺のセックス現場を目撃して何も言ってこないというのはさすがに不自然だった。
ショックだった。だから何も言えなかった。
そう考えるには、凛花の行動自体が乖離している。ショックだったからその二人のセックスを見てオナニーしたではさすがに道理が合わない。
もしかして凛花は、俺がジゼルちゃんとセックスしてたって、もっと前から知ってたんじゃないか?
それを知りながら、気付かぬ振りをした。昨夜ジゼルちゃんと俺を隣り合わせで寝かせたのも、そうすれば二人が隠れてセックスすると知っていたから。
父親と親友のセックスを生で見るため。
いや、父親の勃起チンポを生で見るため。
そういう仮説は、さすがに凛花の人格を冒涜しすぎだろうか。
親として黙っておくという手もある。だが事はそう単純じゃない。ジゼルちゃんとのことを花憐にバラされるかもしれないという「核弾頭」があるからだ。
無難を行くなら黙っておくべき。
でもそれはあまりにも他人任せ。他力本願。事は親子の問題でもあるのだから、何も話さないのは父親失格だとも思った。
「今日は凛花とパパ、花憐とジゼルちゃんの組み合わせで寝ないか?」
「へ?」
夜の食卓でそう切り出したとき、凛花は豆鉄砲を食らったような顔をしていた。ちなみにそれまで昨夜のことには一切触れられていない。凛花はいつも通り俺やジゼルちゃんに接していた。
昨夜俺がジゼルちゃんと凛花の三人で寝たのは、もうすぐアメリカに帰国するジゼルちゃんに、日本の家族とも思い出を作るため。ただ四人で寝られるような広い部屋は我が家にはないから、日を分けて、俺と花憐がそれぞれ子供たちと眠れるタイミングを作ろうとしたためだ。
花憐はもちろんウキウキだった。二人の娘に挟まれて川の字の真ん中で寝ることを楽しみにしていた。
ただ、凛花と“話”をするにはこのタイミングしかないと思った。
凛花と花憐が一緒に寝ることはこれからもできる。でもジゼルちゃんと過ごせる時間はあとわずかだから、花憐にはジゼルちゃんとの時間を大切にしてほしいという俺からの提案だった。
さすがに花憐も不自然に感じると思った。ただ、変なところで察しが良くて、変なところで察しが悪い嫁の特性を、俺は信用したのだ。
――あら、凛花もああ見えてパパのこと好きなのよ? いっつも気にかけてるし、前に好きな男の子のタイプ聞いたら、お父さんみたいな人がいいって言ってたし
この前、ジゼルちゃんと三人でベッドで寝たときの会話。
あなたは娘に嫌われてると思ってるかもしれないけど、本当はそうでもないのよという、妻の優しい言葉。
その会話を経て、ジゼルちゃんとの交換留学を通して、夫である俺が実娘である凛花との親睦を深めようと考えた。そう“察する”ことに期待したのだ。
案の定、花憐は“わかった”顔をした。実際はそうじゃないけれど、俺と凛花、ジゼルちゃんと花憐の二対二で就寝することを受け入れた。俺とジゼルちゃんが二人で寝るという話であればさすがに反対しただろうけど、俺と凛花は実の親子だ。何の問題もない。
「い、意味わかんないんだけど」
凛花は予想以上に狼狽えていた。まさかこんなことを言われるとは思っていなかったのだろう。当然反対したが、そこは面倒見のいい花憐の助け舟が入る。
「お願い凛花。可愛い可愛いジゼルちゃんと二人きりになる時間をママにちょうだい。可愛い可愛い凛花との二人の時間は、凛花がアメリカから帰ったらたっぷり作ってあげるから」
「べ、べつに作らなくていいからっ」
結局ゴリ押しで、二対二の就寝が決定してしまう。こう見えて花憐は、娘を手のひらで転がすのが案外得意だったりするのだ。
そうして俺は昨日に引き続き、凛花の部屋で眠ることになったのだが、
「ちょ、何してんの」
パジャマ姿で二人きりになった瞬間、俺は凛花に土下座した。もちろん布団の上でなく床の上で、おでこも付けて、ジャパニーズアポロジャイズスタイルだ。
「すまん」
「い、意味わからないんだけど」
戸惑う娘をよそに、ひたすら土下座を続ける父親。端から見ればかなり異様な光景だが、俺はただただ床におでこを擦り付ける。その理由は、
「凛花がずっと怪しんでいた通り、本当はジゼルちゃんとセックスしてた。パパは昔から生粋のロリコンなんだ」
洗いざらいすぎる発言に、凛花が絶句しているのが頭上の気配でわかる。
本来であれば、親子関係および家族関係が終了する瞬間。娘の結婚を待たずして、パパの方が家から独立することになる爆弾発言。
もちろん、凛花が“知っている”と知っているのは俺だけ。
凛花からすれば突然父親がすべてを打ち明けて謝罪した形だ。
普通こんなことはしない。バレていないなら黙っていればいいからだ。
でも頭の良い凛花は、“察して”しまう。
なんで父親が急に謝罪したか。すべてを諦めて洗いざらい打ち明けたのか。
諦めざるを得なかったからだ。逃げられないと悟る出来事があったから。
それはすなわち、
「まさか……」
凛花の顔面が蒼白になるのがわかった。
父親である俺が“逃げられなかった”のは、娘に知られたと知っていたから。
すなわち、昨夜のジゼルちゃんとのセックスを娘に見られていたと知っていたら。
それだけであるならば、潔くすべてを打ち明けた変態父親というだけで済んだかもしれない。
でも凛花には、絶句するだけの理由があった。顔面が蒼白になる原因があった。
自分と娘の親友がセックスをする姿を、娘が“見ているところを見ていた”。
それはつまり、そんな二人がセックスする姿を見て、自分がオナニーしていた姿も見ていたということである。
これは普通に、凛花と俺双方にとっての痛恨の一撃。
父親の秘密がバレると同時に、娘の秘密もバレる非常事態だった。
だからこそ俺も、こうして凛花にすべてを打ち明けたのだ。
凛花のことも黙っているから、パパのことも黙っていてくれ。そういうゲスなことを言うつもりはない。凛花も最初はそう思ったらしかったが、顔を上げた父親の顔が、ちゃんと「父親の顔」になっていたのを見て、違うと察した。
「パパにできることがあれば協力する。女の子に性欲があるのは恥ずかしいことじゃない。父親のセックスで欲情するほど性欲が溜まってるなら、それは何かしらの方法で発散すべきだ」
「な、なに言って」
凛花は完全に固まっていた。
衝撃的な情報が多すぎてさすがに頭の中で整理しきれないのだろう。
まず、凛花が全部知っていると父親も知っている。
昨夜父親と親友のセックスを覗いていたことも知っている。
そしてその二人のセックスを見ながら自分がオナニーしていたところもがっつり見られていた。
さらに父親は、父親のセックスを見ても欲情するほど、娘に性欲が“溜まってしまっている”と思っている。
顔から火が出るとはこのことだろう。
一番知られたくない相手に、自分の痴態というか、性欲を知られる。穴があったら入りたいだろうし、その穴の中に穴を掘ってさらに深く潜りたい気分だろう。
俺がこんな一か八かの手を打ったのは、「確かめるため」だ。
俺の仮説がどうなのか。凛花は意外と性欲の強い女の子なのか、それとももっと“別の感情”があるのか。
「どうなんだ? ジゼルちゃんがパパとしてるようなこと、自分も男としたいのか?」
「い、意味わかんないしっ」
実の娘に真顔でこんなことを問い詰める父親はいないだろう。
でも父親である俺は、ひとつずつ確かめる必要がある。娘がノーマルなのか、アブノーマルなのか。小学生とセックスしたい父親のド変態遺伝子を引き継いで、この子もとんでない素養を持っているかのかどうかを。
「真面目に答えてくれ。パパは凛花が心配なんだ」
「なっ……」
立ち上がり、凛花の華奢な両肩を掴む。びくんと震えたような気がするのは急に肩を掴んだためか、それとも違う意味があるのか。
あくまで、娘が心配。
そういう勢いと剣幕に気圧されたのか、凛花はひどく躊躇いつつも、
「…………性欲は、たしかに他の子よりある方だと思う。でもオナニーなんて他の子もしてるし、そんな心配されるほど強いわけじゃ」
「だったらなんでパパのチンポ見ながらオナニーしてたんだ」
威厳のある父親の叱責にしては、言っていることが滑稽すぎる。
しかしその追求に対して凛花はひどくバツが悪そうにしながら、震える声を押し殺すように、
「…………パパのチンポに、一番興味あるから」
顔を赤くして、もはや観念するように、いきなり“答え”を言う凛花。
久しぶりに「パパ」という呼称を用いていることに、本人が気付く様子は一向にない。
「り、凛花、それはどういう――」
自分でも“無い”と思っていたまさかの答えに、俺は絶句する。
しかし凛花は顔を真っ赤にして、もはや怒りを投げつけるような形で、
「そ、それ以上聞かないでよっ!! 私がお父さんのチンポにちょっと興味があるってだけっ!」
父親に枕を投げつけて、逃げるようにベッドに潜り込んでしまう凛花。
直後、床の上に凛花愛用の枕が虚しく転がる。
とんでもない“カミングアウト”の後に、気まずすぎる静寂が残る。
――私がお父さんのチンポにちょっと興味があるってだけっ!
多分このカミングアウトのことを、俺は一生忘れないような気がする。
ごめん花憐。
凛花の育て方、どっかで間違えたかもしれない。