ソフトウエアトーク乗っ取りもの詰め合わせ 作:そのやまよーく
時刻は朝。だんだん寒気が温みゆき、春の訪れが待ち遠しくなるくらいの季節。
「萌ちゃん、それじゃ行ってくるね」
「うん、いってらっしゃいー」
紲星(きずな)家の玄関で、少女、紲星あかりがわずかに身をかがめて靴を履く。長い二本の三つ編みが地面に触れないように気遣いながら、靴の履き心地を確かめるようにトントンと踵を鳴らした。それを少し年の離れた――5歳ほどだろうか、二つ結びの少女、妹の萌がうさぎの人形を片手に抱えたまま見送った。
あかりが慌ただしくドアを閉じ、外へと出ていく。もちろん鍵を閉めるのも忘れない。今日は家に萌しかいないのだ。姉心としては年端もいかない妹を一人家に残して学校に行くのはかなり心配があるのだが、両親の出勤と帰宅は早くそして遅く、そうもいっていられない事情があった。
ドアが閉じ、姉を見送り終えた後、萌は心細さを感じながらリビングに戻った。つけっぱなしのテレビの声が、その番組が萌にはあまりよくわからないニュースであっても、少しだけ心細さを和らげてくれた。
「萌、がんばるもん」
大好きなお姉ちゃんに心配させたくない。だから、自分が大丈夫だって示したい。幼い胸に去来する思いが萌を奮い立たせていた。
……というけなげな一幕が見えていたわけではないが、あかりが出ていくのをアパートの上階の踊り場から心待ちにしていたものがいた。
名前は吉田新之助。彼は非常に上機嫌であかりの靴音がアパートの階段を下っていくのを確認した。
「ふー、寒くて嫌になるね。早く春にならんもんかね」
吉田は前に大きく張り出た恰幅の良い腹をゆすり、身震いした。ジャンパーのポケットから黒々とした一本の瓶を取り出す。
「早くやっちゃって、温まろうか」
その表情が邪悪に笑んだ。吉田はうきうきと瓶のふたをひねり開け、その中身を飲み干した。
変化はすぐに現れた。吉田の体躯がぶるぶると震え、末端から透き通っていく。それを通り越して、液体に変じていく。中身を失った洋服がその場に残され、吉田は一体の粘液、スライムへと身を変えた。そのスライムは音もなく泡立ちながら、重力に従って階段を下り流れ、紲星家の扉の隙間から侵入した。
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萌はリビングでおままごとセットを広げ、唯一の友達であるうさぎの人形相手にご飯をふるまっていた。
「はい、めしあがれ!」
うさぎの人形の前にニンジンの形をしたプラスチックのおもちゃを置く。萌はそれにもぐもぐもぐ、と、ニンジンを食べる効果音を自分で言って付け加えた。
「……んー」
萌は散らかったリビングで不満げにする。孤独なおままごとに反応が返ってくるわけもない。先ほどから手を変え品を変え、いろいろと遊んでいたのだが、この遊びにもさっそく飽きが来ていた。
「おねえちゃん……やっぱり、さみしいよ。あーあ、早く学校終わらないかなあ!」
萌がずっと口に出さずにいた言葉を吐露した。
『じゃあ、おじさんが遊んであげようか』
ごぼごぼはじけるような音で歪んだ声が応えた。ひっ、と、萌が悲鳴を上げる。そんな声、聞こえるはずがないのだ。萌は後ろを振り返った。
そこには音もなく忍び寄ったスライムの塊が屹立しており、それはどことなく嫌なにおいがした。萌は恐怖のあまり、ぺたんと膝をついた。
「や、やだあ!」
『大丈夫、怖くないよ……だって』
スライムが鎌首をもたげる。それに表情はないが、笑っているかのようなニュアンスで声を響かせた。
『これから僕たちは一つになるんだ』
スライムが素早く萌を取り巻き、その半開きの口を目指してなだれ込んだ。当然萌に抵抗できるはずもなくその勢いに押し倒され、侵入を許してしまう。
「ご、ごぼぼっ、ご、ふっ」
萌の愛らしい顔が恐怖と涙で歪む。スライムは止まらない。その体積が萌の小さな体に普通に収まるわけもなく、スライムが流れ込むほどに、萌のお腹が妊婦のように膨れ上がっていった。お気に入りのワンピースの上からもそれはまざまざと見える。
全てのスライムが萌の体躯に収まり切り、その小さな四肢がびくびくと痙攣した。ひっくり返った際にあらわになったパンツにじわりと染みができ、足元に小さな水たまりを作った。そして、流しっぱなしになっていたテレビのニュースキャスターの声だけが残った。ちょうど天気予報をやっており、明日は雨時々曇りとのことだった。
「げ、ふっ」
萌の細い喉が息を漏らす。その手足が再び動き始め、身を起こそうと努力する。ぽっこり膨れ上がっていた腹の膨張が見る見るうちにへこんでいく。萌は起き上がり、手についたおもらしの水気をワンピースの袖で拭った。
「あー、トイレに行くまで待てばよかったぜ。これだからガキのカラダは面倒なんだ」
萌の可愛らしい声が悪態に変じる。その表情がしてやったりとばかりに、いたずらなものに変わる。
「でも、一度乗っ取っちまえばそれで終わりだから、許してやるよ。これからよろしくね、萌ちゃん♡」
萌は自らの身体を抱きしめ、歓喜に打ち震えた。完全に成功だ。
「さあ、次はお医者さんごっこしようね、萌ちゃん♡」
萌は濡れたパンツから足を抜き、乱暴に投げ捨てた。それがうさぎの人形にあたり、しみ込んだ小便で汚していく。ワンピースのスカートをたくし上げると、そこにはすべすべのお腹から下半身があらわになった。
「ふひひ、可愛いね、萌ちゃん♡」
卑屈に笑い、ペタペタとその身体を撫でる。その手つきは卑猥さに満ちており、この可愛らしい少女の面影を全く感じさせなかった。
「はああー、萌ちゃんのイカ腹、最高♡」
ぷっくりと膨らんだ小さな少女特有の体型をなぞり、恍惚と呟く。その手はとどまるところを知らず、萌の未成熟な股間へと伸びた。
「ロリまんこ、診察しちゃうけど、いいよね」
「うん!吉田お兄ちゃん、萌のカラダ、好きにしてください♡」
萌の口調を真似して了承を取り付けるや、身近に転がっていたニンジンのおもちゃを手に取った。その冷たい先っぽで萌のぷにぷにのまん肉をつつく。
「きゃっ、くすぐったいよ、おにいちゃん♡」
「ちょっと痛いと思うけど、我慢してね」
萌はニンジンをおまんこに突き込んだ。準備のできていないロリまんこに太いプラスチックが突き刺さり、萌はあまりの痛みに身をよじった。
「――っ、ぁ、ああああ」
声にならない声が小さな喉を震わせる。だが、ニンジンを抜こうとはせず、それどころかさらに奥まで押し込んだ。
「はあああああああああ、ロリ処女を奪うの、いつやってもサイコーーーー♡♡♡」
萌の身体にとっては初体験だが、吉田にとってはこれが初めての経験ではなかった。年端もいかない身体の処女を無理やり奪い、自分好みに開発する。それが彼の性癖だった。
「でも、このままじゃ痛くてなんもできん、な」
吉田は萌の身体に溶け込んだ自分自身に意識を送る。血流に乗り、脳をめぐり、脳の快楽をつかさどる部位を刺激する。スライムとなった彼には人体の化学反応を制御することさえ可能で、萌の身体をこわばらせていた痛みはたちまち脳内麻薬で鎮静化された。
「あぅ、あ、いい感じっ……もうちょっと、感度も調整しようか」
脳内麻薬の分泌量を小出しに調整し、萌の身体を強制的に発情状態に持っていく。本来この歳の少女が感じることはないはずの性の喜びをこじ開けた。
「おにいちゃん、おまたせ♡」
萌の身体が、足をもじつかせる。身体は熱く火照り、太いニンジンを咥えこんだおまんこも破瓜の痛みを上回る快楽を生み出す淫欲のるつぼへと変じていた。
萌は着ていたワンピースをするりと脱ぎ捨て生まれたままの姿になり、普段は姉が使っている姿見のまえでおまんこを強調した淫猥なポーズをとる。
「うひっ、ドスケベだあ♡」
そのままガニ股になり、コリコリに勃起したロリ乳首をこねながら股間のニンジンでおまんこをほじくった。ぽたぽたと足元に小水と愛液と破瓜の血液が混ざった雫が落ちる。その頬はりんごのように紅潮し、だらしなく緩んだ口元は涎でべとべとになった。
「ぐひ、ぐひひ、クルっ!ロリアクメ、来ちゃう――♡」
絶頂が近い。ありえないはずの、自らが取らせている痴態を姿見で確認して、萌はさらにヒートアップした。脳内で何かがはじけて、視野がホワイトアウトする。
たぱたぱと姿見にイキ潮がはね、その表面を伝って落ちた。指から滑ったニンジンがころりと抜け落ちる。あまりの快感に立っていられず、萌はしりもちをついた。
「ふーー♡ふーー♡」
萌の低く浅い呼吸がテレビのワイドショーに混ざって響く。
その一連の惨状を、倒れたうさぎの人形だけが物悲しげに見つめていた。
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「ただいまー」
紲星あかりが冷えた身体をゆすりながら、わが家へと帰宅した。どたどたと駆けてくる音が聞こえる。萌の足音だ。萌はいつもあかりの帰宅を待ち遠しくしていて、帰ってくるたびに飛びついてきたのだった。
「おかえり、おねえちゃーん!」
あかりは飛びついてきた萌を受け止め、微かな違和感を感じた。
「あれ、萌ちゃん、お洋服は?」
学校に行く前と来ている服が違う。自分で着替えをしたのだろうか。
「……おねえちゃん、ごめんなさい」
萌がばつが悪そうにもじついた。ははあ、さては、とあかりは察した。
「おもらし、しちゃったんだね」
「うん……」
「ちゃんと謝れて、えらいね」
あかりは萌の小さな頭を撫でた。あとで他の洗濯物と分けておかなきゃ。
「あと、ね、うんとね」
「なにかな、萌ちゃん」
「お耳、かしてー」
萌がこしょこしょ話のポーズをとる。別に他に聞かれるような人間はいないのだが、と思いながら、あかりは萌の身長の高さに合わせて屈んだ。萌が耳元に近づいてくる。
「なになに~?」
あかりは萌の可愛らしいしぐさに気を取られていて、その瞬間表情に差した邪悪な影に気づくことができなかった。
萌の小さな口をこじ開けてスライムが迸り、あかりの耳朶から侵入した。
「はぎゅっ!?!!」
あかりは頭をハンマーで殴られたかのようにぐらりと揺らぎ、膝をつく。あかりには何が起きたかさえ分からずにいた。耳元を一瞬冷たいものが通り過ぎ、それが突き刺さった。それが全ての印象だった。だが、実際に起きていることはそれよりはるかにシリアスで、萌の体内に巣食っている吉田があかりの耳穴を通じて分身を移動させ、その身体を奪い取ろうとしているのだった。
訳も分からず、あかりは不随意運動で四肢をじたばたとさせた。神経が混線しているのだ。あかりの身体に急速に築かれていく新しい指令系統と古い指令系統が衝突し、上書きされていく。あかりが首を垂れ、脱力した。その様子を萌は無表情に見守りながら、口元から垂れた粘液をおろしたての洋服のそでで拭いた。
頃合いを見て、萌が虚脱したあかりの腰を蹴った。
「おい、そろそろ起きろよ。準備、できてるんだろ?」
「……あ、あーー」
あかりが発声練習代わりに声を出した。その声は、明るい女の子の可愛らしい中にも優しさあふれる声とでも表現するのが似つかわしい響きをしていた。その薄青の瞳に邪悪な光が宿る。
「今完了した。もう、このカラダも完全に俺のものになったぜ、俺」
玄関に膝をついていたせいで身体が冷えている。身震いをしながら、あかりが立ち上がった。
「はー、夢みたいだなあ、あの紲星姉妹が全部俺のものになるなんて」
萌は感動のあまり身をくねくねとさせて笑った。それにつられて、あかりも笑った。
「感動に浸ってるところ悪いけど、さっさとやることやろうぜ。親が帰ったらしばらくお預けになっちまう」
「だな、流石俺だ、早くあかりちゃんのカラダも味わいたいよな」
あかりは靴を揃えて、先に短い廊下を進んだ。その先はあかりの部屋だった。萌はそのあとを身を揺らしながらひよこのように付いて行った。
あかりは萌を部屋に迎え入れると、念のために鍵を閉めた。制服の上着とスカートをハンガーに通し、ブラウス一枚と下着だけの姿になる。
「うほっ、やっぱ生のあかりちゃんのおっぱいはデカいなあ」
「何言ってんだ俺、お前、ロリの方が好きだろ」
あかりが不満そうにぼやく。萌はそれに頷きながらも続けた。
「確かにメインボディはロリの方がいいんだけどよ、ロリが自分よりでかい女の子を犯すのがいいんだよ。俺なんだから、わかるだろ」
「ま、違いない」
あかりがベッドに腰を下ろした。それを目の当たりにして萌は打ち震え、ぶるぶると下半身に力を込める。感覚としては放尿するときのそれに近いが、結果ははるかに異なった。
「く、はぁああ♡」
萌の未熟なおまんこを割って、スライムの柱が屹立した。それはグロテスクな男根を思わせる形をしており、萌の腕ほども太さがあった。
「めっちゃヤる気だな、俺。興奮が俺にも伝わってくるぜ」
あかりはそれを見てノリノリでショーツの上からおまんこを擦ったが、途中で面倒になってあかりの脳みそを弄り、無理やり身体を発情させた。すぐに膣から愛液が分泌され、ショーツのクロッチに染みを作っていく。
「女のカラダって、先に濡らさないと楽しめないの、本当に面倒だよな」
「初めのころはそういうのも有り難がってたけどよ、今となっては本当にただの作業になっちまった」
紲星姉妹が下卑た笑いで通じ合う。あかりがまんぐり返しの態勢でショーツの股をずらし、濡れそぼった穴をさらけ出した。萌がちょっと背伸びをして、そこにスライム男根をあてがう。
「ふうん、あかりちゃん、彼氏いんのか。もう初めてはないんだな」
「そっちの方が楽でいいだろ」
「俺は別にロリの処女以外には興味ないし、な」
あかりが瞑目した。あかりの脳みそから引き出した情報で、あかりのプライバシーを紐解いていく。彼氏との初めての記憶。その喜び、痛み。少女の大切な思い出のすべてをただの情報として読み取っていく。
「おい、覗き見もほどほどにしとけよ。こっちは待ってるんだぞ」
「悪い悪い、じゃ、いいぜ」
許可を待つが早いか、萌はあかりの膣にいちもつを突き込んだ。乱暴に荒々しく、岩盤を掘り進むドリルを彷彿とさせるグラインドで小さな身体を前後させる。
「あっ♡きひひっ♡いいね、そこ、いいとこ当たってる♡」
あかりと萌は犯し犯される感覚を共有しながら、興奮を高め合った。粘膜をえぐり擦られる感触。スライムによる疑似男根は快感こそないものの、それが突き刺さっている萌のおまんこへと衝撃が伝わり、犯しているのに犯されるのと同じ快感を伝えたし、なによりそれが彼の征服欲を十全に満たした。
「おっ、おねえちゃん、おねえちゃん♡おねえちゃんのなか、ふわふわで、すっごいやさしくてきもちいい♡♡♡」
「萌のおちんぽ、おっきくって、タカくんのよりいいッ♡あんなカスちんぽ、もういらない♡」
「えへへ、萌のおちんちんで、おねえちゃんのなか、ぜーんぶ上書きしたげる、ね♡」
二人になりきっての交尾は彼をさらに興奮させ、その動きをハードにした。脳内麻薬の分泌を弄っている影響で痛覚が鈍感になっており膣から出血があるのにも気づかず、萌とあかりは猿のように腰を振り合った。
「う"う"っ"、きた、きたきたきたあ♡」
「萌ちゃんの、おねえちゃんまんこに全部飲ませてね♡」
「うんっ♡」
萌のスライムちんぽが汚濁をあかりの体内に放った。その快感は共有され、増幅し合い、お互いの女体を激しい震えへと導いた。そして、世界が真っ白になる感覚。二人の脳が快楽で焼け付き、不可逆の変化を迎えた。
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「あー、楽しかった」
夜のコンビニの喫煙所で独り、うきうきと吉田は思い出し笑いをした。
紲星姉妹ほどの上玉を一回で使いつぶしたのはやりすぎたかなと思ったが、どうせ自分の身体ではないしいいか、とあっさり納得した。人体にかけられているセーフティをぶち抜いて脳内麻薬をドバドバ放出してやった。もうあの姉妹は普通の人生を送れない。その事実が、彼の嗜虐心をたまらなく満たした。
正直なところ、彼はすでに女体の快楽に関しては十分味わっており、今更それに拘泥しすぎることはなかった。マンネリを感じていさえするほどだった。
「あー、でも、姉の方はどうでもいいけど、萌ちゃんはちょっと惜しかったな。あの体型……あんなにすべすべなのは久しぶりに使った」
吉田は伸びをして、腹をゆすった。
「ま、そのうちまた使ってみてもいいかな」
これからどう育つか楽しみだとつぶやきながら、吉田は紙煙草の吸殻をぐりぐりと灰皿に押し付けて消した。