ソフトウエアトーク乗っ取りもの詰め合わせ 作:そのやまよーく
赤髪の少女、琴葉茜が双子の琴葉葵を引き留めた。
くるりと葵は振り返り。
「どうしたの、お姉ちゃん、そんなに怖い顔をして」
「……葵、あんた葵じゃないやろ」
「お姉ちゃん、何か変なものでも食べた?」
葵は目を細め、いつも通りに笑う。
対して茜は真剣そのもので、口元を震わせながら。
「うちは見たで。おまえが、葵に取りつくところ……」
「なあんだ、見られてたか」
葵はその口元を吊り上げながら悪びれもなく返す。普段なら生意気な、ぐらいで済んだものだが、この時はそれが邪悪に映った。
茜はその襟首を、躊躇しながらつかんだ。
「葵からでていけ!」
「苦しいよ、お姉ちゃん」
「葵のふりするな!」
「へいへい。確かに、俺は葵ちゃんじゃない。その身体を奪った男だ、が」
「いいのかい? 俺にそんな口をきいて、その気になれば、葵ちゃんの身体で野外ストリップでもかましてやれるのに」
「……葵の身体で、変なことせんといて」
「まずはその手をどけるんだな、"お姉ちゃん"。それに、俺の言うことを聞くなら、葵ちゃんを返してやらないでもない」
「……本当、やな」
茜は襟首を離した。
葵はわざとらしく咳をして見せて、居住まいをただした。
茜にはそのしぐさ一つ一つが葵のものにしか見えず、心中をかき乱された。
「俺は嘘は言わねえさ……そうだな、まずは」
「そこでオナニーしてもらおうか」
「……!」
葵はにやにやと笑う。
茜はそれをねめあげながら、困惑と怒りのない混ざった表情を浮かべた。
「オナニー、わかるだろ? あんた、お姉ちゃんだもんな」
「……この下衆……」
「本当に、葵を返してくれるんやろな」
「俺の言うことを、"全部"聞いてくれたらな」
「……わかった、で」
茜は、長いスカートをたくし上げ、そのままソファーに横になった。
ピンクのパンツがあらわになる。
茜は、それのうえから、そっと股間のクロッチをなぞった。
初めは恐る恐る、徐々に強く指先をやわらかな肉に沈めるように。
「ふうん、茜ちゃんはパンツの上からやる派なんだねえ。葵ちゃんはパンツをずらしてやるんだけど」
「……うるさい、これでええやろ」
「まさか。最後までやれよ」
茜は羞恥に頬を赤く染めながら、葵を睨みつけた。
茜の指は、深く肉をえぐるようにパンツに食い込んでいく。そして、それをこすり上げる。
んっ、という、鼻にかかった息が漏れるとともに、パンツのクロッチが湿り気を帯び始めた。
布と指がこすれる音が激しくなり、唐突に肩をびくり、と震わせた。
「……これで、ええんか」
肩で息をしながら、茜は葵に問うた。
葵はにこにこしながら、茜のおパンツをずり下げた。
きらりと股間とパンツの間で糸が引かれて、切れた。
「上等、上等だ。じゃあ次は……」
「俺も気持ちよくしてもらおうか」
「……!この」
「おっと、葵ちゃんの身体、返してほしくないかい?」
葵がスカートをたくし上げた。そこにすでにパンツはなく、まばらに毛の生えた秘所があらわになっていた。
「そうだな、葵ちゃんのおまんこを舐めてもらおうか」
「殺す、絶対、殺す」
「やだ、お姉ちゃん、こわーい♡」
「で、やるの、やらないの?」
「…………やるで」
茜は葵の股間に顔を近づける。むわりと濃縮された葵の匂いがする。
茜は、長い躊躇の後、舌を伸ばした。
それが、葵の柔肉に触れる。淡白な塩味、それが葵の味だった。
「おっほ、上手上手、そのままクリちゃんも綺麗にしちゃって」
茜はきっと睨みつけながら、葵の股間に顔をうずめた。
舌先で、肉のひだをえぐり、こすり上げていく。そのたびに、葵が足をがくがくと揺らす。
「……うっく、やべえ、葵ちゃんの身体、すげえ感じてやがるぜ」
茜はそれを脳内のノイズとして片付け、なおも執拗に攻撃を続けた。
がしりと葵が茜の頭をつかみ、股間に押し付けた。
「……ぶっ」
「もっと、もっとだ」
茜はさらに葵の身体への奉仕を続ける。
すでに葵の秘所はほてり、潤み切っていた。
そこを、舌でなぞり上げる。肉ひだの裏側をめくるように舐める。
「……ぅ、あっ」
「きたっ、きたきたっ!!」
「葵ちゃんの身体、イクっ!!!」
ぱたぱたと水音が滴る。葵の股間から噴き出した潮が、茜の顔をべとべとにした。
「はあ……はあ……茜ちゃん、よかったぜ、今の」
「……はよう、葵かえせや」
「あわてんな、よ、次が最後だ」
葵は茜の肩をつかんで、強引に立たせた。
「最後はキスだ。それでいい」
「本当、やな……本当に、それで葵を返してくれるんやな?」
茜がぽろぽろと涙をこぼし始める。
「ああ、葵ちゃんは返してやるよ」
「わかった」
茜は葵の顔を寄せ、意を決して唇に口づける。
葵の舌が、茜の口の中にねじ込まれてくる。
それは茜の舌と混ざるように絡み合い、ねちょねちょと水音を奏でた。
そして……唐突に。
「うっぶ?!」
葵の口から茜の口へと何かが侵入する。
茜は身を引こうとしたが、その時にはすでに葵の手が後ろに回っており、身動きできなくなっていた。
何かが、茜の口内へと侵入しきる。
ふっと、葵の手が緩んだすきを見計らい、茜は手を振り払った。
葵はびっくりするほどあっけなく、後ろに倒れた。
「……うっぐ、げえっ」
茜が、口の中に入ったものを吐き出そうとする。
「……無駄だぜ」
誰かが茜の声色で喋った。
いや、今のは口が勝手に動いたのだ。
「もう、茜ちゃんは俺のものなんだ、ひひひ」
茜は目の前が暗くなる。思考に霧がかかり、どんどんぼやけていく。
その最後に、聞こえた声は。
「今度は、葵ちゃんでどんな遊びをしてやろうかねえ」