血も涙もない極悪非道なご主人様が純粋培養されたお姫様の人格に定期的に入れ替わるので、いつもエッチでネコられてるメイドがやり返すお話。
 所謂主従逆転ものです。

 ※ノクタより転載

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二重人格で幼くなったラスボス系女王様を可愛がるメイド

 

 私はご主人様が大好きだ。

 

「皆殺しよ。私に歯向かう奴らはみんな殺す」

 

 冷酷無比な性格が好きだ。

 

「全部ぶち壊してやるわ、この世の全てを地獄に引きずり下ろすの」

 

 暗く濁った瞳が好きだ。

 

「いいわねリズ、貴女は私を裏切っちゃダメよ?」

 

 仄暗い笑みが好きだ。

 

 でも一番好きなのは――。

 

 

「りずおねえちゃん、おはよ~」

 

 この幼児退行化したご主人様です。

 

「おはよう御座います。ご主人様」

 

 くしくしと目元をこすりながら小さなあくびをこぼしたご主人様は、ぼんやりとした眠気まなこで私を見つめてきます。朝が弱いご主人様からしか得られない栄養を存分に吸収し、そのまま抱きしめて頭を撫でながらキスしたい衝動を鋼の精神で抑え込み、私は薄くほほえみました。

 

「ご主人様、お顔を洗って歯磨き致しましょう」

「むー! サラはごしゅじんさまじゃないもん! ちゃんと呼ばなきゃいや」

「失礼しました。サラ様」

「もぅ間違えちゃダメなんだからねっ」

 

 ご主人様はいわゆる二重人格なのです。こうして時折、精神が幼少期の時分に戻るものか言動が女児そのものと化してしまう。

 

 原因は不明、入れ替わる期間も不定期で大抵は1日経つと元のご主人様になりますが記憶は繋がっておらず、とくに違和感もないとのこと。

 おそらく完全な別人格として独立しているのでしょう。

 

 実際に今、指摘されたようにこの状態のご主人様はご自分をサラと呼び――日頃の一人称は私でサラという名前も好んでいないご様子――その呼称を私にも求めます。

 

 最初はとても驚いたものですが今では朝起こすとき、幼いご主人様と会えるか楽しみにしている私がいました。

 

 無論、氷のように冷たくサディスティックなご主人様も大好物ですが、このギャップはいくらなんでも反則でしょう。何しろこのご主人様(幼)は外見が全く変わらないのに可愛らしい言動を繰り返し、これでもかと甘えてくるのですから!

 

 ご主人様は1人でなんでもこなしてしまうし、こちらからベタベタしようものなら冷めた目線で吹き飛ばされるのが常……。

 あっ、でもそんなところも好きです。その後、低音ボイスで「お仕置きされたいようね? 駄犬」って囁かれるのもっと好きです。ゾクゾクします。抱いて下さいご主人様! 

 

「リズお姉ちゃん? ねー、リズお姉ちゃ~ん」

 

 思考が加速し動きを止めてしまった私にご主人様がしがみついて、ゆさゆさと腕を揺らしてきました。いけないけない、ご主人様のお世話をしなくては。なおリズお姉ちゃん呼びは私の希望です。

 

「……申し訳ありません。少し気が逸れていました。さあ参りましょう」

「リズお姉ちゃんってクールなメイドさんぶってるけどポンコツさんだよね……」

「!? ……」

 

 「やれやれだよ」とでも言いたげに大袈裟なそぶりで頭を振るご主人様。

 いえ、そんなことはありませんが――と論理を展開しご主人様(幼)を論破するのはいとも容易いことでした。しかしスーパーメイドたる私は主人に恥をかかせるなんて愚かなマネはせず、大人しく引き下がります。出来るメイドは違うのですよ。

 

 

 ご主人様の手を取り洗面所まで先導します。精神が幼くなってもご主人様の所作は美しいまま、優雅な足取りで洗面台に向かい顔を洗います。ご主人様の貴重な洗顔シーンが見られるのはここだけ、私は心のシャッターを切りまくりスナップ写真にして脳内に纏める作業を遂行するのです。

 

「キレイキレイしましょうね」

「あー」

 

 麗しいご尊顔をタオルで拭えば次のお世話、歯磨きが待っています。私が促せばご主人様はだらしなく口を大きく開けました。

 

 ご主人様のあられもない口内を私の操る歯ブラシが侵入し、くまなくお掃除していきます。

 されるがまま、お口を蹂躙されるご主人様の唾液が溜まってきたのが見え――美女が美少女(私)に歯磨きされている絵面は、ちょっぴりエッチで変な気分になりました。

 

「サラ様、ペッしてください」

「ぺっ」

 

 ところで何故、私がご主人様の歯を磨く大役を任せられているのか、これには深いわけがあります。

 ご主人様(幼)は基本的にお姫様のように振る舞い、性格もご主人様と違ってかなり受動的です。かといって歯磨きくらいは当然ご自身で出来てしまう。しかし頭脳明晰な私はひらめきました。この歯磨き、私がお手伝いするのも不可能ではないぞと。

 

 ――ご主人様のベロがエッ!!!

 

 おっと、いらぬ情報が混線しましたが話は単純。私が磨いて差し上げますと歯ブラシを持って迫れば、ノーといわないご主人様(幼)はコクリと頷き、その役目を任じてくれるのです。ご主人様(幼)マジちょろすぎてリズは心配で御座います。悪い女に引っかからないかしら。

 

「お召替えしましょう」

「はーい」

 

 寝間着からドレスに着替えます。いつものご主人様は傾国の美女といった風体で、黒をベースにした艶やかな衣装(端的にいってエロい)ものが多くご主人様(幼)には似合いません。

 

 どういうわけか全くの同一人物であるにも関わらず、ご主人様(幼)はふわふわした緩い雰囲気がそこはかとなく漂い、セクシーな装いだと背伸びしている子供感が強く出てしまうし本人も恥ずかしがります。←ココ重要。

 

 それはそれでアリ寄りのアリアリですが、朝から誘惑されては私の忠誠心が振り切れご主人様をネコ可愛がり(過去3敗)してしまうため、専用のドレスを用意したのです。

 

「大変お似合いですよ、サラ様」

「えへへ、可愛い?」

「ええとても! 世界中の可愛いものを凝縮した存在、それがサラ様なのだと、この事実を知らしめる必要があると確信しました」

「それはない」

 

 どこからか注がれる呆れたような視線を受け流しつつ、しげしげとご主人様を見つめます。

 普段は絶対に着ることのない花やフリルをふんだんにあしらった華やかで愛らしいドレス、ご主人様(幼)用に仕立てた甲斐あって、その魅力を存分に引き出すことに成功しています。

 

 これをご主人様にお出ししようものなら「服ごと焼かれたいの?」と即座に焼却されること間違いなし――正直、こんな格好をさせていると知れたら首が飛ぶ(物理)――そのリスクを取った分は回収出来たことを認め、私は自分の仕事に納得しました。

 

「リズお姉ちゃん、サラお腹へったー」

 

 360度パシャパシャと写真を心で撮りながらご主人様の周囲をグルグルしていると、早々に飽きたものか駄々をこねられました。

 実物の写真を残すと万が一、発見された瞬間お終いなので記憶に刻みつけているのですが仕方ありませんね。私は撮影タイムを苦渋の決断で終えご主人様とダイニングルームへ向かうことにします。

 

「もう少し満喫したかったのですが……サラ様のご命令とあらば」

「サラ、なんだか理不尽な扱いを受けた気がするよ?」

「そんなことはございません。ささっ、こちらへ」

 

 ご主人様(幼)を除く勘のいいガキは嫌いですが、ムッとほっぺたをぷっくりさせているのも激かわです。手を握ると嬉しそうにご機嫌に戻るのは理性が破壊されるのでやめて下さい。

 さては私を殺しに来ていますね?

 

「朝食はなにかしらー」

「本日はサンドイッチです。お手軽な上に失敗することのないパーフェクトな料理です」

「おてがる……ぱーふぇくと……?」

「サラ様もサンドイッチお好きでしょう?」

「うん、サラもサンドイッチ好き!」

 

 ご主人様は何か引っかかったようでしたが、このチョイスには大いなる策謀がありました。なにを隠そうサンドイッチなら合法的に、手づからご主人様にあーんすることが出来るのです! 

 別に作るの面倒だからサンドイッチでいいかと思った訳では全くないのです。

 

「サラ様、あーん」

「あーむ、もぐもぐ」

 

 隣同士、至近距離でくっつきながら差し出せばパクリと食いつくご主人様。小さくかじった部分をゆっくり咀嚼し、もきゅもきゅする姿はさながら小動物、餌付けする楽しみを私はご主人様(幼)に出会って学びました。

 

「美味しいですか、サラ様」

「うん美味しいよ、リズお姉ちゃんも食べてー」

 

 今度はご主人様から私にあーんです。このお姫様気質モードでは珍しい積極的なアプローチ、食器を用いらず手で食べるサンドイッチにしか成し得ない神の御業! 私はサンドイッチに感謝しました。

 嬉しさのあまり味はよく分かりませんが、至高の一品であることは間違いありません。

 

「今までに食べたことのない最高の味わいです。サラ様は料理の才能もおありですね」

「これ作ったのリズお姉ちゃんだよね?」

「サラ様がお手にとった瞬間、それはもうサラ様の料理なのです」

「それはおかしいわ。だってサラは作ってな――」

「はい、まだありますよ。たんとお召し上がり下さいね」

「あむっ」

 

 何やら反論しようとするご主人様のお口にサンドイッチを詰め込みます。ご主人様(幼)は赤ちゃんみたいなもので、ご飯を運べば何でも食べてくれます。またお行儀が良いため食べている最中にお話することもありません。ついでにオレンジジュースを飲ませてご満悦にしてしまえば、もうこちらのもの。

 ふふっこの勝負、私の勝ちのようですね。

 

 

「――負けました」

 

 朝食を終えた私達はご主人様の私室でチェスを指すことになりました。ご主人様は盤上遊戯全般が得意、というか頭の回転がすこぶる速く勉強もすごく出来ます。

 

「ふふん、まだまだねリズお姉ちゃん、私に勝つなんて100年早いのよ」

 

 得意顔で胸を張るご主人様、大きなお胸が組んだ腕に押し上げられて強調されます。えちえちボディに幼い身振りというアンビバレントな組み合わせが私の平常心をかき乱し、集中が出来ません。

 おのれご主人様、精神攻撃とは卑怯ですよ!

 

「いえ今のは接待プレイというものです。次は本気でやりますね」

「じゃあ投了するしかないのに時間をかけていたのは演技だったの?」

「接待プレイというのは、そうと相手に悟らせない技量がいるのです」

「それ全部喋ったら意味ないんじゃない?」

「……」

 

 ぐぬぬ、中身が幼女のくせに生意気ですね。ここは大人の威厳というものを存分に見せつけ、リズお姉ちゃんには敵わないよぉ~と泣き顔にしてやる必要が――。

 

「――負けました」

「リズお姉ちゃん、よわよわ過ぎてつまんないなー。苦しくなってから考えてももう遅いよぉ? ちゃんと頭つかって考えなきゃ」

 

 勝負になると途端に雰囲気が変わり、ねめつけるようにしながら細い長い指先でトントンとテーブルを叩く仕草がご主人様(通常版:夜)を思い出せ、思わず下着を濡らしそうになりました。

 攻撃的な1手をさかいにみるみると後手へ回り気付けば自陣が完全崩壊、日常の力関係を思い起こさせ私に本領を発揮させないご主人様の奸計にハマってしまったようです。

 

「ふむ、これで引き分けですか……流石ですね」

「えっ何が?」

 

 今朝ポンコツであると不当な評価を頂戴した際に論破するのを見逃した分、サンドイッチでの勝ち分で戦績は五分の五分、ご主人様は何のことか分からないという顔をしていますが、まあいいでしょう。ここから巻き返して差し上げます。

 

「次はオセロにしましょう。こちらのが簡単です」

「リズお姉ちゃん……サラは悲しいよ」

 

 小憎らしい笑顔が一転して沈んだものになります。あぁご主人様、一体何がそのお心を傷つけるのでしょうか、このリズが全身全霊をもってお守りします。だからどうか悲しまないでっ!

 

「サラ、リズお姉ちゃんと一緒に遊べるのがいいなっ」

「さようですか、ではこちらを」

 

 ご主人様にお願いされては折れるしかありません。私は完璧なメイド、敗北を恐れたご主人様を慮って対戦ではない協力して遊べるものを迅速にご用意します。

 

 巷で人気の謎解きゲーム、ひらめき力が重要とのことで私の知性を披露するチャンスでしたが……軽々と解いていくご主人様に花を持たせるため、あえて沈黙を守ることにしました。能ある鷹は爪を隠すのです。

 

 

「サラ様、湯浴みの準備が整いました」

「はーい」

 

 ご主人様とゲームに興じた後、庭を散歩したり私の膝枕でお昼寝させたり、ペットと戯れたりと通常では考えられないほど素晴らしい時間を過ごせば、あっという間に日が傾き夕食後のお風呂へ。

 

 メイドの仕事はどうしたのか? ご主人様より大事なことはないので何も問題はありません。溜まった仕事は明日の私がなんとかするでしょう。

 

 そんなことより! 待っていましたよ。この瞬間(とき)をぉ!

 

「ぬぎぬぎしましょうね、ぬぎぬぎ」

「……リズお姉ちゃん、鼻息が荒いよ」

 

 言うまでもなくご主人様とお風呂をご一緒できる機会はこの時を置いてありません。ご主人様は私と寝て下さるときも着脱せず、一方的に攻め倒して気をやるまで許して頂けないのです。

 

 私は丁寧にご主人様のドレスを脱がし肌着に下着と……身につけているものを次々に奪い、ついには生まれたままの姿に。

 

「何度見ても美しいです。ご主人様」

「は、恥ずかしいから、じっとみないでっ」

「よいではありませんか。女同士ですし」

「だってリズお姉ちゃん、エッチなんだもん……」

 

 抜群のスタイルを持つ美女、それもあのご主人様が羞恥に苛まれ顔を赤くするのは子宮にきます。今すぐぶち犯して喘がせたいという欲求が止まりません。

 

「さ、先に入ってるねっ」

 

 ご主人様……その誘い文句は狙ってやってます? 

 私は光の速さですっぽんぽんになりお風呂場へ突入、ご主人様の玉体を磨くという崇高な使命を果たしにいきます。

 

「わっ、急にくっつかないでびっくりしちゃう……あ、あたってるっ」

 

 初なご主人様、可愛いぃぃぃ!!! 

 ご主人様には及びませんが私もそれなりのモノを持っています。いつもは吸われ、舐められ、弄ばれるだけの負けパイでも姫モードのご主人様には有効、背中に押し付けるだけで良い反応が返ってきます。

 

「り、リズお姉ちゃん、じ、自分で洗えるから……」

「そんなご無体な、遠慮なさらないで下さい。たっぷりと私が隅々まで綺麗にして差し上げますから」

 

 視線だけで人を殺せるような鋭い眼光も今や形無し、私の前にいるのは押しに弱い純粋なお姫様。

 ボディソープを泡立てて抱きついたままご主人様の体を洗う。

 首筋、脇の下、胸の谷間、お腹、股下、汚れやすいところは重点的に。

 

 ――いつも仕舞い込んでいる抜群の感度を掘り起こして、可愛がってあげますね♪

 

「あっ……、あぅっ……んっ、っ……、ぁっ……ぁっ、……んっ」

「どうしましたサラ様? 息が荒いですよ?」

「なっ……なんでもっ! なんでもっ……、ないっ……っ……ぁっ……」

「そうですか、それにしても大きい胸です。手のひらから溢れ落ちちゃいますね、凄い」

 

 ご主人様の巨乳を両手でおごそかに揉みながらその深みを堪能する。下から持ち上げるように優しく掴めば、もっちりと変形し手の形にフィットする柔らかさ、新雪のように沈み込みながらもハリのある弾力性が心地よい。一生このおっぱいを揉み続けたい。

 

「はぅっ……はっ……はっ……リズっ……もみすぎっ……やめてっ……だめっ……」

「いえ、まだ洗えていない箇所が御座います」

「ひゃっ! んんっ!! ……リズっ、そこは関係ないっ、変なところっ、んっ……やめっ」

「おかしいですね。ただ胸を洗っているだけなのにコリコリした突起物がどんどん硬く」

「だめっ! ……そこっ、ンッ……は、敏感だからっ……さわっちゃだめっ……はぁぅっ……んんっ! もういいっ、もういいからぁっ!」

「分かりました。お胸はお終いです」

 

 ふふふ、なんて楽しいのでしょうか。いつもご主人様にされていることをやり返すというのは。

 こんなことで涙目になっていては先が思いやられますね。お次は下ですよ?

 

「ここはしっかりと洗っておきましょうね。少し股を開いて頂けますか?」

「りっ、りずっ、変なところは触っちゃダメよ! えっ、エッチなのは許さないからねっ!」

「エッチなのはサラ様です。私は体を洗って差し上げているだけですから」

「そ、そう言っていつもサラに変なことするの、だ、ダメなのよ!」

 

 可愛いですね。言葉でなんと言い繕っても私に触れられたら直ぐ気持ちよくなっちゃうんですよね。ちゃんと知ってますよご主人様。

 

「はっ、はなしをっ、話を聞きなさいっ……りずっ、サラの言うことっ、聞けないのっ」

「聞いておりますよ? ああこれは心の声でしたか。もっとリズお姉ちゃんにいじめて欲しいって」

「そっ……、ァっ……そんなことっ……いってっ……っ……いってないわっ」

「いいえ、言っております。ちゃんと聞こえていますからねサラ様」

「うっ……っぁ……うそっ……んっ……いわっ……ぁっ……いわないっ……でっ……」

「嘘ではありません、こんなに素直ではありませんか」

「ひゃぁぁあっ!」

 

 ご主人様のうなじを舌で舐め上げる。右手で股の間、デリケートなゾーンを入念に擽るように洗い、左手で胸を揉みしだく、少し乱暴にグニャグニャと形を変えながら反り立った乳首をつまみ上げると面白いように押し黙り、体を震わす。

 

「……あっだめっ……、舐めるのっ、だめっ……気持ち良くなっちゃうのっ……舐めないでっ……リズっ、ぃやっ……イッくっ……、イッちゃうっ……イッちゃうから……ッ!」

 

 ご主人様が達しそうになった瞬間、愛撫をやめ後ろから抱きすくめ耳たぶを甘噛みする。前屈みになったご主人様を捕獲するように包み込んで、揺れるおっぱいを揉み込みながら耳をしゃぶった。

 

 絶頂しそうになった体にはこれだけでも効く、決してイカさないように加減して快楽の波を維持しながら、じわじわと理性を削っていく。ご主人様直伝の調教術だ。

 

「サラ様こんなエロい乳ぶら下げてエッチはダメって無理ですから。責任を取って食べられてくださいね。んっ、ご主人様の耳たぶうまっ、感じちゃってかわいいっ」

「やだっ、やめてっ……、あぁっ、……いじわるしないでっ……リズ、お願いっ……んぅっ」

「耳を攻められながら勃起した乳首コリコリされるの気持ち良いねぇ、イキたくなっちゃうねぇ。でも、そんなにビクビクしたって素直にならないとイカせてあげませんよぉ」

 

 少し大きめの乳輪を指先でくるくるなぞりながら触れるか触れないかの接触で乳首を焦らす、要所要所で爪の先を使いカリッとかいてやるとご主人様は軽く仰け反った。

 私は逃さないぞというように片手でご主人様の首を軽く締め上げ、耳元で囁く。

 

「サラ、イカせて下さい」

『リズ、イカせて下さい』

 

 ご主人様を思い出しながらその姿に成り切る。首を締め呼吸を制限するだけで人は従順にならざるをえないものだ。ましてや苦しみの中、朦朧とする意識に染み込ませるような声色で簡単な命令を下されると、それだけでメスは堕ちる。経験者の私が言うのだから間違いない、耐性のない姫モードのご主人様ならイチコロである。

 

「……イカせて下さい」

「イカせて下さい、ご主人様」

 

 クイッと顎を掴み振り向かせる。熱に浮かされたような茫洋とした表情が蠱惑的だった。他の誰も見ることの出来ない破廉恥なご主人様を私だけが独占し、支配しているのだという喜びが胸中を満たす。

 

「……イカせて下さいご主人様」

「んっ、よく出来ました♡」

 

 私のご主人様は最高のお手本であり教材だった。絶対に入れ替わることのない攻守が逆転する。

 されることはあれどすることは許されない行為、私は魅惑的な唇を無理矢理奪った。

 

「んちゅっ♡ んむっ♡ ちゅぱっ♡ ちゅぅっ♡ ……ハァッ、ハァッ、ぁッ♡ あむっ♡ ちゅぱっ♡ ちゅぱっ♡ ……ッンン!♡」

 

 逃げ惑う舌を追いかけまわし捕まえる。攻められることに慣れていない蹂躙する側だった舌、その身柄を預けろと強請り、ちゅうちゅう吸い上げて溢れるヨダレごと貪る。

 ご主人様の豊満な肉体を手中に収め、ねじ込むキスは甘露だ。

 惚けたメス顔を晒すご主人様は荒いキスを必死で受け止め、体をいじられるがまま抵抗の意思を微塵も見せなかった。

 

「んーッ! んっ♡ んっ♡ ぁっ…… あッ……ぁぁあっ♡♡♡」

 

 キスしたまま股間に手を伸ばす。興奮して少し露出しているクリトリスの皮を優しく剥き、十分に勃起した突起を指の腹でヨシヨシしてやれば軽く痙攣、ペチンと叩いてやると腰を引いて絶頂した。

 

「サラ様はホントにマゾ女ですねぇ、この体と性格はエロすぎです。反省して下さい」

 

 ご主人様の肌触り抜群な真ん丸デカ尻を撫で回し、ぱしんっと一叩き。

 子気味の良い破裂音が響き「ひゃんっ♡」とご主人様が小さく飛び跳ねてしがみついてくる。

 

「ほらサラ様、私にどうされたいのですか? 正直に言って下さいね」

「……っ、い、いっぱい触って、気持ち良くして欲しいです」

「あらぁやっぱりエッチじゃないですかサラ様、いけない子です」

「きゃっ、ぁっ……ご、ごめんなさいっ♡ ごめんなさいっ♡」

 

 綺麗な尻を揉みながら一定のリズムでパンッ、パンッと音を鳴らせば、ご主人様は面白いように踊り謝罪を繰り返す。謝ってはいるが誰がどう見ても感じているのがバレバレ。

 というか……デカ乳とデカ尻を揺らして誘うな♡ この変態マゾ主人♡

 

「はぁ、ド淫乱のサラ様にはお仕置きが必要のようですね」

「ぅっ……お仕置きはいや……」

「嫌な筈がありません、大好きですよね?」

「…………はぃ」

 

 言質をとった私はお風呂から出る前に諸々を済ませお湯で温まる。

 広い浴槽を狭く使い正面からご主人様を抱きしめて体全体で温もりを感じた。

 その間も首筋や胸を舐め回し背中を指でフェザータッチしていると、ご主人様が凭れかかり甘えてきたため頭を撫でながら甘いキスをしてやる。

 

 ご主人様(ドS:がん攻め派)はこんなことしてくれませんが、私は優しいので特別ですよ♡

 

 気持ち良くなって蕩けたご主人様を湯船から出し、風邪を引かぬようしっかりと乾かして寝室に連れて行く。ダブルベッドにご主人様をごろんと寝転して私は、お仕置き道具を取りに戻った。

 

「リズお姉ちゃん……乱暴しないで」

「……!」

 

 ご主人様が両腕で胸を覆い上目遣いで弱々しく懇願する。

 

 いやいやいや、それは振りにしか聞こえませんが? やっぱりわざとやってますよね?

 ご希望通りグチャグチャのとろとろに犯してあげますが? 

 

「はぁいお手々は後ろですよ、おっぱい隠しちゃだーめ♡」

「ど、どうして手を縛るのっ、目隠しもっ」

「どうしてってお仕置きですから」

「おねがいリズお姉ちゃん、痛くしないでっ」

「痛くないですよ♡ それに」

「ッ! ひゃぁぁぁぁ♡♡♡」

「頭バカになっちゃって何も分からなくなるんですから、気にしない気にしない」

 

 持ち出したるはご主人様特製の玩具(がんぐ)、女のもっとも敏感な箇所――陰核を徹底的に嬲るために作ったと言っていた凶器を育ててきたお豆にあてがう。

 

「ア゙ッ♡!? これっ、これぇっ♡ だめっ……! むりっ……イッくっ……ッ!!♡」

「あはっ♡ エグいですよねぇこのおもちゃ、女をぶっ壊しにきてますよ」

 

 充血しビンビンになった肉芽がピッタリと嵌る窪み、その内側では無数の細い毛が待ち構えている。

 毛先からヌルヌルの液体を垂らしたソレは捕食するようにクリトリスを包み込み、猛烈な勢いで吸い付き回転しながらブラッシングするのだ。

 その破壊力たるや推して知るべし、一度食いつかれればものの数秒で昇らされ絶頂地獄が始まる。

 

「ッッ♡……!! ィグッ♡ …… またイクっ…… ぁっ♡ あっ……むりっ、ほんとむりっ♡ とっ……んっ♡ とめてっ! ……あ゙っ゙!♡ ……とめてぇっ♡」

「辛いですか? 辛いですよね、よく分かりますよ。イッてもイッても終わらないのキツイですもんね」

「……ァッ♡ ……アッ♡ イクっ♡ ……りじゅっ……おねが……ィ゙ッ♡ これッ……ちゅらいっ♡ イキすぎッるっ♡ ……っめて♡ どめ゙でっ♡ ほんとにっ、っぁ゙♡ だめっ……おかしくっ♡ おかしくなっちゃうッ!♡」

「勿論やめません♡ お仕置きですから♡」

 

 こんな楽しいことやめられる訳がないじゃないですか、ご主人様♡

 

「おっぱいもイジメてあげましょうねぇ」

「っ!? やめっ……あっ♡ やめて! しょっ……♡ そょんにゃ゙♡ ……ア゙ッ゙♡ せめてっ、せめてしたはっ!♡ ふっーっ♡ ふっーっ♡ ぁっイくっ……♡ とめちぇッ、うえまでっ♡ されたら、むりっ♡ こわれるッ……♡ サラっ……っこわれちゃうっ!♡♡」

 

 ご主人様の作る玩具は悪辣でクリトリスを呑み込んだ後は、手を離してもスイッチを切らない限り自動で吸い続ける。これを着けた状態で声を封じられ、抱き枕のようにガッチリとホールドされながらオマンコをくちゅくちゅ掻き乱されときは本気で死ぬかと思ったものだ。

 

 流石にそれは可哀想なので私は別のおもちゃを取り出し手に装着する。

 おっぱいだけでイケるように開発された特殊な手袋に専用ローションを垂らし、反り立った乳首を指先で擽り女体を操る。

 

「はぅっ♡!? ム゙リ゙ッ!♡ あっ、あっっ――あ゙あ゙♡ ……ン゙ァっ゙♡ むりぃ゙!! ……っ♡♡ ほんとむりにぃぃ゙い゙っ!!♡ ……んっふぅ♡ ぁっ……っ、ぢくびっ♡ ーっぁ゙ぁ゙あ゙あ゙!?♡  ちくびだめっ♡ イクっ♡ ちくびいくぅっ♡ ゔぅっ……♡♡」

   

 ひんやり冷たい液体でヌルヌルとコーティングされた胸を繊細な羊毛が縦横無尽に駆け巡る。豊満な乳を上から下に、下から上に撫であげて乳首の縁――乳輪をスリスリとさすったり、そこから乳頭を指で挟みシコシコとこすってイカせたり……ご主人様はわずかにでも快楽を逃がそうと腰を引っ込めるが、動かないよう後ろに回り足で組みついて掣肘、ついでにおっぱい以外の脇やお腹も手袋で愛撫していく。

 

「ん゙ひぃぃぃ♡ ぁっ♡ ぁっ♡ ぁひぃ!♡ ふっ♡ ふっ♡ ふぅぅんっ♡ っん゙!♡~~ン゙ン゙ッ♡ お゙っ?♡ ゔお♡ ぁぁーあ゙あ゙♡ ん゙ぉぉぉ♡ お゙お゙っ~~~♡♡♡」

 

 あらら、もう人間の言葉が出せなくなりましたね♡

 そんなにビクンビクン震えながら身を捩っても暴れようとしても離しませんから♡

 あっ足の指が反っちゃうの可愛いですね。イッてると痙攣して指に力入っちゃうの私とおそろい♡

 もっともっと気持ち良くしてあげますから♡ 深く深く底の底まで堕ちましょうねぇ♡

 

「お゙ぉ゙ぉ゙っ♡ ん゙ぎぃ゙ぃ゙♡ ……ヒッ♡ ヒッ♡ ひっぃっ♡ ひぃぃ♡ ……あ゙ぁ゙ぁ゙っ♡ っはーッ♡ はっーッ♡ ばぅ゙っ♡ じぬ゙っ♡ じん゙じゃゔ♡ やらっ♡ やらっ♡ んっお゙……おっ♡ おっ♡ いっー♡ ぎゅっ♡ あ゙あ゙ぁ゙ぁ゙ぁー♡♡♡」

 

 すんごい声ですねぇ。ご主人様の麗しい喉からこんな淫獣の叫びが聞こえるなんて、素敵♡

 さてお次は――

 

「――ん? サラ様?」

「……」

 

 ――やばい、やり過ぎた。

 

 ふと気がつけばご主人様の意識が飛んでいた。余りにも夢中になってご主人様の限界を超えてしまうとは失態である。

 私は急いでおもちゃを止めてご主人様の縛めと目隠しを取った。

 

「サラ様、サラ様、起きて、起きて下さい。サラ様」

 

 涙とヨダレと汗といろんな汁でぐしゃぐしゃになったご主人様のお顔を軽く手で張ると、焦点の定まっていなかった瞳が徐々に光を取り戻す。

 私は場違いにも絶対的な美が汚され損なわれた様は得も言われぬ魅力があるものだと息を呑んだ。

 

「りじゅ……?」

「申し訳ありません。興が乗りすぎました。お体は大丈夫ですか?」

「……うん、サラは大丈夫だよ」

 

 ご主人様の意識が戻りほっと胸を撫で下ろす。

 

「もうお休みになられた方がよろしいですね。タオルを持ってまいります」

「ううんリズお姉ちゃん、サラは大丈夫だからこのままきて?」

 

 これ以上、負担をかけるのは良くないと判断し立ち上がろうとした私の手をご主人様が掴んだ。

 

「よろしいのですか?」

「こんどは、やさしくしてほしいの」

「……はい、畏まりました」

 

 私はご主人様の要望と体調を天秤にかけ、僅かに迷ったものの前者を選ぶ。最後にとっておいたご主人様のペニスバンドを腰に装着し、軽くのしかかった。

 

 既に準備万端のオマンコはトロトロに柔肉をふやかし、さながら生オナホの様相を呈している。前戯の必要はどこにもない。

 

「あっ♡ んっ♡ んっ♡ きてるっ♡ はっ……はっ……リズお姉ちゃんのが♡ 入ってくるっ♡」

 

 デコボコのコブがあり、返しのついた凶悪な巨根がずぶずぶっと深く入り込む。ご主人様の甘い嬌声が脳内で反響した。

 こつんっ♡ と奥を小突いた感触を得た私は最後の確認を行う。

 

「動かしますねサラ様、よろしいですか?」

「うんっ♡ いいよっ♡ きてっ、リズお姉ちゃん♡ サラをたべてっ♡」

「そっ、それは反則ですっ」

 

 腰についたスイッチを入れベニバンを起動、微動しながらねじれるように動き出すとご主人様は一瞬で絶頂を迎えた。 

 

「あ゙っ♡♡♡」

 

 ――ずり゙ゅ♡ ずり゙ゅ♡ ――ぶぢゅっ♡ ぶぢゅっ♡ ――ぐぢゅっ♡ ぐぢゅっ♡ 

 

 ガッツリ咥えこんだ膣奥から媚肉ごと引きずり出すようにペニスを挿し戻す。肉厚な媚壁はそれに負けじと懸命に締め付け子種をゆするようだった。

 そのままゆっくりと掘削するように穿れば、胎動した子宮からメス汁が溢れ出す。

 

「あ゙あ゙ぁあぁ♡♡ ん゙んっ♡ ん゙っ♡ ん゙っ♡ んぁっ♡ あ゙っ♡ あ゙っ♡ ん、アッ♡」

 

 弱い部分など探すまでもない。腰を振るだけでご主人様は乱れ、よがり、女の喜びをただ享受する。

 そこには知謀を巡らし人を貶める悪女の面影はなく、一匹のメスがいるのみ。

 他者を支配することに長けた傍若無人な女が私の手の中で震え、狙った通りに啼く。

 果たして従者に犯され娼婦のように喘いでいることを知ったら、ご主人様はどうなってしまうものか。

 そんな益体もないことを考え――ご主人様が慈母の眼差しで私を見つめていた。

 

「サラ様、私のこと好きですか? 因みに私は大好きです」

「あぁっ♡ しゅきっ♡ りじゅぅ♡ りじゅっ♡ だいしゅき♡ だいしゅきだよ♡ サラもっ、愛してるっ♡ 愛してるの♡」

 

 眉が下がりくたくたに弱りきった表情のご主人様が愛を告げてくれる。

 私はそれが嬉しくてご主人様を掻き抱くと、ねっとり濃厚な口づけを交わす。

 

「りずぅッ♡ リズッ♡ あぃっ♡ あいしてるっ♡ りじゅう♡」

「あぁサラ様! 私も愛しています。ずっとお側におりますからね、サラ様」

「いっ、いなくなっちゃ……っ♡ だめよ♡ ずっと、ずっと♡ いっしょ♡ いっしょなんだかねっ♡ りずぅ♡」

「ご安心下さい、リズは永久(とわ)にサラ様のものです」

 

 ご主人様はガクガクと身を震わせながら思いっきり私を抱きしめると、ひときわ大きな声をあげて果てた。

 体力を使い切りぐったり寄りかかるご主人様を優しくベッドに横たえ覗き込む。

 ご主人様は幸せそうに目を細めると頼りない手付きで私の頭に手を伸ばしてくる。撫でやすいように顔を近づけると今日初めて唇を奪われてしまった。

 

 ふふっ最後に一本取られましたね。お見事ですご主人様。

 

「おやすみなさいませ、サラ様。また明日お会いしましょう」

「……うん、おやすみなさいリズお姉ちゃん。また……明日」

 

 いったい本当のご主人様はどちらなのでしょう。

 恐怖の女王と暖かなお姫様、二律背反の人格がご主人様には宿っている。

 もしも……まあ、どちらであろうと構わない。

 ご主人様に仕え続けること、それが唯一絶対であるのだから。

 

 私は良い感じの決め顔で部屋を去り――大急ぎで証拠隠滅に奔走、やり残した仕事を徹夜でこなした。

 翌日、元に戻ったドSのご主人様におもちゃの実験台にされ、倍返しでなぶられるのは別のお話である。


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