今回はTSな上に珍しくノーマル、加えて某キャラが粗暴になっているので合わなかった人には申し訳ありません。
あと世界観パラレルです。
柔らかな陽光がカーテンの狭間から室内に差し込み、雀の囀りが朝を告げる。
城主の私室は豪奢な調度品、異国から取り寄せた名画、名工が作った絢爛な帷帳付き寝台──一見するだけで王侯貴族の居城だとわかるだろう。
薄手の帳に囲われた寝台で寝息──ではなく、いびきを掻いて惰眠を貪るのは巨躯の狼人──ルガル。
平時であれば身分に見合う贅を凝らした衣を纏うが、こと睡眠に関しては生まれたままの姿。さらには高貴なる身分に見合わない、堕落した獣のような姿は従者が見れば顔を顰めることは間違いない。
そんな主が眠る部屋にコンコン、と小気味よいノック。しかし目覚ましにもならない小音で主であるルガルが目を覚ますことはない。扉の向こうから『はあ』というため息と共に、静かに扉が開かれる。
来訪者は侍女──それも片翼の、だ。切れ長の鋭い三白眼、女性にしては高い身長──そして圧倒的な
ゆっさゆっさと双山を揺らしながら百舌鳥の侍女──シュライグは寝台のルガルの傍らへ。
「──朝だ、起きろ」
快眠する主人への柔らかな声かけとは程遠い、まるでならず者のような言葉遣い。シュライグは半ば苛立ったように、侮蔑の眼差しを向けながらルガルの身体を揺らす。
「んぅ……朝か」
惰眠に耽っていたルガルではあるが、起床に難がある訳ではない。侍女の一声と接触で
「くく、中々いい恰好じゃないか」
「知るか。オレは貴様の命に従っているに過ぎない」
「そうだな。俺に負けたお前に選択肢はない──なっ!」
「ぅぐっ!?」
シュライグのその眼が気に入らなかったか、逆に気に入ったか。ルガルは口端に涎を滲ませつつ、唐突にシュライグの手を引く。突然の行動にシュライグは一瞬にしてベッドに引きずり込まれ、ルガルの下半身の前に這う。
「そら、メイドなら先ずは主人のムスコを起こしてもらおうか?」
「──っ、エロ狼が……!」
そしてその眼前に自身のそそり立つ『牙』を剥き出しにし、ビクンビクンと脈打つモノでシュライグの頬をペチンとひと叩き。寝汗でより濃厚な雄の臭いを放つ『牙』にシュライグは顔を顰めつつ、震える指先を恐る恐る添える。
白雪のような指が不慣れな動きで黒く凶暴に鼓動する『牙』を優しく擦っていく。下から上へ、上から下へと指先を這わせるがルガルはただ悪戯な笑みを浮かべるのみ。シュライグは『チッ』と舌打ちすると、両手で『牙』を囲うと、先ほどよりも勢いをつけて上下に擦る。
先刻よりも明確な快楽の波を受けルガルは満足そうに下卑た顔で嗤う。
「いいぞ、その調子だ」
「黙れ」
気持ちが昂ってきたルガルはちょっとしたお礼代わりにシュライグの頭を撫でようと手を伸ばすが、パシリと払いのけられてしまう。嫌々ながら行っている中、さらに不快にさせるような真似はするなと、シュライグの鋭利な目が睨んで訴えるが──
「──立場がわかっていないようだ、なっ」
「んむぅっ!?」
──それがルガルの琴線に触れる。上機嫌だったハズの笑みは一瞬にして敵を食らい尽くす野獣のそれになり、ルガルの頭を両手で抑えつけて自身の『牙』を上の穴に突き挿す。
一瞬にして喉奥まで『牙』で貫かれたシュライグに嘔吐感が襲うが、ルガルは関係ないとばかりに激しくシュライグの頭を揺する。
「んぶぅっ、んっ、ぅうっ」
「その生意気な口はこうやって塞ぐに限るな」
ジュッポジュッポと爽やかな朝に場違いな水音を響かせる中、まるで
しかしその強かな眼差しを好んだか、ルガルはニヤリと牙を覗かせながらシュライグを掴む手に力が入る。さながら籠球の如く片手でシュライグの頭を激しく上下させ己の欲を加速。
「そうらどうした? 舌も使え舌も。そんなんじゃ今日1日おしゃぶりになるぞ?」
「むっ、ぐっ、んっ」
「はあ……下手くそが」
煽るような言葉を吐くも、当のシュライグは息苦しさで答えることができない。それどころかシュライグの短い舌でルガルの巨大な『牙』を満足させることは困難。チロチロとおっかなびっくりといった具合で可愛らしい舌を動かすも、ルガルは嘆息しながらその身を反転。シュライグに馬乗りする姿勢になり、その頭部を両手でしっかりと掴み──
「もう少し勉強しておけ」
「ぉごっ──ぁ──がぁっ」
──激しく腰を振るう。胸に座られた上、足で腕を抑えられてはシュライグに成す術はない。玩具のような扱いに
「どれ、こっちも使わせてもらおうか」
「いっ──」
シュライグが涙で視界が悪くなった一瞬、ルガルは少しだけ後退。シュライグの腹の上に乗り、その胸部を隠していた衣服──の下部。そこだけ意図的に布面積が少なく、生肌が晒されている状態。ルガルはそこに『牙』を滑らせ、シュライグの豊満が二つの山を鷲掴む。
唾液で濡れた『牙』はシュライグの双峰を滑る。確かな柔らかさと弾力、何より吸付くようなきめ細やかな肌が『牙』を刺激する。
無論それだけに飽き足らないルガルの『牙』は二つの山間を貫くだけではなく、その先の洞窟にさえ届く。掘削するかのように激しく突かれ、シュライグの目尻からポロポロと雫が溢れ出す。
「んっ、ふっ──そろそろ、出すぞ」
「むっ、うぅっ」
そんなシュライグの表情にそそられたか、ルガルのピストンが激しさを増す。大きいストロークで柔らかな山から洞窟まで何度も貫かれる。シュライグは息苦しさで藻掻くが抵抗するが暖簾に腕押し。そして──
「くっ、おぉっ──!」
「んむぅっ!?」
──ドクン、とルガルの『牙』がシュライグの奥深くに突き刺さる。ビクンビクンと幾度も心臓のように鼓動しては黒く汚い欲望を白く穢れた熱として吐き出す。『牙』で貫かれたままのシュライグは呼吸しようと雛鳥のように口をパクパクと開こうとするが、ルガルの『牙』に遮られて叶わない。十秒か二十秒か、ひとしきり吐き出して『一区切り』ついたルガルはゆっくりと『牙』をシュライグから離し、満足気な笑みを浮かべ──
「う゛っ、ばぁっ、う゛ぉえっ」
「──おい、何で吐き出してんだ」
──口内はおろか、喉奥にまで放たれた欲望をシュライグは即座に嘔吐。汚い嗚咽と共に白く濁った液体がルガルの寝台を汚す様は侍女失格と言える。
当然、主人たるルガルはそんな不出来な侍女の失態を許せるほど寛容ではない。
獰猛凶悪な野獣の眼差しで睨むや否や、シュライグの片腕を無理矢理掴んで引き摺る。未だに呼吸を整えられないシュライグがゲホゲホと咽び泣く中、辿り着いた場所は──ベランダ。
ルガルは叩くように戸を開け、シュライグを手すりに抑えつける。勢いよくロングスカートを捲り上げると、そこには重厚で形の良い臀部が顔を出す。臀部を覆う黒のガーターベルトと、レースと刺繍のあしらわれた紐のような下着が欲情を加速。
「お前のような不出来な奴には躾が必要だ──なっ」
「ぁっ、おごぉっ!?」
黒い下着をズラし、シュライグの秘所に唾液と白濁液に塗れた『牙』を突き挿す。
さらには慣らすようなこともせずにルガルは即座にピストンを開始。ガツガツと奥の壁を突かれ、痛みと快楽が同時にシュライグを襲う。
「あっ、んぅ、やっ、らめっ」
「おいおいそんなに声を出すな。庭師のナーベルに気付かれても良いのか?」
「──っ、ぁ、んぅっ……!」
思わず嬌声が零れてしまうシュライグ。そんな百舌鳥の囀りに加虐心がそそられたか、ルガルはシュライグの首筋を舐めながら、耳元で囁く。
快楽の波に潰されそうになる中、シュライグはハッと気づき赤面。何か声を抑える手は、と悦楽で足りていない思考でシュライグが導き出した答えは──
「はっ、はむっ、むぅ……!」
「くくく、何だそれは? 声を出さないようにスカートを噛むなんて、そりゃ晒したがりのそれだぞ」
──自分のスカートを噛み締める。幸か不幸かロングスカートのお陰で裾が口まで届く。ロングスカートの前も後ろも大っぴらにしながら、シュライグを声を出さないようにと必死に噛んで耐える。
ある意味でいじらしい姿にルガルは高揚、シュライグの細い腰をがっしりと掴んでは『牙』を最奥まで突き挿していく。
「ふっ、うぅ、ふぅ……!!」
「ほらガンバレガンバレ。少しでも力が弱まったら、お前の啼き声がそこら中に響くぞ」
容赦ないピストンに懸命に耐えるシュライグを嘲笑うかのように、ルガルは腰の動きに緩急をつける。
時に緩やか。
時に激しく。
時に滑らか。
高貴な身で遊びに長けたルガルだけあって、その動きは変幻自在。大波小波のように襲い来る快楽にシュライグは耐える。口に噛んだスカートが防波堤とし、必死に懸命に尽力。
こんなところで無様な姿は見せられない、と涙ぐんで耐える──
「ふぅっ──んあぁっ!?」
──ことはできなかった。
腰にあったルガルの手が一瞬でシュライグの胸部を強襲。ブラウスのボタンを弾き飛ばして左右に開き、たわわに実った生乳を掴む。そればかりか頂きの桜色の蕾を親指と人差し指でぎゅっと摘まむ暴挙。
突然の痛みを伴う快楽にシュライグは矯正をあげ、ふわりとロングスカートが舞う。
「残念だったな」
「あっ、ひぐっ、や、らめっ」
背後からシュライグの豊かな山を揉みしだきつつ、ルガルは首筋を噛みながら悪戯な笑みを浮かべる。
秘所と双峰の頂きの三点に加え、首筋や耳裏の四点・五点を責められてシュライグの秘所からは歓喜の飛沫が小刻みに噴き出す。
「おいおい、喜んでちゃ躾にならんぞ。これは徹底的に──身体の『奥』までわからせなきゃいかんな」
「あっ、やっ、お、くぅ」
「あぁ、奥だ。ハッキリ言ってやろう──お前に種付けする」
「たっ──や、やらぁ! きょ、らめな、ひ……!」
「おぉそうかそうか。だったら尚更だ──なっ」
「んあぁっ!!」
シュライグの体と心が壊れていく。
体は快楽を望み、屈強な雄を求め、受け入れようとしている。
心は恐怖に震え、粗暴な雄を嫌い、拒み排しようとしている。
体と心、それぞれが求め嫌う心身にシュライグの情緒は崩壊。
ルガルの『牙』を受け入れるため、種を絞り出そうと収縮。
ルガルの『牙』を拒み排するため、追い出し返そうと収縮。
瞬間──
「ぐっ──おぉっ!!」
「や、ぁ、あぁあああぁぁっ!!」
──最奥に種が放たれる。
マグマのような熱がシュライグの中へと注がれていく。決壊した防波堤から溢れる水のように白濁液がシュライグの中を暴れ泳ぎ、最奥まで到達しても孕ませんとする強い意志を持った種子が止めどなく流れる。ドクドクと溢れる白く濁った欲望はいつまでも──それこそ永遠と錯覚してもおかしくないぐらい、シュライグの中へ。
二十秒か三十秒か、はたまた一分か二分か。ルガルはシュライグの中に食い込ませていた『牙』を名残惜しそうに抜く。
瞬間、シュライグの体は崩れて倒れ伏す。足に力が入らないのか、無様にも蛙のように大きく足が開く。その根元──秘所から、ドロドロと粘り気の強い白濁液が零れる。山崩れによる土石流のように流れる穢れた白い熱は地面にまで流れ、さながら河川を形成していくよう。
「ぁ……あぁ……」
そしてそれは下の口だけに非ず。シュライグは最奥まで汚されてしまった喪失感、快楽に溺れて受け入れてしまった自分自身への軽蔑。言葉にできない感情が胸の内に渦巻き、いつの間にか双眸から雫が零れていた。
「んぅっ」
「おいおい何をへばっているんだ?」
しかし、そんなシュライグの心情には目もくれないルガルは、シュライグを小脇に抱える。
「
「あ……やぁ……」
無理だ、耐えられない。
抗議の声をあげようとするシュライグだが、失意の中で声が思うように出せない。
ポタポタと秘所から白い涙を垂らしつつ、シュライグはルガルに抱えられたまま部屋の中へ連れ込まれ──
──一刻もしない内に、部屋から百舌鳥の囀り啼く声が響いたのであった。
(……メイドならドラゴンメイドでよかったかもしれない)