第一弾は奏の嫁、花音!
結婚初夜だぜぃ
奏くんと結婚しておよそ1年。
争いごとなど一切なく夫婦仲は非常に良い中、私たちは今日を過ごしている。
不満はない。けれど、不安に思うことが一つだけある。
それは───夜の営みが一切行われないこと。
学生の頃からはもちろん、大人になった今現在も私たちは、体を交えたことが一度たりともないんです………。
エッチなことではないけどキスをしたことはあるし(少ないけれど)、ギュッて抱いてくれたこともあるけど、それ以上発展することは決してない。
以前ネットで調べたら、新婚夫婦の夜の営みの数は週に一回するのが最も一般的だと出ていた。
でも、私の知り合いで結婚している人はいないから確認のしようがない。
(私、魅力ないのかなぁ………)
一人部屋の中でそう呟いた時だった。
私の携帯に着信が入る。
「もしもし?」
『もしもし?花音?』
電話の声の主は千聖ちゃんだ。
『突然電話をかけてごめんなさい。今話せるかしら?』
「うん!大丈夫だよ!」
『ありがと♪この後の仕事がキャンセルになって時間ができたから、暇になってしまったの』
「ドラマの撮影?」
『ええ。相手役の人が急病で来られなくなってしまったの』
「大変だね………」
『まあ、仕方ないわ。病気だもの』
千聖ちゃんは、今やテレビで引っ張りだこの女優さん。多忙の中、こうして電話してくれるのはとても嬉しい。
『花音はどう?結婚生活は充実しているかしら?』
「………う、うん!問題ないよ!」
『へぇ………』
取り繕うようなその言葉に、千聖ちゃんは疑うような反応を見せる。
『別に隠さなくていいのよ?花音』
どうやら全てお見通しだったようだ。
「その、本当に問題はないんだよ?ただ………」
『ただ?』
「千聖ちゃん。よかったら相談に乗ってくれないかな?」
『その言葉、待ってたわ♪』
「実は………」
私は結婚してからこれまでのことを全て千聖ちゃんに伝えた。
嘘なんて一つもない。ありのままの真実、そして私の想い。
一人で悩んでいたことを唯一無二の友達に打ち明けると、すぐさまその答えが返ってきた。
『エッチしたいなら、やればいいじゃない』
「ふえぇ!?」
千聖ちゃんの口からストレートな卑猥な言葉が飛び出し驚いていると、話を続ける。
『まあ、月島くん自体高校の時は女の子に全く興味を示さなかったのだから、単に性欲がないのかもしれないわね』
「そ、そうなのかな?」
『決して花音に魅力がないからではないわ。そこは間違えちゃダメよ?』
励ますようなその言葉に心から安心する。
『どうせなら、今日誘ってみたらどうかしら?』
「ふぇっ!?」
『花音のことだから勇気が出ないとかで先延ばしにしそうだもの。これは強制♪あっ、ちなみに月島くんにもあとでお話を聞くから嘘はつけないわよ♪』
「そ、そんなぁ………」
携帯越しに楽しそうに笑みを浮かんでいる千聖ちゃんが容易に想像できる。
でも、確かに千聖ちゃんのその通りだ。
今日この機会を逃すと、ネガティブな気持ちに押しつぶされて進展できなくなってしまう。
「わ、わかった!頑張ってみる!」
『どんな感じだったか、後で教えてちょうだいね』
「うん!」
元気にそう返し電話を切る。
時計を見ると時間はすでに18時を回っていて、あと1時間もすれば夫が帰ってくる。
明日は仕事が休みということもあって、自宅でのんびり過ごそうと彼と事前に話していた。
ある意味好都合だったのかもしれない。
千聖ちゃんと誓った約束を胸に、夕食の支度を進める。
…………………
…………
「おーい。帰ったぞー」
「お帰りなさい!」
ガチャリと玄関の扉が開き夫が帰宅する。
私は、満面の笑みを浮かべ出迎えた。そして、千聖ちゃんに言われたことを踏まえ、真剣に考えた誘い文句を告げる。
「ご飯にする?お風呂にする?それとも………」
「あー、まずは風呂だな」
数時間考えた言葉がこれで、結果は惨敗。
意図が伝わることなく自然にスルーされてしまった。
「そう思って沸かしてあるよ」
「おお!流石花音だ♪」
白い歯を見せて喜びをあらわにする奏くんは、私の頭をわしゃわしゃと撫でる。
この大きな手で私を抱いてくれるのかな………そんな妄想を浮かべつつ、スーツの上着を受け取りハンガーにかける。
「いつもすまんな」
「ううん!こちらこそ、いつもお仕事頑張ってくれてありがとう!」
「ほんといい嫁だな。花音は」
「えへへ」
何気ないその一言が私を幸福感で満たしてくれる。これ以上の行為を求めるなんて、私………欲張りさんなのかな?
「一番風呂もらうぞ」
「ゆっくり浸かってきてね」
着替えとバスタオルを持った奏くんが脱衣所へと向かい、数分後シャワーの音が聞こえてきた。こっそり近づいて耳を澄ますと、鼻歌を歌って上機嫌な様子。仕事の疲れを泡と共にシャワーで流しているのだろう。
ふーっと一息吐き、決意を固める。
(奏くん、わがままな私でごめんなさい!)
心の中でそう謝罪し服を脱ぎ始める。まずはパーカー、そして短パン。お風呂に夢中な夫は私の行動なんて知る由もない。
下着姿の私が鏡に映り、この格好を見られただけでも恥ずかしいのにそれ以上なんて………頬が紅潮しカァっと熱くなる。勢いそのままにブラを外し、ショーツも脱いだ。生まれたままの姿になった私はお風呂場の扉を開き、同じ裸の夫の前に全てを曝け出した。
「か、奏くん………お背中………流さ、せて………?」
両腕で胸と下半身を隠しながらそう告げる。側から見たらこんな状況、私が変態みたいだ。顔が火を吹きそうなほど真っ赤になっているのが自分でもわかる。
肝心の奏くんはというと、ポカンと口を開け唖然とした表情で私を見ていた。
「お、おう」
短くそう返し背中を向けた。
「た、頼んだ、ぞ」
彼も困惑している様子だ。普段の私なら絶対にありえない行動。まるで奏くんも緊張してるように見えた。
「し、失礼します」
そう断りを入れボディソープを手に馴染ませ彼の逞しい肩に触れる。少し焼けた肌で非常に筋肉質。普段から逞しいと思っていた体つきだけど、直に触れてみるとそれが否応にも伝わる。スッと手を動かすと彼はビクッと体を大きく振るわせた。
「な、なに!?」
「いや、なんでもねェ………」
「くすぐったかった?」
「ま、まあそんなところだ」
「えへへ、そっかあ」
普段の生活なら見ることのない可愛らしい反応に笑みをこぼす。奏くんの素直な反応のおかげで、少しだけ気が楽になったような気がした。
肩から背中へ。面積の広い奏くんの男らしい背中を隅々まで洗体していく。
「お痒いところはありませんかー?」
「おいおい。オレの両手は
「本当だ。うっかり」
美容院でよく言われるセリフを口にしたけどここでは間違いだったみたい。それにしても………私は今にも恥ずかしくて死んじゃいそうなのに奏くんは至って冷静。クールだ。
何か反応が欲しいとは思わないけれど、このまま私だけが恥ずかしがってしまってはあまりにも惨めだ。そこで私は千聖ちゃんに教わったことを実践してみる。
「………えいっ!」
胸を彼の背中に当てギュッと抱きつく。
『こうすれば男の人はイチコロよ♡』なんて千聖ちゃんは言っていたけれど、本当に効果があるのかな?そーっと彼の表情を伺う。
「………花音。正直に答えてくれ」
「ふぇっ?」
「一体、誰の入れ知恵だ?」
ようやくというべきか、顔を真っ赤にし照れた様子を頑張って隠そうとする奏くんの様子が見てとれた。素直な反応を見れて率直に嬉しい。実は………と前置きを入れ、今日千聖ちゃんと電話で話したことを全て彼に伝える。
やっぱりか!などとツッコミを入れつつもどこか申し訳なさそうな表情を浮かべる。
「とりあえずわかった。全ては
「は、はい………」
奏くんから離れ、今は彼の目の前で正座をしている最中だ。
「ったく、花音と花音で感化されてんじゃねぇよ……」
「ごめんなさい………」
「とにかく、花音の気持ちは伝わった。オレは他人より性欲が薄いだけで花音が嫌いになったわけじゃねェ。花音が望むならオレはいくらでも────」
奏くんの言葉を遮るように、ゆっくりと立ち上がると胸板に額をぶつける。お互い裸のまま、彼の心臓の音が鼓膜に響く。尋常ではないほど速い鼓動。そんな私に彼は優しい手つきで頭を撫でる。
「わかった」
奏くんはそう一言だけ発すると、そっと私の顎に指を添え唇を奪う。久しぶりのキスに体に熱が帯びるのが自分でわかる。私、今すごく興奮しているんだ。
しばらく唇を重ねていると、下腹部に硬い何が当たる。ビクン、ビクンと小刻みに動くそれを手のひらで触れてみると、彼は驚いたように腰を跳ねた。
(これが、男の人の………)
弟がまだ小さかった頃、一緒にお風呂に入った時に見た物とはまるで違う。おへそに届きそうなほど聳り立ったおちんちんに直に触れ顔がさらに熱くなる。
硬くて柔らかい不思議な感触にすべすべとした肌触り。初めての経験に恥ずかしさより好奇心が勝り、彼の肉棒を掴んで離さない。
「花音………あまり触られると、だな………」
眉間に皺を寄せどこか苦しい様子の奏くん。
先端から滲み出た液体を手に馴染ませ、片手では掴みきれない驚異的な大きさを誇る奏くんのおちんちんを上下に擦る。いつかこんな日が来るだろうと思ってエッチな動画を見て学んだことを活かす。
男の人は優しくされるよりどちらかというと激しくされると気持ちいいって言っていたような……等と思い出し、少し強めに握りピストンする。
「ちょっ、ヤベェって………!」
上目遣いで彼の様子を探ると、私の動きを止めようと腕を掴んできたけれど私は彼の言葉を右から左へ聞き流しその動きを継続する。
奏くんが本当に嫌ならもちろん止めるし無理強いはしない。でも、今だけはそうする気はない。だって、こんなにも頬を真っ赤にして、気持ちよさそうに身悶えしてるんだから。
自然と彼は抵抗するのをやめて私の手コキを受け続ける。
「すごい……ヌルヌルが、いっぱい………」
溢れ出る先走り汁。
擦るたびにクチュクチュと卑猥な水音を立て、動きを加速させる。
「花音………離れろ………!」
「ううん。このまま………ねっ?」
もうすぐアレが出る。
それを察した奏くんは警告するけれどそれすらも拒む。見たい。奏くんが、気持ちよくなってるところを。
一瞬たりとも逃さないように瞬きせずその瞬間を待つ。
「…………出るっ!!」
「っ!!」
グッと頭に腕を回し抱かれた私は至近距離で夫の射精を身に受ける。
ドピュッ、ビュルルッ、ビュッ、ドクンッ!
鈴口から飛び出した精液が胸、お腹、太腿に勢いよく放たれた。私は驚きのあまり声が出ず、呆然と立ち尽くす。浴室には互いの吐息だけが響き、沈黙の時間が流れる。
「悪い、花音………汚しちまった………」
「ううん。大丈夫………」
初めて尽くしの経験に興奮が抑えきれない。
身体についた独特の匂いを放つ精液の香りがまるで媚薬のように作用し、脳が沸騰する。
そんな最中、奏くんは有無をいわせず私を抱き上げた。
「きゃっ!」
「このまま、ベッド行くぞ」
「ふえぇ………!」
俗に言う "お姫様抱っこ" の形で抱えられた私は濡れた身体を拭うことなくそのままベッドに押し倒された。いつも私に対して道に咲く花のように丁重に扱われてきたけど今はその逆。
乱暴で少し強引。だけどそんな彼に私は今、惹かれている。
「今まで我慢させてきて悪かったな。今日は花音がしたいことなんでもする」
彼のまっすぐな瞳に思わず顔を逸らす。普段から素敵な旦那と思っていたけれどこうしてもっと親密な関係になるとカッコよく映るものなんだな、と実感した。
「じゃあ………もっと、キスしたい」
「お安いご用だ」
ニッと白い歯を見せた彼は目を瞑り再度私と唇を合わせる。優しさなどかけらもない貪るようなキス。互いの口内を舌が這いずり回り、絡まり合う。数十秒の交わりを終え、私たちは酸素を求め思いきり息を吸い呼吸を整える。
「はあー、はあー………」
「初めてだな。こうやってするの」
「うん………なんか、すごい………」
まるで獣のような激しさに体が小刻みに震える。
奏くんの下半身に視線を移すと数分前に射精したはずなのに、既に大きさは元通りになっていた。
男の人は一度出すとしばらくは賢者タイム(?)というのになって動かなくなると聞いていたんだけど、さすがというべきかな?奏くんにはそれが当てはまらないみたい。
「奏くん、元気………」
「全部、花音のせいだからな」
照れくさいと言わんばかりにそっぽを向く夫にクスリと笑い、脈を撃ち続ける陰茎を握り私の膣口に当てがう。
一連の交わりで興奮しきった私の体はトロトロと愛液を流し、これからするであろう行為に向け準備を整える。
「奏くん、きて………っ」
コクリと無言で頷いた彼は膣穴の直前に留めていた亀頭を少しずつ、中へ進行させる。
グチュグチュに濡れた膣壺はなんの抵抗もなく最奥地まで彼を迎え入れた。
初めての性行為は、初めて好きになった人と、夜ベッドの上で。
痛みはなく、ピッタリと肉棒に張り付く膣壁がきゅうきゅうと締め付けちゃんと挿入されていることを実感する。
「えへへ………やっと、一つになれた………」
下腹部を摩り涙ながらに吐露する。
「待たせてすまなかったな」
「ううん。今、とても幸せだから、いいの………」
「オレも幸せだ」
「嬉しい」
グッと夫を抱き寄せ何度目かの口付けを交わす。上も下も全てが繋がりあった今、幸福感で満ち溢れている。
「少し動くぞ?」
「うん………」
そう断りを入れ、腰を引くと膣壁にカリが引っかかりかつて感じたことのない快感が全身を駆け巡る。
「ひゃんっ!」
その気持ちよさに思わず声が出た。
「どうした!?」
「だ、大丈夫………続けて………」
「あ、ああ」
入り口ギリギリまで引いた腰を、ズンッと再度膣奥へと突くとまたしても快感が響き体を震わせる。これが、絶頂するっていうことなのかな?ビリビリと痺れるような感覚が襲い、小刻みに体を揺らす。
「気持ち、いいのか?」
恐る恐ると言った感じで奏くんは問う。
「………ごめん。私、実はすごくエッチな子だったのかも………」
「と、いうと?」
「………気持ちよすぎて、おかしくなっちゃいそう………♡」
ヒューズが外れた脳内はもう恥ずかしさという感情は一切ない。その代わり、卑猥な顔で正直な言葉を並べ彼に伝える。
「もう、手加減しないからな?」
奏くんは私の足をグッと掴むとそのまま頭の方へと上げまんぐり返しの体制になると、そのまま激しく陰茎を上下にピストンする。
「あっ、はぁっ、んんっ、んっ!」
パンパンと腰を打つ音と互いの息遣いのみが耳に入り、行為に没頭する。
おちんちんを出し入れするところも、お尻の穴も、私の全てを見られることによることで体はさらに熱を帯び膣を濡らす。
そうすることで上下に摩擦する動きがさらに加速しジュポジュポと体液を掻き回す卑猥な音が部屋中に響く。そして────
「…………出るっ!」
十数分の激しい行為の後、彼の陰茎は勢いよく精液を吐き出し膣内を満たす。2回目だというのに全く変わらない量を放出し、ちゅポンと抜き出すと白濁液がドロドロと膣から溢れシーツを汚す。
「あったかい………」
まるで温泉にでも浸かっているような感覚だ。恥なんてものはなく、おおっぴろげに足を開く。
「痛くなかったか?」
「うん。全然」
「初めては痛いって聞いていたんだが、違ったのか」
「すごく気持ちよかったよ?」
「ならよかった」
私の頭を優しく撫でる奏くん。
しかし、彼の下半身はまだ物足りないようで………。
「うふふ。もしかして溜まってたのかな?」
「あー………まあ、一人ですることもほとんどないしな」
「それじゃあ、今度は私が………!」
仕事と性行為に疲れた奏くんをベッドに寝かし、聳り立つ陰茎の上にまたがる。
「今日は………寝かさないからね………♡」
そのまま私たちは日が昇るまでエッチを続けた。お風呂上がりに、服も着ずにただ行為に励んでいたからか、次の日にはお互い体調を崩し仕事を休むことになったのはいうまでもない。
原作同様、奏くんは性欲が薄いだけで実はとんでもないものを持ってそうという妄想で描きました!
花音さんは耳年増だと個人的には思う………笑
二人とも、お幸せに!!
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