※この作品はR-18です。

メッツァー様がチート級能力を得て魔法戦士ヒロインたちを手籠めにして無理やりハーレム化する話~RPG式セクハラバトルZERO シナリオパート~   作:ろむ1000/為五郎

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制作中の自作ゲーム第二弾のシナリオパートを、モチベーション維持のため公開します。
第一弾の販売ページはこちら。
https://www.dlsite.com/maniax/work/=/product_id/RJ01027239.html

・改題しました。理由は、原作知らない人にも読んでほしかったのに、ココノ死亡エンドなんて古いファンしか知らない言葉が入っているのはまずいと今更ながら気づいたからです。元タイトルは「プリンセスティアのココノ死亡エンド後、メッツァー様がチート級能力を手に入れて逆襲する話」です。

・シナリオの続きを書き始めました。試作版はまだまだなんですが、一つ一つきちんと進めることにこだわるより、そのとき気が向いた作業をしたほうが気楽に続けられる気がしまして。


10話 メッツァー様の人格が変わった理由の二つ目(半分のみ) その一

◇◇◇

 

 その夜も当然のように鳴り響く警報音。

 魔法戦士たちは焦燥感、疲労、そして脳裏に焼きついて離れなくなった淫猥な妄想に苛まれながらも、人々を守るため己を律し、悲壮な覚悟を秘め夜を駆ける────

 

◇◇◇

 

ティアナ

「────霧沢司令を解放してもらえませんか」

 

メッツァー

「これはまた唐突ですね。そう願うお気持ちはわかりますが、我々は敵同士。それが通るはずもないことは言うまでもないはずですが」

 

ティアナ

「確かにそのとおりなのですが。これまでの貴方の言動との間に違和感を感じたので『ひょっとしたら……』と思い、念のため確認しただけです」

 

メッツァー

「ふむ? 何かおかしなところでも?」

 

ティアナ

「…………霧沢司令を辱めたそうですね。……『魔法戦士以外の女に興味はない』…………以前の言葉と矛盾しませんか?」

 

 …………その言葉には、奇妙な圧力が込められていた。

 

メッツァー

「……い、いえ、基本的にはそうなのですがね? 正確には『魔法戦士のように美しく気高い容貌と精神の持ち主以外には興味がない』のです。心の有りようなど普通はわかりませんので聖涙石が認めた者を基準としていたのですが、聖涙石に認められるには気高い精神のほかに魔力の素質も必要です。そういうわけで──」

 

ティアナ

「──つまり重要なのは容貌で、心根は貴方が良さそうと思えればそれでよい、ということですね」

 

メッツァー

「た、たしかに言ってしまえばその通りですが…………昨夜、勝ち目のない相手に一歩も退かず、倒れた部下を守るため抗い続けた霧沢の姿に、魔法戦士に通じる美しさを感じたことはそれほど的外れですか……?」

 

ティアナ

「…………わかっています……霧沢司令は尊敬できる方です。貴方の評価は間違っていないと思います。今のは単に、結局のところ貴方が言い寄る女性は魔法戦士の中に収まらないんだな、と思っただけです」

 

メッツァー

「……フ、フフ…………た、たまにはこのようなこともあるでしょうが、心の在りようなど今回のように極限状態でもなければはっきりと見て取ることはできないものです。そして魔法戦士に並ぶほどの気高い精神の持ち主など滅多にいるものではない。このようなことがよくあることならば、そもそも私は今のような歪んだ人格にはなっていなかったでしょうよ」 

 

ティアナ

「…………それは……」

 

メッツァー

「だからこそ私は人間というモノに何も期待しないし…………だからこそ私にとって魔法戦士は特別なのです」

 

ティアナ

「……………………」

 

メッツァー

「そういうわけで、聖涙石は私にとってもありがたい存在なのですよ」

 

ティアナ

「……どういう意味です?」

 

メッツァー

「申し上げたでしょう? 今回のことは偶然であり極めて稀だと。ですが聖涙石のおかげで抱くべき女をはっきりと見分けることができる。私のハーレムに加えるべき女が誰なのかをはっきりと示してくれる女神には、いくら感謝しても足りません……ククッ!」

 

ティアナ

「……っ、またそのような破廉恥な戯言を……!」

 

メッツァー

「本心なのですがね。今の私にとって愛を注ぐに足る女の存在はまさに生命線。聖涙石が示してくれなければこの覇道、ここまで順調には進まなかったでしょうよ」

 

ティアナ

「……どういうことです」

 

メッツァー

「おっと、私としたことが。危うく自らの弱点を嬉々としてぶちまけてしまうところでした。……どうも姫と話していると口が軽くなっていけませんね。初恋にのぼせる思春期の少年ではあるまいに……ククッ!」

 

 ──以前にも言っていたことだろうか。弱点という言葉は気になるが、この様子ではあまり期待すべきではないはずだ。ただ今のメッツァーは精神が不安定で、本当の弱点をおもしろがっている可能性も捨てきれない──

 

メッツァー

「まあ、霧沢のことはご安心ください。予定どおり進めばすぐに解放することになるはずですので」

 

ティアナ

「……予定とは何のことですか?」

 

メッツァー

「決まっています。魔法戦士全員を我がアジトにご招待する予定です。さすがにミネルヴァガードがもぬけの殻では政府機関などの有象無象が技術情報を求めて押しかけてくるかもしれませんので、留守番役にお返ししましょう。情報が拡散し状況が混沌とすることは、望むところではありません」

 

ティアナ

「……させると思いますか?」

 

メッツァー

「無論抵抗はされるでしょうが。……現在の戦況は膠着し、我慢比べの様相を呈してきました。そちらもなかなか苦しそうなご様子ですが、私は私で苦しかったのですよ。そしてついには耐えかね、温存していた奥の手をもって現状を打破する決断を下しました。……今日からの私は、これまでのようにはいきませんよ?」

 

ティアナ

「…………なるほど、シュガーの推測は正しかったのですね。これほど大規模な作戦行動をこれ以上続ける組織力は、さすがの貴方でもこの短期間では作れませんでしたか」

 

 ──奥の手というメッツァーの言葉に警戒レベルを最大まで引き上げる。しかし同時に内心では安堵もしていた。これまで全く底が見えなかったメッツァーの戦力に、ついに限界が見えたのだ──

 

ティアナ

「ならばなおさら負けられません。どのような手でこようと、必ず耐え抜いてみせますっ……、正義を奉ずる魔法戦士の心を折ることなど、不可能であると知りなさい……!」

 

 今、まさにこの戦いこそが正念場であると知り、不屈の覚悟を、魔法戦士の誇りを凛々しく宣言し、眼前の悪漢を威嚇するティアナ。

 互いに苦しい状況ならば、あとはもう気力、気迫の問題だ。そして──その状況で魔法戦士が先に音を上げることなどありえない──そう自らを、仲間を、心から信じられた。

 

メッツァー

「…………クッ、ククックッ…………よ、予想どおりの反応ありがとうございます。……残念ながら姫、それは勘違いというものですよ? ……まあ、わざと誤解するような言い方をした私が全面的に悪いのですが」

 

 だがメッツァーは、そんなティアナの気迫と覚悟を滑稽なものを見るように嘲笑った。

 

ティアナ

「…………何がです…………何がおかしいというのですっ……!」

 

 そう叫びながらも侮辱に対する怒りより、恐ろしく冷たい予感のほうが先に立つ。……メッツァーが何を言わんとしているのかはわからないが、自分が何を勘違いしているのかは容易に察することができてしまっていた。

 

メッツァー

「ククッ、姫もすでにお気づきのご様子ですね。お察しのとおり、私の戦力にはまだまだ余裕があります。人間というものは自身に都合のよい解釈をしてしまうものですが、姫ほど聡明なお方でもその業からは逃れられませんでしたか。…………これまでの情報と突き合わせれば、その解釈は不自然だということがわかったはずですが」

 

ティアナ

「……なんて悪趣味な…………昨今の錯乱気味な貴方を見ているとありえると考えてしまったのは、特段おかしなことではないと思いますが」

 

 言葉だけのこととはいえ、見事に弄ばれてしまった。精一杯の嫌味を返す。

 

メッツァー

「ククッ、耳が痛い。ではいったい何が苦しいのかということですが…………姫には、きっと想像もつかぬのでしょうね」

 

ティアナ

「……なんでしょう。馬鹿にされていることだけはわかりますが」

 

メッツァー

「とんでもない。どうか今の愛らしい姫のままでいていただきたい」

 

ティアナ

「…………また卑猥な冗句を口走ろうとしていることはわかりました」

 

メッツァー

「ククッ、概ねその通りです。夜ごと愛しき姫との逢瀬を重ねているというのに、熱情に昂る姫を眺めるばかりで、一線を越えるどころかまともに抱きしめることすらできておりません。狂わんばかりの衝動と欲求不満に耐えかね、ついに非合理な選択をするに至ったというわけです。この苦しみ、ご理解いただけますか?」

 

ティアナ

「わかるわけがありません──優位にある立場を利用して、言葉だけのこととはいえおもしろ半分で人を嬲り弄ぶ──卑猥なものを好むとしても、そのような方向で品性に欠ける行いだけはしないと思っていたのですが、買いかぶりだったようですね」

 

メッツァー

「…………どうでしょう。そういった事は自己弁護した瞬間に嘘くさくなるので、否定するのは難しい。ただ今の姫が誤解されていることは確かです。私の言葉足らずが原因ですが」

 

ティアナ

「……いったいどこに誤解の余地があったというのです」

 

メッツァー

「まず一つ。愛するからこそ辱めたくなるのです。恥辱に赤く染まる頬を、悲痛に歪む顔を、諦め受け入れる悲愴な涙を目にすると、私は最高に昂るのです…………この素晴らしい女を、己のものにしたのだと」

 

ティアナ

「そ、そんなものを愛とは言いません……!」

 

メッツァー

「そうかもしれませんが少なくとも、有象無象に辱めなど与えません。首をはねて終わりです。不要、かつ不愉快なものを、一秒でも早く視界から消し去るために」

 

ティアナ

「…………それは……」

 

 

 10話 完




・「人格が変わった理由」というのはココノ死亡前との比較のことで、原作との比較ではありません。
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