メッツァー様がチート級能力を得て魔法戦士ヒロインたちを手籠めにして無理やりハーレム化する話~RPG式セクハラバトルZERO シナリオパート~ 作:ろむ1000/為五郎
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・ゲームの試作版 01-09話までが収録されてます。ゲーム内での話数とは別ですのでご注意ください。試作版とは、前作をひな形にイラストとテキストだけを入れ替えたものです。
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その夜、再びの警報音。関係のない者にとってはいつものことになってしまった感があるが、この日初めて無関係な者から見てもはっきりとわかる変化があった。
それは事件現場となる結界の発生数の減少。ただし、無関係な者にはその意味まではわからない。
だが主犯たる悪の魔導師と濃厚に接触を繰り返してきた魔法戦士たちにはわかった。ようするに、残った魔法戦士の数と同じなのだ。
ティアナはこの戦いがメッツァーにとって遊びでしかないことを突きつけられ、憂鬱な気分にさせられる────
ティアナ
「────メッツァー、一つだけ聞かせてください…………昨日仕掛けた変身システムへの細工は、やろうと思えば私たち全員に施すことができたのではないですか?」
メッツァー
「フフッ、ご明察です。ではそうしなかった理由も、もうお分かりですね? そのほうが姫たちが美しく苦悩される扇情的なお顔を拝見できると愚考した次第。実際、シンフォニックシュガーが自らの落ち度で仲間たちが捕えられ辱められたと知り、鬼気迫る表情でシステムチェックしている顔は見ものでしたよ。一晩で勝負を決めていたら見られなかったと思うと、獣欲をあえて抑えた甲斐があったというもの」
ティアナ
「…………よくわかりました。貴方の想いは、決して愛などではありません、ただの所有欲、独占欲です」
メッツァー
「…………ほう……?」
ティアナ
「そうでなければ、あのような痛ましい姿を見てそんな言葉が出てくるなどあり得ませんっ……」
メッツァー
「……目で見て確かめられるわけではない以上、姫の言葉を否定することはできませんが、もう一つの可能性もあり得るのではありませんか?」
ティアナ
「……なんのことです……」
メッツァー
「姫はよく私に仰るでしょう? 『貴方は悪魔です』と。悪魔の愛とはこのような形をしているのではありませんか? ……ククッ!」
ティアナ
「……戯言を……どちらにしろ、人の愛ではありません…………貴方は結局、手に入れた圧倒的な力で私たちを弄んで嘲笑っていたのですね」
メッツァー
「…………それだけではないですがね、楽しんでいたのは否定しません。ですが、そう杓子定規に考えることもないのではありませんか? 『愛とはこういうものだ』と。子を愛する親でさえ、子が思いどおりに動かねば腹を立てることもあります。親のエゴがなせる業でしょうが、だからといって愛していないとはいえないでしょう。少しばかり外れていたり、余計なものが混ざっているくらいで全ての『愛のようなもの』を否定しては、それこそこの世は闇なのではありませんか?」
ティアナ
「……っ…………そうだとしても、貴方の愛はあまりに外れすぎています。受ける側をあまりに苦しめるものを愛などと認めるわけにはいきませんっ……」
ティアナは否定する。そんなものは愛ではないと。
敵同士である以上こんなことは些細な問題であるはずだが、どうしても黙っていられない。魔法戦士としての信念に繋がる問題であるというのもあるが、なにより…………「これも愛である」────そう認めてしまえば、受け容れたくなってしまうから────
メッツァー
「それは否定できませんが、この場合受ける側もまたあまりに常軌を逸しているということは強く主張したい。それを矯正するためという意味合いもあるのだと」
ティアナ
「そ、それは言い過ぎですっ…………たしかに、魔法戦士が普通だとは言いませんが…………」
メッツァー
「それこそこちらの台詞です。この程度の性的嗜好、男であればそれほど珍しいものではありません。シュガーのことも、『これから自分が幸福にしてみせる』────その前提ではあるのですよ?」
その言葉に、チクリと痛むティアナの胸。
ティアナ
「…………貴方の押し付けようとする幸福は、魔法戦士の信じる幸福とあまりにかけ離れています。到底受け容れられるものではありません」
メッツァー
「幸福とは信じたり考えたりするものではなく、ただ感じるもの、気づけばそこにあるものだと思いますがね。どちらにせよ、正義に殉じて敗北することも幸福だというなら、その後私に娶られることも幸福の一部ということになりはしませんか? それが違うというのなら、結局想定が甘すぎるということでしょう……!」
ティアナ
「……っ……幸福とはそういうことではなくっ……いえ、たとえ幸福でなくとも────」
────そんなやりとりがもうしばらく続いた…………
◇◇◇
選択肢
A:『策を発動させる』
B:『姫は後日にまわす』
→A:『策を発動させる』の場合
剣を構えメッツァーの様子を窺っていたティアナの肌に、強烈な違和感が生じる。
ティアナ
「……っ……!? こ、これはいったいっ…………ま、まさか、貞操防御が……!?」
メッツァーの性戯から乳首や女陰を守るように展開していた貞操防御の感触が消え失せた。さらに敏感に改造されてしまった柔肌を刺激しないようスーツの内側に展開されていたはずの摩擦を低減するフィールドのない、ダイレクトな感触。
答えは一つしかない。
メッツァー
「はい、そのまさかです。我々のスキンシップを邪魔する無粋なシステムを黙らせるための細工を仕込むバックドアが、まだ残っていたというわけです。代名詞たる得意技をものの見事に完封された屈辱の意趣返し、今夜こそお見舞いできそうですな……ククッ!」
ティアナ
「そ、そんなっ…………また同じ手で……!」
メッツァー
「同じ手であろうと対策を講じていなければ当然の結果です。シンフォニックシュガーの痛々しい姿を見かねたのでしょうが、リリーの失策と言わざるを得ませんな。シュガーも昨日の一件だけで終わりとは限らないと気づいたからこそ無理を重ねたのでしょうに。気の済むようにさせてやれば、今夜の犠牲は疲れきったシュガーだけで済んだでしょうにね。もっとも、技術面の要である霧沢とシュガーの両方を失えば、戦線の崩壊はどちらにしろ時間の問題となったでしょうが」
ティアナ
「そうだとしても……! シンフォニックリリーはシュガーの身を案じて、あえてその意志を無視する決断を下したのですっ……卑劣な策を弄し魔法戦士を嬲って悦ぶ貴方のような男が彼女らを笑うなど、この私が許しません……!」
メッツァー
「そんなことは指揮官なら大前提だろうが……! そんなだから遅れをとるのだろうっ、それだけの力を持ちながら……! 勝利に執着することすらできないなら、戦場になど出てくるな……!」
ティアナ
「……メッツァー………………」
メッツァー
「…………フフッ、私としたことが。しかし姫たちに戦場が似合わぬというのは本心です。いかに聖涙石の力があろうと、そのような中途半端な姿勢で戦場に立ち続ければ、待っているのは勝者の褥で泣きぬれる未来のみ…………」
メッツァー
「失礼、中途半端というのは誤りでしたね。姫たちはそもそもそれで本望なのでした。ではなおのこと、ろくでもない男にひっかかる前に、私の寝室で保護して差しあげる必要がある。…………ククッ、夜ごとの逢瀬ですっかり淫魔の馴染んだそのお体で、私の十八番をまともに受けていつまで立っていられるか、とくと拝見するといたしましょう……!」
・シナリオパート、こんなに長くするつもりは全くなかったんですけど、ホント気づいたら長くなってる。ゲームとしてはバトルがメインで、状況説明を添える程度のつもりだったのですが。
・書き慣れてくるとむしろ書かないといけないようなつもりになってしまって、でもこのゲームの場合戦闘前後の会話がほとんどだから、いつもだらだらと会話してますねこの二人。よく話すネタが尽きないもんだ。