※この作品はR-18です。

メッツァー様がチート級能力を得て魔法戦士ヒロインたちを手籠めにして無理やりハーレム化する話~RPG式セクハラバトルZERO シナリオパート~   作:ろむ1000/為五郎

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・ゲームの試作版 01-09話までが収録されてます。ゲーム内での話数とは別ですのでご注意ください。試作版とは、前作をひな形にイラストとテキストだけを入れ替えたものです。
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26話 作戦会議

 

 ミネルヴァ・ガード本部の会議室。

 

 魔法戦士たちは久しぶりに全員がこの部屋に揃った。留守の間、および現在の状況について改めて確認していく。

 

・この期間、メッツァーは特に表立った動きは見せなかった。

 

・入れ替わりに解放された瑠々香が魔法戦士たちの留守を守っていた。

 

・事前に懸念されていた「反魔法戦士勢力が技術情報などを求めて押しかけてくる」という事態は杞憂で済んだ。

 

・メディアは魔法戦士の敗北、陵辱については一切触れようとしない。ただ、いつまでも事態を収拾できないミネルヴァ・ガードへの責任追及の色合いはより強まっている。

 

・政府もミネルヴァ・ガードに責任を押し付けて批判を避けたいという姿勢がより鮮明になった。

 

・一方で、暴走した記者などがミネルヴァ・ガードの基地に忍び込んでくるなどの事態に備えた警備については政府も非常に協力的。

 

リリー

「────私が思うに、何者かの意図のようなものを感じるの。ミネルヴァ・ガードを孤立無援にして締め上げようとする一方で、状況が混乱して制御できなくなるような事態は避けたがっている、何者かの意思を……」

 

ローズ

「…………何者かもなにも、該当人物に一人しか心当たりはありませんわ…………」

 

ライム

「……すでにメッツァーと政府やメディアの間に密約が結ばれている、っていうことだよね……」

 

 ────皆、表情は一様に暗い。

 

 初めに再会したときは安堵と嬉しさが先に立ったが、それはすでに通り過ぎている。

 戦況が絶望的なことにくわえて、監禁中は仲間たちの陵辱動画を延々と見せつけられながら犯されたのだ。それは自身のものを見られたということでもある。

 

 親しい仲間たちの、女としての顔。

 男に組み敷かれ、ねちねちと嬲られ、切なげな喘ぎ声を搾り取られる一部始終を見て、見られたのだ。どうしたって気まずい。

 

 特にメッツァーを、敗北を知らなかった者たちは顕著だ。

 20日もの間監禁され、調教によって男に支配される悦びを刻まれた身体と精神に戸惑っている。

 より正確には、調教済みの体と心のまま以前のように自由で自立した立場にいることに戸惑い、主人として刻み込まれたメッツァーに逆らうことを考えるたびに謎の罪悪感に襲われている。

 今も心は二人で過ごしたあの部屋に囚われたままなのだろう。

 

 徐々に慣れてはいくだろうが、現時点ではティアナやスイートリップたちのように取り繕うことができず、物憂げな女の色香を垂れ流していた。

 

シュガー

「……皆さん、貞操防御の追加機能についてのお報せは、目を通していただけましたか?」

 

ライム

「え……? ああ、うん…………ごめんね菜々芭ちゃん。菜々芭ちゃん自身も大変だったのに、休養もそこそこに、またみんなのために…………」

 

シュガー

「いいえ、何も問題はありません。むしろ私のほうこそ皆さんに謝らなければいけません。…………こんな…………こんな基本的な、真っ先に心配しなければならないことを後回しにしていたなんて…………」

 

 シュガーが気にしているのは、その追加機能────女性用コンドームの魔力形成についてだ。

 ゴムのような材質の薄膜を魔力で形成し膣壁を保護する。子宮側は袋状になっていて精子の侵入を許さない。

 またペニスが実際に挿入されるまでは実体化しないため魔力の負担もほぼなく、外側に引っ張りだされて力づくで破られるという心配もない。

 

シュガー

「避妊効果だけでなく、性器が直に接触するのに比べれば刺激が大幅に低減されます。特にメッツァーの場合、先ば……カウパー腺液や精液に、媚薬のような効果を付与してあるのを舐め……せ、センサーで検知しました…………それを粘膜に塗りこまれるのを防ぐ意味もあります」

 

シュガー

「…………本当に……男性に犯されるという事態を想定した場合、真っ先に考えなければならない部分のはずなのに……同じ間違いを繰り返してしまうなんて…………これがあれば……違ったかもしれないのにっ…………」

 

 貞操防御システム開発の立案が遅れたときのことに重ね、後悔を深くするシュガー。

 たしかに真っ先に思いつきそうなことではある。だが────

 

ティアナ

「────そこまでにしておきましょう、シンフォニックシュガー。あのときも言いましたが、知識として知っているだけのことと体験したことでは重みが全く違います。体験すれば重要性を認識しタスクの優先順位を書き換えることは容易でしょう。ですが知識のみで現実問題を正しく認識するには時間を取ってのシミュレーションや追加の調査が必要です。貴方にはその時間がなさ過ぎた。ほかの案件に思考を割いている間に後回しにされていた────そういうことでしょう?」

 

シュガー

「……で、ですが、あまりにもっ……その…………」

 

ティアナ

「もちろん、これまで性的なことに馴染みがなさ過ぎたというのもあるのでしょうが。貴方に間違いがあったとすれば、それは多くの案件を抱え、落ち着いて思考を巡らせる時間もない状態を放置していたことではないでしょうか。そして、それすら簡単に過ちと決めつけられるものではありません。貴方が必死に進めていたものが重要性が低いものであるはずがないと、私は確信していますが?」

 

シュガー

「………………………………」

 

ティアナ

「…………それに、その…………言いづらいのですが……この追加機能、そこまで重要だったとは思えません。これが必要になっている時点で、メッツァーに組み敷かれ、その……貫かれるままになっているという、劣勢の極みな事態なのですから。もちろんこれが、メッツァーにも絶対に破れないほどの強度があるなら話は別ですが……」

 

シュガー

「……いえ、時間をかけて対抗魔力に侵食されれば間違いなく破られます。メッツァーなら別の方法でもっと素早く破ってくる可能性も……」

 

ティアナ

「つまり、そういうことです。貴方も本当はわかっていたのではないですか? わかったうえでこのような事態に陥る前の段階で食い止めることに注力していた────そういうことでしょう?」

 

シュガー

「…………言い訳は、したくなかったんです…………私の準備不足で、みんなを守るために当然の対策ができていなかったのは変わりませんから…………」

 

ティアナ

「それでも言い訳、してください。皆が知ればシュガーの負担を分けることができるかもしれませんし、そうでなくても────皆が貴方を心配する声が、聞こえませんでしたか?」

 

ライム

「そ、そうよっ、なんでもかんでも一人で抱え込んでっ、菜々芭ちゃんカッコつけすぎだよっ」

 

ローズ

「亜梨子さん、言い方。…………それはともかく、もちろんわたくしも同じ意見ですわ。仕方のないことだったかもしれませんが…………わたくしたちは、そこまで頼りないですか?」

 

 シュガーと瑠々香が突出し過ぎて隠れがちだが、ライムとローズも他組織であれば技術開発に携われるレベルの天才なのだ。

 そうでなくても、やはり他の者でもできることまで抱え込んでいた感は否めない。

 当人としてはある意味でそのほうが気が楽だったのかもしれないが、それで組織としての脆弱性を高めていたうえに手もまわらなくなっている以上、やはり改善が必要だろう。

 

シュガー

「……そうですね……そのとおりです……………………いったい何をやって…………心配をかけて、本当にすみませんでした……」

 

リリー

「そうそうっ、大いに反省してねっ」

 

シュガー

「……莉々奈さんにだけは言われたくありません」

 

 ……ひとしきり起きる笑い。久しぶりに空気が心もち軽くなった。

 

ティアナ

「────確認しておきたいことがあるのですが。現状どれだけ戦えるか確認のため、変身して戦闘出力まで魔力を高めてみたところ、その……初めから、異状が出てしまいました。異状が起きない出力は、だいたい8割程度…………皆さんも変わりませんか?」

 

リリー

「はい、みんなに確認してもらいました。ほぼ同じ状態と言っていいと思います」

 

 ────つまり、皆同じだけメッツァーに抱かれたということだ。小さな嫉妬が湧き上がるのを、意識的に無視する。今はそんなことをいっているときではない────

 

ティアナ

「言うまでもないことかもしれませんが…………このままでは、勝てません。初めはともかく下魔相手に時間を稼がれれば寄生体が活性化し、メッツァー単体にすら勝てなくなるでしょう…………」

 

「………………………………」

 

ティアナ

「……ですがそれはメッツァーが真剣に戦った場合の話です。これまでの様子から見て、次はほぼ間違いなく……その…………魔法戦士を、弄ぶことを主眼に動くはず…………」

 

ローズ

「……異論はございません……あの男が、いまさら真剣に戦うだなんて……あるわけがないっ…………」

 

ティアナ

「……はい……おそらくこれまで以上に戦場で辱めることに重点を置いてくると思われます。ですがそれなら、時間を稼ぐだけなら……まだ、可能です」

 

「…………………………」

 

ティアナ

「近衛団本隊からの援軍──正直に言って、それでも勝てるとは断言できない状況ですが──それまでの時間稼ぎならば、まだ可能です。メッツァーは明らかに決着を焦っていない。その狙いまではわかりかねますが…………おそらく魔法戦士が粘れば粘るほど、まるでゲームのように熱中し決着を引き延ばすでしょう。逆に抵抗を諦めれば、すぐにでも次のよからぬ行動に移る────魔法戦士の敗北を喧伝するために…………」

 

ローズ

「…………そう、ですわね…………根拠はないのですが、間違いないと思います…………本当に、何の根拠も得られていないのが腹立たしいですが…………」

 

 ────それはつまり、理屈ではなく彼ならそうすると確信できてしまうほど、濃密に関わってきたということだ。敵でしかないはずの男と────

 

ティアナ

「おそらく次の戦いも下魔でこちらを消耗させ、自身の有利が確定してから下魔を下げる──召喚したままでは魔力を消耗していきますので──この流れに変わりはないかと思います。一時的にでもメッツァーを撃退する機会があるとすれば…………密着し、大きな隙を晒しているタイミング──つまり…………」

 

リリー

「…………犯されている最中…………そういうこと、ですね…………」

 

ティアナ

「…………はい…………メッツァーは魔法戦士を負傷させることを嫌います。攻撃魔法が使えないほどに負傷させられることは、今後もないでしょう。抵抗を封じるため魔物に拘束させることも魔力に余裕がなく難しい。反撃の機会は、必ずあります。…………ですがそれは、女性としての尊厳を辱められることを前提とした、陰惨な戦いとなります…………かつてのように…………」

「それでも私は、女神近衛団の次期女王として、一人の魔法戦士として──最後まで、戦いたいと思います。私は信じています────母を、エレニスやフェリセス、女神近衛団の仲間たちを────」

「…………ですがそれは私の事情です。それを他の方に強制したくはないし、また地上の方々に強制できる立場にもありません。…………よく、考えていただきたいのです。もし敗北すれば……いえ、たとえ勝利したとしても尊厳を奪われつくし、あまつさえ……望まれぬ命を、宿しているやもしれません……」

「きっと、周囲に流されての保留のような判断では、後悔します。私はこの地上で出会えた大切な友人たちに、後悔に沈んだ人生を送ってほしくはありません。魔法戦士としての使命も大切ですが…………それが、なによりの本心です。ですから、どうか…………どうか、悔いのない選択を…………」

 

シュガー

「……私も共に────」

 

リリー

「────ストーップ、菜々芭ちゃんっ、ティアナ様がせっかく『よく考えて』と仰ってるのに、そんな食い気味に答えたらダメッ。菜々芭ちゃんの覚悟が完了しちゃってるのはよくわかったけど、それが他の人のプレッシャーになったらよくないと仰ってたでしょうっ」

 

シュガー

「……そ、そうですね……私としたことが…………」

 

 再び笑いに包まれる一同。

 シュガーとしては早くティアナを安心させたかったのだろうが、やはりこういった全体を見た配慮は、帝王学を身に着けているリリーに一日の長がある。

 

リリー

「…………とはいえ、私くらいははっきりさせておかないと。────私はティアナ様と共に戦います。ミネルヴァ・ガードの────魔法戦士の旗をこの地上世界に掲げた者として、いまさら降りる選択肢はありません」

 

シュガー

「…………莉々奈さん……」

 

リリー

「…………ですがそれを強制するのは、それこそ魔法戦士の行いではありません。そしてこの選択に同調圧力を感じさせてしまうのも、友人として絶対に容認できない。…………とはいえ今夜にも襲撃があるかもしれないことを考えると、あまり時間もないので…………今日の夕方5時、問題がある方はそれまでに連絡をいただけますか?」

 

 ────全員が力強く頷く。

 その様子だけで返答はわかりきっている感はあるが。

 

 会議が始まる前の沈んだ雰囲気は、そこにはもう残っていなかった────

 




・貞操防御が大好きです。あまりメジャーではありませんが、ファンタジー系で稀に出てきますね。
・エリクシルナイツ、原作では初登場時以外触れられてませんが、二人とも天才設定でしたよね。次世代学術研究都市の学園エリートの中でさらに主席次席。うろ覚えだけどたしか理系だったはず。
 リップとシータは主席でも文系なのでいいんですが、エリクシルの天才設定がその後まったく触れられないのがちょっと不満でした。特にライムはなぜかおバカっぽいキャラ付けに…………
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