メッツァー様がチート級能力を得て魔法戦士ヒロインたちを手籠めにして無理やりハーレム化する話~RPG式セクハラバトルZERO シナリオパート~ 作:ろむ1000/為五郎
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・ゲームの試作版 01-09話までが収録されてます。ゲーム内での話数とは別ですのでご注意ください。試作版とは、前作をひな形にイラストとテキストだけを入れ替えたものです。
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メッツァーの襲撃は予告どおり1日行われなかった。
これにより魔力枯渇の問題は一応解決ということになった。もっとも、さらに屈辱的な姿を晒すことになったうえ、一歩ずつ着実に追いつめられていることにかわりはない以上喜ぶ者などいなかったが。
────そして、1日間を置いて再び響き渡る警報音。
魔力の出力を初めから半分にまで弱めなければ疼きだす己の肢体。陵辱者に体を差し出すことが前提の戦い。
ここまで力を制限されては、もはや下魔なしの正面戦闘でも勝てるとは断言できない
それでも罪なき人々を守る魔法戦士の誇りをかけて、悲愴な覚悟を持って現場に駆ける。
結界の周辺には今日も警察官や軍人、救急隊などが控えている。
彼らだけではメッツァーに対し有効な手は打てなくとも、魔法戦士が突破口を開いたあとに人々を救助するには彼らの存在は必要不可欠だ。
そんな彼ら彼女らの魔法戦士を見る目は────ここ最近で、大きく変わった。
市民の魔法戦士に対する感情────以前は不可思議で絶大な力を揮う罪なき人々の守護者として、尊敬と憧れ、そして若干の畏怖が大半であった。
では今はどうか。
メディアの情報統制によって、陵辱については誰もが知っているというほどにはなっていない。
しかしネットのSNSなどでは普通にその話題で盛り上がっている。普通ならこれほどセンセーショナルな話題であれば、大手メディアを介さずとも一般層にまで広がっていくであろう。
そうならないのは、やはり聖涙石の加護によるのだろう。動画データなどは急速に劣化、損壊し、視聴した人間の記憶からもありえない速さで抜け落ちていく。
それでも、そういったものを愛好する者たちを煙に巻けるほどではなく、それ系のコミュニティでは陵辱の内容やまだ視聴できる動画へのリンクが詳細にやり取りされている。
また忘れてしまった者たちも、深層意識では魔法戦士に対する幻滅や欲情が残っているものと思われる。
そういった事情にくわえてメディアからの風当りが強くなっていることで、人々が魔法戦士に向ける視線は徐々に厳しくなってきている。
また男性からは、情欲を孕んだ湿度の高い視線の割合が露骨に増えていた。
美女、美少女ぞろいの魔法戦士であるため以前からもちろんあったのだが、その割合や強さが明白に悪化しつつある。
以上が一般市民の傾向である。
このような現場に出てきて魔法戦士と連携して動く職種の人々となると、また少々変わってくる。
まず興味の度合いが明白に異なるため、加護による忘却が作用しづらくなっている。また動画だけでなく現場の状況などから最近は敗北、陵辱が続いていると察している者も多い。
そのうえで現場の厳しい状況を見た者たちは、自身の身をかえりみず最前線に立ち続ける魔法戦士に対し同情的な見方が支配的だ。
ただしそれは劣情を催さないということではない。むしろ加護による忘却が効きづらいことで、性的な関心は一般層より強いとすらいえる。
ただ、だからといって別に絡まれたりするわけではない。
むしろ野次馬などに絡まれた際は助けてくれる。職務中、それも緊急出動中となれば当然である。
まさか────こんなところにまで「魔法戦士は俺の女」などと僭称するあの男の圧力が及んでいる、などということはあるまいが。
そうして────
大半の憐れみと一部の侮蔑、その両方に等しく宿る肉欲の視線に晒されながら、今夜もティアナは結界を越える。
すでに陵辱という刑を終えねば出られぬ牢獄と化した、孤立無援の結界の中心へ。
魔法戦士の使命と恋しい男への慕情、その両方に突き動かされて────
◇◇◇
〈バトル:出力5割〉
◇◇◇
〈バトル:出力4割〉
◇◇◇
ティアナ
「────ちゅむ……ん…………はぷ…………じゅる……ん……」
濃密に絡み合う二人。
今宵の戦いと呼べるような時間はすでに終わり、今はもうただ情を交わしあう男女にしか見えない。
無論、このようなことになっているのには理由がある。
魔力が小さくなり過ぎて、メッツァーを倒しうる威力の攻撃魔法を練りあげることが難しくなっているのだ。
できないわけではないのだが時間が掛かりすぎて、絶頂によって放散される魔力量と打ち消しあい、遅々として進まない。
そんなティアナを見かねて、メッツァーが助け舟────といっていいものか────を出したわけだ。
メッツァー
「ククッ、気持ちいいですよ。姫も膣内をかき回されるのに比べれば一息つくことができましょう。姫は魔法戦士の使命を果たせて嬉しい、私は愛する女性の奉仕を受けることができて嬉しい────これぞ両者共栄のグッドディールといえましょう……ククッ!」
ティアナ
「……ちゅむ……ちゅ……ん…………こういう、のは…………れろ…………弱みに、つけこんで……ちゅる、ん…………嬲っていると……いうのです…………はむ…………じゅる、ん…………」
メッツァー
「ククッ! …………しかし、ずいぶんと親しみを感じられる魔力量になったものです。さすがの姫も、そろそろ限界を感じていらっしゃるのではないですかな?」
ティアナ
「……じゅぷ……ちゅる…………ん…………魔法、戦士は……決して……ちゅ…………悪には……屈しま、せん…………はぷ……ちゅ…………」
メッツァー
「いじらしいお姿に反して凛々しいお言葉、そのギャップにまたそそられてしまいますな。────とはいえ、そろそろ頃合いでしょう。次回からは若干趣向を変えた、次のステップに進むとしましょうかね。魔法戦士にとっては朗報となることでしょうよ」
ティアナ
「……ちゅぷ……ちゅ……ん…………どういう、こと……ですか…………ちゅ、じゅる…………ん……」
メッツァー
「すぐにわかりますとも。────では姫、休憩はもう十分でしょう? 男と女の愛の立ち合い、第3ラウンド────開始しますよ……!」
ティアナ
「あっ!? ……ま、待ってっ、待ってくださっ…………あうっ…………♡」
────────────
◇◇◇
────その日の正午、この国に再び異変が生じた。
無論メッツァーによる襲撃は連日のように世間を騒がせていたのだが、それも続けば日常の一部となる。関係のない者にとってはなおさらだ。
前回の異変は襲撃が突然一週間もの間止まったこと────魔法戦士が監禁されていたことによるものだ。
知らぬ者たちにとっては、どちらかといえば朗報であろう。
今回の異変も似たようなものだ。
襲撃────結界の発生は、あるにはあった。
しかし一か所。一か所だけである。
これまで多数が同時に発生してきたことを考えれば、どちらかというと朗報である。
その理由を知らなければ、という但し書きが付くことは今回も同じだが────
◇◇◇
メッツァー
「────フフッ、全員そろって俺の招待に応じてくれたこと、嬉しく思うぞ?」
リリー
「どうせ応じなければ人質を取るのでしょう? わかりきっていることのために、罪のない人々を危険に晒すことはできません」
────結界発生の直後、ミネルヴァ・ガード本部に一方的な通信が送られてきた。
「本日の会場は一か所のみ。ただし余計な小細工はせず、これまでどおり全員で来られたし」
別に、従わなければどうするなどとは書かれていない。書かれてはいないが────どうするつもりかなど書かれるまでもないと確信できるほど、ここにいる面々はすでにこの男と濃密に関わってきたのだ。
普通ならば突入か所を分けつつ、サポート班なども作る局面だろうが────結果、こうして雁首そろえてノコノコと敵の用意した戦場に立つこととなった。
メッツァー
「……たしかにそのとおりなのだが。こうして敵の要求に従わねばならない時点ですでに勝負になっていないということ、まだ理解できぬか?」
ローズ
「…………なんとでも言いなさい、魔法戦士が悪に屈することはありませんわ。そうすることで守れるものがあると、そして反撃の糸口を掴むことができると信じている…………ただそれだけですわ」
メッツァー
「やれやれ、すでに何度も言っているはずだが…………いいだろう、理解するまで何度でも言い続けてやろう。────美しい、しかし愚かしい美しさだ。そのままでは永らえることは叶わん。早急に俺の手元で保護する必要がある」
ローズ
「……くぅ……またそれっ…………女性をなんだと思っているんですのっ…………」
シュガー
「落ち着いてください、エリクシルローズ。この男とそんな話をしたところで時間の無駄です。……それで、時間と場所、これまでと大きく状況を変えてきたのは何か理由があるのですか?」
メッツァー
「ああ、無論だ。だがお前たちにとっても好都合だろう? 理由がどうあれ、騒動に巻き込まれる被害者の数は激減したのだ」
シュガー
「…………そうですね。それは掛け値なしに喜ばしいことです。ですが貴方の計画が順調に進んだ結果とあっては、素直に喜べないのは言うまでもありませんね?」
メッツァー
「フフッ、それはそうだな。……まあ隠すような話でもないし教えておいてやろう。ようするに、あれだ。話がついたのだ」
シュガー
「…………何のことです……」
メッツァー
「ククッ、決まっているだろう? ミネルヴァ・ガードでないならもう一つのほうしかあるまい?」
リリー
「……っ!? ま、まさか…………!」
メッツァー
「そう、この国の政府と話がついたのだ。破壊活動の範囲を必要最低限まで制限すること、虜囚のうち魔力の低い利用価値の薄い者を全員解放すること────などといった条件でな。どうだ? 平和的な話し合いでここまで歩み寄りが進んだのだ。実に結構なことだろう? お前たち魔法戦士にとってはな。……ククッ!」
リリー
「…………それでっ…………代わりに貴方は何を得たのです…………!」
メッツァー
「お前のことだ、もうわかっているのだろう? 『魔法戦士を支援しないこと』『俺と魔法戦士の戦場となることによって生じる破壊活動については最低限に留まっているかぎり黙認すること』だ。おかげで俺も多少はお行儀をよくせねばならん。窮屈なことだが仕方があるまい? なにせ和平のためだからな? ……ククッ!」
リリー
「……………………そん、な…………では……私たちは…………」
前線で戦っているのはたしかに魔法戦士たちだが、その活動は政府の後ろ盾のもとに成り立っている。エクセリウムだけで活動していたころとは違うのだ。
資金や権限、情報や人脈────前線で高いパフォーマンスを発揮するために裏方が用意しているものはそれこそ数え切れない。
百合瀬財団だけでできることには、明らかに限界がある。
メッツァー
「ようするに、生贄だ。すでに『力なき人々を守る騎士』ではなく『魔王に差し出す生贄の乙女』だと思われているわけだ」
ライム
「そ、そんなっ…………そんなのって……ひ、酷すぎるわっ…………」
メッツァー
「そうか? いったいどんな問題があるというのだ?」
ライム
「ど、どんなって…………み、ミネルヴァ・ガードは一応政府から委託されて警察業務をやってきたのに…………勝てないとわかったらこんな……トカゲの尻尾切りみたいに…………」
メッツァー
「たしかにそのとおりだが。それのどこが問題なのだ?」
ライム
「…………ど、どこって…………」
メッツァー
「為政者が国民を守るためあらゆる手を尽くすのは義務だろう? この場合問題なのはそこではなく、領内で破壊活動が行われるとわかっているのにそれを黙認することだな。だが仕方があるまい? どうやっても勝てる見込みが立たんのだ。なにせテロリスト相手に警察はおろか国軍ですら対応しきれないという不名誉の末に、最後の手段として頼ったミネルヴァ・ガードがこのザマではな?」
ライム
「……く……うぅ……それは…………」
メッツァー
「それならば、たとえ違法であろうとも己の責任においてテロリストと密約を結び、国民の安全という国益を確保する…………それもまた、ひとつの正義なのではないか?」
ライム
「………………………………」
メッツァー
「────もっとも俺の見たところそんなことは建前で、単にこの状況を隠蔽し、なかったことにできる提案にとびついただけに見えたが」
ライム
「…………やっぱりそうなんじゃない…………」
メッツァー
「だが正論であることは否定できまい?」
ライム
「……うぅ…………………………」
メッツァー
「そもそもいったい何が不満なのだ? 『罪なき人々』の被害は比べ物にならぬほど抑制される。たしかに俺の都合でゼロにはならぬが、とりあえずは喜ぶべき場面だろう? お前たち魔法戦士としては、な」
「………………………………」
たしかに、メッツァーの言うとおりでは、ある。
人々のために戦ってきたというのに国民の代表である政府に切り捨てられるというのはやり切れないものがある。だがそれも仕方がない。
切り捨てられるのが自分だけであれば、喜ぶこともできたであろう。
だが、仲間たちまで理不尽に裏切られ捨てられたこの状況を喜ぶことなど、いくら魔法戦士でも不可能であった。
メッツァー
「それほど不満ならば、今からでも簡単にひっくり返せるぞ? やってみるか?」
ローズ
「…………どういうことですの」
メッツァー
「どういうことも何も、密約だと言っただろう? お前たちが告発するだけで簡単にご破算だ。理由はどうあれ、国内での破壊活動を認めたのだ、今の政府に勝ち目はあるまい。次の政府は自ずと、お前たちを擁護する立場となるだろうよ」
ローズ
「………………………………」
メッツァー
「その場合は俺の行動も元に戻るがな。だが、被害はそれだけに留まるまいよ。なにせ国にテロリストを抑える力がないと大々的に喧伝されることになるのだからな。これまで燻っていた有象無象が騒ぎ出すことは間違いない。犯罪結社にグローバル企業、覇権主義国の出先機関やらが己の利益を確保するために表立って抗争をおっぱじめるわけだ。群雄割拠する戦国時代の幕開けだ。良かったな? この国の人間は、かつての戦国時代の領主や武将が大好きなのだろう? ……ククッ!」
ローズ
「……あ、貴方という男はっ…………!」
メッツァー
「それが嫌なら、やはり今の状況を歓迎すべきだな。どうせ、お前たちにとってはいつもの自己犠牲だろうが。何を戸惑うことがある? なに、結局のところやることはこれまでと変わらん。俺に組み敷かれ可愛らしく啼いていればいい。単にもとから薄かった勝ち目が、さらに薄くなっただけのこと」
「………………………………」
魔法戦士たちの間に広がっていく理解と諦観。
わかってしまえばどうということはない。最近呑みこむことに慣れすぎた理不尽が、またひとつ追加されただけ。
ただその理不尽を押し付けてきた相手が、守ろうとしてきた人々の代表だっただけのこと。
────まさにそれこそが、このやるせなさの原因なのだが。
メッツァー
「俺としても都合がいい。嫌がらせのためだけにさらった虜囚どもを解放する、都合のいい口実になった。大したマナも奪えんというのにお前たちの手前、最低限の健康は維持せねばならん。管理が面倒なだけだったからな」
「それに、やはりあれほど大規模にダンス会場を押さえるのはそれなりに懐が痛むのでな。惚れた女の前で格好のつかん話だが、関係を長く続けていくには無理をしないことも大切だろう? ……ククッ!」
「ここは少々手狭な会場に見えるだろうが、ちょうどお前たちもいい塩梅にしおらしくなってきたところだ。下魔さえ召喚しなければ十分な広さといえる」
「ようするに俺の言いたいことは、だ────ここから先はエキストラも外野も必要ない。主役たる俺とヒロインであるお前たちが踊る、ただそれだけでいい────そういうことだ……ククッ!」
ローズ
「…………日中に時間を変えたのは……?」
メッツァー
「そちらは本当に大した意味はない。単に明るい日の下で、よりくっきりとお前たちの痴態を見たかっただけのこと。…………そうそう、下魔がいなくなれば危険を顧みず出歯亀しようとする輩が増えることだろう。奴らへのサービスという面もあるな。魔法戦士という最高の女を抱くところをほかの男に見せびらかすのは、俺としても気分がいい……ククッ!」
ローズ
「……く、うぅ……………………ケダモノッ…………」
メッツァー
「それは否定せんが、お前たちがケダモノに変えたのだ。誇るがいい、女としての己をな。…………さて、疑問質問は出つくしたかな? そろそろメインのステージを始めさせてもらうとしよう────」
その言葉が合図だったのか、もしくはクローン特有の伝達能力でもあるのか────場に変化が現れた。
多数のメッツァークローンが、どこからともなく集まってくる。
ある者は反対側の通りから歩いて、ある者は物陰から、ある者は建物の中から、ある者はマンホールの中から、ある者はビルの屋上からとび降りて、ある者は何もない空中から舞い降りて、ある者は転送魔法の光の中から────
そうして集まったクローンの数は────魔法戦士と同数。
メッツァー
「では団体戦といこうか。正義の戦士のチームワークを見せてもらうとしよう。────こちらも、連携にはいささか自信があるぞ? ……ククッ!」
いささかどころではない。相手は人格すら同期している非人間的な存在なのだ。
いくら魔法戦士たちが理想的な信頼関係を築いているといっても限度がある。
ただでさえ、すでに魔力ですら上をいかれているというのにこれでは────
ライム
「────シンフォニックシュガーは下がってっ、私が前に出る……!」
────ライムの言葉をきっかけに、淫靡な絶望に呑まれかけていた空気が切り替わる。
リリー
「……っ! 陣形を組みますっ、なんとしても後衛を守ってください……! すみませんが普段は中衛の方も前に出てください、でないと守りきれない…………!」
メッツァー
「…………ククッ、そうだな! 隣に守りたい仲間がいる以上、絶望に沈んでいる暇などないからな……! まったく、自分のクローン相手ではこうはいかん。やはり魔法戦士は素晴らしい……!」
ティアナ
「…………メッツァー、ひとつだけ訂正しておきます。仲間を守りたいと願い奮起することは、別に魔法戦士にかぎった話ではありません。貴方は魔法戦士を過大に……いえ、人間というものを過少に評価しています」
メッツァー
「さてっ、そんなことは俺の知らぬ世界の話だな! 今はそんな有象無象のことよりもっ────お前たちに耽溺させてくれ……!」