メッツァー様がチート級能力を得て魔法戦士ヒロインたちを手籠めにして無理やりハーレム化する話~RPG式セクハラバトルZERO シナリオパート~ 作:ろむ1000/為五郎
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・ゲームの試作版 01-09話までが収録されてます。ゲーム内での話数とは別ですのでご注意ください。試作版とは、前作をひな形にイラストとテキストだけを入れ替えたものです。
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その夜、言葉どおり指令室を訪れたメッツァー。
そこには魔法戦士全員が、変身して待ち構えていた。
メッツァー
「いい心がけだ。それで? ここからどうするんだ? 俺はなんと命令したかな?」
ライム
「────こうするのよっ……!」
メッツァーから見て視界の両端にいたライムとローズが高速で接近。
あっという間にメッツァーを引き倒し上に乗って刃を突きつける。
メッツァー
「…………さて、どういうつもりだ?」
ライム
「……んっ…………ど、どうもこうもないわっ……貴方からっ……ぁ……アジトの場所をっ、聞き出して、乗り込むのよ……!」
ごく短時間全力で動いただけで、頬が上気し言葉が震えるライム。
メッツァー
「…………さて、何から話すべきか……」
ライム
「何からも何も、まずは質問に答えなさい……!」
メッツァー
「答えると思うか?」
ライム
「…………こ、殺すわよ……?」
メッツァー
「やれやれ、だまし討ちにしたことといい、愛と正義の魔法戦士にしてはずいぶんな対応だな?」
ライム
「い、いきなりやってきてあんな破廉恥な要求をして帰った相手には似合いの対応よ……!」
メッツァー
「ああ、まったくもってそのとおりだ。だというのに立花、なぜお前の手はそんなに震えている? 感度の上昇だけではあるまい?」
ライム
「…………そ、それは……」
メッツァー
「慣れんことをするからだ。……まったく、どこまでも可愛い女だなおまえは」
ライム
「なっ……舐めないでよっ…………ホントに……ホントにやるんだからね……!?」
シュガー
「…………エリクシルライム、もういいです。あとは私がやります」
ライム
「菜々芭ちゃん……」
ライムは上から押さえつけたまま、剣だけをシュガーに渡した。
その剣をメッツァーの眼前に突きつけるシュガー。
シュガー
「これは脅しではありません。人々を守るために必要なことなら、手を汚すことも責務です。まして貴方がこれまで私たちにしてきたことを思えば、躊躇いも消えるというものです」
メッツァー
「当然だな。だが別の問題がある。…………俺が死を恐れると思うか?」
シュガー
「……それについては、こちらにも確証はありません。貴方のクローン技術……これほどの高い自己同一性を保ったままの自我の群体化…………理論や技術の出所も気になりますが、なにより……それを自分自身に適用してしまう、その在り方が恐ろしい。自分自身がどうなってしまうかもわからない。施術前と後で、本当に自分は同じ人間なのか……それすらあやふやになってしまうというのに…………正直、狂っているとしか思えません」
メッツァー
「………………………………」
シュガー
「その狂気が、自我の分散化が、死の恐怖を打ち消すかもしれない…………それでも……それでも、貴方という人間は一人しかいないのです」
メッツァー
「………………………………」
シュガー
「たとえ同じ性能の体に、同じ記憶と人格を宿したクローンがほかにいたとしても、それで貴方が消え去ってかまわないということにはならないはずです…………もっと、自分を大切にしたらどうですか……?」
メッツァー
「…………ああ、なるほど。そういうことか。らしくないやり方をすると思っていたが…………ようするにメッツァー・ハインケル全体ではなく、その中の俺という個体を懐柔しようとしているのだな? さすがだな甘樹博士。クローンについておまえが言っていることは概ね正しい。そして…………ククッ……剣を突きつけられているというのに、妙に温かみを感じる脅しだな。なるほど、まったくおまえらしい」
シュガー
「…………メッツァー……」
メッツァー
「…………だが、あえて言わねばならん。やはり勘違いしている」
シュガー
「何がですか……これは脅しではないと言ったはずです。罪なき人々を守るために必要ならばっ……!」
メッツァー
「別に舐めているわけではない。だが……そうだな、やはり最も重要なことから語らねばなるまい。この俺は、これまでおまえたちを何度も無理やり手籠めにしてきた…………忘れたわけではあるまい?」
シュガー
「わ、忘れるわけがないでしょうっ……あれだけのことをしておいて……!」
メッツァー
「では聞くが、惚れた女にあんなことをしておいて、後ろから刺される覚悟もない男だと思われているのか、俺は?」
シュガー
「なっ……!?」
メッツァー
「だとしたら、俺という男を舐めているのはそちらではないか?」
シュガー
「……でっ……でたらめですっ……そん、な…………惚れたとか……」
メッツァー
「本当にそう思うか?」
迷いなく熱い視線を絡めてくるメッツァーを正視できず、思わず目を逸らしてしまうシュガー。
メッツァー
「……ククッ、可愛いぞ菜々芭……」
シュガー
「……っ……!? く、うぅ……」
戦士としては完全に侮られているというのに、女としてあまりにまっすぐに求められ、心と体が熱くなるのを抑えることができないシュガー。
高鳴る心臓に、どうしても動揺を隠すことができない。
ローズ
「…………シンフォニックシュガー、この男の口車に惑わされてはダメですわ。あとはわたくしが引き継ぎます」
シュガー
「エリクシルローズ…………すみません、お願いします……」
大人しく後ろに下がるシュガー。
これまでメッツァーの肩関節を固めていたローズが起き上がり、改めてメッツァーに剣を突きつける。
ローズ
「……本当に最低…………女の敵ですわね…………」
メッツァー
「今度はおまえか、鏡島。……しかしその言い方では女なら誰でもいいように聞こえるのでやめてほしいのだが……」
ローズ
「違うとでも仰るの?」
メッツァー
「全く違う。何度も言ったはずだ、俺の心を熱くできるのはおまえたち魔法戦士だけだと。そもそも、おまえ自身に自覚はないのか?」
ローズ
「……な、何がですの……?」
会話の主導権を握って早く本題の尋問に戻るつもりだったローズ。
しかしメッツァーの狂気にも似た熱を宿した視線に押され、早くも受け身になっている。
身も知らぬ男からこのようなストーカー染みた目で見られては気味も悪くなるだろう。
しかしすでに幾度となく抱かれ快楽を教え込まれた身では、早くもう一度組み敷かれ、支配されたいという倒錯的な欲求が湧き上がるのを抑えることができない。
メッツァー
「正義のため、慈愛をもって己を顧みず戦うことは美しいことなのだろう? ならば、その美しい女に男が惚れるのは自然なことではないのか?」
ローズ
「…………そう、かも、しれません……けど…………」
あっという間に防戦一方になるローズ。
さすがにローズもメッツァーの言葉が自分個人ではなく魔法戦士全体に向けた言葉であると理解はできてきた。しかしなぜか面と向かって言われると自分個人に言われているように感じてしまう。
逆に、ほかの魔法戦士に向けて言っているのを聞くと、女になら誰にでも言っているように思えるから不思議だ。
だがそれはローズだけではないようで────現に先ほどまで赤くなっていたシュガーが、今では底冷えのする目でメッツァーを睨んでいる。
ローズ
「と、とにかくっ……そんなことはどうでもいいのですっ……こちらが知りたいのはアジトの位置っ……ですが、先ほどの言によると答える気はないのですね……」
メッツァーの口を割るのは難しいようだ。
拷問を行えばまた別かもしれないが、それは皆考えていないようだ。
魔法戦士としての矜持か、惹かれている男への愛着か。
ともあれ、多数いるクローンの一人を殺しただけではさしたる効果は望めない。もうできることはないのか────
メッツァー
「いや? どうしても知りたいなら教えないではないぞ?」
ローズ
「…………はい……?」
意味が分からない。
ローズ
「…………先ほどと言っていることが違いませんか……? それとも、急に命が惜しくなったんですの?」
メッツァー
「教えないとは言っていない。おまえたちが勘違いしたまま見当違いの質問をしてくるからこうなるのだ。だから言っただろう? 『何から話すべきか』と」
ローズ
「…………わかりましたわ。許可しますから、貴方が思う話すべきことを話してくださいまし」
メッツァー
「……さて、まずアジトの話からだったな……言っておくが、本当は話したくないのだからな? おまえたちがどうしてもと言うからであって……」
ローズ
「そ、そんなことは当たり前ですわっ…………やはりまだなにか、認識にズレがあるような気がしますわね……」
メッツァー
「ククッ、それこそ当たり前だ。互いを憎むべき敵と見るおまえたちと、愛すべき女と見る俺。会話がすれ違うのは必然だ」
ローズ
「…………うぅ……」
メッツァー
「たとえばアジトの位置については、乗り込まれたところで100%勝てるという確信があるからこういう言い方になる。おまえたちが本調子であればそうもいかなかっただろうがな」
ローズ
「………………それだけ防備に回せている予備戦力がまだあるということですの……」
ある程度予想はできていたことであるが、挽回の望みを絶たれ意気消沈する一同。
メッツァー
「そもそもアジトそのものも代えがきかないわけではないしな、金と時間はかかるが。おまえたちに漏らせば、どちらにしろ後日移設することになる。今の俺にとってですら、それなりに痛手だ。これが政府機関とかのくだらぬ俗物が相手なら迷わず自決しているところだが……」
ローズ
「…………?」
メッツァー
「雌雄を決する場をどうしてもそこにしたいというなら、付き合うしかあるまい。……女を墜とそうというのだ、セッティングやムードは大事だからな……ククッ!」
ローズ
「くぅっ…………どこまでも馬鹿にしてっ…………」
メッツァー
「褒めているつもりなのだがな。ムード作りのためだけに、それだけのものを捧げても惜しくない女だと」
ローズ
「…………うぅ……」
メッツァー
「……それで? これだけ言ってもまだ戦いを続けるのか? 規模は大幅に縮小したが、襲撃の度に市民への被害は出ている。おまえたちの手前、俺の手勢が直接傷つけることはしていないが、混乱の中での負傷者はほぼ毎回発生している。死者も…………規模を縮小する前ではあるが、出たことがあったはずだ。おまえたちに限って、それを気にしていないわけがあるまい?」
ローズ
「……それ、は…………」
メッツァー
「…………ククッ、よもやあのシチュエーションが気に入ったのではあるまいな? 戦いに負け、ねじ伏せられてからでなければ昂らないと? ……まったく。今からそれでは先が思いやられるな。俺もおまえたちに飽きられぬよう精進せねば」
ローズ
「……ふざけないでくださいっ! 貴方のせいで多くの人たちが苦しんでいるんですのよっ……それを何とも思わないんですの……!」
メッツァーは目を逸らし、ばつが悪そうに
メッツァー
「…………そうだな。俺が何とも思っていないのは確かだが。おまえたちがそれについて心を痛めているのは知っている。それこそ自分の貞操のことよりもな。戯言で触れていい話題ではなかった。謝罪しよう」
ローズ
「……貴方は…………どうしてそんなに……わたくしたちと違うんですの……」
メッツァー
「…………さあな。それは俺が知りたい」
「……とはいえ、言葉だけ伏せたところで結論は出さねばならん…………どうするのだ?」
「………………………………」
リリー
「……エリクシルローズ、もう十分です。ありがとうございました────剣を引いてください」
ローズ
「…………わかり、ましたわ……」
悔しそうに剣を引くローズ。背中に乗って動きを封じていたライムも、沈んだ表情で離れた。
自由になったメッツァーは立ち上がりしばし瞑目したあと、わざとらしく服についた埃を払う。
メッツァー
「やれやれ、ようやく理解したか。これ以上の抵抗は無意味だと」
リリー
「……勘違いしないでください。無意味などではありません。たとえ力及ばずとも悪に屈さぬ姿を示すことは……決して、無意味ではありませんっ……」
ローズ
「……莉々奈さん…………」
メッツァー
「…………ああ、なるほど。意見が割れていたのだな。しかし…………はぁ……、よりによってそんな一文の得にもならぬ違いで割れるとは…………つくづく、救いようのない連中だな」
リリー
「貴方のように我欲のみで動く者に、私たちの何がわかるというのです…………罪なき人々を救うため皆我が身を投げうって戦った結果、それでも力が及ばぬときどうするべきか…………方法は違っても、守ろうとしているものは同じなのです。……それを侮辱することは、この私が許しません……!」
メッツァー
「いいや、違うな。そんな馬鹿者を本当の意味で救うためには、辱めこそが必要なのだ。もしくは、牝犬を躾ける首輪と鎖か…………ククッ、さしあたってはその両方だな。なにしろ、反省の色がまったくない」
ことさらにいやらしい笑みを浮かべるメッツァー。
リリー
「……くぅ……また、そんな話ばかり……」
メッツァー
「改めて確認だ。降伏するのだな? ならば指揮官として宣言しろ。『私たちは負けました』とな」
リリー
「……好きに解釈してください。貴方が『体を開けば市民を攻撃しない』というからそのとおりにするだけ…………すべて言いなりになるとは思わないでください」
メッツァー
「…………なんとまあ、ずいぶんと甘い認識だな。俺の甘い対応の結果だろうが…………そんな言い草が通ると、本気で思っているのか?」
リリー
「……貴方のどこに甘さがあったというのですか…………通らなくとも、やるしかありません。悪に屈するという選択肢はないのですから。力に寄らぬ抵抗の仕方もあるはずです。それに────」
力強い視線でメッツァーを見据え、宣言するように言い放つリリー。
リリー
「それに、悪の栄えた試しはありません。必ず反撃の機会は訪れるはず。そのときが来ないよう、ゆめ慢心なさらないことです…………もっとも、貴方には絶対に無理でしょうが」
メッツァー
「……『いつか寝首を搔いてやる』宣言か。そんなことを一々言うこと自体が甘さの極地だと思うが……まあいいだろう。刺々しくも可愛らしい甘さだ。そこまで含めて抱きしめてやるのが男の甲斐性というものだろう。…………ククッ、俺もベッドで寝首を搔かれてはたまらん。今日からの夜はスリリングなものになりそうだな?」
暗に毎夜抱き続けると宣言するメッツァー。
リリー
「……くぅ…………ふ、ふしだらな…………貴方も上に立つものなら、ほかにやることはないのですかっ……」
メッツァー
「ないな。最優先事項だ。…………ところで今、気になることを言ったな? 『反撃の機会が訪れるはず』……何かあてでもあるのか?」
リリー
「決まっています。女神近衛団本隊からの援軍です。……いえ、それ以外でも、貴方が慢心を正さないならその機会が来ることは十分にあり得ます」
メッツァー
「勝手なことを言ってくれる。慢心もせずに女が抱けるものか。…………しかし、そうだな。当然そうなるな…………ククッ!」
────その言葉に、不吉なものを感じる。
リリー
「…………何が言いたいのです」
メッツァー
「いやなに、今日突然こんなことを言い出したのには理由があってな。そろそろ次の段階へ進まねばならぬ時が来たのだ。おまえたちと戦場でしのぎを削る時間は、俺を最高に熱くさせてくれる有意義な時間だったがな。楽しい時間というのは長くは続かぬものだ……ククッ!」
リリー
「だからっ……どういう意味ですか……!」
メッツァー
「まあ、見てもらったほうが早いな。少し借りるぞ」
懐から取り出した記録媒体をコンソールに差す。
…………やがて映し出されたのは────
『────やめっ……んっ……おやめ、なさいっ……! ……あんっ…………く、うぅ…………ゆ、許されない、ことですっ…………くひぃっ……!? そ、そこはダメェッ……!』
ティアナ
「は、母上っ……!?」
王宮と思われる場所で、メッツァーに犯されるクイーングロリアの姿だった。