……とまあ、こんな感じで……搾乳カップを装着して動物のようにパコパコと交尾をし、陰茎で体内から母乳を押し出すイメージでピストンを重ねる必要があるのだ。
これがオーナーの重たい役割で、かなりの役得――いやいや、大変な仕事なのだ。思い返すだけで顔が熱くなり、母乳に飢えた喉が疼き……節操なしの股間がビクビクと不満を訴える。
『いや、こんなの仕事じゃなくてただのご褒美じゃないか』。何度もそう思ったし、これから何千回でも思うだろう。これを仕事だと受け入れた瞬間、自分はダメになる――そう、深く思う。
何度も射精をしなければならないし、お互いの気分やコンディションもあるため、いろいろと調整しづらい部分なのは間違いない。少しでもダメなときはキャストをおやすみにでき、ほとんどのファンも納得してくれるため、現状では大きなトラブルも起こっていないようだ。
そんなイロイロとエロエロな開店前の準備を無事に終え、いよいよ今日の営業が始まる。店内に大量の電気が走り、ホールに明るすぎる輝きを灯していき――股間をムラムラとさせた紳士たちが雪崩れ込んできた。
大事な〝おでむかえ〟を終えてフロント業務を終えた自分は、上階からホールを一望できるボックス席のような〝マスターシート〟に座ってモニタリングを開始する。
両手を広げても余るほどに幅広な背もたれに身体を預け、なめらかで官能的な黒革の感触を堪能しながら、ホロミルクの絢爛を見下ろした。
まるでこの世界の支配者になったかのような錯覚を引き起こす禁忌の座席では、ホロミルク内各地のライブ映像をリアル画質で見学できるのだ。さらに、隣に誰かを侍らせられる座席やローション、肌や粘膜に張り付かない高級ティシューまで完備されている。VIPルームもこっそりと見学可能なため、好きな従業員の痴態を見ながら自慰に耽るという贅沢もできるらしい。
ここは〝男のロマン〟をたっぷりと感じられる、ホロミルクの良さを最も堪能しやすい場所だ。マスターベーションをミオに禁止されている今の自分がここで用を足すには、先日この座席に案内してくれた白上とまつりがダブルフェラをシてくれたときのように、誰かにヌいてもらうしかないのが難点だ。
『うへひっ……♡ いや、オーナーのチンポでかすぎん……?♡ カリの張り方えっぐいし、こんな血管バキバキの極太チンポ……まつりの口に入らんが……♡』
『う、むぅ……まあ、オナニーみたいなもんだしな、うん……! だ、出すときはちゃんと事前に言うんだぞっ……んじゅ、ちゅっ……りゅるるっ……!♡』
『うわー、フブキが亀頭をぱっくり咥えて、ちゅろちゅろ~♡って舐めてるのエロいなぁ……♪ それじゃあまつりは、精子がドクドクしてそうな重たいキンタマを気持ちよくしてあげる~……んれ……ぇろ~っ……♡』
……余計なことを思い出した頭を振り乱し、収まりが悪くなった下半身をもじつかせてから真面目に仕事を開始する。ミオにバイタルを確認されて、昨日のおかゆのような〝ヌキ係〟を派遣されるのはさすがに申し訳ない。
……いかにおかゆが楽しそうにペニスを咥えてくれ、まったく嫌がらずにごっくんまでシてくれて……〝射精のお駄賃〟として中出しを求めてくるほどにドスケベだとしても、だ……!
自分のファンたちと向かったブースで接客をしながらミルクを振る舞うキャストたちは、この煌めくホールに乱れ散る光の華に飾られて乳薫の魅惑を放っている。その中でも母乳四天王は、重たい一対の乳房から放つ引力で男の滾る欲望を惹きつけていた。
手をかざして空中に電子モニターを表示し、彼女たちの勤務の様子を見学する。
ミオは……自分のファンと話をしていた間にチップを積まれ、乳房を晒してミルクの直飲みサービスを始めた。困り顔で乳首を勃起させ、あったかい母乳を吸われるミオが一番楽しんでいるように見えるのは、きっと気のせいではないだろう。その光景を見ているだけでとても心がざわざわするのだが、時折視線が合うミオには嫉妬心を見透かされているようで……少し不思議な気分だった。
ノエルは……乳搾りをされる乳牛のように、騎士団員によって乳房の先端を掴まれてミルクを盛大に噴射させられていた。牛柄コスではない〝ヒト〟の乳房を搾乳されている光景はとてもインモラルで、周囲の男たちの股間のムレ具合が最高潮に達しているのがよくわかる。複数人用のVIPルームの準備を急がせた方がよさそうだ。
ラミィは……フリーの接客スペースで、置かれたお猪口に向かって母乳を注いでいるところのようだ。昼間にたくさん種付けをしているし、今日は背徳的な工夫をしているようなので、濃くてなめらかなミルクをたっぷり出せるだろう。なんだかんだ言って毎日のようにミルク注ぎのサービスをしているあたり、彼女のファンへの愛情が見て取れる。
あくあは……相変わらず悪ノリしたファンにカラダを好き勝手されている。ミルクの出が良くなるように手マンをサれてアクメ潮を噴き、乳房をぶるんっ♡ぶるんっ♡と淫らに暴れさせて、にゅるりとしなった乳首から盛大にミルクと飛び散らしていた。その光景に果てしないエロスを感じるとともに、あくあのブースの後始末を手伝う身として『またか……』とため息をつきながら、いつもどおりVIPルームへと流されていく爆乳少女を見送った。
毎日が未体験でてんやわんやな、ミルクとエロスたっぷりの非日常――これがホロミルクの〝日常〟だと言わんばかりに、この場所には、おぼろげながらもブレないような確固たる〝核〟がある。
『この世に存在しなければならない』という不思議な力に支えられて、ホロミルクは今日も元気に、ミルクの香りを漂わせた。