※この作品はR-18です。

ホロミルク 二号店   作:ナルキケーネ(ハーメルン支店)

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おっぱいミルクが辿り着いた極限

 ラミィや雪民たちと別れ、各ブースを巡るように歩いていく。ホロミルクの店内で、みんなは現実の冷風を忘れて思いおもいの時間を過ごしているようだ。

 

 目当てにしていた場所――ピンク色を基調にして青色の碇などの装飾が施された、可愛らしいメイドカフェ風のあくあのブースに辿り着く。そこには既にファンの姿がなく、後片づけを始めているあくあの姿だけがあった。

 

「あ、オーナー……お疲れ様でーす…………ふぅ……」

 

 少し重たいため息から、それなりの倦怠感が滲み出ている。積み重なっている8桁チップや、床を汚している透明な粘液のせいでいろいろと察してしまった。

 

「あ、いや、その……ルール違反とかはないんです……えへっ……えへへ……♡ クルーのみんな、良い人ばっかりだから……!」

 

 ……少しつっつくだけで簡単にボロが出て、お仕置きの残業が増えてしまいそうなので追及はやめておこう。一言だけ、『気をつけるように』とは言っておいた。

 

 これだけ背徳感が日常的に渦巻く場所でも、こっちが〝光〟側であり続けるために、規律や規範が必要だ。そのためにも、みんなには風紀を守るために……その、『過剰なサービス』は控えてほしいと思う。

 

「はぁい……っていうか、あてぃしのせいじゃないのに……! ご主人たちが勝手におっぱい触ってきて、ミルクが足りなかったら……下も触ってくるだけだし……!」

 

 キャストのみんなが快感によって母乳が出やすくなるのは共通なのだが、あくあは特にその増量具合が凄まじい。受精予防目的で種付けをするときも、乳首クリップで挟んでおかないとそこら中が母乳の海になってしまう……だからこそ、あくあクルーのみんなはつい手マンをやっちゃうのだろうか。

 

 しかし……こう言っては失礼かもしれないが――あくあがこういう〝直接的〟なサービスをすることは、ちょっと意外だった。

 

「いや、普通に狂ってるでしょこの店……ミオちゃんとかノエルちゃんが、なんであんなにノリノリなのかマジでわからんし……! ラミィちゃんなんかもうホームやんあれ……あいつらやべぇよ……!」

 

 ……どうやらとてもマトモな感覚を保ったまま、狂った世界の中で生きているらしい。そこらへんは努力家な彼女らしさを感じる……が、たぶん今回だけは努力の方向性を間違えている。

 

 そんな彼女に『なぜこの店に協力してくれるのか』を問う。すると、彼女は拳を握って、グッと突き上げた。

 

「バーチャルアイドル文化の復活!事務所としての再興!からの――アイドルとしてライブステージを取り戻すッ! っぱこれよ!」

 

 どこまでもアイドルとしての野心を捨てず、そのためなら男たちの性欲すらも従えてやろう。そんな意気に満ちている。

 

 …………そのはずだが…………あくあはよく手マンをされながらVIPルームに入っていき、アイドルが見せてはいけない顔を晒しながら出てくることが多いのだ。

 

「よ、余計なこと思い出さなくていいからぁ……恥ずかしい……! いやあたしさぁ、なぁんかいっつもあの部屋に連れ込まれるのよ……! ノエルちゃんとかラミィちゃんは全然行かないで済んでるのに……ファン層の違いってやつなのかしら……?」

 

 ……おそらく……やや内向的で流され体質のあくあは、人間や空気だけでなく、いろいろなものに流されやすいのだろう。

 

 警戒してはいるものの、母乳とおっぱいでファンサービスをしているうちに身体が昂ってしまい、気づけばVIPルームに〝同伴〟させられてしまうようだ。

 

 そのことに気づいていないらしく、あくあはクセのように腕を組む。その途中で……ぷるるんっ♡と乳房を元気よく跳ねさせてしまい、慌てながら恥ずかしがっていた。

 

「ん~ッ……もうっ、意味もなく乳がデカすぎるよぉ……! パッパのせいだと思うんだけどさ……あたし、おっぱ……むねがミルクで膨らんじゃうのよね……」

 

 ぷんすこと頬を膨らませ、ぷりっ♡ぷりんっ♡とミルキーに張ったおっぱいを怒らせるあくあ。身長に見合わないほどにでかい爆乳で凝った肩をトントンと叩き、ぷるっ♡ぶるるっ♡と乳肉を震わせた。

 

「ダンスの練習に邪魔だから困ってるんだけど、クルーのみんなはでっかい方が好きみたいで……ホントにさぁ!困ったもんだよ、まったく……スケベどもが……! おかげで船長にも目を付けられるし……サイアクよ……サイアク……!」

 

 あくあの搾乳補助は自分だけでなく、マリンが担当することもある。あくあは『他人からの快感』を与えられれば、精液の母乳分泌促進が必要ないほどにミルクの出がよくなるのだ。

 

「……このおっぱい、自分だと上手く搾れなくて……ミルクをしっかり出せる場所が欲しくてさぁ……。そういう意味で、ここにキャストとして働いてる感じもある……お賃金もたんまり貰えるし……ふひ……♡」

 

 どことなく陰気を感じる笑いを見せていた、あくあは黒色のマグカップを取り出した。丸っこい文字で『キャプテン♡』と書かれたそれは、マリンメイドにとって最も特別なカップに違いない。

 

「……オーナーがブースに来たってことは、『おっぱいチェック』だよね……? しょーがないなぁ……明日もシフト入ってるけど、まだ大丈夫……だよね……? 今日はすっごいたくさんミルクを吸われちゃったから、イベントが不安でさぁ……」

 

 スケベ行為に耐性ができてしまったのか、あくあはチューブトップをサッと脱ぎ去って……ぷるりゅんっ♡と乳房を元気よくはみ出させる。青い錨型のニップレスを剥がし、でっかい丸形の乳房と薄桃色の乳首をカップに当て……ぶぴゅっ♡ぴゅるるる~っ♡とぽぽぽぽっ……♡と勢いよくミルクを注いでいく。

 

 受け取ったカップを傾けながら、魅力がギュっと詰まった丸出しの乳房を眺める。『トランジスタグラマー』と言われる良い意味でアンバランスな肉付きのはずなのに、あくあはどれだけ巨乳になっても〝似合う〟というのは昔から不思議に思っていた。

 

「はぁ……はぁ……っ……♡ あ、あんまりジロジロ見ないでよ……オーナーのえっち……♡」

 

『アイドル活動のために乳房を小さくする』――そんな夢がたっぷりと詰まっているミルクの味は、コクが深くてとにかく甘かった。まるでなめらかさ重視のアイスクリームのように甘ったるい。しかし、後味があっさりとしたクセの無い極上の味わいだった。

 

 ミオに聞いた話では、ミルクの味だけで言えば最も良質で、高級レストランでは『あくあミルク』という幻の食材として利用されるほどらしい。あくあミルクの味わいは官能的で、使用したソースをひと舐めするだけでエクスタシーよりも強い快感を覚えるのだとか。

 

 舌触りは……ミルクらしいとろみがあり、カップの中ではコンデンスミルクのような粘り気すらある。ただ、口に含むと唾液と混ざるおかげでまとわりつくようなしつこさが消え、するりと溶けるように食道へ消えてしまう……とても不思議な食感だ。

 

 ノエルのミルクとは真逆のように思える……牛乳では代わりにならないだろう、あくあのおっぱいならではの夢と希望が詰まった味がする。

 

 あくあにテイスティングの結果を伝えると、彼女は顔を耳まで真っ赤に染めて――。

 

「おっぱいと母乳を褒められても……どう喜んでいいかわからねぇよっ! オーナーの……ばかーっ……!」

 

 ――どぶるっ……るるりゅんっ……♡と乳房を弾けさせながら叩いた机から、なんともいえない切なさを孕んだ残響を聴かせた。

 

 フゥフゥと肩で息をするあくあにカップを渡すと……彼女は口をもにゃもにゃとさせてから、反対側のお乳を搾ってカップを満たしてくれた。

 

 カップを返したつもりだったのだが、まさかのおかわりは素直に嬉しい。先ほどよりもミルクを愉しむように、大事に味わいながら……カウンターに手を突き、おっぱいを乗せて楽をしていたあくあを見やる。

 

「……あ、ごめんなさい……お行儀、悪かったよね……」

 

 あくあに『気にすることはない』と伝え、ひたすら重たそうに広がっている乳肉と、にゅっとわずかに伸びている乳首を肴にミルクを嗜む。

 

 あくあはミルクの量も多い……こんなに重そうな乳袋がぶら下がっていたら、さぞ大変だろう。

 

「ホントだよぉ……! あんまりおっぱいが大きいとさぁ、〝湊あくあ〟のイメージが壊れそうで怖いのに……みんな、おっぱいがでかい方が喜ぶし……もう、なんなのよぉ……!」

 

 ……ややコメントに困る、切実すぎる悩みだが……全部をひっくるめて、あくあの魅力のような気がする。

 

 かわいく輝くスレンダーで小柄なアイドル姿と、エロティックに艶めく巨乳のトランジスタグラマー……ホロミルクがあれば『搾乳具合でどちらも選べる』というのも、ある種の強みだと思うのだ。

 

「…………まーねぇ……オーナーの言うことは、ま~、わかる。うん。結局、あたしの考え方次第だし……みんなに好かれるのはありがたいし、嬉しいことだから……『湊あくあを支えたい』って思ってもらえることは、頑張りたいな……って……」

 

 あくあはピンと8桁チップを指で打ち上げ、大切に受け止める。それをしまってから、あくあは身体を起こして乳房を突き出した。

 

「……目指すのは再興だけじゃなくて、『最高』だからね。どんな恥ずかしいことでも耐えるから……あたしを、なくなっちゃった過去よりステキな未来に連れていってよ……オーナー!」

 

 どれだけ揺さぶられても折れない意思を見せたあくあに、同じぐらいの強さを示すようにしっかりと頷く。

 

 あくあのずっしりと重たい爆乳おっぱいに手を添え、乳首に再興と最高を誓うキスを捧げた。

  

 

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