性に無知な美聖女が淫蕩サキュバスに捕まり、おち○ぽ生やされて精液を絞り尽くされたり、淫紋刻まれてえちえちにいじめられたり、らぶらぶになったりする話 作:sunaa
目を覚ますと、隣にリリィの体温を感じる。
重なるぐらいに近いから心臓の鼓動とリズミカルな呼吸音さえ聞こえくる。
そうすると自然と昨夜のことが思い出される。
図書室でのエイラとの行為はリリィにバレていたようで、アリシアは全裸姿で、どんなことをしたのかと問い詰められた。
もじもじと身体を震わせるアリシアに対して、リリィはそれを上回るようないやらしいことを何度も何度もしてきた。
「これで上書きできた?」
そう問われたて、素直に頷いてしまうぐらいには甘美な時間だった。
そうしてまた二人で眠りに落ちて、目覚めたところだった。
隣に眠るリリィはあまりにも無防備だ。
もしいま祝福の力があったら、どうしたらだろう?
人族の英雄、聖女と呼ばれた自分にとって、リリィは敵だ。
リリィ自体は人族にとって害をなすようなことはしないかもしれない。
それでもリリィは敵なのだ。
アリシアの心は片時もそれを忘れたことはない。
でも隣に眠る女神のような存在を、傷つけるようなことはしたくなかった。
そう思うこと自体が問いの答えになり得てしまうことに、アリシア自身も気づいていた。
かといって今の自分はできることもなかった。
今の自分の魔力量ではリリィを傷つけるようなことはできないだろう。
そのことに安心してさえいた。
もし、似たような問いが、現実に選べるものだったら、どうしたらいいのだろうか?
眠るリリィの横で、アリシアはそんなことを考えていたが、お腹に刻まれた『淫紋』が妖しく光っていることに気づいた。
エイラが言うには、これによって、もっと魔力も快楽も自由にリリィに操られてしまうらしい。
今晩の食事の時間でアリシアはそれを味わうことになるだろうと感じていた。
(逃げ出したいと思う気持ちが正しいはずだ)
アリシアは正しい気持ちだけを感じることができず、妖しく光る『淫紋』を軽く撫でた。
※ ※ ※
「アリシアお姉ちゃん、今日は一人で掃除をしておいてください」
朝食を終えて、エイラと一緒に館の掃除を始めようと思っていたが、エイラはそう言い残して外出してしまった。
目を覚ましたリリィはダンジョン・コアのあるどこかの部屋に籠もっているだろう。
もしこの場所から逃げだそうとするなら絶好の機会だった。
(私はどうしたらいいのでしょうか?)
自分が人族の英雄と呼ばれ、聖女と呼ばれたことも忘れたわけではなかった。
自分の帰りを待つ人もいるだろうこともわかっていた。
ダンジョンの最奥で淫蕩の生活に耽ることが間違っていることもわかっていた。
祝福を失っているとはいえ、このダンジョンには魔物らしい魔物はいない。
運がよければダンジョンを脱出できる可能性もあるだろう。
『淫紋』がどういうものなのか正確なところはわからないが、ここから脱出さえできれば、解除する方法もあるに違いない。
この首輪だって解除ができるだろう。
だから今は、大きなチャンスだった。
リリィを倒すことができない現状では、アリシアのするべきことは一刻も早くここから脱出することだった。
立て直せば攻略することだってできるかもしれないし、他のダンジョンを攻略することだってできる
その機会があるならば、逃してはいけない。
聖女と呼ばれた自分には、多くの人の期待が込められている。
期待にはできる限り応えてきたつもりだ。
(今までの自分を肯定するなら、私はすぐにでもここから出ようとするべきだ)
たとえダンジョンを脱出できなかったとしても、こんな風に魔族の益となるようなことを続けてはいけない。
(そうした方がいいとわかっている。それが『聖女』の在り方だと思う)
不思議とその結論の通りに身体は動こうとはしなかった。
(待っている人も期待している人もいるのに、それを裏切るのはなんでだろう? なんで私はすぐに脱出しようとしないのだろう?)
露出の多い使用人服に身を包み、リリィの部屋を掃除している自分に訊いてみる。
(こんな卑猥な格好に身を包み、魔族の部屋の掃除をしているなんて間違っている。それはわかっていた。でもどうしてもそう思えない自分もいた)
リリィに捕まって数日間の生活の中で、アリシアは変わった。
知らないことを知った。
恥ずかしいこと、卑猥なこと、猥雑なこと、気持ちのいいこと、快楽と欲望のこと。
リリィの心臓の音、胸のやわらかさ、唇同士を重ねた時の感触。
エイラとのおしおきの時間の気持ち良さ、リリィとの甘い時間の心地よさ。
偏っていることばかりだ。
知らない方が良いことだったのかも知れない。
でも知ってしまった後では、知らなかった自分には戻れない。
(私はたぶん、ここにいたいと思っている)
するべきこととしたいことのどちらを優先したらいいのか、そんなことをアリシアは今まで考えたことがなかった。
だからこそいま、逃亡を試みた方が良いのかどうか、その問いの答えがわからずに逃げ出せずにいる。
時間をかければ、その問いの答えは出たのかも知れない。
けれどアリシアにその時間は用意されていなかった。
屋敷内の一角で、轟音が鳴り響いた。