性に無知な美聖女が淫蕩サキュバスに捕まり、おち○ぽ生やされて精液を絞り尽くされたり、淫紋刻まれてえちえちにいじめられたり、らぶらぶになったりする話 作:sunaa
「やめてぇぇぇぇえぇぇえ!」
アリシアのその叫びはシオンには届かなかった。
けれど誰にも届かなかったわけじゃなかった。
アリシアのその泣き叫ぶ声で、気を失っていたリリィが目を覚ました。
起きていることは瞬時に理解できた。
目の前のシオンも、振り下ろされそうな剣も、自分がやはり、死んでしまうのかもしれないことも。
でもそれだけじゃなかった。アリシアがいた。
泣き叫ぶアリシアの姿が見えた。
それだけのことで、アリシアが何をしてくれたのかがわかった。
「ねえ、シオンちゃん、わたしはアリシアにひどいことをしてないのかもしれない」
急にそんなことをしゃべり始めたリリィを前に、シオンは驚いた様子も見せなかった。
「姉様がああなったのはお前の洗脳だろ? それがひどいことじゃなくてなんだ?」
「ふふっ、なんでしょうね?」
絶体絶命の状況で微笑むリリィに対して、今度はシオンが驚いた。
「おかしくなったんですか、魔族。あなたはもう終わりです」
「さっきまではそうだったんだけどね。今は違う、始まるのよ、これから。あなたがわたしの祝福を消したのがあなたの敗因のきっかけになった。アリシアちゃんがこの場に来てくれたのがわたしの勝因になった。開けよ『紋』、溢れろ『紋』、夥しく妖しき『紋』よ、繋がれ『淫紋』」
リリィがその呪文を唱えるとアリシアの腹の辺りに刻まれた『淫紋』が光を発した。
その『紋』を通じて、アリシアの魔力がリリィへと流れていく。
妖しい紫の光がリリィを包み込む。
『淫紋』は淫魔族が取り交わす主従の魔法だ。快楽を操るだけじゃない。主人は従者の魔力を受け取ることもできる。
そう、アリシアの無限の魔力を。
「何をした魔族? いや何をしても関係ない。これで終わりです」
今度こそ振り下ろした二本の剣が振り下ろされる間際、リリィは妖しく囁くだけでよかった。
「快楽のるつぼたる身体、悦びの原初たる心。汝の身心を服従させよ『従心身』。【シオンちゃん、やめて】」
シオンが振り下ろそうとした剣はそれだけで止まった。
「な、なんですか?」
「『従心身』は相手を従わせる魔術だからね。シオンちゃん、あなたはもうわたしのものよ」
「そんな絶対的な魔術、存在するはずが……」
「そう、条件がひどく厳しい。絶対的な魔力量の差が必要。何百倍、何千倍もの魔力量の差がね。相手がとんでもない格下じゃないと成功しないんだけどね」
「なら、なぜ? わたしとあなたでそんなに魔力の量に差はないはずなのに」
「あなたのおかげよ、シオンちゃん。あなたがわたしに『明滅』を使ったことで、アリシアちゃんの祝福が戻った。そして『淫紋』によって、アリシアちゃんの魔力をわたしは自分のものにすることができる。アリシアの魔力は無限。絶対的な魔力量の差があるってわけ」
「そ、そんな……」
「【ねえ、シオンちゃん、剣を捨てて?】」
「そんなこと……はい。わかりました」
シオンは解放された二本の剣を、寿命がつきかけている剣を、敵の前でたやすく捨てた。
あっけないが、それで勝負の決着はついた。
「それからそうね、えっと、何をしてもらおうかしらねぇ」
いつもの調子に戻ったリリィは何を命じようかと首を傾げた。
「リリィ! だめです!」
そんなリリィに対してアリシアが間に入る。
「あらアリシアちゃん。ありがとう! あなたが来てくれたおかげでなんとかなったわ」
「それは良かったです。でも、今あなたがしようとしているようなことはだめです」」
「姉様! やっぱりシオンのことを!」
シオンの期待した声を、
「シオンはちょっと黙っていてください」
アリシアはぴしゃりとおさえた。
「アリシアちゃん、わたしのしようとしていることがわかるの?」
「どうせシオンにえっちなことをしようとしてますよね?」
「こんなにかわいい子なんだし、ちょっとやられちゃったし、おかえしぐらいしてあげないとね」
「そうやって、シオンも私同様に従者にするつもりですか?」
「まあ、そりゃあね。せっかくこんなにかわいい子なんだし」
悪びれもなく言う享楽的な淫魔を、アリシアが怖い顔で見る。
「駄目です、リリィ」
「姉様、やっぱりシオンのことを大事に……」
「シオンは黙っていて。これはリリィと私の問題なので」
「あらあらかわいそうなシオンちゃん。でも、そうね、話が長くなりそうだし、【シオンちゃん、ちょっとの間、眠ってて】」
「はい。かしこまりました」
シオンは『従心身』によってリリィの命令に従わされ、すぐに寝りに落ちた。
「これで二人きりよ、アリシアちゃん。それでなんでシオンちゃんを従者するのはだめなの? アリシアちゃんの負担も減るしいい話だと思うけど」
「何がいい話なんですか。だって、それはシオンがリリィを抱くってことでしょう? そんなの絶対に、絶対に嫌です! シオンの方が美人だし、歳も若いし、胸もお尻も大きいし、きっとリリィに魔法をかけられたらあそこだってシオンの方が……。そんなことになったら、リリィは私から離れてしまいます」
「あらあら。アリシアちゃんにしては大胆な告白ね」
「告白? 告白ってなんですか」
「だってそれは好きってことでしょ、わたしのことが」
言われてアリシアは先ほどの自分の言葉を思い返してみる。
それは紛れもなく愛の告白でしかなく、アリシアは赤面してしまった。
「違いますからね。リリィ。今のは言葉の綾ですから」
「そうなんだ。じゃあ、シオンちゃんを従者にしてもいい?」
「それは絶対だめです」
「ふふっ。強欲だなあ、アリシアちゃんは。でもアリシアちゃんに助けてもらったんだから、言うことを聞かないのも悪いわね」
「それじゃあシオンはどうするんです?」
「まあ、エイラにもでもあげるわよ。それならいい?」
「えっちな目にはあわせるんですか?」
「それはまあそうね。だめ?」
アリシアは寝ているシオンの方を見る。
どうしても今までと違った目線で見てしまう。
先ほどリリィに放った言葉の通りのシオンのその妖精のような体躯はいやらしい目でみてしまうと、とてもえっちだ。思わず股間のものが盛り上がるほどに。
「アリシア、いま、シオンちゃんのことをエッチな目で見たでしょ?」
「見てません」
「いーや見てました。人には駄目って言うのに勝手だなぁ」
「だから見てませんってば。そのちょっとおっぱい大きいなって思っただけです」
「ふーん。アリシアちゃんはおっぱい大きいならなんでもいいんだ」
「よくありません。違いますからね。シオンのことをそんな風に見るわけありません」
「ふーん。でもアリシアちゃんのそれ、勃起しちゃってるでしょ?」
「それはその……生理的な反応というだけです」
「ひとにはだめっていうのに自分はそんな風にしちゃうなんてね。ねえ、ほんとにシオンちゃんとしたいの? 操ってしてあげようか?」
「……嫌です、それは。……それより、その。リリィとしたいです」
「あらまあ、それもずいぶんストレートな告白ね」
「さっき、リリィが死んじゃうかもって思ったら、その、本当に嫌だったんです」
「ありがとう。わたしも同じよ。自分が死んじゃうかもって思ったらアリシアちゃんに最期に一目会いたいって思った」
「リリィ……」
「アリシアちゃん……」
何かが始まりそうな雰囲気を、どこからともなく現れた使い魔が割って入った。
「えーと、それでこれはどういう状況ですか、ご主人様。なんかアリシアお姉ちゃんとすっごい良い雰囲気だし、そこに倒れている女の子がいるのに、ここで始めようとしちゃっているし」
「エ、エイラさん?」
「エイラ、せっかくいい雰囲気だったのに。まあ、ここでするのもなんだし。アリシアちゃん、寝室行きましょうか」
「は、はい」
「アリシアお姉ちゃん。ご主人様とするの、嬉しそうだね」
「それはその……そういうことにしたんです」
「ふーん。それは良いことですね。あたしも混ざっていいのかな、ご主人様?」
「だめです。あなたはその子をいじめていいわよ。すっごく強い子だから、いじめがいがあるかも。これ使って」
リリィはエイラに深紅の首輪と共に、翡翠色の腕輪を渡す。
「楽しみがいがありそうで良いですね」
エイラは舌なめずりをしながら、片手でシオンを担いだ。
「あまりひどいことをはしないでくださいね、エイラさん」
「アリシアお姉ちゃんの知り合いなんだ。それじゃあ、その、存分にかわいがっちゃうね。それじゃあ、二人もお楽しみに」
エイラはシオンを担いだまま、その影の中に消えていった。
「さあ、邪魔者もいなくなったし行きましょうか。アリシアちゃん」
「はい、行きましょう。リリィ」
リリィは腕を伸ばすと、アリシアにすぐにその腕を取られた。
アリシアのそんな反応が新鮮で、リリィは心の底から笑顔になった。