※この作品はR-18です。

ようこそ性教育至上主義の教室へ   作:ましゅまろバスターズ★

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椎名ひよりはエッチを知りたい

 

「……はい。一年図書委員、Cクラス、椎名(しいな)ひよりです」

 

 椎名(しいな)ひよりと名乗った女の子は、モジモジと身じろぎして俯(うつむ)きながらも、消え入りそうな声で答えてくれた。

 

 

 

 

「そうか椎名。作業中に邪魔してすまなかったな。

 オレは一年Dクラス、綾小路清隆だ。よろしくな」

 

 さりげなく自己紹介してみた。

 ワンチャン、セックスできないだろうか? と期待を込めて。

 

「綾小路さん。はい、覚えておきます」

 

 冷静さを取り戻した椎名、細く白い腕で、養生テープをオレに手渡してきた。

 

 

 

 オレは一度資料室を出ると、扉の見えやすい高さに「立ち入り禁止」の張り紙を貼りなおした。

 そして養生テープを椎名に返すため、オレは再び資料室のなかへと入った。

 

「貼(は)ってきたぞ。四隅を二重に止めたから、剥がれにくいはずだが」

 

「ありがとうございます綾小路さん。

 実は先程、あとで剥がせるようにと軽く留めていたのですが、それがいけませんでしたね」

 

 椎名は、床に落ちた本を片付け終わったようだ。

 オレの右手から、養生テープを受け取った。

 

「それにしても綾小路くんは、どうしてこの資料室に足を踏み入れたんですか? 性教育に興味があるんですか?」

 

 椎名は、先程とはうってかわって、感情のよめない落ち着いた瞳で、オレの痛いところを突いてきた。

 そうだ。オレはこの部屋に自ら足を踏み込んだのだ。

 その事について弁明しなければいけない。

 

「来週の金曜日に二回目の"性教育実習"があるだろう? 

 女の子を楽しませられるように、色々勉強しておきたくてな」

 

「そういうことでしたか。真面目ですね。

 私も、来週の心の準備のために、本の整理をしながら、色々勉強してました」

 

「椎名は本が好きなのか?」

 

「……はいっ。小さい頃から読書は大好きです」

 

 椎名はわずかに弾んだ声で、嬉しいそうに身体を跳ね上げた。

 

「……あの、これもなにかの縁です。綾小路くん、少し私の悩み相談に乗っていただけないでしょうか?」

 

 そして遠慮がちに、そんな話を切り出した。

 

「相談……?」

 

「はい。深刻に悩んでいるんです…… 相談する人も居なくて……

 でもここ(・・)に入ってきてくれた綾小路くんなら、悩みを聞いてくれるかもしれないと思ったんです」

 

 椎名の悩み。なんだろうか?

 

「分かった。オレに答えられる事かは分からないが、遠慮なく聞いてくれ」

 

 正直オレは、相談相手としては下の下だろう。

 なにせオレは高校になるまで陰キャ、友だちの一人もいない日々を過ごしてきた。

 だから複雑な人間関係の問題とか、友だちの作りかたみたいな悩みに対して、オレは出せる答えを持っていない。

 むしろオレが知りたいぐらいだ。

 

 椎名は口をキュッとつぐみ、どこかそわそわしながら、はっと息を吸いこみ切りだした。

 

「そのですね……女の子の下の毛って、どう思いますか?」

 

「は……?」

 

 不覚にも間抜けな声が出た。

 下の毛……陰毛のことか!!?

 

「ほら、剃ったほうがいいのか、整えた方がいいのか、よく分からなくて……

 一昨日(おととい)に、最初の性教育授業があったじゃないですか。

 そこで私、くじ引きで選ばれてしまい。

 クラス皆の前で裸になって、坂上先生とはじめてをしたんです」

 

 椎名は淡々と衝撃な事実を語った。

 

「なるほど、はじめてっていうのは……」

 

「初体験のセックスです」

 

 なるほど。

 オレと同じく初回授業でクラスの見世物

 ――いやお手本となって、教師とセックスをする役回りに当たったのか。

 しかし、オレのDクラスの場合は女性教員だから、男のオレが当てられたが、

 男性教員のクラスは女子生徒が当てられたのか。

 男のオレにとっては茶柱先生に「気持ちいい事」を教えて貰い。最高の初体験だったのだが。

 女子の椎名にとっては、どうだったのだろうか?

 

「奇遇だな。オレも一昨日の性教育実習で、茶柱先生と教壇に上がってセックスをしたんだ」

 

 オレがそう言うと、椎名はハッとオレを見上げた。

 

「そうなんですか!? それは奇遇ですね。どうでしたか? やっぱり気持ちよかったですか?」

 

 椎名は目をランランと輝かせて、興味津々でオレに詰め寄ってくる。

 めちゃくちゃ気持ちよかった、のだが、

 面と向かって初対面の女子に、初体験の感想報告をするなんて恥ずかしいな。

 

「良いか悪いかで言えば、良かったな」

 

「そうなんですか…… 私は逆です。ただ痛くて、気持ち悪くて、なにがいいのかわかりませんでした……」

 

 椎名は悲しそうな顔で、そう漏らした。

 

「……あ、話が脱線してました。私が聞きたいのは陰毛、下の毛のことです!

 私は先生に名指しされて、裸になったとき、下の毛をクラスメイトに見られたんです。

 それでクラスの男子たち、前の席の石崎くん達の会話が聞こえてきたのですが……

「ひよりの陰毛がエロくて可愛い」って、小声の会話で盛り上がっていたんです。

 可愛いって、褒め言葉ですよね? でも私、すごく恥ずかしくて……来週までには、綺麗に剃ろうかなと思ったんです。

 ですが、私の来週の実習相手は、その石崎くんに決まったんです。 ……もし私が陰毛を剃ってしまえば、石崎くんは凄くがっかりさせてしまうかもしれません。

 つまり私は、どうすればいいんでしょうか? 考えても考えても全く分からなくなってしまって、綾小路くんはどう思いますか?」

 

 なるほど。

 相手からは褒められている部分が、自分にとっては恥ずかしいという状態か。

 難しい問題だな。

 ひよりの望み通りに陰毛を剃れば、石崎に失望されてしまうおそれがある。それはひよりとしても嫌なのだろう。

 

「なぁひより、そもそもどうして、陰毛を見られるのが恥ずかしいんだ?」

 

 問題はここだ。

 椎名は陰毛を見られるのが恥ずかしいといった。

 乳首やおまんこ自体を見られることは、問題にしていなかったのだ。

 

「それは、汚いじゃないですか……おしっこが飛び散ったり、匂いが籠もって臭かったり……

 坂上先生に舌で陰部を嬲(なぶ)られたときは、恥ずかしさで死んでしまいかと思いました。 

 私は結構きれい好きなので、自分の身体について、汚いって思われたくないんです」

 

 つまり、ひよりの羞恥心は、性器を見られることではなく、汚いという感覚から生まれているのだ。

 

「そうか。だが、話を聞いただけでは判断のしようがないな。見せてくれないか?」

 

「え……?」

 

 オレは一歩踏み込んで、そう尋ねた。

 密室には二人きり、目の前には小さくてぼーっとした目の女の子。

 ひよりのスカートの中、パンツの裏に何が隠れているのか。

 オレは知りたくてたまらなくなっていた。

 

「こ、ここで見せるんですか……?」

 

「心配ない、立ち入り禁止の張り紙はしている」

 

「でも……?」

 

 オレに詰め寄られて、ひよりはじりじりと後退し、本棚に背中をついた。

 

「わ、分かりました。汚いって思わないでくださいね?」

 

 オレに影を落とされたひよりは、涙目の上目遣いでそういうと、

 両手をスカートの内側に忍び込ませた。

 スッとしゃがみ込み、細い足ながら肉づいた太ももを、スルスルとパンツが通っていく。

 薄紫色のショーツ。

 柔らかい絹製のパンツは、上履きを脱いだ椎名の黒靴下から抜けて、椎名が右手に握られて収まった。

 

「では、スカートを上げるので……」

 

 ひよりはそう言って、右手でパンツを握ったまま、両手でスカートの両端を掴んだ。

 恥じらいながらバッと上げられたスカートの下には、太ももの付け根、そしてすっぽんぽんのおまんこが顔を覗かせた。

 

 オレはひよりを前にしゃがみこんだ。

 地面に膝をつき、目の前にひよりの股間を拝むと、なるほどうっすらとおまんこに陰毛がかかっている。

 

「意外と薄毛じゃないか?」

 

「そ……そうですか……? あまり見ないでください…… いちおう手入れはしているので……」

 

 ひよりの声が上から降ってくる。

 オレはひよりの股間に頭を埋めた。

 

「ひゃぁぁ!!」

 

 ひよりはおどろいたように声をあげた。

 匂いは甘い洗剤の匂いがした。

 味を確認しようと舌を伸ばすと、ひよりの両手がオレの頭に伸びてきた。

 

 ペロペロペロッと舌を走らせる。

 

「なふぅっ……綾小路くん……やめっ……あんっ……」

 

 ひよりの両手に押されて、オレの頭は離れてしまった。

 

「匂いも味も気にならないぞ? 綺麗に手入れしているんだな」

 

「そ……それは、入念に洗ってますから……」

 

 オレの顔が股間から離れてほっとしたのか、ひよりははぁと息を吐いてそう言った。

 

「可愛いな。ひより」

 

「えっ?」

 

「オレとここでセックスしないか?」

 

「ここで……!?」

 

 オレはひと思いに誘ってみることにした。

 見上げるとひよりはギュッと口をつぐんて、顔を真っ赤にしながらオレを見下げていた。

 

「一昨日のセックスは痛くて気持ち悪かったんだろう? オレならひよりに、気持ちのいいセックスを教えられる」

 

「……つまり、綾小路くんが私に、気持ちのいいセックスを教えてくれるってことでしょうか?」

 

「そうだ」

 

「…………」

 

 ひよりは、瞳を潤ませ迷いながらも、覚悟を決めた目で口を開いた。

 

「ありがとうございます…… ずっと理解できなかったんです。 官能小説をいくら読んでも、恋心は理解できるのですが、性の快感が分からなくて……。

 だから、知りたいです。私はずっと知りたかった。

 綾小路くん、私にエッチを教えてくれますか?」

 

「分かった。じゃあまず、服を脱いでくれ」

 

「はい……」

 

 ひよりはコクンと頷いて、制服の白シャツに手をかけて、パチパチとボタンを外した。

 静かな図書資料室のなか、カーテンを開けるように胸元が開かれて、透き通るような肌とショーツと同じ薄紫のブラジャーに隠れた柔らかな双丘が垣間見えた。

 スルリと腕を抜けたシャツは、パタパタと畳まれて足元へ。

 ひよりは細い腕を背中にまわし最後の下着のホックを外すと、その膨らみからブラジャーを脱ぎ去った。

 

 オレは興奮のあまり鼻息を荒くしていた。

 文学少女はオレの目の前で素っ裸になり、おっぱいには乳首を2つ勃たせて、恥ずかしそうに太もも同士を擦りつけあっていた。

 

「乳首も乳輪も大きいんだな。オレのとは比べ物にならない」

 

 オレが感心すると。

 

「……女の子ですからね。赤子におっぱいを飲ませなきゃいけませんから。……綾小路くんは脱がないのですか?」

 

「そうだな。脱ごう」

 

 オレは白シャツを脱ぎシャツを脱ぎ、ズボンを脱いでパンツを脱いだ。

 一瞬の内に全裸になったオレは、背の低いひよりを見下ろしながら、股間にぶらさげた肉棒をひよりの下腹部に押しつけた。

 

「おっきくて太いですね……坂上先生の何倍でしょうか? ……こんなに大きいものなんですね……」

 

 ひよりは目を輝かせて肉棒を見つめたが、ひよりの口から他の男の名前を出されたので、オレは多少気分を害してしまった。

 

「綾小路くん。こんなに大きいモノが入ると考えると、私怖くなってきたんですが……」

 

 背の低いひよりはオレに詰め寄られて、不安そうに目線を逸した。

 

「心配ない。ゆっくり準備しよう。まずはキスからだ」

 

「……はい。分かりました……」

 

 ひよりはオレの方を見上げて、目を瞑り、唇を尖らせた……

 

 ちゅっ……

 

 唇と唇が重なる。

 ピクッと跳ねるひよりの身体を抱き寄せて、冷たい肌同士が重なり合う。

 

「ん……むっ………んっ……」

 

 半立ちの肉棒で、ひよりの陰部をやさしく撫で回してやると、ひよりは悩ましげな声を上げる。

 

 レロリ

 

 と舌が入る。

 ひよりの口の中は熱くて、甘いとろとろの唾液とフローラルな歯磨き粉の味がして、清潔なのがよくわかる。

 舌を絡ませながら、ひよりの肩から、背中をさすり、そしてお尻まで……

 ゆっくりとなぞるように優しく撫でまわし、可愛がるように、

 安心感と性感をじっくりと高めていく。

 

 これは昨晩佐藤と身体を重ねるなかで身につけた技術だ。

 すぐに性感体を触るよりも、性感体以外をじっくりと撫で回し、意識を高めて焦らしてからのほうが快感は大きいのだと。

 両手でひよりのおっぱいを掴み、五指を膨らみの上で滑らせながら、乳輪の周りをくるくると撫で回す。

 

「ちゅ……れろ……」

 

 鼻息でぶつかりながら、キスを続ける、息が荒くなる。

 まだ終わらない。まだ焦らして、焦らして……

 固くなったオレの亀頭の先で、陰部のまわりの陰毛を撫でるように、焦らして、焦らして、時間をかける。

 

「んんっ……ふぁあ……れろれぇ……」

 

 ひよりが潤んだ目を開けた。

 

(どうして触ってくれないんですか……?)

 

 という悲しそうな目でオレを見つめながら、もどかしさのあまりに身を捩らせる。

 まだだ………まだ焦らして……焦らして……

 

 

「ひより、触ってほしいか?」

 

 唇を話したオレは、ひよりにそう問いかけた。

 

「綾小路……くん」

 

「清隆でいい」

 

「き……きよたか……」

 

 ひよりの頬は赤かった。

 ぷっくらと膨れた唇をぎゅっとつぐんで、吐息を漏らした。

 

「きよたか、くんっ。気持ちいいです……

 触られてないのに、もどかしくて…… 経験がないのに、触ってくれたら、すごく気持ちよくなれるって分かるんです。

 わ、わたしの乳首と、股間を、弄ってください」

 

 ひよりは恥ずかしそうに、そう告白した。

 

「股間じゃなくて、おまんこって言ってくれないか? そっちの方が興奮するんだ」

 

「わ、分かりました…… エッチな私の勃起乳首と、愛液でびしょびしょのおまんこを、弄ってください♥」

 

 ひよりはさらに顔を真っ赤にして、幸せそうに口角を上げながら卑猥なセリフを放った。

 

「昨日読んだ官能小説のセリフの受け売りです。興奮しましたか?♥」

 

「ああ、満点だ」

 

 実のところオレには淫語へのこだわりはないのだが、

 淫語を口にすることで、女の子はエッチな気分を高めるのだと、佐藤との経験で学んだ。

 だから敢えて言い直させた。

 

 両胸を強く揉んで、人差し指二本でピンと弾く。

 

「あ”ぁっ!!」

 

 たまらず声の出るひより、

 カリカリカリカリ……

 ここぞとばかりに、ひよりの膨らみを握りしめながら、その先端の乳首を激しく弄りまわす……

 

「あぁああっ!! だめぇっ……こ……声っ……!!」

 

 ガクガクと腰を震わせて、快感の爆発に悶絶するひより。

 オレは右手を下へ滑らせて、入れ替わるように右乳首にしゃぶりついた。

 ちゅぅ……れろれろれろれろ……

 舌で食べごたえのある乳首をじゃぶりつくす。

 ほのかにしょっぱい、滲んだ汗の味。

 

「あぁあああ……凄いっ……おかしくなっちゃ……

 

 そして右手はそのまま、ひよりの股間へ。

 ひよりのおまんこに右手のひらをあてがって、べっとりと手のひらを愛液に濡らしながら、上下になぞるようにゴシゴシと激しく撫で回した。

 

「あんっ!! んはぁぁんっ!! 綾小路くんっ! 綾小路くんっ!!」

 

 もうひよりは完全にとろけきった様子で、舌と唾液をだらしなく垂らし、絶え絶えの息であんあんと喘いだ。

 

「清隆でいい」

 

「きよたか、きよたかっ……!! 私っ、いくっいくっ!! イッちゃいますっ!!」

 

 じゅぶじゅぶじゅぶじゅぷ……

 

「あぁイけ。下品な声でおかしくなってしまえ。ほら、これが好きなんだろ?」

 

 オレはトドメとばかりに、ひよりの乳首、そしてクリトリスを、強めにつまんで軽く捻った。

 

 

「あぁあああっ! 気持ちいいっっ!! これ好きぃいい!! 清隆あぁぁぁ!! 

 いくっ! いくぅぅ!! アクメするぅぅ!!! うはぁぁああああ!!!」

 

 ひよりの身体が、ビクンと跳ね上がる。

 軽く白目を向いて、絶頂したひよりは、愛液をプシュウと撒き散らしてガクガクと痙攣を重ねた。

 腰を海老反りで膝は砕けて、ガニ股のカエルが感電したみたいにイキ狂った。

 

「あ”んっ!! おぉおおぉぉぉ”っ!! はぁあ”ぁああぁぁ!!」

 

 声を止めようにも止まらない。こんなに可愛い子の口から漏れ出す、獣の咆哮。

 

 ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅ……

 

 イキ続けるひよりに、オレはさらなる快感を与える。

 

「はぁああ…… おぉっ! あぁっ!」

 

 ガクンと、足の支えが崩れて、ひよりが床に倒れそうになる。

 それをなんとか両手で受け止めて、オレはギュッとひよりを抱きしめた。

 

「んふぅぅ……はぁあぁあ……」

 

 ひよりの身体は熱く湿っていて、むわむわと発情した女の匂いがした。

 はぁはぁと息を荒げるひよりの背中を、優しくトントンと叩いてさする。

 左手を震えるひよりの頭に乗せて、汗の滲んだ長髪をさわさわと撫でる。

 

「どうだった……ひより?」

 

 ヒューヒューと息を整えるひよりに、オレは優しい声で訊いた。

 

「すご……かったです…… 私、あんなに下品に恥ずかしいことを口にして……頭が幸せでいっぱいでした。

 これが……エッチの快感なんですね……最高に気持ちいいです」

 

 ひよりは涙目でだらしなく笑い、まるで過酷な部活の大会を勝ちきったときのような、屈託のない笑顔をみせた。

 

「まだ終わりじゃないぞ。次が本番だ」

 

「はい……楽しみです。コンドームは持ってるんですよね?

 ……私のおまんこもちゃんと濡れるんですね。今ならどんな棒でも受け入れられる気がします。

 ですが私は、私のおまんこは綾小路くんの……

 いえ……きよたかのおちんぽがほしいです……」

 

 両目を細めて、とろんと頬を緩ませるひよりの唇に、チュッと軽いキスをして、

 オレは脱ぎ捨てたズボンのポケットから財布を手に取り、コンドームを取り出した。

 

 ひよりがするするとオレの首に両腕を回してくる。

 オレたちは図書室の隅の密室で、互いを想いあってハグをした。

 ひよりの熱は、まだ残っている。

 ようやく、やっとだ。

 ついにオレも、ひよりとセックスが出来る。

 

 

 

 

「おい……喘ぎ声が聞こえたってマジかよ?」

 

「嘘じゃねぇって、たしかに聞こえたんだ。AVみたいにエッチな声が……」

 

「それがこの隅の部屋だってのかよ。……性教育実習室?? マジ? こんなもんがあるのか?」

 

 部屋の外から、男子生徒二人の声がした。

 どうやらひよりの喘ぎ声が外に漏れていたらしく、聞きつけた男子生徒が扉の前まで来たらしい。

 

「入ってみるか? この部屋っ……」

 

「だめだよく見ろ、立入禁止って書いてる」

 

「じゃあやっぱり、中でヤッてんじゃねぇの?」

 

「なおさら入れないだろ。扉を開けたら裸のカップルが二人なんて、気まずいったらありゃしない」

 

 

 

「石崎くん……?」

 

 ひよりが震え声で呟いた。 

 石崎?

 ああ、ひよりの次の性教育実習の相手の男か。

 

 

「そんな……聞こえてたんですね。私、なんてはしたない声をっ……」

 

 ひよりはオレからサッと身を引いて、顔を俯けてギュッと拳を握り、激しく動揺していた。

 

 オレはひよりのプリッとしたお尻を両手で掴み、ぐっとオレの腰に引き寄せた。

 太ももまで愛液の垂れたひよりの発情おまんこに、コンドームを履いたオレの肉棒がコツンと触れた。

 

「んふっ……え?」

 

 ひよりはハッとオレの目を見た。

 

「冗談ですよね……」

 

 残念ながら大マジだ。オレの肉棒もひよりのおまんこも、もう準備万端なんだから。

 

「待ってくだ

 

「すまない。もう待てない」

 

 オレは小声で悲鳴をあげたひよりの、陰毛つきの清潔オマンコに、

 猛々した肉の棒を、ズブリと突きいれた。

 

 

 

 

 

 

 

「んぁああああっ!!」

 

 たまらず声を張り上げるひより。

 部屋の外でざわめく声がした。

 

 ズブッ!! ズブッ! ズブッ!!!

 

 ひよりのオマンコは、ヌルヌルと脈動して滑りがよく、オレの巨根も素直に受け入れてくれた。

 いっきに膣の最奥へ、

 冴えない男性教師の粗チンコでは辿りつけない女の子の一番気持ちいいところに、亀頭で熱い口づけをした。

 

「んあぁああああ!!! おぉおおおおおっ!! らめぇええぇぇ」

 

 ひよりは小さな身体でオレの巨根を受け止めて、大きすぎる快感に絶叫した。

 

 

「やべぇ、マジじゃねえかよ」

 

「逃げようぜ、関わらない方がいい……」

 

「ちょっと待てよ。この声……もしかして、ひよりじゃないか?」

 

 

 

 外の会話が微かにオレたちに届いてくる。

 勘がいいな。

 まさか声だけでひよりだと当てるとは、

 

 じゅぷっ! じゅぷっ!じゅぷっ!!

 

 外でひよりの名前が出された途端、ひよりの腟内がキュルルと締まった。

 ひよりは恨めしそうにオレを睨みながら、それでも快感には抗えず、突かれるたびにアンアンと喘いだ。

 ポロリ、とひよりの目から、一滴の涙が溢れる。

 

 

「はぁ、そんな訳ないだろ。一昨日見ただろう? 椎名はこんなに喘がないだろ」

 

「た、確かに、痛そうにしてたしな」

 

「声は似てるが別人だ」

 

 石橋たちはコソコソと話しているが、中には丸聞こえだ。

 それはすなわち、ひよりの喘ぎ声も外に大音量で流れているということ。

 長時間はできないな。

 急ごう。

 

「よかったな。別人だと勘違いされたぞ」

 

「ふぅぅぅんっ!! ひどっ! ぃっ!! んんぁあ!! あっ! あっ!!」

 

 ひよりは喘ぐのに精一杯で、言葉を話す余裕がないらしい。

 

「あんまり時間をかけてられない、激しくするぞ」

 

 オレはひよりの身体に覆いかぶさり、その唇を奪って声を抑えて、ピストンの速度を激しくした。

 

「あぅぅぅ!!! んぐっ……んんっ!!」

 

 ひよりは抵抗する気力もなく、全身から汗を流しながら快感の荒波に襲われていく。

 右手で背中を抱きながら、左手をクリトリスに添える。

 左手は添えるだけでいい。

 あとはピストンの振動で、勝手にクリトリスを擦ってくれる。

 

 

「ふぁぁあ"あ"っ!! そこっだめぇっ、んぉおっ!! クリトリスだめぇぇぇっ!!」

 

 じゅぶっ!じゅぶっ!じゅぶっ!じゅぶっ!!

 

 部屋の外にも聞こえる水音。

 

 

「おいおい、おまえまさかシコってんのか!?」

 

「い、いいだろ。……興奮するんだよ。オレの実習相手はひよりだからな。ひよりはマグロだが声や容姿は良い。

 もしひよりがこの女みたいに淫乱に喘いだらと想像したら、今シコるしかないだろう」

 

「正気か石崎!? 図書館だぞここ」

 

 

 

 ひよりの喘ぎ声が、石橋とやらのオカズにされているようだ。

 まるでコバンザメやハイエナ、人の獲物を横取りされているようで、オレとしては良い気分はしない。

 だがひよりの羞恥心と高揚は最高潮のようだ。オレもそろそろ射精(で)る。

 

「ひより……」

 

 俺はひよりの名をよんだ。

 

「はひっっ! んお"っ!」

 

 ひよりは半開きの口からよだれを垂らしながら、不思議そうに首を傾(かたむ)けた。

 

「おちんぽ気持ちいいです。って言ってくれないか?」

 

「んふっ……ん"ん"っ!」

 

 ひよりの柔い唇に触れながら、耳元で囁いた。

 

 ズブッ! ズブッ! ズブッ! ズブッ!!

 

「おちんぽ……んふぐっ!! きもっ……ちいですぅぅ……」

 

「よく聞こえないな」

 

「お♥、おちんぽ気持ちいいでしゅぅぅぅ!!!」

 

 ひよりは膣奥を浸からながら、腹が割れるような歓喜の声をあげた。

 

「そうだ。ずっと喘いでいろ」

 

「あぁああぁっ♥♥ はいぃぃぃっ♥ おまんこ気持ちい、おちんぽしゅごい…… もっと激しくしてくださいぃぃ!! 頭がバカになるぐらい、めちゃくちゃに犯してアクメくださぃぃぃ!!!」

 

 さすが官能小説を履修してるだけあって、凄く淫乱な語彙だな。

 

「分かった。死ぬほど気持ちよくしてやる」

 

 俺はそう言って、肉棒を強く膣奥へと叩きつける。

 

「お"ぉぉっ!?」

 

 パチュンという乾いた音で、肉と肉がぶつかりあう。

 

 パチュン、パチュン、パチュン!!

 

 力強い暴力的なピストンを、ひよりの小さなおまんこが優しく包み込む。

 

「あっ♥ あんっ♥ あぁああぁ♥♥」

 

 突かれるたびピクピクと身体を震わせて、切ない顔で快感に悶えるひより。

 

「俺もそろそろ射精(で)そうだ」

 

「わ、わたしもぉぉ!! イッちゃいますっ!! 凄いの来ちゃいますっ!!! 好きですぅぅ!! おちんぽ好きっ!! セックス気持ちいいっ!!  どうぞ射精(だ)してくださいっ! 私のおまんこの中でぇ……あぁああんっ!! ……くんの特濃ザーメンっ、ぶちまけてくだしゃいぃいぃ!!!」

 

 パンパンパンパンパンパンパンパン!!!

 

 

 

「やべぇ、エロすぎだろ……マジ痴女かよ」

 

「流石にドン引きするぜ……でも、すげぇ気持ちよさそうだな」

 

 部屋の外から男どもの会話が聞こえてきた。

 まったくいつまでそこにいるのか。

 

「ひより、舌を出せ」

 

「はいっ……れぇぇ」

 

 ひよりの差し出す舌にしゃぶりつく。

 熱い唾液が絡みあう、興奮した鼻息がぶつかりあう。

 

 じゅぷん!! じょぷっ!! ずぶっ!

 

 ひよりの身体がこわばる、絶頂寸前の合図。

 

 両手で大きな胸の先、乳首をつまみ上げて、全身全霊でひよりを天国に連れて行く。

 

「んはぁあああぁあああっ!!! いくぅぅぅぅぅぅ!!」

 

 ひよりは、ぎゅっと目を瞑ったまま、悩ましげに果てた。

 

 どびゅ、どびゅ……びゅるるる……

 

 同時に俺も、コンドームの中で果てた。

 

「んがぁぁあああ!! 気持ちいっ! 気持ちいいですぅぅ!! 大好きでしゅぅぅぅ!!」

 

 汗を撒き散らしながら、イキ狂うひより。

 俺は余韻を楽しむように、ちゅぷ、ちゅぷ……と、優しく肉棒を突き続けた。

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ……はぁっ……っふぅ……」

 

 乱れた呼吸で、必死に酸素を求めるひより。

 餌を待つ小鳥のように、空を見上げてパクパクと口を開く。

 

「えへへ……」

 

 幸せそうにはにかんだひよりは、下半身で繋がったまま、そのまま俺の首へと両腕をかけて、

 

 んちゅっ、んーっ、ちゅ……

 

 キスをしてきた。

 

 互いを慰めるような、優しくてゆったりとしたキス。

 

「……ん」

 

 と唇と話したひよりは、頬を真っ赤にして、恥ずかし気に口を開いた。

 

「セックスって、こんなに気持ちよかったんですね……」

 

「分かってもらえたようで良かった」

 

「綾小路くんとの行為中、昨日読んだ官能小説のシーンと重なって、余計に興奮してしまいました……」

 

「そうだな。まさかひよりが、あんなに淫乱だったなんてな」

 

「綾小路くんが……言わせたんじゃないですか……」

 

「ひよりが自分から言っていたように思うが? それに、オレのことは名前で読んでいい」

 

「そうでしたね……清隆っ。 私のセックスを教えてくれて、ありがとうございます。 これで次回の性教育実習も、官能小説も楽しめそうです! あ、もしいい作品を見つけたら清隆にもオススメしますね!

 清隆は官能小説、読んだことはありますか?」

 

 ひよりは本の話になり、キラキラと輝いた目で早口になった。

 

「いや、ないな」

 

「なかなか面白いですよ。機知に富んだ心理描写や、現実ではありえないシュチュエーションの作品もあるそうです。私も読み始めたばかりですが、あやのこ……清隆とのセックスのお陰で、楽しんで読める気がしまえす」

 

「それは良かったな」

 

 それにしても、現実ではあり得ないシュチュエーションか。

 なるほど、この世にはまだオレの知らない性の世界があるらしい。気になるな。

 

「いい本があったら教えてくれ」

 

「はいっ!」

 

 ひよりは満面の笑みを見せた。

 

 

 

 

 

「……ところで清隆? 清隆のおちんぽ、私の腟内(なか)でまた硬くなってますよ……」

 

 ひよりはオレの竿を加えたまま、下腹部に右手を当ててさすり、淫らな笑みを見せた。

 

「もう一回、おまんこしますか?」

 

 オレは外の様子を耳で聴く。

 どうやら、石橋たち二人はどこかへ行ってしまったらしい。

 

「しかなたいな、あと一回だけだ」

 

「んはぁっ! 嬉しいでしゅっ!」

 

 ひよりの身体を抱えあげて、2回戦が始まった。

 

 パンパンパンと水音が部屋に響く。

 幸いな事に、部屋の扉に誰かが近寄ってくることはなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 帰り道……

 

 ひよりと連絡先を交換したオレは、ほとんど散ってしまった桜道を歩いていた。

 すると、ブブブと、ポケットの携帯電話から着信音がなった。

 なんだろうか? と開いてみると。

 佐藤摩耶からのメールだった。

 

 

『今週木曜日の放課後って予定入ってる?

 もし暇なら私に付き合ってほしいんだけど、どうかな?』

 

 佐藤からデートの誘いだろうか?

 しかし、次の土日ではなく放課後、それも木曜日の。

 不思議に思いつつも、オレはメールを送信した。

 

『分かった。木曜の予定は開けておく』

 

『ほんと! じゃあ決まりね!』

 

 爆速で返信がきた。

 

『女子会は楽しめたか?』

 

 佐藤は今日、クラスの女子と集まると言っていた。

 

『うん! めちゃ楽しかったよー! 清隆とのセックスと同じぐらい(笑)』

 

 その感想は……なんか悔しいんだが。

 

『それは良かったな』

 

『うん、清隆のお陰だよ。私、すっごく清隆の事が好き』

 

『ありがとう』

 

 オレにはまだ、"その気持ち"が分からない。

 

 

 

 

『おやすみ清隆』

 

『おやすみ摩耶』

 

 

 携帯をおいて、布団に入る。

 そして目を瞑る。

 

 ここは一日前、佐藤と一夜を過ごしたベッド。

 シーツは取り替えていないので、かすかに彼女の体液の香りが残っている。

 

 今日も充実した一日だった。

 明日からは、また学校が始まる。

 

 羞恥心のあまり教室を飛び出した茶柱佐枝は、一体どんな顔でホームルームに出てくるのか?

 昨日一晩中セックスした佐藤摩耶との、教室内での関係はどうなるのだろうか?

 

 分からない。

 分からないから面白い。

 最近は毎日新しい発見ばかり、知らないことだらけだ。

 

 

 

 ピロリン……

 

 もうすぐ眠気が意識を奪う寸前、オレは通知音に起こされた。

 佐藤からだろうか?

 今まで通知なんて滅多に来なかったので気にしなかったが、

 寝るときは通知音を切っておくべきかもしれない。

 

 メールを無視しようかとも思ったが、考え出すと、どうしても内容が気になってしまい。

 オレは枕元の携帯端末を確認した。

 

 差出人、椎名ひより

 

 送り主は、佐藤ではなくひよりだった。

 

 

 

『清隆へ。

 ただいま図書室で借りた「十五の懊悩」という官能小説を読んでいますが、素晴らしいです。

 もう三回はイキました。興奮してオナニーが止められません。

 創作ならではの過激な露出羞恥がたまりません。女性視点の一人称ですが、男性でも興奮できるはずです。

 ぜひ清隆にもオススメしたいです』

 

 

 

 なにやってんだ、ひより……

 ただの自慰報告と読書感想文だった。

 

 オレは携帯の通知を切り、電源を落とし、手の届かない床の遠くへ滑らせると。

 布団の中に入り、眠りについた。

 

 

 

 

 

 

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