※この作品はR-18です。

ようこそ男女混浴特別試験へ   作:いろはす@

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~ はじめに ~

お読み頂き、有り難うございます。このエピソードは、本作品の第2話をRー18版として再構成したものです。そのため、性的な表現が数多く含まれており、あのヒロインさんが痴態を晒す場面も少なからずございます。予め、ご了承下さいませ。





【ここまでのあらすじ】
2年生最初の特別試験。互いに全裸のオレと伊吹澪は、湯船を挟んで対峙していた。ふたりを遮るものは、辺りを満たす湯煙だけである。



最終話:これが本当のRー18版です!

男女混浴しりとり合戦。その戦場となるバスルームへ足を踏み入れたオレは、ミニタオルを手に素早くや(・)る(・)べ(・)き(・)こ(・)と(・)を終え、対戦相手の女子が現れるのを待った。

 

 

この学校に入学してからずっと、勉学も運動も、あらゆる場面で自らの能力を駆使して勝ち抜いてきた。しかし、まだひとつだけ、発揮する機会に恵まれていない力がある。それは・・・

 

 

ふと、立ち込める湯気が動いた。来たな・・・そして、反対側の入り口から躊躇いがちに姿を見せたのは・・・

 

 

「げっ!あ、綾小路・・・」

 

 

「お前か・・・」

 

 

オレの顔を認めて、棒立ちになる裸の少女。Cクラスの伊吹澪だ。青い髪色と細身の体つきが特徴的な美少女である。彼女とは実際に何度か交戦したが、警戒を要するほどの相手ではない。それに、こんな場所では得意の足技も使えまい。

 

 

「こ、こっち見んな!バカ!変態!綾小路!」

 

 

狼狽えながら身体を捩り、手にしたミニタオルで胸元を覆う伊吹。やはり恥ずかしいのだろうか?正直、そこまでの胸とは思えないし、もっと他に隠すべき場所があるのでは?あと、オレの名字は他人を罵倒するのにも使えるのか・・・(新発見)

 

 

「何を慌てている?この湯気じゃ何も見えやしないし、もとより見るつもりもない。いまは、しりとりが優先だろ?」

 

 

「なっ?!その言われ方、なんかムカつく・・・」

 

 

率直に事実を語ったのだが、なぜか伊吹は気分を害したようだ。相変わらず、扱いにくいヤツだな・・・

 

 

「どういうことだ?お前の機嫌を損ねるようなことは、なにも言ってないと思うが・・・」

 

 

「むぅ・・・ちょっとはこっち見なさいよ!」

 

 

「?何を言ってるのか、全く分からん・・・」

 

 

会話が成立していない。さっさと、しりとりで倒してしまおう。

 

 

しかしこのタイミングで急に、立ち込める湯煙が薄まり始めた。たちまち、彼女のスレンダーな身体のラインは、ほぼ丸見えに。で、やっぱり予想通りの貧乳だった。慎ましい先端は、やや赤みがかった薄茶色だ。山内や池は「女子高生の乳首と乳輪は、ピンク色以外認めない!」と息巻いていたが、やつらはもう少し現実を見た方がいいだろう。

 

 

また、すらりとした華奢な身体に比べて、その陰毛は『凄い』のひとことに尽きる。溢れんばかりの剛毛(ぼーぼー)だ。総じてオレたち日本人は、こうした部位のお手入れをしないとは聞いていたが、まさかここまでとはな・・・

 

 

だが、重ねて言うが、オレに性的欲求などという感情はない。ただ単に、目の前に不機嫌な裸の美少女が居るだけである。だからオレの身体は、そんなものを見たって全く反応なんてしない。いや、正確には1ヶ所だけ弾かれるようにそそり勃ったのだが、これは単なる生体反射だ。(苦しい言い訳)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~ side 伊吹澪 ~

 

 

「じゃあ、早速始めるか」

 

 

湯気が薄まり、丸見えになって慌てる私に、アイツは何事もなかったかのように言った。相変わらずの無表情で。

 

 

「き、気安く話しかけるな!この変態!」

 

 

必死に虚勢を張って言い返す。そうでもしないと、取り返しのつかない言葉を口走ってしまいそうだった。こちらが丸見えということは、アイツの身体も丸見えなのだ。視界の端にちらつくのは、素晴らしく鍛え上げられ、引き締まった細身の肉体。顔も好みだ。もはや、若いふたりを妨げるものは何もない。あとは、自分の気持ちに素直になるだけ・・・

 

 

わああああぁっ?!何言ってんの?私!アイツなんか、アイツなんか・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

龍園たちを瞬殺した使い手。取るに足らないモブだと思っていたアイツの正体は、とんでもない化け物だった。何度挑んでも、手も足も出なかった。それどころか、いつも軽くあしらわれてしまった。悔しくて、何とか一矢報いたくて、弱点を探そうと毎日追いかけ回した。どうすれば勝てるのか、一生懸命知恵を絞った。そして気付けばいつも、アイツのことばかり考えるようになっていた・・・

 

 

でも、あんな無愛想で影の薄い陰キャなんて大っ嫌い!大嫌い!大嫌い・・・大好き。ボソッ

 

 

「あ!あ!あ!ああっ・・・き、清隆♥️」

 

 

今夜もまた、ベッドを軋ませながら身体を仰け反らせ、小刻みに痙攣したあと、一拍置いて脱力する。シーツも下着も頭の中も、全部ぐちゃぐちゃだ。もちろん、妄想の中ではアイツを名前呼びしている。(最高機密)イッた弾みで壁を蹴ってしまったけど、お隣さんには気付かれていないはず。たぶん。メイビー。(丸聞こえ)

 

 

ふぅ・・・ダメだと思いつつ、またやってしまった。ゆっくりと甘い快感が引いてゆくのを感じながら、今夜の脳内妄想ストーリーを振り返る。

 

 

私はあの無人島試験でアイツと戦って敗れ、無惨にも野外プレイの餌食にされてしまうのだ。必殺のハイキックを躱され反撃を食らい、ぐったりと倒れ伏す私。助けなど来ない。もはや抵抗する余力もなく、体操着も下着も剥ぎ取られ、唇から首筋、乳首、お尻、太もも、そしておしっこの割れ目まで・・・

 

 

そう、ありとあらゆるプライベートな部分を悪戯されて、哀れ私は果てるのである。全てを知っているのは、夏の夜空に浮かぶ三日月だけだ・・・(ケータイ三文小説)

 

 

これまでも私は、寝る前には必ずイメージトレーニングをしていた。架空の敵を思い浮かべながら、ステップを踏みパンチやキックを繰り出すのだ。いわゆる、ひとりスパーリングである。ひとしきりこれを行うと、心地よい疲労感に襲われ、シャワーで汗を流してから就寝するのが夜の日課だった。(極めて健全)

 

 

ところが最近、イメージトレーニングの中身が変質し始めた。アイツを思い浮かべながら、キャミソールとパンティーの中をまさぐるようになったのだ。いわゆる、ひとりエッチである。ひとしきりこれを行うと、ひどい罪悪感に襲われ、シャワーを当てて2回戦に臨んで力尽きるまでが夜の日課になったのだ。(極めて不健全)

 

 

(回想シーン、おわり)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「全裸の時点でお互い様だと思うが?」

 

 

「はっ?!」

 

 

アイツの声で、私は我に返った。やだ・・・思い出しただけで、既にびしょ濡れ。で、でも大丈夫。ここはお風呂場。バレっこない・・・

 

 

「う、うるさい!何なのよ・・・ふざけた試験をやる学校も・・・あたしのこんな姿を見といて無表情なあんたも!!」

 

 

八つ当たり気味に叫ぶと、私はハイキックを放った。こんな狭いところでは、とても危険な行為であることを承知の上で。

 

 

「きゃ?!」

 

 

「あっぶな・・・!」

 

 

自業自得で足を滑らせ、バランスを崩したところで、危うく抱き止められた。そう、彼は私の背中と腰に手をまわし、咄嗟にぎゅっと抱き寄せてくれたのだ。Aカップの双丘(誇大表現)が押し潰され、互いの下腹部が密着する。彼の右手は私の脇から横乳を掴み、左手はお尻をがっつりホールドした。これはもう、どこから見てもほぼ性交である。遂に、夢にまで見たシチュエーションが実現した。

 

 

「ひゃん♥️」ビクビクッ!グッタリ・・・

 

 

だがしかし・・・不覚にも喜びのあまり、私は失禁&失神してしまった。お楽しみはこれからだったのに・・・本当に残念だ。せめてこの感触だけは暗記?しておいて、後々毎晩のオカズにしよう・・・

 

 

でも、私はむしろ幸運だったのかも知れない。アイツの人並み外れた絶倫振りに、最後まで付き合わされずに済んだのだから。

 

 

「さあ、特別授業を始めようか」

 

 

遠退く意識の先で、アイツの声が聞こえていた・・・

 

 

伊吹澪、不戦敗。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(自主規制中・・・)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふぅ・・・」

 

 

ひと息ついて、横たわる伊吹を見下ろす。久し振りの実戦だったが、意外と呆気なかったな。しかし、まさか抱き止めただけでイってしまうとは・・・コイツ、箱入り娘なのか?あと、どうやらオレは、彼女みたいな貧乳が好みらしい。(カミングアウト)

 

 

入学して1年。ようやく訪れた、下半身の実力を発揮するチャンス。これを逃す手はない。ホワイトルームは超一流のカリキュラムを組み、あらゆる分野の知識や技術を叩き込んでくれた。もちろん、性の妙技も。あの頃は毎晩、その道のプロである女性教官にみっちりし(・)ご(・)か(・)れ(・)た(・)ものだ。(ダブルミーニング)

 

 

しかし、どうにも監視カメラが邪魔である。ならば対策を講じるまで。

 

 

簡単なことだ。試合開始前に、例のミニタオルをカメラのレンズに被せてしまえばいい。そうするだけで、学校側はお手上げだ。下手に動けば、自ら監視カメラの存在を暴露する羽目になるのだから。つまり、此処に教師の目は届かないのである。あとは精根突(・)き(・)果てるまで戦うのみ。(誤字)

 

 

え?どうして他のみんなは、監視カメラに気付かないのか、だって??二次創作だからさ。ようこそご都合主義の特別試験へ。(自爆)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「で、何してるんですか?」

 

 

色々と付着して汚れた伊吹の身体を綺麗に拭き取ると、オレは防水カーテンの向こうへ呼び掛けた。

 

 

「てへっ・・・見つかっちゃった もう!何してるのかなんて、分かってるクセに!!綾小路君のエッチ♪」

 

 

悪びれた様子もなく出てきたのは、星之宮知恵。ほぼ全裸で、手には動画撮影モードのスマートフォン。変態だ。仕方ない。目撃者は消せ。

 

 

「あん♥️あ、綾小路君、しゅ、しゅごい・・・うっ♥️」

 

 

そんな彼女を、一撃で沈める。どうやらオレは、年上もイケるらしい。(最高傑作)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「同期のバカ(チエ)が迷惑をかけたな、綾小路」

 

 

急を聞いて駆け付けてきた茶柱先生が、あっさり頭を下げた。これは、何かあるな。

 

 

「いえ。で、彼女(チエ)彼女への処分は?」

 

 

風呂場に潜んでの盗撮行為。さすがにタダでは済むまい。それ以前に、この特別試験自体がアウトだが。

 

 

「コホン!それよりも、聞きたいことがある・・・伊吹に何をした?あの様子は、明らかに事(・)後(・)だった。それに、監視カメラもお前の仕業だな?」

 

 

にわかに危険な空気を纏う担任教師。なるほど、それがあんたの本気か。だが甘いな。そんなもの、オレには効かない。

 

 

「伊吹は感じやすい体質だったようです。オレは単に、足を滑らせた彼女を抱き止めただけに過ぎません。また、監視カメラへ手を加える行為については、ルール上の制約は無かったはずですが」

 

 

「貴様・・・」

 

 

しれっと答えれば、言葉に詰まる茶柱佐枝。さあ、どうする?

 

 

「よし!では取り引きをしよう。単刀直入に聞くぞ。年上は好きか?」

 

 

「ええ。ついさっき、その味に目覚めたばかりです」

 

 

「なっ?!」

 

 

言うが早いか、臨戦態勢をとる。邪魔者も消せ。

 

 

「あん!♥️ま、待て綾小路!お前は実に愚か・・・あふん♥️サエ、は、初めてなの・・・優しくして・・・うっ♥️」

 

 

事態の揉み消しを図ろうとした茶柱先生も、鎧袖一触で片付けた。途中、なにやら衝撃的な内容が聞こえた気もするが、それこそたぶん気のせいだろう。

 

 

その後、試験に戻ったオレは順当に勝ち上がった。神室真澄、姫野ユキ、雪ノ下雪乃・・・次々と連破する。どんな美少女も、脱いでしまえば皆同じだ。ん?ちょっと待て。雪ノ下?この小説、クロスオーバーものだったのか?(初耳)

 

 

いやそれよりも、対戦相手がぺ(・)っ(・)た(・)ん(・)こ(・)ばっかりのような気がするのだが、まぁいいか。やはり、ひとの温もりも悪くはないものだ。坂柳の言葉は本当だったな・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「では、これより決勝戦を行います」

 

 

進行を担当する上級生の言葉を背に、オレは風呂場へ入った。この試合、監視カメラへの細工は出来ない。急遽ルール変更が行われ、ミニタオルの持ち込みが禁止されたからだ。学校としては、苦し紛れの反撃策なのだろう。だが問題ない。最後は小細工なしで、正々堂々しりとりをするだけだ。(あたりまえ)相手が誰であろうと、最後にオレが勝っていれば、それでいい。

 

 

そして、湯気の向こうに立っていたのは・・・

 

 

「一之瀬・・・」

 

 

「綾小路君・・・」

 

 

まさかの相手が、そこには居た。その肢体を惜しげもなく晒して。湯煙越しでも、実に堂々たる立ち姿だ。まるで、彼女の固い決意を示すかのようである。負けじとオレの清(・)隆(・)も、堂々たる勃ち姿を披露した。(最っ低・・・(;つД`))どうせ、一之瀬からは見えないだろうが・・・

 

 

「私はマルチプロテクトポイントが欲しいの。こんな試験で誰かが退学させられるなんて、絶対おかしいよ・・・」

 

 

湯煙の向こうで話す、一之瀬帆波。やはりな・・・自ら優勝してマルチプロテクトポイントを獲得し、退学処分者を全員救済するつもりなのだろう。

 

 

「あれ?う、ウソでしょ・・・?」

 

 

と、不意に彼女が狼狽えた。またしても、湯気が薄くなり始めている。ナイスタイミングだ。

 

 

「ど、どうしよう!これじゃ、その・・・み、見えちゃうよ?!」

 

 

いまさら慌てても仕方ないぞ。どうせこのあと、もっとじっくり見せて貰うことになるのだからな・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なっ?!」

 

 

しかし気付けばオレは、真っ正面から一之瀬に抱き締められていた。ば、馬鹿な・・・まさか獲物が向こうから飛び込んで来るとは・・・なるほど。これが『据え膳』というものか・・・

 

 

「い、一之瀬?」

 

 

「動かないで!こ、こうすればお互い、色々見られなくて済むかな、なんて・・・」

 

 

叫ぶと同時に、更に密着してきた。もう、ほとんど合体寸前である。初めて味わう受け身の展開に、若干の戸惑いを感じるが、やることに変わりはない。単にこれまでの試合が、嫌がる相手を無理やり・・・というシチュエーションばかりだったに過ぎない。(鬼畜)

 

 

しつこくへばり付いてくる一之瀬を引き剥がし、いったん距離を取る。汗に濡れた白いもち肌と、圧倒的な存在感を示す双丘。そしてその先端はなんと・・・!いや、これ以上は止めておこう。さすがのオレも、一之瀬クラス全員を敵に回すのは避けたい。

 

 

一方、湿り気を帯びた陰毛は意外なほどに薄く、控え目だ。まさか、お手入れしているのか?あとオレは、どうやら彼女みたいな巨乳も好みらしい。(無節操)

 

 

「いいよ・・・」

 

 

「え?」

 

 

微かな囁きに、思わず聞き返す。

 

 

「綾小路君となら、私・・・」

 

 

「なっ?!そ、そんなことをしたら、ふたり揃って退学処分だぞ?」

 

 

敢えてオレは狼狽えて見せた。彼女を陥れるために。

 

 

「ううん、大丈夫だよ。バレさえしなければね」

 

 

案の定、こちらの誘導に乗ってくる一之瀬。コールドリーディングの真骨頂だ。(大嘘)

 

 

「だからこのお風呂場だけ、監視カメラをダミーに付け替えておいたんだ」

 

 

「ほぅ・・・念のため聞くが、黒幕は?」

 

 

「もちろん、星之宮先生だよ」

 

 

なるほど・・・そこまで聞ければ充分だ。となれば、あそこに見える監視カメラはたぶん・・・

 

 

「じゃあ始めよっか、私たちのしりとりを。先攻は綾小路君だよ?」

 

 

こちらの思惑など知らぬ様子の一之瀬は、気を取り直したように明るく言うと、右手で素早くオレの清(・)隆(・)をひと擦りした。

 

 

「ひゃん♥️」

 

 

思いもしない彼女の奇襲に、自分でも予想外の声が漏れてしまった。しかも『ん』で終わるとは・・・抗う間もなく、清隆キャノンも暴発だ。(坊やだからさ)

 

 

「ん。私の勝ちだね」

 

 

いや、それはどうかな、一之瀬・・・

 

 

 

 

 

 

 

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 

 

 

 

 

 

 

「さて、返事を聞かせて頂きましょうか、綾小路君」

 

 

公序良俗に反する、あの変態試験の翌日。優勝したオレは、マルチプロテクトポイントを受領するために理事長室を訪れていた。目の前に立つ月城理事長代理は、不愉快そうな口調で返答を迫る。オレを退学に追い込めなかったことで、腹を立てているのだろう。

 

 

史上最悪とも言うべき今回の特別試験では、既に下位20人の退学処分が決まっている。そしてそのリストの中に、いくつか予想外の名前があった。

 

 

まずは伊吹澪。これはオレがとどめを挿した・・・ゲホゲホ!刺したのだから、まあ当然か。しかしまさか、下位グループにまで落ちるとは・・・敗者復活戦でも調子は上がらず、結局敗退したらしい。

 

 

次は葛城康平だ。ヤツは試合中、対戦相手である佐倉愛里のおっぱいにむしゃぶりつこうとして、一発退場となった。何が理知的な葛城を暴走させたのだろう?あのふたりに目立った接点は無く、理由は一切不明だ。裸の現役グラビアアイドルが放つ魅力に、即堕ちした?しかしあの堅物が、まさかガチヲタで雫の隠れファンだなんてことがあり得るのだろうか。(ほぼ正解)

 

 

あと、襲われかけた愛里は前蹴り一閃、葛城の康(・)平(・)を粉砕したらしい。あのストーカー事件後に、オレが護身術を仕込んでおいたのが、まさかこんなところで役に立つとはな・・・ん?じゃあ、やっぱりあの悲鳴は、葛城・・・(合掌)

 

 

そしていちばん驚いたのは、龍園翔の敗北だ。不屈の王は、あろうことか坂柳有栖との対戦で心を折られ、不戦敗で最下位に沈んだ。アイツが戦意を喪失するとは、いったい何があったのだろう?恐るべし、坂柳。

 

 

あとは白波千尋が、試合中にどさくさ紛れで一之瀬をレズレイプしようとして、一発アウトになったとか。まぁ、そうなるな・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「オレは、マルチプロテクトポイントで退学取り消しの権利を行使します」

 

 

回想シーンを断ち切ると、オレは宣言した。これでAクラスへの切符は失われるが、後悔はない。堀北がリーダーとして成長すれば、自ずと道は開けるだろう。

 

 

「ほう・・・そうですか。君なら間違いなく、クラス移動を申し出ると思っていましたが」

 

 

意外そうに呟く月城。

 

 

え?あぁ、どうしてオレが優勝者なのか、だって?そんなの、改めて言うまでもないとは思うが・・・

 

 

昨日、試験終了後に一之瀬の優勝は取り消された。対戦相手のオレに対する強制猥褻の疑いで、一発退学処分となったのだ。現場の一部始終を収めた高精細動画という、動かぬ証拠を突き付けられて。そう、あの風呂場に設置されていた監視カメラは、やはりダミーではなく生きていた(作動していた)のである。

 

 

そもそもあの星之宮先生が、バカ正直にハリボテカメラを取り付けるはずがない。オレと伊吹の試(・)合(・)を盗撮しようとしたことからも、それは明白だった。一之瀬は嵌められたのだ。

 

 

だが、結局のところはこうしてオレが優勝して退学者も全員救済され、全て丸く収まった。まずは上々の結末と言えるだろう。

 

 

「今回は君の勝利です、綾小路君。ですが、次は果たして・・・」

 

 

理事長代理の負け惜しみを聞き流すと、部屋を出る。やはり最後にオレが勝っていれば、それでいい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

学生寮への帰り道。行く手を遮る人影。見れば、今回の変態試験を作り出したフィクサーのひとり、生徒会長の南雲雅だ。ようやくお出ましか・・・

 

 

「どうやら上手く立ち回ったみたいだな、綾小路。ふふふ・・・あの絶倫振り、恐れ入ったぜ」

 

 

コイツ、監視カメラで見ていたのか?だが所詮は小物だ。オレの平穏を邪魔するなら、全力で叩き潰す。

 

 

「と、ところで綾小路・・・ひとつ相談があるんだが・・・」

 

 

「ん?」

 

 

すると、南雲が急にもじもじし始めた。視線は定まらず、顔は赤い。なにやら様子が変だ。また何か仕掛けてくるつもりか?警戒レベルを最大限に引き上げつつ、オレは応じた。

 

 

「なんだ・・・?」

 

 

「単刀直入に言う。お、俺と風呂場でしりとりしないか?清隆♥️」

 

 

「たうわっ?!」

 

 

 

 

 

 

 

 

(おわり)




※最後までお読み頂き、有り難うございました。
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