※この作品はR-18です。

アリスダンジョン   作:uyr yama

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アリス世界に堕ちた日を・・・
プロローグ


 

AL教団の聖地シャングリラ。

 

そこはAL教団の聖地であると同時に、冒険者の聖地でもある。

AL教団が神より授けられし試練の洞窟、アリスダンジョンがあるからだ。

ルドラサウム大陸において最も深いこの迷宮は、最深部に到達出きればどんな願いでも叶うのだ!

それだけじゃない。この最も深きダンジョンには、様々な珍しいアイテムが眠っている。

しかもこのダンジョンは、神の力によって3ヶ月に一度、ダンジョン内の構造が入れ替わり、再び開けられてない宝箱が現れる。

 

いくらでも、そう! いくらでも!!

 

そんな冒険者溢れるシャングリラに、東の果て、JAPANから来た少女がいた。

少女の名は香。JAPANの大名、織田信長の妹姫である。

 

「ここまでありがとうございました」

「いやいや、これが任務でござるよ。それよりも、本当に大丈夫でござるか?」

「はい。私のことなどより、一刻もはやく国へと戻り、兄の力に……」

 

現在、JAPANは戦乱のまっただなか。

尾張、伊勢、伊賀の3ヶ国を治める織田家には、幾ら将兵がいても足りないくらい。

そんな織田家の当主信長が、不治の病を得てしまったのだ。

どんな医者に診てもらっても治ることない病を……

だが、希望はあった。

 

アリスダンジョン!

 

この地に住まう聖女モンスター【ウェンリーナー】の血を僅かなりとも入手出来れば、どんな病気でも治るのだ!

だがそれは、万に一つ、いや億に一つの僅かな可能性。

ウェンリーナーは伝説の名がつく聖女モンスター。会える可能性は殆どない。

会えたとしても、血をわけて貰えるかどうか。

その上、今の織田家にはアリスダンジョンを攻略出来そうな強者や目端が利く者を派遣する余裕がなかった。

群雄割拠してるJAPANの現状、そんな優秀な者を国から出すなんて、とてもとても……と。

なんせ今の織田家。東は徳川家、北に足利家と2家からつけ狙われているのだ。

今、こうして国一番のくのいち【鈴女】を連れてこれたのが不思議なほどだ。

その彼女も、すぐにJAPANへと戻ってしまうが……

 

「……気をつけるでござるよ? 無理だと思ったら帰ってくるでござるよ? 信長さまは、もう覚悟完了済みでござるからな」

「もう! 鈴女さんっ!!」

「ははは、冗談……ではござらぬ。殿は、香姫どのを犠牲にしてまで生きながらえたくないでござろう」

「私はどうなってもいいんです。織田家も、帰蝶義姉さまが懐妊なさったからもう安心ですし」

 

もう政略結婚の駒としかなれない。

そして、その政略結婚としての駒にも香はなれない。

シスコン上等の兄が反対するし、そうでなくても家臣たちに愛されてる香だったから、よほど不利な状況じゃない限り、そんな話は彼女の耳まで届かなかった。

 

 

今の私には価値がない。

 

兄の代わりに戦場に立つことも、政務を肩代わりすることも出来ない。

 

だったら私が行こう。

 

兄に守られてるだけだった私が、行かなければ。

 

もう後顧の憂いはない。

 

織田に後継ぎが出来たのだし、野たれ死んでも影響は少ないのだ。

 

 

ここに来るまで何度も話したこと。

今さら意思を変えるはずはないか……

 

鈴女は疲れたように首を横に振ると、もう一度、念を押すように言って、遠いJAPANを目指して香と別れた。

 

遠い異国でぽつんと一人になった香は、自分が望んでこうなってとは言え、なんだかとても不安で寂しい。

だけども、こんなんじゃいけないと両こぶしを力強く握りしめ、新米冒険者としてレベル屋を探すことにした。

レベル神を連れてない香にとって、そこはこれから何度も足を運ばなきゃならない場所でもあったから。

 

だが、そこに行く途中、道の真ん中で倒れ伏す一人の男を見つけた。

シャングリラの街人や、冒険者らしき人達はみんな見て見ぬふり。

でも香はそんな彼を抱き起こし、心配そうに声を掛けた。

 

「あの、大丈夫ですか……?」

「……あ? ああ、ここ、どこ……?」

 

男は異世界からの来訪者。右も左も分からない、ただの人。

 

この出会いが、この先どんな運命を運んでくるのか。

それは誰にも分からない。

でも、一人ぽっちになって寂しかった少女と、いきなり異世界に飛ばされて一人ぽっちな少年は、共に手を取り合ってダンジョンに潜ることになる。

 

 

香は兄の病気を治すため。

 

男は元の世界に帰りたいという願いのため。

 

 

 

アリスダンジョン。

 

試練のダンジョン。

 

3超神が一角、プランナー。

 

彼がルドラサウムの娯楽の為に創ったダンジョンへ……

 

 

 

 

ようこそ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

世界観設定

 

 

ランスシリーズはルドラサウム大陸を基にしたオリジナル設定。

 

ただし、基本的な世界設定は同じ。

 

西の果て、マジノラインを越えた先にある魔人界。

境目に北がヘルマン帝国、南がゼス魔導王国(原作ではゼス王国)

両国の東、大陸中央に、この作品の主な舞台、シャングリラ。

そこから更に東、北がリーザス王国、南が群雄割拠の中小国乱立地帯(原作における自由都市連合)。

大陸最南東部の都市国家ポルトガに架かる橋を越えた先がJAPAN。JAPANも同じく群雄割拠状態。

 

 

舞台……AL教団本部のシャングリラ(原作では川中島)にある大陸最大のダンジョン、アリスダンジョン(原作でいえばヘルマンにある古代遺跡)

 

 

 

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