※この作品はR-18です。

アリスダンジョン   作:uyr yama

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香ちゃんは可愛い(迫真


14話目 微エロ(香)

 

 

 

 

性欲ってやつを舐めていたのかもしれない。

ムラムラしてエロいことしか考えられんくなっている。

このままだと性の衝動に負け、昨日と同じサルになるだろう。

セックス覚えたての思春期真っ只中。

それでも世間一般から見て我慢してる方だとは思う。

しかし、考えてみて欲しい。

 

 

仲良く一緒にごはんを食べて。

お風呂は別だったけど、お風呂あがりのしっとりした色気混じりに寝惚け眼(まなこ)で旦那さま。

猫パンチ(弱)をしつつも、眠くなるまでお喋りをやめようとはしない。もちろんスキンシップ込みである。

眠気がきたらそのまま仲良く一枚の掛け布団に包まって、コツンと当たる少女の額。

もちろん、その少女は超が付く美少女だ。

しかも長じれば大和撫子を約束されている人格者でもある。

そんな2次元にしかいないような美少女が目の前で無防備なのだ。

 

 

「えへへ」

 

 

愛らしく微笑む姿に思わず見惚れた。

しかも甘えなさいと言わんばかりに大きく両手を広げて待っている。

内心、年上の男してどうだろう? と思いながらも、迷わず胸に飛び込んだ。

小さい胸の膨らみの谷間に顔を沈めると、ふにゅふにゅとする素晴らしい感触に包まれる。

夢心地とはこのことだろう。思わず小さいオッパイに頬ずりし、うっとりした。

ここで通常の3次元だと罵声でも飛んできそうなものだが、香ちゃんは違う。

年下の少女のオッパイに頬ずりしてるダメ野郎の頭を、逆に優しく抱きしめてくれる。

ふにゅふにゅ、に、ぎゅっ、が合わさり無敵だ。

まさに聖女の行い。このままこうしていられたら、どんだけ幸せなことか。

しかしスグに我に返ったのは褒められるべきだろう。

……というか、これは逆にちょっと寝辛いと体勢を入れ替える。

少女の胸に、ではなく、自分の腕の中に収めると、

 

 

「和馬さん、おやすみなさい」

 

 

香ちゃんがそう言って目をつぶった。

 

なあ? 無防備だろう?

 

襲ってくれと言わんばかりだ。

むしろ襲えと言っているのだろうか?

いやいや違う、そんなはずはない。多分だが……

なればこそ、ここで襲うわけにはいかなかった。

 

しかし、まあ……

 

心が蕩けるような柔らかい少女の肌と温もり。

腕に当たるのは、たった今頬ずりしたばかりのオッパイだ。

そして首筋に掛かる温く弱い風は、寝息へと至る吐息である。

生温かくも不快さは欠片もなく、むしろ心地よさまで感じてしまう。

 

 

思わず「我慢出来るか!」と叫びたくなっても仕方ないだろう。

むしろ叫ぶべきだ。

それでも我慢しなければならない男の辛さ。

 

和馬はため息混じり手を伸ばしてベッドの頭にある明かりを消した。

パッと明かりが消えると、部屋は暗闇の世界に落ちた。

静かな夜……というには、階下から聞こえる喧騒が邪魔をしていたが。

それでも身体が疲れているからだろう。自然と目蓋が降りていった。

だが、本当の試練はここからだった。

つか、昨日もこんなんしてたような気がするのは気のせいだと思いたい。

 

視覚が完全に封じられたせいだろう。

目蓋を閉じたその時から、触覚や聴覚、そして嗅覚が鋭くなった……気がする。

気がする……と曖昧なのは、感じているのがエロいことだからだ。

なんだろう。このピュアピュアボーイな感じ方。

 

 

香ちゃんの柔らかい肌。

なにより胸。

ああ、柔らかい。

肌を撫でたい、胸を揉みしだきたい。

揉みしだくほどないけど。

それでもツンと尖った可愛い乳首を、思う存分なめて吸って舌でころころ転がしたい。

 

いや、いかん。いかんいかんってば。

 

でも、香ちゃんの艶めかしく感じてしまう吐息。

香ちゃんの吐息は、どこか甘い。癖になりそうだ。

もっと欲しい。彼女の唇に吸い付き、直でその香りを自身の肺に送り込みたい。

 

……なんだこの変態的思考。

さっきより悪化してる。つか流石に自重しよう。

そう思った。そう、確かにそう思おうとしたはずなのに、無理だよこれ。

つか状況は悪化してる。救援だ! 救援を求む!!

 

 

と、ここまで和馬。

割と追い詰められているのは気のせいではない。

 

 

「ん……んぅ……」

 

 

寝苦しいのか。まあ、こんなスケベ野郎の腕の中だ。

寝苦しいのも仕方なくはない……のか?

暗闇の中でも可憐に映る彼女の小さい唇から、喘ぎ声にも似た吐息が漏れ出した。

さっきも思ったが、まるで挑発してるのかと和馬は疑いたい。

 

昨夜の情事を思い出す。

今朝方の奉仕も思い出した。

 

キスした時、彼女の口内(なか)もとても温かった。

犯した時、彼女の膣内(なか)はとても温かった。

手コキだって素晴らしい。

あの細く小さな指が男の凶悪なシンボルをゴシゴシとしこる。なんてエロティカル。

元の世界にいれば、これだけで一生分のオナニーのおかずになっただろう。

 

……だからダメだって。何考えてんだよ。やめろよバカ。

思い出せ! 思い出すんだ!!

 

香のあそこは痛々しく腫れていた。

歩き方だってガニ股だった。

 

その光景を思い出すと、噴火で湧き上がるマグマのようだった性欲が、ヒュンと萎んでいった。

それでもしつこく残る劣情を抑えるように、和馬は唇を痛いくらいに噛みしめる。

ついで、うっすらと目をあけ、香を見た。

まだ完全に眠りに入ってない……もしくは浅い眠りの中にいるのだろう。

時折寝苦しそうに身体をゆらゆら、ゆらゆら。寝息もスゥスゥ、スゥと少し不規則。

 

 

(かわいいなぁ)

 

 

そう思ったら、最後まで残っていた劣情が、スゥっと治まった。

 

そうだ。元々抱く気なんてなかったのだ。

夕暮れの街の中で、「しましょう」と、色気もへったくれもない言い方で乗り気だった香ちゃんに、しないとはっきり言ったのは自分だ。

だから大人しく今度こそ寝よう。じゃないと男が廃る。と和馬は再び目をつむった。

しかし目をつむった瞬間、再び襲い来る脅威────

 

 

香ちゃんの柔らかい肌。

香ちゃんのふにゅふにゅするオッパイ。

香ちゃんの艶めかしく感じてしまう吐息。

そして香ちゃんの、甘い、におい。

 

 

「ぬぉおおおっ!!」

 

 

ダメだなこりゃ。

エンドレスだわ。

 

 

諦めたように息を吐き出せば、股間がそれに応えていきり立った。

というか、いきり立っていたのに気づいた。

劣情が去ったと勝手に思っていただけで、実はとっくの間に手遅れだったということか。

絶望の真実である。

 

一緒の入浴時よりもさらに硬くギンギンになった股間よ、少しは自重してはくれまいか?

 

頼み込むように念じてみると、

 

 

さあ、ブチ込むんだ!

 

 

と妙に元気な我が息子にそう言われた気が和馬はした。

 

しかも丁度その時だ。

狙い撃つように、寝返りうった香ちゃんの膝がぶつかった。

 

キーン! とギャグ漫画らしき表現。ではない。

むしろガシっ! とその衝撃を跳ね退ける。

 

(なんだ……と!? どこまで硬くなってんだチンコ!?)

 

腕にはオッパイが相変わらずあたってる。

首筋にあたってた熱い吐息が、今度は唇を撫でた。

まるでキスみたいな感触だ。

そう言えば、おやすみなさいのキス、してないな。

 

(……いや、何考えてんだ、俺)

 

少しでもこの天国と言う名の地獄から逃れようと、身体をよじってみた。

ほんの少しだけ香の身体から離れるのに成功するも、すぐに「う、うぅん……」と唸りながらしがみついてくる。

 

だからダメだって! このままへばりつかれてちゃ、絶対に眠れない。

しっかりと寝て、英気を養わなければならないのに。

これがただ町を歩くだけならいい。

でも、明日はダンジョン探索なのだ。

寝不足が原因で怪我をするかもしれない。

自分が怪我をするだけならまだマシだ。

もしもこれが原因で香ちゃんに怪我をさせてしまったら……情けなくて立ち直れなくなる。

と、その時。眠っていたはずの香ちゃんが、ころんと半身だけ和馬の胸の上に転がり乗った。

 

 

「眠れないのですか、和馬さん」

 

「……起きてたの?」

 

 

つか、起きてたんなら、少し離れてください。

そう言いたくなったが、その言葉は飲み込んだ。

 

 

「半分寝てました。でも、和馬さんが愉快に悶えてモゾモゾしてたので……」

 

「愉快って……いや、まあ、そうなんだろうけど……」

 

 

まさかエッチな気分になったんで寝れませんでしたとは言えないけれど、愉快……愉快かぁ……

エッチな気分も、言ったら言ったで、私のことは気にしなくてもいいですよ? とか言ってやらせてくれそうな気もする。

というか、間違いなくさせてくれるだろう。

だけれど、それはとても情けない。情けなさ過ぎて、これまた立ち直れなくなりそうだ。

据え膳食わぬは男の恥とは言ったもんだが、喰った方が男の恥だろ、今の状況。

だからなんとか誤魔化さないと……と、和馬は必死になって口を動かす。

 

 

「い、いや、その……そ、そう! 明日のことで緊張してさ。昨日の様子見と違って、明日からが本番だろ? 自分が怪我すんのはいいんだけど……ってやっぱ嫌だけど、それでも自分の失敗で香ちゃんが怪我するよりは全然マシなんだ。でもさ、失敗したらどうしようとか考えたら寝れなくなったよ。で、このまま寝れないと寝不足なままダンジョン攻略になって、調子悪くて失敗する確率増えるから、やっぱりさっさと寝ないとって意識したら余計に……さ……」

 

 

我ながらうまい言い訳だと和馬は思った。

なんせ嘘じゃない。本当のことだ。

それだけに真実味があるはず。

そう、真実味はあった。

 

 

「そうですか?」

 

 

と、香はたった一言だけで和馬の言い分をあっさりスルーした。

香の目が細められ、ジッと和馬を見つめてくる。

和馬は嫌な予感にゾクゾクした。

 

 

「そういえば、キス……おやすみなさいのキス、してませんでした。だから眠れないんです」

 

 

そう言って、ん~っと唇を寄せてきた。

 

ああ、クソっ! なんて小悪魔なんだ!?

戦国ランスじゃあ、こんな小悪魔的な行動しなかったじゃないか!

これが現実とゲームの違いだとでも言うつもりか!!

大体さ、眠れないのとおやすみなさいのキスの因果関係ってなんだよ!?

 

香の唇がいよいよ和馬に近づいた。

避けるか? 一瞬思ったが、すぐに否定する。

つか、キスしないという選択肢なんてない。

むしろしたい。しようと待ち受ける。

ちゅっと唇同士が触れ、刹那の間ですぐに離れた。

キスというには微かな接触。

けれど幸せな気持ちにはなった。胸の奥がポカポカする。

香ちゃんみたいな美少女の唇に触れ、幸せを感じ取れないやつはホモだけだと断言しよう。

そして俺はホモじゃない。だからチンコが更におっきするのもしゃーないのだ。

 

よくよく考えてみたらさ、香ちゃんの膝が、コッチコチになったチンコにあたってた。

 

モロバレじゃん。死にたい……

 

 

「……しませんか?」

 

 

何が言いたいのかは誰でも解るだろう、主語を抜いた問い掛けだ。

まあ、『しましょう』よりはマシだけど……

しかし何度も言うが、流石にダメだ。

ガニ股歩きだった香ちゃんに、これ以上の負担はかけたくない。

和馬は瞬時に首を横に振った。

 

残念だけど、死ぬほど残念だけど! そう、残念なんだけど……

 

 

「じゃあ朝のように手でします」

 

「……へ?」

 

「いや……ですか?」

 

 

凄く悲しそうな表情をする香ちゃん。

 

エッチするのは確かにダメだ。

でも、手でしてもらう分には問題ないような気がしないでもないような気もする。

今朝方して貰った生まれて初めての手コキは、なけなしの男のプライドが粉々になったが、とてもとっても気持ちが良かった。

 

香ちゃんの指がペニスに絡み、シュッシュとリズミカルに上下するあの感触。

オナニーなんて話にならない至上の快楽。

やばい。ちょっと思い出しただけで辛抱たまらん。

それでも……それでもだ!

なんとなくだが、なし崩しに、そのままその先まで突っ走ってしまう。そんな予感がした。

 

 

「や、やっぱやめよう。こういうのはよくない、うん」

 

「和馬さん、我慢は身体によくないですよ」

 

「え、えっと……だから……さ?」

 

「手はダメなんですね。お口でします」

 

 

口……?

 

何を言われたのか分からなかった。

AVやエロゲだけの都市伝説だと思ってた。

フェラチオしてくれる美少女なんてこの世に存在するわきゃない。

そう思っていた。だが、夢はここにあった。

思わず和馬は「はい! おねがいします!!」と言いそうになるが、ちょっと待て。

香ちゃんに自分のチンポを舐めさせるだと!?

神が許しても俺が許さん!

しかし、このままではされてしまう。

こうなった香ちゃんは強引だ。

それに抗うことなんて不可能である。

ならばせめて……

 

 

「手で、お願いします」

 

 

血涙を流さんばかりの決断だった。

口でして貰うという未知の領域……明らかにそこは桃源郷だろう。

なのに、己が言葉で拒否したのだ。

神も泣こう憐れもう。しかし、だ。

よーく考えてみれば、手でだって十分以上にいいに決まってる。

そう、セックスはしない。口でもしない。

だけど全てを拒否するのもよくはない。

これは、そんな互いの譲れない部分を探り合って出た、たったひとつの正しい答えだ。

 

 

2人に圧し掛かる布団を押し退けたのは和馬だった。

香は立ち上がるとバスローブの止め紐を外す。

明かりが消され暗闇のはずの室内だというのに、バスローブが肌蹴て覗き見える香の肌が、まるで光り輝いているように見えた。

和馬の視線がそこに固定されると、香は少し恥ずかしそうに股をキュッとしめる。

だけど香はすぐに、うんって小さく頷くと、スルリと肩からバスローブを脱ぎ下ろした。

腰の緩やかなくびれが露わらになった。細い太ももの外側も、内側も、丸見えだ。

というよりも、既に全裸なのだから、当たり前なのか。

 

昨日や今朝と違い、完全に見せるために立つ香の姿は、どことなく不安げだった。

香の指先が、僅かに震えて見える。その震える指先が、和馬に向いた。

もしもここで拒絶したら、セックスするよりも最低な男になる気がする。

和馬は何故だかそう確信した。恐らく、それは間違いではない。

 

 

「寝間着……脱がします、ね……?」

 

 

香が和馬のバスローブを脱がし、キレイに畳む。

なんだかこうされると、本当に『旦那さま』になったみたいで気分がいい。

責任取りたいから結婚して欲しい。なんて言ったら、頷いてくれるだろうか?

と、和馬が考えていると、香は先程脱ぎ下ろした自分のバスローブを畳んでいた。

そして、和馬の興奮して勃起してるペニスに、細い指を絡めた。

 

 

「すご、い……朝にした時よりもずっと硬い、です……」

 

「香ちゃんが、きれいだったから」

 

「あうっ……」

 

 

和馬の言葉に、ピクン、香の身体がさざめいた。

そのさざめきが指を通じペニスに伝わる。

気持ちがいい。凄く、気持ちがイイ。

そう思いながら香を見ると、まっかだった。

すごく、すごく、真っ赤になっていた。

 

かわいい……めちゃくちゃかわいい。

その瞬間、和馬の中で、何かがプチンと切れた。

でも、昨日みたいな性の暴走とは違う。

どこか冷静なまま、静かに切れた。

 

 

「香ちゃんのあそこ、見せて」

 

 

激しく見たい。凄く見たい。

俺のを見ているんだから、そっちも見せてくれよ。

そんな子供の我儘めいた感情だ。

しかし譲れない。と和馬は無駄に男らしく言い切った。

 

 

「……えと、はずかしぃです」

 

 

戸惑う香に、和馬はやや強い口調で、

 

 

「見せて」

 

 

もう一度、そう言った。

香は突然の和馬の様子に戸惑いながらも、小さな声で、

 

 

「……はぃ」

 

 

だけども、しっかり頷き返事を返した。

動作はとろとろしたものだったが、太ももを開いてお尻を少し上げる。

 

 

「ど、どうぞ……」

 

 

暗闇の中だ。はっきりとは見えない。だから抵抗少なく開いて見せたのかもしれない。

でも、和馬は見えないという状況を、そのままにしておくつもりはなかった。

手を枕もとに伸ばし、消した灯を再び点ける。

 

 

「だ、だめですっ」

 

 

暗闇に慣れた目がまぶしさに瞬く。

しかしその明るさにもすぐに慣れ、香の真っ赤になった全身と、それ以上に真っ赤になってたあそこが光の下に晒された。

香の無毛の土手は、真っ赤に腫れぼったく痛々しい。

 

和馬は切れた何かが収まり、唐突に不安になった。

 

 

(これ、明日のダンジョン探索までに治るのか?)

 

 

よく見れば、切れてもいる。

血も滲んでいた。

これはよほど痛むだろう。

ガニ股になるのにも頷けた。

 

だけど和馬はここで閃く!

 

そう! ダンジョン探索である!!

 

和馬はやおら立ち上がると、道具袋を漁り出す。

フルチン状態で道具袋を漁る姿は、どことなく滑稽だ。

滑稽だが至極真剣に探し、目的の物を発見するなり香に襲いかかった。

 

 

「きゃあっ」

 

 

悲鳴をあげるのも当然だろう。

和馬は香の股間に顔を突っ込んだのだ。

流石の香も、これは無理ですと抵抗する。

太ももの間に挟まれた形になってる和馬の頭をポカポカ叩く。

 

 

「やです! だめですっ! えっ? やぁん!?」

 

 

和馬の舌が、香の腫れぼったい部分に触れる。

唾液をたっぷり絡めた舌が、丁寧に、それでいてネットリと動く。

 

 

「い、いけません! なめないで……くださぃ……ひ、んぁあ……」

 

 

もちろん言われて止める訳がない。

それに、ここまでやられっぱなしの和馬である。

むしろここぞとばかりに執拗に責めた。

舌先に触れる香のヴァギナがとても熱い。

この熱さが昨日自分が成した結果なのだ。

胸に宿る罪悪感の源を、せめて少しでも楽になるようにと、まるで母猫が怪我をした子猫の患部を舐める様な気持ちで舌全体を使って丁寧に舐めた。

 

 

「きゃああっ! だめですっ! それは、だめで、すっ!」

 

 

愛液があふれ出す。

その愛液も、じゅるると音を立てて吸われていく。

あまりの恥ずかしさに、香の抵抗が弱まった。

ポカリ、ポカリと叩く手が止まり、目に涙をたっぷり浮かべてフルルと震える。

もしも和馬がこの香の表情を見たのなら、この時点で止めてしまっただろう。

が、和馬は香の股間をねぶる作業に忙しく、一切気がつく様子はない。

それどころか、和馬は舌先を香の中に侵入させた。

口全体で香の土手の盛り上がりを愛撫する。

腫れた部分を唇の裏側で優しく撫で擦り、舌先で唾液の代わりとなる愛液を啜って、その患部を覆っていった。

香にとって、それは強い衝撃だった。昨夜の破瓜とは違って、純粋に快感だけが襲ってくる。

 

 

「────ッ!?」

 

 

思わず悲鳴を上げそうになった。香は唇を必死に閉じる。

それでも喉からせり上がる衝動に、和馬を叩くのを止めて自由になっていた手で口を塞ぎ、何とか堪えた。

 

 

今朝方、和馬の股間をさすって射精させようとした仕返しだろうか?

喘ぐように荒く細かく息を吐きだしながら、追い詰められる。

 

舌が膣道を舐め摩る。

舐めては外に出、溢れ出る愛液を啜っては中に入る。

そして再び膣道を舐め摩る。

 

お腹がきゅんって鳴った。

断続的に体が痙攣し始める。

よく分からない何かが、お腹の奥からやってくる。

それが何かが分からない。ただ、くる。

 

 

「かずま、さん……やめてっ! きちゃいます! なにかがきちゃうんです!」

 

 

必死の懇願。

ダメ。これ以上されたらおかしくなる!

 

 

「も……だめ……や、ぁっ!?」

 

 

お腹の奥の熱さが限界に達した。

ビクン! と大きく腰が跳ね、涙を流しながら大声で嬌声をあげようとした、その時だった。

不意に和馬の行為が止まる。

 

香は泣きそうになる一歩手前の状況で、はぁ、はぁ、と息を漏らしながら茫然としていると、和馬が香の股間から顔を上げる。

 

 

「やべ。ちょっと湿らすだけのつもりだったのに、興奮しすぎて当初の目的を見失ってた」

 

 

……なにが目的なのかは香には解らない。

だけども、絶対に仕返ししてあげます。

逆にペロペロ舐めてやるんだから!

 

香は、心の底からそう誓った。

 

 

ちなみに、目的というのは『世色癌』。

これで昨日の腫れを癒すというのだ。

その発想はなかった。けれど、アソコを舐めるのとどう繋がるんだろう?

だって、世色癌は『使用する』もの。患部に直接当てるわけではない。

和馬もそれは知っている。知っているはずだ。

だって試験ダンジョンで何度も使ったのだ。知らない筈がない。

なのに、指で摘んだ世色癌を香のアソコへと近づけてくる。

 

 

「和馬さん待って! 待ってくださいっ!? 使い方が違いますっ」

 

 

こんなに慌てたのは生まれてきて初めてかもしれない。

患部に押しつけられた世色癌が、パシンと音を立てて弾けた。

瞬間、癒しの力が香の身体を貫き、『きちゃう』寸前で止まった物が、再び襲いきた。

 

 

「ひ、ぐ……っ」

 

 

唇を噛みしめ、股をキュッと締めて堪えようと悪あがき。

 

 

「やですやですやです、とまって、おねが、い……っ!」

 

 

ブンブン首を激しく左右に振る。

でも止まらない。こんなにお願いしてるのに、どうして?

だって、全ては無駄なことだ。と、腰が内からくる衝動に震え始める。

 

 

「だ……めぇえええええええええっ!!??」

 

 

頭が真っ白になったその瞬間、香の奥から噴きでる透明の水飛沫が周囲を濡らす。

 

朝と同じだ。朝もこんな感じでいっちゃったっけ……

でも、あれ? あれ? あれ……?

もしかして、これ……おもらし……?

 

頭が真っ白になる。

真っ白になった頭で茫然としぶいた先を見れば、和馬の顔が濡れていた。

 

 

「あ、ああ……おしっこ、かけ……ごめんな、さい……ごめんなさい……」

 

 

許してなんて貰えない。

だって、私はおしっこを彼の顔にかけてしまったのだ。

元凶が、例え彼の行為からくるものだとしても、していいことと悪いことがある。

これは間違いなく悪いことで、嫌われて当然だ。

香は半泣きで和馬に謝るも、和馬は何故かキョトンとしていた。

おしっこをかけられたのだ。茫然とするのも当然かもしれない。

なんて思っていたら、頬に伝っていた香の滴を和馬は指ですくい取ると、その指をそのまま自分の口まで持っていった。

舌先を出して、味合うように舐める和馬に、

 

 

「だ、ダメです! なめたらやですっ!?」

 

 

香は自分の顔が真っ赤になったのが分かった。

さっきとは違う意味で半泣きにもなった。

 

 

「うう~」

 

 

恥ずかしさで唸りながら和馬を睨めば、和馬も慌てて首をふる。

 

 

「ち、ちがうっ! 違うんだ!? 俺は変態なんかじゃないんだーっ!!」

 

 

変態でも別にかまいませんが、おしっこなめるのはやめてください。

思わずそう言いそうになったけど、何とか口にするのはせずにすんだ。

ただ、「おしっこ」の部分だけ口にしていたらしく、和馬は慌てた様子から変な顔に戻った。

香の顔が、また真っ赤になった。このまま誤魔化せばよかったと後悔するも、時はすでに遅し。

やっぱり嫌われるんだろうか? とちょっとだけ思ったが、おしっこなめる和馬だから、きっと嫌いにはならない。

 

(よかったぁ)

 

と、思わず胸に手をあて、ホッと胸を撫で下ろす。

ただ、これからもおしっこをなめたりされるんだろうか? と思うと、ちょっと憂鬱になるけれど。

嫌われるよりはましだし、ちょっとくらいなら別にいいかな? そう思っていたのが、どうやら少し口から出ていたようだ。

和馬はサァっと顔を青くし、

 

 

「違うよ!? おしっこなめたいとか考えてないよ! さっきのおしっこじゃないし! 香ちゃんが噴いた潮だし! 潮!」

 

「しお……ですか?」

 

 

思わず首をコテンと横に。

 

 

「お、女の子が本気で感じて絶頂したら出るんだよ! エロゲとかのファンタジーだと思ってたのが現実で目の前で起きたからビックリして、思わずなめちゃったんだって! ホントだって! 信じてっ!!」

 

 

エロゲ?

正直何を言いたいのか分からないけど、さっきのはおしっこじゃないと言いたいのだけは分かった。

確かにおしっことはちょっと違う様な気もする。

でも出た場所も、出る感じも似た様な感じで、違うと言われても半信半疑だ。

ただ、信じようとは思った、

おしっこじゃないとか、変態じゃないとか、その辺り。

例えそれらが本当だったとしても、私だけは彼を信じてあげるのだ。

香はうんと頷き、生温く慈愛の微笑みを浮かべた。

 

なんだか少しいい話っぽく纏めたけれど、

 

『信じる!(キリッ!)』

 

とかそんな格好いい話、おしっこがどうとか変態がどうとかでする話ではけしてない。

とにもかくにも香は精神の揺れをどうにか立て直し、和馬は逆に精神が落ち込みはしたけれど、このままこの話を続けても、どっちにとってもいいことではないだろう。

香はそう判断し、取り敢えずなかったことにして、事の元凶である自分の股間がどうなったか見てみることにした。

 

確かに腫れはひいている。痛みもない。

でもこのやり方は確実に間違っていると香は思う。

この騒動もそうだけど、痛気持ちいい感覚、といったら分かるだろうか?

香としても初めての感覚だったから、うまく説明は出来ないけれど、変にクセになりそうな危ない感覚だったことは確かだった。

 

 

「腫れ、ひいたね。もう痛みはない?」

 

 

和馬もさっきの話がなかったかのように、心配そうに言った。

そこに嘘はないだろう。

過程の全てを無視できるなら、お礼のひとつも言うべきだ。

だけども、うん。お礼を言う気にはとてもなれない。

香はキッと和馬を睨む。

 

アソコをペロペロされたのもそうだ。

世色癌の間違った使い方だってそうだ。

おしっこをなめた……はなかったことにしたから、まあいい。

 

ただ、もっと他にやりようがあったはず。

というか、するならするで、する前に一言いって欲しい。

そうしたら、嫌ではあるけど受け入れた。

 

なのに、和馬さんは……

 

ぷく~っと頬を膨らます。

 

そして香は、思いっきりこう言ってやった。

 

 

「和馬さんの……ばかぁああああああああっ!!」

 

 

いろんな思いをのせた本日2度目の猫パンチ(弱)が炸裂した。

 

とても胸がすっきりしたと香は思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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