戦闘描写は苦手ですが、頑張りやす。
プロローグはチョイ長め。
読みにくかったらごめんに。
暗いコクピットの中、1人の男が眼を閉じ両腕を組んで座っている。
いや、無重力空間にでもいるのか座席から少し浮いている状態なので座っているとは言えないかもしれないが。
ふと、男が薄く目を開けた。それに合わせたかのようにコクピット全面、手前下にあるタッチパネルに光が点り、短い文章が浮かび上る。
【 Mission Start 、 ご武運を 】
それを確認すると、男はゆっくりと組んでいた腕を解き操縦桿を握った。その瞬間、全てのモニターが起動し、コクピット内が明るくなる。
その光に照らされ、男の顔が顕わになった。髪はぼさぼさの一歩手前くらい、恐らく天然パーマであろう。顔立ちは二枚目とまではいかないが悪くはない。少し高めの鼻と、先程よりはましなものの未だに半分しか開いていないのではないかと思える目を除けば至って普通。少し髭が伸びており、服装は体にピッチリとフィットしたSFでありがちなパイロットスーツ。体つきは、こちらも太っても痩せ過ぎでもない至って普通の体型、まあ、着痩せするタイプかもしれないが。(男の着痩せって誰得なんだろう...)
男はシートに座り直して、操縦桿を何度か握り直した後、無気力そうな半眼とは裏腹に口角を少し上げて、まるで獲物を狩るハンターのような不敵な笑みを浮かべ、そっと呟いた。
「了解、システムオールスタート、起きろ『トルネード』。」
その声に応えるかのように、宇宙空間の一角、漂流物が多く漂う場所でその巨人の心臓は脈動を始め、そして巨人の眼に光が灯る...
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男の乗る鉄の巨人から距離にして10Km程離れた場所を、3隻の艦が進んでいた。
先頭の旗艦と思われる1隻は地球連邦軍の初代旗艦マゼラン級、その少し後ろで左右を護衛するように随走する2隻は同じく地球連邦軍初代主力艦のサラミス級である。
一見すれば哨戒任務中の連邦軍の艦に見える。そして、3隻の艦が漂流物の漂う空間を迂回しようとした時にそれは起きた。
突如飛来した一筋の光線が漂流物から離れた方を航行していたサラミス級の後部メインエンジンを貫き、遅れて直撃部で爆発が起きた。更に続いて2筋の光線が走り、残りのサラミス級とマゼラン級の後部メインエンジンに同じように直撃、爆発を起こした。
そして、その3つの光線の飛来してきた地点を見れば、そこには一般的に
暗き宇宙を思わせる青味のかかった紺を基調として白・黄・赤に染まったバランスの良い配色の装甲は激しい主張こそしないもののその存在を確かに際立たせている。
人間のような左右一対の目には頭頂部のカメラ部とおなじ薄い若草色の灯が灯っており、俗にガンダムタイプと呼ばれる頭部に人間味と、兵器には不釣り合いな優しさのようなものを感じさせるが、少し角度を変えればその顔つきは一変し、獲物を狙うハンターのような鋭さを見せ、その存在が敵を武力をもって排除する事を目的としたものである事を再認識させられる。
ガンダムの象徴の一つである額のアンテナは通常V字であるが、このMSのものは一度横に伸び途中で直角に上へ向かって曲がっている、例えるならU字といった特徴的な形をしていた。
その背にはまるで開いた扇子がその飾り紐と持ち手を中心に左右に二つ取り付けられたような、または蝶が張り付いたかのような独特な形のスラスターが付いており、よく見れば飾り紐・蝶の触覚に見える部分はビームサーベルの柄であることが分かる。
更にその後ろに、恐らく大気圏での補助翼とスラスターを兼ねるのであろうX字とも蜘蛛の4つ足とも思える翼が生えており、混沌の中に確かな秩序を感じさせる芸術的な後ろ姿をしている。
胸部にはビーム砲の発射口のようなものがあり、そのすぐ上に顔と垂直になる形で上向きについたコクピットハッチが見える。
その姿を見た者の中には、このMSを「まるで初心者用の練習機のようだ。」と笑ったり、「武装が少なく貧弱そうだ。」と敬遠する者も多いだろう。
だが、この機体を駆る眠たげな男は違う。
男は知っている、この機体が一部を除いた装甲や外部取り付け型の武装のほとんどを排した事により、どのような環境下でも一定以上の機動性を発揮し、機体とほぼ同化する形で備え付けられた数少ない武装達は、あらゆる状況や敵の特徴に対応が可能な汎用性と必要最低限の火力を持っている事を。
決して何かに特化している訳でもなく、かといってバランスが取れている訳でもない、一見扱い易そうに見えて実はかなりのじゃじゃ馬であり、しかし上手く扱えれば乗り手の要求に期待性能の限界まで素直に応えてくれる。
そして何より、機体に手を加えれば様々なバリエーションが生み出せ、その技術力によっては全く別の機体ともなる秘めたポテンシャルがある事を。
その機体の名は、『トルネードガンダム』。とある、既に生産が行われていない朽ちかけた廃工場の格納庫から数機のみ発見され、稼働可能であった事から研究用に3機を残しとあるテスト部隊に訓練機として配備された、所属や開発に関する時期や経緯、開発者や開発・テスト時のメインパイロットなどその全てが一切不明のMSである。
そして、男は正規の軍に所属してはいない。では何故男がこの機体を駆っているかというと、時は2年程前に遡る。
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1機のMSが、訓練中にシステムの故障で墜落し行方不明となった。乗っていたパイロットが操縦技術が高いながらも性格に難があったことや、彼の乗っていた機体が既に限界であり廃棄も考えられていた事、更に事故の際彼は命令を無視して機体の限界スピードを超えた操縦をしておりその最中に墜落。彼の生命反応がこの部隊の者全ての心臓に密かに取り付けられていた発信機から確認出来なくなった事から捜索は行われず、彼は死亡・機体は大破したものとして報告されこの機体の登録は抹消された。
だが、その時の彼等には知る由もなかった。MSが墜落した人里離れた深い森の奥、そこにこの世ならざる1人の男が居ることを......
「って、誰がこの世ならざるものやねん!...っと、俺は誰に言ってんだ...?」
森の中で急にエセ関西弁で突っ込みを叫んだこの男。髪はぼさぼさの一歩手前くらいで恐らく天然パーマ、顔立ちは二枚目とまではいかないが悪くもない。少し高めの鼻と、半分しか開いていないのではないかと思える眠たげとも無気力ともとれる目。少し髭が伸びており、体つきは太っても痩せ過ぎでもない至って普通の体型。服装は白の半袖ワイシャツに色落ちした紺のジーンズ、その上から少し暗めの薄い緑色のパーカーっぽい上着を着ており、頭には上着と同じ色のハンチングキャップ、ぱっと見はくたびれた私立探偵っぽい。もしくは某刑事ドラマ「○る大○査線」の主人公と言えば少しは伝わるだろうか...まあ、そんな感じで手には銀のアタッシュケースを提げているこの男の名は「
「しっかし、何でよりにもよってこんな樹海の奥なんだよ。あのクソ神、もしかして俺を殺したがってるのか?...可能性はあるな、特別扱いの後すぐに殺して他の奴らと同じように普通に転生させれば約束は守った事になるからな...クソっ、契約書でも書かせて細かく決めときゃよかったな。」
..................この!!!物語の!!主人公!で!!ある!!!
アンケート結果から載せる事を決めました小説の1つです。
息抜きに書いて投稿する為、更新頻度は低めです。
あと、元ネタのゲームを再プレイしながら書くのも更新遅くなる理由の1つですね。(50以上のステージ全部は覚えられない...)
気長に見てくだちぃ。