※この作品はR-18です。

【R-18】レッドキャップ 【後日談】   作:WhatSoon

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アイ・ウィッシュ…… part2、直後の出来事です。


Vol1

私は……首元の紐を緩めて、上着を脱ぐ。

ぱさり、ぱさりと……私の背後でも服がベッドに落ちる音が聞こえた。

 

心臓が跳ねる。

 

今、私とピーターは背を向け合って……服を脱いでいる。

自分の背中に手を回し、ブラのホックを外す。

揃いの柄のショーツに太ももを通し、脱ぎ捨てれば……。

 

私は、一糸まとわぬ姿となった。

 

自身の胸元に手を当てれば……柔らかな感触、女性特有の膨らみ……そして、鼓動音。

 

するんだ。

今から、ピーターと。

 

そう考えると、不安と歓喜と恥ずかしさと……様々な感情が混ぜ合って、今はただ興奮という二文字で表せる精神状態だった。

 

 

「……ピ、ピーター?」

 

 

自分でも、驚くほど情けない声が出た。

 

 

「っ……な、何、かな?」

 

 

ピーターも震える声で返してきた

……少し、安心した。

 

互いに不安なのだと知って、頬を緩めた。

 

ゆっくりと……本当にゆっくりと、振り返った。

 

私が動いたのを感じてか、ピーターも振り返った。

 

互いに、普段は見せない場所を曝け出して……向き合った。

 

 

「あ……」

 

 

ピーターは私の目を見て、一瞬、視線が下に下がった。

また、少し顔を強張らせて、直ぐに視線を戻した。

 

……ピーターは男の子なんだから、見たいと思うのは当然だ。

それなのに、私からの印象を気にして、見ていないフリを……見ないようにしている。

 

それを少し、可愛いと思った。

 

だけど──

 

 

「……ピーター」

 

「う、うん」

 

 

上擦った声。

緊張が滲み出ている。

 

私はにじり寄って、ピーターへ近付く。

距離が近くなると……彼は身を強張らせた。

 

 

「触って、いいから……」

 

「…………」

 

「……ほら」

 

 

ピーターが喉を鳴らして、震える手が私へ伸びる。

指が肩に触れて、首元に触れて……そして私の胸に触れた。

 

恐る、恐るといった様子で……触れる。

撫でられる。

 

 

「んっ……」

 

 

思わず、小さく声が漏れた。

恥ずかしかったけれど、普段、他人に触らせない部分に……自分の好きな人が触れた。

 

その、嬉しさと、恥ずかしさ、こそばゆい感触。

 

だから、声が漏れた。

 

ピーターはその小さな声に、少し、手を引っ込めようとして──

 

 

「ピ、ピーター……」

 

「……ミシェ、ル」

 

「好きに、触って……いい、よ?」

 

 

熱い吐息を吐いた……互いに。

ピーターが両手で、私の身体に触れる。

 

柔肌を、確かめるように……優しく触る。

まるで、壊れ物を扱うように。

 

そのピーターの優しさに、焦ったさも感じつつ……それでも嬉しかった。

私はその、ピーターの優しさが好きだから。

 

私は視線を落とす。

 

 

「…………」

 

 

……ピーターの性器は、大きくなっていた。

血液が充満して、脈が浮き出ている。

 

私の手を広げた時よりも、長いんじゃないだろうか。

……少なくとも、私の親指よりも遥かに太く、中指よりも長かった。

 

……コレが、私の中に?

入る、のだろうか。

 

無意識のうちに、私は呼吸を荒げていた。

ピーターも、息を吐く音が短く、何度も繰り返している。

 

ピーターの指が、私の胸の先端に触れた。

 

 

「ん……っ」

 

 

身を少し、ほんの少し跳ねた。

その仕草に、ピーターは慌てた。

 

 

「ご、ごめん、ミシェル」

 

 

……何で謝るのだろうか。

子犬のような顔を見ていると、面白さと……可愛さを感じた。

 

あぁ、私はやっぱり彼の事が本当に好きなのだ。

 

そう確信して、頬を緩めた。

彼のその表情は好きだけれど、安心させたかったからだ。

 

 

「ううん、謝らなくていい」

 

「……ミシェル」

 

「気持ち良かった、から。それに──

 

 

手を伸ばして、ピーターの胸元を撫でた。

 

 

「私の身体は、今は……ピーターだけの、物だから」

 

 

顔を近づけると……唇を合わせた。

私が舌を入れると、ピーターの舌が触れた。

重ねて、擦って、交わる。

 

生理的に気持ちいい……訳ではない。

だけど今、ピーターと交わっているのだと強く意識させられて……疼く。

ゾクリ、ゾクリとして、脳が甘く溶かされるような気持ち。

 

思わず怖くなって、少し離れようとして……ピーターに抱きしめられた。

 

離れられない。

 

 

「ん、くぅ、んっ、ん……」

 

 

声を漏らしながら、私の口の中が……犯される。

胸の奥が熱くなる。

身体も熱くなる。

 

汗が出る。

 

悲しくもないのに、涙が溢れる。

 

私の性欲を、強く、強く刺激する。

熱い、熱い、熱い。

 

そして、夢中になって私の唇を蹂躙していたピーターが……私の様子に気付いて、慌てて口を離した。

 

私の口から涎が垂れた。

体液がピーターと私の口で糸のように伸びて……落ちた。

 

 

「……ミシェル」

 

「ん……う、ん。ちょ、ちょっとだけ、待って……」

 

 

ピーターはもう我慢出来ないのだろう。

だけど、少し、少しだけ待って欲しかった。

 

枕元の机に視線を向けると、ピーターは気付いたようで……少し、恥ずかしそうにしながら、避妊具(コンドーム)の箱を手に取った。

指で箱を開けて、中から……小分けされた袋を取り出した。

 

開けて……慣れない様子で、ピーターが自分の性器を覆う。

 

……やっぱり、大きい。

自身の指を下腹部に当てる。

 

……少し、不安になる。

十分に準備をしないと、凄く、痛そうだ。

 

 

「……ピー、ター……少し、準備をするから……ちょっとだけ……待って?」

 

「う、うん?」

 

 

分かってないようなピーターを他所に、私は指を……自分の性器に当てる。

周りをなぞり、指を入れる。

 

 

「……ん」

 

 

くちゅり、くちゅりと……濡れた音がする。

だけど、まだ足りない。

 

2本指を入れて、弄る。

音は少し大きくなり──

 

 

「んっ……ぅ」

 

 

嬌声が漏れる。

 

普段している通りの筈なのに、凄く気持ちいい。

興奮する、している。

好きな人に見られている、から……か。

 

陰核に触れると、ゾクゾクとした感触が身を走った。

 

愛液が垂れる。

 

……シーツを汚してしまった。

だけど、今更……だろう。

きっと、もっと、今から汚すのだから。

 

 

視線を、上げる。

ピーターと目が合う。

 

 

……私の自慰行為を見て、余計に興奮してしまったのだろう。

これ以上、待たせるのは可哀想だ。

 

 

「……準備、出来た、から……」

 

「うん……」

 

「……いい、よ?」

 

 

私は仰向けになって……足を少し、広げた。

ピーターはゴムに覆われた自分の性器を持って、私の……秘部に押し当てる。

 

 

「う、えっと……」

 

 

中々、手間取って……入らないようだ。

私は人差し指と中指で、陰唇に触れて……広げる。

 

 

「……ピーター、こ、ここ」

 

「……う、うん。ごめん……」

 

「いい、いいから……」

 

 

互いに不慣れで、手こずって。

それでも、その過程すら私は楽しめている。

 

ゆっくりと、ピーターの……ペニスが、私の入り口に触れた。

 

押し込まれる。

入って、くる。

 

私の、私を、押し分けて──

 

 

「い、ぅっ」

 

 

痛い。

視線を下げると……血が出ていた。

ピーターは私の声と、その血を見て……戸惑った。

 

 

「え、あっ……ミシェル、だ、大丈夫……?」

 

 

慌てて、挿れるのを止めようとするピーターに、首を振った。

 

 

「大丈夫、だから……お願い……やめ、ないで……」

 

「……うん」

 

 

入ってくる。

深い痛みと共に、脳すら焼くような快感が走る。

 

痛い。

気持ちいい。

でも、もっと痛い。

 

 

「ん、んん……いぅっ!」

 

 

声が漏れる。

恥ずかしいのに、漏れてしまう。

 

奥へ、奥へ……ゆっくりと、入ってくる。

 

そして、ごつん、と奥へ当たった。

 

 

「あ、あっ……う、くっ、ひっ……」

 

 

変な嬌声が出る。

 

知らない。

こんな所、自分でも触った事ない。

 

すごい、すごい、すごい。

おかしくなってしまう。

 

 

痛みと気持ちよさで涙が溢れ、ボヤけた視線でピーターを見上げて──

 

 

「あ、ぅ、ミ、ミシェル……」

 

 

悶えるような顔。

……良かった、ピーター、凄く、気持ちよさそうで。

 

そして、それから──

 

 

「あっ……」

 

 

ピーターの身体が小刻みに震えた。

……あれ?

 

 

「ピー、ター?」

 

 

彼の陰茎が脈打っている。

何かを、吐き出すように。

 

……もしかして。

 

 

「……出ちゃった、の?」

 

「…………」

 

 

ピーターは顔を真っ赤にしている。

……挿れただけで、出してしまったのだ。

 

まだ、ほんのり大きいけれど……小さくなってしまった陰茎を、私の秘部から抜いた。

……ゴムの先端に白濁とした液体が溜まっている。

 

つまり、そういう事だ。

 

ゴムを外して……溢れないように括る。

 

 

……ピーターの表情は恥ずかしさと、情けなさで……死んでいた。

そんな表情で、彼は口を開いた。

 

 

「……ごめん、ミシェル。本当に……」

 

 

そんなピーターを見て私は──

 

 

「いいよ、ピーター」

 

 

凄く──

 

 

「もう一回、しよ……?」

 

 

興奮した。

小さくなっても、まだ少し硬いピーターの陰茎に触れる。

 

 

「あ、ちょっ、と、ミシェル……」

 

 

撫でて、触れて、握って、擦って。

また直ぐに固くなって、元と同じ大きさになった。

 

 

「……い、いいの?」

 

「私も、その、したいから」

 

 

ピーターが私の肩に触れて……押し倒した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キスをする。

気持ちいいキスを。

 

舌を絡めながら、陰茎が私を突いた。

 

あぁ、コレはダメだ。

上も下も、気持ち良すぎる。

ピーターの手が、胸に触れた。

 

彼は私を全力で、味わうつもりだ。

 

嬉しい。

愛されているのだと、強く感じた。

 

 

一度、射精したからか……今度は大丈夫なようで、腰を振り始めた。

こつん、こつん、と腰を振るたびに私の身体に快楽が走る。

 

愛液が混じって、淫らな水音が響く。

 

だけど、そんな事を気にしていられない程、気持ち良かった。

 

痛みは確かにある。

だけど、私は元々痛みに耐性がある。

だから、気持ち良さだけ残っている。

 

息を荒げて、視界がチカチカと飛びながら、ピーターと舌を絡める。

 

何度か腰を振られて、舌が離れる。

顔が近い。

 

筋肉質だけど細い身体が、私を抱き寄せて……身体の奥まで蹂躙される。

身も心も……私の知らない部分でさえ、ピーターが味わっている。

 

 

「ミシェル……ミシェルっ……」

 

 

何度も名前を呼ばれる。

私に対する好意が、雪崩のように溢れている。

 

好き、好き、好き。

愛してると、そう迫ってくる。

 

満たされる。

身体の芯から、幸せを感じる。

 

 

「い、いいよ、んっ、ピーター、す、ごく……」

 

 

腕を伸ばして、抱きしめる。

密着したまま、私の深い所にピーターが入り込んでくる。

 

あ、ダメだ。

これ、ダメだ。

もっと長く、していたいのに。

 

もっとピーターを感じていたいのに。

 

 

「ミシェル、で、でる……」

 

「うん、いいよ……だして、また……」

 

 

腰を打ちつけるリズムが速くなる。

皮膚がぶつかって、パン、パンと音が鳴る。

 

淫美な音と、脳を溶かすような甘い幸せ、快楽。

 

それらを我慢せず、私は受け入れて──

 

 

ぐっと、ピーターが強く……私の奥に押し込んだ。

 

ピリピリと、脳に許容量を超えた快楽が走って……私の身体が小さく跳ねた。

 

 

「んんぁっ、いっ……い……くぅ……」

 

 

雷に打たれたかのように、身体が抑えを効かず……痙攣する。

自分でして、イった時よりも……深くて、強い快楽が来た。

 

 

「ひぁっ……ひぃ……ん、ぐっ」

 

 

頑張って抑えてるのに、下品な嬌声が漏れる。

恥ずかしい。

ピーターに聞いて欲しくないのに。

 

彼も私と同時に絶頂を迎えたのか、震えている。

声が漏れた。

 

 

「……く、ぅっ」

 

 

抱きしめる力が、抱きしめられる力が強くなる。

 

あ、これ、すごい。

私はピーターの物なんだって、強く刻み付けられている気分だ。

 

堕ちる。

ううん、もう堕ちてる。

 

だけど、彼への愛に溺れて、堕ちる。

何も考えられなくなる。

 

 

二人抱きしめ合って、もうどっちの汗か分からないぐらい汗をかいて……ピーターの性器が抜けた。

 

 

「んっ……」

 

 

イった直後の敏感な部分が擦れて、また軽くイってしまった。

両手両足を広げて、大の字になり……私は痙攣する。

 

……う、わぁ……シーツ、凄い汚れちゃった。

鼻に、愛液と精液の独特な匂いがした。

 

 

「……ありがとう、ミシェル」

 

 

ピーターが私に唇を落とした。

さっきまでもキスとは違う、優しいキスだ。

 

……コレを少し、物足りないと感じてしまうのは、私が我儘になってしまったからだろうか。

それとも……淫ら、なのか。

 

……でもきっと、ピーターはお淑やかな女性が好き、なのだと思う。

だから、何も言わずに受け入れる。

 

 

「水、取ってくるよ。飲む?」

 

「ん……うん、飲む」

 

 

ピーターが使用済みのコンドームを外して……二つ、並べた。

そのまま立ち上がり、キッチンに移動して手…グラスを二つ手に取った。

 

私は汗まみれの身体を起こして、精液の入ったコンドームを見る。

……これ、ゴムが無かったら、私の中に入ってたんだ。

指でつまむと独特な感触がした。

 

 

「ごめん、お待たせ」

 

「ありがと、ピーター……」

 

 

全裸でベッドに並んで、二人で水を飲む。

 

 

「んくっ」

 

 

喉を鳴らして、水を飲んでいると……ピーターの視線を感じた。

飲み干して、視線をピーターに向けた。

 

 

「……どうかした?」

 

「あ、いや……」

 

 

言い淀んでいる。

……何か、言いたそうにしている。

 

 

「……ピーター?」

 

 

ビクリと肩を動かした。

……手で股間を隠している。

 

今更、恥ずかしがっても仕方ないのに。

疑問を口にする。

 

 

「……なんで隠してるの?」

 

「あ、いや……そ、のぉ……」

 

 

ピーターが手を退けると──

 

 

「ぇ……?」

 

 

また、大きくなっていた。

勃起した性器が、苦しそうなほど脈打っている。

 

 

「……いや、その、これは……生理現象で……」

 

「…………」

 

 

ピーターの後ろめたそうな言葉を聞きつつ、私は目を瞬いた。

……ピーターの身体能力は、常人の数倍だ。

 

それはきっと、代謝機能も。

……子供を作るための力も、超人なのか。

 

 

「さっきのが気持ちよくなかったって訳じゃなくて……寧ろ気持ちよくて、ええと……」

 

 

私は空になったピーターのグラスを手に取り、回収し……シンクに置いた。

洗うのは……後で良いだろう。

 

振り返り、ベッドに座るピーターの正面に立つ。

 

 

「まだ、したい?」

 

「い、いや……そのっ……」

 

 

ピーターは遠慮している。

私がもう、疲れているのを分かっているからだ。

あまり負担を掛けまいと、そう思っているのだろう。

 

……うん。

私、ピーターのそういう所が好きだ。

だけど、今は──

 

 

「いいよ、ピーターが満足するまで……しても」

 

 

遠慮なんてして欲しくなかった。

手を、指を絡める。

 

 

「で、でも……」

 

 

顔を近付けて、耳元で囁く。

 

 

「私も、したいから」

 

 

これは本当だ。

私も身体能力が高い。

少し疲れたけれど、まだ何回かは出来る。

 

……それに、まだ、ピーターを味わいたい。

なんて言うと、下品だから口にしないけど。

 

私の言葉を聞いたピーターは、私の肩に手で優しく触れた。

 

 

「……じゃあ、その……もう一回だけ」

 

「ううん、二回でも、三回でも」

 

 

そう、誘いすぎたからか、誘惑し過ぎたからか……ピーターの理性の糸を、私は千切ってしまったようだ。

 

強く、引かれて、ベッドに引き戻された。

二回も経験したからか、ゴムを付けるのも速い。

 

私に挿れたくて仕方ないといったように、焦るような素振りで付けている。

 

 

「……ピーター、大丈夫。私、どこにも行かないから」

 

「う、うん。そうだね……ごめん」

 

 

私の言葉に少しだけ落ち着きを取り戻したようで、それでもゴムを付け終えたピーターは……私をうつ伏せにさせた。

 

 

「……ピーター?」

 

 

疑問の声を出すと、ピーターが覆い被さり、耳元で声が掛かった。

 

 

「ご、ごめん……その……後ろから、してもいい?」

 

 

……うん。

ピーターも男の子なのだ。

 

してみたい体位とか、そういうのもあるのだろう。

 

 

「……いいよ」

 

 

私が許可を出すと、ピーターが私の腰を掴んだ。

私は膝を立てて、手でベッドを突いて……犬のようなポーズを取った。

 

あ、これ、ちょっと恥ずかしい、かも。

 

 

「い、挿れるよ……」

 

「……ん」

 

 

また、入ってくる。

だけど、今度は陰茎の剃り方が逆だ。

 

ゾワゾワと、別種の気持ち良さが身に染みる。

 

 

「あ、う」

 

 

腰を打ちつけられて、奥まで入る。

……この体位も、気持ちいい。

 

でも、ピーターの顔が見えないのは、ちょっと──

 

 

「ミシェル、ちょっと……強めにしてもいい?」

 

「ん……ぇ?」

 

 

思わず頷いてしまったけれど、直後に疑問が湧いた。

 

強く?

さっきよりも?

 

そんな事したら──

 

 

ごり、ごり。

 

 

「あ、ひっ」

 

 

まずい、挿れたばかりなのにイッてしまいそうで、頑張って、耐えようとする。

 

さっきイッたばかりだから、敏感になっているのに、強くなんてされたら──

 

 

「いくよ、ミシェル……」

 

「あひ、ちょっ、ちょっほ(と)、まっへ(て)──

 

 

呂律が回らなくて、ピーターは言葉が聞こえなかったようで──

 

腰を振り始めた。

 

 

「あ、いっ、ひっ、いっ」

 

 

愛液が恥ずかしい音を鳴らして、ピーターの腰と私の尻がぶつかって音が鳴る。

凄く恥ずかしい、恥ずかしいのに──

 

 

「いぅ、あっ、あっ、あぁっ」

 

 

掻き消すほどに、声が大きくなってしまう。

 

 

「こ、これ、だ、だめっ」

 

 

私の言葉が聞こえないのか、ピーターが手で胸を強く揉んだ。

普段は、触れても全然気持ちよくないのに、今は……身体の全身が性感帯になったみたいに、気持ちいい。

 

 

「ひゃっ、ひゃぁ、あひっ」

 

 

恥ずかしい。

聞かないで欲しい。

 

でも、嬌声が漏れる。

我慢しなきゃ、我慢しなきゃ──

 

 

「いいよ、ミシェル。我慢しなくても」

 

 

そう、優しく耳元で囁かれて……ぐっ、と胸を握られた。

 

 

「つっ!あっ!いっ!いっ、ん!」

 

 

我慢せず声を出して、ピーターに貪られる。

食べられる、食べられちゃう。

 

私の全部、ピーターが食べてしまう。

 

胸を揉んでいた手が、私の腰に触れて……強く、性器を押し込まれた。

 

 

嬌声と汗、愛液を撒き散らし、杭打ちのように何度も身体を貫かれる。

 

 

「ミシェル……ごめん、気持ち、良過ぎて……」

 

 

突かれる度に頭が真っ白になる。

こ、これ、バカになってしまう。

 

ぱちゅん、ぱちゅん、と下品な音が響く。

 

 

「やっ、やぁ!ら!」

 

 

ピーターを止められない。

死んじゃう。

 

これ以上は死んでしまう。

 

上からのしかかられるように、体重を乗せられて、強く押し込まれる。

 

 

「で、でる、僕っ……」

 

「わ、わらひ(たし)もっ……」

 

 

ぐっ、と強く押し込まれて──

 

 

「い、くよ……」

 

 

ピーターのペニスが私の中で脈打つ。

それと同時に──

 

 

「ッ……!い、く、ぅ……う、ぅう……」

 

 

身体中でピーターを感じながら、私はまた絶頂した。

さっきのとは比べ物にならない、暴力的で長い絶頂だ。

 

 

「はっ……あぁっ……」

 

 

愛液が、栓が壊れように漏れた。

シーツを汚してしまうとか、そんな事もう考えられない。

 

ピーターに抱かれながら、身を捩り、枕に顔を埋める。

息が出来ない。

 

 

「ふ、ぅっ、うぅうっ……!」

 

 

止まらない。

長い、辛い。

 

だけど、気持ちいい。

 

そして、ピーターが……ペニスを抜いた。

私は力なく、ベッドに倒れた。

 

こ、んなに、疲れたのは初めてだ。

身体がもう動かない。

 

 

「はぁっ、はぁ、はぁ……」

 

 

息を荒げて、呼吸を整える。

身体中が敏感になっている。

 

今、触られたら……また、イってしまうかもしれない。

 

それぐらい、敏感で──

 

 

ビリッ。

 

 

と何かを破く音が聞こえた。

 

疲れ果てたまま、そちらに視線を向けると……使用済みの避妊具(コンドーム)が三つ並んでいる。

 

そして今……ピーターの手元には、袋から取り出したばかりの、避妊具(コンドーム)。

 

無理。

無理無理無理無理無理無理!

 

そんなの死んじゃう!

 

ベッドの上で芋虫のようになりながら、私は仰向けになって……ピーターの方を向く。

抗議しようと、もう無理だと、勘弁して欲しいと言おうとして──

 

 

だけど、それは逆効果だった。

 

汗で濡れた肌、絶頂後のだらしない顔、愛液まみれの秘部。

その全てがピーターの陰茎を刺激したようで……大きく、そそり立っていた。

 

ピーターが私ににじり寄ってくる。

 

 

「……ミシェル、その、もう一回だけ」

 

 

無理だ。

流石に、もう無理だ。

 

断らないと──

 

 

だけど、今……ピーターは凄く、申し訳なさそうな顔をしている。

そして、期待するような目を向けている。

 

私を欲して止まない、そんな目。

 

今まで感じた事が無かったほどに……私は今、求められている。

だから──

 

 

「いい、よ……ピーター」

 

 

頷いて、しまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結局、一箱6個入りの避妊具(コンドーム)を使い切るまで……私はピーターとまぐわった。

私が上になって、ピーターが下になったり……横になったり、真正面から抱き合ったり……。

 

正直、最後の方は覚えていない。

だけど、全てが終わった後に、開けられた小袋が6つあったから……6回したのだと、それだけは理解した。

 

……その後、こんなのを何回もしてるとバカになってしまうと危惧した私は、性交渉は多くても月に一度だけだと……心の中で、そう決めたのだった。

 




「#10 アイ・ウィッシュ…… part3」に続く……
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