【R-18】レッドキャップ 【後日談】 作:WhatSoon
「……疲れた」
息を深く吐いて、私は自室に帰ってきた。
今日はエージェントとしての仕事があったし、明日も仕事がある。
ピーターに会いたいけれど、今日は無理だ。
……服を洗濯機に入れて回しつつ、シャワールームに全裸で入る。
蛇口を捻ると、冷たい水が身体を冷やしてくれる。
「……ふぅ」
息を深く吐きながら、水を浴びる。
……したい。
蛇口を閉じて、タオルで身体を拭く。
したい。
戸棚からクッキーを出して食べつつ、グラスにミルクを入れる。
エッチ、したい。
悶々としたまま、テレビで気を逸らす。
元々、明日は仕事の予定ではなかった。
今日、仕事を終えてピーターハウスに行き、しっぽりと楽しむ予定だったのだ。
なのに……思ったよりも手間取り、報告書の提出やらで明日、アベンジャーズ・タワーに行かなけばならなくなった。
空になったグラスをシンクに置いて、布団の上に転がる。
「ピーター……」
待ち望んでいた月に一回の性行為。
ピーターは自分だけ楽しみにしていると思っているけれど、私も凄く楽しみにしてるのだ。
昂っているのだ。
なのに、出来ない。
次の休みである四日後までお預けになってしまった。
……私は性欲が強い方だ。
というかピーターとしてる内に強くなってしまった。
うずうずと下腹部が熱くなるのを感じながら……目を強く瞑った。
そうだ。
……火照りを自分で静めよう。
私はベッドから降りて、下にある引き出しを引いた。
入っているのは小さな金庫。
ダイヤルを回して開ける。
中には……ちょっと人には見せられない、大人向けの玩具が入っている。
ピーターにも見られたくない、私の……アダルトグッズだ。
外は夕暮れ。
時間は沢山ある。
……久々にするか。
本気で……自慰を。
部屋の灯りを常夜灯だけにして、部屋を暗くする。
……クラシックをスピーカーで小さく流しながら……薄着になる。
ベッドの上から布団や、ぬいぐるみを退けて……バスタオルを持ってくる。
それを抱きしめて……蹲る。
ショーツを脱いで……指で秘部を擦りながら、目を瞑る。
そして……妄想の世界へ──
◇◆◇
「……ミシェルは本当に悪い子だね」
「ご、ごめんなさい……」
ピーターの買っていたプリンを勝手に食べて、私は怒られている。
……あ、いや、ピーターはそれぐらいでは怒らないけど、怒られてるって事にする。
うん。
冷めた目で見てくるピーターに私は泣きながら縋り付く。
「な、何でも、何でもするから捨てないで……」
「……じゃあ、ちょっとお仕置きしよっか」
「え?」
私はピーターにベッドへ押し倒されて、服を無理矢理脱がされる。
胸や性器が剥き出しになった私に、ピーターが囁く。
「今から1時間……
そう言って、私の股間に……ピーターが指を這わせた。
「やっ──
「ほら、足を閉じないで」
足を閉じようとした私に叱責して、力付くで恥ずかしい姿勢を取らせる。
そして、私の陰唇に触れた。
「あっ……あ……」
じらすように周りをなぞり、指が
擦って、やめて、押して、やめて。
緩急を付けながら、弄んでいく。
「ミシェルは本当にここが好きだね」
「や、ぁっ……気持ち、いい……から……」
きゅっと摘まれると……びりびりとした刺激に、一瞬腰が浮く。
瞬間、十分に濡れたデリケートな所に……指が入ってくる。
上に、下に……揺らして、私の入り口を押してくる。
「い、ぃ……ぅ……」
気持ち良くて幸せになってると、ピーターが耳元で囁いた。
「これ、お仕置きだって言ったよね」
「う、うん……ごめんなさい、ごめんなさい、ピーター……」
謝ってる間も、ピーターの指は止まらない。
すっごく、気持ちいい。
すると凄く……冷めた目でピーターが私を見ている事に気付いた。
「もし1時間以内に
「え……」
それは嫌だ。
絶対に嫌だ。
だって私、ピーターが好きだから。
ピーターが居ないと生きていけない。
「や、やだぁっ──
抗議しようとした瞬間、指が私の奥まで入ってきた。
Gスポットまで指が──
◇◆◇
私は目を薄く開いて……バイブを手に取った。
細長くて、反ってるタイプの……途中で突起が分かれているタイプの奴だ。
それを膣に入れて──
「んっ……ふぅ……」
分かれた突起のブラシが、クリトリスが当たるように調整する。
そしてクリトリスをブラシで擦りながら、バイブでGスポットを刺激する。
また、目を閉じて妄想に戻る。
◇◆◇
「ミシェルは僕と別れたいの?」
「ち、ちがっ、うっ……」
私はクリトリスと膣の奥を擦られて、痙攣させながら否定する。
イキたくないのに、快楽が脳に押し寄せてくる。
「ピーター、やめてっ、やめっ──
私の抵抗を無視して、ピーターが刺激を強める。
「んぁ……!や、めっ……」
ぐりぐりとGスポットを押される。
私の弱い所を狙って、押し付けてくる。
腰を浮かせて逃げようとしても、それを追って……何度も、何度も執拗に攻めてくる。
「ミシェルがこんなにエッチだったなんて、ガッカリしたよ」
「やだ、やだぁ……やめ、て……」
抵抗すると、より一層強く押し込まれた。
グリグリと深く押されて、内臓ごと持ち上げられるような感触がして──
ビクッ──
と、私は容易く
「ミシェル──
「
私は嘘を吐いて、泣き喚きながらピーターに縋る。
するとピーターは嬉しそうに笑って──
「そっか、
「うん、うん……だから──
「なら、もっと強くするね?」
「え──
ぐちゅぐちゅと、濡れて淫美な音を立てる膣に……先程までの遠慮したような愛撫とは違う、乱暴な愛撫が開始された。
「や、やだっ、やめ、てっ──
擦るような指遣いじゃなくて、何度も擦るようにピストン運動をされる。
クリトリスが腫れそうなぐらい強く擦られて、絶頂した直後の敏感な所に何度も刺激が走る。
「ほら、ミシェル。頑張って我慢しないと」
「やだ、やだやだ、やだっ、待って!待って!やめて!」
「嫌だよ、だってこれお仕置きなんだから」
無理矢理、抜こうと止めるけれど……強い力で押し戻される。
そして、その押し引きでGスポットが強く擦れてまたイキそうになる。
「おね、お願いだから……もうしないから!やめ、て!待って!待って!」
ごりぃ……と膣の奥、ポルチオが刺激されて──
「う、ぅう……!」
痛みと気持ちよさの中間が来て、身体の奥の深い所に耐えられないほどの気持ちよさがくる。
私は中イキしてしまった。
まるで理性のない動物になってしまったかのような、深くて重い絶頂。
「はっ、はぁっ」
涎を垂らして、その余韻から抜け出そうとして──
ピーターの指が、Gスポットを押した。
「うぇ……?」
「まだ
「え、ぁ、いや、私──
「ミシェルは僕と別れたいの?」
「うぁ……」
違う。
折角、ピーターと恋人になったのだ。
別れたくなかった私は首を振って──
「じゃあ、続けてもいいよね」
「あ、待っ──
ごりっ、ごりっとポルチオを刺激される。
Gスポットにぶつかり、擦れて、また
だけど、そんな事もおかまいなしに、ピーターは指を止めない。
何度も、何度も擦られて──
「ピーター、やめ、て!
また、
そして、それでも強く擦り続けられた私は──
◇◆◇
「イッ……くぅ……」
プシッと音がして、潮を吹いた。
……ベットにペット用のトイレシーツを敷いててよかった。
なかったらビショビショになってたかも知れない。
絶頂直後でくらくらする頭のまま、シーツを折りたたみ……ビニール袋に入れる。
ビショビショになってしまった股間を、柔らかいティッシュで拭いて……それもビニール袋に。
……いや、ピーターがあんなに乱暴な事しないのは分かってる。
だけど妄想なのだから……まぁ、あれぐらい性に積極的な方がオナニーしやすいから。
うん。
……いや、流石にピーターに悪いかな。
でも、こう、私はマゾじゃないけどピーターにメチャクチャにされたい願望が少しあって……うん。
……もう少ししたいな。
もっと強い奴。
…………。
アダルトグッズの中から、箱を取り出す。
ビニールを剥がして……中から、肌色一色の男性器を取り出す。
……シリコン製のディルドだ。
アダルトショップにこそこそ入って買って来た奴だ。
……目測で、ピーターと同じぐらいの大きさで、同じぐらいの太さのやつ。
手で叩くとペチペチと音が鳴った。
……一回、水で洗うか。
シンクまで持って行き、ディルドを水で洗う。
再びペット用のトイレシーツを床に並べて……ディルドを地面に置く。
一番下は吸盤になっててくっ付くタイプだ。
後はローションでちょっと濡らして……うん、完璧だ。
そのまま私はディルドに膣を押し当てて……また、妄想の世界に入る。
◇◆◇
「ほら、ミシェル、しっかり腰を当てて」
「うぅ、う、うう……」
「別れたくないんだよね?」
「うん、うん……」
「で、でも、
「自分の立場が分かってないの?」
「ご、ごめんなさい……ごめんなさい……」
剥き出しのペニスに、私は入り口を押し当てて……指で広げながら、入れていく。
臓物を掻き分けられるような感触。
私はぎゅうぎゅうと勃起したペニスを締め付けながら、動けずにいた。
「ほら、はやく動いてよ」
ぺちん、と太ももを叩かれて……涙目の私は腰を振り始める。
ぱちゅん、ぱちゅんと、いやらしい音を響かせて……膣でピーターに奉仕する。
「あっ、はぁっ、は、ふっ……」
騎乗位は本来、私がペースを握れる筈なのに……遅くすると、ピーターに太ももや尻を叩かれるから……急いで腰を振る。
下から手が伸びて、胸を握られる。
「や、やぁっ、やだっ──
「何が嫌なの?言ってくれないと分からないよ」
「胸、乳首は、ダメ……」
「へぇ、そうなんだ」
ピーターの爪に、かりかりと乳首を弾かれる。
ポルチオを刺激されながら、胸まで弄られて……もう、どうにかなってしまいそうだ。
淫美な音を立てながら、私は何度も跳ねる。
「ミシェルは本当にエッチだね」
「ごめ、ごめんなさい、ごめんなさいっ」
もう何も考えられなくなりながら……擦って、擦って……快楽に脳が焼かれて、気持ち良くて。
「そろそろ僕も出そうかな」
「あ、あっ、じゃあ、抜かないと──
「何言ってるの?」
ピーターが無理矢理、私の腰に手を当てて……『あの時』みたいに奥まで突いて──
突き刺された私は膣から脳へと真っ直ぐ快楽が走り──
「うぁ、あぁ、あああ、あっ……!」
膣内に射精されながら、絶頂を迎えた。
◇◆◇
「ふぅ、ふっ、うぅ……」
痙攣しながら、汗をぼたぼたとトイレシートに垂らして……髪をかき分けた。
……もう一回、シャワー浴びないとダメだな。
ディルド、凄く良かったけど……ピーターの方が気持ちよかったな。
発散するために自慰した筈なのに、かえってピーターが恋しくなってしまった。
なんて考えながら、敏感になった膣からディルドを抜こうとして──
突然、携帯電話が鳴った。
慌てて、膣にディルドが刺さったまま手に取ると……ピーターの名前が表示されていた。
な、何かあったのだろうか?
不安になって、慌てて電話に出る。
「もしもし、ミシェ──
「ピ、ピーター……な、何かあった?」
「え?いや……寧ろ、その、大丈夫?何だか凄い息切れしてるけど……」
「大丈夫……」
ピーターの声を聞くと、キュッとして……あ、まずい、ディルドが膣に入ったまま。
ぬ、抜けない。
こんな状況で抜けないし……引く事も押す事も出来なくなってしまった。
ディルドに跨ったまま、彼氏と通話するバカが一人、爆誕してしまった。
「そ、そっか……えっと、要件というか、ちょっと、その……声が聞きたくて」
「そ、そう、なんだ……」
「……本当に大丈夫?ミシェル」
「大、丈夫……ちょ、っと運動してたから……」
これが苦しい言い訳なのは分かっている。
超人のパワーとスタミナを持つ私は、ちょっとやそっとの運動では疲労しない。
だらだらと冷や汗をかきながら、隙を見て膣からディルドを抜こうと焦る。
「んぐっ……」
……
「ミシェル……?何かあったなら、直ぐに行くけど──
「大丈夫、ピーター、ほん、本当に大丈夫だから……」
こんな姿見られたら、流石に幻滅されてしまう。
ディルド刺してガニ股のまま電話してるのが彼氏にバレたら、流石に恥ずかしくて生きていけない。
恥ずかしさで心臓が爆発して死んでしまう。
「……無理、しないでね、ミシェル。僕はいつでも、どんな事があっても君の味方だから」
うぐっ。
ピーターはやっぱり底抜けに優しい。
そんなピーターをオナネタにして、お仕置きセックスを妄想している自分が馬鹿みたいに見える。
あ、いや、本当に馬鹿なのかも。
「最後にちょっと、ビデオ通話していいかな?」
え?
脳が一瞬フリーズした。
今通話しているアプリは、ビデオ通話は片方の申請だけで出来るタイプの奴だ。
もしかして──
「ちょ、ちょっと待っ──
携帯電話を遠ざけて、通話終了ボタンを押そうとした瞬間──
一瞬、カメラにピーターの顔が映った。
そして、通話が切れた。
セーフか?
流石に見えてなかったよね?
という希望的観測と……ピーターの顔が映ったという事は、見られていたという事で──
ピロリ♪
と通知音が鳴った。
メッセージが一件、ピーターから来ている。
内容は──
『ごめん』
私は恥ずかしさのあまり、床に転げた。
しかも、ディルドが抜けた瞬間、ちょっと
次回はリクエスト貰った話をします。