綾小路Zレックス ようこそ少子化対策至上主義の教室へ編 作:チームメイト
葛城クラスの結果。
慎重派の葛城が、選んだ作戦はシンプルなものだった。
各解答者に3人ずつ出題者がついて正解すれば、1セットで4人がマン棒一致になる。
それを男女5セットずつの10セットで40人がクリアできる計算だ。
出題者が3人なら形状を覚えられなくても、総当たりでもなんとかなる範囲だという判断。
ほとんど話し合えない初回だけ調整が難しいが、葛城はシンプルな指示で、初回の時間がない中での振り分けに成功していた。
葛城の出した指示は、こうだ。
『船上試験での同じグループの異性に投票し、異性がいないグループはパスしろ』
船上試験での十二支グループの振り分けは、各クラス3人から4人。
4人グループの内訳で、男子3人女子1人と男子1女子3人のグループが、それぞれ1つだけ存在していた。
他の男女混合グループは、男2人女2人。男2人女1人。男1人女2人。のどれかなので、1人に3票投票できるグループはなく、必然的に4人グループの3対1のグループの1人側が男女の解答者に選ばれていた。
解答者1人に対して出題者3人のグループの完成だ。
葛城の作戦上、試験に参加するのは基本的に1人1回だけだ。出題者もしくは解答者としてクリアすればいいので、参加してクリアした時点でその人の出番は終わりとなる。
つまり、最初の出題者の振り分けさえ成功してしまえば、残りのターンに参加する人は全員待機スペースに残るので、あとは1ターン目の出題中に残った他の生徒の振り分けをじっくり考えることができるというわけだ。
なお、坂柳は参加できないので、葛城クラスのポイントは不参加・マン棒不一致で-100ポイントスタートだ。
1ターン目 男女ともに3人クリア。
5点×3人×1.5倍(満点ボーナス)=23ポイント(四捨五入)
それを2組で46ポイント。(累計マイナス54ポイント)
2ターン目も同じ。46ポイント(累計マイナス8ポイント)
3ターン目も同じ。46ポイント(累計38ポイント)
4ターン目、流れのまま順調にポイントを積み上げると思いきや悲劇が起こった。
男子の解答者が失敗してしまった。
このターンの解答者は、葛城の右腕こと弥彦だ。
弥彦は、作戦通り総当たりで狙ったが、3分の1の確率を6回連続で外すというミスが出てしまった。
出題者3人がそのまま残ったため、-15ポイントだ。
女子は順調に3人クリアしたので、プラス23ポイント(累計46ポイント)
この弥彦の失敗が痛かった。
葛城の作戦は、各ターンで確実に正解していくことが前提だ。
4ターン目終了時点で、マン棒一致者は男子が15人(出題者12人、解答者3人)
女子が13人(出題者9人、解答者4人)
マン棒不一致者が、男子5人、女子6人(坂柳除く)だ
マン棒一致できなかったペナルティーのマイナス50点を回避するには、最終ターンに参加するしかない。というので、4ターン目の弥彦とその出題者が、最終ターンでも出題者に追加された。
5ターン目、男子の解答者葛城に対して、出題者が女子5人。
女子の解答者に対して、出題者が男子4人だ。
葛城はリーダーの維持を見せて3人正解したものの、2人不正解で+5点。
女子は、2人目で弥彦を外してしまい、直前で6回射精していた弥彦が射精するまで時間が掛かり、タイムアップ。無念の1人だけに終わってしまった。
正解1の不正解が3で、-10点(累計41ポイント)
問題はここからだ。
最終ターンに参加したのは、マン棒未一致者。
つまり、正解できなかった人数分だけペナルティーだ。
残ってしまったのが、女子2人、男子3人。
マン棒不一致で、50点×5人でマイナス250ポイントのペナルティーが発生した。
累計では、-209ポイントという悲惨な結果に終わってしまったのである。
悪い作戦ではなかったが、弥彦の運がなかったことと最終ターンで弥彦を参加させたことがどうだったのか。
弥彦のマン棒一致を諦めて、女子の解答者だけでも全員正解させておけば、ここまでマイナスにはならなかったはずだ。
弥彦が自身のミスを取り返そうとしたのが、失敗だったな。
続いて、一之瀬クラス。
一之瀬クラスは色々あったものの、結果として+30点という危なげなく試験を終わらせることに成功していた。
余談となるが、快速柴田マンは、出すのも速かったらしい。
話を聞く限り、パンツマン幸村と互角だというから驚きだ。
いつか最速王を決める戦いを開いてほしい。いや、欲しくないな。どこにも需要がなさそうだ。
一之瀬クラスについて重要なのは、試験の結果よりもその余波だ。
元々仲の良さに定評があった一之瀬クラス。
試験を通じてとはいえ、強制的にセックスをしたことが、どう変化を与えたのか。
セックスって気持ちいいよね、と肯定的に捉えられて、仲のいい人同士でセックスをするのが日常になったらしい。
それまで実施されていた勉強会が、各自の部屋に集まって行われるようになり、勉強会で真面目に勉学に励んだ後で、みんなでセックスして、スッキリして解散するように変化した。
勉強会への参加率も上がり、成績も向上、溜まったストレスも発散、ますますクラスの仲がよくなるという、恐ろしいクラスが誕生してしまった。
ただでさえ手ごわかった一之瀬クラスが、ますます手ごわくなってしまったのは、堀北クラスにとっては脅威だ。
オレにとって良かったことは、一之瀬クラスの性への緩さは、Bクラス内だけにとどまらなかったことだ。そのおかげで、気になるあの子と気軽に夜の交流会を開けるようになったことか。
一之瀬さんのことはいいの? なんて言われながら一発やるのもなかなか楽しい。
一之瀬は彼氏持ちということで不参加を貫いているらしいので、オレばっかり好き勝手するのはどうかと思うが、こればっかりは仕方ないってやつだろう。
一之瀬クラス女子は、やれる。
担任がヤリマンだっただけに、担任がヤリマンとなったきっかけの試験を突破することにより、ヤリマンの集まるクラスになってしまったのかもしれない。
龍園クラスは、軽井沢いじめに加担していた女子生徒達が大活躍したらしい。
それなりに遊んでいただけあって、次々と的中させて見事に2桁人数のパーフェクトを達成。
女子が稼いだリードを男子が何とか守り、+105点で終わっていた。
途中で山田アルベルトのワールドチンポが解答者の女子生徒から抜けなくなるというトラブルがあったものの、山田の解答には成功し、マン棒一致には辿り着いたのでセーフだったようだ。
合体したまま保健室に運ばれていった女子生徒が、どうなったのかは気になるところである。
成績順に各クラスの結果をまとめよう。
堀北クラス +217ポイント
龍園クラス +105ポイント
一之瀬クラス + 30ポイント
葛城クラス -209ポイント
以上が、マン棒一致試験の各クラスの結果だ。
トップと下位でクラスポイントが400ポイント入れ替わるという、ガバガバさが心配になる恐ろしい結果だった。
入学時のAクラスからDクラスへの振り分けは、優等生ほどAクラスで劣等生ほどDクラスに配置されていたことは周知の事実だ。
このマン棒一致試験は、マンコにチンコを入れるという性の乱れに走っていた方が有利な試験であり、結果は入学時のDから順番に上位に入り、優等生集団のAクラスが最下位に終わるという、優等生軍団の意外な弱さを露呈することとなった。
そう考えると、堀北パイセンやローション橘先輩のAクラスだというのに率先して遊ぶというのが、いかに隙が無かったことか。
卒業生たちの偉大さをこんなところで知ることになろうとは、知りたくなったものだ。
最後に、後日談を2つ。
「あ、いじめられっ子だった軽井沢じゃん、ジュースおごれよ」
と、空気を読めないことに定評がある
山内よ、強く生きろ。
その翌日。
「みーちゃん、今日セックスしようぜ。いいだろ」
「え? あの……それは」
「いきなり何言ってんだよ春樹」
「えー、だってみーちゃんチンポ好きのヤリマンじゃん。あれだけおチンポおチンポ騒いでたんだぜ」
と、空気を読めないことに定評がある
山内よ、やっぱり死ね。
あと、ガニ股の女子が気持ち増えたという、ガバガバ試験だけに。
マン棒一致試験は、これで完結です。
最後によう実二次創作作者様へ向けた、大事でもないお知らせです。
当たり前の話になりますが、マン棒一致試験という特別試験は、各自で自由に使っていただいて構いません。
作中に取り入れたい方は、どうぞご自由にマン棒一致させてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
船上試験のAクラスで男女で3人1人の組が2つあったというのは、原作には存在しません。恐らくなかった組み合わせです。